【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 少しの注意を守れば子供を連れて行っても 問題ない、と教えて頂ければ>>165、 私はお礼を伝えて頭を軽く下げました。 先程と同じ>>75甘い香が鼻腔を擽ります。 す、と視線を泳がせてみれば、そこには今日も、 小さくて可愛らしい花束がたくさん入った 籠を抱えて、それでも他の露店や大道芸人>>2 のように商売に勤しむというよりは、 まるで散歩でもするように歩く、 お花屋さん>>1:291の姿が目に入ったでしょうか。 丈の長い作業着>>1:295の、変わらない柔和な笑み。 その手抱えられた籠には、鮮やかな色。 昨夜からずっと、色が失せた世界を彷徨って いるような気がしていた私に、それは本当に 眩しく輝いて。 暫くじっと見つめた後、小さな花束を幾つか 買う為に声をかけたことでしょう。 ] (167) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 6:29:46 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ いつだって教会に飾るお花は、 細い路地にひっそりと佇むお花屋さん>>0:12 にお願いしていました。 私はお花のことをあまり詳しく知りません でしたが、店主の方が見繕って 束にしてくださる花々は、 季節によってその種類を、色を、 また香まで変えて、色彩のない日常に 鮮やかな煌めきをもたらしてくれるので、 私はお花屋さんの御使い事は 決して嫌いではありません。 …店主の方は、不思議な雰囲気を 纏う方でした。>>1:26 ] (168) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 6:32:41 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 穏やかに笑む表情は柔らかく。 花々に触れる指先の動きは舞うように 滑らかで、眼差しは深く、澄んでいて。 なんとなくその瞳で、私の濁った心の中までも 見透かされているような気がして、 何度訪れても視線を上手く合わせることが 出来ずにただ花束をお願いし、 帰るだけの私。 そんな妙な私にも何と声を掛けて問うこともなく ただ、穏やかに微笑みをくれるのでした。 …時には渡した代金では到底買えない程の たくさんの美しい花束を持たせてくれることも、 あったかも知れません。 ]* (169) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 6:35:43 |
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。 (a45) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 6:39:36 |
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。 (a51) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 13:33:30 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 宮廷への入り口で帰宅、と仰るその方>>175は、 明るい陽の下で改めて良く見れば、 そのお召し物も上等なご様子で、 なぜそのような方が私を気にかけて くださるのか、内心小首を傾げます。 昨日大層お世話になった方だとは 知らなかったこととは言え、 なんて失礼だったのでしょう。 送られる言葉 宮廷内で、と言う また驚いて、目玉をぱちくりと何度も瞬き、 伏せていた顔を上げました。 ] (214) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 16:26:04 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ と、突如背後にリズミカルな蹄の音、 そうしてまた一人、豪奢なお姿の方が 馬車から降りられます。>>176 なにか小さく呟かれたようですが、 言葉までは聞こえません。 子どもたちを見ておいてあげようと 言う>>177言葉に眉根は寄りますが、 その眼差しは優しげで、少し安心しました。 …それでも、子どもたちときたら 何かを感じているのか。 私にぴったりくっついて、 離れようとしません。 困ったように笑って、その方々を見やり。 有難いご提案の辞退を申し上げました。 お気を悪くされていないと良いのですが。 ] (215) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 16:28:57 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ…あの、少し騒がしいのですけど、 よければこの子たちと一緒に、私を 宮廷まで連れて行ってくださいませんか。 転んでしまって、歩くのが少し、 おぼつかないので。 ご迷惑で無ければ、ですが… [ そう言って、また困ったように笑って。 ] (216) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 16:30:26 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ その方のお返事はどうであったか、 もし頷いてくださっていたなら有難く ご一緒させて頂いたでしょう。 宮廷内の舞台は、それはそれは広くて>>0。 もしも子どもたちが走り回って はぐれてしまえばもう二度と会えないのでは と思うくらい。 見たこともない程大きなシャンデリアが いくつも天井を彩って>>0、その天井には 国にちなんだ伝説が描かれた絵が、 あぁ、素晴らしくって。 息を飲んでそのまま呼吸を忘れてしまいそう。 身体の痛みもその時は一瞬忘れて、 うっとりと見上げていた視線を下ろして、 何気なく、見渡した、人混みの中、 (217) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 16:34:18 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 案じ続けていたその方のお顔を目にして。 近くだったか、離れていたか、どちらにしても もう、矢も盾も堪らず、駆け寄ったことでしょう。] ……本当に、良かった [ 安堵でぼやける視界の先。 私の言葉を遮るように差し出されたのは、 いつかと同じ、傷薬 ] (219) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 16:39:04 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ あの日と異なるのは、 手向けられる、 言葉 胸の奥から、激流のように湧き上がり、 押し寄せる感情を堪えたつもりでした。 けれどやっぱり双眸から滴となって流れ出て 結局なにも言えずに嗚咽が漏れるだけ。 なにも聞けず、なにも知らず、 問う勇気もないままに。 ヨシュア様の瞳を見上げればそれは、 私の知っているものとは少し、 色を変えていて その奥にあるこの方の、胸の内を 推し量れたらとどれほど願ったでしょうか。 おずおずと、薬を受け取る際、 微かに指が触れました。 その手を、ぎゅっと握りしめて、 行かないでください と、言えればどんなに (220) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 16:42:49 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ さようなら と 告げるヨシュア様は 確かに 笑んでいて、 それは、今まで見た中で 一番美しい笑みだ、 と思いました (221) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 16:45:54 |
【秘】 教会住みの娘 エヴィ → ヨシュアヨシュア、さま、 本当に、ありがとうございました どうか、あなたの歩む道に。 あなたの信じる神の祝福があらんことを (-152) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 16:48:23 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ いつの前にか、音楽祭は終わりが 近づいていました。 人混みの中消え行くヨシュア様の背中を 思い出しては、やはり今からでも あとを追わねばと心は騒ぐのに、 反して身体は鉛のような重さを増し、 ぐらりと眩む頭に時折吐き気すら 覚える為体。 すっかり音楽祭に夢中の子どもたちを見れば 心には少し、穏やかな気持ちが蘇ります。 ヨシュア様を追うため、場を離れることを この子たちになんと説明するべきかと 思案しつつ目線を彷徨わせた先に、 ] (222) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 17:14:24 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 陶器よりも白くなったお顔、 強く噛みしめ過ぎたせいで血が滲む唇。>>@40 今にも手折れそうな花のようでいて、 けれど凛と立つ意思をを纏う、その姿は 私を、好きだと言ってくださった、 ただ一人の (224) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 17:18:38 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 声は、手は、届くでしょうか。 近くに寄ることが叶うならば、 その身体を抱きとめて。 私がアメリア様のお身体の具合を伺うより ずっと早く、 今にも倒れてしまいそうなご様子なのに それでも案じる方 の行先を知らぬかと問われれば、ぐ、と息を詰めて。 今、伝えるべきは、お身体の心配ではなく。 ] …先程、こちらでお会いしました。 まだ、遠くには、行かれていないと思います。 [ そう、伝えたでしょう。 ]* (226) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 17:22:25 |
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。 (a55) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 17:24:36 |
【秘】 ヨシュア → 教会住みの娘 エヴィ[ ──…… そっと指先に触れる。 そこには当然、温もりなど残ってはいない。 それとも、引き金となって呼び起こされるのは、 あの時に触れた少女と交わした。 ほんの数十秒にも満たぬ、小さな記憶。 ] (-153) 希 2020/09/26(Sat) 17:29:18 |
【秘】 ヨシュア → 教会住みの娘 エヴィ[ 面食らったように、眸を瞬かせた。 エヴィ嬢の口から出た言葉は、 いつか自身が彼女に告げたものだったから。 ] …… もう、大丈夫そうですね。 [ ややしてから、表情を崩し、安堵したように告げる。 神に裏切られた境遇にいた少女が紡ぐ、神への祈り。 強い少女だと、心から思う。 歩むべき道を見失い、虚ろな自分が、 それでも、曲がりなりにも笑顔を浮かべられたのなら その強さのおかげに違いない。 ] (-154) 希 2020/09/26(Sat) 17:29:40 |
【秘】 ヨシュア → 教会住みの娘 エヴィ[ ─── さようなら、と。 そう言って、別れを告げた時。 彼女はどんな顔をしていただろう。 涙に濡れた顔も美しいと知っているが。>>46 それでも、最後に見る顔ならば。 とびきりの笑顔が望ましいと。 図々しくも、願うのだ。 ]** (-155) 希 2020/09/26(Sat) 17:29:52 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 手を取り合い、抱き合っていて尚、 迷い子のような途方に暮れた声がぽつり、 と聞こえました>>@43。 嗚呼やはり、ヨシュア様のご覚悟は、 そうだったのでしょう… 不思議と、驚きはありませんでした。 先程の、別れの挨拶とともに 送られた言葉、 込められた、思い、 美しい、笑み いいえ。 このままではいけない。 絶対に。 (272) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 23:56:17 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ[ やはりどうしてもヨシュア様を追わなければ、 と顔を上げた私に、力のこもった声。>>@44 は、と振り返れば、ここまで共に来て くださったあの方>>241に、アメリア様が 芯のある瞳で尋ねていらっしゃいました。 ] アメリア様… [ 先程から緩みっぱなしの涙腺がまた 視界を滲ませます。 それでも、エヴィは、とこちらを ちらり見るアメリア様の視線は>>@47、 僅かに不安に揺れていて。 告げられる言葉は、その揺れとは正反対の、 私の身を案じて下さるもの。 けれど。 ] (273) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 23:57:53 |
【人】 教会住みの娘 エヴィ…アメリア様の、お顔の色と比べれば 私のほうがまだマシです。 [ そう言って、にやりと笑えば、 アメリア様はどんなお顔をされたでしょう。 ぐい、と身体を寄せて、 私はアメリア様に続こうとするのでした。 ]* (274) yukiyukiyuki 2020/09/26(Sat) 23:58:32 |
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