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ハァイお嬢ネエですわよ。
>>34 この流れで二人でバーナードの所お邪魔しようと思うのだけど、３人なら表よりも秘話の方がいいかしら？と思っての相談よ。同じ内容をお二人に送るような形で。

「ああ、大船に乗ったつもりで任せてくれ！とはいえ、俺も娯楽船はともかく人狼ゲーム自体は初めてなのだけどね？」

肩をすくめて笑ってみせる。

「キファ殿の判断もまた正しいさ。職種によってはずっと働き詰めの人だっている。このゲームの期間中を休暇として使うのも賢い選択じゃないかな。俺は真面目と言うより仕事を趣味として行なっているようなものさ。
ところでキファ殿の仕事は……ええと、占い師だったかな？占いとか実は一度も縁がない仕事だからちょっと気になっていたんだ」

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お嬢ネエ様ありがとうございますわよ！
表でも返信したけれど、お2人がよろしければ秘話でバーナードのところにお邪魔したいですわ。秘話で騒ぐのもとても楽しそうですもの。

「ふふ、頼もしい限りです。初めての者同士、ゲームが始まったらお互い頑張りましょう」

心優しい人と同じ船に乗れてよかったな、と思う。

「仕事が趣味ですか。それはそれで素晴らしいことですね。自分の仕事が好きというのは、とても良いことだと思います。それに、ヌンキさんのお仕事は人の役に立つものですから」
「ええ、占い師です。覚えていてくださったんですね。
多くの人は占いとは縁がないと思いますよ。今の時代、科学技術で解明できないものはありませんから。占いのような不確定なものに頼る人は少ないかと」

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返信ありがとう、了解ですわ！
そうしたら秘話でお邪魔する形にさせていただくわね。よろしくお願いしますですわ。

>>71
その後、空き時間に貴女はサルガスと共にバーナードの部屋を訪れている。
彼の部屋の扉にノックをし、要件を伝える。

「バーナード。昨日の映画の件だが……
　襲撃の事も有り途中だったと思い、続きを見に来た。
　キファも気になるとの事で連れてきた。
　彼女も居るし」

手にはしっかり例のギャラクシーシャーク。
バーナードが付き合う事前提である。なんてことだ。

「勿論。殺し合いだなんて物騒にも程がある遊戯だが、共に頑張ろうじゃないか」

ゲームの展開によっては疑い合うことがあるかもしれないが、それ以外の場所では仲良くしたい。貴方と友好的に言葉を交わせて使用人はちょっとご機嫌になったのだった。

「確かに技術は進歩しまくっちゃったんだよなあ。宇宙に飛び出したり、死んでも治療できてしまったり。
それでも未だに占いが存在するということは、失われないほどに人々から需要があるってことじゃないかな。
……そうだ。キファ殿、折角だし後で俺を占ってくれないかな。今は挨拶巡りだからそろそろお暇するけど、時間のある時にでも」

「し、失礼します。サルガスさんから、とお聞きしたので……
私もぜひ拝見したいと思いまして」

サルガスの横からおずおずと顔を出す。
、といった表情だ。
なおキファは辺境出身なこともあり、B級クソ映画という文化を知らない。

「し、失礼します。サルガスさんから、とお聞きしたので……
私もぜひ拝見したいと思いまして」

サルガスの横からおずおずと顔を出す。
、といった表情だ。
なおキファは辺境出身なこともあり、B級クソ映画という文化を知らない。

のんびりと部屋で過ごしている中、ノックされればすぐさま扉を開けて。
そこにいる二人の姿とサルガスから告げられた提案を聞いて、

「いやいいけど、」

めちゃくちゃびっくりしたし、ついでにキファの表情を見て色々察した。おっとこれはダメなやつ。

「やった、んじゃ見ようぜ。キファもそうか、2時間をギャラクシーシャークに費やす覚悟ができ……」

「ああ。」

バーナードの目を真っ直ぐに見ている。
サルガスがギャラクシーシャークを見ていた様子を知るバーナードからすると、この観測者がある意味でクソ映画を楽しんでいた事に気付いたかもしれない。
結果色々とありキファを連れてきてしまった。

頷いて、招き入れられるならば室内にお邪魔するだろう。

「本当に、便利になったものです。今や星間の長距離飛行も当たり前ですからね。
死に怯えていた昔の方々からすれば、魔法かお伽噺の世界でしょう」
「占いに、需要が？　……ふふ、ありがとうございます。時代遅れの技能と思っていましたが、必要とされているのならば嬉しいですね」

ヌンキの言うことにも一理ある。日々変化していく世界でなお占いが失われていないのは、それを必要とする人がいるからだろう。
さらに占ってくれと言われると、心の底から嬉しそうな顔をして。

「ええ、もちろん構いませんとも！　必要な道具は持ってきていますし、いつでも大歓迎ですよ！
気が向いた時にでもぜひ来てください」

「たしかに正確な情報を好む人なら、不確定な要素である占いは避けるだろうけれど……結果に一喜一憂したり、異なる結果を他人と教え合って話題にしたりと楽しみ方は色々あるだろうからね。娯楽の一つとして親しまれているが故になくならない……そんな部分もあるんじゃないかな」

貴方が嬉しそうな顔をすると、つられるように使用人もにんまり笑みを浮かべた。人が嬉しそうだと自分も嬉しいのだ。

「ああ、分かったよ。それなら俺は美味しいお茶でも用意しておこうかな！ふふ、考えただけでもワクワクしてきちゃったな。
それじゃあまた後日に。ごきげんよう、キファ殿」

一礼をして、使用人はそのまま立ち去るだろう。

「？　はい、私も本気ですが」

何か問題があるのだろうか。
サルガスの口ぶりからして、興味深い内容の映画なのはまず間違いないだろう。
と、そこまで考えてある可能性に思い至った。

「……もしかして、なのでしょうか。だとすれば、もっと真摯な気持ちで伺うべきだったかもしれません。
すみません、バーナードさん。気楽な気持ちで押しかけてしまって」

ものすごく真剣な表情だ。
恐縮しながら、許されるならサルガスに続いて室内にお邪魔しようとする。

「？　はい、私も本気ですが」

何か問題があるのだろうか。
サルガスの口ぶりからして、興味深い内容の映画なのはまず間違いないだろう。
と、そこまで考えてある可能性に思い至った。

「……もしかして、なのでしょうか。だとすれば、もっと真摯な気持ちで伺うべきだったかもしれません。
すみません、バーナードさん。気楽な気持ちで押しかけてしまって」

ものすごく真剣な表情だ。
恐縮しながら、許されるならサルガスに続いて室内にお邪魔しようとする。

「

キファも、いいんだぞ。気楽な気持ちで気楽に楽しむのがいいんだ、映画ってのは。」

実はあの後方バーナード顔、サルガスが伏線に気付いたことに大変ご満悦だったやつなのだ。
理解者がいることも嬉しいし新たな理解者候補がやってきたことも嬉しい。


「それじゃこっち来いよ。待ってろー今諸々準備する」

と言いながら指先を軽く振って色んな電子機器を操作した。
全員の準備が万端になってから再生を押すことだろう。

「昨日の様子を見る限り、気軽に人が集まっていた。その為、バーナードの言う通り気楽で構わないのだと思う。
　そういえば内容が気になると言っていた筈のシトゥラは、何故か観ようとしなかったが……」

残念ながら、シトゥラが観ようとしなかった理由にサルガスは気が付かない。
バーナードがキファに同情心を送っている事も決して気付かないだろう。残念。

そうして部屋にお邪魔し、指定の席に付く。
準備はいつも出来ている。

「なるほど……不確定要素があるからこそ、娯楽の一つとして楽しまれている……　そんなこと、考えたこともありませんでした」

占星術とは、星が示すものを読み解き、提示された疑問に答えるもの。人の悩みや迷いを解決するための手段として見てきていた。
技術の発展によって正確な答えを得られるようになった今、占いは不要になっていくものだと思っていたが……。

「……であれば、より親しまれる存在になれるよう、技を磨かねばなりませんね。ありがとうございます、仕事に戻ってからも頑張れそうです」

「わあ、お茶まで用意してくださるんですか！それは楽しみです！　では、お待ちしておりますね」

お辞儀を返し、去っていく使用人を見送った。