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人狼物語 三日月国


150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】

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視点:


【神】 トラジディ フカワ


嫌な予感がする。
警鐘ばかりが脳で鳴り響いていて、
具体的にどう、何がかは教えてくれない役立たずの頭。

そこらじゅうの神経がささくれ立って止まないような。

「………… …………
 何か……聞こえるような……

 ……いえ、気のせい……か?」

一応生存確認も兼ねて顔は出してみたものの、
酷く落ち着かない。今にも全身を掻きむしってしまいそうだ。
(G5) backador 2022/06/03(Fri) 23:26:14

【赤】 トラジディ フカワ


童の子が亡び
、世に闇が落とされれば、
 人は輝きを求め、須臾の星を願い、
 輪廻の龍はその力を取り戻すのです』

そんな詩のような。祝詞のような。
唄うようなかたちで齎された声は、
頭の中を暫し駆け巡って、消えた。
(*0) backador 2022/06/03(Fri) 23:39:46
トラジディ フカワ(匿名)は、メモを貼った。
backador 2022/06/03(Fri) 23:44:02

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → トラジディ フカワ

あなたの脳裏を通り過ぎる声がする。>>L1
それは、目の前で眠っているはずの篝屋の声だ。

『ゆうきくーん、あきちゃーん!』


聞こえてくる、彼の"声"が聞こえてくる。
声をかければ近寄ってくるし、静かにしていれば通り過ぎるだろう。

『ここどこだよ、帰りたい〜……誰もいない?
 まあ会えないこともあるかあ……
 
マジでこれ本当に幽体離脱だったらどうしよう……死にたくねえ〜
(-18) toumi_ 2022/06/04(Sat) 0:25:15

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → トラジディ フカワ


/*超能力ロールですのでRPでスルーしてもらっても構いません!
 篝屋が眠っている最中の会話となります。
(-20) toumi_ 2022/06/04(Sat) 0:26:12
フカワは、……『篝屋さん?』と、会議室で声を溢していたことだろう。
(a6) backador 2022/06/04(Sat) 0:33:08

【秘】 トラジディ フカワ → 篝屋に来た カジヤマ


『……篝屋さん?』

疑問がそのまま声となって周囲に筒抜けになる。
それをちょっとバツの悪そうな顔でやり過ごして。

彼の能力は、自我ある者の声は拾えないが、
無意識。あるいは『魂』に近いものの声を聴くことはできる。
そうして溢した声はそちらに届くだろうか。
(-21) backador 2022/06/04(Sat) 0:35:19

【神】 トラジディ フカワ


「死 え? は、……死んで、って」

そんなさらりと見せられても。
そんな簡潔なメッセージを届けられても。
受け止めるには時間が要るに決まってる。

あんなに人懐っこそうに話しかけてきてくれたのに。

「……い、伊縫さん、も、……見て、ません。
 その、オ、オレ……探しましょうか。
 呼びかける、ことは、できる筈、ですから」
(G7) backador 2022/06/04(Sat) 1:33:09

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → トラジディ フカワ

伝えたいと彼に無意識にでも思えば伝わるだろう。
少なくとも篝屋はあなたたちの声がひとつでも聞きたいと思っていたところだ、その声はバッチリ届いて。

『あ、こっちに!! 人が! 深和さんですね!
 よかった! 俺ちゃん寝てるとき、
 こうやって迷子みたいになっちゃうみたいで〜。
 昨日もあったんすよこんなこと』

『寝てるとき限定の電話? みたいな。
 まああんま使い方はわかってないっす、
 五月蝿ければ離れますんで! 気にしないでください』

『でもやっぱ深和さん話しやすいし、
 なんか小動物みたいで親しみやすいなぁ。
 仕事とかやっぱ営業してたんすか?』
(-25) toumi_ 2022/06/04(Sat) 1:53:27

【秘】 トラジディ フカワ → 篝屋に来た カジヤマ


『寝てるわけじゃなかったんだソレ……』

衝撃の真実をひっそりと知ってしまった。

『五月蝿いんとかじゃないんでいいのですが。

 は、はあ……どうも。
 まさに私は営業の仕事をしておりますよ。
 迷子になってるときの貴方の気が紛れるなら幸いです』
(-27) backador 2022/06/04(Sat) 2:34:43

【神】 トラジディ フカワ


「……わかり、ました。
 孤立しては、それこそ……ですからね」

何度か肺に息を入れているけれど、
一向に落ち着くことはできなかった。
それでも、ほんの少しでも冷静さは取り戻そうとして。

パイプを受け取り、軽く握り込む。

「……試したみた、のですが。
 動物に対しては手懐けることはできないにしろ、
 あっちにいけ、とか簡単な命令を聞かせることはできました。

 そういう奴が邪魔で通れなかった場所があったら……
 力になれると思います。……探して、いきましょう」

篝屋の方に視線を向ける。心配しているというよりは、
どう扱うかを考えているとか、そういうような。

まとまるはずもないし、そのまま会議室を出て行くのだが。
(G13) backador 2022/06/04(Sat) 16:12:33

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → トラジディ フカワ

『寝てるついでになにかできるようになったらしいっす!』

便利なのかはたまた不便なのか。
起きてるときにこんなことは出来ないので。

『……
どこかで会いました?
 気のせいかな〜。
 俺ちゃんが会社見学したときに見たような気がして。
 
ここの製薬会社
なんですけどォ。
 あの時はこんなことやってるって知らなかったなー。

 深和さんも仕事お疲れ様なのに大変っすね。
 帰ったら温泉とか飲みとかぱーっと休みとってください!
 ストレスとかあるって話聞いてたんで』

本当に世間話がしたいだけなのか、
それとも貴方の身元に探りを入れているのか。
明るい口調からは読み取りにくいと感じさせた。
(-43) toumi_ 2022/06/04(Sat) 17:36:58

【赤】 トラジディ フカワ


『わかりました』

数分ほどの時間が空いて、返信が来る。

『怪物とかに気を付ける必要はないというわけですね』
『その点については安心しました』

更にもう数分後に、宥めるような文面が並ぶ。

『咎めるつもりはありません』
『状況が状況ですから仕方ありませんよ』
(*4) backador 2022/06/04(Sat) 17:51:21

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

「……心強い力をお持ちで何よりです。
 僕の方はサッパリわかりませんが、さておいて」

あまり興味が無いような口ぶりだった。
ただそれは、貴方に興味がない、半信半疑だ、そればかりの理由ではない。
続く言葉に、今は大きく食いつかない理由があった。

「結木は首に切創がありました。
 腕の傷は防御創ではないようです。標本室のガラスに突っ込んだんでしょう。
 肩に傷があった。肩に、ですよ。動物が肉を食うなら、狙わない場所だ。
 結木の行っていた武装職員であるなら、銃を使うはずだ。
 僕たちはもっと隣人に、用心した方がいい」

そう言いながら、今自分は二人で行動している。
惜しむらくは神陰間のこともまた、叶と二人で行動させていることだろうか。
廊下を、なるべく先を行くように歩いていく。
自分を信じているからにこそ、自らこそが前にすすむべきだと言うかのように。
(-51) redhaguki 2022/06/04(Sat) 20:21:41

【秘】 トラジディ フカワ → 篝屋に来た カジヤマ


『───』

『気のせいだと思いますよ。
 少なくとも私は貴方に会った覚えがありません』

あったとして社会見学なんて気に留めているわけもない。
全て詭弁。建前。咄嗟の拒絶の表れだ。

『……休むにしろ、休んでどうしたらいいか。
 別に仕事がキツいわけではないのですからね』
(-53) backador 2022/06/04(Sat) 20:57:14

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ


「───……」
「私の力は……害意に対して敏感です」

言葉に詰まったのち、その考察に対する反証のように、
興味が無くても構わないと力の話を続けて。

「ただ、それも絶対的な信頼を寄せられるほどではない。
 そもそも、一朝一夕で得た能力ですから。
 そう。そうですね。たとえば───」

それでも、と、眉間に皺を寄せて言う。

「あなたの言うように、我々と同じ実験体とされる方々。
 それらに対しては同じことが言えないかもしれないし、
 そもそも探る能力を遮断してしまうことだってできるかも。

 ただでさえイレギュラーな事態なんですから、
 そう易々と規則性とか信頼とかは見出さない方がいい」

張り詰めた神経は今にも千切れたりしてしまいそうだ。
後を追うにしろ、自分の後ろを何度でも振り向いてしまう。

「……分かっているんです。
 分かっている、けれど……」
(-57) backador 2022/06/04(Sat) 21:10:49

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

「賢しい人で何よりですよ。気にしないでください。
 剣道一本の僕に比べれば、役に立つのは確かでしょうからね。
 僕たちを削り取っている相手にそれが利くかは疑問だってだけのことです」

他者を慮っているにしては言い回しは刺々しく、それでいて悪気もない。
状況が秒刻みに悪くなっていくことで、余裕は無くなっているのかもしれない。
途中、標本室の前を横切って。遅くなりかけた歩みを再び取り戻す。

「……こうなってくるとエマが戻ってこない理由も知れてくるものだ。
 こちらのことも同じく信用しないでくれて構いませんよ。
 僕も貴方のことを真っ向信用してるわけじゃない、貴方は何か隠しているようですし。
 それでも顔を表さない連中よりかはよほど好感度が高いってくらいですよ」

時折後ろは振り向く。それでも会話のアクセントとして、というくらいだ。
コツコツとかすかな足音が響くのを、自らの耳で聞きながら歩く。
鍵も無しに行ける場所というのは限られ、この数日のうちに見慣れた場所が多くなってきた。
(-58) redhaguki 2022/06/04(Sat) 21:25:32

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ


「全ては臆病さからくるものですから。
 仲間を見分け、あるいは作り、身を固めるもの。
 私自身が力不足なのは仕方ないことです」

自己を卑下する癖はあるものの、悪意が込められていない言葉には必要以上に落ち込むこともなく。

「……さきほどから、呼びかけてはいるのですが、
 エマさんも伊縫さんも返答がなくって……
 声が届いてるかどうかすら分かりません……」

パイプをまるでアンテナのように傾けたり、
ゆるやかに孤を描いて振ってみたり、している様からして、
落ち込むより先にすべきことがあると理解しているのか。

「……ええ、隠し事をしています。聞いてしまえば猶更、あなたはいっそう私を信用してはくれなくなるでしょうとも。
 その点では私もまた、誰のことを信用していない。

 どのみち、害を与えるものでなければ構いません
 そちらもそう……だとは思います」
(-65) backador 2022/06/04(Sat) 22:20:37

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → トラジディ フカワ

『そーですか、
完全に勘違いみたいでした!

 そんな好都合なことありませんよね。
 俺ちゃん〜、ちょっと薬を作った人とか……
 なんで打ったのかそういうこと調べているんです。
 だからなんか資料とかあったら教えて下さいね!』

『改めて始めましてってことで、ありゃ。
 仕事以外がきついって……
 どんなのか聞いちゃっても良いですか?
 リラックス以外で解決できないのは辛そーですね』

『俺ちゃんにできるのって薬を処方すること…
 っていってもまだ免許無いワ。
 状況は変えらんねえからどーにでもきないんすけど。
 話聞くなら出来るっすよ!』
(-80) toumi_ 2022/06/05(Sun) 1:19:19

【赤】 トラジディ フカワ

/*
候補が多すぎるカブト虫ねえ
(*7) backador 2022/06/05(Sun) 4:03:06

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

「……無事なんだろうな……」

喉の奥で息をつまらせるような、言いよどむような声。
貴方が挙げた名前のどれかに反応してのことなのだろう。
前を歩く顔貌は貴方には見えなかったが、高い位置の頭が僅かに傾いだようだった。
そうして垣間見えた表情は、すぐに顎を引いて前を向いて、戻されてしまう。

「どうでしょうね。僕の父がここの所員であることは皆が知ったことです。
 それ以上に信用できないことがあれば、そう。例えば結木を殺した下手人が貴方であるとか?」
 おそらくは違うだろうと思っているから、言えることですが。

 なにせ、……叶の袖に血がついているのを見てしまいましたから。
 そんな状況下では彼を第一に疑わざるをえない。本当は神陰間とも一緒に行かせるべきじゃなかった。
 が、こちらがそれを指摘すれば余計刺激になり得る。
 一度早めに切り上げて、会議室に戻るべきか」

彼女の勢いに任されるままに二人きりにしたのは、果たして良いことだったのだろうか。
わざわざ口に出して説明するのは、他者の判断を仰いでいるからだ。
会議室を中心に円形に見て回るルートは、急げばすぐに元の場所にも戻れる。
(-94) redhaguki 2022/06/05(Sun) 4:06:44

【秘】 トラジディ フカワ → 篝屋に来た カジヤマ


何を言おうにも、一から百まで都合の悪いことしかない。
とはいえ、薄々気づいてきたが自分の能力は、
心の声全てが筒抜けなわけではない。それとなく逸らそう。

『はあ……わ、わかりました。
 資料程度なら、探せばありそうですものね』
 
『ストレスの原因、どれかと言えば環境ですかね……
 プレッシャーというか、息苦しいというか。

 もしかしたら営業、向いてなかったのかも。
 カウンセリングとかは受けてるのですが、はは』

『……つかぬことをお聞きしますが、
 何故篝屋さんは此処のことをお調べに?
 まさか探偵さんだったりとかは……しませんよね』
(-95) backador 2022/06/05(Sun) 4:19:42

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ


「オ、私がそんなことをしてしまったら、
 貴方と行動したいとは思わなかったでしょうがね。

 ……一歩踏み込んだ程度ですよ。
 だからきっと、主立っていることは……
 やはり自分は、思う以上に回りを疑ってかかってるということです。良いことか悪いことかは……断ずることはできません」

貴方のように強く在れたら、と後ろ頭に視線を向けるが、傾げた頭から覗けたものにまた自分も首を傾げる。

「……って、叶さんが!?」

続いた言葉は予想外のことだったのか、驚愕した声で。

「……偶然怪我をしただけ、というわけ、では……
 あまりにも都合が良すぎますよね……

 とはいえ彼のあの様子と……さ、殺人はあまり結びつかないようにも思えますが。確かめてみない事には。
 どう探ったものか、という問題もありますがね」

あてのない人探しよりも、まずはそちらを当たってみる方が先やも、というのには同じ見解の様子で。

「……仮に……彼が人を殺していたなら。
 我々は一体、どうしたらいいんでしょうかね」

ただ思うところもあるようで、暗い声色で呟いた。
(-97) backador 2022/06/05(Sun) 4:56:05

【独】 トラジディ フカワ

この時点でもう叶さんからのメールは確認していた方が自然だと思うので、この発言は完全にカマかけです。
(-96) backador 2022/06/05(Sun) 4:57:10

【独】 トラジディ フカワ

万一確認していなかったにしろ、
多分叶さんの為に襲撃先を決めるような一件にはなりそうですがね。
(-98) backador 2022/06/05(Sun) 5:00:12

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

「もし結木を殺した人間なら、次はもっとうまくやれると思って、ついてきますよ。
 そういうところ、貴方は思考がしっかり平常らしくて助かりますね」

前を歩く背中は貴方から見れば大きいのだろうけど、無防備な死角があるだけとも言える。
時折警戒するように周囲に気を払ってみたり、空き部屋を覗いてみたりはするが、
収穫もなく、また、これといって得られる情報もなく。
次第に足取りは、セキュリティランクの低い区画を一周してしまって、
もと集合していた部屋に近づいてきた。その前で足を止めて策を練ることも出来はする。

「偶然怪我をしてついたなら、手先はよく洗ったり検分するんじゃないかなと。
 つまり本人の意識の外で血がついて、まだ気づけていない。
 疑うのはあまりよろしくないにしても、不自然すぎる」

曲がり角を前にして、一度足を止める。
長い前髪の間から、下を向くように後ろに視線を流した。
貴方がどう感じるかを、観察しているのだ。

「殺しますか? 彼を。

 僕はそれが最善とは思わない。なにせ僕らには生きて帰る先がある。
 人を殺したら、今まで通りには生きていけませんよ。
 拘束して空き部屋に放置するのが関の山でしょうかね」
(-100) redhaguki 2022/06/05(Sun) 9:59:57

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → トラジディ フカワ

『ありがとうございまっす! やっぱ深和さん良いワ〜」

『あー休んでも次の日が辛い系かア。
 営業さんって相手の機嫌とか伺うんですよね。
 俺ちゃんは深和さんは向いていると思いますよー。
 でも辛いなら次の仕事探しとかどうっすか。
 そっちのが、ストレスになっちゃ本末転倒でしょうケド』

簡単にはできないでしょうけど、と素直に心配をするような声をかければ探偵の言葉に素っ頓狂な声を出した。

え?? 探偵???
 そんなんじゃないっすよ!
 ただの院生です、俺ここに就職しよーと思ってて。

 正直こうやって迷惑被ってますけど
 超能力? 技術はすごいなーって思ってるんです。
 二度も三度も実験体に使われたくないっすけどね!
 ま、会えるなら事情知ってる人は見つけたいっすよ』
(-110) toumi_ 2022/06/05(Sun) 16:58:21

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ


「少なくとも貴方は……体格も大きいし、
 頭も良く回る。私のような臆病者じゃあ、
 とてもとても、上手くやれるなんて思ったりしないです」

人を殺すための思考回路、見る目なんか、
これっぽっちも育てたことなんかない。
いつだって人の顔色を窺っていて、おどおどしていて、探索するにあたっても足手纏いになっていないか気にしているばかりの。

「……いえ、安心しました。
 叶さんは……少しばかり気にかけていたもので。

 でも、自分は……自分が被害者になるかも、と思ったとき、
 そういうことを気にかけていられる自信がありません。
 生きて帰る先を奪われるくらいなら、と」

安堵の色を見せつつも、正直に。
極限状態に置かれて、冷静でいられる保証なんて、
自分には何一つない。だから仲間が欲しいのだ。

「……あるいは。他に私のような考えを持ち、
 行動に移す人が出ないと良いのですが」
(-113) backador 2022/06/05(Sun) 18:22:13

【赤】 トラジディ フカワ


『古後さんが、貴方に疑いを持っている』
『会議室に戻るときは、様子を見た方がいい』

生き抜く術の一つは二枚舌。
簡潔なメッセージを飛ばしておいた。
(*9) backador 2022/06/05(Sun) 18:25:35

【赤】 トラジディ フカワ

/*
てなわけでコゴマ氏襲撃の趣が強いです。
輪廻龍とか歪狐だったらそれはそれで美味しいですね。
(*10) backador 2022/06/05(Sun) 18:29:04

【神】 トラジディ フカワ


古後が会議室に戻ってきてから、
少しばかり遅れて後から入ってくる。
パイプをその辺りに立て掛けては息を吐いた。

「……叶さんと神陰間さんはまだ、か。
 呼びかけてみたいものの、能力を乱用するのは怖いし……」

「人数が減ってきてからは、
 三人で行動するのも一苦労ですね。
 これ以上分散するのは避けたいところです」
(G22) backador 2022/06/05(Sun) 18:44:57

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

「正直なところ、僕もまた叶がどうしてそんなことをしたのかはわかりませんから。
 せいぜいが出来ることは、そう。猫の首に鈴をつけるくらいでしょうね。
 どちらが先に手を出したのやらも、わからないわけですから」

努めて言葉は中立的に。誰が己の真の敵か、なんてのはわからない話だ。
少しばかり顔を知っている同学の人間以外は、結局知らない人間なのだ。
疑いの掛けられた叶にも、こうして推測を話した貴方にも、例外なく。
やはり同じように距離を取って、真実の天秤に掛けていくのだろう。

もうしばらく時間は経ったか、もしくはそんな会話からすぐだったか。
一度目の人探しを終えた足は、一旦会議室へと戻ることにした。
見慣れた壁へと曲がっていく、その手前で貴方の言葉を聞いて。

「……もし、なにか言うべきことがあったなら。
 僕が早合点するよりも前に話すべきだと思いますよ」

含みのある言い方をするのであれば、それは刺し貫いて釘を挿しておかねばならない。
背中を向けたままの青年は、先に会議室へと入っていく。
(-118) redhaguki 2022/06/05(Sun) 19:04:18

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ

/*
てなわけで(どういうわけ?)、
迂闊にも一人で行動するあなたに襲撃予告です。

とはいえ今現在の深和に殺人を決意する胆力はまだなく、ちょっと状況に工夫した方がお互いの性格として自然、かつやりやすそうなので、「深和が叶とばったり出くわしたテイで、さっきの会話のこともあったのでそれとなくそちらに連絡を寄せ、三人で合流し会議室に戻る道すがらで」というのはいかがでしょうか?(叶さんPLにもお話しておきました)

通常発言にて三人で会話し、決定的な殺害の瞬間だけ秘話なりスレッドなりをつかってやりとりするみたいな形で。
(-120) backador 2022/06/05(Sun) 19:29:02

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ


/*
時系列はいつでも大丈夫です。
都合のいい時にまたご連絡くださいね。
(-121) backador 2022/06/05(Sun) 19:29:50

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

/*
てぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜めェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(大爆笑)
了解しました。襲撃についての運びは提示していただいた形で問題ありません。
ところで時系列に関することやその他諸々含めてどうしていいかわからなくなったんですが役職COしていいですか?(唐突)(混乱)(だめ)
(-128) redhaguki 2022/06/05(Sun) 19:57:08

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ

/*
なんでこんな怪しいおじさんと一緒に行動しちゃうんですか(冷静)
智狼マンなので役職COされても一日早いか遅いかくらいの差しかないので大丈夫ですよ(快諾)

ではそのように……様子見て通常発言で叶さんと合流し呼びます……
(-129) backador 2022/06/05(Sun) 20:01:29

【赤】 トラジディ フカワ

/*
もしもし叶さん?
あなたと出くわしたテイで古後さんを呼びつけどうにかしてしまおうって流れになったのですが、都合のいい時間ができたら通常発言に偶然を装って出てこられますか?
(*12) backador 2022/06/05(Sun) 20:04:08

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

/*
一片も疑ってなかったからです(純粋)
ハッピー 話の早い運営で助かる
僕輪廻龍なんですけど

wikiの処理順表に輪廻龍の蘇生が載ってないんですよね。
多分月兎、神祓衆、大海星の再生とおなじなのかな? と思うんですが、
焔狼にブン殴られると死んじゃって蘇生が出来ない可能性があるんですよね……

今回の場合はフカワさんがそのまま襲撃においでなさる、のかな?
その場合はこのあたりの処理齟齬がまず発生しなさそうなので問題ない話にはなります。
で、この場合二人がかりで襲われても返り討ちにする超人ロックということになりますが、
その辺もろもろ込みでロールの向きも考えていただけると幸いです、
というか多分システム的に俺達は全員込まされることになりそうなので、ご報告しておきます……
(-130) redhaguki 2022/06/05(Sun) 20:07:55

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

/*
ついでだから輪廻龍の能力って回復一択にならない?
どうする? どうしよ? 記憶・情報操作のつもりだったんですけど、
それで実際的に死んでる人間をもっかい歩かせられるのって(一応便宜上は死んだ情報を消しているという方向性で相手方には相談しようかなと思っていたんですが)能力の二重所有にひっかかるのかな〜って唸っていることも相談ごととして添えておきます。
おいそれと光ったり唸ったり出来ないよ〜(苦しみ)
(-131) redhaguki 2022/06/05(Sun) 20:13:11

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ

/*
そんなこったろうと思ったよ(正直)
色々省きますが、今回あなたがこの襲撃で死亡するようなことは無いとは思うのでそのあたりにつきましては安心してください。

襲撃方法に関しましても、フカワ自身が襲う形ではなく暴走している実験動物に襲われる(ホントはフカワがけしかけているんだけど、難しいことは指示できないのでフカワごと襲おうとする)形になるため、疑うもそのまま信じ続けるもよしです。

叶さんは“パワー”なので途中で有耶無耶になって逃げられる方が自然でしょうか……?またあちらとも連絡をとってみます。
(-132) backador 2022/06/05(Sun) 20:16:31

【赤】 トラジディ フカワ

/*
【速報】コゴマ、輪廻龍の模様【襲撃失敗濃厚】

多分施設の崩落とかで有耶無耶になって、隙をついてカナイさんが逃げ出すとかが自然になるんじゃないですかね。
(*14) backador 2022/06/05(Sun) 20:18:27

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ

/*
運営Y「この村の死の扱いってざっくり言ったら 頭(意思)がグエ〜死んだンゴ〜って思ったから死ぬ なわけだから、その死んだンゴ〜を消去しちゃえば死んでない状態にできちゃうのか 理屈として通るから、オッケー!」

だそうです。
(-133) backador 2022/06/05(Sun) 20:21:57

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ

/*
蘇生を受ける相手が説明を聞き、オッケーって言ったらその蘇生方法で構わないと思います(この村で一番大事なのは、その人は生きようとする意志なので)
(-134) backador 2022/06/05(Sun) 20:22:57

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

/*
了解です。襲撃失敗する方向でいくと双方考えることが減りそうなので、よかった……

撃退してしまっても問題ない(絶対の自信)のですが、
深和さんが襲われてるとなると多分古後は深和さんを逃がそうとするので、
一緒に会議室の方向(会議室内でなくとも、音が聴こえて企みがバレてしまいそうな距離)まで逃げてきてしまうか、
それか提案通り有耶無耶になってそれぞれ解散するかが丸いかもなあと思いました。
連絡についても了解しました。すり合わせ次第で、齟齬のないほうにしていただければ〜。

能力許可やった〜。助かります。
諸々ありがとうございます。こちらも打診等々うまくやっていきます。
(-135) redhaguki 2022/06/05(Sun) 20:27:27

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

/*
忘れてた 時系列どうしようかな
深和さんへの信頼が揺らがない方向性になるのだったら、
多分会議室もそんなにゴチャゴチャにならないと思うので、
若干神陰間さんの方角を見つつ決めていただいてもかまわないような気がします。
特にそっちの方面で困ることがないのだったら、日が替わるよりはそこそこ前で希望しておくかな……
(-136) redhaguki 2022/06/05(Sun) 20:30:39

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ

/*
というか殺さない方向性になるんだったら全編通して表でやれるし日付跨ぐかどうかもそこまで逼迫しないので楽ですね。(決定的もクソもなく、おじさんがどんくさく実験動物に襲われて害そうと思った相手に助けられるだけなので)

向こうの都合がよさそうだったら直に始めようとはおもいます。ではでは〜
(-137) backador 2022/06/05(Sun) 20:45:53

【秘】 トラジディ フカワ → 篝屋に来た カジヤマ


『……就職希望、か。
 こんなことに巻き込まれてまだそう思えるなら、
 貴方は……向いてるかもしれませんね』

頭の声であれど、それは呟くように。

『ええ、簡単には次の仕事は見つからないでしょう。
 もっと早く仕事を探すべきだったとも思います。

 ……事情には詳しくありませんが、
 知ってることも、あることには……あるので。
 ダート製薬について調べるならお手伝いしますよ』

『……多分、私の為にも……なるとは思うので』
(-149) backador 2022/06/05(Sun) 22:18:24
フカワは、吐き気を催して会議室から出て行った。
(a23) backador 2022/06/05(Sun) 22:27:32

フカワは、そう遠くまで離れないから心配しなくても大丈夫。
(a24) backador 2022/06/05(Sun) 22:27:47

【置】 トラジディ フカワ


『なぜ知らないふりをしているのです?
 自分は関係ないとでも言うのですか?

 貴方の所為だ。
 貴方が耳を閉ざしていたからだ』

『狂いだした歯車の音を聞け』
『貴方は決して無関係なんかじゃない』

『罪を背負うべきだ』



(───知るか。

 そんなこと言われたって、本当に。

 何も関係ないんだから。関わらないでくれ)
(L17) backador 2022/06/05(Sun) 22:51:31
公開: 2022/06/05(Sun) 22:45:00

【人】 トラジディ フカワ


『須臾の光に 手を伸ばすなら
 身を焼く信徒 業火を抱き降り立つ
 神に背くことは 許されない』


(……また、知らない唄だ)

責める言葉よりかは幾分か心地よい声。
それを頼りに何度か息を吸って、吐いて、
こみあげてきたきた吐き気をどうにか喉奥に押し込む。

「……」

日に日に消耗している気がする。
こんな場所にいて、オレはあとどれだけ正気でいられるのか。
暗い気持ちを抱えて、顔を上げればそこには。

「……叶さん?」(>>8

何故か一人で行動をしている彼の姿があった。
(9) backador 2022/06/05(Sun) 23:10:36

【人】 トラジディ フカワ

>>10 叶

「気分が悪くなって……
 会議室を汚すのもどうかと、出てきたところで。

 ……あ、もう大丈夫です。
 歩いていたら、少し楽になりました」

白衣、と首を傾げたものの、
正直新たに装備を増やす人たちは、
もうすでに珍しくもなかったためなんとなく流す。

ちょっと不用意過ぎるかもしれない。

「……その、何度かメッセージを送りましたが、
 見て……頂けましたか?
 ただでさえ急に施設が危なくなって、心配で」

自分のスマホも出して、確認ついでに見る。

「会議室も……随分静かになってしまいましたし」
(11) backador 2022/06/05(Sun) 23:42:30
フカワは、カナイを案ずるようなメッセージをそちらの端末に送っているはず。
(a28) backador 2022/06/05(Sun) 23:43:04

フカワは、コゴマにそれとなく『叶さんと出くわしたので、できれば来てもらえたら』と、付近の目印と共に送っておいた。
(a29) backador 2022/06/05(Sun) 23:43:19

【赤】 トラジディ フカワ


『どうしましょうか』

『殺しはしないとは言ってましたが』
『秘密が露呈するのは避けたい』

追加でメッセージが飛ぶ。
勿論それは、古後への対処の話だ。
(*16) backador 2022/06/05(Sun) 23:43:57

【人】 トラジディ フカワ

>>12 叶

「───……」

顔を顰めて深呼吸を挟む。
やはりまだ具合が悪いのか、それとも。

「味方が、いる」


辺りを見渡しては、もう一度向き直る。

「……忙しかったなら仕方がありません。
 ですが、緊急時ですので……どうかお気をつけて。

 私は、これから会議室に戻るところでしたが、
 そちらは……まだ何か用事とかありますか?
 よろしければ、ついていかせてもらえたら」
(14) backador 2022/06/06(Mon) 0:43:44

【秘】 トラジディ フカワ → 絶対専制君主制 コゴマ

/*

Happy birthday


ゆっくり誕生日を満喫してから顔出してきてくださいね……
(-166) backador 2022/06/06(Mon) 1:13:21

【秘】 篝屋に来た カジヤマ → トラジディ フカワ

『あ〜……正直完全に許してはないですし、
 法律で裁けるなら裁かれて欲しいですよ。
 ちゃんと試験しますって言って欲しいのはあります!
 合法的に超能力? が使えて、化け物っぽいのも……んー。
 襲ってこないなら遺伝子操作とか海外ではよくありますしね』

進んでる会社だったんですね、と。
評価は変わらずとも流石に身の危険はかんじているらしかった。

『あ、知ってることあるんですか! さっすが深和さん
 んじゃあ、また起きてるときに――――無事だったら!
 俺ちゃん ちょっと嫌な予感してて。
 なんか寒気って言うか、気味が悪いとは違った……悪寒?
 正直びびらないようにテンションあげてるんすよ!
 できるだけ無事に脱出できるように、一緒に頑張りましょ。
 そろそろ起きそう……向こうが明るくなってきた。
 
もっと便利にならないかな、この能力……


そんなことをぼやきながら
段々と青年の声はフェードアウトしていった
(-171) toumi_ 2022/06/06(Mon) 3:17:11

【秘】 絶対専制君主制 コゴマ → トラジディ フカワ

/*
Thanks……

想像を絶する爆寝に見舞われたため、これから出動します。
(-179) redhaguki 2022/06/06(Mon) 7:10:19

【人】 トラジディ フカワ

>>15 >>22 叶 古後

「……あ、古後さん……」

一人きりの足音に気づいて視線を向けたら、
メッセージで呼び出した相手が目に入って安堵。
喉から抜けるのは、なんだか疲弊、摩耗しているような声色だ。

「ええ、気分が優れなくて出たところに、
 偶然会って……ちょうど今、会議室に戻るところで。

 この状況では一人より二人、二人よりできれば三人、
 付近にいらっしゃればご一緒できれば、と。
 来ていただけたようで何よりです」

理由も理由だからパイプなんて持ってきてない。
どうにもまだ危機管理意識が足りてないなと、
内心でいつものように卑下しながら、其方へ近づく。

──古後が来た方とは真反対。
   何かが駆けるような足音も、近づいてきているような。
(23) backador 2022/06/06(Mon) 8:33:33

【独】 トラジディ フカワ

パイプを持ってきてないことを悔やんでいる理由は、もしあったらもう少し殺しやすかったんだろうなあとか思ってる感じです。加圧されてかなり腹括ってしまっているよくないおじさん。
(-181) backador 2022/06/06(Mon) 8:35:14

【赤】 トラジディ フカワ


『カナイさん』
『オレが嗾けようとしているものです』

メッセージではなく、直接頭に呼びかける形で。

『敵味方の区別がつかないので』
『距離をとった方がいいかもしれません』

自分はもう既に引っ張られているものだから、仕方ない。
(*20) backador 2022/06/06(Mon) 11:55:32

【人】 トラジディ フカワ


>>24 >>26 古後 叶

「知り合って間もない人たちが、
 最初から最後まで問題なく、スムーズになんて、
 それは土台無理な話じゃありませんか」

自分に対する言い訳でもあり、
二人に対する気遣いでもあり。
どことなく皮肉げに言ってのけて。

「……全て上手くいくんだったら、
 もとより、こんな事態にはなっていないはず──」

遠くの方を見つめて、ひりついた空気に気付かず。
腕を引かれてやっと「え?」だの呆けた声をあげる始末。

ようやく足音を認識したのか、
焦った様子でその長身の背後へと転がり込み──

『───────────!!!!』


息吐く間もなく
どろどろと崩れた人か獣か
が、
深和とそれを庇う形になった古後に向かって両手を振り上げ、
明確な殺意の下襲いかかってくる!
(27) backador 2022/06/06(Mon) 12:14:10

【独】 トラジディ フカワ

自分で「この能力は害意に敏感」つってるから気付かないわけがないんですよね。演技下手くそおじさんです。
(-187) backador 2022/06/06(Mon) 12:15:01

【人】 トラジディ フカワ

>>28 >>30 古後 叶

「古後さ───ッ!」

尻もちをついた体制から、
まるで夢か映画みたいな光景を低い視線から見ている。
目の前で血が弾け、骨が砕ける音までもがすぐそばで、
それを現実のものだと認識した時には、叶の方を向きかけて。

『─── またそうやって頼ってばかりなんですか?』
『まだ耳を塞いでいるつもりなんですか』

『貴方は無関係なんかじゃない』
『けれど責任と罪は、決して痛みばかりではない』


その奥に、微かな黄色い光を垣間見る。
言おうとしたことはその声のなかに搔き消えて、
次に視線を動かせば獣は深手を負いつつももう一度こちらへ襲い掛かろうとしている所だ。
何かを迷っている場合ではない。ないんだ。

「あ、あ、───……!」

自分が招いた結果を、
人に拭わせてばかりでは、
それこそ───やがて自分の首を絞めることになる。
(31) backador 2022/06/06(Mon) 19:42:17

【人】 トラジディ フカワ

>>28 >>30 古後 叶

「う、う゛ぅ、う〜〜〜〜ッ!!」

頭を抑えながら低く呻いて、
隈の濃い眼は力強く獣を睨み付ける。

どうして?何故?なんで?
相手にも、自分にも問いかけるような一片の迷い。
きっとその答えは全てが終わってからじゃないと分からない。

『さ
   わ 
るなああああああああああ゛ああああ゛!!!』


目を見開き、蹲り、唾液が零れる。
割れそうな頭を無理やり手で押さえつけるみたいに。

そうじゃないと、自分の能力の使い方に耐えられない。
脳に直接刻むような命令を聞いた獣は吠え苦しんで。

けれど勢いを止めず、がむしゃらな低い姿勢で正面、
会議室のある方向へと突っ込もうとしている───!!
(32) backador 2022/06/06(Mon) 19:58:01

【赤】 トラジディ フカワ


絶交のチャンスであったことは間違いない。
貴方のやったことに疑いを持ち、
肉体的にも、精神的にも強い彼を排除してしまえばきっと、
この先を行くに際し、大きなメリットを齎すのだから。

(だけど───)

我が身を案じて、率先して身体を張る者を害し、
殺めてしまうことの方が、より一層恐ろしいと思ってしまった。

能力を行使した獣の軌道は大きく逸れて、更に向こうへ。

『そっちに行ったら、マズい───』

一瞬のうちに零れた、焦りを孕んだ呟き。
仲間に対する指示も、外敵を排除しようという意思もない。
ましてや守ろうとしていた心も僅かばかり忘れて、

『オレの安らぎを壊さないでくれ』


今はただ、自分が呼び寄せてしまったが為に、
獣が成そうとしていることを、一番恐れている。
(*23) backador 2022/06/06(Mon) 20:08:17