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【恋】 ツァカリ[強く押し当てられているから 彼の唇の柔らかさがよくわかる。 唇も手も胸も腕の回された背中も 彼と触れ合うすべての場所が 気持ちよくて堪らない。 ────このまま溶けて、 彼と一つの塊になって、ぷかぷかと漂いたい。 幸福の泉に浸かりながら そんな馬鹿なことを考えた。] (?9) nagaren 2022/01/24(Mon) 15:52:05 |
【恋】 ツァカリ[永遠にこうしていたいのだけれど、 何となく息が苦しくなってきた気がするあたりで 顔を少しだけ引き目を開き口づけを解いた。 はぁ……、と彼の唇に吹きかけてしまうのは 幸せが溶け出したみたいに柔らかな吐息。 少しくらい出て行ってしまっても 余るほどあるから平気だ。] (?10) nagaren 2022/01/24(Mon) 15:52:55 |
【恋】 ツァカリ[一条の涙の跡が残る顔で笑む。] 俺はとても幸せだ 口づけとは、こんなに好いものなのだな だのに、同時に、まだ貴殿が足りぬとも感じている ……いけない 貴殿には腹一杯食って貰わなくてはな どれ、冷めたものを温めてこようか [欲の収まらぬ自身を恥じ、 中途より笑顔は苦笑となった。 彼が離してくれるなら、皿にパンや串を載せ 暖炉の火で温めるとほどなく戻ってくるつもり。*] (?11) nagaren 2022/01/24(Mon) 15:53:06 |
【独】 ツァカリ/* 気持ちよくなってくれてるのも >>?13キスの間目を閉じずに 食い入るように見つめてくれてるのも >>?14頭の後ろに手回してくれるのも >>?16息全部吸ってくれるのも すきすぎてどうにかなりそう、てかなってる!!!! (-4) nagaren 2022/01/26(Wed) 12:18:24 |
【恋】 ツァカリ[そうして誓いの言葉を封じ込めて貰ったあと 彼の顔を見つめるのは 何だかとても照れくさかった。 正式な式を挙げたわけではないが 自分はもう彼のもので 彼は自分のものだ。 そう言っても構わないだろう。 天に召されるその日まで ダアト殿に愛して貰える。 もう既に魅力的過ぎる貴殿が 自分の為に努力を惜しまないでくれる。 ────ああ、嬉しくて堪らない。] (?20) nagaren 2022/01/29(Sat) 10:53:58 |
【恋】 ツァカリ……ありがとう 貴殿にはどこまでも 骨抜きにされてしまいそうだ [キスをしてくれたのも 彼が自分と同じ気持ちなのも嬉しい。 そのあたたかな想いだけを胸に抱き 照れ笑いをしながら席を立った。] (?24) nagaren 2022/01/29(Sat) 11:04:23 |
【恋】 ツァカリ[温め直したパンと肉の串。 さあどうぞと勧めて 自らも食べながら、合間に話をする。] 先ほど俺の話を聞きたいと言ってくれたな 特段不自由なしに生きてきたから 何から話せば良いやら悩んでしまうが 我が伴侶殿の期待には応えたい ううん……そうだな、よし 今日は始まりの話を聞かせるとしようか [胸に手を当て、少し目を閉じた。 瞼の裏に、無数の輝きが浮かぶ。] (?25) nagaren 2022/01/29(Sat) 11:06:38 |
【恋】 ツァカリ[瞼を上げる。] 星屑の谷という、見事な夜空が眺める地がある そこに伍歳ほどの幼き俺はいた 燦然たる星々と視線を交えていた俺は 彼らから声なき声にて伝えられた W迷えるものに手を差し伸べ 夢の続きを叶えよ その義務と資格がお前にはあるW ……と。 周りに人の気配は一つとてなかった 親はいなくなったのか…… 或いは元から居らぬのかは、知らぬが 快諾し、谷を出た 己を必要とする者に逢うために これが俺自身の記憶の始まり それより前のものは持っておらぬ [そんな、嘘や冗談のような話を 真面目に語って聞かせた。*] (?26) nagaren 2022/01/29(Sat) 11:07:39 |
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