情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【雲】 雨宮 健斗[ がつがつと余裕なく貪り口付ければ、 鼻から抜ける吐息混じりの。 声は低く、甘く。 鼓膜から脳髄を溶かすように響く。 呼吸ごと奪うように弄っていた舌が吸われ、食まれ、 ぞくりと欲が迫り上がる。 混ざり合った唾液を飲み込む彼の喉の動きにさえ どくんと心臓が激しく鳴いた。 噛みつきたい衝動を、レンジの電子音のせいにして どうにか押さえて。 ] (D0) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 0:33:45 |
【雲】 雨宮 健斗[ 余裕なんてあるわけない。 余裕あるフリすら出来ない。 二日すらモたない、お前の空気を吸わないと 息ができない、なんて。 見透かされているように撓む目元に負けた気がして 眉間に皺を寄せてちょっと睨む。 熱と欲を携えた瞳では、きっと迫力など ないだろうけれど。 ] (D1) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 0:34:49 |
【雲】 雨宮 健斗[ 腰に触れていた手がするりと滑らかに動いて 後頭部を包む。 傾げられた首、浮かぶ笑み。 余裕の無い自分を嗤うような表情で囁く熱っぽい声、 おいそれはずるいだろ─── ] ─── ん、 ッ…… [ 忘れる筈のない、あの日と同じような 頸動脈にじんと重い圧迫感。 引き寄せる力の強さ。 荒い吐息と、あられのない水音。 飲み込むタイミングを失った唾液は唇から顎へ 伝うだろうか。 それでも離してもらえそうにないなら、 こちらからも整った綺麗な歯列、 裏側から口蓋をも丹念に探る。 ] (D2) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 0:39:19 |
【雲】 雨宮 健斗[ あの日と違うのは、自由を得た己の右手が、 同じように彼の頸に触れること。 柔らかな髪が、指の間を擽ること、 名前を呼ばれると甘い痺れが脊髄から 脳へ駆け上がって、 自分のものじゃないような声が漏れること。 押し付けられ布地越しに感じるお互いの兆し。 酸欠でくらくらしそうなほど繰り返し贈られる 口付けが、ようやく少しずつ落ち着きを取り戻し、 後頭部の掌の力が緩んだ。 ] (D3) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 0:40:13 |
【雲】 雨宮 健斗……ッ、は、─── [ 肩で息をしながら唾液を飲み込む。 ゆっくり瞼を開いて見つめればその瞳は 興奮の灯を灯したまま、潤んで、微笑んで。 力の入らない手を彼の頸からそっと動かして、 その唇を親指で拭う。 そのまま自分の唇も拭った。 ] (D4) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 0:40:58 |
【雲】 雨宮 健斗っ、 なっ…… [ ごちそうさま、とどこか楽しそうに 語尾の上がる言葉に思わず絶句して。 それでも、わずかに離れた身体が惜しくて。] ─── わかってるくせに Two winsのベーシストは意地が悪りぃ。 [憎まれ口をひとつ。 己の口はぎこちなく動く。] (D5) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 0:42:01 |
【雲】 雨宮 健斗[ 意地っ張りで素直になれないはずの自分が、 珍しく曝け出す本心。 寝不足のまま空きっ腹に煽った鎮痛剤のせいか 下半身で主張する欲望のせいか、 どうにも溢れて止められない想いのせいだろうか。] ずっと、先に進みたくて、 ……前から聞こうと思ってた。 けど、お前、どうしたい? ……その、あー…… [ 言葉に詰まって彼の髪をぐしゃ、と掴んだ。 大事なタイミングでまたピーピーレンジが鳴って、 うるせぇな!と八つ当たりを投げた。]** (D6) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 0:43:50 |
【独】 雨宮 健斗/* 読んで噛み締めてドキドキしてを繰り返して進みません(定期) や、ぼくはすごくすごく楽しいし嬉しいんだけど、ななとさんがつまんなかったりやりづらかったりしないかは、とても心配してます (-7) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 16:15:38 |
【雲】 雨宮 健斗[ 細く、柔く、撓む目元。 太い四弦と共にある指が、毛足のぱさついた 己の髪を梳く。 楽器を奏でるような優しい手つきが妙に心地良くて 目を伏せて凭れかかり、そっと頭の重みを預けた。 茶化されるかな、と内心思っていたけれど。 そんなことはなくて、伏せた瞼を持ち上げれば 静かに頷いてこちらを見つめる瞳が、 ほんのすぐ近くで、 やっぱり、綺麗で。 ] (D10) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 17:07:25 |
【雲】 雨宮 健斗[ やり場のない感情を八つ当たりで電子音に ぶつければ、また穏やかな笑みが降る。 好きにしていい、 懸命に紡いだ言葉に、あっさりとそう返されて、 顔が熱くなるのが自分でもわかる。] ……優しくは、ねぇな。 [ むぅ、と唇をへの字に結んでそう言えば またひとつ、距離が近くなった。 背に回された両手が組まれて 己とてさほど小さくはないはずだけれど、 不思議にすっぽりと収まってしまう。 包まれた腕の中、心臓が跳ね回って、痛い。] (D11) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 17:09:23 |
【雲】 雨宮 健斗[ 長い身体を折るように曲げて 下から見上げてくるのは、 広い海のように穏やかな双眸。 瞬きもせずに見下ろし見つめ返せば 出会ったころから変わらない、煌めき。 ガキ臭い己のアップダウンを受け止めてくれる、 いつだって荒んだ心が凪いでいく。 そしてそのたびに、甘えているなぁと思う。 己は彼に、なにを返せているのだろうか、と。 (D12) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 17:10:42 |
【雲】 雨宮 健斗……っ、───! [ 小さく、低く、 色と艶と、甘さと毒と。 いろんなものを含んだ声が、脳を直接嬲る。 ぞく、と背中を震えと汗が伝った。 彼のニーズや欲求を、何より優先したいと思う。 他の人には感じたことのないそんな気持ちが 彼にだけは湧いて溢れて、ブレーキが効かない。 なのにあっさり選択権が手渡されて、息が止まった。] (D13) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 17:11:56 |
【雲】 雨宮 健斗……ず、っりぃな、ぁ─── [ 絞り出した言葉に呼応するように身体中が熱い。 きっと赤に染まってしまった顔も耳も、 隠すように彼の胸に押し付けて、伏せた。 窓から、明るい陽が差し込んでいる。 きちんと整えられたベッドを、ちらりと目で追った。] (D14) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 17:12:43 |
【秘】 雨宮 健斗 → 矢川 誠壱[ 伏せたまま縋るように。 もうひとつ、重ねて、呟いた。 ] ……抱けんの、俺のこと。 (-9) yukiyukiyuki 2021/06/20(Sun) 17:15:47 |
【秘】 矢川 誠壱 → 雨宮 健斗俺は雨宮に抱かれたいし、 ───雨宮を抱きたいって思ってるよ。 [雨宮は?と問いかけて。 腰に回していた腕で、とんとん、と その背をかるく叩いた。]* (-11) ななと 2021/06/20(Sun) 22:58:40 |
【雲】 雨宮 健斗[ ずるい、と、駄々っ子のように責めても、 変わらず穏やかに細められる瞳。 焦れて焼けつくほどに、愛しい。 ライブできゃーきゃー言われていることにも 嫉妬してしまうほどに、とっくに堕ちて、 求めているのに。 本当にずるいのは、きっと自分のほう。 ] (D20) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 0:23:46 |
【雲】 雨宮 健斗[ わかった、と言う声と、ほんの少し緩んだ手の隙間。 身体を捩る。 右腕を動かして、己の左肩を掴んだ。 自身を抱いて、まるで肌を隠すように。 極力人目に晒さないようにして過ごしてきた。 傷も、心も。 そういや林間学校で風呂に入ったなと思い出すけれど、 今あの頃より彼はずっと近くて、 だからこそ、怖い。 (D21) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 0:25:47 |
【雲】 雨宮 健斗[ 乙女かよ、頭の中で嘲る声に、 わがままかな、と優しく問いかける声が重なった。 目を見開いて小さく、首を振る。 ] ……目が、覚めたら、 大事なもんが、急になくなってんだ。 俺は、それが怖い、 お前もいつか、 居なくなるんじゃないか、って 求めて、萎えられたら、ってびびってる。 ……ずるいのは、俺だな。 (D22) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 0:27:12 |
【雲】 雨宮 健斗[ 俯いたまま、訥々と口を動かして紡ぐ本心。 応えるようにとん、とん、と背中に軽い振動。 あくまで優しい声は、形が見えるほど 凄艶でさえあった。 ] ─── 俺も、おんなじ。 けど、いまは、 [ すう、と息を吸い込んだ。 首元のシャツのボタンを、ひとつ、外して ゆっくり、顔を上げる。 ] (D23) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 0:28:05 |
【秘】 雨宮 健斗 → 矢川 誠壱欲しい、ぜんぶ、 萎えねぇって、示して、 見せて、俺に刻んで、 とっととお前だけのものにしてくれって ───…… そう、思ってる (-13) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 0:29:40 |
【雲】 雨宮 健斗[ だ、い、て、く、れ、 と、唇だけを動かした。 笑ったつもりだったけど、 きっととても情けなく崩れた表情で。]** (D24) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 0:31:24 |
【独】 雨宮 健斗/* 実はええとこのぼんである彼に根付いて消えていない育ちの良さとかが 本人無意識に出ちゃうようなのを書きたいなと思う(出来るとは言っていない) (-14) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 10:12:47 |
【独】 雨宮 健斗/* そいやTLでななとさん、体調良くないみたいにお見かけしたのに素敵なろるを返して頂いてすごく嬉しいし心臓ぶち抜かれてるんだけど、お身体大丈夫かなと心配してます どうかご無理なさらず(ここで言う) (-15) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 10:24:39 |
【雲】 雨宮 健斗[ 幼な子をあやすような、とん、とん、と 優しい刺激が一定のリズムで背中に続く。 万が一、伸ばした手を拒絶された時の 恐怖にびびって、 心を守るための防御壁が欲しくて、 彼に選ばせようとした。 気持ちなんて、とっくに決まってて、 惚れてるって自覚したときから、 そうだよ、己はこんなにも臆病で。 (D34) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 15:21:40 |
【雲】 雨宮 健斗[ だいてくれ、と、 無音の声は、届いたみたいで 矢川が息を詰めたのがわかった。 おずおずと窺い見た己が捉えた彼の瞳は、 いつもと変わらない優しさを湛えているように 思えたけれど。 ] ─── ……、 [ 見逃すわけない。 そこにぎらりと一瞬、走った熱の塊を。 獲物を狩る、獣の如き鋭い眼光を。] (D36) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 15:23:54 |
【秘】 雨宮 健斗 → 矢川 誠壱[ こくりと、無意識に唾液を飲み込んだ。 前も、彼のこんな瞳を、見たことがある。 ────── 寒い、山の中でさ。 ] (-19) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 15:24:52 |
【雲】 雨宮 健斗[ ぐ、と寄せられる腰。 聞こえるんじゃないかと思うほど激しく打つ鼓動。 頭と顔と、下腹部は焼けるみたいに熱くて、 手足の末端は冷たくて。 嗚呼、喰われる。 ─── や、違う。 [ 好きだよ、と告げてくれる唇がまた、触れる。 掬い上げるように優しく遠慮がちな口付けに、 ほんの少し、笑んだ。 ] (D37) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 15:26:27 |
【雲】 雨宮 健斗[ 肩に爪を立てていた腕がゆるり解かれて、 導かれた先は彼の首。] 聞かなくていい、って…… [ 母親が整えてくれたベッドに、多少の罪悪感を 感じながら答えれば、ふわと浮く己の身体。] ッ、う、おい、待っ─── [ 所謂お姫様抱っこ、で抱え上げられて焦って、 抵抗しようとしたけれど。 長い腕。 あたたかい胸。 一層強くなる彼の匂いに、くらりと脳が揺れた。] (D38) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 15:27:51 |
【雲】 雨宮 健斗……当たり前だよ、誰と比べてんの。 [ 思ったより重い、と苦笑する声に。 恥ずかしいやらいたたまれないやらで、 胸元に埋めた頭をぐりぐりと押し付けた。 広くもない部屋、長い足でほんの数歩。 なんの衝撃もなく、大切なものを扱うような手つきで ベッドに下される。 覆い被さる彼の額が、己のそれと合わさって。 視界の全てが、矢川で埋まる。 逸らすこともできない。 ] …… 、ん、ッう、─── [ 下唇が食まれて、歯が立てられて、 びく、と背中が僅かに跳ねた。 ] (D39) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 15:29:33 |
【雲】 雨宮 健斗[ 優しくする、と微笑みのあと、 貪るような口付けが降る。 いつも穏やかな彼の、どこにこんな情熱が 隠れていたのだろうかと思うほど、 熱くて、激しくて、堪らない。 息ができなくて、頭がくらくらする。 求められるまま、舌を絡めて、なぞって、 吸って、口内を愛でて。] (D40) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 15:32:18 |
【雲】 雨宮 健斗[ 自由が利く手を動かして、彼の髪から 耳、頬、首筋と、縋るように撫で下ろしていく。 数ミリの布でさえ焦ったくて邪魔で 脱がそうとするけれど、 片手だから上手くいくだろうか。 口内を弄る舌に嬲られて、 吐息混じりの声と、飲み込めない唾液を溢れさせながら 肩、背中、脇腹と熱っぽく触れて、 拒まれないなら、その下。 布地越しの熱に触れたくて手を伸ばす。 ] (D41) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 15:35:58 |
【雲】 雨宮 健斗ばっ、─── [ ぎらついた欲を見せたかと思えば、 くすくす笑って聞いたこっちが 恥ずかしくなるようなことを言う。 何言ってんだ、と呻りながら、 完全に顔が赤に染まっていくのが止められない。 貧相な身体だと思われていたようなら おあいにくさま、とでも嗤ってやりたいところ だけれど、どうにも耳の端まで熱いので さあ格好がつくかどうか。 ] (D47) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 22:54:24 |
【雲】 雨宮 健斗[ 昔からやることに追われるとどうしても 食事は疎かになるタチだし 痛みを抑える薬の量が増えれば食欲はなくなるし、 そもそも一人暮らしで料理はめんどくさい。 痩せたかと問われればきっとそうなのだ。 それでもどうにかちょっとでも身体を鍛えているのは 現実的にピアノを弾く体力は必要だから、 という理由ももちろんあるけれど。 隣に居る彼の、嫌味なほど整った、 むかつくそのスタイルに。 並べはしなくても見劣りしたくないという、 男のメンツとプライド。 ともあれそれを行っているのが 人気のジムではなくて病院のリハビリ室、 というのがいまいちしまらないところではある。] (D48) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 22:55:58 |
【雲】 雨宮 健斗[ そこに居ることを確かめるように、 身体の線を伝い撫で下ろした己の手が、 ベルトのバックルに触れた。 カチャ、と鳴る金属音に震えるほどの興奮を覚える。 ぢゅ、と淫らな水音とともに離れた唇から 落ちてきた矢川の声は熱を含んでしっとりと湿って、 ぞくぞくするほどえろいなと思った。 ] ……ん、脱がしてぇ、けど、 片手だと、焦ったい、な─── [ かくいう己も、自分の声とは思えないような 甘えた声が出てしまう。 なんつー声、と自分で照れた顔を隠すために こくりと唾を飲み込んで動く彼の喉を、 噛み付くように唇で食んだ。 どうにかバックルを緩めることに成功したなら、 そっと触れた手の下。 増した質量が感じられて、に、と自然に 口角が上がってしまう。 ] (D49) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 22:58:09 |
【雲】 雨宮 健斗煽って、ねぇ…… [ 思いがけず焦ったような声と、 ふー、と大きく吐き出す息。 優しい、声。 欲を抑えこもうとしているのがわかる。 ああ、この顔、好きだな、と思って。 な、と傾げた首に、ふいと顔を背けた。 ] 優しく、されんのは、 ……いろいろ、恥ずいんだよ、 察しろ……つかとりあえず電気…… (D50) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 22:59:17 |
【雲】 雨宮 健斗[ のしかかることをしないで、空間を保ったままの 彼の気遣いが苦しいほど愛しい。 初心な乙女みたいなセリフを己が口にする日が まさかくるとは、と内心呻きながら 電気を消してくれるよう頼んだけれど、 聞いてもらえただろうか。 ……ダメな気はする、だって、 聴こえているはずなのに彼がすることといえば 首筋に唇をおとして、歯が立てたりするのだから。] ───ッ ンっ…… [ 今己がしたことを返されて、喉仏も舐められて、 下顎が震えた。 声が漏れる。 ] (D51) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 23:00:41 |
【雲】 雨宮 健斗[ 長い指が、シャツのボタンにかかる。 覚悟は決めているし、信じてもいるけれど、 体には力が入ってしまう。 緩んだベルトの隙間に手を差し入れて、 下着の上から猛りに触れた。 擦り付けるように腰が動く。 その動きに合わせるように、根元から 柔らかく握り先端に向かって擦り上げれば、 矢川の吐息が漏れて耳に届く。 脳が痺れる。 もっと、と思うのに。 身体を起こした彼が、右手を絡め取ってしまう。 熱に浮かされた顔で不服そうに見上げれば、 じっと見つめ返されて。 ] (D52) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 23:02:14 |
【雲】 雨宮 健斗……いい、けど。 マジで、萎えんなよ。 [ 強がる声が、やっぱりかすかに揺れた。 母親が、いそいそと洗濯して替えていった 白いシーツに、己の手が縫い止められて。 露になった、上半身。 あちこち残る傷は、格闘家じゃあるまいし 勲章などではなくただのコンプレックス。 多感な時期に卑屈さを会得するのに充分な。] (D53) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 23:03:17 |
【雲】 雨宮 健斗[ 現実を携えてたしかに残る。 なんだかんだで人生に 不思議なアクセントをつける深く古い傷。 左腕の肘の上から、手首の近くまで ミミズのように走る手術痕、引き攣れる皮膚。 そこに、唇が落とされて、声が出る。] ……ッは、っ…… [ 視界がぼやけた。 じんわりと滲んでいた汗が滴になって 顳顬を流れて落ちる。 焦燥感で、背中が撓った。 ]* (D54) yukiyukiyuki 2021/06/21(Mon) 23:06:02 |
【独】 雨宮 健斗/* 昨夜のななとさん、玄関で音がするってとても心配したんだけど大丈夫だったかな(ここで言う) てかその時、「村見てにやにやしてた」って仰ってて恥ずかしくて反応出来なかったんだけど 私はいつもお返事いただくたびに死ぬので なにこの人左苦手とか嘘確じゃん…ってなっていたなど (-30) yukiyukiyuki 2021/06/22(Tue) 8:12:17 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新