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【秘】 鳥葬 コルヴォ → 蜉蝣 アベラルド/* Ciao!下手人です。 襲撃が通ったため、ロール等はさておき取り急ぎ死因など テンプレ投下に必要そうな点だけお話しておこうかな……?のご連絡です。 アベラルド様側に特にこうしたい!という事がなければ、 発見場所は人気のない路地裏、こちらの使用する武器は拳銃で こちらはそこまですごく殺しがお上手というわけではないので、死因は頭部か胸部を撃った後 加えて倒れた所を首の後ろを撃つ……という感じを想定しています。 使用された銃は調べれば殉職した警官のものであった事がわかるでしょう。 また、ロールで「死体を残したいか?」という問い掛けをするつもりで居ます。 当PCとしてはどちらでもよいため、アベラルド様が遺された人々の元へ 遺体だけでも返したい場合はそのまま手を付けず立ち去りますし 誰にもご遺体を見せたくない場合は責任を持って処理させて頂きます。 もし何かしたい事があれば最大限お応えしたいな……と思っています。 死は人生一度の晴れ舞台!やりたい事やったもん勝ちですからね。 一先ずこちらからは以上です。今日はゆっくり身辺整理をなさってください… (-1) unforg00 2022/08/17(Wed) 21:04:31 |
【秘】 蜉蝣 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ/* しにました〜〜!わ〜い!何もわ〜いではない 死因詳細かしこまりました!こちらからは特に要望はなく、強いて言えば不意打ちでなければ抵抗はするので抵抗の跡は残るかな? といった感じになります。 遺体の件も了解です。アベラルドもいろいろ思うところがあるはずなのでありがたいです。何もなければ、残せと言いそうな気はしますね。 死の福利厚生が手厚い大感謝祭……。 連絡ありがとうございました!色々を色々したいと思います! (-10) susuya 2022/08/17(Wed) 21:15:14 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 蜉蝣 アベラルド/* 殺っちゃいました〜〜〜!!!!わ〜い わ〜いではない すごくすごくアルバへの殺意が高い結果になってしまった こんなはずでは…… こちらとしてはうっすら相討ちになってもいいかな〜という心境でいるので、 (実際はそうはならなかったようですが……) 不意打ちはせず、少しお話してから恨みは無いが死んでもらう…… といった感じになるかと思います。抵抗、歓迎しています。 また、ご遺体の件についても了解しました。 であれば死因以上の傷は無く、死者を辱めるような事もせず ただ発見場所にそのまま残されているかと思います。 それでは一度失礼します。せめて墓下でよい死後を……Ciao! (-13) unforg00 2022/08/17(Wed) 21:25:45 |
【影】 鳥葬 コルヴォ「…………」 「Sentite condoglianze」 幻聴は鳴り止まない。 増えたそれが誰のものであったとしても、 死者に向ける言葉は、それだけだ。 (&0) unforg00 2022/08/17(Wed) 21:30:44 |
【独】 鳥葬 コルヴォ/* 今日の襲撃先次第ではリカルドさんを心労で爆殺してしまうかもしれん いやまあ いやまあ 処刑されると決まったわけでも ありませんけどもね…………………… (-38) unforg00 2022/08/17(Wed) 22:24:57 |
【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 鳥葬 コルヴォ/* 報告ありがとうございます、確認しました! 突然URLを貼ってくるな、面白いから(いいよ) 振るまではまだ軽い気持ちだったのが窺えるじゃん。 強く生きてほしい。もしくは苦しまずに息絶えてくれ。 お祈りしていますね。投票先そのままで日付変更をお待ちくださいませ〜Ciao! (-66) 66111 2022/08/17(Wed) 23:10:21 |
【神】 鳥葬 コルヴォ【ノッテアジト】 「始末が悪いことですね」 心做し騒めく会議場。告げられた名前は、 昨日とまったく対照的に、余所者の方が多いように思える。 それは傍から見ればきっと、 あたかもこちらが報復にでも出たように。 そこに誰のどのような思惑があるかなど、 今はどれだけ推測を並べようと、結局は定かではない事だ。 炎が燃え広がる勢いを失い、火元が明らかとなるまでは。 掃除屋は今日は殊更に言葉を発さない。 おおよそ今日も代わり映えしない仕事が続くらしい。 ただそれだけを認めれば、気怠げに壁際に背を預けた。 (G4) unforg00 2022/08/17(Wed) 23:59:10 |
【秘】 無風 マウロ → 鳥葬 コルヴォ黒猫は好きだった。昔から、自分に似ていると思っていたから。 ここの黒猫が自分が来た時だけ、足元に顔を出すことに気付いて。それからなんとなく通ったりしていたんだっけ。 「……逆だ」 「俺は、居場所を作ったんだ。 おっさんの役に立ちたくて、恩を返したくて」 「何も出来なかった俺を置いてくれたおっさんに、報いたかった」 だから、努力を重ねた。 力を付けて、成果を上げて。文句を言わせないように。 そこにいることを、認めさせるために。 事実、あなたの言う通り必要とされていたのだろう。 「俺が上り詰める場所を、用意してた奴はいたみたいだけどな」 生真面目な幼馴染の顔を思い出して。目をふと閉じた。 雲が流れていく。 ▽ (-99) otomizu 2022/08/18(Thu) 2:15:00 |
【秘】 無風 マウロ → 鳥葬 コルヴォ投げかけられた問いには答えを返さない。 しかし、そこから離れる気配もない。 黙って、貴方の言葉を聞いている。 「……そうだな」 「これは、叶わなかった夢の話だ」 「理想で、机上の空論だ」 煙なんて流れちゃ来ないのに、あなたの鼻をいつもの煙草の匂いがくすぐったような感覚。 息を吐く音。 「俺は、あいつらと―――リカルドとツィオと肩並べてやっていくつもりだった。 たとえ血統が昇進を許さなくとも、その古臭い考えをぶち壊して……同じ立場で、背中預けて戦っていくつもりだったんだ」 「その過程で、部下…ラウラに、右腕になってもらうつもりだった。 あいつは、素質がある。磨けば光る、そう思ってたからな」 「……それから、アウグストのおっさんが目指すノッテの形を守っていくつもりだった。 あの人は混血の俺を拾ってくれた。いつかは、純粋に強い奴が上に立てる組織を作るつもりだって話してくれたことがあるんだ。 だから俺は、おっさんの望むファミリーを作ってやりたかった」 寂し気な声音。 夢を並べても、もう叶わない事を理解している。 その世界にはもう、自分はいないのだ。 (-100) otomizu 2022/08/18(Thu) 2:15:19 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロあなたの不満も、本音も、その無念も。 結局全ては自分に都合の良いものだ。そうでなければならない。 「あれが最後になっても良かった。 俺はお前と一緒に死にたくはなかった。 死にたいなら殺してやると言ったのも嘘じゃない。 それでも願わくば、死ぬのが俺だけであればよかったと」 「いつだって、そう思っていたんだよ」 あの時の言葉が心の内の全てでこそないが、 言葉の全てが真っ赤な嘘というわけでもなかった。 運の無い男の望みは、いつだって叶わなかった。 もはや悲嘆に暮れる事にも疲れたように、ただ滔々と。 手遅れの願望と悔恨だけがもう居ないあなたに手向けられる。 その傍まで歩み寄る事はしないまま。 「お前の死んだ場所」 今も認めたくはないけれど、それが現実だ。 この虚ろな幻覚の全てが自分の願望に程近いものであるならば、 せめて自分はそれを通して現実を見なければならない。 死者の残響は形あるものではなく、鼓膜を揺らさない。 そんなあなたが、生きてそこに居る筈も無く。 そして死後の世界も存在しはしない。そう考えている。 故に返る言葉は、端的にこの路地裏を指すものだった。 (-104) unforg00 2022/08/18(Thu) 9:10:33 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 無風 マウロ「ああ、それもそうか」 居場所を作った。 その言葉には、短く、故に虚飾の無い肯定だけが返った。 居場所が無いなら、自ら作るほかない。 長い時間を掛けて、途方も無い努力をして、持てる全てをもって。 何度心折れそうになったとしても。 それでも、それさえ掴めない者も世の中には居る。 そうして必死に伸ばした手を掴む者が居なければ、 底の底から引き上げられる事など、ありはしないのだ。 だからやはり、あなたは必要とされていた。 或いはその手を取って、或いは共に行く場所を用意する程度には。 他の誰でもない、あなたという個人、その人に。 そこに居て欲しいと願った者が、確かに居たんだろう。 (-109) unforg00 2022/08/18(Thu) 11:01:11 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 無風 マウロ煙草の匂いがして、息を吐く気配がする。 あなたが確かに今もそこに居るのだと錯覚させるような。 そんな感覚がしても、掃除屋がそちらを見る事は無い。 悄気込んだ顔など見られたくはないだろう。 「どれもこれも、もう叶いやしませんね」 口にするのは、何処までも残酷な現実。 何をしようとも、死者は決して戻っては来ない。 思い出の中で生き続ける、なんてのも綺麗事でしかない。 今こうしてここであなたの言葉を聞いているのだって、 恐らくは生者の身勝手な錯覚でしかないのだ。 どんな未来を描いたとしても、 アウグストも、あなたも、もう、そこには居ない。 「それでも、あんたのこれまでが無に帰した訳じゃない。 あんたが誰かにした事は、言った事は、これからも残り続ける。 たとえそれが呪いになろうとも、忘れたがらない奴は居る。 あんたの言葉を忘れず、あんたの夢や理想を拾い上げて これからも、たとえば飯を食う時には 必ずあんたの為の席を用意するような事をするような奴が」 「あんたにとって、それは良い事になりますかね?」 なんてのは、何もかも、きっと言うまでもない事なのだろうが。 (-110) unforg00 2022/08/18(Thu) 11:02:10 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルド人気のない路地裏。 たとえ裏社会の人間であっても、 今は大した用向きも無しに踏み入りはしないだろうその場所に。 あなたが立ち入ったのは、単なる近道か、それとも野暮用か。 止むに止まれぬ理由があったのかもしれない。 何れにしても、その日あなたはそこに居た。 「───ああ、良い所に」 幾つかの路地を入り、 何度目かの暗がりの傍を通り過ぎようとした時。 不意に、暗がりの先、路地の脇道から陰鬱な声がした。 路地裏に広がる薄闇が人の形を取ったように。 殺しを専門とし、確かな実力を持ったあなたであれば。 通りがかる少し前から、既に不穏な気配は感じていた事だろう。 「少し無駄話に付き合ってもらえません?」 「たとえばそう、くだらない仕事への愚痴だとか」 言葉の通り、不意打ちを仕掛けられるような事は無い。 喪服じみた黒支度の男は、今はただ暗がりに佇んでいるだけだ。 両腕は構える事無く、重力に従い下ろされたまま。 けれどその片手は、手にした拳銃の引き金に指を掛けている。 (-113) unforg00 2022/08/18(Thu) 11:38:55 |
【独】 鳥葬 コルヴォ/* ハア〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ いや〜〜〜〜 ここで死んで楽になるのかなりよくないな よくないんだけど まあ死んだら死んだでその時はその時ですからね いやだあ〜 (-116) unforg00 2022/08/18(Thu) 12:28:22 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ怪しい人間がうろついていたと部下から報告が来たのは昼頃。 それを確かめるべくこんな場所に足を運んでいた。 上から見れば絡まった網の目のようになっているであろうその路地を目を細めながら歩く。 探るように、何かの気配を確かめるように意識を巡らせているその最中に、ふと気配を感じた。 次いで掛けられる言葉。 暗がりに浮き上がるその姿を、上から下まで眺めた。片手に持たれた銃を見て、顔を見る。 ──報告に上がった人物の容姿ではない。 舌打ち一つ。 「Buona sera。全くいい夜だ」 「俺みたいなのが捕まってよかったな。俺も今、丁度暇になったんだよ」 聞いてやろうか、と肩を竦める。相対するように体の向きを変えてから、自分も銃の位置を確かめた。 (-122) susuya 2022/08/18(Thu) 13:14:36 |
【神】 鳥葬 コルヴォ【ノッテアジト】 誰の差し金か、誰の思惑か、何が目的か。 なんてのは結局、飽くまでも 使い走りに過ぎない掃除屋の考える事ではなくて。 「少なくとも、今日明日は漸く余暇がありそうで」 仇の所在が明らかになれば、また忙しくなるだろうが。 死体が上がるという事は、その死は烏には故無い事だ。 独り言ちて、疎らに解散へと向かう会議を傍観していた。 それにしても。 姿の見えない上司の内一人は何処で何をしているのだか。 別に、疑っているわけでもないのだけど。 (G15) unforg00 2022/08/18(Thu) 13:39:59 |
【独】 鳥葬 コルヴォ/* >>G15 メチャクチャ欺瞞〜〜〜〜〜なんですけど まあコルヴォ・ロッソとしては故無い事……でもあるので……多分… 個人的に依頼された事を個人的にやっただけだよ!欺瞞だが? (-127) unforg00 2022/08/18(Thu) 13:46:56 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルド「そいつは重畳。今夜は珍しくツイてるらしい」 この後どんな不運があるかわかったもんじゃありませんね。 心にも無い事を言って、白々しく笑った。 至って他愛の無い世間話のような調子の声は、 けれど静かな路地にいやに響くようだった。 「こんな仕事が回って来る時点で、互いに運は無いらしいが」 「嫌な仕事だ。掃除屋が『ゴミ』を作るなんてのは、 あんたも世も末だと思いませんか」 掃除屋コルヴォ・ロッソ。 嘗ては中立に、そして今はノッテ傘下にある死体処理係。 烏は捕食者の喰い余りを啄むものであり、自ら狩りは行わない。 それが殺しまで行うはめになっている惨状が、今だ。 「俺は受けた依頼について詮索しない主義だもんで、 実際の所がどうかなんてのは、知りませんけど。 あんたか、それとも俺か。 いったい何やらかしちまったんでしょうね」 こんな損な役回りを演じるはめになる理由があったのか。 或いはただ、運が無かったのか。 真相なんてものは何れも定かではない事だ。 結局の所、これは何処までも無駄話でしかない。 (-129) unforg00 2022/08/18(Thu) 15:04:19 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルドそこで一度言葉を切り、あなたの答えを待つ暫しの沈黙。 それに答えがあったとしても、無かったとしても。 何れにしても、掃除屋はその後に再び口を開いて、一つ問う。 「そんな運の無いあんたに聞きたい事があります」 何処か諦めたような、軽薄な口調も表情も変わらないまま その声色だけが少しばかり硬くなる。 途端にその場の空気は変質し、けれどまだ銃は構えない。 「死体を残すのと消えちまうの、どっちが好みだ?」 「俺は生きてる奴は嫌いだが、 死んだ人間にはそれなりの敬意を払う主義でもある」 「餞別だ。最期くらい好きな方を選ばせてやる」 あなたが問いに答えたら、この無駄話はそこでお終いだ。 この名もなき掃除屋は、何処までも運の無い男だった。 人生の半分近くをただ死ぬ為に生きて来たにも関わらず、 いつだって死ぬのは自分ではなく周囲の人間ばかりだった。 こんな仕事を引き受けたのも、これで死ぬ事ができるなら。 頭の片隅にそんな考えがあった事は確かな事実だった。 けれどどうやらそんな人間が、今更都合良く死ねる筈も無かったらしい。 (-130) unforg00 2022/08/18(Thu) 15:06:17 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア夕刻。 掃除屋は静かな路地の店を訪れた。 以前と同じように、他に誰も居ない時間の事だった。 「誰に頼まれました?」 店内に入り、ドアが閉まるなり、実に世間話のように。 投げ掛けたのはあまりに端的な問いだった。 何処の、誰を、あなたが殺したのか、だとか。 暗殺屋を相手にそんな事を聞くのは、愚問というものだろう。 そもそもの話、何れもどうだっていい事なのだけど。 「言わなくとも、構いやしませんが。 掃除屋に『ゴミ』を作らせる連中も居れば、 人様に始末の悪い『ゴミ』を作らせる連中も居る。 言われた通りに仕事をする事が良しとされていた俺達に、 上は今は仕事をするなと仰る。どっちの方がマシなんだか」 「どれもこれも、良い迷惑には変わりありませんが」 まったくもって、面倒極まりない事だ。 けれど、どうだっていい事だ。 言われた通り。今日も代わり映えしない仕事を続けて、 それが自らに死を招くなら、その時は、その時だ。 使い走りの掃除屋は、そう考えている。 最初から何も変わらない。これまで通りの仕事を続けるだけだ。 今は随分損な役回りとなってしまったあなたは、どうだろうか。 (-163) unforg00 2022/08/18(Thu) 19:58:15 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ「違いないね。運のいい奴はこんな仕事してない」 「本当に嫌な世の中になったよ。あ〜あ…… 本当に、面倒くさいったらありゃしないな」 せせら笑うように鼻を鳴らしたのは、 あなたの不運に対してか、自分の不運に対してか。 気怠そうなのは言葉と声音だけで、その目は貴方から逸らさずに。 いつかどこかで『順番』の話をした。 自分は『順番』なんか信じちゃいなかった。 何の示準にもならない。 番狂わせなんかいつだって起こるものだよ。 だって今、 こう なっている。「ここに居ちゃあ恨みの一つや二つも買うもんだろ。 心当たりなんて星の数ほどある」 「お前は? どうだよ。ハハ……」 緩慢な動きでホルスターから銃を抜いて、 貴方に向ける。撃鉄は、まだ上げないまま。 ▽ (-172) susuya 2022/08/18(Thu) 20:29:34 |
【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ「……とにかく君は近くで死なれるのが嫌すぎる男だったと」 薄々気付いていなくはなかったがこんな事を言っても 生前では厳しくあしらわれるのが関の山を知っていた。 尋ねるのが無駄とは言わないが、最後の"あの"掛け合いが もっと早まる気がした気がして、 臆病風で踏み切れなかったのもゼロとは言わない。 「俺は最後になりたくなかったけれどねぇ。 覚えてないだろうけど、俺は幼い頃に君と会うのを 一番楽しみにしていたんだよ。勿論それは君と話せることや、 唯一感情を得られる機会だったのもあるけれど。 "運良く"何かが起こるんですよ。 その日は敷地内であっても出られない外に"たまたま"見張りの男が発作を起こしたとかで、俺は君に会いに出ていた。 君の心境は知らないけど、俺にとっては神様だったな」 神様なんて信じていない。 今はそれを後悔しだしているが、さておきこの例えは 神様嫌いな男がそれでも神と例えるくらいには嬉しかった という比喩でしかない。それ以上でもそれ以下でもない。 「神が嫌いなら恩人とでも言い換えておいてくれ。 ……しかし、死んだ場所かぁ……こう言うのって、君よく見るの?」 (-173) poru 2022/08/18(Thu) 20:41:10 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 鳥葬 コルヴォそして、その問いに眉根を顰め息を吐いた。 「嫌な質問するな、お前」 カツ。 革靴が、暗い道のコンクリートを叩く音。 一歩貴方に近づいて。 「……そうだな。あった方がいいんじゃあないのか? 誰にも面見せられねえでそうなるのはなぁ」 カツ、カツ。 あくまで緩慢に。一歩、一歩。 コツン。 離れていた距離は、2mも無い程近づいて。 「 殺れよ 」強まる語気にもはや温度はない。 撃鉄を起す音はどちらの物だったか。 「 俺もそうする 」引き金に指を置いた。 (-174) susuya 2022/08/18(Thu) 20:43:30 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 鳥葬 コルヴォ「何の事かしら。」 いつも通りにお店は閑古鳥。 問われた質問に帰った答えは、 暗殺屋なら誰でも答えるマニュアルな答え。 女に命令できるものは、大勢いる。 会議でよく見る面子も、それ以外の有象無象も。 女より階級が上ならば、誰でも。 名も無き誰かだって。 「そうね、迷惑には変わりないわ。」 「それに」 「上の意見が一つにまとまってるとは限らない。」 ただ、あの会議の場で。 一人の顧問と幹部が、指示を出しただけだ。 組織は一枚岩じゃない。誰しもが同じ方向は向けない。 ………興味はない。 「誰かを殺して、それが露見したら。」 「私は"不穏分子"として、処分されるのかしら。」 「その時は、綺麗に後始末してくださる?」 例え尻尾切りを確実にされるとしても。 女はきっと、その手を止めることはない。 死に恐れはない。 死を齎してきた己が、死に怯える権利もない。 (-175) arenda 2022/08/18(Thu) 20:44:17 |
【独】 鳥葬 コルヴォ/* あぁ〜〜〜〜めちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ レスはいつも一斉に返ってくる(格言) (-177) unforg00 2022/08/18(Thu) 20:47:59 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルド「心当たりね……ああ、掃いて捨てるほど。」 けれど、その何れも烏を落とすに能わなかった。 だからこうしてまた恨まれる。 殺した人間に、それが遺したものに、 そして何より自分に。 「生憎嫌な質問しなきゃあならないような仕事だもんで」 かつん。 靴底が路地を叩く音が、徐々に近付いて。 「そんなら、そうしましょう。」 きん、と静かに響く。 互いの手にあるものが立てる無機質な音。 「心配せずとも、この引き金は軽いですよ」 淡々と発される言葉は、やはりまったく心にも無い。 命を奪う為の道具を持った手が、 ゆっくりと持ち上げられて、銃口があなたを向く。 その間も逸らされはしない眇目の片目照準。一瞬の静寂の後。 (-190) unforg00 2022/08/18(Thu) 22:15:33 |
【秘】 紅烏 コルヴォ → 陽炎 アベラルド──乾いた銃声が、ひとつ。 幸運。 ──続けざまに、またひとつ。 不運。 いずれかは命中し、いずれかはまた狙いを外す。 狙いは外したと言えど、至近距離で行われた銃撃は 互いに確かにその標的を捉えはした事だろう。 けれど相対する何れも未だ致命には至らない。 悪運。 死に損ないは怯まない。 死ぬような目になどこれまで何度も遭って来た。 そして悪運で生き延びる。 再度の反撃も厭わず深く一歩あなたの方へ踏み込んで、 蹴り倒すか引き倒すか、手段もまた選ばずその体勢を崩す。 そうして次に銃口が狙うのは、あなたの頸部だ。 発砲から再度銃を向けるまで、一連の動きに躊躇いは一つも無い。 本気で殺しに掛からなければ、本気で殺されもしないために。 (-191) unforg00 2022/08/18(Thu) 22:16:15 |
コルヴォは、誰かに言った。「せめてあんたは、黙って死んで──」 (a19) unforg00 2022/08/18(Thu) 22:16:51 |
コルヴォは、「──先に死んだ連中に挨拶して来な」 いつかの時の事。 (a20) unforg00 2022/08/18(Thu) 22:17:15 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルド/* Ciao!失礼、大変巻き巻きみたいなレスになっております!!!! 単純にある程度こちらからちゃきちゃきやらないと 次のレスでの行動に困らせてしまいそう〜!!というだけのそれなので、 何かしたい行動があれば確定で挟んで頂ければと思います…… (-192) unforg00 2022/08/18(Thu) 22:19:53 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ「予定調和みたいに、自分に関わった人間ばかり死んでいく。 親で2人、路地裏の人間が9人、 掃除屋の人間が5人、そうしてとうとうボスが死んで 昨日は8人、一昨日は4人、……」 「嫌にならないわけがない。」 ただただ自分を戒めるように、その数字は諳んじられる。 そして、これからも増えていく。 それを前向きに受け入れられるような強さはない。 けれど決して忘れられもしない。 できる事と言えば、現実に諦めを付けたつもりになって。 そうしていつか一人で死ねる事を願うだけだ。 「それがお前にとって良い事だったから、俺に恩があったから。 だからいつかそのせいで死んでも良いって? 冗談じゃない。俺はそんなのは望んじゃいない……」 「…死者は悼んでも、死者の姿も声も、俺は望んでなんかいない。 望んでいたとすれば……それはガキの頃の俺だけだ」 結局は何処までも自戒に過ぎない。望む望まないに関わらず、 その虚ろな死者の残響は幼少期から既に聴こえていた。 盲いた片目はこの世ならざるものを見るようになった。 生者には期待するだけ傷付いて、然し死者には期待をせずに済む。 だからその全ては幻覚でなければならなかった。 こんな人生でも、せめて死者だけは愛する事ができるように。 (-198) unforg00 2022/08/18(Thu) 23:36:27 |
【秘】 花で語るは ソニー → 鳥葬 コルヴォ【港の埠頭】 明くる日。青年はいつだか貴方と遭遇した場所に再び訪れた。 きょろきょろと相手の姿を探す目元には僅かな疲労が滲んでいた。 されど、そんなのは相手には関係のないこと。別に出会えたからって言葉にするつもりもない。 片手にはオレンジ色のラナンキュラス。それ以外の荷物は一見したふうでは見当たらず。 また、視界の殆どを海が占めるその場所までやってきた。 (-203) redhaguki 2022/08/19(Fri) 0:04:36 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「何も。くだらない与太話です。」 台本通りの恍けが返れば、何とも白々しくそう答えた。 あなたは答える義理も無いのだから、想定通りの返答だ。 「あの様子じゃ、処断でまた揉めに揉めるんじゃないですか。 お二人は殺さないって方針で一致していたように見えますけど。 他がどうだかは、わかったもんじゃありませんし」 お二人、という言葉が指すのは、件の顧問と幹部の事。 けれど幹部相当の立場の者など他にも居る。 姿無き第三者も。 彼らの一存が全てではなく、そも現状のトップはアンダーボスだ。 何処も彼処も一枚岩ではない。一夜にして見解が覆る事もあれば、 まったく予測不能の場面で死が齎される事もあるだろう。 「どうなるにしても、どうにもならないことです。 あんたが始末される事になって、その時まで俺が生きてたら。 その時は責任持ってあんたを猫にしてやりますよ。」 結局の所、これは取るに足らない口約束でしかない。 もしも死ぬなら、生きていたなら、それが実行可能であれば。 何もかも、そんなくだらない皮算用の上の与太話に過ぎないのだ。 (-212) unforg00 2022/08/19(Fri) 0:51:11 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「俺は人殺しの道具に罪は無いと思いますがね」 「人殺しの人間だろうと、どうだっていい事ですが。 誰も彼も、死ぬ気が無いなら せいぜいいつまでも死に損なっていればいいだろうに」 ふと視線を外して、殆ど独り言のように投げ出したのは その通り、誰に言うでもない言葉でしかない。 (-213) unforg00 2022/08/19(Fri) 0:51:32 |
コルヴォは、生きている人間と死に損ないが嫌いだ。けれど、 (a24) unforg00 2022/08/19(Fri) 0:52:02 |
コルヴォは、仕事が増えるのは、好きではない。 (a25) unforg00 2022/08/19(Fri) 0:52:10 |
コルヴォは、これが私用の口約束であっても反故にはしないけれど。 (a26) unforg00 2022/08/19(Fri) 0:52:26 |
コルヴォは、良い迷惑だから、この口約束が果たされなければ良いと思う。 (a27) unforg00 2022/08/19(Fri) 0:52:34 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ「そいつは、」 「──いいね。羨ましい限りだ」 一体それは、どの言葉に宛てられた返事だったか。 数瞬の間。 狭い路地を劈く二つの銃声を皮切りに、 少しの間凍てついた空気が砕けた。 放たれた弾丸は確かに胸を捉え、 しかし命を奪うまでに至らず。なら、厭わず。 こちらとて窮地には何度も巡り合ってきた。 走る激痛も流れ出る血も抗うのをやめる理由にはならない。 だからこちらも踏み込み、拳を握る。 貴方の頬を目掛けて振り抜かれたそれは容赦も躊躇も無く。 普段ならここで銃を奪う選択を取るはずだ。 どうしてそうしなかったのだろう? 痛みに整わぬ息を抑える。それは当たろうが躱されようが、 勢いのまま半ばたたらを踏むようになった体勢はそのまま崩される。 ふわりとした感覚はそのせいか、失血のせいか。 けれど貴方を睨み上げる瞳は尚も鋭く。 それが作ったものなのか、はたまた、心からの物なのか。 その表情は獰猛な笑みだ。 狩られるのはこちらだというのに。 かろうじて握っていた銃を貴方の額に向けた。 どちらの引き金が、先に引かれただろうか。 (-215) susuya 2022/08/19(Fri) 1:00:50 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ/* ciao! 配慮ありがとうございます! お気持ちに甘えてそのようにいたしました! フフ 楽しい 感謝……。 (-216) susuya 2022/08/19(Fri) 1:03:33 |
【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ「その癖律儀に逃げないで声を聴いてるんだねぇ。 今、子供の頃の君がいるから?それとも罪悪感かなぁ」 「俺はそんなに"自分のせい"って決め付けるなら、 それこそ死者の…声?が聞こえるならちゃんと言い残すの聞かないと罪悪感に潰されそうだもんなぁ」 あと、呪われそう。なんて付け加えて。 さすがにいつものノリの応酬をして落ち着きを取り戻してきたのか、座っていた状態からようやく体を起こして立ち上がる。 「そんな嫌いたくなかったなら放っておけばよかったのに。 どうせ俺、ここが死んだ場所ならブツブツ言ってただろうし。 俺と話したところで、嫌いになるばっかりだったんだろ。 その対象が"俺"か、"君自身"の事かは知らなかったけど。 なにより君はノッテの為になる仕事がまだできるけど、 俺は何を言おうともうノッテの役にも立たないのだから」 (-217) poru 2022/08/19(Fri) 1:07:11 |
【独】 鳥葬 コルヴォ/* シンプルにキャパがヤバいし今日の襲撃はおやすみにしよっ……かな!? PC的にもノッテ側はもう確実に殺してくれないから行く理由無いし (レヴィアちゃん除く そこは仕事増やしたくないから行かないし) 流石にアルバをボロボロにしたいわけでもないんだよな…… (-223) unforg00 2022/08/19(Fri) 1:49:19 |
【独】 鳥葬 コルヴォ/* 寝て起きてオレは気付いちゃったんですけどこの叢魔陣営ってやつ もしかして狼同様他陣営に滅されるか他陣営を滅さない限り村が決着しないから 日数の様々の為に生かされるのはオレの可能性もあるってこと………? …………そうじゃないといいな〜!!!(頭を抱える)(いいけど) (-239) unforg00 2022/08/19(Fri) 8:15:21 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー視界に入るものと言えば、その大半が海か空。 あなたがその場所を訪れたのは、以前別れ際に言ったように もう少し半端ではないどこかの時間だっただろうか。 何れにしても祭りの人混みとは少しばかり縁遠いその場所に、 パスカルと名乗った喪服姿の男は、この日も変わらず佇んで。 視線は遠く何処かを見遣り、薄く煙草の煙を漂わせるばかり。 こちらもまた見た限りは大層な荷物はありはせず、 けれど、ともすれば口の端でも切ったのか。 髪でやや隠れた側の頬には、病的に白いガーゼが貼り付いている。 察するに、何事かあったのは何もあなただけではないらしい。 そこへあなたがぱたぱたと足音を立ててやってきたとしても、 声を掛けられるまではそちらを見遣る事が無いのは 単なるみせかけだろうか、なんてのはやはり定かではない事だ。 (-244) unforg00 2022/08/19(Fri) 9:24:19 |
【秘】 葬送 コルヴォ → 陽炎 アベラルドもしもあなたの放った銃弾が掃除屋を捉えたなら、 それは運良く肩口程度で済んでしまったのだろう。 勢い良く振り抜かれた拳もまた確かに頬を打ち据えて、 けれど掃除屋はそのために生まれた隙に付け入って その体勢を突き崩しに掛かる事を厭わない。 一度命のやり取りが始まったなら、もう後戻りはできない。 今更躊躇うなら、後悔するなら、初めからそうしていない。 そんな一瞬の騒乱の後。 息吐く間も無く、言葉も無く、また互いに視線と銃口を向け合う。 見下げる視線は、あなたと対照的に随分と冷めたもの。 ともすれば、この世の何もかもに失望したような。 「嫌な仕事だ」 結果として、引き金が引かれたのは殆ど同時だった。 然してほんのわずか、然れど十分に、掃除屋の方が先だった。 鈍い痛みがじわりと広がっても、それは手元を狂わせない。 或いはそれさえ織り込み済みで動かなければならない。 確かに見下ろす視線の先、その頸へと狙いを定めて、 乾いた銃声が、またふたつ。慈悲に満ちたダブルタップ。 その間に、あなたの最後の一手が喰らい付いて。 けれどやはり幸運にも銃口はブレて、額へ向けられた筈の弾丸は 掃除屋の髪に隠れた側の頬をやや掠めるに留まったことだろう。 (-246) unforg00 2022/08/19(Fri) 10:33:24 |
【秘】 葬送 コルヴォ → 陽炎 アベラルドそうして路地裏はまた静寂に包まれる。 交わした言葉の通り、烏は屍を啄まない。 爪を下ろし、嘴を閉じて、暫しその亡骸を見下ろすだけだ。 本来であれば狩る側だった筈の、まだその時ではなかった筈の、 けれど狩る側ではなく、ただ相対する事だけを選んだ者の。 或いは、帰りを待つ者が居る筈だったその亡骸を。 「本当に、運の無い」 「なんであんた達が先に死ななきゃならないんだか…」 後悔はしていない。殺す事を躊躇った事も無い。 後悔するくらいなら、初めから誰も殺していない。 だからただ、人知れず零した言葉は遣る瀬無さだけのもの。 「Addio. 嫌な仕事だ」 口の端を切って、頬を切って、鬱陶しく血の滴る片頬を 手袋に覆われた手の甲で乱暴に拭えば、鈍い痛みが走る。 心底嫌気が差したように呟いた。 「だが、誰かがやらなきゃあならない仕事だ……」 かつん、なんて軽いものではない足音が響く。 踵を返し、そのまま重く、鈍く、靴底を鳴らして。 たった一人の葬列は、路地裏を去って行く。 後に残るのは、屍だけ。 (-247) unforg00 2022/08/19(Fri) 10:34:08 |
コルヴォは、一度、二度、乾いた銃声を路地裏に響かせて。 (a28) unforg00 2022/08/19(Fri) 10:34:22 |
コルヴォは、そうしてまた死に損なった。 いつかの時の事。 (a29) unforg00 2022/08/19(Fri) 10:34:29 |
コルヴォは、どうしようもない死にたがりだ。 (a30) unforg00 2022/08/19(Fri) 10:34:37 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルド/* これまた描写をフニャ〜と曖昧にしても困りそうだな……と思ったため 結果やこちらの行動などなどやや確定気味にお送りしました。 何か挟みたい行動や描写などあれば確定で挟んで頂ければと思います…… 楽しんで頂けていたらうれしい とても すごく…… こちらもお付き合い頂ける事に毎秒感謝しています……Ciao! (-248) unforg00 2022/08/19(Fri) 10:40:18 |
【独】 鳥葬 コルヴォ/* ・叢魔も日数的な都合でシステム的にポンとは死ねない枠 ・今日の蘇生がアベラルドさんに突っ込まれる ・それ以外の何らかのヤバいもの(思考放棄) このあたりが揃うと綺麗に針の筵が完成するんですが、 皆様いかがお過ごしでしょうか? オレはもうだめです 楽に死なせてはもらえない事だけわかる (-249) unforg00 2022/08/19(Fri) 10:51:54 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 鳥葬 コルヴォ「下請けは大変ね。」 「それでも、従う事だけが私達の価値だから、仕方ないわ。」 上の手となり足となり、汚れ仕事を行い危険を冒す。 それだけが自分達に求められた役割だ。 これといった見返りがあるわけでもない。 そんな役割なのは、きっとお互い様で。 「そう、よかったわ。」 「自分がいた痕跡なんて、一つも残したくはないもの。」 それは暗殺屋としての矜持か、 はたまた女の思想か、それを語ることはなく。 何の強制力もない一つの口約束を、 ただ淡々と交わし合う。 「貴方は。」 「人が死ぬことが嫌いなの?」 ふと、逸らされた分、夕闇があなたを見上げて。 零したのは、そんな質問だった。 (-254) arenda 2022/08/19(Fri) 11:25:24 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ「……全ては都合の良い幻覚だ」 責めるような言葉も、慰めるような言葉も。 自分が罰されたいだけの、自分が許されたいだけの、 きっとただそれだけのものだ。死者への冒涜だ。 「逃げたってどうにもならない。 誰を嫌う事も、自己中心的になり切る事もできないまま 今もこうやって都合の良い言葉を聞いている。 俺はいつになったら満足するんだろうな」 死者を模った幻覚が止む事は無い。 耳を塞いでも、目を閉じても、それは無意味な事だ。 常に否応なしに付き纏うそれから逃げる事はできない。 もう見たくもない、聴きたくもない、 なんて、言えるわけもないし。 そう思っていたら幻覚にもならないだろう。 「誰かの為に俺ができるのは、一人で死ぬ事だけだ。 そこに居るだけで不利益を齎しかねないような奴は、 生きていたって誰の、何の為にもならないよ」 「お前の方がずっと必要とされていただろうに」 到底利益と不利益が釣り合っているようには思えない。 あの日死んだのがあなたではなく、自分であればよかった。 いつか誰かに言った言葉に、嘘は無い。 (-258) unforg00 2022/08/19(Fri) 12:40:19 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → デッドヘッド ヴェネリオ静かな路地裏に、一定の間隔で、重苦しい靴音が響く。 たった一人の葬列は、今日も薄暗いその道を行く。 あなたはいつかのあの日のように、 人知れず、一人何処かで野暮用を済ませているだろうか。 特別その姿を探しているわけでもないけれど。 運の無い男は今日もまた死に損なって、 そうして上のご意向で余暇が降って沸いたものだから。 いつか言ったまた今度、が今ならそれでいい。 そうでないなら、何処へなりと行くだけだ。 死にたがりの烏は帰る巣を持たないし、求めてもいない。 (-259) unforg00 2022/08/19(Fri) 12:50:02 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「面倒事が好きな奴はそう居ないでしょうよ」 投げ掛けられた問いに返るのは、 いつも通りに軽薄な笑いに乗せた、薄っぺらな慇懃無礼。 とはいえ、この掃除屋はどこか望み好んで その面倒な役回りに甘んじていた節はあるけれど。 「死にたいなら死ねば良い。 死ぬ気が無いなら生きれば良い。 誰がどちらを選ぼうとどうだっていい事ですが、 下働きからすれば無闇矢鱈に仕事を増やされちゃたまらない。」 「それが急を要する仕事でもないなら、なおのことです。 それだけのことですよ。」 何処までが本音で、何処までが建前かは定かではない事だ。 頼まれりゃやりますけどね、と続けた言葉も淡々としていた。 何せ死体というものは大きな情報源になり得るから。 放置すれば困るのは自分達の方、それは確かな事でもあって。 「そういうあんたはどうなんですか。」 人が死ぬという事をどう思っているのか。 音も無く眇目が夕闇を見下ろして、 問い返しはすれど、やっぱり然程答えに期待してはいない。 聞かれたから聞き返す。たったそれだけのこと。 (-263) unforg00 2022/08/19(Fri) 13:45:53 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 鳥葬 コルヴォ「そう。」 「じゃあ、死んでほしくはないのね。」 結論だけを抜き取って、言葉にする。 仕事が増えるから、それはそうだろう。 死体は必ず処理しなければならない。 敵も、身内も、死体から分かることは非常に多い。 武器の種別などは最もたるものだ。 おかげでかのボスも、死因が狙撃銃であることが分かっている。 例えばアルバの構成員が死んだ時、 その死因が最新型の兵器であると露呈すれば。 それだけで戦争の火蓋が落とされるかもしれない。 ゴミ処理は、大変で敬われもせず、忌避される割には重要だ。 暗殺と同じく。 「興味がないわ。」 「でも、どうせならみんな猫のようになって欲しいわ。」 「消えて、居なくなって、死んだかどうかも定かじゃないように。」 「その方が、目につかなくていいから。」 なんて言う物言いも、どこまでが本音かなど分からない。 死や殺人を忌避する権利など、女にはない。 女は無感情だ。 「今日は何か買っていってはくださらないの?」 (-265) arenda 2022/08/19(Fri) 15:26:47 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ銃弾は確かに貴方に当たり、 けれど肩口じゃ動きを阻害するのが関の山だ。 そしてそれで動きが止まる訳もないのだろう。お互いに。 手の痛みは貴方へしかとこの拳が届いたことを告げたが、それだけだ。 崩された勢いで照準を正確に合わせるなんて、 そんなのは並大抵の芸当ではない。 嫌な仕事。自分も心からそう思うよ。 手がブレた瞬間に結末は悟った。 銃声が 二つ。 目の前が白く赤く弾けるような感覚がした。 吐きだす息で溢れる血が泡立って零れた。 声が出ない。体を強かに打ち付ける衝撃で、 銃創からまた血がさらに。 貴方の頬に轢かれた赤い線もこちらからじゃあ何も見えない。 見える位置にあったって、生理的に溢れた涙に霞む目じゃ どうせ何も見えやしない。見下ろす貴方の表情も。 声が出ない。息ができない。熱い。痛い。寒い。 なんだ。やっぱり簡単だ。 人の命を奪うのが簡単なら、奪われるのも、また。 笑えた。 ▼ (-274) susuya 2022/08/19(Fri) 17:28:50 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ遠のく意識の中で、意外と色々と考えられるものだ。 今までの事も、これからの事も。 この時間はきっとあっという間で、 それが長く感じられるのは自分だけなんだろうけど。 願うなら。 はく、と口を開いた。勿論言葉など出なかった。 これ以上自分の『家族』には手を出さないでやって欲しかった。 自分の娘の事は、見逃してやって欲しかった。 ああ、自分が死んだらあいつに花ももう届けてやれない。 あの花屋に通う事ももう無いな。また明日って言ったんだが。 あの子はきっと泣くだろうし、自分の事を噓つきだと言う。 でも、どうなんだろうな。 あそこに居るのが枷なら、俺が死んだら自由になってくれるかな。 ちゃんと大人になってくれたらいい。 狙われたのが俺でよかったな。 結局、置いていく側になったな。 ……怠いなぁ、 とうに動かなくなっていた体の思考も、不意に途切れて。 そこに残るのはただの亡骸。 命も、心も、ここにはもう無い。 これで、貴方の仕事も終わりだった。 (-276) susuya 2022/08/19(Fri) 17:42:44 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 鳥葬 コルヴォ/* ciao〜!これでこちらからは〆にしたいと思います! 後は物言わぬ骸です!! お付き合いいただきありがとうございました!! 死の福利厚生、とても感謝いたします……。 (-277) susuya 2022/08/19(Fri) 17:44:42 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 永遠の夢見人 ロッシ/* Ciao!日刊能力行使先のご連絡夜魔号でございます。 匿名連絡の宣言通り、本日の襲撃先は 【 になります。おやすみ 】この後急に誰かのお命頂戴した方が良さそうな雰囲気になった際は また別途連絡させて頂きますが、多分……大丈夫……なのではないかな〜……? (-288) unforg00 2022/08/19(Fri) 19:52:57 |
【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 鳥葬 コルヴォ/* わ〜い! 日刊夜魔号だ〜〜! あいさい、おやすみ了解です。 ここから死に向けて急ハンドル切る人もいないでしょ〜〜大丈夫だと思います、今日は。大丈夫だといいな〜〜〜人何故死ぬ〜〜〜〜〜 閑話休題。そんなところで、このまま日付変更をお待ちくださいませ、Ciao〜! (-305) 66111 2022/08/19(Fri) 21:34:43 |
【秘】 花で語るは ソニー → 鳥葬 コルヴォ姿を見つけて、仔細な様子まで見える頃まで来ると足の速度を緩めて二、三歩。 黒い衣服とは相反するように白く目立つガーゼに明らかに目を留めて、 訝しむような視線をそれに留めつつ見上げられるくらいの位置に来る。 「……何かあった感じ? 今話しても、困らない?」 声を掛ける。果たして相手の視線を寄せられるものか。 じ、と変化に目を留めていた視線はそのうちに全身にまわる。 以前見たときと、明確な違いはあるだろうか。 /* お疲れ様です。 前回からの時間経過の間に、そちらの素性について探りをいれても大丈夫でしょうか? 一応以下の内で参考程度に考えてみましたが、ほかにあれば案いただきたく〜 1.表の職業のみ 2.表の職業と、引き受ける範囲についての噂(素性については知らず) 3.表の職業+裏稼業のことまで (-310) redhaguki 2022/08/19(Fri) 21:59:56 |
【秘】 愚者 フィオレロ → 鳥葬 コルヴォ「……アホくさ。 本当に能もない無能で死をまき散らすサポートの男を ノッテが雇うと思ってるなら、そっちに謝ってほしいね。 勝手に人が死んだことを君のせいにしないでくれるか? 俺が死んだのはあんな疑惑があったにもかかわらず、 わざと意図的に姿を露出しだした結果だろう」 「君が自分を下げれば下げるほど俺まで下げられる。 溜まったものじゃない。自慰行為寝てやってくれよ。 ……ん?今の認識がそんな感じなのか?なんか嫌だな……」 貴方が内心後悔していようが周囲はそう評価をしていないし。 周囲を覗いてもフィオレロ自身もそう思ってなかった。 なのだが。幻覚扱いなのかやさしい言葉を掛けようにも、 生前と同じく受け取る様子がまるでないのである。 これには困った。 本音を言うだけで勝手に脳内フレンドに変換されてしまう。 「……満足っていうか、幻覚じゃないのを自覚したら? 君じゃ知りえない事をここで教えて、それが真実なら そろそろ目覚める気はあるかい。不幸なお姫様?」 (-325) poru 2022/08/20(Sat) 0:28:23 |
【秘】 無風 マウロ → 鳥葬 コルヴォそうだろう、とばかりにまた息を吐く音。 必要とされていたのだとするなら、それはきっと。 青年も知っている顔のはずだ。 あなたがこちらを見ないのと同じように、こちらもあなたに目を向けることはなく。 告げられた言葉だって、分かり切っているから反論もない。 世迷言、妄言、机上の空論。 自分が幽体離脱してるだけなんて話でもなければ、もう二度と叶わない夢物語だ。 「……そうだな」 「放っててもあいつらはそうするんだろう、忘れろって言ったって忘れやしない。 それどころか嫌って言うほど話に挙げて、忘れないようにする」 「まあ、でも―――」 「悪い気はしない。……あいつらには絶対言ってやらないけどな」 ふっと笑って。 分かり切った答えを返すのだ。 (-329) otomizu 2022/08/20(Sat) 1:23:04 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「じゃあ、死んだ人間を見たくはないんですね。」 平然と返すのは、意趣返しのような言葉ひとつ。 殺しもすれば、殺されもする。 死体を粗末に扱えば、死体を粗末に扱われる。 Chi la fa l'aspetti. その報いの先は自分だけとも限らない。 そのやり取りに感傷の色は無く、互いに考える事は同じだろう。 「あんたに商売っ気があったとは知らなかったな」 続く言葉は、その後に投げ掛けられた問いに対してのもの。 それは遠回しに、客として来たわけではないのなら。 つまり他に用向きが無いなら帰れという事なのだろうけど。 「そうですね。なら、時計を一つ買う事にします」 「ただし、選ぶのはあんたです。 壁掛けや置き時計は遣り場が無いんで、 持ち歩けるものにしてくださいよ。 その中から、あんたがこの店で一番気に入ってるものを。」 無いならせいぜいこれから悩んでください。 実に適当で書類も介さない注文は、結局はやはり口約束だ。 「買いはしますが、取りに来るまでは預かっといてください。 今使ってるものが壊れるか、 あんたが死んだら受け取りに出向きます。」 (-330) unforg00 2022/08/20(Sat) 1:24:38 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 鳥葬 コルヴォ「死体を見たい人間がいるのかしら。」 淡々と返す。 何故見たくないか、の理由は言及しない。 聞かれる事もきっとない。貴方は興味がないだろうから。 「そう。私、商売人なのよ。」 だから冷やかしなら帰ってくださる?と、 遠回しだったそれを、今度は近道に言う。 しかしてどうやら、貴方はお客様でもあったようで。 「アンティークは自分で選ぶから楽しいのよ。」 馬鹿ね、と告げながら、席を立つ。 こつ、こつとカウンターから出て、一つの時計の元へ。 少しだけ錆びついた鉄の蓋がついた、無骨な懐中時計。 お世辞にも奇麗とは言えないそれを、手に取る。 「一番古い時計。いつ壊れてもおかしくない、 死にぞこないの時計。」 「明日には止まっているかもしれないわ。」 「でも。」 「今、懸命に動いている。」 死を看取るのが、貴方の仕事でしょう、と。 女はそれをもって、カウンターまで戻る。 「早めに取りに来ることを願うわ。」 「踏み倒されたら癪だもの。」 (-332) arenda 2022/08/20(Sat) 1:43:57 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルド足音は徐々に遠ざかっていく。 掃除屋はきっとその声無き言葉を見届けていた。 けれど何も言わず、ただ一瞥を落としただけ。 あなたの言わんとした事を、その願いを汲もう、なんて。 そんな事を考えるような、よく出来た人間ではないのだ。 死んだ奴にくれてやるのは、墓石と、手向けの花だけで十分だ。 そして、その役目は決して自分のものではない。 或いは、今ではない。 だから死にゆくあなたに贈るものは、餞別だけ。 それが自己満足以外の何になるか、なんてのは知らぬこと。 足音は徐々に遠ざかっていく。 それがすっかり聞こえなくなった頃。 もう、路地の暗がりに、動くものは何も無かった。 贈るものは、餞別だけ。 死に方を選ばせて、それを冒涜しないだけ。 人殺しはそれ以上の事をしない。 然して余程の意味や理由も無しに、 誰の何を奪う趣味もありはしない。 人殺しは、これ以上の事をしない。 そこに余程の意味や理由が無い限りは。 これはただ、たったそれだけのこと。 (-333) unforg00 2022/08/20(Sat) 2:00:35 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルド/* こちらもこれにて……〆!となります! お楽しみ頂けたなら幸い デス物騒をやれてよかったです よかっ…… エ〜ン こんな良い男がどうして死ななきゃいけないんですか わたしが襲撃したからです ぐうの音も出ないな…… 様々な意味でもうこんな男と関わり合いになる事無く 穏やかに居て欲しいなあという気持ちでいっぱい…… ひとまずここで一区切り、本当にお疲れ様でした。 Addio…… (-335) unforg00 2022/08/20(Sat) 2:12:20 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー/* お待たせしました、ご連絡頂いた内容への回答となります。 こちらの素性についてですが、 表向きのものから裏稼業の事まで把握して頂いていて構いません。 当然、受け持った依頼の詳細はあまり漏れないようにしてはいますが…… この頃は少々さまざま露見するリスクを承知での行動が多かったはずなので、 こちらが掃除屋コルヴォ・ロッソに属する者だという事自体は ある程度の情報網を持った者が調べようと思えば、簡単とまでは言わずともそう難なく知る事ができるでしょう。 (-337) unforg00 2022/08/20(Sat) 3:05:06 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 花で語るは ソニー一見して、変わったことと言えば、顔の怪我くらいのもの。 喪服姿は以前と何ら変わりない佇まいで、 その雰囲気や様子もまた、特別変わったふうでもなかった。 他に変わったとすれば、あなたからの認識くらいのものだろうか。 「どうも、ソニー。 また会うとは、奇遇な事もあるもんですね」 徐に視線と問い掛けとが向けば、そちらを見遣って。 強いて何かあったとするなら、ちょっとしたごたごたです。 やはり以前とそう変わらない調子で返し、 今話しても、という問いには、どうぞ、と簡潔に応じた。 あなた次第ではあるけれど、今は剣呑な雰囲気は感じさせない。 (-338) unforg00 2022/08/20(Sat) 3:06:45 |
【秘】 花で語るは ソニー → 鳥葬 コルヴォ「会いに来たからね、パスカルに。 ……喧嘩でもした? あんまりそういうことするタチには見えなかったけど」 そのへんのチンピラ風情であればまだしも、相手はそうした諍いに好んで飛び込むようには見えない。 べつだん、妙な質問でもないだろう。顔なんて、余程悪い転び方をしたってそう怪我はしない。 平時よりも眉尻の下がった表情は、心配しているようなそれにも見えるだろう。 片手に提げた小さな不織布がシャリと涼しい音を立てて、ああと思い出す。 異変が気にかかって、注意がそれつつあった。 「これ、気にいるかなあと思って。いらなきゃ、オトモダチにでも手向けてよ。 少なくともオレも直接よりかは、優しく触れてあげられるでしょ?」 ラッピングされたのは、少数本が束ねられただけの花束だ。 オレンジ色のラナンキュラスに、見た目の寂しくならないようにカスミソウを僅かに添えて。 水気を失わない一番美しいうちにと、相手の手元に押し付ける。 /* 了解しました。 それでは3.を情報として取り入れた上でロールに反映していきます。 それでも手が滑って突っ込みすぎている場合には訂正いただければ……出来るか? この分量で? (-371) redhaguki 2022/08/20(Sat) 13:33:01 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ「俺はここに居られるだけの手は尽くして来た。 飽くまで替えの利く協力者として、付かず離れずの所に」 個々の能力を重視するこの場所に居られるだけの実力を。 然れど幾らでも他に替えの利く、この立場に辿り着く為に それこそ人生の半分近くを費やして、今ここに居る。 外部からの協力者。それ以上でもそれ以下でもあってはならなかった。 「俺の不幸だけが誰を殺したとも驕っちゃいない。 それでも既に、全く無関係と思える領域には無い」 それらが自分のせい、ただそれだけという考えはあまりに傲慢だ。 真実そこにはそれぞれの思惑が、動きがあり、その結果そうなっただけの事。 けれど自分に一切関わりが無いと思える段階はとうに過ぎた。 実に些細な影響。歯車が僅かに狂うだけで、全てが容易く崩れ去る事もある。 「結局は何もかも自己満足だ。 ただ俺が納得したいがためにそうしているだけの事だ」 わかりきっていて、そうしていた事だ。 せめて、誰にも迷惑など掛けないのだから、それでいいだろうと。 距離を置く事も、赦しを受けない事も、死にたがる事も。 「……仮に、この全てが、幻覚でないとしたら」 背負うものはこれからも増えていく一方なのだとしたら。 「目が覚めたところで、俺は助からないよ」 (-379) unforg00 2022/08/20(Sat) 14:39:02 |
コルヴォは、 自分の行く先が地獄しか無い事も、本当はわかっていた。 (a36) unforg00 2022/08/20(Sat) 14:39:49 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 無風 マウロ遠く細波の音だけがする。 狭間に交わされる言葉は、結局は自分が納得する為のもの。 その実在如何に関わらず、それは変わらない事だろう。 或いは曖昧な幻であり、或いは泡沫の夢であり、けれど。 彼らの答えは、彼らが出すべきもので。 つまりは今ここに居る誰が、それを否定する理由も無いものだ。 「そいつは結構なことです。 伝えてくれなんて言われても、俺は困りますからね」 だからその答えに返すのは、軽薄な笑みと言葉だけ。 そうして、思えばこれは時間潰しという名目だったな、と。 ふとそんな事を思い出して、 そろそろ失礼します、と言葉が続けられた。 「Arrivederci. 次に会うのは、もう少し先だといいですね」 軽く片手をあげて、 引き留められない限りはそのまま踵を返していく。 一匹の黒猫だけが、そんなひとときがあった事を知っていた。 (-386) unforg00 2022/08/20(Sat) 15:30:29 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 暗殺屋 レヴィア「とんでもない商売人も居たもんですね」 いつ壊れるとも知れないものを買わせるなんて、と。 皮肉交じりの言葉は、やっぱり心にも無い。 「生憎、人様が大事にしてるものの方が好きなんですよ」 笑えない略奪愛だ。 客は客でろくでもないのだから、人の事を言えた義理ではない。 けれども時折他所様のものを持ち去って行くから、 だから烏というものは、烏なのだ。 「俺としては、なるだけ先だといいんですが。 受け取りに出向くのも、それが壊れるのも。 今の時計はこの間修理に持ち込んだばかりなんです。」 それを昨日の今日でお釈迦にしたり、 或いは短期間に二度も時計の修理を持ち込めば、どうなるか。 以前修理を依頼した工房の主の呆れ顔は想像に難くない。 「Fidarsi è bene, non fidarsi è meglio. まあ、裏切られるほどの期待なんざしやしませんが」 静かにカウンターから出て、再びその内側へと戻る。 あなたがすっかりいつも通りの定位置へ戻った頃。 それを見届けて、掃除屋もまた静かに踵を返した。 「一先ずは取り置きということで。お願いしますよ」 (-392) unforg00 2022/08/20(Sat) 16:06:05 |
コルヴォは、確かに死に損ないにはお似合いだ、とも思う。 (a37) unforg00 2022/08/20(Sat) 16:10:17 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 鳥葬 コルヴォ「あら、新品が良かったの?」 「随分長生きする気なのね。」 皮肉には、皮肉を。 趣味が悪いのね、なんて一瞥もせずに言いながら。 しかし声に忌避感はない。 元より、なにもない女に。 奪われるものも、ないものだから。 「身に着けたものが寿命を全うできる方が珍しいでしょう。」 撃たれ、殴られ。 荒事と隣り合わせなれば、装飾品など消耗品になり果てる。 修理が利く程度の損壊だったらいいわね、なんて。 心の籠らない言葉を淡々と。 そうして、踵を返すあなたを見る。 懐中時計はカウンターの内側、 引き出しの中にコトリ、としまわれた。 そうして、貴方の背中を見つめて。 「またのご来店をお待ちしているわ。」 その時私がここに居なくとも。 (-403) arenda 2022/08/20(Sat) 17:18:56 |
【置】 鳥葬 コルヴォ「うちの火葬炉が何て呼ばれているか知ってます?」 「地獄界第六圏だそうです。」 「まったくもって、随分な呼ばれ方です」 「ここで焼かれているのが誰にとっての異端者か、 なんてのは、俺の知ったことじゃありませんし」 「自分もいつかここで焼かれるものだと思っていますよ。」 (L4) unforg00 2022/08/20(Sat) 20:46:53 公開: 2022/08/20(Sat) 21:00:00 |
【影】 鳥葬 コルヴォ僻地の廃倉庫。 この日の音は、回転式拳銃が立てた音。 くだらないギャンブルだ。 弾は三発。適当にシリンダーを回転させて、止める。 そうして慣れた手付きで自分の蟀谷に向け、 (&1) unforg00 2022/08/20(Sat) 20:47:23 |
コルヴォは、躊躇わず、引き金を引いた。 (a50) unforg00 2022/08/20(Sat) 20:47:28 |
【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 鳥葬 コルヴォ「始末する死体はどっか落としきちまった。 一足先に地獄に行ってくる、子守歌は待っててくれ」 掠れた言葉が、電話口から、または留守電から。 どこからかの連絡で。それだけ届いて、途絶えて消えた。 「さっさと行きたい場所に飛んでいけよ兄弟」 (-456) toumi_ 2022/08/20(Sat) 20:58:52 |
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