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人狼物語 三日月国


150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】

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視点:


【人】 声無きを聞け マユミ

古後の召使が如く、しかし重い物は古後に任せて
軽めの資材を満載して戻ってくるでしょう。
なるべく音が響かないように、そーっと置きました。
戻って置くなり、タブレットを取り出してすいすい。

『古後様、ありがとうございました』

義務であろうと楽をさせて貰った事には違いないですから、
ゆるゆると頭を下げるでしょう。
それから切断した細いパイプを矢に使おうと
3、4本見繕って、やっと会議室を見渡します。
タブレットの画面には

『僕は見覚えないのです。
 最初のタブレット探しの時以降、ここでしか。
 当然、今戻ってくる時も見なかったのです』

そのように表示されました。
(4) shell_memoria 2022/05/31(Tue) 21:53:13

【人】 声無きを聞け マユミ

『案外もう脱出路を見つけて、
 そのままおひとりで抜け出たのかもです?
 関係者が逃げ去ろうとする者追わない訳もなし』

『援軍なりの期待は……怪しいのです。確率的に』

そう表示した画面を見せつつ、
ぐー、ぱー、と手の具合を確かめて、
出ていく人々を見送っています。

『僕はちょっと休憩するのです。必要なら
 タブレット間の連絡中継くらいはするのです』

そんな画面を見せて、0番端末を充電器にセットしました。
結構使い倒しでしたから。
そして余っている別のタブレットを手に、
ちょこんと正座しています。
(10) shell_memoria 2022/05/31(Tue) 22:19:50

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → 声無きを聞け マユミ

『ここはどこだー、もしもーし』

貴方の脳裏に突然言葉が流れ込む。

『誰か聞こえてるー?』

その"声"は目の前の眠っている男の声に感じる。
幻聴か……?

ちなみにこの幻聴、口に出さなくても返信は可能だ。
(-12) toumi_ 2022/05/31(Tue) 22:27:52

【秘】 声無きを聞け マユミ → 篝屋に来た カジヤマ

目をぱちぱち、辺りを見回しています。それから
首を傾げてぢっ……と眠っている篝屋に目をやりました。

『……篝屋様?』

頭の中にそう、思い浮かべる。
もしこれがあなたにも"声"として聞こえるのなら、
年齢の割には凛とした涼やかな声が返るでしょう。
(-15) shell_memoria 2022/05/31(Tue) 22:36:12

【人】 声無きを聞け マユミ

目をぱちぱち、辺りを見回しています。
それから首を傾げて、人々をぢっ……と見ました。
タブレットをてちてち。

『寝るのも一苦労な場所なのです。
 眠れる時に寝ておくに越したことはないのです。
 もしストレスで倒れたら
 毛布の山に突っ込むくらいはするのです』

画面を見せながら、どこかぼんやりしています。
(14) shell_memoria 2022/05/31(Tue) 22:44:57

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → 声無きを聞け マユミ

『あれ、誰? ちゃんと人がいるじゃーん、此処!
 っていっても姿見えねえなー。真っ暗!!』

言葉の向こうの人間は身動きをしているのだろうか?
貴方の声を見つけては反応するような声。
まるで一人の空間で彷徨っていたかのように。

『……あれ? もしかして俺ちゃん変なことしてる?』

『……そう、いえば、さっきまで部屋に居たような。
 なんか思い出してきた、お? なんだ之、なんだこれ〜!
 何処だ〜〜?? 元気〜〜? そっちは暗くないか〜??』

どうやら声の主は元気そうだが、この現状を全く理解していないらしい。
この現状を一言で説明すると"テレパシー"と呼ばれるものだろうか。身体は爆睡しているが。
(-17) toumi_ 2022/05/31(Tue) 22:52:56

【秘】 声無きを聞け マユミ → 篝屋に来た カジヤマ

『神陰間です。あの和服で喋れない』

簡素な自己紹介でした。

『篝屋様はつい先ほど突然お眠りになられました。
 今は爆睡しながらテレパシー?か何かを
 僕に飛ばしてきているようです。
 超能力者だったのですか』

幾分声は冷静に。そんな声が返るでしょう。
(-20) shell_memoria 2022/05/31(Tue) 23:02:59

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → 声無きを聞け マユミ

『俺超能力者だったの〜〜〜〜〜??
 すげーじゃん!! ココどこかわかんねえけど!
 テレパシーってこういうのなワケ?』

『神陰間ちゃんか! 俺今どうなってんの?
 寝てるはずじゃね? そろそろ寝るサイクルでさ。
 寝不足のせいなんだけど! 
あ、離れれば聞こえなくなりそう……


『ん〜〜よくわからないけど便利?? な気がする。
 誰とでも電話じゃーん。やりかたわかんないけど。
 なぁなぁ、ちょっと暇だったら話そ〜。
 なんかしてたら起きてるときでいいや!』
(-24) toumi_ 2022/05/31(Tue) 23:34:01

【秘】 声無きを聞け マユミ → 篝屋に来た カジヤマ

『さあ……生憎超能力者になった事がありませんから』
『ええ、寝てますね。毛布かけておきましょうか』

切断されても困るから手を伸ばして届く範囲の毛布ですが。

『距離的に微妙な気もしますけれど……
 構いません。休憩中ですから』

途中で誰かに話しかけられでもすれば
ちょっとこんがらがりそうな気もします。
まあ、皆疲れているのでそうそうないでしょう。
(-27) shell_memoria 2022/05/31(Tue) 23:40:23
マユミは、カジヤマに手の届く範囲にあった毛布を引っ張ってきて、掛けました。
(a6) shell_memoria 2022/05/31(Tue) 23:41:11

【人】 声無きを聞け マユミ

ここに来てからあまり変わらない顔のまま、
タブレットをスリープさせてぼんやりしています。
休憩中……。特に何をするでもなく、
特に何かを警戒するでもなく。

矢代わりのパイプ数本を手慰みに指先で
くるくると回しています。
(15) shell_memoria 2022/05/31(Tue) 23:43:16

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → 声無きを聞け マユミ

『超能力ってこんな簡単に手に入るんだな!
 あ、距離ってのは、俺め〜〜っちゃ広い
 真っ暗ななんもない場所に居る感じでー。
 君の"声"もここまで走ってたら見つけた、みたいな?』

楽しそうに話しているが、それがまた異様だろうか。
嘘偽りに聞こえないその楽観さが他の人々よりは目立つだろう。

『あ、話といえばー。
 連れてこられた理由とか想像つく? 俺さー。
 ここ来年入社希望だったんだー。そんなけなんだけど』
(-29) toumi_ 2022/05/31(Tue) 23:54:43

【秘】 声無きを聞け マユミ → 篝屋に来た カジヤマ

『その言いぶりからすると今さっき突然
 テレパシーを身に着けたように聞こえるのですが』

まさしくそうなのかもしれません。
テレパシーのせいか頭痛がする気もします。

『僕は特に理由は思い浮かびませんが。
 ……アーチェリーの練習に向かっていた時、
 近道に山に入ったくらいでしょうか?
 進入禁止区域だったのか、完全に一人だったからか……
 精々そんな所ではないかと』
(-34) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 0:04:28

【人】 声無きを聞け マユミ

言葉に、ワンテンポ遅れて首を傾げました。
スリープしていたタブレットをオンにして、てちてち。

『口に出さずに声を出す方法があるなら
 ご教授頂きたいのです?』

『冗句はさておき、僕にはそう聞こえましたが。
 僕がおかしくなったのかもしれません?
 頭痛がする気がしないでもないですし』

逆サイドに首を傾げています。
毛布やそれに包まれた人を眺めて。

『いや単に寝不足かもしれないのですが』

昼も夜もわからない状態ですから。
(17) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 0:14:13

【人】 声無きを聞け マユミ

『正しく。叶様と同じ内容だったのです』

『僕だけがおかしくなった訳ではなさそうです?
 或いは僕と叶様がおかしくなった。
 もしくは深和様が単に口に出していた……など?』

叶の方へ頷いてみせました。
タブレットの文面は大分失礼です。
(19) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 0:26:55

【人】 声無きを聞け マユミ

タブレットを指が滑ります。

『確かめるのは簡単なのです。
 叶様が僕の心を読めるか試し、
 深和様が念じて言葉が通じるか試してみればいいのです』

『まあどれも無意識でないとダメとかなら
 なんにもわからないでただ疲れてるだけになるのです?
 その時はさっさと寝るに限るのです。……交代で』

流石に全員ねます。はまずいと思ったようでした。
(22) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 0:47:10

【人】 声無きを聞け マユミ

素早く指がタブレットを叩く。

『そういうの信じないでもねえけど、
 なかなか突拍子もないことを言いやがるなあ』

『なるほど。深和様は存外口が悪いのです?』

タブレットを見せました。

『寝るのはお先にどうぞ、です』

これは追記。
(24) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 1:02:36

【人】 声無きを聞け マユミ

『ストレスで超能力とは、大人って大変なのです。
 あいあいさ、です』

なるべく軽い調子で慰めるような文面です。
そしてずるずる、毛布を引きずって深和に渡しました。

『叶様もどうぞなのです』

ずるずる、毛布を引きずって以下略なのです。
自分は矢を置いた傍の床に正座しています。
ぢっ……と会議室の全員を見たり見なかったり。
静かに過ごしているようです。
(27) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 1:21:29

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → 声無きを聞け マユミ

『前に寝落ちた時はノイズがあって〜。
 こんなに動き回れはしなかったなー。
 まーじでついさっきじゃね?』

わかんねー、といいながらも楽観的だ。
頭痛が酷ければ、いつでも止めて欲しい。
声が聞こえなくなったら彼はまた声を探しに何処かに行くのだろうか。

『アーチェリーの練習に山?! 
 すげー、格好良いじゃん。
 そういや、弓探してるとかいってたっけ。
 全然やったことなくてさ、指とか痛くないの?
 やりはじめたきっかけは〜〜? めっちゃ似合ってんね!』
(-43) toumi_ 2022/06/01(Wed) 1:33:36

【秘】 声無きを聞け マユミ → 篝屋に来た カジヤマ

『ふむ』

合間に、深和との会話も挟みながらの思考です。

『全員、超能力に目覚めるような事でもされてる?
 なんて事は流石にないでしょうか。
 まあ、その内わかるでしょう。多分』

その内念力を使う人とかも出るのでしょうか。

『山は近道ですよ、近道。
 アーチェリー自体は普通にそういう場でやります』

勝手に狩りなんてしてたら捕まっちゃいますからね。

『指はまあ、それなりに。慣れました。
 きっかけは――実家が神社で。
 習い事の一種……まあ、その頃は弓道でしたが。
 結果として趣味になってるので感謝というべきか』
(-45) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 1:42:49

【人】 声無きを聞け マユミ

叶に対して

『済みません、今色々聞いているもので。
 僕にも外の音は聞こえなかったのです』

と画面を見せて以降、眠りもせずぼんやりとしていました。
ぼんやりすぎて起きた事に咄嗟に反応は出来ませんでしたが、
結木と伊縫の様子はぢっ……と見ていたようです。

首を傾げて、またぽやっとし始めました。
いよいよ寝不足が響いているのかもしれません。
(39) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 8:51:51

【独】 声無きを聞け マユミ

思考の中でもキャラ作るの、面倒になったからやめましょう。
入力の時だけそうしてればいい訳ですし。

さて、いよいよ本当に超能力実験でもされてそうですね。
深和様は一方通行?のテレパシー。
篝屋様は双方向のテレパシー。
……まあ、こちらは寝てる時限定かもしれませんけど。
結木様は千里眼?ですか。

次はなんでしょうね。テレキネシス?
こんな場所でパイロキネシスは勘弁して貰いたいですが。
存外、叶様の言うような『覚』もいたりして。
迂闊な事を沈思黙考するのはやめた方がいいでしょうか。

……いや、双方向テレパシーの時点で手遅れか。
まあ、現状特に困らないしいいでしょう。
誰を騙すつもりもないですしね。今の所は。

――私にも何かがあるなら、何が発生するんでしょうか。
神通力、とかなら自分を恨み殺してしまうかもしれません。
(-65) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 9:00:59

【人】 声無きを聞け マユミ

ドアが開いた瞬間矢を手に吶喊姿勢を取りましたが、
聞き覚えのあるその声にスン…と正座に戻りました。

『飴、有難くいただくのです。
 奈尾様、実はメチャつよなのです?』

そんな画面を見せながら、片手はタブレット、
もう片手は飴の袋をいじいじしています。
片手じゃすぐには開けられません。何味だろう?

『かくかくしかじかこれこれうまうま』
『もとい、なんだかよくわからないうちに
 超能力を使う人が増えたのです。
 僕は今の所使えないのです。
 原因不明、理由不明。奈尾様はどうですか?
 さいきっくぱぅわー』
(42) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 12:27:31

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → 声無きを聞け マユミ

『どーなんだろ〜。これがなんかすげー能力って言うなら。
 ……………
 
えっ俺ちゃんの超能力地味すぎ……?


地味なような、すごいような。十分ではあるが。

『あ、近道! ゴルフ場みたいな感じのとこネ!
 近所にあったんだ、へ〜〜。今度探してみよっと』

『実家が神社だから、ってそれっぽ〜! やば〜!
 巫女さんってやつ?
 好きなもんにできてるのさいこーじゃん、俺も俺も!
 薬作るの好きだから製薬会社入ろうとしてて。
 職とか勿論、趣味をずっと続けられるのって幸せだよなー』

そうしてしばらく話していれば、なんだか声が少し遠くなる。

『お? なんか明るくなってきたかも。起きられるかも!!
 突然終わるの? これ。』

『何にせよ声が聞けて良かった〜。
 せっかくだし、あとでまた話そうぜ?
 付き合ってくれてありがとうな〜』
(-71) toumi_ 2022/06/01(Wed) 12:38:59

【秘】 声無きを聞け マユミ → 篝屋に来た カジヤマ

『その内進化するんじゃないですか?』

無茶苦茶な事を言っています。

『迂闊に山に入ると拉致されますよ。丁度僕のように』
『そですね。元、ですけど。
 薬作るのが好きは大分違法度が高い気もしますが。
 まあ幸せならそれに越したことはないかと』

遠くなっていく声には頷いて見せます。
いや、見えないでしょうけれど。

『寝てる時限定ですかね。謎めいています。
 はい、じゃあおはようございます。
 僕はそろそろ寝ようかな……では』

そうして声は聞こえなくなるでしょう。お互いに。
(-72) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 12:47:45

【人】 声無きを聞け マユミ

『そですか。やっぱり大人は大変なのです』

大人しくあーんしています。ぱくり。
口に含んだ途端、表情はそのままにタブレットをたぷたぷ。

『すつはい』

レモン味が味蕾に直撃したようでした。
正座のままにプププと小刻みに震えています。
そのままよぼよぼ毛布の山の方に移動していって、
毛布を被ってしまいました。
元気いっぱいに吐きそうになった人だったり
飛び起きてしまったサイキッカーだったり
一気に色々起きていますね。
(46) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 13:09:52

【独】 声無きを聞け マユミ

毛布に逃げ込んだ理由は、
まあ、確かに酸味が苦手なのもあるけれど。
なにかがおかしい、とそう思ったから。
なにかが自分の中に……"溜まっていく"と感じたから。
痛みと共に。


海外では、優れた才を持つ人の事をギフテッドと呼ぶらしい。
   gifted
『神からの贈り物』?なら、ここで手に入るかもしれない
超能力もカミサマありがとう、とでも言えばいいのか?
痛みをくれてありがとう、おかげで力を得られました、と?

ふざけるな。

神などいてたまるものか。
そんなものが居るなら、何故僕は捨てられた。
神に宛がう供物として生まれたのに。
そう育てられたのに。くだらない理由で、廃棄された。
みし、と毛布を握りしめる拳が軋む。

神など、いてたまるものか。それを証明する。
神に宛がう供物などないと。この手であの神社を潰して。
その為ならこの場での痛みなど耐えてやる。

捧げられる男娼

神の陰間などという名など、破壊してやる。
その為にも――

僕は僕でなくならなくてはならない。


ぱきり、身体のどこかで何かが砕ける音がした。
(-76) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 13:50:59

【人】 声無きを聞け マユミ

もぞもぞ、毛布おばけから手が伸びました。
水を受け取るとすぐに引っ込んで、ぱきり。
ぱき、ぼり、ばり、ごくっごくっごくっ。
色々な音がしました。頑張って飲んでいるようです。

それから少しして、毛布おばけから
いつもと変わらない顔で出てきました。
でもタブレットをたぷたぷする手がちょっと遅いですね。

『死ぬかと思ったのです。
 すっぺえすっぺえすっぺえな
 あなたが思うより本格です なのです』

大分酸味が強い味だったらしいです。
ぱきぽり、ちょっと残っていた残骸を
口の中で処理して、お水のお代わり。
は、と空気が漏れる音がしてごちそうさまをしました。
(49) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 13:56:49

【人】 声無きを聞け マユミ

若干疑いのまなざしが向きましたが、
身体は正直な物で甘いものを欲しがりました。
ぱくりと餌付けを受けると頷いています。
味は気に入ったようでした。何せ酸っぱくないですから。

『ごちそうさまなのです。
 さて、甘いもの食べてお水も飲みました。
 そろそろ僕も寝たいのです。
 何かあったら起こして欲しいのです』

そんな画面を表示したタブレットを充電器に挿して
自分の傍に立てかけました。
またもうふおばけになって横たわるでしょう。
(51) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 14:28:14

【独】 声無きを聞け マユミ

酷く痛む。表に出さずに済むのが
神社での日々のお陰だったかと思うと腹立たしい。
必ず潰してやる――。決意する度、痛みが増す。
その決意が本物か、試す様に。

ぱきん。ブドウの飴にひびが入った。
何故か、口の中にブドウではなく、レモンの味が広がった。
みし、ぱきり。自分にしか聞こえない微かな音が響く。

ああ、もうさっさと眠ってしまおう。
そうすればこの痛みも少しはマシになる――。

みし、ぱき。
体に生えていく、半透明の檸檬色の鱗。

少女がそれに気付くまでは、まだかかるだろう。
(-82) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 14:47:01
マユミは、野宿よりは全然いいのです。
(a30) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 19:50:37

【人】 声無きを聞け マユミ

突然、毛布おばけが起き上がりました。
まだ飴が口に残っていたのでしょう、ぱきと音がして。
目を2、3度瞬かせて首を回します。
タブレットに指を這わせて、起きている人員に見せました。

『おはようございます。
 何か変わった事などありましたか?』

何もなければ一度頷いて、
各端末の連絡を同期しました。

『僕もお手洗いに向かうのです。
 ついでに弓用に配管もげないか探してくるのです』

止めなければさっさと立ち上がり、タブレット1台と
矢代わりのパイプ数本を伴って出ていくでしょう。
(62) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 21:37:32
マユミは、ホワイトボードを一瞥して出ていきました。
(a31) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 22:34:15

【独】 声無きを聞け マユミ

かは、こほ、と小さな咳の音が響く。
口から檸檬色の結晶が零れ落ちる。

(これ、は……飴?)

自覚すれば、痛みが再び襲ってくる。
みし、ぱき。微かな音に、腕を見る。
葡萄色の結晶が、腕から僅かに生えていた。


(超能力、と呼ぶにはあまりにも……いや)

指先で結晶をなぞる。
硬質で、ともすれば盾にも、鏃にも使えそうなそれ。
所詮飴の硬度なのかもしれないが、それでも。

(口にした物を皮膚から発現する力)
(若しくは……
自分を造り変える力
?)
(どちらにせよ……毛色が違う。隠匿すべきか?)

(……まあ、いい。もし摂食が使用条件なら、
 積極的に食物を得るべきだろうな)

少女は静かに頷く。
そして、ひとり歩いていった。
(-110) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 23:15:27
マユミは、咳込みながら女子トイレへ入っていきました。
(a32) shell_memoria 2022/06/01(Wed) 23:24:07

【人】 声無きを聞け マユミ

戻ってきました。
結局弓になるようなパイプはもげなかったようで、
心なしかしょんぼりとした雰囲気を纏っています。

戻るなりホワイトボードを見て、落書き動物園と化した一角に
毛布おばけ
が混じってるのを見て
首を傾げています。

折角なので78くらい上手な絵を書き足しました。
(80) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 10:12:44
マユミは、はんぺんの端っこをかみかみするネコチャンを描きました。
(a50) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 10:13:53

【人】 声無きを聞け マユミ

蟷螂animalのクッキーを頂きながら、
汚れてない方の手でたぷたぷ。

『超能力に目覚める以外は概ね修学旅行なのです。
 ねればねるほどいろがかわってんまーい、
 なお菓子とか食べたくなってくるのです?』
(81) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 10:17:32
マユミは、”Mantis”を動物クッキー成型するのは大変そうだなあと思ったのです。
(a51) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 10:18:40

マユミは、『きっと毛布のおばけかはんぺんなのです』と、2匹目のネコチャンに齧らせています。
(a53) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 10:46:21

【人】 声無きを聞け マユミ

ぢっ………………………………………………と
視線が篝屋の方へ向けられました。
タブレットを今までにない速度でたちたち。

『神ちゃんよりは弓ちゃんの方が嬉しいのです』
『最近はやりのモルモット可愛いのです』
(83) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 11:25:21

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → 声無きを聞け マユミ

たしたし、端末のアドレスを貰えるように頼んでみた。
まあ貰えなくともメッセージは見せるのだが。

『あの呼ばれ方嫌だった? ごめーん。
 ま、ちょっと仰々しかったかな。
 おっと言葉の使い方違うかも。
 お詫びにもう一匹どうぶつクッキーをあげよう』
(-143) toumi_ 2022/06/02(Thu) 11:53:47

【人】 声無きを聞け マユミ

『はい弓ちゃんです』
『なにぶんこれが口の代わりですので』
『というか主に餌なのですねモルモットの可愛さは』

『僕は強そうな動物が好きなのです』
animalとかも』
(85) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 11:57:06
マユミは、鶴の美しさも好きらしい。他の人は?という視線です。
(a56) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 11:57:53

【秘】 声無きを聞け マユミ → 篝屋に来た カジヤマ

そういえば起きた時いなかったな、と
タブレットのアドレスを登録してみせるでしょう。

『僕は神ではないのですゆえ』
『まあお気になさらず。
 ムシャムシャなのです』
(-144) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 12:00:09
マユミは、さくさくさくさくさくさくさくさく。
(a57) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 12:17:59

【人】 声無きを聞け マユミ

>>87 カナイ

ぢっ………………。
ぽちぽちしゃっしゃっ。タブレットを弄っています。
画面に顔を近づけたり離したり、少しして頷きました。
そしてあなたに近寄っていって、画面を見せましょう。

……まろまゆ模様のある柴犬の顔が描かれています。
なぜかはんぺんを食んでいますが。
見せるだけ見せると、ビシィッッッッと親指を立てました。
(88) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 18:19:53
マユミは、カブトムシは男の子感マシマシなのです。
(a61) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 18:20:48

【人】 声無きを聞け マユミ

>>89 カナイ

『わんわんわん。犬ももふもふで可愛いのです』
『叶様が笑っていると僕的にも安心安全、
 いつもの日常の気配を感じるのです?』

そんな事を見せながらタブレットの端っこを
食むような真似をしてみせました。楽しそうですね。
しかしはたと思い立って、タブレットをすいすい。

ところで叶様、アレは何が描かれているのか

 
お判りになったりするのです?


ホワイトボードのはんぺん。

『僕は毛布のおばけだと思うのですが』

地獄の追求編、はじまります。
(90) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 20:24:39

【人】 声無きを聞け マユミ

>>91 カナイ

『いえーいぴすぴす、なのです』

真似してにこっと微笑んでいます。

『?』

まさか叶の絵がアレだとは思ってもいない少女、
10秒くらい固まりまくったあなたに
堂々デカデカクエスチョンマーク+首傾げです。
勿論屈したとも知らないままに答えを得たので頷きました。

『やはり毛布のおばけだったのです。民主主義万歳。
 ネコチャンは毛布が好きなので、
 かむかむさせて正解だったのです』

はんぺんだったらどう答えていたのか気になりますね。
実際アレが毛布のおばけかどうかはまあさておき、
少女はあなたの隣に座るとホワイトボードを凝視して
タブレットに毛布のおばけを再現し始めました。

そしてそのまま、あゝコピペ三昧。
タブレットに一杯毛布のおばけが量産されています。
盆踊りよろしく円を描いています。
その中心に震えるネコチャンが描き足されました。

こんな状況なのにとっても楽しそうです。
(92) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 22:29:46

【秘】 声無きを聞け マユミ → 跼蹐 カナイ

そんな隣に居たあなたには聞こえたかもしれません。

ぱき。


何かが砕けるような……、微かな音が。
少女はニコニコしながら、見て見て、と
タブレットを見せてくるでしょう。
お散歩で会う時と、変わりない笑顔で。
(-176) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 22:32:57
マユミは、ノリノリで魔方陣も描き足しました。
(a64) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 22:44:35

【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ


「………、……?」

そんな中で、ふと。
微かに何かが砕けるような音がして、
けれどそんな音がするようなものがあっただろうか、と。

「……神陰間さん、今何か音がしませんでした…?」

すぐ傍のあなたの方を見て、
いつも通りの笑顔が、少しずつ違和感になる。
(-180) unforg00 2022/06/02(Thu) 23:24:51

【人】 声無きを聞け マユミ

>>94 カナイ

いい加減デコられて文字を書く余白がなくなってきたので、
もう一台タブレットを手繰り寄せました。
デコられていく儀式のタブとは別に、たっぷたっぷです。

『僕と叶様で2票なので!』

民主主義ばんざーい、という感じです。
はんぺん票は……数えてませんから。ね。

『びすけっとづくり。そうなのですか、
 可愛らしい表現なのです』

指一本の先でうにうに、ビスケットづくりを始めました。
対象は毛布……ではなく傍にいたあなたです。うにうに。

『大丈夫なのです。
 毛布のおばけは優しいので、
 このあと骨がネコチャンに生まれ変わるのです。
 その上で毛布のおばけの下から
 また別のネコチャンが出てくるのです』

片手でうにうに、片手でたぷたぷ。
同時進行にしては驚異的な速度での文字打ちです。
口の代わりに板を叩く者の面目躍如といった所でしょうか。
でもさすがに絵までは描けないので、
描き足される様子を眺めてニコニコ程度です。
(96) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 23:42:59

【秘】 声無きを聞け マユミ → 跼蹐 カナイ

凄まじい速さでやっている以上、
手元のタブレットを他の人が覗き込む事は難しいでしょう。
そんな中で、あなたの端末にメッセージが届きます。
今でも後でも、確認した時にこんな文字が書いてあります。

『聞こえていましたか』

『音は僕から鳴っているのです』

『でもどうかそれは内緒にしてほしいのです』
『僕にも何か、超能力が起きているようなのです』
『でも、他の人のとは全然違う事が起きていて』
『誰にも言えないのです』

『でも必要なら、叶様には後でお教えするのです』
『叶様は信用していますゆえ』

その後も、少女はずっと変わらない笑みのままでした。
(-182) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 23:52:11
マユミは、ものっすごい速さで端末を弄り倒しています。はやーい!
(a67) shell_memoria 2022/06/02(Thu) 23:53:12

【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ


「…………」

その後に、あなたからのメッセージを確認した。

シュールな絵の写真を撮ったのは、ついで。
スマホを取り出したのは、
それが誰かからのメッセージの着信を知らせたからだった。

『わかりました』

『神陰間さんが話せる時で大丈夫です けど』
『心配なので、よければ教えてください』

その内容に目を通せばやや眉尻を下げて、
もう一度、あなたの笑みをそろりと窺って。

返信は簡潔に終えて、またスマホをしまった。
(-188) unforg00 2022/06/03(Fri) 0:40:42

【人】 声無きを聞け マユミ

>>97 カナイ
ビスケットになったら食べちゃうのです


うにうにうにうに。
本当にやる気かもしれませんよ!


『メチャメチャ努力したのですよ。ふふーん。
 ナイスアイディアなのです。そうしましょう』

勝手に永久機関が出来てしまいました。あーあ。
うにうにしてなければ画像になっていたでしょう。
うにうにしているのでなりませんでした。よかったですね。
よかったんでしょうか?
(98) shell_memoria 2022/06/03(Fri) 0:52:16

【秘】 声無きを聞け マユミ → 跼蹐 カナイ

またも同じように、手を素早く動かします。
手元を覗き込まれている時は
フェイクの動きも混ぜたりしています。
傍目からは中々わかり辛い事をしているようですね。

『心配などされるのも久々なのです』
『でしたら』

少し、迷うような間がありました。
単にフェイクで誤魔化していただけかもしれませんが。

『後で、比較的安全な仮眠室ででも』
『確か鍵がかけられたはずですので』
『あ 不安なら別に』
『叶様が場所をお決め頂いてもいいのです』
『タイミングも、なのです』
(-189) shell_memoria 2022/06/03(Fri) 1:00:49
マユミは、ぐうーーーーっと伸びをしています。
(a70) shell_memoria 2022/06/03(Fri) 1:01:20

【人】 声無きを聞け マユミ

はた、とうにうにしていたり
たぷたぷしていた手を止めました。

『そういえば結局弓の資材が手に入ってないのです』
『後でまた軽く探索するのです』

気合を入れました。
(99) shell_memoria 2022/06/03(Fri) 1:29:19

【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ


そんな他愛無い会話の後に折り返しの返信を見れば、
以前に聞いたあなたの近況を思い返して
やっぱり一人どこか複雑そうな顔をしたのはまた別の話。

あまり腫れ物に触るように接されるのも嫌だろう、と思って
きっと当時は当たり障りのない相槌を打ったのだろうけど。

『僕はそれで大丈夫です』
『不安なのはきっと、神陰間さんもだと思いますし』
『そうじゃなくても ええと』

どんなに言葉を選んでも、
これはなんだか悪く取ろうと思えば悪く取れてしまうような。
そんな気がして、暫しの間。

『いつ何が起きるかわからないのは 皆同じ、ですよね』

結局うまい言い回しが思い付かなくて。
若干の間の後に続いたのはそんなメッセージだった。
(-190) unforg00 2022/06/03(Fri) 1:59:00

【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ

/*
叶でございます。ちょっとした業務連絡をば。

秘話でのお話は二日目時空のまま日付を跨ぐロールになっても大丈夫だし、
三日目になってからという事にしても大丈夫です。
とはいえ三日目に入ったら死体が上がるので、出歩くのはちょっと避けたくなるかな……?叶は大丈夫ですが……

何れにしても二日目の時系列内で生死が絡みそうなロールはしていないので、
確実に叶は生きて今日を越せます。実際安心。
(-192) unforg00 2022/06/03(Fri) 2:00:39

【人】 声無きを聞け マユミ

『でしたら曲がった鉄パイプなどが助かるのです。
 三日月型でもくの字型でもいいのです』

微妙に難しい注文を付けています。

『僕もあとでがりごり?探してみるのです?
 どんなものか知らないですけど。
 アイスです?がーりごーりーくーん、です?』

絶対違うと思いますが、問うように首を傾げています。
でもそろそろ集合時間が近いのもあり、
軽い探索に出るか少し悩んでいるようでもありました。
(102) shell_memoria 2022/06/03(Fri) 9:59:53

【秘】 声無きを聞け マユミ → 跼蹐 カナイ

『叶様はお優しいのです』
『きっと皆不安なのです』
『無論、叶様も』
『それでも乗って頂いてありがとうなのです』

『では、少し離れてる方の仮眠室に』
『集合時間も近いですので』
『ささっとできたらささっと済ませるのです』
『出来なさそうなら』
『そですね、集合時間の後』
『深夜頃?にでもお願いするのです』

そのような返信がされました。
(-201) shell_memoria 2022/06/03(Fri) 10:14:37

【秘】 声無きを聞け マユミ → 跼蹐 カナイ

/*
神陰間です。業務連絡了解しました!

行動時間の都合上21時跨ぎになりそうですし、
三日目になってからにしようかと思います。
神陰間曰く深夜頃、という感じで。

『死体があがった事で尚更弓の素材を探さなくては』
とそんな感じで探索に出る口実はありますし、
こちらも二日目現在、命に関わるロールはしていませんので
三日目でよろしければその方向でお願い致します〜。
(-202) shell_memoria 2022/06/03(Fri) 10:21:14

【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ


「…………」

自分はきっと、ただ臆病なのだ。

あまりにも理不尽且つ唐突にこんな状況に置かれて、
どうして日常と同じに笑っていられるのか。
どうして不安や恐怖心を表に出さずにいられるのか。

そんな人々の様子が──時に恐ろしいとさえ、思ってしまう。


『お互い様 ですから』

『わかりました』
『集合前に出て行くと、心配させてしまうかもしれませんし』
『もう少し後にしましょうか』

色々と思うところはあったけれど、返答は簡潔に。

送信してしまえば、後は時間を待つだけ。
至っていつも通りに、
つまりは少々不安そうに周囲の様子を窺いながら。
(-205) unforg00 2022/06/03(Fri) 13:48:28

【秘】 跼蹐 カナイ → 声無きを聞け マユミ

/*
というわけで🐕‍🦺(既読スタンプのいぬ)。

三日目は初めて参加者の死体が出る日ということで
全体的にバタバタしそうなので、のんびりお付き合い頂ければ幸いです。
(-206) unforg00 2022/06/03(Fri) 13:53:10
マユミは、がりごりくんの正体を理解し頷いた。
(a81) shell_memoria 2022/06/03(Fri) 19:29:08

マユミは、もうそろそろ集合時間だし、ごろごろするのです。ごろごろ。
(a82) shell_memoria 2022/06/03(Fri) 19:40:34