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【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「……ええ、その笑顔がやはり良い」 *きっと、電球の彼は、その無理をした笑顔に気付いていましたが。 *それでも、その笑顔が好きであると言いました。 「いえいえ、私の言葉で何がどうなるなんてことはないと思いますが」 「参考になれば幸いです」 *電球の彼は、再び小さく明滅しました。 「……ああ、そうだ。お帰りの前に一つだけ」 「リディ、怒りは視界を狭めます。冷静さを失えば、残された何かを見つけることも出来なくなります」 「だから、もしも何かがあっても」 「見失わないように、冷静に、自己を保って」 「そうすれば、きっと何かが見えるはずですから」 「――なんて、ちょっとカッコいいっぽいことをお伝えしておきますね」 *茶化すようにそう締めて、電球の彼は再び小さく明滅しました。 (-161) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 0:47:40 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメントこの先、笑顔を保てるかどうかは分からない。 でも今は、…今だけは。 「…誰かの言葉を聞くと、選択肢は広がるのですよ。 私だけでは見えないものも、見えることがあるのです」 悩んでしまった時も、道に光が差すかもしれない。 「………えぇ、」 貴方の言葉にひとつひとつ頷いて。 心に深く、深く……刻んでいくの。 許さないのは罪を抱えて生きて欲しいと願うから。 だからきっと、大丈夫。……大丈夫。 「ねぇ、フィル。また……お話しましょう」 いつもは触れようとしないリディは最後に、貴方に手を伸ばした。 叶うならその手に触れて、握手するみたいに。 刹那、貴方を癒す光がキラキラと瞬くことだろう。 満足気に。けれど僅かに顔を強ばらせるリディの姿も、一緒に。 それはリディの異能。気力や体力、怪我や病を癒す小さな煌めき。 (-162) sinorit 2022/07/23(Sat) 1:08:48 |
リーディエは、多分きっと、誰も気付かぬうちに森から屋敷近くへと。 (a35) sinorit 2022/07/23(Sat) 1:10:01 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「はい、またお話しましょう」 「私は、お話するのが大好きですからね」 *電球の彼の手に触れれば、そこは暖かく。 *生きていますから。 *キラキラと瞬く手に少し驚いて、そして彼は小さく明滅したでしょう。 *その後は、小さく手を振ってからあなたを見送ります。 *そして、再び読書へと戻ったでしょう。 (-163) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 1:15:10 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント/* 前半戦ありがとうございましたわ〜!! このまま後半戦(死の第一発見)をお願いしようかしら 出だしは秘話で、その後にアクションと白を何かしら使って… メモもなんかうまくやりたいわね……出来るかはおいといて 何かいい提案があればお伺いできると嬉しいですわ 問題なければ……発見!行動!フィル〜!! (-164) sinorit 2022/07/23(Sat) 1:27:05 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ/* 問題ないですわ〜!!! メモと万年筆を見つけて頂いたら、謎が深まったりなんやかんやしたりしそうでワクワクって感じですわ〜!! よろしくお願いますわ〜!!! (-165) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 1:31:17 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント"また"の約束からそう時間も経たない数日後。 大広間で起きた狂気の先の悲劇と、埋葬の後。 生者の1人を訪問して。 翌日。森から帰り、屋敷の中を歩く頃。 クロの死を知らないであろう貴方に、伝えるべきだとそう考えて。 貴方の部屋へと訪れるリディの姿があるだろう。 ノックは三度、名乗ることも忘れずに。 以前と同じ方法で、貴方の声を待つ。 (-166) sinorit 2022/07/23(Sat) 1:45:47 |
リーディエは、軽い金属音を鳴らしながら屋敷内を歩く。 (a36) sinorit 2022/07/23(Sat) 1:47:26 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*ノックに対して。 *暫く待っても返答はありません。 *待っても待っても、返答はありません。 *先日の電球の彼の様子を考えるのであれば、すぐにでも返答があるはずなのですが。 (-168) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 1:48:06 |
リーディエは、一度自室により……それからは、鳴らすは足音のみ。 (a39) sinorit 2022/07/23(Sat) 1:53:04 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント待っても、待っても。貴方の声はない。 「……………フィル、」 不安げに名を呼んで、速くなる鼓動に胸を押さえた。 ここに来る前、スコップを手にしていた。 それは今はこの手にないから、金属音も止んでいて。 先日の会話が、脳裏に過ぎり。……。 漏れる吐息は震えている。それを理解するものはいないけど。 唇を噛み締めて、何かに耐えるように眉根を寄せて。 扉の取っ手に、手をかけた。鍵は……空いているのだろうか。 (-170) sinorit 2022/07/23(Sat) 1:58:44 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*鍵はかかっていませんでした。 *以前来た時のように。 *きっと電球の彼は、ずっとそうしていたのでしょう。 *扉は、何の抵抗もなく開きます。 *扉を開けば、読書をしていた机が、すぐにでも見えるでしょう。 *そこに突っ伏している、彼の姿も。 (-171) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 2:02:55 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント手をかけた取っ手を引く。 前の時とは違って、扉は大きく開いた。 見えた姿は、眠っているようにも見えて。 明かりが消えているならば、手探りに電気をつけ。 1歩。また、1歩。 ──赤く染まる背と、万年筆と。 それから……1枚のメモを見つけた。 (-172) sinorit 2022/07/23(Sat) 2:16:25 |
リーディエは、フィラメントの部屋の扉を大きく開いた。 (a40) sinorit 2022/07/23(Sat) 2:16:40 |
【人】 命灯癒光 リーディエ「フィル…………嫌、…いや……ッ!! 」そのまま奥へと足を進めたものだからきっと。 きっと、リディの叫ぶ声は廊下にも響いたはずだ。 (30) sinorit 2022/07/23(Sat) 2:19:33 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*部屋の明かりも、電球の彼の明かりも灯っておらず。 *血に染まる背は、止め処無く溢れ出る鮮血で染まっていて。 *電球の彼の明かりは、もう二度と灯らない事が、否応にも理解できるでしょう。 (-173) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 2:20:27 |
【人】 命灯癒光 リーディエフィラメントの背に触れ、「どうして、」と何度も呟きを落とす。 分かっている。触れても光が見えないということは、もう。 でも、それでも。この事実を認めたくなくて。 「フィル、フィル……ッ。どうして、こうなるの…………………」 触れる手は力が入り、フィラメントの服に皺を作る。 それはもはや、触れるというよりも掴むようで。 震える吐息を零し、その背に額を付けた。 血に濡れようとも構わなかった。 ノル(>>31)の声には反応を返せないまま、暫くはそうして。 (32) sinorit 2022/07/23(Sat) 2:47:51 |
リーディエは、足元の万年筆に視線を向ける。苦しげに、でも涙は零さずに。 (a41) sinorit 2022/07/23(Sat) 2:49:09 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント真っ赤に染まった背に縋るように呟いた。 それは本当に小さくて、ノルにはきっと聞こえない。 「……またって、約束したのに」 この約束が奇跡を起こせばいいなって。 今度はちゃんと、笑顔を見せれるといいなって。 そう思っていたのに。……もう何も、叶わない。 「置いてかないで………………、」 叫ぶ言葉はまるで冷静さを含んでいないように見えただろうけど。 涙を流さずに耐えて、今の状況の理解に努めた。 視線は、万年筆。赤く濡れたそれに向けられた。 貴方の言葉、忘れないわ。忘れないから……。 (-176) sinorit 2022/07/23(Sat) 2:54:45 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*視線を向けた万年筆のペン先には、赤い赤い血が塗れていました。 *が、気付いたでしょうか。 *万年筆のペン先と、電球の彼の背中の傷口は、形が一致していないのです。 *どうしてこんなものが落ちているのでしょうか。 *これを残したのは、犯人でしょうか、それとも――。 (-178) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 3:14:16 |
【人】 命灯癒光 リーディエ万年筆をじっと見つめ、何かを考えるように暫し黙する。 そして緩りと、掴んでいた服を離しそれに手を伸ばした。 「…………何故、」 赤く濡れたペン先。 今度は視線をフィラメントの背に向け、目を閉じた。 その時、聞こえたモノオキ(>>33)の足音。 目を開け、制止しようと手をそちらに向けるけど。 既に血塗れた自身の姿に、果たして意味があるのだろうかと動きを止める。 誰かが止めるのなら、その方がいいのだろうと。 代わりに、他にも何か手がかりは無いかと視線を向け。 本と、一枚のメモを視界に映す。 今度はそれに手を伸ばそうとして、赤く染まった指先を眺め。 「…………誰か、これを」 この場にいる人間に向けて、呟いた。 誰も手にしないようであれば服で赤を拭い、今度こそ手を伸ばす。 そうでなければ、読み上げて欲しいとその人に告げるだろう。 リディにはもう、そのメモの内容は見えているが。 それでも皆に伝えるべきだと思うから、そのように。 (34) sinorit 2022/07/23(Sat) 12:07:37 |
【秘】 無線通信 ユングフラウ → 命灯癒光 リーディエ〔⿻▫__ それでも……〕 それでも、苦しいからこそ、貴方は生きてくれると、思っていて。 だから、これは自分と貴方、どちらをも縛る鎖だ。 刹那待った光が、生命の証左のようで。 〔⿻▫__ 綺麗。〕 恐怖と喜びの入り交じった複雑さ、さえも。 それからは、暫し、ただ、土を掘る音が響くのだろう。 獣に荒らされないように、深く深く。人の大きさの穴を掘り終える頃には、すっかり汗ばんでいて。 〔 ▙ ▜▓▗ _ リディ。〕寄り添う貴方が別れを済ませるのを見計らって、声をかけるだろう。 別れの時間だ、と。 (-180) shingetsusou 2022/07/23(Sat) 13:32:11 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ貴方は酷い人だ。とても、酷い人だ。 都合がいいと、やっぱり思ってしまう。 縛る鎖を作り、生きることを望んでくる。 それは呪いだ。 異能と同じ、呪いのよう。 光は、貴方から離れれば少しして消えたはずだ。 その時はきっと、思考は定まらなくて貴方に伝わらなかった。 それに安心したし、伝わらなくていいと思っていた。 綺麗な光のまま、貴方にとって"良いもの"であればいい。 伝わらなかったのは何か。それは、この異能の代償について。 人を生かす力。そんな奇跡に、代償が無いはずもなく。 響く音に耳を傾けて。返されない熱に哀しんで。 あの日。幾人かに問いかけ、返された言葉を思い返して。 疲れきった体を癒すように、その場に座り込んでいた。 そして。見計らうようにかけられた声に、言葉は返さない。 …クロ、 大切な存在。欠けることなく、ずっと一緒に居たかった。 リディはやっぱり、クロを疑ってはいなかったから。 無実であるはずの失われた命に、やるせない気持ちが渦巻いていた。 …待っていて。私が死ぬ、その日まで。 (-183) sinorit 2022/07/23(Sat) 14:17:08 |
【人】 命灯癒光 リーディエ>>35 ノル 「………フィル以外に、……誰が出来るんですか」 手にしていた万年筆を握りしめ、冷静な声色で返す。 ペンであれば偽装も出来たかもしれない。 でも、電気が走ったように焼け焦げたこれは。 真似をしようとしても、難しいものだろう。 「………………フィルも、運ばなければ……」 体格差があるであろう彼を運ぶなら、引き摺るしかない。 布団に乗せて、引っ張るとか。それなら出来るだろうか。 時間をかけてでもいいから、 「……クロの、隣に」 力仕事は得意でないけれど、眠れる場所を。 このまま放置することは出来ないからと、小さく呟いた。 まだリディとユンしか知らない、クロの眠る場所へ。 フィルも………。 (36) sinorit 2022/07/23(Sat) 14:28:57 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエ「俺、は………………」 「……………。」 分からない、何を答えればいいのか。 何を答えたら満足してもらえるのか。 何を答えたら、その無理な笑いが消えるのか。 何を答えたら────疑われないのか。 「………わからないよ、なんにも………」 答えは何も出せず。 貴方が手を伸ばすなら、すこしびくっとして。 でもきっと、触れることを拒みは、しない。 (-184) arenda 2022/07/23(Sat) 16:31:43 |
【人】 命灯癒光 リーディエ「………他の皆にも、見せてあげてください」 ノル(>>37)の顔を見ることがどうしても出来なくて。 そう告げて、椅子ごとフィルの身体を引こうとする。 どれ程時間が経ったのか分からないが、硬直はどうだろう……。 体が傾くなら焦るように抱きしめ、息を吐き出す。 更に血が自身を濡らそうとも、今更だから。 そして。ノルが読まなかった続きの言葉をリディは知っている。 その手紙に限らず、覚えているから。 奪い取る真似もしないし、読まないことに指摘もしない。 勿論先に部屋に入り、見えていたからでもあるが。 それをモノオキ(>>38)が理解できないことは考えれば分かる。 でも、託したからにはリディから口にするのは違うと思ったから。 問いかけには動きを止めて。 「……………屋敷裏です。詳しいことはユンに聞けばいい」 あるいは、時間をかけてでもフィルを運ぼうとするリディについてくるか。 とにかく、運び出そうと必死だ。止めるようであれば、止まる。 そうでなければ。もたつきはあるものの、ゆっくり。ゆっくりと。 事切れたフィルの体を引っ張り、屋敷裏を目指そうとするだろう。 (39) sinorit 2022/07/23(Sat) 19:38:28 |
【神】 命灯癒光 リーディエ「……あぁ、そうです」 ひとつ、伝えるべきことを言い忘れた。 「万年筆と、フィルの傷痕。──… 一致しないんです 」これが何を意味するかはまだ分かり兼ねるが。 共有すべきだろうと、そばに居る者たちへ。 そうでない人には、出会えば告げる。 箍から外れた歯車は、外力なくしては止まれない。 (G0) sinorit 2022/07/23(Sat) 19:47:12 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリー「…………、」 「………………意地悪、でしたね」 帰ってこない言葉に、ほんの少し目を伏せた。 そしてそのすぐ後、手を伸ばし貴方に触れる。 途端に光が瞬いて、キラキラと2人の周りに舞う。 リディの異能。人を癒す力。 それは気力、体力。怪我や病をも治す。 とはいえ調整できる訳ではなくて、触れる人間によっては。 かなりの量を送り込んでしまう。 奇跡とも言えるのに、触れられない呪いのようなもの。 その力の源は……リディだけが、知っている。 僅かに顔を強ばらせるも、その手を離さず。 「………考えることを、やめないでください。 こんな状況だからこそ。……大事だわ」 リディは、貴方を疑っているからここへ来たのではない。 でもそれは、口にしなければ伝わらないことで。 貴方の考えもまた、同様に。 「………ごめんなさい」 告げるべきことを告げれば、手を離し1歩。距離をとるだろう。 その手を掴むようなら別だが。 (-193) sinorit 2022/07/23(Sat) 20:31:12 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエ触れられる。 何かが流れ込んでくる感覚。 心臓のドキドキ感、なに?少し怖い。 勝手に元気になっていく。 少しの苦しさすら覚えるくらい 明瞭になった頭に、言葉が流れ込んでくる。 考える事を止めないで、それは。 な、に。 みんなで幸せになる方法の事? 距離が、とられて。 今なら、今ならと。思って。 手を、伸ばして。 叶うなら、その身を、抱きしめて。 「……もし、心配してくれてたなら……ありがとう。 ……リーディエも……無理しないで…… 無理して……笑わないでね………」 何を考え、告げるよりもまず。 一番気になったことを、解決したかった。 (-195) arenda 2022/07/23(Sat) 21:00:33 |
【人】 命灯癒光 リーディエ肩を打ち付ける(>>40)音には、僅かに視線を向けた。 その頃には駆け出していただろうから、何を言うにも間に合わない。 出来ることなら、今顔の見えない子達にこそ。 フィルの言葉を知って欲しかった。 "今"の時間はもう巻き戻せないけれど、大切なことなの。 "今"だからこそ、大切なことだったの……。 手紙を託された(>>41)モノオキに視線を向け。 「……モノ、ごめんなさい。お願い、出来ますか?」 ぎこちない 笑みを浮かべ、ひとつのお願い。ノルの声には僅かに頷き、掛け布団とか……布を引くように頼んで。 そこにフィラメントを乗せて、この部屋を2人で後にする事になるのだろう。 モノオキの返事がどうあれ。 (42) sinorit 2022/07/23(Sat) 21:04:58 |
リーディエは、悲しむばかりの表情は似合わないと言われましたから。 (a45) sinorit 2022/07/23(Sat) 21:06:52 |
リーディエは、ぎこちないものでも笑顔を忘れずにいれたらいいなってそう思うんです。 (a46) sinorit 2022/07/23(Sat) 21:07:42 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリーその言葉の意味をどう取るかは、やはり貴方次第。 でも例え、他の皆やリディに何があろうとも。 やっぱり。……それを、忘れないでいて欲しいと願う。 手を伸ばすなら、拒むことはない。 こうした状況だからこそ、諦めることをやめたの。 力のせいで誰かに触れられないこと。寂しかったから。 代償を支払うことになろうとも。 誰かに抱きしめられるのは、いつぶりだろうか。 3歳になる頃。異能が芽生え、それからは……? ここに来てからも拒み続けて、それで今ようやく。 「……えぇ、」 返事とともに抱きしめ返し、その熱に顔をほころばせる。 でもね、笑顔が好きだと言われました。 だから忘れたくないの。……私は、忘れない。 暫くしてからこちらから背に回した手を離し、貴方に身を預ける。 光が舞い続ける程、リディの顔色は悪いものに変化していく。 それでも、拒もうとは思えなかった。だから、貴方が離れるまでは。 (-200) sinorit 2022/07/23(Sat) 21:22:44 |
【独】 命灯癒光 リーディエ一人一人の言葉が、鎖となっていく。 それは酷く苦しくて、でも…………。 生きる意味には、きっとなれた。 死ぬまでは、忘れない。 (-201) sinorit 2022/07/23(Sat) 21:29:37 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 手探り ノルフィラメントの部屋から彼を運び出すのはやはり一苦労で。 ずる、ずる……と布を両手で引っ張りながら廊下を移動する。 貴方には後ろを持つようにお願いしたはずだ。 フィラメントの体がズレ落ちないように。 階段があれば1歩1歩、慎重に。 暫くの間、無言でいたが。ふと、口を開いて。 「………私の部屋に、スコップを取りに行っていただけますか」 あれが無ければ、穴を掘ることが出来ない。 本当ならクロの時のようにユンに掘ってもらう方がいいはずだが。 わざわざ、呼びに行く真似はせずにいた。 もちろんすれ違うようならお願いするつもり。 スコップを取りに行ってくれるようならその場で足を止める。 そうでなければ、屋敷裏に着いてから改めて取りに行くだろう。 (-203) sinorit 2022/07/23(Sat) 21:40:09 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエさて、貴方の心は分からない。 抱きしめていては、貴方の顔色さえも。 貴方を解放したのはきっと、貴方の顔がだいぶ青ざめた頃。 「……っ!?リーディエ、大丈夫!?」 心配を。 苦しかったかな、痛かったかなと。 死なないでほしいと、願う。 「休まないと………本当に死んじゃいそうだよ、リーディエ……」 お部屋、帰れる?平気? お部屋までは送っていこうか、なんて、心配げに告げて。 それでもあなたが、最初の質問の答えを求めるなら。 「……殺したくて殺す人なんて、 俺の家族の中にはいないよ。」 と。 それだけ答えた事だろう。 (-204) arenda 2022/07/23(Sat) 21:45:38 |
【秘】 手探り ノル → 命灯癒光 リーディエ運びやすいように軽く持ち上げて、同じくらい気をつけた。 あとどこかに当たらないように。 「……埋めるんだ。うん……わかった」 頷いて、君の部屋に特に何もなければすんなり取って戻ってくるだろう。 先に運んでいってしまうかな、と思ったので、君が待っている様子には安心したように息をつく。 「……これ、どうしよう」 スコップを持っていては布を持てないし、布を持っていてはスコップを持っていけない。 フィラメントと一緒に布に乗っけるのも……いいのかな。 (-205) ko_nose8 2022/07/23(Sat) 21:46:16 |
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