18:30:48

人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【影】 鳥葬 コルヴォ


「………どうしていつも、こうなるんだか」

「今更な事だ。ああ、わかってたさ……」
(&0) unforg00 2022/08/14(Sun) 21:26:19

【影】 鳥葬 コルヴォ


「Sentite condoglianze」


──カシャン、軽くも重い金属音がまたひとつ。
(&1) unforg00 2022/08/14(Sun) 21:26:57

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
ヤッベ〜簡易メモ変え忘れてた 次はぬかりなくやります
そして人数更新のお時間や 5+ノッテ死人2で7人追加の28人となります

さ〜て明日の死んだ顔見知りの数は〜!?

(6)1d6
(-9) unforg00 2022/08/14(Sun) 21:33:10

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
馬鹿野郎。
加減しろよ
(-10) unforg00 2022/08/14(Sun) 21:33:40

【神】 鳥葬 コルヴォ

【ノッテアジト】

今日も今日とて重苦しい空気に満ち満ちた会議場。
案の定この日も呼び付けられた掃除屋は、
あいも変わらず会議は殆ど聞くに徹して、壁際に立つだけだった。

その場所に、先日は居た人間が姿を現す事が無かろうとも。

「困ったもんですね」

アンダーボスから告げられた行方不明者や死者の数は、
今日は余所者より知った名前の方が多いことだろう。

こんな時に人手が減るのは困る。
何気なく零したのは、たったそれだけの呟きだった。

「俺の仕事は変わりやしませんが」

何れにしても、掃除屋は寄越された『ゴミ』を処分するだけ。
昨日も今日も、そしてあるとするなら明日も。
誰が消えようと、代わり映えのしない仕事を続けるだけだ。
(G0) unforg00 2022/08/14(Sun) 22:13:17

【人】 鳥葬 コルヴォ

【灯台】

人気の無い時間、灯台の最上階。
彼者誰時、そこに誰かが居た痕跡なんてもう残っていやしない。
喪服姿は手摺に背を預けてただ遠くを見遣るばかり。

「あんたも、死ぬもんですね」

何処か捕らえ所が無くて、どうにも生者らしさが薄く感じて。
ともすれば、バーの構成要素の一部のようにも思える。

「俺はてっきり、殺しても死なないもんだと思ってました」

そんな実に曖昧模糊たる存在のマスターも、
どうやら一応は人であり、人として死んだらしい。
遺体も見付かっていないのにそんなふうに思うのは、
単になんとなく、という事にしておこう。

Sogni belli 良い夢を 

無宗教者は死後を信じない。
けれど、同じ呼び名の誰かが夢見の最中に現れる人であるのなら。
良い夢を。くれてやる言葉は、少し他人行儀なそれでいい。
(7) unforg00 2022/08/14(Sun) 23:39:02

【神】 鳥葬 コルヴォ

【ノッテアジト】

ともすれば、知っていた者も居るだろう。
フィオレロと名乗る男と掃除屋は、
以前から浅からぬ付き合いがあった事を。

けれどその訃報にも、感情を顕にする事は無かった。
保つ沈黙は感情や言葉を抑え込む数名とは異なるものだ。
暗殺屋の少女と同様に、仕方の無い事だとでも言うように。

その腹の底は、誰にも定かではない事だ。

「挨拶も無しに好き勝手されたのは良い迷惑ですが、まあ。
 それに文句を言った所で得るものはありません」

人材が何処から無限に沸いてくる訳も無いのだ。とはいえ、
それはお上の仕事なのだから、口を出すまでもないだろう。
ノッテファミリーは、個々の能力を重視する。
その事を鑑みれば殊更に狭き門となるだろうが。

「やるべき事をやるだけだ。
 仕事があるなら呼んでください。
 『ゴミ死体』以外は管轄外と言いたい所ですが、こんな状況です。
 頼まれりゃサービス・・・・くらいはしますよ」

会議は疎らに解散となりつつある中。
誰にともなく投げ掛けられた言葉は、誰に届いたのだか。
(G17) unforg00 2022/08/15(Mon) 0:54:29

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー


「気にしませんよ。あんたにとってはそれが普通だったって事を
 態々論うような趣味は俺には無いんでね。
 どちらの親も、きっとあんたの知ってるものは
 世間が思うほど悪いもんじゃなかったんでしょうね。」

両親に対して悪感情が無く、そして縁が切れてはいないなら
預けられた理由は金銭的なものか、それとも。
なんてのは、会ったばかりの人間が気にするものでもないだろう。
勿論、あなたが話したいのであれば話は別なのだけど。

「ハズレ。墓守は、向いてるかもしれませんけどね。
 俺はただ、何かにつけて
 死んだ人間の事を引き摺ってるだけのつまらない男で──」

店の場所、と示されれば視線を落とし、
軽口には考えておきます、と返して、問いにまた答えを返す。

土葬を基本とするキリスト教圏では、
今日に至っても墓守というものはれっきとした職業の一つだ。
とはいえ、この男はそうというわけでもないようだった。

「だもんで、悪いけどそれは断らせてもらいます。
 あいにく心も肌も、死んだ奴に捧げちまって品切れ中です」

軽く引こうとした手は、何も跳ね除けられるような事は無い。
けれど、素肌と素肌を触れ合わせる事は叶わなかっただろう。
あなたの両手から逃れた方の男の片手が、
至極やんわりとそれを阻んだために。
(-61) unforg00 2022/08/15(Mon) 2:14:18

【神】 鳥葬 コルヴォ

【ノッテアジト】

一時動揺の走った会議場は、一先ずは小康状態となったらしい。
話が付き、急ぎの仕事が無いなら、長居をする理由は無い。
今日は日中に出向く用件もある事だ。

疎らにその場を後にしていく人々に紛れ、
喪服姿もまた、いつも通りに姿を消していた。

まったくもって、何処も彼処も騒々しいものだ。
(G25) unforg00 2022/08/15(Mon) 2:27:15

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 冷たい炸薬 ストレガ


あなたが部下に指示を飛ばし終え仕事を捌き、一息吐いた頃。
アジト内の工房に、重く鈍い靴音が静かに響いた。

「どうも」

愛想の欠片も無い挨拶一つ。
ただただ冷ややかな暗殺屋の少女と似て非なる黒衣は、
その役柄も相まって、男を随分と陰気に感じさせるものだ。

「前に預けたものを取りに来ました。
 あいつ・・・は俺に何か文句でも言ってましたかね?」

以前にそう伝えた通り、日中までのどこか。
お忙しい中失礼しますだとか、煩わしい前置きは無し。
予め出向くと伝えていたのだから、それは無用のものだろう。

あいつ、という言葉が指すものは修理に出された時計の事。

とはいえ手ずからそれを修理したあなたには、
決してこの掃除屋の物使いが荒いわけではないとわかるだろう。
故障の原因は経年劣化で部品にガタが来ていた事なのだから、
それだけを見れば、寧ろ人並みには物持ちが良い方にあたる人間か。
(-68) unforg00 2022/08/15(Mon) 2:48:13

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
ヤベッ!!顔見知りの死にマスターも入れた方がよくない?
ハブってごめんマスター 29人にサイレント修正しておきます
(-70) unforg00 2022/08/15(Mon) 2:56:28

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 鳥葬 コルヴォ

「ん」

応える声もまた、短く。
それが当然の事というように頷いた。

「昨日のうちに済ませてあるよ」

ほら、と口調と違って丁寧にそれを差し出した。

「そうだね、『迎えに来るのが遅い』とさ」
「おかげで"のろけ"を散々聞かされた。
 二度とごめんだね、さっさと連れて帰ってくれる?」

つまり、大事に扱ってて大変結構。
また壊れないように祈ってる、と。
工房の主は物品に対しては幾分、甘いようだ。
(-71) shell_memoria 2022/08/15(Mon) 3:06:00

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 鳥葬 コルヴォ

「コルヴォ」

会議が終わってしばらく、廊下ですれ違い様に話しかけるのは他所に出かける様子の男だった。

おまえも
あいつに何か言われていたか」

何も思い当たることがなければ気にしなくともいいのだろう。
いつもより言葉数が少ないのは感傷に浸っているわけではない、ただの確認だからだ。
(-72) toumi_ 2022/08/15(Mon) 3:09:52

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 冷たい炸薬 ストレガ


「そりゃあ悪い事をしましたね」

仕事が早くて助かります、とまた一つ簡潔を返す。
差し出されたものは受け取られ、再び現在の持ち主の懐へ帰る。
傍らに返す言葉は、何ら悪びれたものではなく。
つまりは遠回しな言葉を額面通りに受け取ってはいない。

どうも・・・。そうならないよう善処はします。
 俺も文句やお叱りを受けるのは遠慮したいところです」

壊れないに越した事は無いが、確約もできはしないな、と。
決してあたたかいものではない笑みと血の通わない軽口は、
いつも通り、特に情だとかは感じさせはしない。

「────あんたは、」

ビジネスライクな付き合いに、談笑は無用のものだろう。
そのまま踵を返しかけて、けれどふと足を止めた。

「死んだ人間の遺したものって、何処まで大事にします?」

形あるもの、無いもの、果ては存在を証明さえできないもの。
そちらへ半身だけを振り向いて、
投げ掛けるのは、飽くまでも他愛無い問い掛けだ。

ともすれば、こんな時に、と思うかもしれないけれど。
死に限りなく近い掃除屋にとっては日常に程近いものであり、
何より、こんな時でもなければ、訊ねる事も無いものだ。
(-76) unforg00 2022/08/15(Mon) 4:08:04

【秘】 鳥葬 コルヴォ → デッドヘッド ヴェネリオ


たった一人の葬列は、今日もただ粛々と廊下を行く。
けれど名を呼ばれれば、その重苦しい歩みはやや緩められた。

「……誰に?何を?俺には皆目見当も付きませんが──」

「最近あった事と言えば、烏に道を訊ねるような
 どうしようもない迷子愚者が居たくらいですかね」

あいも変わらず白けた笑みには、感傷も何も無い。
やはりと言うべきかこの死に損ないにとっては、
あの場で告げられる名がたとえ誰のものであったとしても
それは大した事ではないようだった。

仕事の話・・・・ならお聞きしますけど?」

もっとも、あなたが烏に寄越す仕事は
結句その大半が私用と言って差し支えない。

何も言葉通り、仕事の話があると思っているわけではない。
遠回しに、ただ言いたい事があるなら聞くと言っているだけだ。
(-79) unforg00 2022/08/15(Mon) 4:33:35

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 無風 マウロ

/*
拝啓墓下様、
夜魔でございま〜す!!!!!!

せっかくロール的に亡くなられた方との会話が可能な役職なので、
もし宜しければお話に伺いたいのですが、ご都合いかがでしょうか?

前置きとして、
こちらは死者の声は聞こえるし姿も見えてOKな霊感持ち……なのですが、
それら全てを自分に都合の良い幻聴や幻覚の類だと解釈しているPCです。
なのでお話した事はあんまり本気にしない……かもしれないです。

また、生存者への伝言なんかもPLとしては物凄く承りたいのですが
それを伝えた所で信じる奴が居るか?という顔をPCはすると思います……
頼む場合は上手く説得して頂けたらと思います。こちらも最大限譲歩はします。

声が聞こえる、姿が見えるなどこちらが何処まで認識できるかは
そちらに都合の良い感じにしてくださって大丈夫です。個人差があっていい。
触れられるかは……解釈次第ということで?

長くなりましたが、こちらからのご連絡は以上です!
ご都合宜しければお話を聞かせてください。Ciao……
(-80) unforg00 2022/08/15(Mon) 4:58:19

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 鳥葬 コルヴォ

「大いに結構」

頷きをひとつ、作業机に向き直る。
そこでふと、烏からの言葉を聞いた。

「…………」
「いつだかどこかで聞いた台詞そのまま、『忘れねばこそ思い出さず候』って奴さ」

忘れない、故に思い出す事はない。つまりは、常に想うと。

「もっとも、それで自分が死んだら世話がない。
 だからあたいとしては、呪いにならない程度。
 自分の中で、それを"大切"に出来る所までだ」

光物を集める烏も、その重みで巣が潰れては無意味だ、と。
背中を向けたままそう、答えた。
(-91) shell_memoria 2022/08/15(Mon) 10:09:18

【秘】 花で語るは ソニー → 鳥葬 コルヴォ

「そう、じゃあ……もう少し詳しく聞くのは、今度にしようかな。
 一度に全部知るのはつまらないし、お兄さんも話す気分じゃないだろうから。
 どういうワケがあって死んだ人間……友人? に固執するのかははかれないけれど」

せっかく出会えたのだから、なんてありふれた言葉で追い縋る。
まるで知らない種の鳥を親鳥を定めたかのような、甘えた調子だ。
性急に何もかもを漉いて曝け出させるのではなく、少しずつ、一歩ずつ。
相手からしてみれば自分は興味はないものだろうから、対価に差し出せるものはないけれど。

遠ざけられた挨拶は行き場を失くして、少しの熱も感じない手袋に頬をかすかに添えた。
上目遣いに見上げるまるい目は、網の隙間から指を伸ばしてやまないような、そんなような。
情けなく鳴く始末は、仕様のない人間だと呆れられてしまうだろうか。

「そう、残念。でも諦めたくはないなあ、オレ。
 またここに来たなら、パスカルには会える?
 今度があるなら、次はもう少し食事に誘える時間にしようかな」
(-96) redhaguki 2022/08/15(Mon) 11:11:52

【秘】 イル・マット フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ

「俺が死んだら?まあ煩いだろうな。
 喜ぶ奴が多くいるのは容易に想像できるし、
 それを覚悟でアジトや町への露出も増やしてたしな」

つまりは何か目的がある上で顔出しも増やしていたのだろうが。
その理由は特別語る事もない。話した人も最後までいなかった。

「ほんとわがままだな君……
 俺と一緒は嫌。相手を先に殺して死ぬのも嫌。
 一人で死にたいと言いつつ積極的に死なない」

「わがまま言ってないで、
自殺幇助
を受け入れとけよ。
 今度こそ本当に生き残っちまっても知らないぞ?」

「まさか今更、好きな人間に殺されたいなんて言わないだろ?
 嫌いならちょうどいいじゃないか。

 なあ、
面倒くさいラスティちゃんよ。

 俺に被せても何も痛むものもないんだろ?」

別段被されるものがあるとも思っていないのだが、
彼の言動の節々にそれが感じられた気がしたのだ。

 
嫌いな奴「と」、なら、
嫌いな奴「に」くらい我慢しろ。
昔から何もかもお前は足りないんだよ。
(-116) poru 2022/08/15(Mon) 17:05:34

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 冷たい炸薬 ストレガ


「あんたの考え方は、地に足付いてていいですね」

足を止めたままの位置で、向けられたままの背を見遣って。
返す言葉は慇懃無礼や皮肉ではなく、素直な所感だ。

それが現在進行系である過去にならない限り、思い出す必要は無い。
死者が記憶の中で生き続けるなどという事はありはせず、
さりとて今なお寄り添うものもまた無きにしも非ず。
難しい事など何も無い。結句ただそれだけの事だろう。

「周りも少しは見習ってほしいもんです。
 手の届く限りを、際限無く抱え込むのも
 或いは初めから何をも持たないのも。
 結局は自己満足、とはいえそれで身を滅ぼすなんてのは。」

ばからしい事です。
淡々としたそれは、果たして誰に向けた言葉なんだか。

「俺はあんたの考え方は嫌いじゃないですよ」

詮無い話を終えればこちらも背を向けて、
一歩、二歩、かつん、なんて軽いものではない足音が遠ざかる。
この烏がその何れであるか、なんてのはどうだって良い事だろう。

心音は今なお続いている。再び時を刻み始めた時計のように。
そして、止まった誰某の鼓動とは対照的に。
それが良い事なのか、お世辞にも良い事とは言えないのか。
なんてのは、定かではない事だ。
(-125) unforg00 2022/08/15(Mon) 21:05:54
コルヴォは、工房の主に背を向けた。まったくもって、本当に。
(a10) unforg00 2022/08/15(Mon) 21:12:28

【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 鳥葬 コルヴォ

「お褒めに与り光栄だよ、烏殿」

デスクに座ったまま、敬礼の真似事。

「……ま、あたいとしちゃあ好きにしてるだけだ。
 他も好きにすりゃいいのさ。出来ない、って
 言ってやらないのもまた自由だよ」

こちらも、また誰に向けた物なのか。
そりゃどーも、と言葉を結んで、
烏が去っていく音を耳に刻んだ。

最後にやはりため息をひとつ零して、

「ゼン・モンドーか?」

なんて虚空におどけてみせたという。
(-126) shell_memoria 2022/08/15(Mon) 21:34:20

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー


「今更口にするも憚られるほど思う所があるわけでもないが、
 だからってべらべらと人様に話して聞かせる事でもない。
 勝手にあれこれ推測されて、憐れまれたくはないもんです。
 多分、あんたのそれとそう変わりない事ですよ。」

自分の中では既に決着の付いた話ではあるけれど、
とはいえそれを他者に話せば大抵余計な気を遣われるものだろう。
喪に服す男もまた、深いわけを話さない理由はそれだけの事。

手袋に覆われ温度を感じさせない手が、
寄せられた頬を撫でるようにして、ほんのわずか押し返す。
見上げる視線と見下げる視線の持つ熱には大きな差があるけれど、
だからって相容れないという事も無いだろう。

「縁があればまたここで会う事もあるでしょうよ。
 巡り合わせってものがある以上、次を確約はできないが」

「だからその時あんたが話すってなら考えない事も無い。
 俺だけ話すっていうのは、不公平でしょう。」

こちらに面倒な身の上話をせがむなら、
そちらも同じく面倒な身の上話で埋め合わせを取るべきだ、と。

対等を前提とするなら、興味が無くとも話を聞く理由はある。
こちらを上に見て甘えたを気取ったって構いはしないが、
気紛れに寄り付いた野良を飼ってやる程の器量は無いのだ。
(-129) unforg00 2022/08/15(Mon) 21:57:13

【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ


随分久しぶりに聞いたその愛称に、一度僅かに眉を顰めた。
その意味を知らなかった頃は当然何を思う事も無く、
自らその呼び名を名乗ってさえいたけれど。
再び相見えた時その名をあなたが呼ぶ事があれば、
昔馴染みをその名前で呼ぶのか、と呆れた目を向けた事だろう。

嫌だね。

 俺は選ぶ余地さえ無いクソみたいな人生に耐えて、
 漸く自分の生き方を自分で決められるようになったんだ」

路地裏のゴミ・・・・・・は、我儘一つ通す事さえ許されませんかね?」

路地裏のゴミ、炉端の石塊のような、野良猫以下の存在だ。
子供の頃は生きるか死ぬかさえ選ぶ事はできなかった。
ただ理不尽に振り回されて藻掻いていただけだ。

殆ど人生の半分近くをかけて、何もかもを自分の責任で、
そして自分の意思で決められるだけの場所まで辿り着いた今。
予てよりの、たった一つの我儘を通そうとしているだけだ。

Che palleうんざりだ.
 何をどうやったって結局は文句を言われるなら。
 もうどうでもいい。俺は俺の好きなようにするだけだ。」

「嫌いな奴の言いなりになるなんざ、ごめんだね。」

突き付けるようにそう吐き捨てて、今度こそ立ち去ろうとする。
それを止めようとする者があれば強行突破も辞さないだろう。
その選択を後悔したかどうかは、今は誰にもわからない事。
(-139) unforg00 2022/08/15(Mon) 22:59:01
コルヴォは、悪態一つ吐いて、離別という緞帳を下ろした。
いつかの時の事。
(a11) unforg00 2022/08/15(Mon) 23:12:45

【秘】 鳥葬 コルヴォ → イル・マット フィオレロ

/*
ア"ァ"ー"ー"ー"ー"ー"ー"ー"(既に墓落ちしてる相手にこんなレスしたくない)

でも多分きっと恐らくこの会話はそろそろ〆時だと思うので、
断腸の思いでこう……しました……何かあったら背中を撃ってください。
或いは、PLが腹を切って詫びます。

また、こちらの役職が夜魔なので宜しければ後々お話に伺いたいのですが
こう……その辺で遭遇して大丈夫でしょうか?死後、何処に居られます?(?)
(-140) unforg00 2022/08/15(Mon) 23:18:53

【秘】 イル・マット フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ

「そうかい。……好きにすればいい。
だが俺もおカワイソウな境遇には間違いないんでね。
君が好きにするのを止めやしないが、俺が止めるのだって勝手さ」
とはいえ、と。

「こんな状況で抑え込みはしないさ。
帰りな。路地裏に戻らなくてよくなったんだろ。

死ねば、それこそ路地裏以下になる。
俺に殺されたくないっていうなら、な」

部下も持ち場に戻るように下がっていく。
本気で殺す気だったのなら、
先程の発言の時に銃口だって突きつけられた。

それをしなかったのは、ただのブラフで本気じゃなかったのか、あるいは言葉通り準備をすすめる気だったのか、わかるものももういないが。

「うんざりでもまたが来るかもしれないけどねぇ」

なんせ会議では顔を合わせるし、業務として単純な依頼も多かった。
此度彼が絶縁の意志が固くとも、全てを断ち切るには導線が多すぎた。

だからこの日も、過度に落ち込みすぎることはなく。
しかし普段より違う別れを感じ複雑な面持ちで扉を締め、業務に戻った時にはまだ、「なんとかなるか」なんて考えていた。

最も──そんな日が来ることは終ぞなかった。
望む形でも、望まなかった形でもない。
ただの死という終着点に、一人先に辿り着いてしまっただけ。

昔馴染みだなんだの終わりは、過去と同じく、ただただ唐突だった。
(-142) poru 2022/08/15(Mon) 23:48:57

【人】 鳥葬 コルヴォ

【バー:アマラント】

表通りからは離れた路地の一角、 
隠れ家のような入り口。
石の階段を下った先の木の扉。


下げられた『CLOSED』のプレートなど知った事ではないように、
無人の薄暗い店内、バーカウンターのやや隅の方の席。
何処ぞから不法侵入でもしたのか。
喪服姿は、なんとも我が物顔でそこに居るものだ。

「こんくらいが静かでいいですね」

カウンターの片隅、萎びかけた数本の花を一瞥して
明日には平然と他の店員が代役を務めているのだろうかな。
今はそんな事を思うばかり。

もし誰かが来たら、なんてのは気にもしない。
同じ不法侵入者であれば、人の事を言えた義理でもないだろうし。
店員なら上手く言い包めるだけだ。
(35) unforg00 2022/08/16(Tue) 0:06:57
コルヴォは、鍵も閉められていない扉から堂々と上がり込んだに違いない。
(a12) unforg00 2022/08/16(Tue) 0:35:07

コルヴォは、とはいえ、店主不在であろうとマナー・・・は守るつもりだ。
(a13) unforg00 2022/08/16(Tue) 0:35:40

【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ

/*
興奮しました。
失礼、仲違いした直後に死体で見つかったの、
しかも本来うまいこと言ってれば望みを埋められたのにこれで終わりになるの、こう……ゾクゾクしますね……
これも失礼な気がしました。とにかくお気になさらず!

夜魔さん大歓迎ですよ。如何せん墓下は手が空いているので…
場所は……死体発見現場か自宅でしょうか。
本人にはそのように見えてないのですがそのうち理解するので遠慮なく話しかけていただければと思います。
(-146) poru 2022/08/16(Tue) 1:05:14

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ

/*
みんな大好きなやつだしちょっと覚悟してはいたけど
こんな綺麗におしまいになると思ってなかった
(美味しい激辛料理を泣きながら食べる時のような心境)


死後時空のお話、ご快諾ありがとうございます。前置きとして、
こちらは死者の声は聞こえるし姿も見えてOKな霊感持ち……なのですが、
死後の世界の存在を信じない無宗教者である事も相まって
見聞きする死者の全てを自分に都合の良い幻聴や幻覚の類だと解釈しています。

あなたはそこにいます。本物の幽霊です。多分。でもこちらのPCの認識としてはそれが実在性のあるものだと思っていません。こう書くとひどいな…
なのでお話した事はあんまり本気にしない……かもしれないです。

また、生存者への伝言なんかもPLとしては物凄く承りたいのですが
それを伝えた所で信じる奴が居るか?という顔をPCはすると思います……
頼む場合は上手く説得して頂けたらと思います。こちらも最大限譲歩はします。

声が聞こえる、姿が見えるなどこちらが何処まで認識できるかは
そちらに都合の良い感じにしてくださって大丈夫です。個人差があっていい。
触れられるかは……PC視点ではこれまでは一度も無かった事だと思うのですが、
その辺りはそちらの解釈にお任せしますということで……?

こちらから事前にお伝えすべき事は以上となります。多分。
寝て起きて生活をしたらそんな感じで秘話でお伺いしますね。
人生は死んでからが本番だって事を証明してやる………
(-155) unforg00 2022/08/16(Tue) 3:25:11

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
を"〜〜
流石に今日からは襲撃開始するんですけども
現状PC的に身内に喧嘩売る理由が無いからアルバ側を狙うしかないな……
とはいえ非戦闘員を狙う理由もまた 無いんだよな……

でも戦えそうな人々は忙しそうだし ウ〜ン ウ〜〜〜ン………
(-158) unforg00 2022/08/16(Tue) 4:02:20

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 鳥葬 コルヴォ

「それさえ聞ければあとは用はない。
 変なことを聞いて悪かった、傷心中だったんだ」

心底そう思っていないような面をして業務連絡を終えれば踵を返す。頭にこべりついた懸念と未定の空欄にひと悶着が起こらない限り、この日の予定も変わらない。

「フィオレロの情報屋の預かり先を探しててな、
 どちらも持っていっちゃあいないようで。
 普通の墓の入れ方ができないからな」

双方問わず体に手を出してなければ始末の依頼もうけていなかったということ。それがわかる返答であっただけ儲けものだった。

「今日もまだ生きていたな。
 俺も死に損なった話ならいくらでも聞いてやる」

迷子は大変だあと、告げた用件はそれだけで。
何もなければ気が抜けた返答をして男は去っていくだろう。
(-159) toumi_ 2022/08/16(Tue) 4:44:30

【秘】 鳥葬 コルヴォ → デッドヘッド ヴェネリオ


「あいつじゃなくて、俺が死んでりゃよかったですね」



「こんな面倒な事になるなら、あの時殺しておけばよかった」

踵を返す事を止めはしない。
ただ何かに心底がっかりしたように、
吐く息に乗せて、乾いた言葉を投げ出した。

「探してどうするって言うんですか。
 ご丁寧に墓に入れてやったって、墓守でも立てない限り
 じきに誰かに荒らされるのがオチでしょうよ。」

土葬を基本とするキリスト教圏では、
墓場の環境や治安の保全を担う墓守は今日でも必要な職業だ。
そこには当然、必要とされるだけの理由がある。

裏社会に関わった人間の墓など、
荒らされない道理も無いものだ。
(-163) unforg00 2022/08/16(Tue) 7:45:17

【秘】 鳥葬 コルヴォ → デッドヘッド ヴェネリオ


「生憎死に損なっちまったもんで、
 今日も嫌気が差すほど仕事、仕事、仕事だ」

「これから『ゴミ』作りに行かなきゃあならないんです」

また今度にします、と。
引き留めない限り、去り行く葬列は止まらない。


『ゴミ』を片付ける、ではなく。
敢えて、作りに行く、と言う。
その意味が示す所は、一つしかない。

ああ、今日も幻聴は鳴り止まない。
(-164) unforg00 2022/08/16(Tue) 7:46:29

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 永遠の夢見人 ロッシ

/*
Ciao!日刊能力行使先のご連絡夜魔号でございます。

本日の襲撃先は 
アベラルド様
 になるかも……なのですが、
こちらのロール等の様々によって変更があったり、
PL様があまり体調が優れないようなので、先方へお伺いを立てた後などに
襲撃先は変更となる可能性があります。
変更する場合、極力規定時間内にご連絡できるように善処致します。

一先ず現時点ではこの予定で大丈夫かな?という所だけ
ご確認頂ければと思います。不法侵入はだいじょばない。お邪魔しております。
(-165) unforg00 2022/08/16(Tue) 8:15:51

【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 鳥葬 コルヴォ

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Ciao! 日刊夜魔号ありがとう〜!
一先ずの予定と可能性の話了解しました。迷っています、変えるかも、をこうして聞けていたら大丈夫ですよ! 前に連絡した通り24h前を過ぎても「運営へ連絡→運営から返信→襲撃先変更」なら問題ないので〜!

そんなところかな、最終判断の伝達は24h前に行いますね〜ちゃおちゃお〜
(-169) 66111 2022/08/16(Tue) 12:50:06

【人】 鳥葬 コルヴォ

【バー:アマラント】

ハッとなって瞼を持ち上げた。

気付かぬ間に微睡んでいたらしい。
人様の事を言えた義理ではないな、と内心自嘲して
あいも変わらず薄暗く無人の店内を緩慢に見渡した。

誰かの声がしたような気がしたが、それは錯覚のようで。


原因は扉の外から聞こえた微かな足音だったらしい。
恐らく一般人であれば気にも留めないようなそれは、
つまるところはおおよそ一般人のそれのようだった。
(39) unforg00 2022/08/16(Tue) 13:20:00

【人】 鳥葬 コルヴォ

【バー:アマラント】 >>@2 フラン

店内から数歩、重たい靴音がして。
『CLOSED』のプレートが下げられていたはずの扉が開く。
その向こうからから姿を現した黒支度は、
脅かすつもりも無いが、その外見はさぞ威圧的だったに違いない。

「どうも。店主なら不在ですよ」

ならばどうして店内に居たのか、という疑問を挟む隙も無く
不法侵入者はいけしゃあしゃあと言葉を続けた。

「許可は取ってます。今日はセルフサービスでやってくれと。
 いつも通りお行儀よくしてさえいれば、
 後で怒られはしないでしょうよ」

当然嘘だ。

とはいえ、あの店主であればどこかそんな気もしてしまう。
あなたがどうする事を選んだとしても、
この不届き者はそれらを言い終えれば店内へと踵を返して
もう少しこの店に居座るつもりのようだった。
(40) unforg00 2022/08/16(Tue) 13:20:53

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
メチャクチャ好き勝手しています。なんだこいつ?
(-171) unforg00 2022/08/16(Tue) 13:22:06

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 蜉蝣 アベラルド

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Ciao!
夜魔から襲撃のご連絡です。


本日の襲撃先はアベラルド様になるかもしれない……のですが、
現在運営様の方へ様々システム的に事故が起きないか確認中である事と、
しまむら(イタリア店)様の体調がやや優れないように見受けられる事
また、そちらのロールが混雑していて今日死んでしまうと全てがハチャメチャ・不完全燃焼になってしまう可能性がある……!
等、何れか一つでもまずい点がありましたら襲撃先は変更するつもりで居ます。

当然襲撃失敗等の可能性もあるため、
現状こちらからはこうなるかも……程度の連絡ではありますが
念の為確認に伺わせて頂きました。ご都合いかがでしょうか。
(-172) unforg00 2022/08/16(Tue) 13:37:40

【秘】 蜉蝣 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ

/*
わあ襲撃だー−!!こんにちは!
此方の都合は大丈夫です!体調も回復しておりますので対応可能だと思います!
ドキドキしてきたな どうぞよろしくお願いします……。
(-179) susuya 2022/08/16(Tue) 15:01:02

【秘】 無風 マウロ → 鳥葬 コルヴォ

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夜魔様〜〜〜〜!!!遅くなってすみません!

ノッテの顔見知りですっとお話に入れそうですし、是非お願いします!

声が聞こえても姿が見えても大丈夫です………が!
描写で悩まないように、見えてた方が有難いのでそのようにさせていただきますね。
素直なPCではないので、こちらとしても本気でとらえられない方が都合がいいのかもしれないです。恥ずかしいですからね!

ゆったりとお話させていただければと思います、よろしくおねがいします〜!
(-183) otomizu 2022/08/16(Tue) 16:14:19

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 蜉蝣 アベラルド

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ご快諾ありがとうございます。
襲撃者もドキドキしています。だいぶ。かなり。
では運営様からOKが出ましたらそっとお命頂戴しにお邪魔させて頂きます……

アベラルド様側にセルフでこういう死に方をするぞ!という予定が特に無い場合
襲撃を実行し、成功した際は更新後に秘話で軽く襲撃ロールを行えたらいいな…
の気持ちはありますが、何事も無理の無い範囲でお付き合い頂ければと。

まだまだ暑い日が続きますので、どうかご自愛くださいね。
それでは一度失礼します。Ciao!
(-184) unforg00 2022/08/16(Tue) 16:32:40

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
本格的に混雑してきた
 気合を入れ直します
これは…………オレが始めた物語!!!!!!!
(-185) unforg00 2022/08/16(Tue) 16:42:06

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 無風 マウロ

/*
お忙しい中ありがとうございます。ほんとうに大変そう。(匿名呻きを見る)

では姿も見えるし声も聞こえる、という事で
後ほど秘話で改めてお伺いしたいと思います。
話半分な感じで軽くお話できたらと。どうぞよろしくお願いします。Ciao!
(-188) unforg00 2022/08/16(Tue) 17:05:05

【秘】 蜉蝣 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ

/*
かしこまりました!
特にこちらで死に方の予定はなかったのでウキウキで襲撃されようと思います。その際はどうぞよろしくお願いします……。

そちらも無理のないようお過ごしください!
打診ありがとうございました!Ciao!
(-189) susuya 2022/08/16(Tue) 17:13:39

【独】 鳥葬 コルヴォ

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(ここで何かを察した夜魔)
(-190) unforg00 2022/08/16(Tue) 17:29:25

【人】 鳥葬 コルヴォ

【バー:アマラント】 >>@4 フラン

困惑を隠しもせず、けれど言葉を額面通りに受け取って。
おずおずと店内へ足を踏み入れる青年と反対に、
やはり不届き者の男は当然の権利のように店内に居座っている。

やや離れた席と席の間。
今は二人ばかりの店内に会話は無く、
配達員の青年にとってどうだかは定かでないけれど
喪服姿の男はその静寂を大して気にも留めていないようだった。


そうして各々好き好きにアルコールを調達し、
それぞれのペースでグラスを空けていくだけの時間が過ぎる。
(46) unforg00 2022/08/16(Tue) 18:42:15

【人】 鳥葬 コルヴォ

【バー:アマラント】 >>@4 フラン

その内に、そろそろ出るか、と。
ふと席を立てば、いつかのように青年が寝落ちている。

「……配達員をご自宅まで配送するのは
 一体全体誰に頼めばいいんですかね?」

声色は呆れ混じり、なんてものではなく、呆れそのもの。
極論を言えば放っておいても構いやしないが、
誰かに見付かって共犯がバレでもしたら面倒だな、とも思う。

「…………」

暫し考えたのち、出した結論は。
まだ半分ほど酒の注がれた
冷たい
グラスを持ち、……
(47) unforg00 2022/08/16(Tue) 18:42:52
コルヴォは、配達員の頬にグラスを押し当てた。なんてやつだ。
(a17) unforg00 2022/08/16(Tue) 18:43:00

【人】 鳥葬 コルヴォ

【バー:アマラント】 >>@5 フラン

「あんたの寝起きが悪くない方で助かりましたよ」

返る言葉は、挨拶でも気遣いでもなく。

グラスの冷たさに驚きそこかしこを強かにぶつけ、
随分痛い目を見たらしい青年を見下ろす視線は冷ややかだ。
とはいえそれは小馬鹿にしているわけでも侮蔑でも、
はたまた特別悪感情を抱いているわけでもないのだけど。

残った酒を乾して、さっさとグラスを片付けて。
何処から引っ張り出して来たのか、
店の帳簿らしきものに何やら書き付けて放る。

並ぶ名前とツケとされた代金の中、その最下部に
まったく異なる筆跡が一つだけ混じっている。
"パスカル・ロマーノ"。


「書いとく事をおすすめします。
 それから、寝る場所は選ぶことですね」

それ、と言って指差したのはカウンターの上の帳簿。

言うだけ言って、さっさとドアの方へ足を向けてしまった。
まったくもって好き勝手に振る舞っているものだ。
店主の友人というわけでもないようなのに。

事実あの店主と友人だと宣う人間が居るかなんてのは、
今この場に居る誰にも定かではない事だろうが。
(51) unforg00 2022/08/16(Tue) 19:46:30

【独】 鳥葬 コルヴォ

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こういう時にコルヴォ・ロッソの名義使うと
経費になっちゃうんだよな(死ぬほどどうでもいい話)
(-203) unforg00 2022/08/16(Tue) 19:53:03

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ


人気のない路地裏。

たった一人の葬列は、今日も薄暗い道を行く。
一定の間隔で、重苦しい靴音を鳴らしながら。

あなたの遺体が発見されたと報告された場所。
烏か、鷗か、或いはそれ以外か。
何れにしても何者かの手が入り、
今はそこに何も残されてなどいないのだろうけど。

「だから嫌だったんだ。
 死ぬ時は一緒だ、最後まで一緒に居る、誰も彼もそう言って。
 それでも生きてる奴は皆、俺を置いて行く……」

だから生きている人間は嫌いなのだ。それは嘘ではない。
けれど、だからといって、死んで欲しい訳でもなかった。
誰にも死んで欲しくはないから、一人で死にたかった。

それでも誰も彼も皆、先に死んでいく。
そうして、後には自分にとって都合の良い虚構だけが残る。
否定的な言葉は、自分が死者に罰されたいだけ。
肯定的な言葉は、自分が死者に許されたいだけ。

死者の形を模った幻覚は、今なお止む事は無い。

「……お前もそうなる・・・・のか?シルヴィ…」

ふと、何かが聞こえた気がして。
ある所で足を止め、路地裏の暗がりを見遣った。
(-205) unforg00 2022/08/16(Tue) 20:57:00

【独】 鳥葬 コルヴォ

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ハアアア〜〜〜〜ッ心のやわこいところを出していくぞここからは
でも多分死人の方が大変なんだよな それはそう ほどほどに……
(-206) unforg00 2022/08/16(Tue) 21:00:37

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 無風 マウロ


或いは、あなたの遺体が発見されたと報告があった裏路地。
或いは、アジトの中の、あなたに割り当てられた場所。
或いは、いつかの岬。

喪服姿の掃除屋は、ふとした時にその場所を訪れた。
そこに何があると思ったわけでもないけれど。

「………なあ、マウロさんよ」

嘆息混じりに、誰に言うでもなく零す。
そこに誰が居るとも思ってはいない。
無宗教者は死後を信じない。ただ死者を想うだけだ。

「必要とされていたあんた達が、なんで先に行っちまうかな。
 あんたのやり残した事は、
 どうにも随分多かったみたいじゃないですか」

一つ溜息を吐いて、下向いていた視線を緩慢に上げる。
何かそこに見えたものが、聴こえたものがあるかなんてのは
それに意識を向けたその時にならねばわからない事だろう。
(-217) unforg00 2022/08/16(Tue) 21:49:20

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*

これ幸いとばかりに振り回しています。この時を待っていたんだ
(-218) unforg00 2022/08/16(Tue) 21:51:18

【独】 鳥葬 コルヴォ

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あぶねえまた奇妙なタイミングがハチャメチャを呼ぶ所だった(あわや)
(-225) unforg00 2022/08/16(Tue) 22:45:30

【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ

男はそこに座り込んでいた。
幻覚の過去に要求するのだけは不愉快だが、不快感は変えられず。
夏に大怪我を負い集り湧く虫を潰すような悪寒から気を紛らわすものもないうちは、ただ無心で耐えるのが関の山で。

漠然と微かに言葉になったような、
うるさいだとか、もう鐘は散々だとか、帰りたい…違う、出て行きたい、
なんて言葉が漏れているのに気づかぬまま、ふと。

もう呼ばれる事もないと思っていた
名を呼ばれ、暗く光を通さない瞳が貴方を見上げ、網膜に情報を焼き付ける

「……あぁ……、ようやく死んで清々したか?
けど君……そこまで言いに来るの、むしろ凄い執念だぞ」

死後なのか、夢なのか、貴方の妄想なのか。
照明する手段はなにもない。

現実、死ぬ間際のこの男が貴方に対して本当にそう思っていたのかすら定かではない。
ないとしても、今こうして口を開く男は、そう苦笑した。
(-234) poru 2022/08/16(Tue) 23:48:48

【秘】 無風 マウロ → 鳥葬 コルヴォ

であるのなら、あなたが足を運んだのは三日月島の岬だったのだろう。
誰の物でもない島。何にも汚されていない、人々の憩う場所。
何より、一人になれる場所だ。

だから、あなたの声を他に聞くものはいない。
強いて言うのなら、地面に寝そべる黒猫くらいのものだ。

「初耳だな」
「必要とされてるなんて思ってなかった。俺は混血児だからな」

そんな声が、もしかしたら隣から聞こえてくるのかもしれない。
会議で見る時よりも、随分と落ち着いた声色。

ボスはともかく、頭の固いお偉い様方には白い目で見られていたことを覚えている。
そのおかげで、メイドマンに昇格できていないことも。
だから、他の誰が認めてくれていたとしても。
(-255) otomizu 2022/08/17(Wed) 2:11:46

【秘】 花で語るは ソニー → 鳥葬 コルヴォ

やんわりとした拒絶に対して滅気た様子もないのは、拒まれたところで困らない遊びだからか。
それとも少しの生涯で諦めきれないくらいの一目惚れをしたのだか、なんて。
考えるべくもないことも、どういうふうに捉えるべきかは相手が決めること。

「そう、本当? オレの話に耳を傾けてくれる?
 さして面白い話が出来るわけじゃあないだろうけど、それだったら嬉しいかな。
 結局人間、興味のない話なんて聞きたがりやしないものだから」

さも、相手が己に興味を向けてくれたかのように言う。始末が負えないものかも。
懲りない男はほんのちょっとの希望を取り上げて、相手の手を解放する。
埠頭の先を離れ、ひょいと跳ねるボールみたいに距離を開けて。手を振りながらに別れを告げる。

「またアンタに会いに来るよ。今度はアンタの好みそうなものを持って。
 そのときにはパスカルのことも、もう少しだけ知りたい」

目で追ったならば少しの後に、花屋の配達車に乗り込むのが見えるだろう。
エンジン音が遠ざかって、その日はそれで、おはなしは終わり。
(-262) redhaguki 2022/08/17(Wed) 4:01:09

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ


座り込む男を見下ろして、その譫言のような言葉を聞く。

誰にもその真実を証明し得ないこの全てが、
たとえば虫のいい幻覚や妄想の類であるのなら。
自分にとって都合の良いかたちというものが、これだとは。
いったい自分という人間はあなたに何を望んでいたのだか。

「お前がそれで後悔してないならな」

口にした言葉は、清々したか、という問いに対してのもの。
こちらの認識としては返答というよりも、
殆ど自問自答の独り言のようなものにはなるけれど。

当然あなたが後悔していないなんて思ってはいない。
確かに最後に交わした会話の内容は、何れかの死、
或いは両者の死を前提としてはいたけれど、少なくとも。
あなたがあの後すぐに死ぬ気で居たようには思えなかった。

「清々するわけもない。
 こんな事になるなら、あの時殺しておけばよかった。
 誰だって生きられるなら生きていて欲しかった。
 それでも死にたいと思った形で死ぬ自由だってあったはずだ。」

「お前だってこんなのは望んじゃいなかっただろう」

あなたの知る幼少期、ラストリカートという子どもは
無口で、慎重で、けれど善良で素直な子どもだった。
その人間性は結局の所、厭人的な態度で糊塗されただけで
本当の所は、今も何一つとして変わらないままだ。
(-275) unforg00 2022/08/17(Wed) 12:24:14
コルヴォは、誰かに言った。「あの時殺しておけばよかった。」
(a24) unforg00 2022/08/17(Wed) 12:28:40

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
わ"〜"〜"〜"挟まっちまった

物騒アクション挟めてごめんね ゆるして……
(-278) unforg00 2022/08/17(Wed) 12:39:28

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 無風 マウロ


視界の端で、黒猫が涼しげな日陰で寛いでいる。
世間一般に不幸の象徴とされ嫌われる黒猫であっても、
誰に嫌な顔をされるでもなく、気儘に手足を伸ばす事ができる。
平穏で、長閑な場所だ。

能の無い奴は、ノッテには不要だ・・・・・・・・・・・・・・・

ノッテファミリーは個々の能力を重視する。
それはメイドマン未満の構成員であっても例外ではない事だろう。

仕事を与えられるという事は、認められている事の証左。
何よりも、どのような形であれファミリーに属し続け、
そうして今日まで生き残っている事が実力の証明となる。

たとえ今は地位ある者であっても、
頭が固いだけで、相応しい力が無ければ何れは蹴落とされる。
きっといつかは誰もが事実を認めざるを得ない時が来る。

つまるところは、裏を返せば。

「あんたが何であったとしても。
 居場所があるって事は、必要とされてたって事だ」

「あんたの居場所は、あったんですよ」

それは何れも客観的な事実として。
あったはずだったのだ。これからも。
溜息を吐いて、一度言葉を切った。
(-282) unforg00 2022/08/17(Wed) 13:34:57

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 無風 マウロ


「もう少し時間潰しに付き合ってもらえます?」

寄せては返す波の音を遠くに聞いて、暫し下りた沈黙の後。
隣へ視線は向けないまま、あまり答えに期待してもいない言葉を
最後に聞いた時より、随分と落ち着いた声の主に投げ掛けた。

こちらからすれば相手は真実そこに居るわけでないのだから、
つまりは許可など取る必要も無い事ではあって。

「周りがどう思っているかは一度置いておくとして。
 結局生きるなんて事は自己満足の連続だ。何にしたって、
 あんたにだってやりたい事はあったはずでしょう」

「あんたはどうしたかったんですか」

或いは、ただ認められたかったのか。
或いは、ただ慕う誰かの為に力を尽くしたかったのか。
或いは、ただ自分の手の届く所にあるものを守りたかったのか。

飽くまで同じファミリーに所属する他人でしかない掃除屋は、
たとえばあなたの抱えた未練の類をどうこうしようだとか。
そんな立派な考えを持っているわけではない。
結局の所は、単なる時間潰しでしかないことだ。
(-283) unforg00 2022/08/17(Wed) 13:36:00

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー


「何だって人の話に実際興味があるかなんてのは
 大抵は、聞いてみなければわからないものでしょうよ」

なんてのは、何処までも一般論でしかないのだけど。

仕事中であれば一笑に付したであろう希望的観測も、
今は言及はせず、告げられた別れには軽く片手をあげて応えた。
あなたの言葉を大して重みのあるものだと思ってはおらず、
実に気の多い人種のその場限りの言葉だと思っているために。

その場から何処ぞへ足を向ける事は無く、
離れていくあなたを視線だけで見送って。
花屋の配達車と、遠ざかっていくエンジン音をまた見送る。
それらがすっかり遠くへ消えてから、漸く喪服姿も港を後にした。

また、があるかは互いの縁次第といったところ。
(-284) unforg00 2022/08/17(Wed) 14:10:50

【影】 鳥葬 コルヴォ


僻地の廃倉庫。
今日もがらんとしたその場所に響くのは、
やはり小さく無機質な音だけだ。

手入れを終えた『仕事』の道具を元の場所へと戻す。
明らかに通常業務の範疇を逸脱したその仕事を引き受けたのは、
一言で言えばただ、断る理由が無かったから。

飾り気の無いランタンの明るすぎない灯りの下、
懐中時計の針でその時が来た事を確かめて。

そうして今日もまた、廃倉庫は静けさに包まれる。
(&2) unforg00 2022/08/17(Wed) 20:00:18

【独】 鳥葬 コルヴォ


「どうだっていい事だ」

「誰の思惑も、その結果も」

「これで死ねるなら、それでいい」

「死ねなかったら、代わり映えしない日々が続くだけだ」
(-299) unforg00 2022/08/17(Wed) 20:04:51

【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ

「ない訳ないだろ……まだ何もしてないってのに。
誰一人、死ぬならせめて代わりになるくらいがよかったね」

半目で顔を少し上げて、視線も上げて。
見つめる視線は不満をありありと含んでいる。

「急に素直になるじゃん。
……それ、最後に会った日に聞きたかった。
俺は君の本音……とまでは言わないが、
少なくとも言葉通りとは言ってなかったと思ってなかったのに。

……さすがにあの日は堪えた。連続で振られてた日だったからね」

だからといって、信じられなくなったと言い切らない辺りが、
つまりはそう言う事なのだろう。

貴方の後ろに常に遠い日の懐かしい彼を見ていた。
貴方が今行っているように会話の裏を呼んだ意味を
考えていたけれど。それをするには情緒も知識も共感も、
何もかもが足りなかったから。
結局こんな場所に至るまで気づけなかった。

「で、ここどこ?
さすがに死んでないとまでは楽観視してないけど」
(-311) poru 2022/08/17(Wed) 20:52:16

【置】 鳥葬 コルヴォ

 
「しませんよ。復讐なんか。
 俺は他の奴等と違って元気じゃないんです」

「何かできたら、なんてのは高望みだし」

「最初から、俺にできる事なんて一つしかないって事も」


「わかってますよ」
(L2) unforg00 2022/08/17(Wed) 20:52:21
公開: 2022/08/17(Wed) 20:55:00

【独】 鳥葬 コルヴォ

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胃が痛くなってきたな これはカフェインのせいです
(-313) unforg00 2022/08/17(Wed) 20:53:59