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【人】 木峰 夏生男か、女か。それが問題だ。 犯人、判明したら、家に連れてこいよ。 [ 本気とも冗談ともつかない口振りで。 ゆるやかに弧を描いた唇を海斗の唇に 軽く落として、風呂へ向かおうか。 ] (3) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 7:48:21 |
【墓】 木峰 夏生[ なんとなく湯を浴びる気分にはなれなくて、 シャワーで水を流していた。 火照った身体を冷たい水が伝い、熱を奪っていく。 閉じた瞼の裏に鮮やかに燈るのは、 赤 。遊びじゃないとしたら 海斗のことを想っている人が 近くに居るということなのだろうか。 ] ─────………… 女なら、覚悟決めるけど、 男なら、譲らない、ということでいっかな。 [ 最終的な結論は、本日のところはそう纏まった。 水音に不埒な思考を混ぜ込んで、一人で笑った。 ] (+0) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 7:50:47 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗海斗の幸せを誰よりも 望みながら、 譲れない、誰にも渡したくないと駄々を捏ねる。 自分はやっぱり本当にどうかしている。 でも、好きだったから。ずっと、ずっと。 お前が生まれた時からずっと、 俺はお前のものだったんだ、そうだろ? (-0) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 7:54:15 |
【墓】 木峰 夏生[ 風呂で諸々の準備をしたせいで (別に言わなくてもいいかもだけど 件の処置はさすがに湯をつかいました) 完全に冷えた身体をタオルでざっと拭拭いて。 単純だと苦笑いしてしまうけれど すっかり頭も落ち着いていた。 綺麗に洗濯されたTシャツと黒のスエットを 手早く身につければ海斗の部屋へ向かう足取りは 調子の良いことに軽いものだった。 ] (+1) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 7:56:09 |
【墓】 木峰 夏生[ 部屋の扉をノックすれば、招き入れてくれただろうか。 いつもと変わらない笑みを浮かべて、 お・待・た・せ♡ と可愛く(自分比)言って手を伸ばしたら 海斗の頬に触れられたかな。 氷みたいに冷たくなっていた自覚はあるので 怒られてしまうかもしれないけれど。 ]* (+2) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 7:58:45 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生[ 夏生の反応からして、 怒っている感じは、なかった。 だが、困ったような顔の意味は、掴みかねて。 これが原因で、 折角、縮まった距離が開いてしまったら 嫌われてしまったら、どうしようという不安。 手放してやる良い切っ掛けだなんて、 そんな考えは微塵も浮かんでこなくて。 ただ、重なった想いが、ずれてしまうことの方が ずっとずっと、怖くて――…] (-2) kasuga_2jp 2021/12/04(Sat) 12:10:17 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生………… 手放したくねー [ 好きで、好きで、堪らなくて。 駄々を捏ねる子どものように、欲してしまう。 そう、ずっと昔から。 俺の心は、兄貴に執着して、固執して、 掴んで放しはしない。そう。 兄貴は、 俺のもの なのだから、と――] (-3) kasuga_2jp 2021/12/04(Sat) 12:10:19 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ ぼそりと謝罪の言葉が鼓膜を揺らす。 ほんの少し眉を上げて、穏やかな口調で。 ] お前が謝ることじゃねーだろ。 心当たりがないなら、尚更。 [そう、返した。 ] (-4) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 17:45:16 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗[ 実際に、別のやつとそういうことをしたのだと 彼の口から聞いていたら。 もしそうだとしても、きっと声を荒げて 怒ったりはしなかっただろう。 優しさじゃない。 臆病なだけ。 真実を知って、夢が覚めて、 腕の中の温もりが消えてしまうことが、 なによりも恐ろしいだけ。 (-5) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 17:46:49 |
【墓】 木峰 夏生[ ノックをすれば扉が中から開いた。 珍しいこともあるもんだ、と目を丸くしつつ、 やっぱり気にしているのだろうと緩やかに笑む。 ふざけた挨拶にも濁りのない笑顔が返ってきて、 伸ばした指先は避けられなかった。 ] 怒ってねぇって。 滝に打たれんのと似たようなもんだ。 [ 煩悩は捨てられてないけど、と付け足して笑う。 海斗の頬は熱を帯びて、あたたかい。 じんわりと氷を溶かすような温もりが 掌の皮膚を通じて心まで伝わる。 そこに、さらに手が重ねられ、今度は心臓が弾む。 すり、と擦り寄せられる頬が艶やかで、柔らかで。 ] ……あったかいな。 [ 思わず呟いた。 ] (+8) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 17:50:17 |
【墓】 木峰 夏生[ 片方の手が背中に回れば、抱きしめられる。 素直に抱きしめられたなんて、 久しぶりな気がするけど、どうだったかな。 ] ─── ごめん。 [ 腕の中から聞こえた声に微かに頷いて、 こちらからも抱きしめ返した。 確かな幸せを噛み締めながら、 唇が紡いだのは、なんでか謝罪の言葉だった。 ] (+9) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 17:51:16 |
【墓】 木峰 夏生[ 綺麗に整えられてご丁寧にタオルが敷かれた ベッドまで数歩。 さっきのやり直しとばかりによいしょと 背中を抱える腕の力を増して抱き上げて、 今度は硬いシンクじゃない、 柔らかなベッドへそっと下ろそう。 タオルが擦れて、空気が揺れて、 海斗の匂いが濃く、鼻腔を満たす。 俺はベッドの下に膝立ちで。 見上げれば知らない誰かが咲かせた花が良く見える。 目を眇めてにやと笑いながら、 その赤のすぐ隣に唇を這わせた。 あからさまな挑戦状のお返事を、丁寧に、 そして拒まれないうちに素早く、ひとつ。 ぢゅ、と音を立てて、 より鮮やかな新しい 赤 を並べたくて。 ] (+10) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 17:54:12 |
【墓】 木峰 夏生……ちなみにちょっと聞きたいんだけど、 もし俺がキスマークつけて帰ってきたら、 海斗どうする? [ 今までにもしかしたらそんなことが あったかもしれないけれど お互いの気持ちが通じてからはもちろん無いから。 ちょっと意地悪なそんな質問を、 じいと見上げて目は晒さずに聞いてみよう。 悪戯な光で瞳をゆらゆら揺らめかせながら、 今日の気まぐれな彪の望む夜のことも ちゃんと読み取れればいいなと思って。 ]** (+11) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 17:55:23 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗ついつい抱き上げてしまうのは、 細胞に刻まれた習性かもしれない。 今より差があった、俺より小さな身体を 抱き上げるのは、兄である自分の、 誇らしい特権だったから。 [ 軽いだとか細いだとか口にしたり、今みたいに 抱き上げたりすれば、もれなく海斗の表情は 不機嫌さを隠しもしないで曇ってしまうことを 俺はちゃんとわかってて。 それでもやっちまうんだよな、 これがほんとの惚れた弱み、ってやつかな。 ] (-7) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 23:38:02 |
【墓】 木峰 夏生[ きつく吸い上げた肌には、綺麗な花が咲いただろうか。 いつもは痕をつけるなと喧しく言う、 形の良い唇からは拒絶ではない、 微かな吐息が落ちてきて。 ] そーか、一応弁明はさせてもらえるわけだな。 [ 単なる譬え話にあからさまな不機嫌で顔を覆う海斗に ぶは、と吹き出した。 濁点がついた あ゛? が、愛しい。 ああ、もっと。 執着して、離れないで─── なんて。 (+17) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 23:39:56 |
【墓】 木峰 夏生一方的に襲われてレイプされた場合は、 温情があるかも、ってことね。 [ くすくすと笑っていれば、急に海斗の瞳が ぎらりと輝いて、緩んでいた口元が一気に近づく。 すっかり辿々しさの消えた、激しく噛み付くような口づけ。 あえてこちらからは何もせず、嫉妬と執着の香りを纏う 口付けに酔う。 唇を噛み切られても構わない、 それすら俺の幸せな願いでしかないと、 伝われば良いなと思った。 つくづく俺は、救いようが無い。 ] (+18) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 23:41:12 |
【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗……っ、は、なら、そんときはそーして。 持ち物に名前、書くみたいに 嬲って、刻んで、印を押して 身体も、心にもさ。 [ 顎を上げて、ちょっと首を傾げ、頚動脈まで晒した。 お前にされるなら本望だから。 ] (-8) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 23:42:19 |
【墓】 木峰 夏生煩悩?もう108しか残ってねぇわ。 [ 口の端に見えた、ちろりと動く舌の赤。 来いよ、の言葉が甘く、掠れて 理性に火をつけて、爆ぜて、溶かす。 ] ─── 仰せのままに。 [ 恭しく立ち上がりざま、後頭部を抱えて 覆い被さるように唇を奪い返した。 体重をかけて、ベッドに沈めながら、 呼吸まで奪う口づけを。 ] (+19) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 23:43:08 |
【墓】 木峰 夏生[ 空いた手は海斗の指を絡めてシーツに縫い止めて、 唇を上も下も柔く食んで、歯列をなぞり、 そのまま舌をねじ込んで 口腔内の粘膜の隅々まで確かめるように愛でた。 海斗の足の間に上手く身体を滑り込ませたら、 わざと膝や太腿で下腹部にそっと触れてみようか。 口づけは止めないで、伝い落ちる唾液を追って 食んで耳朶に歯を当てて。 そのまま首筋をぬるりと舐めれば 思い出したようにまた強く吸い上げて、 ぢゅ、と赤の数を増やしてしまおう。 ]** (+20) yukiyukiyuki 2021/12/04(Sat) 23:52:33 |
【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生―― あぁ、そうしてやるさ [ 当然だろ。と、不敵に嗤って、 唇から、辿るように、顎から、 晒された喉元を食んで、 傷つける一歩手前程度に、歯を立てる。 でも、ここに噛みつくのは、今じゃないから。 歯を立てた場所を、ぺろりと舐めれば、 顔をあげて、代わりに誘う言葉を吐いた。] (-9) kasuga_2jp 2021/12/05(Sun) 12:26:56 |
【墓】 木峰 夏生[ 晒した喉笛に食らいつく牙は鋭くなく、 それでも確かな硬さで皮膚を捉える。 ぴく、と身体が僅かに震えて構えるけれど、 薄い皮膚を突き破るほどには強くなくて。 あえて聞こえるように吐き出した吐息は、 思っていたよりずっと熱を帯びていた。 ] (+25) yukiyukiyuki 2021/12/05(Sun) 23:19:31 |
【墓】 木峰 夏生[ 息継ぎすら惜しむほどに貪り合う口づけに酔う。 舌に歯が立てられると、強い快感に 下腹部に血液が滾るのがわかる。 口蓋をしつこく攻めれば無意識なのか 頭が逃げていきそうになるから 後頭部の髪に手を差し入れて、逃すわけないと がっしり引き寄せてさらに深く唇を押し付ければ 空調の微かな音に、湿った水音が響いて ぞくぞくするほど淫猥だった。 何処からか、夏の名残の蚊取り線香の匂いがする。 残念ながら線香じゃ死なない、 悪い虫もいたもんだ、と含み笑いが漏れた。 ] (+26) yukiyukiyuki 2021/12/05(Sun) 23:20:36 |
【墓】 木峰 夏生[ 覆い被さる身体に、行儀の悪い膝が動く。 スエット越しに確かな兆しは、海斗の膝の 硬い骨に伝わっただろうか。 びりびりと走る刺激に背を丸め、同じ昂りを 行儀の良い俺は撫で下ろした手で探すことにしよう。 ] ……へぇ、珍しい。 つけていーんだ? [ 挑戦的なセリフに加えてするりと捲られたシャツ。 露になる肌に、どく、と心臓が煩く跳ねる。 ] (+27) yukiyukiyuki 2021/12/05(Sun) 23:22:22 |
【墓】 木峰 夏生んじゃ、お言葉に甘えて、─── [ 片手は海斗の指と絡めたまま、もう片方の手で スエットを脱がせにかかる。 せっかくお許しを頂いたので、気まぐれな王子様の 気が変わってしまう前に、素早く赤い花を、 鎖骨の上にひとつ、心臓の上にひとつ。 胸の頂には触れない位置に、鬱血で印を。 ] 5こ、つけよーか。 (+28) yukiyukiyuki 2021/12/05(Sun) 23:26:16 |
【墓】 木峰 夏生[ スエットは上手く脱がせられただろうか。 片手だから、もう下着も一緒にずり下ろすつもりで、 一人でくすくすと笑いながら、そう口にする。 中心の芯をうまく避け、白い腿が見えたなら、 足の付け根に左右ひとつずつ。 柔らかな皮膚の下では、赤い花が映える。 なんで5つなんだよとでも聞かれたのなら、 ] アイシテル のサイン♡[ とにっこり笑顔で答えよう。 そうして海斗の熱に唇を這わせたら ねっとりと舌を這わせて、舐め上げて。 ] (+29) yukiyukiyuki 2021/12/05(Sun) 23:27:39 |
【墓】 木峰 夏生キスマークつけたやつはさ、知ってんのかな、 海斗がこんなことしてるって。 [ ふ、と顔を上げて、にやりと呟いて。 ] 教えてやりてぇな、 ─── 他でも無い血の繋がった兄貴に フェラされてる海斗の顔が、どんなにえろいか。 [ 優しく手でゆるゆると扱きながら ぱくりと咥えて、喉奥まで飲み込んで、 全身全霊の愛を込めた口淫を。 ……我ながらなんだかんだで ちょっとは妬いているのだろう。 いつもより執拗に、海斗が達するまでは 死んでも口から離さないつもり。 (+30) yukiyukiyuki 2021/12/05(Sun) 23:30:17 |
【独】 木峰 夏生/* ひーひー言うてます 海斗はこう、たどたどしく攻めてくるのがたまらなくかわいいのよね 春日さんと、海斗への愛をめちゃくちゃ込めて描こう (-10) yukiyukiyuki 2021/12/05(Sun) 23:31:38 |
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