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人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【神】 月桂樹の下で ニコロ

「……とうとう、来たか。」

朝礼が終わって、暫し残って。
必要な伝達事項を受け取ったりしながら。
ある程度の業務を終えてから辺りを見回したところ。

色んな表情の者が見えた。
困惑する者、満足そうな者、それぞれがそれぞれの表情だ。

「ま、なるようになるしかないよな。」

一番上の行動を止めるなんてそんな事は出来ない。
だから、己は己に出来ることを。

男は一人、呟いていた。

#警察署_朝礼
(G2) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 21:55:20

【人】 月桂樹の下で ニコロ

実のところ、此処にも場違いが居た。

何故か職場に持ち込まれた
電気圧力鍋が1つ。

「…やっべぇ。まあいいよな。
英気を養うには食べるのも必要だし…
俺は使わねえし。


タイミングが最悪なのはこの上ないが
まあいいか、と置いていこうとしている。

#警察署
(7) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:01:11

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「どうすんだろうなあ」

わははは、なんて笑っているので、恐らく何も考えていないか入手経路が違うかどちらかだ。

「おっ、貰ってくれるか。
 いいぞいいぞ持ち替えれ。
 他のもいるか? タコヤキ、おすすめだぞ。なんでもタコをだな」

がさがさとカウンターの内側を漁っている。
このままでは両手に花どころか段ボールいっぱいに持たされてしまうかもしれない!!!!!
(-14) gt 2023/09/14(Thu) 22:05:41

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「…リヴィオ。ちょっといいか。」

朝礼が終わった後のどこか
警察内に居ただろう貴方を呼ぶ男が居た。

多くの会話はしないからか
わざわざ呼び止めるのは少し珍しいかもしれない。
(-18) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:24:16

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 黒眼鏡

「そりゃあ、気持ちを無碍にする訳にも…
は?タコ?いやいや、待て待て待て。
馬鹿野郎、そんなに持って帰れねえよ!」

追加のお土産が出てきそうな様子に
あわあわと焦る様子を見せた。

持って帰るのも大変だけれど
使いこなせる気も全くしないからである。
(-19) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:26:07

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

さっさと朝礼の場から抜け出した男は、ひとり。
人のざわめきから外れ、窓の外を眺めていた。

そんな男を尋ねてやってきた君。

何事か、理解出来るとは言えないが、
どうして自分に尋ねてきたか位なら多少は分かる。

「……おや、ニコロじゃないか!
 俺に用なんて珍しいね、どうしたんだい?」

それでも、署内ではいつも通りに。
笑顔を作り、どうしたのかと問いかけた。
(-21) sinorit 2023/09/14(Thu) 22:33:29

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「なんだそんなこと」

肩ポン(再)。

「勿論、宅配するよ。
 俺を誰だと思ってる?」

三日月島の流通に多大なる影響力を持つ男だ……!!!!!!!

「ちょっとまってろ、今配送便を手配してやるからな。
 えーと今の時間だと……」
(-22) gt 2023/09/14(Thu) 22:34:10

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「いや何、ちょっと話したい事があってさ。
時間、貰ってもいいかな?」

少し人目を憚りたい、という素振りを見せるのは
貴方ともう1人の女史との事を口に出すつもりだから。
表に聞かれる訳にはいかない。

ただ、重苦しい空気は纏わず
いつもの調子を此方も装うだろう。
(-25) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:38:33

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 黒眼鏡

「そういう問題じゃ…あーもう、分かったよ!
アンタの好きなだけ送っといてくれ……」

速やかに行われる配送手配。
何故此方の住所を知ってるだとか
送ればいいという問題でないとか。

言いたい事は山と出てきたけれど
こうなってしまえば最早止められない、と判断したのか。
貴方の思うがままに、と諦めるだろう。

「全部署に置いたら怒られっかな…」

ちょっぴり遠い目をした。
(-27) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:41:42

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「あぁ……!この前の件かな?
 勿論、構わないよ」

辺りを一瞬眺め、わざとらしく手を叩く。
普段見なれない組み合わせは周囲に疑念を抱かせかねないから、
まるで前から約束していたことがあった……というように。

「あの話ならここで話すのもなんだ。
 君に着いていくよ」

内緒話、話せそうな場所があるなら移動しよう。
目配せするように片目を閉じて、君の反応を待った。
(-28) sinorit 2023/09/14(Thu) 22:45:41

【人】 月桂樹の下で ニコロ

法が施行されたからには
警察官として行う仕事は後から後からやってくる。

集まる同僚や上司の姿を見つつも
和やかに会話する時間も惜しい、とばかりに
足早に警察署を後にした。

「外回りに出てくるから、あとよろしくな。」

なんていつもの言葉を置き土産にして。

#警察署
(12) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:48:43

【人】 月桂樹の下で ニコロ

街は昨日とは打って変わって
法の施行で持ち切りだろうか。

警察官の制服を見れば囁く者が居たり
活気あふれる街並みが何処か物々しいかも。
挨拶をしてくれる人々の視線も今日は冷ややか。

「やれやれ、だな…」

変わり始めた街中を
いつものように見て回る。

#街中
(13) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:51:36

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「おう。こんなタイミングで悪いな。
んじゃあ、こっちに。」

貴方のノリに此方も察して。
合わせるように言いながら、手招くだろう。

そうして貴方と向かった先は人が滅多に来ない離れの休憩所。
閑散とした中、ジジ…と音を立てる自販機がどこか寂し気だ。

「折角だし、好きなの買って良いぞ。」

着くなり自販機にコインを入れて。
飲み物でもどうぞ、と促すだろうか。
(-32) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 22:54:27

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

「…というわけで届くからな!」

後日、ホットサンドメーカーとタコヤキ機とホームベーカリーとフードプロセッサーが届くだろう。増えてる。

「警察署なら空いてるスペースたくさんあるだろう?
 若いのも多いんだしいけるいける」

なんとなく内部事情を把握してそうな言葉をしれっと吐きながら、
無責任に笑っていた。
(-34) gt 2023/09/14(Thu) 23:00:36

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「おや、いいのかい?それじゃあ遠慮なく」

促されるままに自販機の前に立ち、
1番安いボトルの飲み物……水を選ぶ。

こういう時、選ぶのは決まって安いものばかり。
人に奢ってもらうというのは慣れないからだ。
とはいえそんな事情を知るのは当人のみ。

落ちてきたボトルを取り出し口から引き出して、
キャップを捻りながら口を開いた。

「………それで、本題は?」
(-35) sinorit 2023/09/14(Thu) 23:01:22

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「勿論。声掛けたのは俺だしな。」

貴方が水を買った後に
自らも買うのはコーヒー缶。
冷たい、ミルクが入った無糖のもの。

「いやさ。
今回チームに入ったの、なんでかって聞きたくて。
あの会合の時のお前、らしくなかったし。」

「なんか大変なことでも抱えてるんじゃないかなってさ。
勿論、俺の理由もちゃんと話すつもりだ。」

冷えた缶を手で転がしながら、切り出す。
(-39) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 23:15:57

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

キャップを捻るその先、
問われて手を止め、続きはしない。
しかし、表情はいつも通りで、
何も知らなければ、きっと悩みがあるようには見えない。

「………君にとって『俺』らしさは今の俺かな。
 そう見えているなら、俺にとっては幸いだ」

迷うように沈黙していた男は、
ほんの一瞬だけ、自嘲的な笑みを浮かべる。
しかしそれも本当に一瞬で。

「それで、チームに入った理由か。何故、と聞かれたらそうだね。
 どんな理由が俺らしいだろうか、実はマフィア嫌いとか?」

「……なんて、茶化すのは良くないね。
 何、ただ『自分』らしくあるのに疲れただけさ」

休憩所の壁に凭れて、少しの本音を君に零す。
どうせあの俺を知っているんだ、隠したところで意味がない。
それでも表情はいつも通り、あの日のような笑顔はここにはなかった。
(-44) sinorit 2023/09/14(Thu) 23:37:12

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「俺は“いつもの”リヴィオしか知らねえからな。
だから俺にとってのらしいは、アレにはなる訳だが。」

貴方の演じてきた“リヴィオ”が
自分にとっては見慣れたものだからそれらしい、と。
素直に答える。

「ハハ、マフィア嫌いは女史で間に合ってるからなぁ。
んで、『自分らしく』あるのに疲れた、か。」

「それがどうして、チームに加わる事になる。
マフィアを検挙するのが、本当の望みだとでも?」
(-49) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 23:48:43

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

時を同じくしてか、少し遅かったかもしれない。
もう1匹の狂犬もまた、メッセージを確認して。

此方もまた、報告する案件は無いけれど。
相談すべきことは山とある。

端末に向かう旨を打ち込んでから。
ポケットに仕舞って、待ち合わせの場所まで足を運ぶだろう。
(*2) ぴんじぃ 2023/09/14(Thu) 23:51:06

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

君の素直さはとても好ましい。
そう演じているんだ、そう受け取ってくれる方が本当に幸いで。
だからそうだろうねと、男は頷き笑うだけ。

「いや、マフィアの検挙はどうだっていいんだ。
 命令としてあげられるなら、いくらでもするけどね。
 俺個人にとっては、そうだな…」

「守りたいものも、帰るべき場所もない。
 そんな俺を利用したかった人間と、疲れた俺の利害の一致か。
 あとは……他の子達に任せるのは、酷だろう?」

例えば、今日に動揺を見せていた子だとか。
もしも自分が断ることで対象とされたなら?
それは、それはあまり……好ましくない流れだ。

「……あとはそうだね。
 ──破滅願望、というやつだろうか」
(-58) sinorit 2023/09/15(Fri) 0:05:22

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

『ああ、摘発は出来た。部下も一人残らず。
が、予定にはない警察官も一緒にしょっ引かれた。
恐らくは、別で動いている奴らの仕業だろう。』

アリソンに倣って、画面を見せた。
その表情はやや硬い。

『どこもかしこも今は混乱だらけだ。
探りを入れようにもまだ尻尾は掴めないだろうな。』
(*4) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 0:12:36

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「……。」

貴方の言葉を聞きながら
ころり、ころり、と缶を手で弄ぶ。

「確かに…あいつらにお鉢が回るのは俺もごめんだ。
特に、アリーチェやテオドロにはな。
だが…お前がそうも自棄になるのも、放っておけないな。」

「どうして演じるようになった。
どうして、そんなになるまで演じたんだ。
このまま破滅したって、なんも良い事はねえぞ。」

貴方の胸中の想いの、1oだって晴れはしない。
これはそういう法律だから。
(-62) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 0:17:47

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「俺としては君も、居ないことを願っていたけどね。
 君達には……いや、この状況なら今更か」

放っておけないと口にする君に、肩を竦めて笑みを見せる。
その手で掴んでおけるものはそう多くはないだろうに、
君は、君の大切なものだけを見ているだけでいいんだ。

「…良いことがあって欲しいと考えているなら、
 俺は、あの場には居ないんだよ。ニコロ」

「演じる理由も、こうなるまで演じた理由も、
 ただの格好付けさ。
 疲れたとはいえ、俺はあの俺が好きだったからね」

そう言いながら壁に預けていた背を浮かし、
近くの椅子へ腰掛ける。
飲み損ねていた水も、キャップを捻りボトルを口につけて、
喉の乾きを潤すように喉奥へと流し込んだ。

「…………それで、君の話はいつ聞かせてもらえるのかな
 俺の話ばかりじゃつまらないだろう」
(-73) sinorit 2023/09/15(Fri) 0:38:48

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「格好つけ…本来の自分はそんなに嫌いか。
破滅しても良いと思えるくらいには。」

貴方の方へゆるりと向き直るようにして
男は笑った。

「全く納得は出来てねえが
俺の話も少しはしておかないとアンフェアか。」

「俺の理由もそう難しいものじゃないさ。
テオとアリーを守るため。傷つけさせないために選んだ。
俺は、かつてアイツらを守る事が出来なかった。
とても怖い思いをさせて、今にまで残る傷を付けさせた。」

「だからもうこれ以上
苦しむような事からは避けさせたい。
例え俺がどんなに非難を浴びる事になってもな。」
(-82) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 1:13:58

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

嫌いかと問われて返すのは肯定の代わりに笑顔。
向かい合って浮かぶ笑みに含まれるものは、
きっと互いに異なるのだろう。

「はは、君は真面目だね」

納得は出来ていないというのに、
話をしていない現状を冷静にアンフェアだと語る。
最後まで話せと、告げることも出来るだろうに。

「…そうか、やはり2人が理由なんだね。
 俺は君達に何があったか、何一つも知りはしない。
 けど、君達が互いに大切なことだけは」

「それだけは分かる。
 …だから君が、非難を受けることはあまり」

望ましくない。そう思うのは男の勝手だ。
だから最後まで言い切らずに、手の内のボトルに視線を落とした。
何もない男とは違い、君には2人がいるのだから。
(-89) sinorit 2023/09/15(Fri) 1:49:44

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「話を持ち掛けたのは俺だ。
だったらそのくらいは然るべきだろ。
その代わり、あんまりだんまりしてるとでこぴんだからな。」

本気か冗談か、分からない事を言いながら。
貴方の言葉に息を一つ吐く。

「マフィアに誘拐されたんだよ。ガキの頃に。
臓器販売だったか、人身売買だったか。
体目当ての奴らにな。
俺の目の前で。


別に隠すことなど何もない。
だからさらりと、そう告げた。

「無事に帰ってこれたから良いものの。
下手したら、今生きてなかったかもしれない。
それを俺は、黙って見ているしかなかった。」

「だからもう御免なんだよ。
何も見なかったことにしてのうのうとしてんのはな。」

もしかしたら貴方と同じくらい
違うベクトルで、この男は自身を嫌っているのかもしれない。
(-93) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 2:05:25

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

「こっちは酒で良い。」

少し可笑しくて、笑いが漏れてしまう。
酒を飲まない選択肢がある訳がないのに。

『此方もまだ何も。
もしそうだとしたら厄介かもしれない奴は知ってるが。
流石に一般市民を引っ張るにも面倒があるだろうからな。』

確実にそうだと言う心当たりは此方も無い。
だから同じように女史の方を見てしまうだろうか。
(*8) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 2:10:49

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「ははっ、本当に……真面目だね、君は」

改めて同じ台詞を繰り返し、
でこぴんには両手を上げおどけるような素振り。
お人好しすぎるな、君は。

告げられた過去に頷きだけ返し、
君が語り終えるまで口を閉ざしたまま。

「…それでも、生きている。君達は、三人一緒だ。
 ただ守る……それだけでは満足出来なかったかい?
 手を汚すことは、彼らの不安や悲しみに繋がったりは」

「……なんて、俺に問う権利はないか」

持っていたボトルを隣に置いて、膝の上で両手を組む。
考えたって人の心は分からない。
問わない限り、曖昧なままで形作られることはない。

「…俺にはその気持ちの十分の一も理解出来ないかもしれないが。
 そんな話を聞いたら余計に、君にはおちて欲しくないな」

「あまり、頑張らないでくれ」

小さく浮かべた笑みは、"らしくない"ものだった。
(-99) sinorit 2023/09/15(Fri) 2:32:21

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「一つしか離れてない上に、昔はただの暇つぶしをする相手でな。
 好き勝手に自分たちのしたいことをしていたよ、今とは違ってな」

友達の距離感だ、良くも悪くも互いに怪我がなければいいと。
楽しければいいと思っていた程度だったかと、続ける。
今はそのように砕けて仲がいいわけでもないのかもしれない。

「片方は知らんがテオドロには聞いてきてやろうか。
 次のあいつの休みに時間がもらえるんだ。
 他人に聞かれた方が話しやすいだろあいつも」

「まあ話したくないかもしれないけどなあ、いいかあ? お前の名前出しても」
(-111) toumi_ 2023/09/15(Fri) 6:51:51

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「ただ守るだけじゃ、ダメなんだ。
テオは基本的に人に施されるのを好まないし
アリーは自分に自信が無い性格だ。」

「俺が反面教師になるくらいが多分丁度いいと思ってる。
敢えて出世を拒んでるのも、それが理由だしな。」

「それにもう、戻れないだろ、お互いに。
Il dado è tratto、だ。」

カエサルの有名な一言をイタリア語で口にする。
“賽は投げられた”のだ。

「だから悪いな、リヴィオ。
その言葉に応えられそうには、ない。」

らしくない貴方に、此方も笑いかけた。
(-119) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 9:18:26

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「はー、なるほどな。
年齢が違えばそうも変わるもんか。」

自分たちとは違う在り方に
そういう関係性もあるんだなぁ、と頷いた。

「え゛。いや、うーん。
お前、そんなにテオと仲がいいのか?」

あのテオドロに、遊びに行く友人がいて
そしてそんな話も出来るほどなのか。

聞いてやろうか?という言葉に少し躊躇をしている。
(-120) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 9:25:45

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

「……。」

少しの間動きが止まって。
考えるような間だろうか、それとも。

『否定はしないが
具体的に何が邪魔になるか聞かせて欲しい。』

見せた画面には短い文章が打たれていた。
(*10) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 9:27:21

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「……最近少し様子がおかしいんだけどな。
 歳が違うと、それぞれ悩みも変わるな」

お前の同僚だよと言ってやりたいがここで関係を明かすわけにもいかないので口を閉ざした。

「失礼な、……俺が仲良くない人間なんているものか」

自分たちの縁は内緒だったか? まあ、幼馴染にぐらいバレてもいいだろう。

「とーっても仲がいいお友達だがあ?
 酒もたまに飲みかわす程度だ、まあ、……お前が思うほど他人でもないさ」
(-123) toumi_ 2023/09/15(Fri) 9:42:28

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「様子がおかしい、な。気を付けとけよ。
最近は警察内部でも良くない噂が流れてる。」

「あらぬ疑いでしょっ引かれる、なんて。
今ならあり得てもおかしくないからな。」

貴方と同僚が幼馴染なんて知らないし
何なら、まだ法律が施行されるなんて知らない頃。

不安定な上層部を思えば、という
この男なりの気遣いを見せた。

「ふうん…だったら俺がお前に頼みたいのは1つだけだな。
さっきの事は別に聞かなくても平気だ。
それよりはアイツのことを、よろしく頼みたい。」

「そうやって話せる仲のいい友人が居るのは
アイツにとっていずれ助けになるだろうからな。」

自分の事はこれで良いのだ。
今の関係性がきっと互いに丁度いいと知っているから。
(-124) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 9:54:23

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

『…いや。そういう事なら、イレネオで良い。
その次は、カンターミネだ。』

僅かな間があった。
けれど程なくして文字は打ち込まれていく。
その手に迷いは、ない。

『ルチアーノに関しては分からないが
カンターミネはどこからともなく情報を掴んでくる。
その手腕は警戒するに値すると此方は思っている。』

どうだろう?という風に首を傾げた。
(*12) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 10:15:47

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「悪いことしてないのにつかまるのはごめんだよなあ、何事も。
 夜のお散歩も危ないんじゃないかあ?」

猫に餌をやっていただけの男は笑いながら大通りの方へと向かっていく。
少しずつ人と車の気配が増えてきて、薄暗い景色は人口の明かりで灯されはじめた。

「ほーう……成程な。
 そこそこ面倒な性格をしているなあお前も」

「言われなくとも仲良くするさ。中々気に入ってるんでなあ。
 だけど、あんたにしか聞けないことも言えないことだってある。
 お互い昔の縁ってやつはいい意味で利用していこうぜ」
(-130) toumi_ 2023/09/15(Fri) 11:21:04

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「見かけたのが俺で良かったな。」

例え猫に餌をやっていただけでも。
ある事無い事をでっちあげるような
そんな人間が居ない、とも限らない。
冗談めいてそんなことを言うだろう。

「そんなに面倒かね。
まあ面倒っちゃ面倒なのか?でも良いんだよ。
どうしてもってなったら利用するかもしれんが…
基本はこの方が良いのさ。程よい距離ってもんがある。」

からからと笑いながら、手を振るだろう。
貴方の忠告とも取れる言葉を聞いているのかいないのか。
少なくとも、それで改まるほど簡単な性格でもないようだ。
(-133) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 11:35:48

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

考えているが故の行動だとは馬鹿でも悟ることが出来る。
そこに理由があることが分かっていて問うのは、
勝手な考えを諦めきれないからだった。

「…全く。そこも素直さをもって出世すればいいのに。
 俺も同じだから人の事は言えないけどね」

拒む理由は違えど拒むという点では同じ。
違うようで似ている君に、男は深く息を吐き出した。

「……まぁ、君の言う通りだ。もう戻れない。
 それに、戻るつもりもないんだ」

「あとは上がるか、落ちるかだけ。
 精々、お互いに最後までやり切るとしよう」

終わりがいつか、どこまでかは分からない。
何が起きるかも分からない未来だが、
法による奇妙な縁で繋がれた犬同士仲良くしようじゃないか。

いつも通りを振る舞い直し、今度はらしい笑みで笑いかけた。
(-140) sinorit 2023/09/15(Fri) 11:58:02

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「嫌だよ。書類仕事も増えるしな。
しかしお前も断っていたとは驚いた。」

冗談を言いながら。
貴方の言葉に深く、今度は頷いた。

「ああ。こういう言い方をしたらなんだが、
落ちるときは俺も一緒だ。上がる時も、な。」

「アリソン女史についてだが
あの人はマフィアを憎んでいる。
とことんマフィアを潰すつもりだし手段も選ばねぇだろう。
まあ、今のところは従ってよさそうだよ。」

ただもしもの時は。
自分たちが、彼を。そう含ませた。
(-159) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 14:42:59

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

『気を付けておく。
そちらも十分に気を付けて。』

グラスに軽く口を付けて
酒精を煽る。一口、二口。

『カンターミネまで無事に摘発出来たら。
次はルチアーノで問題ないだろうな。
もしくは、危険と判断したら次でも。』

嗅ぎ回っているなら早々に。
淡々と冷たい文面を綴りながら、船に揺られていた。
(*15) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 14:47:36

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>33 ニーノ

たまたま通りかかっただけだった。
貴方より先に外に出ていて、街の様子を見てから
此方の様子も、と足を伸ばした先のこと。

「こんなところで飯か。珍しいな。」

祈りを捧げている様子でもなさそうだから
ふんわりと、声を掛けた。
(34) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 14:49:28

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>36 ニーノ

うお!?

や、悪い。驚かせるつもりは無かったんだ。」

分かりやすく驚いた貴方に
此方も拙い、と思ってわたわたと両手を振った。
申し訳なさそうに眉が下がる。

「おう、ニコロだぞ。
見回りっつうかなんつうか…およそお前と同じだよ。
署はざわついてるし、街も何だか沈んでるからさ。」

「偶にはこういうとこも行ってみるかなぁ、ってな。
そしたら飯食ってるニーノが居たって訳だ。」

見回りに出たは良いけれど
今日は青天の霹靂で、どこもかしこもざわついているから。

「ああいう空気は苦手か?」

安心させるように笑いながら問いかける。
好む人間の方が少ないだろうけれど、気遣うように。
(37) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 18:03:16

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>38 ニーノ

「まあ、そうだよな。
平気って奴の方が少ないだろうし。」

許されるなら、貴方の隣に腰を下ろそうとして。
横まで移動するだろうか。

「うーん、難しい質問だな。
良い悪い、正しい間違い、正義と悪みたいに
ハッキリと語れるものじゃない、と俺は思ってて。」

「勿論マフィアって奴らは法なんてお構いなし。
被害に合った人はたくさん居るし
今だって苦しみ続けてる人も居るだろう。」

「だからマフィア根絶って言う思想自体は
起こってもおかしい話じゃない。そりゃそうだろう。
ただ、ちと強引すぎるのが、反感買ってるだけだ。」

「って、答えになってねえか?
賛成か反対かって言われると
俺はどっちとも言えない、が答えになる、かな。」
(39) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 19:03:24

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「はは、分かるよ。俺も書類は苦手だ。
 …俺は警察になった時点で、ちゃんと望まれた道を歩めたから。
 だからそれ以上に、出世だとかは興味がなくてね」

こう見えてそれなりに真面目に働いているんだ。
手を抜ける時にふざけたことをしているだけで。
続けられる言葉に僅かに目を細めて笑いながら、
腰掛けた椅子の背に深くもたれ掛かる。

「運命共同体ってやつかな?
 君とそういう関係になるなんてね」

自分だけなら落ちたとて何も思わないが、
君を思えば上がる方がいい。
相反する心を抱きながら君に頷いて。

「…あぁ、そうだね。俺はそれなりに従うつもりでいるし、
 そこは安心していい……今はね」

含みを理解しながら細めた目を閉じる。
男は、出来ればそうならないままに最後まで、
自分を使ってくれと小さく願う。

別に、その行いへと躊躇いがある訳ではないが。
(-184) sinorit 2023/09/15(Fri) 19:54:08

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「……ま、そーいうんなら仕方ねえな」

「せめてなにか起こったら動くぐらいの胆力は見せろよお兄ちゃん。
 俺はこうして聞くだけならよおくしてやるよ。
 人の悪い噂話も、浮ついた恋の話も募集中だ」

話題の種になっていいからな、とケラケラ笑いながらすっかり明るくなった路地の入口で足を止める。

「ま、抱え込み過ぎんな。
 俺もガス抜きはこうしてするぐらいだ、あんたら平和にお巡りさんして猫ともども治安を守っていてくれや」

そろそろ解散かね、と何かまだ話したいことはあるかと改めて貴方に問うた。
気まぐれだがそこそこ気分良く散歩はできていたらしい。
(-185) toumi_ 2023/09/15(Fri) 19:55:14

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ

「お前にお兄ちゃん言われると違和感凄いな。
大丈夫だよ、分かってる。
それだけでも助かる、ルチアーノ。」

「但し俺にはそういう噂話も恋の話も無いぜ。
残念だったなぁ。」

ケラケラと笑う。
同じように、屈託ない友のような表情で。

「ああ、仕事はきちんとこなすさ。
そっちもしょっ引かれるような事はするなよな。
そうそう、今度酒でも飲もうぜ。」

話したい事は無いけれど
次の約束くらいは取りつけてみたり。
まだ法の施行も知らない、平和な約束だ。
(-194) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 20:55:29

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「なるほどな。
ま、そういう事なら欲が無いのも頷ける。」

弄んでいた缶のプルタブに指を掛けて
カシュ、と音を立てて開ける。
一口、コーヒーを啜れば息を吐くだろう。

「こうなっちまったらな。
どうなろうが運命共同体さ。黒眼鏡の旦那も、な。
俺の方も思わなかったさ。
まさか、リヴィオに黒眼鏡の旦那と組む事になるなんて。」

お互い想定外、けれど選んだ道だから
後悔はしていない。

「ま、改めてよろしく頼むよ。
俺の方はそのくらいだが、そっちは聞きたい事とかないかい?」
(-195) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 21:04:15

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>45 ニーノ

「そんなにはっきりしてたかぁ?
テオの方が余程はっきりしてんだろ。」

くすくすと笑う。
そんな印象を持たれていたとは思ったこともなくて。
此方こそ、貴方の内面を一つ知れて嬉しい、と。

「…そうだな。仕事としては従わなければならない。
だが、上がどれほど阿呆でも、抗う事はいつだって自由だ。
ニーノは捕まえたくない奴が居るのか?マフィアに。」

「それとも…そもそもそういう横暴が好きじゃない?」

貴方の言葉を聞きながら
優しく、咎める色を含ませず質問を返していく。
(46) ぴんじぃ 2023/09/15(Fri) 21:28:34

【秘】 黒眼鏡 → 月桂樹の下で ニコロ

非常時用、と書かれた、無機質なテキストの羅列だ。

『摘発された場合…私のことは言っていい。「互い」のことは知らないと言えばいい。』

『私が不在になった場合…お好きにどうぞ。元々私は上司ではなく、出資者にすぎない。』

『この端末が通じなくなった場合…お好きにどうぞ。もし聞きたいことがあるなら、この番号に。』

緊急連絡先らしいものがかいてあるが、今かけても誰もでないし、検索しても出てこない。


『以上』
幸運をIn bocca al lupo.
(-214) gt 2023/09/15(Fri) 23:39:11

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>50 ニーノ

「なるほど、好きじゃないか。
俺は、そうだなあ。」

アイツとは違うのか、なんて笑って
貴方の言葉を咀嚼しつつ、墓の方へ眼を向けながら。

「小さい事なら何度でもあるさ。
ほんの我が侭だったり、他人事だったり。
受け入れて貰ったり貰えなかったり、色々だったけどな。」

「ただ、今回は。
署長代理殿も噛んでるデカい案件だ。
嫌を押し通すのも一苦労だろう。」

「それこそマフィアも味方につける必要があるかも。
なんて言ったら俺の首がぶっ飛ぶな、ハハ。」

冗談めかして言う。
実際、マフィア連中は黙っては無いだろう。

#共同墓地
(54) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 9:57:24

【人】 月桂樹の下で ニコロ

夜、ざわめきが少しは静かになる、そんな時間に。

見回りと散歩を兼ねて
路地裏に足を踏み入れる男がいた。

法が施行されたせいで
普段よりも殺気が増しているかもしれないし
逆に静まりかえっているかもしれないけれど。

変化が少なくはないだろうそこを
様子を窺うようにして進むだろう。

その姿に刺さる視線はきっと、冷たい。

#路地裏
(59) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 15:57:44

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

本当は他にも理由があるが、
それをわざわざ自らで語ることはない。
開いた瞳でコーヒーを啜る君を眺め、
同意するように頷いた。

「…あぁ、こちらこそよろしく。
 聞きたいことは……そうだね」

考える素振りだけをとって、直ぐに緩く首を振る。
理由はちゃんと聞けた。
それ以上に欲しいものは今のところ思いつかない。

どちらかと言うと君の方がまだ、
聞きたいことがあるんじゃないかって。
そう考えながら、隣に置いたボトルに手を伸ばし。

「…何かまだ聞きたいことがあるなら、
 俺の家においで。その方がきっと、話しやすい」

はぐらかすように終わらせるのもなんだからと、
そんな誘いをひとつ残して、椅子から立ち上がった。
(-286) sinorit 2023/09/16(Sat) 18:45:24

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「ん、お前の家に?」

何か質問が飛んでくると身構えていたから
そう言われるときょとん、と目を瞬かせた。

不意打ちに少しだけ考える間を持たせてから。
横目で貴方を見るだろうか。

「いいのか、俺が行っても。」

それは貴方がはぐらかした事も聞くぞ、という確認。
(-313) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 21:16:50

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

/*様子見てたら変な声出ちゃいました。
あのメールはそういう事かー!愉快な事になりますね…

此方も今はイレネオさんにセットしてあります。
が、女史が此処で離脱となれば
別行動している、という体の方が自然ではある気は致します。

バラけさせるのも一手のように思えますが
もしバラけさせる場合
カンターミネさん、ルチアーノさんのいずれかでしょうか?

此方も良きように合わせますので
これしたいな〜があれば是非是非どうぞ〜。
(*21) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 21:31:10

【秘】 マスター エリカ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
御機嫌よう運営です! 能力行使周りの確認に参りました。
本日の能力行使は「パス」になるかしら? それとも狼全体で襲撃先をあわせているかな。特に何もなければそのどちらかと考えておきますね。

以降、更新前に変えたくなった場合には、なるべく早くにお知らせください。
この初回はほとんど問題ないけど、以降の日付になってくると場合によってはストップをお願いすることもあるので。

…というお知らせでした。そんなで引き続きおたのしみくださいませ〜Ciao!
(-318) 66111 2023/09/16(Sat) 21:34:45

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…はは、別に聞かれなければ答えないだけだ。
 それに、はぐらかしても君は後で問いかけて来そうだしね」

それなら最初から話をする方がお互いに楽だろう?
こうして、話す機会があるうちにね。

「もちろん、来なくても構わないよ。
 …俺はどちらでも構わないんだ、ニコロ」

どうする?問いかけるように男の首が傾いた。
(-322) sinorit 2023/09/16(Sat) 21:43:43

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「………。」

また少しだけ、考える間があっただろう。
けれど、それはそう長くなくて。

「いや、行かせて貰うぜ。
折角だし、な。」

話せるうちに話さなければ
何があるかなんて分からないから。

「ところでお前の家ってどこにあるんだ?」

如何に同僚と言ったって家の場所まで知っている訳もなくて
首を傾げる貴方に合わせて、此方も首を傾げただろう。
(-329) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 22:17:56

【赤】 月桂樹の下で ニコロ

/*なるほど…
であれば此方も今回はパスとしておきましょう。

此処で2人も捕まるのはヤバそうですし…
運営ちゃんにもその体で報告しておきます!
(*23) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 22:31:03

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → マスター エリカ

/*大変お待たせしました、凶狼です。
協議の結果、今回此方は『パス』で行きたいと思います。
(-332) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 22:34:37

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

君が考える間、男は黙って翠眼を向け続ける。
しかし答えを聞けば、笑顔で頷いて。

「OK、それじゃあ近々……今夜でも構わない」

また明日、その明日が来るかなんて、
今の状況では何も言えない。
それなら早めにどうだろうと誘いをひとつ増やした。

「家はここからそう遠くない。
 出社しやすいように近くを選んだんだ」

徒歩で通勤出来るくらいの距離。
口で説明するのもなんだからと一緒に帰りに向かうか。
あるいは君の連絡先に住所を送るかの二択。
家へ招待するのは君が初めてだから、
どの方法が楽なのかあまり思い付かなかった。
(-334) sinorit 2023/09/16(Sat) 22:52:20

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「マジか。えー…じゃあ、お言葉に甘えて。
今晩でも邪魔させて貰おうかね…」

珈琲を煽り切って、缶を軽く潰す。
そうしてくずカゴに捨てるまでは一連の動作で。

「案内は頼むぜ。
住所見ながらでも行けそうだけど、迷ったら困るしさ。」

多分楽なのは貴方についていくこと。
迷う事がないからだ。
(-338) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 23:09:18

【人】 月桂樹の下で ニコロ

>>68 ニーノ

「ま、お互いにこの事は内緒に、だな。
お前も相当ヤバイこと言ってんだ。気を付けとけよ。」

同じ警察官が検挙をされたのだ。
下手な振る舞いは身を滅ぼしかねないと言っても良い。
貴方が気遣ってくれるように、此方も気遣う。

「ともあれ元気が出たなら良かったぜ。
困ったことがあったらこっそりでも良いから
信用出来る奴に相談するんだぞ。」

「そういやこの墓、ニーノの知り合いのものか?」

名前のない墓。
わざわざ選んで座ると言う事は縁があるからとは思うけれど。
(70) ぴんじぃ 2023/09/16(Sat) 23:58:02

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「はは、分かった。それじゃあ今夜よろしく。
 聞きたいことを考えておいてくれ」

とは言っても、話す内容によって続く質問は異なるだろう。
考えたところでものによっては問となることなく消える。
軽い自宅飲み程度の緩さで考えているくらいが丁度いい。

「それじゃ、仕事が終わり次第君の部署で」

迎えに行くよ、言葉にはせずとも暗に含んで。
この時は一度、 解散の流れとなるだろう。
(-354) sinorit 2023/09/17(Sun) 0:01:07

【秘】 マスター エリカ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
🍷
(既読スタンプのワイン)(パス了解しました!)
(-357) 66111 2023/09/17(Sun) 0:03:05

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
こんばんは、夏に瓶ラムネです。

このまま続けても良さそうであれば
迎えに行った後の描写でお送りさせていただくか
あるいはお送りいただければその続きを描写いたします。
家に着いた時点からでも問題ございません。

勿論お手隙であればとなりますので
更新後でも大丈夫です。

誘いに乗っていただきありがとうございます!
(-358) sinorit 2023/09/17(Sun) 0:04:59

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「おう、考えとくよ。
こっちこそよろしくな。
多分○○時には終わると思うからよ。」

なんて言いながら
その場の解散の流れには乗って。
各々の職場に戻っていくのだろう。

そうして終業時刻になれば
迎えに来てくれた貴方と共に家に向かう事になる。
向かう道中、手土産に、とワインを1本買うだろうか。

かくして、初めてのお宅訪問になるのだった。

/*
ご連絡ありがとうございます、こんばんは。
匿名アイベックスです。

此方こそ、お誘いいただいてありがとうございます!
お言葉に甘えさせていただきまして
このまま描写を続けさせていただきました。

道中は此方は描写通り買い物を済ませた程度で
お家に到着した体で大丈夫です。

引き続きお付き合いよろしくお願いいたします。
(-361) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 0:18:29

【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「なんていうか……
 ……オレの家族の、大切なひとなんです」

「運悪く巻き込まれて。
 マフィアが放った銃弾で、亡くなってしまったひと」

付け加えたそれの声量は小さい。
伸ばした指先は慈しむように、墓石を撫でた。

「だから今日はなんだかここに来て。
 キミはどう思うって、尋ねたくて」

「……そうしたらせんぱいにも会えた。
 来てよかったです」
(-371) mspn 2023/09/17(Sun) 0:41:51

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ

「……。」

貴方の言葉に黙り込む。
縁のある人の墓だとは想像は出来ていた。
けれど、マフィア関連と聞けば、今は思う事も多い。

「マフィアが原因で亡くなったのに
マフィアを恨んでないんだな、ニーノは。」

運悪く、事故だったとしても。
何も感じない訳じゃないだろうに。
なぞる指を見つめながら、言葉が零れた。
(-375) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 0:55:02

【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ

貴方がそう思うのは無理のないことで。
けれど確かに指摘通り恨んではいなかった。
こくりと頷いた後に口を開き、語るのは。

「……オレ、その。
 ちいさい頃はスラムで過ごしました。
 生きるために誰かの加害者になることだってあった。
 命こそ奪っていないけれど……法で言えば悪と同じ、です」

今は遠い過去の己の話。
細めた瞳はかつての景色を懐かしむように。

「だから、たまに思うんです。
 ずっとあそこでそのままを過ごしていたら。
 オレの立ち位置は向こう側だったかもしれない」

「じゃあその時のオレは。
 ……"悪いことをしてやろう"と思って、
 銃を握るんだろうかって」

己が仲を深めた誰かが。
例えば……今横に居る貴方が殺されたというのなら。
きっと抱く感情は違っただろうと分かっている。
こんな風に考えられるのは、墓の下に眠る人と言葉を交わしたことがないからに過ぎない。
でも現実は確かにそうだから、立てる予測の形はどうしても。

[1/2]
(-384) mspn 2023/09/17(Sun) 1:23:58

【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「考えてみたら、そうじゃなかった。
 そういうのじゃ、なくて」

「過酷な世界を何とか生き抜くために。
 そんな世界から誰かを守るために。
 覚悟を決めるんじゃないかって……思っちゃった」

恨んでいない──というよりは。
己の辿ってきた路を振り返れば、"恨めない"だけで。
その理由を示しながらも眉を下げて、笑う。

「警察……あんまり向いてないですよね、オレ」

[2/2]
(-385) mspn 2023/09/17(Sun) 1:26:35

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

手土産なんて気にせずにと笑う男は、
適当な肴として惣菜等を籠に放り込んでお買い上げ。
本当に気にせずと考えているのか微妙なところではあるが、
どうせ君はそうは言ってもワインを購入するのだろうと、
そう考えてのことだった。

「もう少しで着くよ」

そうして家──マンションの下へと着けば、
カード式のキーを取り出し入口付近のセンサーに翳し。
中に入ればエレベーターで上へと向かって、
同様のカードキーで扉の解錠を行えば、
「どうぞ」と君を部屋へと招き入れるのだ。

奥へと進めば、テーブルにベッド。それからタンス。
必要最低限のものだけが置かれたシンプルな部屋に辿り着く。
君の知る男にしては、少し物足りない印象を覚えるかもしれない。

ベッドに転がったクッションを2つテーブル付近に置いて、
そこへと座るよう促し、袋の中のものをテーブル上へ。
(-393) sinorit 2023/09/17(Sun) 1:48:19

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

この男が購入したワインは
『アリアニコ』というブドウを使ったもので
フルボディのしっかりした味わいの赤ワインだった。

「確かに、職場からそんなに離れてないな。
へえ、此処がリヴィオの家か。」

貴方の言っていた通りの場所にあるマンションを見上げて
そして貴方について上がらせて貰うのだろう。

招き入れられた部屋がシンプルな内装であるのには
意外そうに目を瞬かせる。

「…意外だな。
かわいいもんとか自分磨きの道具とか
そういうの置いてそうなイメージだったぞ。」

お邪魔します、と声を掛けながらクッションのうち1つ
促された方へと座るだろうか。
(-395) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 1:59:04

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ

「…そうか。
いや、良く話してくれたな。」

如何に仕方ない事だったとはいえ
自らの行いを告白する事は勇気の要る事だ。
それを素直に褒めながら、ふむ、と考える。

「そもそも警察に向いてる人間って
どんな人間の事を指すと思う?」

その表情は楽しそうに笑んでいて。
(-396) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 2:08:38

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

意外そうだと語るその表情に、
凡その反応を予想していた男は微かに笑みが浮かべて。

「人を呼ぶことがなかったからね。
 部屋までらしくする必要はないかと思って」

それ故、家に人を呼ぶことはなかった。
らしさを見せる部屋は実家にあるし、
わざわざ1人の場でもそうある必要はないだろうから。

キッチンへと向かいワイングラスを2つ手に取って、
テーブルの上に置いた後にようやく、
男もまた空いたもう1つのクッションへと座る。

「それで?聞きたいことは決まったかな?
 …あぁ、テーブルの上のものは好きに食べてくれ」

カプレーゼにブルスケッタ、それからドライトマト。
ラザニア、ポルペッテと本当に適当に選んだらしい食材が
テーブルの上に並んでいる。
(-397) sinorit 2023/09/17(Sun) 2:26:19

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「それはそれで意外だが
まあ、飾らないでいる空間も必要だよな。」

普段は人嫌いという様相でもないから
人が招かれた事が無いと言う事にも少し驚きつつも
それが全て“演技”なのであれば納得も出来るというもの。

コルク抜きをコルクへ刺し込みながら
んー、と間の抜けた声を出す。

「幾つかは見繕ってきた、かな。
まずはそう、もう少し掘り下げようかな、と。
どうしてそこまで素の自分を隠したがるのか。
何というかしっくりこねぇって言うかさ。」

「その、建て前の自分を演じてきたのに
疲れたから自己破滅を望むっていう落差っつうのかな。
もっと深い理由があるんだろうとは思ってるが。」

ぐり、ぐり、とまわしていけば
太いネジは徐々にコルクに食い込んでいく。
(-420) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 9:40:00

【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「ううん。
 ……誰かに聞いてほしかった、んだと思います。
 だからせんぱいが聞いてくれてうれしい」

つまりは告白はこちらの弱さでもあるのだと示しながら。
続く問いには瞬き、首を傾げ、それからうーんと悩む様子を見せた。

「…………」

「……悪いことは悪いことだって、割り切れて。
 揺らがない信念のもとに動ける……ひと?」

それは己がそうあっていたい、と願う憧れも含んだ言葉ではあったが。
ひとまずは答え、どうかな……と貴方を窺い見た。
(-430) mspn 2023/09/17(Sun) 9:58:15

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ

貴方の答えを聞きながら
窺い見る目の前で、人差し指を揺らした。
答えはNo.であるらしい。

「まあ一般的には正義感がある人間、って思えるよな。
悪人を捕まえて、住民の平和を守るのが俺たちの仕事だから。
だが“正義”ってのは結局個人の物差しでしかない。」

「ニーノにとって悪い事でも
他の人にとってはそうじゃない、なんてザラだ。
俺が思うに警察官に向いてる人間ってのは
“他人を思いやり、疑う事が出来る人間”だよ。」

あくまで、ニコロの考え方だ。
警察学校で教わった事などとは違うかもしれない。
ただ、この男はそう思っている。

凝り固まった正義感が生んだ結果こそが
今のこの、法律の施行と言っても過言ではないから。
(-437) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 10:21:30

【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ

揺らされた指を視線で追う。
貴方が伝えてくれた答えには瞬き、そうして。

「正義は、個人の物差し……」


教えてもらえた考えを繰り返した。
数拍の空白を開ける間は瞬きを。
じきに動いた唇はひとつの疑問をあなたへと投げかける。

「……誰かを。
 思いやりながらも、疑うんですか?」

この男は幼いころから、他人を信じ続けてきた。
疑いを持つよりも信じて裏切られた方がいい気がして、だから。
貴方の言葉の意味を少しでも飲み込めるようにと、問いの理由はそんなところ。
(-444) mspn 2023/09/17(Sun) 10:48:05

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ

「そう。
人の為を想い、幸いへと出来る限り向かえるように。
ただ、それには鵜呑みにしない事も大事なんだよ。」

「法律はある程度の社会の秩序を担保してくれるもんだが
いつ何時だってそれが正しい訳じゃない。」

混乱が起きないように
律を布くのが法律で、従う事で人々は穏やかに生活が出来る。
その法を下に裁くのが、警察官の職務だけれど。

「本当にそれでいいのか?
その言葉は、誤ったものではないのか?
もっといい方法があるんじゃないか?」

法を振りかざして人を顧みないのはどうなのだろう。

「それを常に疑い続けなきゃ
俺たちはただの独裁者になっちまう。
勿論、信じる事も大事だけどな。」
(-448) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 11:00:03

【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ

男は黙って、真剣な表情を浮かべ、貴方の言葉に耳を傾けていた。
聞き落とさぬように、聞き零さぬように。
その内容は今の自分に足りないものを示してくれている、と思ったから。

「……だから。
 思いやれて疑える人が、警察に向いている」

貴方の説明に唱えたい異はなかった。
聞き終えた頃には心から納得して、腑に落ちていた。

「独裁者には、なりたくないです。
 今みたいなのはいやだって」

「でもオレ、割となんでも信じがちで。
 ……今からでもせんぱいが言うみたいな。
 向いているひとには、なれるのかな。
 疑い続けるのが癖になったら、今度は信じるのができなくなりそうで……」

弱音ばっかり吐いていてよくないな、とは思うのだけれど。
つい落ちてしまった、情けないなとは頭の片隅に。
(-464) mspn 2023/09/17(Sun) 12:35:02

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ

「そうだなぁ。
ニーノならなれるさ。」

落ちてしまった貴方の肩をポンポンと叩く。
大丈夫だ、と元気づけるように。

「たくさんの言葉を聞けばいい。
俺の言葉だってほんの一意見に過ぎない。
別の奴の意見で見える事もあるしな。」

貴方の姿は、ニコロにとっては眩しいもの。
真っ直ぐに、警察官としての道を悩みながら
それでも正しさを探そうとする純粋なものに見えたから。

「信じられるのはある意味では美徳だよ。
誰かの救いになる事だってある。
その感性はきっと、お前を助けてくれる筈さ。」
(-467) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 12:48:56

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「変わり者へ関わりたくない人間は多い。
 仕事上の関係で終わらせる方が楽だしね」

まともに話が出来ると感じているのは一部だろう。
今まで積み上げた"リヴィオ・アリオスト"という人間が、
他者にそうさせてしまっていた。

「どうして、か。保てなかったからだろうか。
 心も、体も……俺は案外劣等感の塊らしいからね」

背後のベッドへ背を預け、コルクが抜かれていく様子を眺める。
その表情はいつも通りとは違う、素の"リヴィオ"だ。

「君には話したことがないとは思うが、
 俺は親に捨てられて児童養護施設に引き取られたんだ」

「だからね、昔は大人しくて暗い人間だったよ。
 …ただ、捨てられた人間だと。要らない人間だと。
 そう思う度に生きているのが苦しくてね、
 生きるために俺は、そうするしかなかったんだよ」

そのおかげで、今の家に引き取ってもらえた。
要らない人間じゃないって、思えた……はずだった。

「…でも、俺がどれだけ努力しても"本物"には叶わない。
 嘘のリヴィオが誰かの目に憧れとか、
 そういうものを抱かれる度に俺は……苦しくなったんだ。
 生きるために嘘で描いて、その結果苦しむなんて」

馬鹿だろう?男は自嘲するように笑い、視線を落としていく。
(-478) sinorit 2023/09/17(Sun) 14:02:38

【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ

「ニコロせんぱい……」

ぽんぽんと肩を叩かれながらも貴方の瞳を見つめる。
自分ではなれるかどうかなんて、全然想像がつかない。
それでもせんぱいはそうやって言葉にしてくれるから。

「……はい」

例え未来が上手く見えなくても、教えてもらえたこと。
貴方の言う通りたくさんの言葉を聞く必要があるのだと。
その行為を通して見えてくるものはきっとたくさんあるのだ。
今教えてもらえたみたいに。

「ありがとうございます。
 ……へへ、なんかそういわれるとちょっと照れるかも」

「今日はニコロせんぱいに色々話聞いてもらっちゃった。
 すみません、折角の休憩中なのに。
 でもオレ、話せてよかったです!
 なんかちょっと、すっきりしたっていうか」

いつか貴方みたいに、己も誰かにアドバイスできる日が来るだろうか。
来たらいいなと思う、だから今はその為に一生懸命を尽くすしかないのだろう。

「そろそろ時間終わりですよね?
 ……途中まで着いていってもいいですか?」
(-482) mspn 2023/09/17(Sun) 14:22:37

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「そういうことか。
やっとしっくりきた。
だから疲れて自棄になってたんだな。」

貴方の生い立ち、過去を聞いて
ようやっとその点と点が繋がってきた心地になる。

「今も、誰にも必要とされてない不要な人間だと
そう思っているのか。苦しかったな、それは。」

ぐり、ぐり、と更にコルクにねじ込んでいく。

「だったら俺はお前を縛っちまうのかもな。
俺にとっては、リヴィオは必要な存在だから。」
(-490) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 14:48:55

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 陽光の元で ニーノ

千草色の瞳は貴方を見返せば
僅かに細められて、笑う様子を見せる。

「気にすんなって。
こっちこそ色々と聞かせて貰ったんだしな。
スッキリしたなら良かったぜ。」

貴方に時間を言われれば、ゲ、という表情に変わるのだから
人懐こい犬のようにくるくると目まぐるしい。

「やっべ、もうそんな時間か。
おう、いいぜ。途中までな。
そっちは見回り再開か?」
(-498) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 15:32:03

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

己の息を呑む音が聞こえて、
落ちた視線も勢いよく持ち上がった。
それはどちらも無意識で、君の言葉を聞いたが故に。

「……………は、君ってやつは。
 俺を口説いたところで何も渡せないぜ」

僅かな間の後、ようやく引き出した言葉は冗談めかすもので。
少し崩れた笑みが君の瞳に浮かぶのかもしれない。

「…それに君に必要なのは、君の幼馴染達だ。
 あまり多くに手を伸ばすなよ、掴めるのには限度がある。
 そうやって沢山口説いてると後が大変だよ」

なんでもないように言い切って、
けれど深いため息が男の口から零れていく。
そのまま持ち上がった手が自身の髪を乱して、
複雑な感情の中、もう一度下手な笑みを作った。
(-500) sinorit 2023/09/17(Sun) 15:34:54

【秘】 陽光の元で ニーノ → 月桂樹の下で ニコロ

返される笑みにこれまでの会話が貴方にとって重荷になっていないと知り、安堵した。
最後にもう一度墓石を撫でてから立ち上がり、変わる表情には肩を揺らし笑って。

「はい、オレもすっかり忘れちゃうところだったけど。
 見回り再開します、今日の仕事はそれだから」

「せんぱいのお陰でさっきよりもちゃんと、皆のこと見て歩けそう」

だからと感謝をもう一度伝え、そうして貴方と共に歩きだすことだろう。
伝えた通りに道の途中までは一緒に、道中は他愛ない会話を添えて。
別れるときはまたハーモニカ聴かせてくださいね、なんてねだってから駆け出していく。

遠ざかる背がしゃんと伸びているのは、貴方がくれた元気のお陰だった。
(-502) mspn 2023/09/17(Sun) 15:53:24

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「欲しいなら欲しいって言えば良いだろ。」

絞り出すような言葉に静かに返す。

「確かにテオとアリーは大事だが
アイツらは自棄を起こすほどじゃないし
俺が勝手に守ってるだけだ。」

「俺が居なくても上手くやれるのは
ようく知ってるよ。だが、お前はそうじゃない。」

ようやく差し込み終えた栓抜きを
緩く引っ張り始めた。

「必要っつったら必要なんだよ。
今の俺の本音を知ってるのは、署じゃお前くらいなんだから。」
(-503) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 15:57:33

【人】 月桂樹の下で ニコロ

「おう、ただいま戻って…何してんだ?」

片や見回りを終えて帰ってきたところで。
何やら美味しそうなパンの香りと面白そうな事になっている。

#警察署
(78) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 17:14:49

【人】 月桂樹の下で ニコロ

「ふはっ!なるほどなぁ。
折角だしみんなで食べようぜ。」

珍しいこともあるものだ、と噴き出して。
後から来た仲間も含めて、と誘うだろう。

#警察署
(82) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 17:48:06

【人】 月桂樹の下で ニコロ

「美味いもんはみんなで食ってなんぼだろ。」

言いながら手が伸びている弟分に笑いながら
自分も一ついただいている。

溜まらない香りにお腹も鳴るというものだ。
ぐう。

#警察署
(88) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 18:15:29

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…………君ってモテるだろ」

もう一度深いため息を吐き出して、
君の表情を伺うように翠眼が揺れた。

「俺がそんな人間に見える?くらい言えたら良かったんだが、
 ここまで話して言えることはないな……困ったな」

断言された内容が本当にその通りで、
今更否定したところでなんの意味もない。
諦めたように一度肩を落として、
何を言えばいいかと言葉を探す。

「……そんなこと言われると、惜しくなるだろ」

自棄になって破滅を望み進んだ先で、
欲しかった言葉が真っ直ぐに向けられて、
描こうとした終わりに、ほんの少し未来が欲しくなった。

本当の自分としての未来を。

「君ってやつは本当に、お人好しだな……」
(-532) sinorit 2023/09/17(Sun) 19:06:42

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「さてね。少なくとも恋人が出来たことはないな。」

きゅぽん、と音を立ててコルクが抜ける。
芳醇な香りが漂うかもしれない。

「お人好しで結構。
惜しくなったなら迷わず掴めよ。
後悔するぜ。この先マジで何が起こるか分かんねえぞ。」

貴方のグラスに赤ワインを注ごうと寄せる。
(-541) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 19:32:17

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…そうかい」

それは君が幼馴染に夢中だったからかもね。
漂う香りとともに余計な言葉は飲み込んで思うだけに留める。

「………分かっているさ、分かっているよ。
 しかし今更覚悟をするってのは案外勇気がいるものなんだ」

それは、これまでして来なかったことだ。
嘘で身を固めて、掴もうとしなかったものだ。
注がれるワインを眺めながら躊躇うように手を伸ばして、
触れる直前で指先を握りしめた。
(-561) sinorit 2023/09/17(Sun) 20:41:37

【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ

「…大丈夫だ。怖がらなくていい。」

注ぎ終えたワインボトルを一度置いて。
躊躇いを見せる貴方をじっと見つめる。
自分が掴むことは容易いけれど、これはきっと。
貴方が自分で掴むことに意味がある、と思ったから。

「全部受け入れるから。」

貴方がどういう思いを持っていたとしても
惜しくなってくれたのならば、拒みはしない。
穏やかな笑みを浮かべたまま、見守るだろう。
(-565) ぴんじぃ 2023/09/17(Sun) 20:54:43
 


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