【独】 XIV『節制』 シトラ/* ヒナギクさんあまりにも天使...................(読みそびれていたろぐをもぐもぐしている) (-115) rinto 2022/12/19(Mon) 5:36:10 |
【独】 XIV『節制』 シトラ (-118) rinto 2022/12/19(Mon) 6:27:45 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ そう。 今が苦しいひともいるかもしれない。 この世界を捨てて新しい世界へ行った方が 幸せになれるひとも居るのかもしれない。 何が幸福で 何が不幸か 考え方も捉え方も感じ方も、みんなちがう。 どちらがみんなの幸せに繋がるかも わたしの量れるものではなくて、 けれど世界が壊れてしまえば 心を痛めるひとは、少なからずいるはず。 話した感じ何人か居た、と言うクロさんの言葉に>>173 またひとつ、心に決めた意志が固くなった。 ] (319) rinto 2022/12/19(Mon) 14:00:32 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ クロさんは強い。 わたしにはない勇気と、自己を持っている。 玄関ホールで、動揺して、呆然として わたしが両脚を凍り付かせて動けなくなっている間にも 彼は素直に心の内を打ち明けて あの場に集まったみんなと今みたいに話をして、 自分の脚で、一歩でも前に進もうとしていたのだ。 彼にとっての最優先事項が 何を置いても洋館のみんなになるのも納得がいく。 アリアちゃんと彼の会話が途切れるまで、横で聴いて ] わたしも、 お話、してくれて…… 話してくれて、聴いて……くれて ありがとうございました ……クロさん。 [ 同時に、 彼と話をしたことで今更気付いたことがあった。 ] (320) rinto 2022/12/19(Mon) 14:00:40 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ わたしは、わたしの大切に想うものに できるだけ序列を付けたくはなくて 誰かに何かを求めることが、元々すごく苦手だ。 ] (321) rinto 2022/12/19(Mon) 14:00:54 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ いつからそうだったのかは思い出せない。 生まれ持った気質なのかもしれないし 後天的にそうなったのかもしれない。 頼ること、甘えること 教えを乞うこと、助けを呼ぶこと。 手を伸ばすことも、会話を欲することも 話を聴いてもらうことも元来苦手だ。 洋館で暮らし始めてからすこしずつ、 ごく限定的に求められるようになってきた今も 『周囲に求める』行為の中で特に苦手とするものが 誰かと争うことだった。 好ましく感じるものと苦手とするものは確かにある。 より心地良さを覚える方へと身を委ねてしまう。 誰かと誰かが言い争う場面を目の当たりにしたとして その姿に胸がひどく痛んでも、 止めに入った方が良いと思っても、それができない。 多くを望んでも、 この手が取れるものは限られていると知りながら どの声をも聴こうとしてわたし自身を見失う。] (322) rinto 2022/12/19(Mon) 14:01:11 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 誰の感情もが適切に思えて わたしの感情はなにもかも間違いに思えた。 平穏と安寧を優先したいがために 本当の気持ちに鍵を掛けて心の奥底深くしまい込む。 声に出す勇気のない心の内を 代弁するように涙が溢れだす。 もうずっと、いつだってそう。 わたしが何かを思い、考えるとき 何かを行動に移そうとするとき 誰かの声が、わたしの内の何かが わたしの心をまず抑制する。] (323) rinto 2022/12/19(Mon) 14:01:28 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 公平で、平等で在りたい。 マドカさんほど強いこだわりではなくとも 多分、近しい価値観がわたしにもある。 特に洋館に来たばかりの頃は、 可愛がってもらえることを戸惑ってばかりいた。 幸せだと感じれば、 その分の不幸に見舞われなければ 釣り合いが取れないと無意識に感じている。 辛いことがあれば、 その分の幸福がどこかで得られるはずだと 無意識のうちに信じたがっている。 ただ、徹底して揉め事を避けたいわたしは 彼のように自分の考えに基づいて 積極的な行動を起こせはしないし、 同じ価値観を誰かに強要したいとも思わない。 自分の幸福が誰かの不幸の上にしか成り立たないのなら わたしの幸福は捨て置いて構わないと、 光あるところに必ず影ができてしまうなら わたしが、影になろうと。 波風立たず穏便に済みさえすれば 現状が何ひとつ変えられずともそれが一番良いのだと、 幼い頃からそう自分に言い聞かせて生きてきた。] (324) rinto 2022/12/19(Mon) 14:02:23 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 悲しむひとはすこしでも少ない方がいい。 できるならみんなしあわせでいてほしい。 いつだってそう思っているはずなのに、 揉め事の気配がそこにあれば それがどんなに些細なものでもわたしは避けてしまう。 わたしがみんなのことを特別に感じようと みんなにとってのわたしはさして重要ではないだろうと 心のどこかで、そう思っている。 体よく居合わせて引ける袖がひとつくらい減っても 大した問題にはならないと思っている。 自分はいつ死んだって構わないと思っているのに、 みんなには生きていてほしいと思っている。 結局は、ぜんぶ自分本位でしかない。 誰かに求める強さを持っている彼の方が、余程眩しい ] ──わたしも、 [ 彼を真似て、 ぎこちない敬礼のポーズを返そうとして>>298 続いた言葉>>299にびくりと心臓が跳ねた。] (325) rinto 2022/12/19(Mon) 14:03:16 |
【人】 XIV『節制』 シトラ…………、 そう…………です、よね [ 怒りも、無念も、ないはずがない。 苦手とされるのも当然のこと。 湧き上がる後悔の念と圧し潰されそうな罪悪感。 言葉を交わしあってなお 竦む足。 眉を下げて俯き、言葉に詰まっていれば 憎んではいなさそうだと、彼は言う。 その一言が、わたしにおずおずと顔を上げさせた。] へっ…………!? な、なで…………!!? [ もし背中を叩かれても、 わたしはそれを謹んで受け容れるでしょう。 けれど、撫でてあげたい、となれば話はまた別だ。 そんな風に思ってくれているなんて 思ってもみなかった。] (326) rinto 2022/12/19(Mon) 14:04:01 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 端々に滲む気遣い。 彼が他の誰かと話すときと変わらない、 明るい調子で語られる激励の言葉。 わたしたちの間に長く横たわっていた分厚い氷が すべてとはゆかずとも、解け出したように思えて ……また泣きそうになって ぎゅっと瞼を瞑って堪えた。] しゃ、しゃきっと…… しゃきっ、と…………し、します……! [ 立ち上がって、ぴし、と背筋を伸ばす。 また明日、と彼を見送る。 ──これが最後になるのは、いやだ。 心からそう思えたのが、 一番の変化だったかもしれない。]* (327) rinto 2022/12/19(Mon) 14:04:13 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a74) rinto 2022/12/19(Mon) 14:45:54 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* 世界壊れない……!!!・゚・(。>ω<)・゚・ はわわわ よかったぁあ…… そういえばクロさんに天変地異を伝えようと思って 完全に伝えそびれており ぴえ (-136) rinto 2022/12/19(Mon) 14:47:46 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 薬草園から去りゆくクロさんの背が見えなくなってから わたしは再び、椅子に腰を下ろした。 誰しもにいつかは平等に訪れる死が 刻限までも平等に訪れるのなら、 世界の崩壊は、ある意味では 『平等』と言えるんだろうか。 そう考えるひとも、中には 居るのかもしれない。けれど、] ……アリアちゃんの作ったお薬で 命を救われてきたひとたちや、 まだ生まれて、間もなくて 何が悲しいのか、楽しいのかさえ まだわからない小さな子たちまで わたしに優しくしてくれたひとたちまで 崩壊に巻き込まれてしまうのは…… …………わたし、やっぱり 嫌だ。 [ 故郷に残した両親も、村のみんなだって今頃 必死で羊やアルパカたちを避難させているかもしれない。 決心を固めるように声にした。] (356) rinto 2022/12/19(Mon) 17:14:18 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 辛く感じることもあった。 いっそ死んでしまえたら楽なのかもしれないと 思った日が、ないではなかった。 けれど悲しむ人ごとみんないなくなればいいと 願うほど、この世界を恨んではいない。] お茶会で使った、可愛いティーセットも 美味しい紅茶の茶葉も、 テオブロマの材料も、野菜も、果物も この世界のどこかで誰かが、作って ここまで届けてくれたもので フォルスさんがプレゼントしてくれた ノートも、ペンだって きっとたくさんの誰かの手を介して わたしのところまで来てくれて…… [ フォルスさんがいつか贈ってくれたノートは>>0:692、 わたしのやってみたいことをひたすらに書き連ねた やりたいことリストノートになっていた。 文字を手習いするための紙も、 知識を得るため読んできた書物も この世界の誰かが生み出したもの。 外には、まだ知らない世界が無限に広がっている。 ] (357) rinto 2022/12/19(Mon) 17:14:41 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……直に関わり合いになることはなくても、 気付かないうちにお世話になったひとたちも この世界にはきっと、大勢いるんだと思うの [ お世話係のひとたちも含めて 洋館で一緒に暮らしてきた誰かが 悲しむ姿を、わたしは見たくない。] ……壊れてほしく、ない 神様には、そうお願いする。 アリアちゃんは……? [ 青と緑の瞳を、正面からまっすぐに見つめた。] (358) rinto 2022/12/19(Mon) 17:14:56 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ アリアちゃんは憶えているだろうか。 まだぐしゃぐしゃの文字しか 満足に書けなかった頃の話だから、 彼女は忘れてしまったかもしれない。 「──わたし、文字が読めるようになって タナトスさんみたいな、 綺麗な文字が書けるように、なったら いつか 自分の瞳で 世界を見に行ってみたいな。 それでね、 あの、 その………… ……あ、アリアちゃんさえ 良ければ わたしと、一緒に 来てくれませんか……っ!」 そんな会話をした日も、あったこと。 ] (359) rinto 2022/12/19(Mon) 17:15:09 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 教祖になる気はない、の一言に わかってるよ、って ふっと口元を緩めて>>289 ] 当たらずとも遠からず…… ……良かったら、 詳しく聴かせてほしいな アリアちゃんの思うところ。 [ そうして彼女の声に、静かに耳を傾けはじめた。 たとえそれが日を跨ぐほど長い話になろうと、 わたしから話を遮ることはない ]* (360) rinto 2022/12/19(Mon) 17:15:16 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a77) rinto 2022/12/19(Mon) 17:20:33 |
【独】 XIV『節制』 シトラ/* エーリクさんのコーヒー わたしものみたい…… でも推しは推し……遠くから見つめるのがファンのさだめ………… (-158) rinto 2022/12/19(Mon) 21:00:16 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新