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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

>>22

二つ並んだ煙の糸。ほとんど上司のために使われてしまっている贈り物のジッポ。もう買い換えたかは知らない。
いつもの光景にいつもの仕草、それに終わりが来ようとしている。

「リック。酔っ払いの戯れ事だ、耳かっぽじってよおく聞けよ」

酔い醒ましと言われ走らされている車の中。
車内でも窓の外から視線ははずさず、ヴェネリオは口を開いた。

「お前はノッテに永遠の忠誠を誓っているな?」

冗談でいっている口ぶりでは無い。
張り詰めたノッテファミリーの現状で溢した、僅かな弱味。
これまで培ってきた縁への絶対的な拒絶と信頼の文言を唱える。

「酔っぱらいだから都合悪いことは聞こえねえ。
 リカルド・フェリーニ、お前の命は誰のものだ」

「良いから、言え。お前からの言葉がねえとイライラする」
(-106) toumi_ 2022/08/09(Tue) 9:57:42

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

長年オイルを継ぎ足し使っている貴方からもらったジッポ。
大事に使っているんだろう、質が良いで新しい物で揃えた身の回りの物の中にあれば古臭く見えるかもしれないが、この男はこれだけは変える気がないようだ。

「―――はい」

運転をしなあがらもその耳は貴方の一言一言を漏らさぬよう集中して、その”忠誠”の二文字を胸に刻む。
ノッテの忠犬と言われるほど忠義に厚い男である事は貴方も知っているはずで、だからこそ、それはきっと言われずとも答えはわかっていることだろう。

だから真に答えるべきは、弱みとも取れそうな最後の問い。

今までであれば少しだけ迷ったかもしれない。
リカルドは貴方につくとともに、最上に位置するボスも正しく敬愛していた。

だけどボスはもう居ない。

信号が変わり、ブレーキを踏んで静かに停車すると小さくその口は開かれる。
これから始まるであろう跡目の奪い合いには辟易するが、リカルドにとってのボスはもう、一人しか存在しないのだ。

「俺の命は、デッドヘッド……貴方だけのものですよ」


ミラー越しに貴方を見つめる瞳には、僅かたりとも笑みはなかった。
(-120) eve_1224 2022/08/09(Tue) 12:48:49

【秘】 情報屋 ロッシ → 銀の弾丸 リカルド

/*
確認しました、ありがとうございます〜!

反魂師さんは、能力行使の際は更新の24h前までに
運営に能力行使先をお知らせください。
0時を過ぎる前には問題ないかの運営判断をお知らせします。

PLさんへの連絡に関しての運営の方針はDiscord鯖のルールタブの
上の方にある「能力行使先について」の項目の通り任意です。
改めてご確認くださいませ。

役職に関してはこのくらいかな。
誰を生き返ることになるか、一緒にワクワクしています…!
海辺のフチラータ、どうぞおたのしみくださいませ〜〜Ciao!
(-121) 66111 2022/08/09(Tue) 12:49:33

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「ははっ
……、はははは!!

 Ti amo死に急ぐなよリック、これから始まるのは
最高のフェスティバル
だ」

額を押さえながら豪快に笑って。愉快そうに、これからの未来が見えているかのような言葉を吐けば後ろから体を乗り出してハンドルに手を伸ばす。

「行き先変更しろ!! お前に
俺と同じ景色
を見せてやる。
 俺の家、…女っけのある方に寄っていけ!」

隠れ家もとい、いくつかの寝床を持っているヴェネリオだがここまで乗り気で招いたこともない。
何かを今日にすると決めていたのか、家の中にいた時間は約五分。
その間だけで彼はひとつのUSBを持ってきてあなたに渡した。

「失くしたりしたら殺す。
 そこには俺が築いてきた全てが収まってるんだ」

まだ中を覗ける媒体も準備もない。
だがその一つが相当なものであることは、冗談だらけの上司の態度でも一目瞭然であった。
(-132) toumi_ 2022/08/09(Tue) 14:39:29

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

/*

ロール中に失礼します。
対象を伴う役職の通知をしに参りました。
こちらの職業が死之商人の為、絆先にリカルドさんを指名する予定です。
RPは変更はありませんが、役職に伴うものになっており何か不都合があれば気兼ねなくお知らせください。
(-134) toumi_ 2022/08/09(Tue) 14:43:26

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「……っちょ、
 
行き先が正反対じゃないですか!


車を走らせた拍子にハンドルを取られ、急な路線変更にUターンを重ねれば流石のマフィアも一瞬ひやりとしてしまう。

「全く。死ぬなと言いながら殺す気ですか?
 向かいますから大人しくしててくださいよ」

数ある寝床も全て頭の中に叩き込んであるから迷うことはないだろう。
興奮冷めやらぬ様子を見ているのは嫌な気分はしない。ましてや、敬愛する上司に同じ景色を見せてもらえるというのであればこちらも嬉しくなるというものだ。

貴方ほど態度には出さないが、逸る気持ちは胸に秘め差し出されたUSBを受け取った。

「ハハッ……!
 これは貴方の
相当大事な物
という訳で……。
 託していただけるのは有り難く、えぇ、墓場まで死守いたしますとも」

一体中に何が隠されているというのやら。
築いてきたもの全てというのであれば、言葉以上の重みを持つのは確かだろう。
生憎今は端末を持ってきてはいないし、見るには何か特別な準備が必要のように聞こえるが、元より一蓮托生の上司である。
何が隠されていようとその恩義に反することをするつもりは全く無かった。
(-138) eve_1224 2022/08/09(Tue) 16:03:52

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

/*
死之商人さんでしたか。
なるほど、初日から命を握ってくるわけですね。
役職上の問題は色々調べてみましたが全く問題ありません。
イエス、ボス。どこまでも貴方について行きますよ。
(-139) eve_1224 2022/08/09(Tue) 16:06:20

【神】 銀の弾丸 リカルド

【ノッテアジト】

「遅いぞ、ツィオ」

自分も上司の迎えで遅刻をしてきたわけだが、更に遅れて来るとは何事(>>G14)だと、眉間にシワを寄せて貴方を隣の席……マウロとは反対側の方を指し示した。
3人は何かと共にいることが自然に多いのか、癖になっているかのような仕草だ。

何か顔についていたようだが、ここで指摘することはすまい。
会議の進行の邪魔をする気は毛頭なく、指摘したところでイライラして小言になるのがオチだからだ。

「最新鋭の武器やクスリはご要望とあらばいくらでも。
 とはいえ……間違った者を殺してしまえば我々の威信にも繋がるからな。
 事は慎重に調査をし、正しい対処を心がけろ」

足りない言葉を補うのも部下の務め。
生真面目な正確そのままに細かなことを言えば、数人はきっと嫌な顔をしてしまったことだろう。
(G15) eve_1224 2022/08/09(Tue) 16:45:34

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 風任せ マウロ

――これは会議が一段落した時間帯。

「マウロ、……機嫌は直ったか」

椅子から立ち上がり、スーツを整えながら未だ座ったままだろう貴方にそう声をかけた。
案外面倒見が良いのは子供の頃からのことだ。
もっとも、その頃は正義感にあふれていたものの子供故にうまくいかないことも多く、よく泣きべそをかいていた事だろうが。
(-164) eve_1224 2022/08/09(Tue) 22:42:31
リカルドは、祭の喧騒を注意深く眺め、煙草に火をつけた。
(a10) eve_1224 2022/08/09(Tue) 23:33:13

【人】 銀の弾丸 リカルド

【街中】

祭りで賑わう街中にはおよそ似つかわしくない、質の良いスーツを着込んだ男が、煙草を吹かせて歩いている。
街の様子を見ておくことも調査の一環と思ってはいるが、どいつもこいつも浮かれていて内心嘆息を漏らした。

「……ふむ、これは悪目立ちをしているか」

しかし流石にあまりにもきっちりスーツを着込んでいるせいかもしれない。
ネクタイを緩めてボタンを2つほど外したほうが溶け込めるかもなどと思考し、早速ネクタイに手をかけた。
(39) eve_1224 2022/08/09(Tue) 23:44:56

【秘】 風任せ マウロ → 銀の弾丸 リカルド

「ガキ相手みたいな言い方すんな」
「別に、機嫌悪かったわけじゃねえよ」

座って煙草を吹かしたままの男は、同僚の言葉に子供のような答えを返す。
君の声の掛け方は間違っていなかったということだ。

「……落ち着いてんな、お前は」
(-172) otomizu 2022/08/10(Wed) 0:11:37

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 風任せ マウロ

「全員で取り乱したところで何も解決しないからな。
 お前がそうなら俺は落ち着いておかなければならんだろう」

あぁ見えて、ツィオも腹の底では穏やかではないはずだ。
自分とて――――

「俺も腸は煮えくり返っている。
 仇は必ずこの手でと、思うくらいにはな」

忠犬が、主を失って平静でいられるわけがない。
ただ、密輸業として多数の人と接しなければならない分、ただ荒れるわけにはいかないのがわかっているのだろう。

「…………。
 必要なものはいつでも言え。融通はしてやる」
(-176) eve_1224 2022/08/10(Wed) 0:28:24

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>43 ツィオ
「あ”? 大の男を女扱いするな、ツィオ」

深く眉間にシワを寄せ、声をかけられた先を振り返ると想像した通りの顔がそこにある。
10代の頃からマフィア入りをして、拾ってくれた上司に常について回っていたのだから遊び慣れしてなくても仕方ないだろう。
もうすっかり板についているとはいえ、あのズボラな上司の世話をするのは少年にはそれなりには大変だったのだ。

寄せたシワも仏頂面も、これが殆どノーマルの状態なのだから変えるのは難しい。
隣に立った男と足して2で割ればちょうど良いくらいかもしれないが、この軽薄な表情を自分が浮かべれば、何人の人間が震え上がってしまうか見ものだ。

……まぁ、土台無理な話なのだが。

「それは自分でもわかっている。
 視察に来てみたはいいが、このような場所はどうにも落ち着かん」

紫煙を漂わせながら、居心地悪そうに身じろいだ。
周りを見てみれば、確かに酒を持っているものが多い。
確かに準備不足だったかもしれないと息をつくが、決して呼び方について嫌な顔をしているわけではない。

「そんな者は居ないし、遊び慣れたお前じゃないんだから楽しみ方など知るはずもないだろう。
 まぁ……いつ何時、あの方に呼び出されるかはわからんがな」

こんなところで上司の名前は出さない。
差し出された水を受け取って、続く言葉にはしっかり首を横に振った。
(45) eve_1224 2022/08/10(Wed) 0:57:15

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>48 ツィオ
「ほぉ? 俺が田舎上がりならお前も田舎上がりだろうが」

馬鹿め。とそう悪態をつき、強請られれば持っていじるジッポで火をつけてやる。
質の良いもので揃えた身の回り品の中では唯一古びたそれは、ファミリーに入って暫くした頃に上司のヴェネリオにもらったと言って大事に使っているものだ。

「全くだ。
 今回の件がなければこんな所に来ようとは思わん。
 ……酒は多少は呑むが、役に立たん女など居て何になる。俺には不要だな」

無論、ファミリーで働く女性の話ではない。
女性でも強い者は強いし、働きがわかる人間であれば敬意を評してるつもりだ。
だからこそ、力を持たぬ女子供をどうこうするつもりはなく、抗争の際にはこっそり逃したりすることがあるのだが。

「……女の尻の話など俺に聞かせるな」

続く問には苛立ちを隠さず言葉を噤んだ。

「…………、」

上には腐った者が居るのは間違いはない。
能力重視のファミリーにおいて、腐敗したお上は不要だが……だからこそ、ボスに取って代わろうとする愚か者が居ないとは言い切れない。

「もしそうであれば、証拠を掴み次第海の藻屑にしてやるに決まってる」

ぎちり、と。
歯が根を鳴らし、殺意の滲んだ目であなたを睨んだ。
(50) eve_1224 2022/08/10(Wed) 2:29:48

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

仰ぎ見る言葉を聞いて、フ、と笑った声に混じるのは何も嘲弄ではない。
ジェイドの虹彩にチカと光ったのは、ずっと剣呑な色の感情だ。
それだって目につくのは星の瞬きほどに一瞬のことだが、相手ほどの人物なら見咎められよう。

「オレもアンタが飽きずに会ってくれて嬉しいよ、リック。
 誰でもいいワケじゃない、聡く判断してくれるからさ、わかるだろ?
 アンタが思ってるよりもずうっと、オレはアンタじゃなきゃダメなのさ」

命までの距離を測られているのを知ってか知らずか。つねに値踏みされる側とは感じているだろう。
血の掟から一分もはみ出すことのなく振る舞う相手には常に目があり、手先がある。
目の前にある彼が余計な動きをしなくとも、合図すれば代わりがすぐに牙を剥く。
それを理解している上で男はこうして振る舞うのだから、たしかに始末に負えないかもしれない。

「たまにはオレも浮気をするんだぜ。
 なんて。予想もつかない手品は、身につけておくに限る」

軽口は叩きつつ。理由があっての仕込みなのは明らかだ。誰にとって予想もつかないものかも。
先よりの話からして、男が相手取ろうとしているのは敵ばかりではない。
身内の想定外のものをこうして手にする必要があったわけだ。

取引を終えたなら、灰皿で燻るシガリロもそのままにソファから立ち上がる。
相手の手腕を信用しているからにこそ、余計に長居はしたりしない。
テーブルから離れる頃に、一度くるりと振り返って声を掛ける。

「見送りはしてくれないのかい、gattina」
(-195) redhaguki 2022/08/10(Wed) 5:14:09

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「誰かに知られるぐらいなら壊せ
 死んでも広めるなよ」

「ロッシを中心に、各国の情報屋と手を組んで
 かきこんだ情報網パンドラの箱だ。
 ここら一帯の店を盗聴ができて、張ってれば情勢を知れる。
 適当なパソコンで開くな、あとで用意してやるから」

「……大抵誰かの声がする。
 俺はそれを頼りに――争いを殺してきた」

都合のいいものではないが、ある程度の情報を頼りに絞れば重役の会話は聞ける。黒だったのか、白だったのか。もうそれさえわかれば詳細など要らない。
火種を見つければ、中身は本職に暴かせることがこの街では可能だ。

平和な世を望んでいるかって?
そんな大層な願いを持っているわけじゃない。
もう既に、この魂が争いに魅いられている。
欲しいのだ、血を血で洗う醜い抗争と汚職と、それを裁く馬鹿げた機会が。

俺は早死にするだろう、ファミリーの敵は誰でも殺す。
きっと、死ぬまでネズミを食い荒らすのだ。


「毎日でも殺めないと俺は」


復讐と似通った執着の色、すっかり酔いも冷めた顔は貴方の目を見ていない。

「帰るぞ」

後部座席で目を閉じた男は、また何処かの人間の名を浮かべている。
次に始末するのは、誰にしよう、と。
(-202) toumi_ 2022/08/10(Wed) 13:08:04

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

「ハッ―――貴様は上客だからな。
 俺が直接対話して応対しているだけ、幸運なことだろう」

下のものの対応でどうにかなる相手なら、態々自分自身が出る必要はないのだ。
それでは対応が難しく、下手を踏めば新たな抗争の火種になったり、ファミリーに不利益を講じてしまう恐れが有るからこそ最初から責任者が出て取引をしている。
同じマフィアであるならば、それこそが警戒されながらも最上の待遇であることも分かっていることだろう。

互いが互いの力をよく理解しているからこそ成り立っている関係を、今ここでどうこうする気はこちらにはない。
言葉に出すことはないが、こちらもまた、自分と貴方でなければこの関係にはなっていないと思っているという事だった。


―――身内も探るとなると手の内が透けている。


「手品を用意しておくという考え方には賛同するが…………」

やれやれ。下手人は本当に不幸なことだ。
全くもって自業自得だが、こうして、両方のファミリーから狙われることになるのだから。

そんな事を考えながら、まだ1/3程残っている煙草を灰皿に押さえつけ火を消した。
振り返られる前にソファからは腰を上げていたが、その要求には不敵な笑みで返す。

「もちろん、丁重に見送りをしようじゃないか。
 ――Buona giornata」
(-211) eve_1224 2022/08/10(Wed) 16:38:15

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「……なるほど、それは確かに誰にも知られるわけにはいきませんね」

背中にゾクリとするものを感じた。
それは自分に迫る死の気配なのか、それとも目の前の上司が纏う死の気配なのかは判断がつけられそうもない。

それでも、この上司が争いそのものに魅入られてしまっている事を頭の何処かで理解してしまった。
自分が拾われた頃からそうだっただろうか?
当時はまだ、ここまでの状態ではなかったように思うが、それでもこれだけ手間のかかった情報網パンドラの箱は一朝一夕で作れるはずはない。きっと、この上司はもう何年も魅入られてしまったままなのだ。

だから静止などできるはずもない。
その小さなつぶやきも、執着に染められた目の色も正しく理解してしまった。
”死に急ぐなと”いう言葉をそのまま返してやりたいが、そんな興が醒めるような事を言うべきではないだろう。
付き従うと決めた部下に出来ることは、後始末と
最悪の結果にならないための対処
につきる。

「了解、ボス。行き先は―――アジトでいいですね」

今度こそやっと、部下は大人しくなった上司の回収というミッションを成功させた。
それはこの10年で慣れきった対応だ。
(-214) eve_1224 2022/08/10(Wed) 17:09:47

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>57 ツィオ
「何が瀟洒なものか。
 俺とてただ小言をいうだけの小間使い役立たずではない」

幼い頃は正義感に溢れた生意気な子供だった。
力が足りず、上手くいかずに泣きべそをかいていたなんて事も少なくはなかったし、当時のことを知られているのは具合は悪いがお互い様だろう。

今でこそ、上司に付き従い、密輸業で多数の客と取引をすることで口は回るようにはなりはしたが、成長してない部分もあるにはある。

「女など……俺には不要だと言っているだろうが……」

付き合いでバーなどに行けば女は寄ってくるから、自分自身見た目が悪くは無いことは理解している。
硬派な態度も、人によっては良い印象にでも映るのだろう。

――そのかいもあってか、別に、リカルドは童貞というわけではない。


縁を切った家は家柄も良かったし、経験は必要だとむしろ強要されるようなところだったから。
だから思想も合わない家とは縁を切ったのだ。

「――わかっている。
 あいつは燻っているものが大きすぎる。
 暴れさせる気はないし、あいつが不利になるようなことはさせない」

飄々として、ふざけた真似ばかりしていても、マウロも俺たちと同じところまで……と思っているのは同じだろうと。
そこだけは信頼しているのだ、この男を。

「ハ……ッ、苦労をかけると思うのなら、
 まずは貴様からフザけた行動を慎めというんだ、馬鹿者が」
(60) eve_1224 2022/08/10(Wed) 17:53:01

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>66 ツィオ
流れる血が不明孤児だった自分たちも、貰われた先が命運を分けた。
比較的良い家柄の家庭に養子として出されたリカルドとツィオは今、こうしてメイドマンとして正規のメンバーになっている。
が、そうではなかったマウロだけが、今も正規と認められずソルジャーのままだ。

能力主義であるはずのノッテファミリーにも、血統だけを大事にする腐った存在が居るのは腹立たしいし、そういうところが自分もまだまだ染まらず子供臭い部分なのだろうとは思っている。

それでも、贔屓目なしにマウロは認められるだけの功績は残しているのだ。
憤りを覚えて何が悪い、無駄死にさせたくないと思って何が悪い。
そんな風に、リカルドは考えていた。

「お前も迷惑をかけて楽しいと思っているのか、俺に?
 必要とされるのは構わんが、……俺の手には限りがある。
 今の俺には、女にかまける時間などありはしない」

いつの間にか、吸っていた煙草は短くなっていて、
舌打ちをしながら足でその火を消した。

何が楽しいのか、機嫌よく去っていく同僚を恨めしそうな目で見送って、ひとり小さく嘆息を漏らす。

「居なくなれば目覚めが悪くなるのは、お前も同じだと言うんだ。馬鹿が……」

その場で呟かれた言葉は、この喧騒では立ち去る貴方には届かなかっただろう。
(67) eve_1224 2022/08/10(Wed) 20:01:06

【秘】 風任せ マウロ → 銀の弾丸 リカルド

「ハッ、見かけ上は―――だろうが」
「お前もあいつも、俺と変わりはしないんだ」

幼い頃から見てきているから、2人の事だって未だに手に取るようにわかる。
信用している。こいつらだけは絶対に裏切らないだろうと。

「おっさんの仇は絶対に討つ。
 生まれてきたことを後悔させてやる。どんな手を使ってでも、必ずな」

君たちが表に立つことの多い分、比較的自由の身である青年は好きに動くことが出来ている。
ドライバーとは名乗っているが、酒気帯びの日が大半を占めていて仕事にならないのだ。
このところは特にそうだ。

「なら自白剤の用意を多めにしておけよ。
 どうせ"話を聞く"なら必要になるだろ」

幾つあれば足りるかなんて、到底わかりはしないのだけれど。
早く敬愛の人を殺した何かが見つかると良い。
(-223) otomizu 2022/08/10(Wed) 20:57:00

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 風任せ マウロ

「そうだ。
 俺もアイツも、お前と同じだ」

だからこそ。
ここでまた3人になれたからこそ、誰か一人を無駄死になどさせたくない。
同じ立場でいたいと、そう思っている。

「だがお前はすぐ平静を失いがちだからな。
 会議でも言ったが……調査だけは十分にしろ。
 特に……この仲間内を調べるときは、だ」

敵対組織の人間なら、多少のことは抗争の内にできても内部の人間となればそうはいかない。
シワの寄った眉間を抑えながら、深く息を吐いて、そして頷いた。

「ったく、本当にわかっているのか?
 薬は勿論準備しているが、一人で突っ走って行くんじゃないぞ。わかったな?」

念には念を押す。
どれだけ確認してもあなたに関しては不安が残るのだから致し方ないだろう。
(-230) eve_1224 2022/08/10(Wed) 23:27:45

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>69 ストレガ

祭の喧騒には似合わない、身なりの良いスーツを着込んだ男が歩いている。
申し訳程度に首元を緩めだらしなさを演出しているが、どう贔屓目に見ても祭りを楽しんでるようには見えない仏頂面だ。

女性としては背の高いあなたも、相当に目立つ存在だろうか。
その明るい髪に気づくと視線を送り、

”何をしている”


……と、目で訴えた。
(70) eve_1224 2022/08/11(Thu) 1:40:27

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>72 ストレガ

「こ……んなところで何をしているのかと、言ったんだ」

全く言ってないのだが。
おそらくこれをツィオやマウロにしたところで伝わらない気もしているのだが。

場にそぐわない男は仏頂面の上眉間にシワを深く寄せて、大きく息を吐いた。
貴方にはその仕事ぶりに敬意を表しているのだが、それでも声が詰まってるあたりはどうにも女性は苦手らしい。

「火急の用があるわけじゃないが……、
 このような場所で何をしているのかと気になっただけだ。だが、メンテナンスは近々頼みたいと思っている」

何を、とはこの場では言わない。
だが貴方にとっては、それが狙撃用のライフルであることは想像に難くないだろう。
(73) eve_1224 2022/08/11(Thu) 2:15:11

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>74 ストレガ

「そうだな……それは確かにそうだ……」

至極まっとうな返事には反論のしようもない。
この場にいて真っ当に参加する気がない男は自分くらいなものだろう。

「……ワインの瓶くらい持てとは……通りすがりのツィオにも言われた。
 こういった祭には録に参加したことがなくてな。……勝手がわからん。酒は飲んで参加するものなのか?」

手がかりを見つけるための視察ではあったが、本当に溶け込むための知識がなさすぎた。
これは本当に失敗も失敗だ。
適当に屋台からワインを2本購入し、貴方にそのうちの1本を差し出す。

「承知した。
 君のメンテナンスは丁寧で助かっているんだ。
 ――――入用になる前に入念に済ませておかなくてはならないと思っているから、明日にでもそっちに届けよう」
(75) eve_1224 2022/08/11(Thu) 2:57:52

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>76 ストレガ

「そんなに難しいことを言わないでくれ。
 そもそも安服を俺は持ってない」

もう初めからここに来ることが間違ってるような事を宣い肩をすくめる。
行き場を失ったワインの瓶を両手で抱え、困り果てた表情を浮かべた。

「別に、作業が終わってから飲めばよかろう。
 俺も持っているだけで飲むつもりはないしな……、いつ酔った上司に呼び出されるかわからん」

とはいえ、珈琲でもいいのなら最初から珈琲を買えばよかったなと、見せつけられた物を見下ろしながら呟く。
安酒を飲むよりはよっぽど良かったし、そもそも祭を楽しむために来たわけではない。
だから誰かをひっかけろという言葉にも消極的な顔を見せるだろう。

「そんな事をしている暇はない。
 男にせよ女にせよ、体を武器にすり寄ってくるようなのは苦手でな」

「まぁ……、その先に隠された真実が眠ってると言うなら、いつだって行くが」

スゥ、と冷めた目をその路地へ向け、それからやっぱり、首を横に振った。
別に娼婦や男娼を差別しようというわけではない。
ただ……どうにもそういうやりとりは苦手であるのだった。
(79) eve_1224 2022/08/11(Thu) 8:53:06

【秘】 花で語るは ソニー → 銀の弾丸 リカルド

「そりゃあどうも、ご気遣い痛み入るね。」

見張りを見張る見張りはあれど、こうして言葉を交わしているのは高待遇なのだろう。
それは男もわかってはいるらしい。ヘタな真似をすれば先の言葉通り、というのも含めて。
互いに全く、全て、思考の内を明かしているわけでは無かれど、
こうやって言葉異常いのものを交わしているのであれば、十分ではないか?

控えめな足音・・・・・・が小さな上背に続く。
ヴァニラクリームの混じったカプチーノの匂いが、燻されて緒を引いている。
少しの間、残り香は焚き染められて相手にも移るかもしれない。
楽しんでもらえるか、さっさと着替えて退けてしまうかは自由。

ふ、と。はだかの耳に指が伸びる。
指先が掠めたかそれより前に避けられたか、側近が割って入ったか。
兎角、結果如何によらず男はさっさと踵を返して外までの道を確保した。

「今度はお礼に飾りでも持ってくるさ。
 それじゃ、また今度」

不遜な言葉を残すと、ひょいと表の通りに紛れてしまう。
どっちの方角へ向かったのかさえも、わからずじまいだ。
(-246) redhaguki 2022/08/11(Thu) 9:25:14

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

ともすれば一触即発のような会合だ。
相手が一人きりで出向いてくるわけがないことも、ちゃんと理解している。
互いに心理戦のような状況を作り出し、何度も会っているのだから、情報以上に相手のことを知ってしまっているというのはどう関係性を表現して良いのか不透明だ。

「……………」

カプチーノだけではない紫煙の香りが、少しばかり鼻についた。
ふと、いつも電話一本で呼び出してくる上司の顔が浮かんだ。
そういえば、この男はあの人の所の孤児院に居たのだったな……と、そんな事を思い出してしまった。
態々そんな事をあの人の耳に入れても仕方ないと触れないでいる一件だが、思い出してしまうと少々具合が悪くなる。

「よせ」

だから伸びてきた手に対して、割って入ろうとする部下を手で静止して、伸びてきたそれを黙って受け入れた。
触れてきたては存外温かくて、互いに血の通った人間であることを主張している。

「俺はピアスなんぞ似合わん。
 そんなものは女にでもくれてやれ」

盗聴器でも仕込んだ物をよこしてくるのか、それとも。
何にせよいつものように、煙のごとく消えてしまう男を追うようなこともせず、男も踵を返して建物の中に帰っていった。
(-252) eve_1224 2022/08/11(Thu) 13:02:44

【人】 銀の弾丸 リカルド

>>85 ストレガ

「視察だが?」

むぅ、と眉間に深くシワを寄せながら言った。
別に住民と対話をするわけではなく警戒と囮を兼ねて、自らの目で見てみようと思っただけの話だが、それでもあまりに場にそぐわなく珍しげに見られてしまうのはいただけなかった。

「それは確かに困るが……自分の目で見ておきたい事もある。
 どうにも向いてないのは理解できたが……そうだな、このワインを処分したら移動することにしよう」

服はともかく顔はどうにもならないのだが、どうしたらいい、などと問うことはすまい。
そのような事をしても、彼女もまた大きなため息をつくはめになるだろう。
路地に消える背中を見送って、男もまた移動を始める。
両手に持つ2本のワインが似合わず、更に不自然さを高めてしまっていることに男はまだ気づく様子はなかった。
(87) eve_1224 2022/08/11(Thu) 13:13:10

【秘】 風任せ マウロ → 銀の弾丸 リカルド

「お前の小言は耳に胼胝ができるくらい聞いた。俺を赤ん坊だと思ってるのか?」
「俺が手当たり次第、誰にでも喧嘩売る馬鹿に見えるのかよ」

このやり取りも慣れたものだ。
君の言葉に今更苛立ちを覚える事はない。少なくとも、わざと煽られたのでなければ。

「仲間内だ?いつからウチは仲良し集団になったんだよ」
「身内だろうが外の奴らだろうが、対応は変わんねえだろ」

「同じように調べ上げて、クロだったなら同じように吊るし上げるだけだ」

無論抗争中のファミリーの人間と比べれば、対応も変わることがあるのだろうけれど。
個人主義の組織形態である以上、マウロの認識が簡単に変わることもない。
同じ人間として、裁きを与えるつもりでいるのだ。

「分かってるっての」
「お前こそ、勝手に噛みついたりするなよ。躾のなってない犬みたいにな」

冗談めかして。君が自制できる人間であることは、彼もよく知るところだからだ。
(-278) otomizu 2022/08/11(Thu) 20:52:19
 




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