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人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【秘】 四谷 隆史 → 空虚 タチバナ

[死の気配は己に染みこむ

まるで、不安を煽って絶望に堕とさんとするかのように]
(-0) leaf 2022/08/13(Sat) 7:21:27

【秘】 千早 結 → 空虚 タチバナ




  ・・・、ころしてくれて、いいのに、
   
   
[挿入したまま、幾度と内側を穢しただろう。

引き抜く際、少しだけ悔しさの残る声を彼女に向けた]
(-3) lumny_ 2022/08/13(Sat) 7:53:30

【独】 空虚 タチバナ

/*
ワ〜夢 ワ〜〜〜
(-4) cle 2022/08/13(Sat) 12:11:38

【独】 空虚 タチバナ

/*
というかみなさん秘話ワンポイント上手すぎる

怪異満喫してくれてきゃっきゃ だったり
ころしていいのには最高の殺し文句ですね だったり

心の赤ちゃんがずっと笑顔
(-5) cle 2022/08/13(Sat) 12:12:42

【独】 空虚 タチバナ

/*
命を委ねてくださっているのは伝わっていたんだけど

・まだ丸1日残ってる(PL)
・四谷さんたちともし会った時に死んでたら壊れちゃわない?
でもそっちの方が楽しいか?(PL)
・苦しみを知ってもっと求めてほしい(PC)

等の理由でこうなりました 二番目で既に葛藤している
お相手PLさんとPCが楽しければよいのだけど

わりとふあん ご希望を裏切っている感はある がんばる
(-6) cle 2022/08/13(Sat) 12:17:11

【人】 空虚 タチバナ

― 院内廊下 ―


[病院すべてを覆い尽くす黒が、
 腰まで伸びた髪の先へ縋るように絡みついてくる。
 身体の延長線上みたいに闇を引きずる姿は、
 さながら黒いヴェールを纏っているようだった。]

  ……。

[しかし白いパジャマは胸元に穴こそ開いてはいるが、
 それ以外は至って普通の質素なもの。
 神聖なヴェールには似つかわしくなく、
 色の名残さえ匂わせない。

 積み重ねた負の感情が表情を陰鬱にし、
 逃れられない怨霊の性が死の匂いを甘く漂わせた。]
(21) cle 2022/08/13(Sat) 13:05:13

【人】 空虚 タチバナ

[唯一の痕跡は腹の中に残っている。
 元より遅かった歩みを更に緩め、
 真白い手が下腹部をゆったりと撫でた。

 注がれた瞬間、死ぬことが約束されている
 意味を成さない命のはじまりが、たっぷりと。]

  ん……。

[まだ快感の切れ端が残っていたのか、
 鼻にかかった声を漏らし、身を震わせた。
 この身にそれを刻んだ男は、
 今頃ベッドで眠っているだろう。]
(22) cle 2022/08/13(Sat) 13:05:31

【人】 空虚 タチバナ

[夢を見ているようだった>>2
 その表情は満たされたようにも見えたし、
 どこか寂しそうにも思えた。

 自身を空っぽだと評し、
 何事にも希薄さを覗かせていた彼が見る夢は
 空虚を埋めるに足るものだっただろうか。

 無防備な首を絞めて殺すことは簡単だった。
 けれど、彼に与えたのは耳元の囁きだけで
 種≠セけを残して闇に溶ける。

 夢の果て、彼の零した願望が耳にこびりついている。
 何かを堪えるように震える瞼を閉じた。]
(23) cle 2022/08/13(Sat) 13:05:47

【人】 空虚 タチバナ

[己の感情を思い出す。
 自身の存在理由を確かめる。

 たとえ望んだものではなかったとしても、
 自分が得た唯一のもの。
 生きている間には手に入らなかった、たった一つの。

 悲しみが、怒りが、憎しみが、恨みが
 黒く、黒く……渦巻く感情が、
 怨霊わたし怨霊わたしたらしめているのだと。


 生まれてはいけなかった。
 死ななければならなかった。
 だから私は両親アイツらを――]
(24) cle 2022/08/13(Sat) 13:06:16

【人】 空虚 タチバナ

 


[――悲鳴が聞こえて>>1:121、 
血の匂いがした>>1:129。]
(25) cle 2022/08/13(Sat) 13:07:01

【人】 空虚 タチバナ

 
  あれ……?

[今のは何だろう。よく思い出せない。
 私は正しいこと≠したはずだ。
 必要ないものを片づけ……いやでも、それは同じ、]

  ……あたま、…………いたい。

[途切れた快感がいつもの痛みを取り戻した。
 足取りがぶれて、よろよろと蛇行しながら進む。

 きっと、どこかで何かが混じっただけだ。
 ただそれだけ。これは私のものじゃない。

 どれだけ言い聞かせても、否定しても、
 喉の奥が狭くなったような気がして。
 必要ないはずの息が苦しくなった。
 目頭が痺れを訴え、熱を帯びた。ねえ、どうして。]
(26) cle 2022/08/13(Sat) 13:08:20

【人】 空虚 タチバナ

 
[頭が痛い。息が苦しい。
 闇を引きずる女から、地を這う呻き声が広がる。]*
 
(27) cle 2022/08/13(Sat) 13:08:57
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a6) cle 2022/08/13(Sat) 13:17:16

【独】 空虚 タチバナ

/*
あらままま 光がおる 天使だ……
四谷さんに優しくしてくれてありがとう
いじわるをした怨霊より

とってもとっても嬉しい
でも他の行きたいとこ行けなくなるかもしれないけど大丈夫ですか 離しませんよ いいんですか
(-11) cle 2022/08/13(Sat) 16:09:33

【独】 空虚 タチバナ

/*
そうするとシーン切った方たちの行く先が限られてしまうんじゃないかとか 大丈夫かな
様子見つつこねこね こねる
(-12) cle 2022/08/13(Sat) 16:11:24

【人】 空虚 タチバナ

[かれん、と。私の名前を呼ぶ声が聞こえる。

 母ではない。
 彼女が娘の名を呼ぶことなんて滅多になかった。
 他人がいる時だけ取り繕うように紡ぐ響きは、
 何かが切れてしまうより前から他人事のようだった。

 私だけを見て、私だけに注がれる名は、
 彼が抱いた欲に満ちていた。
 欲するままに与え合い奪い合って、
 教えてもらった彼の名前ごと口づけられて、
 交わした熱い吐息にどろどろに溶けてしまうような。

 ――夢のようだった。
 あの時だけは、たとえどんなに愚かだったとしても、
 本物になれたような気がしたから。

 私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
 何度も思い返そうとする頭の中で、
 思い出の彼が私の名前を呼んでいる。]
(32) cle 2022/08/13(Sat) 17:24:01

【人】 空虚 タチバナ

[過ぎてしまったもしも程、愚かなものはない。

 母の元に生まれたのが私じゃなかったら、
 あの子たちの誰かだったのなら、彼だったら、
 運命のあの日、救いがあったなら>>L0

 一人で抜け出せなかった地獄から連れ出してくれて、
 一緒に暮らして、家族から守ってくれて、
 家事を失敗しても怒られず、二人並んで笑い合って、
 誰にも言えなかったことを打ち明けて>>L2

 叱責≠ノ怯えなくていい、二人きりの生活なんて。]
(33) cle 2022/08/13(Sat) 17:24:20

【人】 空虚 タチバナ

[本当はもう少し生きてみたかった>>1:114
 誰も助けてくれない、誰も許してくれないと
 長い時間をかけて理解したはずなのに、
 甘えた私の心がもしもを手放せなかった。

 生きている限り、いつか報われるんじゃないかって。

 それがたとえ限りなくゼロに近い可能性でも、
 望まれずとも、生まれることすらなくとも、
 命は命だろうに。心は心だろうに。

 やがて絶望し、私のすべてがそれを否定しても、
 正しさが遂行されるその瞬間まで、
 私の心には欠片がひとつ突き刺さったままだった。]
(34) cle 2022/08/13(Sat) 17:24:35

【人】 空虚 タチバナ

[過ぎてしまったもしも程、愚かなものはない。
 じゃあ、これから起きるかもしれないもしもなら?

 もし、私という存在が彼の欲に塗りつぶされたら。
 私の知らない幸せを注がれ、満たされてしまったら。
 もし、彼の知らないことを教えてしまったら。
 無抵抗の首に手をかけ、未練なく殺してしまったら。

 むすぶが消えてしまうんじゃないかと、
 それが……どうしようもなく怖ろしい。

 しかし彼>>31はこちらへ躊躇なく踏み込んでくる。
 怖くないのだろうか。
 やり直しも後戻りもきかないのに、
 どうしてそんなに強いんだろう。]
(35) cle 2022/08/13(Sat) 17:25:19

【人】 空虚 タチバナ


[空っぽだって言ったくせに、
 私の持っていないものをたくさん抱えた彼が、
 生者の輝きを持つ彼が、憎くて、羨ましくて。
 独り占めしそうになるくらいおいしそうで、
 どちらかが消え、触れられなくなるのが怖ろしくて。

 ――だから、殺してやらないことにした。]
 
(36) cle 2022/08/13(Sat) 17:25:45

【人】 空虚 タチバナ

[己が画策せずとも、異界化したここから
 容易に逃れることなどできはしない。
 けれど、異界化が終わったのなら。
 彼が望むなら外に出ることだってできるだろう。
 何も阻みはしない。>>1: *57

 快楽が途絶えれば痛みが生まれ、
 彼の理性を試そうとするだろうけれど。
 抜け出しさえすれば、痕跡すら消えてなくなる。
 彼がもう死に触れすぎてしまった事実に
 気づくことは未だない>> *3。
(37) cle 2022/08/13(Sat) 17:26:34

【人】 空虚 タチバナ

[だから、逃げてしまえばいい。
 ひとときの夢ころしてくれていいと、欲に溺れて生を投げ出さず、
 どこかで幸せに生きてくれたなら。

 だって――
  生きていたら、いつか報われるはずでしょう?

 思いが怨霊のそれから逸脱し始めていることに
 女はまだ気づかない。
 自分に価値などないから、己を省みる時はなく。
 矛盾から目を逸らすように頭の痛みに呻く。]

  ぅ……。

[折角逃げられたんだから、幸運を逃してはいけない。

 あなたに駆け寄ってくれる人がいた>>1:110
 あなたを呼んで探してくれる人がいた>>1:13

 彼らとの関係も、どんな理由があるのかも知らない。
 それでも心配してくれる誰かがいる。]
(38) cle 2022/08/13(Sat) 17:27:24

【人】 空虚 タチバナ

[この場に溜まる怪異は、あらゆる手段を用いて
 求める者を手に入れようとする。そういうモノだ。
 生者の延長線にいたとして、境界は存在する。
 だから、]

  ぅ……ぁ゛… ァ……。

幸運ただしさを逃してはいけない。
 もし、次にその姿を捉えることがあったなら、

 今度はもう、手放すことはできないだろうから。]**
(39) cle 2022/08/13(Sat) 17:28:38
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a9) cle 2022/08/13(Sat) 17:33:02

【独】 空虚 タチバナ

/*
※ボスではない

あらゆる手段〜はwikiのキャラ設定に書いてあったので主語デカが許されるのではないかと おもっ 大丈夫かなー

実際生きていたとして、千早さんとタチバナだと20以上歳が離れているので絶対にありえなかった点がとても好きです
胡蝶の夢はあまりにも天才 最高 だいすき
(-13) cle 2022/08/13(Sat) 17:36:05

【独】 空虚 タチバナ

/*
wikiに忠実な人間なので恋愛マインドは実家に置いて来てて、いちゃいちゃはするけど誰かひとりに執着はしないんだろうなって思ってた 実はね
だから千早さんすごいね ねー

それとは別に人間さんたちに怪異ムーヴは置いておきたかったのもあった
死にたいなら怪異と、生きたいなら人間と関わるといいのかなって思ってたので

勢喜さんが生きる方向に進んでるの納得とリアルタイム村の面白さで心の赤ちゃんも大歓喜
その上で必要ならいくらでもタチバナは使っていいのだ
(-14) cle 2022/08/13(Sat) 17:41:30

【人】 空虚 タチバナ

[痛くて、苦しくて、どうにかなりそうだった。
 生者を死へ誘う程の強く暗い感情が、
 今日ばかりは自分すら傷つけるように荒れ狂う。

 生者の目を多く見てしまったから?
 注いだ痛みを他人事だと思えなかったから?
 それとも異界化の影響だろうか。
 彼女の口にした救いは、生者だけに与えられるのか。

 いや、一度両手に抱えてしまったからだろうか。
 少しでも、欲しいと思ってしまった命を。]
(63) cle 2022/08/13(Sat) 22:35:25

【人】 空虚 タチバナ


  ……どうして、ここにいるの。

[耐えきれない感覚によろめき、蹲っていたせいか、
 結>>43が近づいていることに気づかなかった。
 髪の隙間から瞳を覗かせ、ずろりと相手を見る。

 尋ねた声は背中と同じく、か細く震えていた。
 彼に肩を支えられるまま手を引かれ、立ち上がる。
 得た質量を支えきれず、
 彼へよりかかるように身体が傾いだ。]

  ぁ……、

[あたたかい。
 死んだ者にはないぬくもりが触れた場所から広がる。
 決して熱が移る訳ではないけれど、
 己を苛んでいた痛みが和らいだ気がして
 身を離そうとした意思も忘れ、身を任せる。

 彼は、寄り添うことを許してくれるだろうか。
 拒まれない限りはそのままの体勢で、
 彼の言葉と心音に耳を傾けるつもりだ。]
(64) cle 2022/08/13(Sat) 22:35:48

【人】 空虚 タチバナ

[彼の提案はそう長くなかった。
 けれど私より雄弁で、私よりずっとまっすぐだった。

 人の言葉をなぞる悪戯にはじとりと視線を向けたが、
 おぞましさよりも拗ねたような色が宿る。
 最初からこちらを怖れもしなかった彼にとっては、
 何の牽制にもならないだろう。]

  なんで……、

[また彼に理由を尋ねようとして、口を噤んだ。
 「あなたには他にも幸せがあるのに」なんて、
 傲慢にも過ぎる言葉だったからだ。

 私の地獄が世間にとって甘えであるように、
 私の思う彼の幸せも、彼には空虚なんだろう。

 それを贅沢だとは思わない。
 正しい選択ではないのかもしれないけれど、
 正しさが幸福を保証しないことは
 ずっと前から分かっていたのだから。]
(65) cle 2022/08/13(Sat) 22:36:10

【人】 空虚 タチバナ

[彼が私の名前を呼ぶ。
 そう長く離れていた訳でもないのに、
 頭の中で繰り返していた声>>32よりも鮮明な響きが
 澱んだ何かを流してくれるようだった。
 髪の先に縋っていた闇>>21がほどけていく。]

  ……結、むすぶ、 むすぶ?

[存在を確かめるように空いている方の手を伸ばす。
 色に浸る時よりもぎこちない、頬を撫でる仕草。
 寄りかかっていた身体を少しだけ起こして、
 彼の目が見える位置に顔を上げる。]

  ……ぁ、…… っ、 わたし で、
   …………わたしで、 いい ……の?

[もし心臓が残っていたら、
 鼓動の激しさに破裂していたかもしれない。
 無価値の真実を植えつけられた女には、
 求めた者が自分を欲してくれるなんて未来が
 訪れるとはどうしても信じられなかった。

 緊張に口の中が渇いて、何度も生唾を飲み込む。
 今にも「そんな訳ない」と返って来やしないかと
 いいや彼に限ってそんなはずはないと、
 正反対の感情に心がバラバラになる。]
(66) cle 2022/08/13(Sat) 22:37:02

【人】 空虚 タチバナ

[でも、私を知りたいと言ってくれた。
 手を離そうとしたのに、また見つけてくれた。

 期待するのは怖くて、信じるのは恐ろしくて、
 喪ってしまうのはきっと耐えられない。

 言葉で返事をするより先に、
 闇の拘束を解いた身体が彼に抱き着こうと跳ねる。]
(67) cle 2022/08/13(Sat) 22:37:15

【置】 空虚 タチバナ

― 夜の夢 ―


 ずっと、……ずっと一緒にいて、
 結で私をいっぱいにして。全部がいい。

 私の全部も……あげるから、
 結が痛くないように、ちょっとずつ、ぜんぶ。

 そうして――最期は、
 私が大切にあいしてあげる。
 
(L3) cle 2022/08/13(Sat) 22:37:57
公開: 2022/08/13(Sat) 22:40:00

【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結


  だから……できたらで、いいから。
  いっぱい……、 ぁ……わたし、を ね?

  ――ころして、ほしい の。
 
(-26) cle 2022/08/13(Sat) 22:39:06

【人】 空虚 タチバナ

[生者と死者の間には大きな隔たりがあり、
 お互いの望みを阻む理由も気づいている>>44
 この場所で生き続けるのは決して楽ではないだろう。
 けれど、不可能ではない>>0:69

 時を司る強い力はないけれど、
 もう二度と離してはあげられないから。

 諦めて、一緒に地獄こうふくへ沈んでもらおう。
 少しでも多く未練を育んで、彼の好まない絶望で
 死んでも私から離れられないように。

 私の選んだまことはここにある。
 結が取ってくれた手を、己の意思で握り返した。]*
(68) cle 2022/08/13(Sat) 22:39:31

【人】 空虚 タチバナ

― 選択の先/院内廊下→ ―


  ……出たいの?

[廃病院に似合わないデートという単語に面食らう。
 それから彼の外を望むような様子に、
 じとりとした視線を向けた。]

  ダメ。結は私の傍を離れちゃダメ。

[繋いだ手を引き寄せ、
 引き連れた闇が紐のように細く伸び、
 二人の腕の周囲にぐるぐると巻きついた。

 まだ恐る恐るといった域を出ないが、
 これまでよりずっと露骨に彼への執着を示す。]
(69) cle 2022/08/13(Sat) 22:39:52

【人】 空虚 タチバナ


  ……少なくとも今は絶対に出られないよ。
  外とは別世界だから。

[結局は正直に答えてしまうのだけど。
 彼がお腹が空いたというのなら、
 購買部や食堂の話をするつもり。]

  あ……料理、したこと ない。

[監視で母の時間を奪う手伝いは許されていなかった。
 だからきっと上手にできない。
 代わりに食器はすごく綺麗に洗うはずだ。
 まるで生きた人間みたいに手が荒れてしまったら
 ハンドクリームを塗ってくれたら嬉しい。

 もしかしたら、愚かだと切り捨てた過去の夢が、
 未来へ形を変えて蘇ることもあるかもしれない。]
(70) cle 2022/08/13(Sat) 22:40:35

【人】 空虚 タチバナ


  何……食べたい?
  食べ物の味、もう忘れちゃった。

[結に手を引かれるまま病棟の廊下を歩く。

 引きずる闇こそ離れたが、
 黒い髪に紛れて細い闇が揺らめいている。
 むしろ彼の片腕は解こうとしない限り捕らえたまま。
 さながら捕食でもされているような有様だろう。

 他の獲物にちょっかいを出す怪異は多くないはず。
 けれどもし彼に手を出そうとするのなら、
 威嚇くらいはするかもしれません。ね。]*
(71) cle 2022/08/13(Sat) 22:41:27
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a14) cle 2022/08/13(Sat) 22:46:23

【独】 空虚 タチバナ

/*
愛子ちゃんの表情の替え方がうまい
映像をカットで見ている気分でしたね
天才おったな

勢喜さん四谷さんは心の赤子が大フィーバーです
もう生きな……生きて帰ろう……怖いもののいない優しい世界で暮らそう……
(-30) cle 2022/08/13(Sat) 22:49:08

【独】 空虚 タチバナ

/*
千早さんは最初から最後まで天才で最高なんだけど
ほんとね 夢がね あところしてくれていいがとてもね ツボでしたね

元々の設定的に感情や意思の頑なさがこちら側に多くて
無口なりに表情や行動で伝えられる分は投げてはいるつもりなんですが、それでも普通に拾いにくくない?と思っている 思ってはいる すまない

村の想定より怨霊のシリアスみを増してしまったのでは
ハッピージャムジャム怨霊いるよくらいで良かったのでは
プロ不参加だったので急遽土台を建設したら、うっかり人の業を建材にしてしまってね へへ
(-36) cle 2022/08/13(Sat) 22:54:47

【独】 空虚 タチバナ

/*
とにかく千早さんがずっと優しく包み込んでくれたからここまで特別になりました うれしはずかし想定外です
だからこそお願いをひたすらに叶えない流れが申し訳なく 本当にすみません……

だって! 気持ちが満たされたら成仏しちゃいそうだから!
怪異ってえっちなのニガテなやつもいるし!
タチバナそっちは全然大丈夫だけど!

そもそも苦しみ昇華する想定がなかったんですよ だって怪異側だもん 怖がられるのが仕事かと思って 過去話はただの土台だ
怖がらない千早さんだからこそ怖いって思えたとこあるし(ショックはすまない……)こっちがやりたいことやりきれた分 ほんと やりたいことあったら なんでも言って欲しい なんでもします らぶ
(-39) cle 2022/08/13(Sat) 23:01:29

【独】 空虚 タチバナ

/*
珍しく独り言いっぱい書いてるけど
ここまでセーブしてた分の気持ちをぶわっと書けてはしゃいじゃったね 執着隠さなくていいのやったー

タチバナの話し方は意識してほんのちょっとだけ幼くしてます
〜だわとかあまり言わなくなったくらい
(-40) cle 2022/08/13(Sat) 23:05:02

【独】 空虚 タチバナ

/*
千早さん、勢喜さん四谷さんに会えたらいいなしてるのかなと思ってるけどどうなんでしょう
二人がお部屋から出てくるかは分からないけど、三人が話すタイミングがあるといいですね
タチバナが離れたの、これもありましたからね 実現するかは別として
バファとてもよいわかる……浄化の光だから
怪異あまり優しくできないからいっぱい優しくして……

カナちゃんお大事にだしヒルコさん愛子ちゃんも楽しみ
手が空いてしまった方がいたら何か振りたい気持ちだけもっておこ
(-41) cle 2022/08/13(Sat) 23:09:28

【独】 空虚 タチバナ

/*
希望 いけるか 大丈夫か
三人会えるのとても嬉しいけれども やったぜ
場合によってはタチバナ隠れる説 あります まかせて
(-45) cle 2022/08/14(Sun) 0:19:20

【独】 空虚 タチバナ

/*
千早さんは天界のチョイスも上手いけど
情景描写がひたすら美しくてテンションが上がる
語彙 食べさせていただいても?
(-46) cle 2022/08/14(Sun) 0:20:17

【独】 空虚 タチバナ

/*
違う展開です 天使だけど天界には帰らないでください
(-47) cle 2022/08/14(Sun) 0:20:38

【人】 空虚 タチバナ

― →購買 ―


[結と己を捕らえた影は痛みこそないが、
 身じろぎを封じる程の圧迫感を与える。
 触れ合った腕、服越しでも彼の体温を感じた。

 どれだけ触れ合っても同じ温度にはなれずとも、
 彼の生きたぬくもりが何度も滲んで溶けていく>>79

 長らく感じていなかった、
 あるいは初めて感じる心地よさだった。
 肌を重ねる鮮烈な快感とは違う穏やかさが、
 永久に己を苛み続ける痛みから遠ざけてくれる。

 今この瞬間は、頭痛が心を乱すことも
 混じった誰かの情景が全身を傷つけることもない。

 だから彼が噴き出して懸念が杞憂だと分かっても、
 片手の不便を訴えられるまでは
 拘束が緩まることはなかっただろう。]
(92) cle 2022/08/14(Sun) 1:55:22

【人】 空虚 タチバナ

[道中、結の語る展望は、
 生者らしく陽光の下を歩くような光景だった。
 当たり前のようにここを離れることを口にする彼。
 想像もしなかった内容に死を湛えた目を見開く。]

  どう……かな。

[命ある彼はどこへ行っても息ができるだろうけれど、
 本来ここに在るべきでない自身は
 この病院に渦巻く怨念や邪気によって力を得た身だ。
 もちろん、己の感情ありきではあるけれど、
 ここを離れても今の質量を保てるとは思えない。

 ――それに、強い力を持つ彼女>>0:1
 彼女が寄りそう彼>>0:0が逃がしてくれるかどうか。
 死者との交流をあまりしてこなかった自身には
 どうにも判断がつかなかった。

 つくづく、何もかも違う存在なのだと実感する。
 捕らえたままの腕の先、繋いだ手を強く握った。]
(93) cle 2022/08/14(Sun) 1:55:42

【人】 空虚 タチバナ


  そうだな……うん。
  …………結となら、いいよ。

[自分のために生きたままの結をここに閉じ込めたら、
 病気を患っているという彼>>1:2の余命を待たずに
 その命を取りこぼしてしまうかもしれない。
 もしくは精神の方がやられてしまうかも。

 彼の全部が欲しいけれど、
 好まない苦痛を与えたいとは思わなくなっていた。

 だから事実も感情も偽らず、口を閉ざさず、
 ありのままの想いを彼に告げよう。

 痛くないように、少しずつ。
 私を分け与えると約束したのだから。]
(94) cle 2022/08/14(Sun) 1:55:58

【人】 空虚 タチバナ


  だから……離れるのだけ、やだ。

[どこにもいかないで。一緒にいて。
 やがて新鮮な気持ちがなくなっても飽きないで。
 ずっとずっと、死ぬまで、死んでも、
 私以外を選んではいけない。

 だって、あなたは私だけの獲物ひとだから。

 いつかはこの感情のすべてを彼に明かすのだろう。
 しかし、今はこわごわ様子を伺いながら
 距離を縮めて甘えるだけだ。]
(95) cle 2022/08/14(Sun) 1:56:19

【人】 空虚 タチバナ

[普段精神病棟ばかりを彷徨い歩いているが、
 さすがに食堂や購買といった目立つ場所は分かる。
 結を案内しながら、彼の話>>82に耳を傾けた。]

  んー……もうよく覚えてないけど、
  ナポリタンは子どもの頃食べてたな。冷凍のね。

[仕事が忙しい母だったが、
 自身が台所に立つことは許されなかった。
 必然的に出来合いの物が食卓に並ぶ機会も増える。
 冷凍食品のナポリタンはメニューのひとつだった。

 なお、女自身に自覚はないが、
 死して既に20年近く経っている。
 つまり女の死と彼の生がほぼ同時期な訳で、
 話の内容によっては時代の齟齬が生まれたかも。
 ところどころ記憶が曖昧なので、
 そう起きることではなかったはずだ。
]*
(96) cle 2022/08/14(Sun) 1:56:52

【人】 空虚 タチバナ

― 特別個室病棟 ―


[特別個室病棟は病室エリアの上階にあった。
 お金持ちという存在は高い場所が好きなのだろうか。
 当時であれば階下の景色を見下ろせただろうが、
 異界化した今は満足に外を見ることも叶わない。]

  わぁ。

[ある程度整った部屋を見たのは久しぶりだった。
 通常個室より上等なベッドは他より形を保ち、
 食事のとれそうなテーブルや椅子も並んでいる。
 洗面台や専用のシャワールームもあったか。

 理由は分からないが、
 生活に必要な最低限のライフラインは
 なぜか今も機能していた。

 さすがに電子レンジまであったかは定かではない。
 故に、購買部にも冷凍の商品は少ないかもしれない。
 運搬のために離した両手には、
 結の腹を満たすための食事が抱えられている。]
(97) cle 2022/08/14(Sun) 1:57:19

【人】 空虚 タチバナ

[テーブルの汚れを払って商品を置くと、
 興味深そうに室内を見回した。]

  わぁ。……広い。
  わぁ。……ここはクローゼット。
  わぁ。シャワールームも狭くないね。

[入院していた頃の記憶は曖昧だが、
 どう考えてもこんな豪華な場所ではなかった。
 専用のシャワールームなんて初めて見た。

 長い間ここにいたのに、知らなかった場所。
 やはり彼と己は何もかもが違う存在だ。
 しかし、今度はどこか嬉しそうな空気を滲ませ
 黒い髪と闇を揺らして部屋の中を探索した。]**
(98) cle 2022/08/14(Sun) 1:58:11
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a25) cle 2022/08/14(Sun) 2:04:31

【独】 空虚 タチバナ

/*
主よ(眠)

ワードセンスもすきだなー
(-59) cle 2022/08/14(Sun) 2:05:49

【独】 空虚 タチバナ

/*
カナさんよかったー
タチバナは■■さんになれないのでね

千早さんが他の怪異と〜って言った時カナさんのこと触れようかなとも思ったんですが、どう考えてもわざとらしいフリしかできなくて断念した過去がある
結果威嚇する(ダメではない)みたいな言い方しかできなかった 修業が足りない PLはみんなが楽しければ全部大歓迎
ちなみにタチバナはカナさんにちょっと弱いです いじわるできない

だから勢喜さん上手すぎない?って思ってる 歌天才か
ヒルコさんのフリも天才か 四谷さんの乗り方もよき
カナさんの健康第一ではあるけれど、やりたいことしてほしいなー
(-65) cle 2022/08/14(Sun) 13:22:48

【秘】 千早 結 → 空虚 タチバナ



   
   [その時こそ本当の意味で、
   ぼくは「未練」を知る事になるのだろう]



   
(-66) lumny_ 2022/08/14(Sun) 14:12:01

【赤】 空虚 タチバナ

[どこまでなら許されるのかを探るように、
 少しずつ彼の身体に闇を這わせていく。

 一生をかけても手に入ることのなかった
 私だけを見てくれる目が、
 いつ覚めてしまうのかと怯え、縋り、求める。

 これまでの現実がありえないと否定しても、
 彼が育んだ欲が恐怖も真実も塗り潰していった。

 彼がこれまでの人生で知るのなかった特別しゅうちゃく
 命尽きるまで与え続けるのだろう。]
(*22) cle 2022/08/14(Sun) 16:06:42

【赤】 空虚 タチバナ

[もっと、心の内まで入り込んで
 あなたのすべての関心を奪い尽くしてしまいたい。

 なんて、

 口にしてしまうと、
 あなたは未練なく旅立ってしまいそうだから。]
(*23) cle 2022/08/14(Sun) 16:07:04

【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結



[――それでも。

 空っぽのあなたを埋めるのは夢でなく私だ。
 そうじゃなきゃもう、許さない>>0:226。]

 
(-69) cle 2022/08/14(Sun) 16:07:41

【人】 空虚 タチバナ



[私たちは きっと、
   今にも崩れそうな薄氷の上に立っている。]


 
(119) cle 2022/08/14(Sun) 16:08:57

【人】 空虚 タチバナ

─ 特別個室病棟 ─


[向かい合わせて一対ある二人掛けのソファは、
 二十年余りの月日を考えれば十分しっかりしている。
 電子レンジ>>114と同じく生者を招き入れる妄執が
 異界化したこの場所を保っているのかもしれない。]

  みんな、お気に入りの場所があるから。
  お気に入りというか、引き寄せられるの……かな。

[推定お金持ちの入院患者は喰われてしまったか
 他に気になる場所でもあるのだろう。
 しかし別の怪異が突然入って来てもおかしくはない。
 ただ、今はどこか場違いにも聞こえる
 電子レンジのぶうんという音だけが響いていた。]
(120) cle 2022/08/14(Sun) 16:09:24

【人】 空虚 タチバナ

[彼も好きだと言うナポリタンがテーブルに置かれる。
 湯気の立つ様を見る瞳は、
 この部屋を探索した時のように新鮮な色を乗せた。]

  ……。

[暫くは黙って彼の横顔を眺めていた。
 彼に乗って見下ろしたことも
 覆いかぶさる彼を下から見上げたこともあるのに、
 ここから見るのは初めてだなと思った。

 柔く齧りついた鼻筋や、瞬きする度に震える睫毛、
 胸に穿たれた空虚にも触れた唇が
 赤いソースの絡んだ麺を飲み込んでいく。

 咀嚼して、嚥下して。
 喉仏が鷹揚に上下する様子まで、すべて。]

  ……え?

[故に彼のフォークがこちらに向けられた時>>114
 ピントを合わせるのに数秒を要した。]
(121) cle 2022/08/14(Sun) 16:11:12

【人】 空虚 タチバナ

[最初、その動作の意味を考えるように瞬きをして、
 分かった後は迷いと戸惑いに唇を噛んだ。
 確かめるように彼の方を見て、手元を見て、
 意を決したように小さく口を開ける。

 雛鳥のように餌を待つ姿からは、
 彼の問いにすら答えなかった頃とは違う
 従順さのようなものが覗いているだろう。

 彼が私だけの獲物ひとであるように、
 私は彼の内を埋め尽くす存在モノになるのだから。

 あなたにとって私がとびきりおいしくなるよう
 感情ひとつひとつを捧げてくわせていく。]
(122) cle 2022/08/14(Sun) 16:11:34

【赤】 空虚 タチバナ

[フォークから一房解いて口に含んでは見たが、
 残念ながら味はよく分からなかった。
 飲み込み切れない物体が口腔内に居座る。]

  ん……。

[蝶が花に吸い寄せられるように唇を合わせた。
 途端、彼の感じた味が僅かに染みた気がする。

 いつか、もっと彼の中まで入り込んだら
 味を思い出す日も訪れるんだろうか。
 それは満たされる日が近いことに他ならないけど。


 口の中の物を咀嚼するためか、彼の唇を啄むためか、
 食事でもしているような口づけを贈った。]
(*24) cle 2022/08/14(Sun) 16:12:12

【赤】 空虚 タチバナ


  んぅ……ふふ。だいじょうぶ。
  ここに叱る人は……誰も、いないから。

[そう、誰も。私を許してくれない人はもういない。
 あなたの願いを阻む人もいない。

 戯れの合間、離れた唇から擽るような返答をして。
 食事の邪魔をすると理解しつつも首に腕を回し、
 おかわり≠ねだった。]*
(*25) cle 2022/08/14(Sun) 16:14:16

【独】 空虚 タチバナ

/*
前半の赤投下悩んだんだけど、あれは心のエロルなので
(-70) cle 2022/08/14(Sun) 16:15:05
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a33) cle 2022/08/14(Sun) 16:19:51

【独】 空虚 タチバナ

/*
あと機器関連の補足ありがとうございます
プロローグ読んだつもりでも抜けあるので本当に助かる

結局千早さんとお二人が二度と会えなくなったのでは
タチバナのせいなのでは すまない 攫いました

というか絵の話を拾った方がいいかをずっと悩んでるんですよ
拾うというか尋ねるというか これまで何してたの的な
どっちが楽しいかなー
(-71) cle 2022/08/14(Sun) 16:28:16

【赤】 空虚 タチバナ

 
[鮮烈な快楽だけが、
 荒れ狂う痛みを消してくれるのだと思っていた。]
 
(*34) cle 2022/08/14(Sun) 23:14:17

【赤】 空虚 タチバナ

[戯れに啄む甘い口づけは深いものへ変わっていく。
 甘酸っぱいソースは瞬く間に彼の舌に攫われて、
 恐怖も不安も痛みも全部彼に塗り替わってしまった。
 腹の底から湧き上がる何かが全身を駆け巡る。]

  ぁ……、 うん。

[彼の手からフォークが離れるのを横目に見ていた。
 今、その手は自身を横たわらせるためだけにある。
 仄暗い悦びが目元を溶かし、笑みを滲ませた。
 右手を持ち上げ、彼の方へと伸ばす。]
(*35) cle 2022/08/14(Sun) 23:14:44

【赤】 空虚 タチバナ


  ……おいしそう、だったの。

[穴がないか確かめるように彼の顔へ触れようとした。
 行為においしそうが何を指すかも伝わっただろうか。

 本来持ち得た、あるいは当時出せなかった幼さも
 彼の前では隠すことをしない。
 時折様子を伺いはするも、
 彼が嫌がる素振りを一切見せないものだから、
 満ちる日を遠ざける努力が泡になってしまいそうだ。

 甘えも、妬みも、怒りも悲しみも、恨みさえ、
 己の持つ何もかもを彼に注ぎ、爪痕を立てる。
 希薄さなんて一度だって感じさせたくない。

 顔を確かめた手は、彼の左胸へと下りる。]
(*36) cle 2022/08/14(Sun) 23:14:54

【赤】 空虚 タチバナ

[掌を当てることを許されたなら、
 冷たい手が彼の心臓の上に乗るだろう。
 体温も心音もまだ正常に機能していたか。
 己と違い穴は開いていないが、その場所はどこか
 空虚であったように感じられた>>0:122。]

  ……っ!

[やがて右手は捕らえられ、掌にキスが落とされる。
 名前を呼ばれて、視線で求められて。>>*30
 瞳に宿る欲に気づけば身体の奥がじんと疼いた。]

  むすぶ、

[解放された手は胸元へと落ち、ボタンにかかる。
 初めて攫った時の獣のような脱ぎ捨て方とは違い、
 これから成される行為を突き付けられるようだった。]
(*37) cle 2022/08/14(Sun) 23:15:39

【赤】 空虚 タチバナ

[上から順にボタンが外れ、
 ワイヤーすら入っていない簡素な下着が現れる。
 何もかも無気力だったあの頃、
 不幸にしてしまった家族から与えられたものだ。

 死んだ時の形がそのまま残っているのか
 パジャマ同様左胸に穴が空き、
 左の肩紐は今にもちぎれてしまいそうだった。

 問うように彼の名前を呼び、反応を見る。
 少し迷うような素振りを見せた後に
 鎖骨の辺りまでずり上げることにした。]

  ……ぜんぶ?

[真白く、冷たい肌が露わになる。
 心臓の位置にはぽっかり穴が空き、
 背中に敷かれたパジャマの白が覗いている。
 そのせいか左胸のボリュームは右より劣り、
 仰向けなこともあってなだらかなラインを作った。

 右もまた決して大きい訳ではないが、
 女性らしいふくらみが顔を覗かせている。

 その肌が熱を帯びることはない。ないはずだ。
 それなのに、彼の眼前に晒された二つの蕾は
 淡く色づくように存在を主張していた。]
(*38) cle 2022/08/14(Sun) 23:16:26

【赤】 空虚 タチバナ


  ……ぁ ッ、 むすぶ、 や、

[肌を顕わにする度、褒めてくれるかのように
 彼のてのひらがあちこちを撫でていく。
 それに対する反応すら、灯りの下、
 彼の視界にすべて曝け出してしまい、
 恥じらいに何度か身を捩らせた。

 けれど、ベッドよりも狭いソファでは限界がある。
 彼の手から逃れることなど不可能に近かった。

 結局ふれられ、なでられ、ふるえてないて。
 彼に言われるがままに腰を持ち上げる頃には
 食べ頃の肢体が出来上がっていたことだろう。]
(*39) cle 2022/08/14(Sun) 23:16:41

【赤】 空虚 タチバナ

[彼がシャツを脱ぎ捨てたところまでは覚えていたが、
 いつの間にか彼もすべてを曝け出していた。
 力の抜けきった表情で彼を見上げる。

 細身だろうか。肌も生者にしては白いように思う。
 比較対象のほとんどが己に怯える人間ばかりだから
 正確なところは分からない。
 それ以上を考える前に、
 最後の布が取り払われる感覚に意識を戻した。]

  ……あっ 、あ

[温度のない太ももに、何かが触れる感覚がした。
 すっかり出来上がった身体は蜜を滲ませており、
 離れていく布に引いた糸が肌を濡らしたのだ。

 彼の掌が下腹部に振れる。>>*31
 いつかの自分と同じように。>>22

 こぷりと溢れた蜜がひと掬い、足の間を伝う。
 目にすることはできないが、
 普段より白く濁っていることは想像に容易い。
 彼の掌の下で、奥がきゅうと締まるのが分かった。]
(*40) cle 2022/08/14(Sun) 23:17:19

【赤】 空虚 タチバナ

[死の甘い香りを彼に浴びせる余裕もなかった。
 植えつけた種≠熏。はまともに機能しないだろう。
 それなのに彼がここまで貪欲に求めてくれるのは
 この地に溜まり切った怨念や淫欲のせいか。

 あるいは、]

  ――ん、

[何度だってキスをした。何もかも足りなかった。
 彼の唇が離れると、喉を寂しそうに鳴らす。
 しかし、下へ辿るように唇が滑るのを感じれば、
 感じた肩を跳ねさせることしかできない。]

  あ…… ぅ そこ、

[淡い蕾を二つ咲かせた胸元は期待に震えていた。
 空虚な穴ではなく、放置された食事でもなく、
 白い膨らみに彼の口が吸い寄せられる。
 唇で柔く食まれると、それだけで背がしなった。]
(*41) cle 2022/08/14(Sun) 23:17:42

【赤】 空虚 タチバナ


  あっ ぁ、 あ ……ッ

[うれしい。きもちいい。もっとほしい。
 彼に対する欲望で頭がいっぱいになる。
 ひんやりとした両腕で彼の頭を掻き抱いた。
 頭頂部に顔を押し当て、口端から甘い声を漏らす。]

  ね、 ぁっ、 むすぶ 、

[自分の知る、彼の唯一のこと。彼の名前。
 求める時も呼ぶ時も願う時も唱える、
 一生を超えてたったひとつの響きだ。]
(*42) cle 2022/08/14(Sun) 23:18:05

【赤】 空虚 タチバナ


  わたし……も、 して…… いい?

[冷たい脛が彼の太ももを撫でる。
 その先にある熱はどうなっていただろう。
 最初と違い、
 彼の欲を追い立てる画策はしていないから。]

  もっと……ぁっ、 いっぱいに…… ッ

[してほしいし、したい。
 奪うだけではダメだ。与えるだけもダメだ。
 お互いにお互いがなくてはならないと
 永遠に縛って、捕らえてしまえるように。

 あの時無意識に零した言葉を>>1:*28
 明確な意思と欲望を持って告げる。]*
(*43) cle 2022/08/14(Sun) 23:18:22

【人】 空虚 タチバナ

[彼を求める行為が、彼の命だけでなく
 誰かの希望>>84すら奪うものだとしても>>134
 もう、後戻りはできない。

 ここは怨念渦巻く、現世と切り離された場所。
 とびきりの奇跡がなければ生きられないし>>0:69
 私は所詮人を恨むばかりの怨霊だ。

 不用意に足を踏み入れたのはあなたたちの方。
 だから諦めてさっさと逃げ出せばいいのに。
 人間は諦めの悪いものだって>>137
 そんなの最初から分かっている>>34。]
(146) cle 2022/08/14(Sun) 23:26:21

【人】 空虚 タチバナ

[あなたたちは被害者で、私は加害者で。
 それでも手に入れた獲物ひとを手放せない。

 もう、顔も思い出せなかった。
 ただ異なる感情を湛えた瞳>>1:155>>1:157だけが
 微かに記憶の端へ引っかかっている。]
(147) cle 2022/08/14(Sun) 23:26:34

【人】 空虚 タチバナ

 


(――――……ごめんね)
(148) cle 2022/08/14(Sun) 23:26:48

【人】 空虚 タチバナ

[床に落ちた痕跡>>118のように形もなければ、
 また彼らの奥底に入り込もうとするつもりもない。

 これは本来持つ必要のない干渉だ。
 だから、ここで切り捨てる。

 だってこの身のすべてを彼に与えるのだから。
 もう決して手放せはしないのだから。
 私は――人を恨む怨霊なんだから。

 恨まれたっていいけれど、
 怖がられていいけれど、
 人を気に掛けることはあってはならないのだ。]
(149) cle 2022/08/14(Sun) 23:27:01

【人】 空虚 タチバナ

[目に見える変化はないだろう。
 けれど、
 もし彼らが望む未来を阻む悪意があったなら。

 たった一度だけ、
 細く広がる闇が脅威を引き裂くかもしれない。

 それは誰かを攫った女の黒く長い髪に、
 ほんの少しだけ似ていた。]*
(150) cle 2022/08/14(Sun) 23:27:30
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a43) cle 2022/08/14(Sun) 23:33:10

【独】 空虚 タチバナ

/*
23時なら間に合うと思ったんですよ
ギリギリにしか書きあがりませんでした 伸びたせいでした

長すぎると返しづらいと思うので圧縮したいんだけど返したいことがいっぱいあって書ききったら こう 削れ
千早さんのスマートな文章をみならいたい 全部綺麗なんだ それなのにちゃんと話進んでるんだ 最高だから全人類見てくれ
(-79) cle 2022/08/14(Sun) 23:38:11

【独】 空虚 タチバナ

/*
大事なところで変換ミスをしました
感傷です 干渉もしないけれども

少女〜〜〜
(-82) cle 2022/08/14(Sun) 23:40:42

【独】 空虚 タチバナ

/*
怪異同士人間同士の交流RP大丈夫だけど、怪異さんたちは生者さん追い求めたいかなって過去だけ投げました 二人とも素敵なの返してくれてうれしたのしかったです

生者さんたちも飛び入りどころか滑り込みの怨霊に優しくしてくれてありがとうでした いっぱい拾ってくれてうれしかった
最終的に愛子ちゃんだけ会えなかったな
妹ちゃん誘惑したことありますよは一瞬過ったけど、さすがにご縁貰いすぎではという感じで眠ってもらった ヒルコさんのもあったし 展開をドキドキしながら見てるよ
(-85) cle 2022/08/14(Sun) 23:46:02

【独】 空虚 タチバナ

/*
タイミング的にお守りで窓割ってみたいになってますがそういうのではないです
今は出られないし明けたら出られますからね
本当にただのフレーバーです

勢喜さん四谷さんのとこはジェットコースターみたいでよかったな
四谷さんいっぱい泣いて大変だったね 誰よりも怖がってくれて怪異、愛がいっぱいでした
ジェットコースターの直滑降を作ってくれる勢喜さん すごい かっこいい あと拾いが無限にうまい
(-87) cle 2022/08/14(Sun) 23:48:58

【独】 空虚 タチバナ

/*
生きて帰れますようにはずっと前から言ってました

そして千早さん なんだ 神か? 仏かもしれん
とうとう言ってしまうけどタチバナの思考ってだいぶめんどくさい あとPLの書き方もちょっとめんどくさい それは本当にすみません
なのにめちゃくちゃ丁寧に拾ってくださるは広げてくださるは進めてくださるはで やっぱり神なんだよな

二年ぶりで書き方を完全に忘れてしまってたのもあるんだけど、想定してた先に辿り着いた感があってめちゃくちゃ楽しかったです
絶対大変だったと思うんですが、ちょっとでも楽しいって感じてもらえてたらうれしいね すきだよ
(-88) cle 2022/08/14(Sun) 23:52:46

【秘】 千早 結 → 空虚 タチバナ




   ・・・、やっぱり、まだだめ、

   
(-95) lumny_ 2022/08/15(Mon) 2:33:06
 




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注目:タチバナ 解除する

生存者 (7)

ヒルコ
0回 残 たくさん

皆お身体大事に

36回 残 たくさん

ながああい

四谷 隆史
32回 残 たくさん

次昼にチラ見予定

名坂愛子
0回 残 たくさん

23時以降かも

カナ
0回 残 たくさん

オフ

勢喜 光樹
42回 残 たくさん

21時くらい

タチバナ
63回 残 たくさん

おはなだよ

犠牲者 (1)

カミシノ(2d)
0回 残 たくさん

 

処刑者 (1)

???(3d)
0回 残 たくさん

 

突然死者 (0)

舞台 (0)

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