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人狼物語 三日月国


169 舞姫ゲンチアナの花咲み

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【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   眠っているふりをしたまま、 
   貴方を抱きしめ返した。
   もし叶うなら、
   何処にもいかないでと願うように脚を絡めて。


   友人よりも深い関係……家族として。
   一人の女として、欲のままに、貴方を求めるの。


   
ねぇ、サルコシパラ……。


 
(-81) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:26:23

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



     
竜胆
を、手折って。*


  
(-82) alice0327 2022/08/11(Thu) 22:26:47

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   目覚めないで欲しいと願う傍らで
   もしウユニの目が覚めたとしても
   最後まで気づかないなんてことは無い。

   サルコシパラも一端の成人なのだから
   寝たフリなどという古典的な技に
   ひっかかるわけでもない。

   それでもサルコシパラは
   知らないフリをする。

   それは自分の願望に応えてくれた
   ウユニへの義理人情でもあって
   ウユニが自分の意志で受け入れてくれたと
   その事実が何よりも幸福だったのだから。



(-87) 西 2022/08/12(Fri) 21:02:02

【秘】 サルコシパラ → ウユニ




   小さな声で名前を呼ぶ彼女が
   こちらの身体を抱きしめ、応える。
   サルコシパラの手は服の中へと入り込み
   金具に指をかけてウユニの衣服を
   緩めると、そのまま瞳を覗いて。

   言葉を交わすことはなく
   意志を伝えるようにその誓いの口付けを送ると。

   もう決して止まることの無い
   感情の濁流の中に咲く一輪の花を


                 手折った。



(-88) 西 2022/08/12(Fri) 21:02:48

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



     「ウユニさん。」



   窓から差し込む光が照らすその姿は
   言葉が出なくなると美しく。

   隠すようにを身を包んでいた衣服を
   捲っていけば、彼女の<cc d0f47>花</cc>が見えて。

   その花に静かに口付けを落とすと。
   サルコシパラは小さく笑ってみせる。


(-89) 西 2022/08/12(Fri) 21:03:29

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   「あなたは…綺麗だ。あの時からずっと…。」


(-90) 西 2022/08/12(Fri) 21:04:49

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   見惚れたように呟くと
   露わになったウユニの肌に
   真っ赤な花を咲かせて。

   それから唾液を流し込むように
   唇を奪い、舌先で撫でると

         彼女の足の付け根に手をかけていく。*


(-91) 西 2022/08/12(Fri) 21:05:24

【秘】 ウユニ → サルコシパラ

   

   気づかれないわけはない。
   わかっていても、眠ったふりをしていたのは…
   貴方のためでもあったけれど。

   これは夢なんだと、言い訳できるから。

   本当は夢なんかじゃなくて
   貴方が私を求めてくれていることが
   
私が貴方を求めてしまってることも

   
   揺るがないことだと、わかっているのに。
   貴方に大切なことを伝えていないから
   貴方の気持ちが、私の気持ちが。


             
未だ、少し怖いの……。


 
(-95) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:35:33

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   それでも、貴方の手を拒みなんてしない。
   とくん、と貴方の鼓動が聞こえて
   距離の近さに、胸が高鳴っていく。

      それは
期待
と、微かな
不安


 
(-96) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:36:07

【秘】 ウユニ → サルコシパラ

 

   病状が悪化したら?
   死期が早まったら?


       嫌よ、もっと、貴方といたい……。
       貴方の孤独に、悲しみに
       寄り添う花でありたいのに。


 
(-97) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:36:45

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   私の愛情なんて、寂しさしか生みはしない。
   花に魅入られたときから。決まっていたこと。


       
それでも、私はただひたすらに―――。


 
(-98) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:37:45

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   目を開けた瞬間、瞳を覗かれて。
   愛しい人の瞳を、言葉もなく見つめていた。
   仮面をつけていない貴方を見ているのは
   この街で私だけ。そう、想いたい。

   誓いの口付けを受け取って
   貴方の頬をするりと撫でると
   目を細めて、初心な少女のように、微笑った。

  
   そうして、独りで咲いていた私は、
   孤独の味を知る人に、手折られたの。 


 
(-99) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:38:38

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   
「仮面、つけていないのね。」



   恥ずかしさを誤魔化すように
   くすくす笑いながら小さく呟いた。
   貴方が服を捲りやすいよう、身を浮かせもして。

   晒された肌に咲く
を見られるのは
   今日で二度目。まだ慣れなくて
   貴方から目をそらしていた私だけれど
   優しい口づけに心を溶かされていくの。

   あぁ、この家にある花々も
   こんな気持ち、なのかもしれないな、なんて。


 
(-100) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:40:15

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   「そう言ってくれるのは…
    サルコシパラ、貴方だけよ。」


 
(-101) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:40:51

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   人目に晒すことのできなかった
   白い肌に赤く、花が咲く。
   沢山咲かせてくれたのなら
   それは貴方から貰った花束みたいなものよね。
   
   貴方の全てを取り込みたくて
   舌先を絡めて、こくり、と唾液を飲み込んで。
   私の手は貴方の髪を、そっと撫でていた。
   貴方の孤独を埋めたい。寂しさを和らげたい。
   
それが一時的なものでしかなかったとしても。


         足の付け根に手がかかれば
         受け入れようと力を緩めて。

   貴方を、貴方の愛をこの身で感じながら、
   私はただ、抑えたように小さく啼いていた。

 
(-102) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:41:49

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   どのくらい経ったのか、
   考えてもいないから、わからなかったけれど。
   貴方と一つになった時、
   貴方を見つめて、懇願するように

   
    「ねぇ、サルコシパラ。
     私のお願いを、聞いてほしいの。」



   貴方が、肯定を返してくれたなら。
   私は、狡くも、自分の欲を口にする。

  
(-103) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:42:37

【秘】 ウユニ → サルコシパラ




    
もし、私の病が治ったら―――

     
貴方の隣で、ウエディングドレスを着たい。*



 
(-104) alice0327 2022/08/12(Fri) 22:44:18

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   彼女を美しいと形容するのは自分だけ。

   サルコシパラにとっては至極光栄な話で
   自分以外この美しさを知らなければいいと
   そんな独占欲さえ顔を覗かせる。

   孤独も、喪失感も、憤りも、
   今この瞬間だけは全てから目を逸らせる気がして
   それが彼女の厚意としれば、遠慮なく甘えた。


   感情の昂りが目眩さえ呼び起こして
   手折った竜胆を生ける自身の身体が
   高潮に震えているのが実感できた。

(-108) 西 2022/08/13(Sat) 21:07:58

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   互いを隔たる壁はもうない。

   夢見心地の花園に身を投げて
   耽美な時間を噛み締めると
   ウユニが素顔のことに触れたから。


     「私だけ隠し事をしていたら
      格好つかないでしょう?」


   そう笑ってみせた。
   心の隔たりを取り払おうとするのだから
   自分が壁を作るような真似はしたくない。

   そこに語られない真実があることには
   気づくことも出来ないまま。



(-109) 西 2022/08/13(Sat) 21:08:30

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   身体が重なり、愛情に満ちた時
   サルコシパラは少しばかり気が抜けて。

   甘えるようにウユニの首元に顔を埋め
   繋がりを持てた悦びの余韻に浸っていると
   ウユニが懇願するようにこちらに声をかけて
   サルコシパラは頷き、その続きを促す。

   すると彼女が口にしたのは
   あまりに可愛らしい願いごとで。

   サルコシパラは思わずくすりと微笑み。


(-110) 西 2022/08/13(Sat) 21:09:19

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



   「その時は、二人で指輪も

         買いに行きましょう。」


(-111) 西 2022/08/13(Sat) 21:09:40

【秘】 サルコシパラ → ウユニ



その夜が、二人の運命を別つ日となる。**

(-112) 西 2022/08/13(Sat) 21:10:32

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   W私だけWなんて聞けば
   違う、違うの、と心が叫ぶ。


     
隠して、嘘をついて。

     
私は貴方を騙しているの。


   愛する人への私の態度は不誠実でしかないのに
   貴方は誠実であろうと、ありのままを見せてくれる。


  
(-117) alice0327 2022/08/13(Sat) 23:10:43

【秘】 ウユニ → サルコシパラ

  

   言わなければ、わかっているのに。
   罪悪感から逃げるように
   私は頑なに現から目をそらして
   夢のようないまを、見つめていた。


  
(-118) alice0327 2022/08/13(Sat) 23:11:21

【秘】 ウユニ → サルコシパラ

   

   
罪悪感を抱えながら

   それでも、愛情で満たされた瞬間
   悦びでいっぱいになって。
   肌と肌が重なって得られる温もりも
   誰よりも近いと思えるこの距離も
   甘えるようなあなたの仕草も
   すべてが愛おしい。


         
―――愛おしくて、
苦しい。

   
  
(-119) alice0327 2022/08/13(Sat) 23:14:00

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   懇願するように貴方へ告げた願い事。
   優しい貴方が否定するわけない、わかってたのに。
   否定してくれた方が、きっと苦しくなかった。

   勿論、貴方の隣で生きていたいのは、本心。
   それなのに、すぐと言わず
   治ったら、なんて条件を付けたのは…


  
(-120) alice0327 2022/08/13(Sat) 23:14:58

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   私がこの世を去った時、
   貴方が私以外の人と、結ばれてもいいように。

      貴方が他の人と結ばれるなんて嫌。
      でも、貴方に孤独に戻って欲しくはないから。


 
(-121) alice0327 2022/08/13(Sat) 23:17:00

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



    「ええ、勿論。

        貴方の服も、仕立てなければね?」


  
(-122) alice0327 2022/08/13(Sat) 23:17:29

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   淡く微笑んで返してしまうのは
   そうなったらいいという想いから。


   真実を秘めたまま、手折られた
竜胆

   彼の手の中で咲き誇り、花弁が舞う。

 
(-123) alice0327 2022/08/13(Sat) 23:18:34

【秘】 ウユニ → サルコシパラ



   
今宵、孤独を彷徨っていた
は >>12

   
花を愛でる青年と、結ばれた。>>9




     幸せを感じていた私は
     夜が明けたとき、後悔することになるの。
     結ばれるべきではなかった、と。**


   
(-124) alice0327 2022/08/13(Sat) 23:21:07