教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。 (a39) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 10:45:29 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ/* ちなみに 灰が静かなのは、あんまりplの思考を出すとpcとの乖離が激しいからですね 中の人はこんなめんどくさくないです多分 あとメモ貼り忘れは得意技なのでごめんなさい (-72) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 10:54:19 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 最後の音が、茜の空を舞って、 大勢の人々の頭上をしゃぼん玉のように ふわり漂っては、その何処かで、ぱち、と 弾けて消えました。 …はあ、と息を吐いて、視線は先程より 僅かに赤の色を増した空へ。 けれどふと静まり返った会場の様子に 気付けば>>233、やっぱり場違いだったのではと、 急に背中が寒くなります。 そのまま逃げるように舞台から下りようと した時に、耳に届く、声。>>234 ] …へ…? [ 思わず足を止めて、その声の方向に 顔を向けました。 …そこには、席から立ち上がって喝采を 送ってくださる、あの審査員の宮廷楽士の 女性がいて。>>234 ] (253) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 14:21:31 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ ぽかん、と口を開けて立ち尽くす私に、 続くように周囲からもたくさんの拍手や 歓声が送られていて。 所在なく彷徨う目線は先程の男の子や、 酔っ払いのおじさん、それから あれは、あの時の異国の方>>246の姿をも 捉えたでしょう。 衝撃で瞬くことを忘れて見開いた瞳で恐る恐る 周りを見渡せば、一目でそれと分かる 王族の方までもが席をお立ちで。>>236 それを見て、そこで初めて足が、今更 がくがくと震えはじめてしまって、 まっすぐ立っている為に随分と力を 込めなくてはなりませんでした。 重ねて送られる、感謝。>>236 歌ってくれてありがとう、というその言葉は 胸をじん、と焼きました。 本来なら私が、歌わせて頂いたことに 感謝するべきなのに。 足だけでは足りず全身が震えて、 喉も上手く言葉を紡いではくれず、 私は胸のあたりの服をぎゅうと握って、 深く深く、頭を下げました。 ] (254) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 14:27:50 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ と、再びの声>>237が耳に届けば、 今度こそ息を飲み。 それでもこちらを捉えるその視線に込められた 熱の大きさを感じれば、私も逸らすことなく 見つめたことでしょう。 …その方が伴奏を申し出る事自体が、 それを知る方々を驚かせることなのだ>>237、 ということは知らないままに。 ありました。 そろそろ教会に戻らねば、神父様が帰ってきて いるかも知れないと思えば、やはり多少は 身が竦むような気もしましたが、 そんなことよりも、今この方のご要望に 応えたいと何より私の心が叫ぶのです。 しっかりと、その女性に向き直り。 ] (255) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 14:30:55 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ身に余るお言葉、心より感謝申し上げます… あの、では、よろしければ一曲、 ご迷惑でなければ、恐れながら。 (256) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 14:32:25 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ そう、伝えました。 その女性の伴奏が、なんの楽器なのかは まだ知りませんでしたので、準備をされる 様子を、目を逸らさずに、じっと見つめて。 それがピアノだと知れば、あまりの感動に 思わずぴょん、と飛び跳ねてしまって、 慌てて恥じて俯いて。 そうして用意ができた女性が見えたなら、 染まる頬でにこりと笑んで頭を下げて。 流れ出す歌は、 大嫌いだった、 聖母マリアを、讃える、歌 (257) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 14:36:35 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ慈悲深き乙女よ おお 聞き給え 乙女の祈り 荒んだ者にも汝は耳を傾け 絶望の底からも救い給う 汝の慈悲の下で安らかに眠らん 世間から見捨てられ罵られようとも おお 聞き給え 乙女の祈り おお 母よ聞き給え 懇願する子らを (258) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 14:39:16 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ …いつか、アメリアお嬢様に歌った、 あの時と同じように、 わたしは、いま、こころから かみにかんしゃしています。 ] ** (259) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 14:41:46 |
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。 (a44) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 14:43:23 |
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。 (a45) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 14:48:16 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 取り落としそうになった花瓶を咄嗟に 抑えてくれる手。>>192 滝のように吹き出す冷や汗を手の甲で 拭おうとして、ほんの僅か、 その人の手が触れました。 ぎくり、と手を引いてしまいましたが、 気を悪くされませんでしたでしょうか。 その方の手は、弦楽器を奏でると仰るその手は、 私のがさがさと荒れた指や、 袖で隠した痣とはあまりに遠いところにある、 美しいものでした。 待っている、と告げる、言の葉。>>192 目を伏せたまま、今度は首を横に、 次に縦に振りました。 その方がどのようなお顔をされていたかは 見えないまま。 それでも久しく聞く優しく響く声色は、 私に束の間の暖かさをくれたのでした。 ]* (260) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 15:16:14 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ/* いやあれよ 最初考えてた設定はエヴィが神父頃すか 頃されるか どっちかかなって思ってたのよ バッドエンド厨だからさ← だけどアメリアちゃんにまで手を出すとなると もう許すまじってなりますね(にっこり (-85) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 15:51:28 |
【独】 教会住みの娘 エヴィ (-87) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 15:56:29 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 誰かと共に音を紡ぐということは 初めての経験でした。 その伴奏がピアノという楽器なのはもちろん、 こんなにも大勢の前で歌うことも、 音が畝るように共に響き合い、 竜巻のような突風を起こす感覚を知ることも。 加えてその方が奏でるピアノの音色は、 人の悲しみや喜び、怒りや楽しみに そっと寄り添って、まるで母が広げる 毛布のような、そんな心地良さがありました。 と、そう願うほどに愛しくて (289) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 22:05:06 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ …けれど当たり前に訪れる、終わりの時。 最後の音を連れて去ってしまう風を、 じっとりと汗に濡れた掌で掴めたらと 無意識に手を伸ばせば、茜から藍に変わる空に 星が輝くのが見えました。>>269 あぁ、やっぱり掴めなかった、と ぼんやりしている頭に、遠くから迫りくる 地鳴りにも似た歓声が聞こえ来て。 こちらに手を伸ばして、抱きしめてくれようと する姿>>272が見えれば、私もおずおずと 両の手をその方の背に回して。 ( 人に抱きしめられたのは、一体いつぶり のことでしたでしょうか…) 送られる言葉を一言も聞き漏らすまいと、 その方の胸に包まれたまま、うん、うん、と 頷いていました。 ] (290) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 22:08:22 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 辺りを見渡せば、皆が立ち上がり拍手と歓声を 送ってくださるのが見えました。 けれどあの、異国の演奏家の姿は 見つからなくて>>277。 …ほんの少し、残念に思ったのです。 そうして暖かい懐を、名残惜しい気持ちで 離れれば、微笑みと共に伝えられた、 彼女の名前。>>273 ] (292) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 22:10:14 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ…メイレン様。 私はエヴィと申します。 本当に、本当にありがとうございました。 一生の想い出が出来ました。 お気遣いありがとうございます。 大丈夫、教会まではすぐですから。 [ そう、伝えて。 もう一度、その胸に飛び込んで抱きしめて 貰いたいと思う気持ちをぐっと堪えて、 深く頭を下げて、くるりと踵を返しては、 人混みの中をすり抜けるように。 宮廷を、夢のような時間を、後にするのでした。 ] (293) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 22:11:57 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ (294) yukiyukiyuki 2020/09/23(Wed) 22:14:45 |
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