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【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ嬉しそうな様子は理解出来た。 言葉は分からずとも、それだけは。 さくさくと進む掃除の様子を眺めながら、机の上のノートを閉じて。 「…………ねぇ、モノ」 柔らかな声で貴方の名を呼んだ。 話せないことは理解しているが、言葉を理解出来ることもまた、知っているから。 (-67) sinorit 2022/07/21(Thu) 3:07:50 |
モノオキは、残りの結晶は全て持って、少しこぼしながらここをあとにした。 (a22) axyu 2022/07/21(Thu) 3:22:31 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 骨頭 クローディオ「ううん。」 やってきたのはもう部屋主の帰らぬ部屋。ここに石を少しでも返しに来たくてやってきた。 でもあなたの死体は置き去りに。 もし扉が閉じられているなら無理に開けずにドアの前へと置いていくだろう。扉が開いていたらあなたの机の上か、なければベッドの上。 そこにおいて暫くはパズルを遊ぶように組み立てようとしている。勿論結晶は組み立てられるものではないのだとモノオキも少しはわかっているのだが。 (-69) axyu 2022/07/21(Thu) 3:30:41 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエ「うん?」 ちゃんとあなたの言葉に振り返る。 この平穏な空間が心地良い。 どこか掃除したいところあるかな?といつも聞くように首を傾げて。 (-70) axyu 2022/07/21(Thu) 3:36:36 |
【秘】 骨頭 クローディオ → ガラクタ モノオキ扉は開いている。部屋にクローディオ本人がいる時以外は鍵はかけていなかった。 部屋の中は図鑑や標本でいっぱいだ。 自然に関するものが多く、標本は鉱石やら虫やら小動物の骨格やら。 机はあるものの、そんな調子でそこそこゴチャついている。ベッドの方がスペースはあるだろう。 勿論、結晶が組み立てられるはずはない。 組み立てようとしても、どの形が正しい姿なのかすら判別は難しいだろう。 (-72) rustyhoney 2022/07/21(Thu) 3:42:29 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 骨頭 クローディオ「おおあ」 あなたの部屋に感嘆の声が漏れる。石に、骨に…… 聞いたことはあったが、腐らない死だ。笑顔かどうかはわからないけれど、これはモノオキも嫌いではないな。 机もそのように眺めていたので、置く場所はベッドとなった。ベッドに一緒に乗ってガチャガチャと手を動かしている。 「ううー」 あなたの結晶は人の形すらしているわけではないのだろう。それでも暫くは顔になるように組み立てようとして。 諦めて、一番か二番に大きな結晶をいくつか頭にして、『あなた』をベッドに『寝かせる』だけとなるだろう。『あなた』の『頭』を撫でて、布団をかける。ベッドに寝ているということはおやすみなさいだから。 モノオキは壊れてないものが一番好きだけど、難しいや 「んー」 しかし、この部屋もゴチャゴチャしている。掃除しがいがありそうだね。なんて『あなた』に話しかけるようにしてほうきを持った。 暫くこの部屋を壊さないように掃除をして、特に何もなければ満足して去っていくだろう。 「あお!」 おやすみ、のような声を石にかけながら。 (-76) axyu 2022/07/21(Thu) 10:37:14 |
【独】 ガラクタ モノオキ自分の部屋へと戻る。ハグベリーに言われたように戸締まりはちゃんとした。 自分の部屋はあんまり掃除できていない。もちろん、全てが掃除し終わったら自分の部屋も掃除することはあるが、モノオキは自分の部屋は掃除がいらない間のだと思っている。前の部屋は掃除するものではなかったから。 部屋はみんなが平穏になるためにするものだ。みんなが自分を好いてくれるために、信頼してくれるためにするものだ。 みんなが自分を嫌いにならないように、殴らないように、殺さないようにするものだ。 でも流石に、迷い込んできた蠅には対処する必要がある。あれはうるさいし、ほかの人の部屋に行くのも迷惑だ。 捕まえるのは簡単だ、バケツをずらして髪に生き物を見せてあげればいいのだ。 あとは石ころをゴミ箱に捨てるだけ。 落ちた衝撃で軽く砕けた石を箒で掃いてゴミ箱へと入れた。 (-77) axyu 2022/07/21(Thu) 10:53:10 |
【秘】 骨頭 クローディオ → ガラクタ モノオキ死んだクローディオには何を止めることもできない。 でも、もしかしたら生前でも、このくらいは怒りそうにないと思うかもしれない。 生前に君を部屋に入れたことはなかったけど、掃除も。 自分からしてとお願いする質ではないから、喋れない君が自ら掃除しにきたことがない、それだけかもしれない。 結晶は流れ落ちたもの。零れ落ちたもの。 だから人の形に治すことは到底不可能だ。 ともあれ、君が寝かせた結晶は、当たり前だけど、寝返りも身じろぎもせずに布団をかけられて。 おやすみ。 返す言葉も、勿論ないけど。 (-82) rustyhoney 2022/07/21(Thu) 17:24:42 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ振り返る貴方に微笑みかける。 その笑顔に含まれるものが何か、明確な答えは告げず。 「……私ね、ここにいる皆が好きです」 それはきっと、他の子達も同じ。 「『お父様』も……主様も、」 好きでした。 目を伏せ、何かを思うように僅かに黙し。 「…………少しだけ、触れてもいいですか?」 それは、ここへ来て初めて貴方へお願いするかもしれない。 誰かに触れることを避け、触れられることも避けていたから。 今までは耐えていたのに、今は凄く苦しくて。 壊れてしまう前に、温もりを欲しがった。 (-83) sinorit 2022/07/21(Thu) 19:08:19 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエ「う?うん」 モノオキもここにいるみんなが好きだ。この平穏な生活が好きだ。だからみんなが好き。そう頷く。 お父様? 「うん」 そう答えるとあなたのそばに近づいていく。撫でられ待ちの猫のようだ。 モノオキは撫でられることがいいことだと知っているし、あなたは撫でてこないなと思っていた。 (-107) axyu 2022/07/21(Thu) 23:49:55 |
モノオキは、今日も大広間も掃除している。 (a31) axyu 2022/07/21(Thu) 23:52:46 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ平穏な日々は、生きる上で希望だった。 代わり映えしなくたって、幸せだった。 どうしてこうなってしまったの……? 考えれば考えるほど、苦しさが増していく。 守りたいものを守る力が欲しかった。 近づく貴方に手を伸ばし、バケツの上から緩やかに撫でる。 でもそれだけで、リディの力は零れてしまうから。 だから──キラキラと舞うように光が現れて。 貴方に僅かな癒しの効果を。気力や体力の回復、とか。 (-111) sinorit 2022/07/22(Fri) 0:28:27 |
【秘】 包帯 タンジー → ガラクタ モノオキ「ヒミツ、だね。わかった。」 此方も、人差し指を口の前に当てて、内緒の仕草をする。貴方の描いた似顔絵に向かって。 「……モノのことは、怖くないよ。」 石になるのが怖いだけ。 もしも勘違いしていたら嫌だったから、口に出して伝える。 人を石にする貴方にとっては、自分が怖がられているのと同義かもしれないが。 「僕ばかり、教えてもらったから──」 手や腕と違い、髪の下でまず見えることのないだろう、頭の包帯を外していく。 殆どの人に見せたことの顔の片側。 目とその周辺はすっかり石化してしまっていて、眼球の代わりには灰色の丸い石がおさまっていた。 内緒だよ、と。 もう一度、薄く微笑む口元に人差し指を持っていき、見えぬ瞳で貴方を見る。 そのあと貴方が掃除を終えたなら、部屋を出ていくのを見送るだろう。 /* 秘話返信、時間軸すっ飛ばし申し訳ありません! (-123) krkw 2022/07/22(Fri) 1:37:50 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエモノオキに今、怪我はない。だからそれは見た目に大きく変化を及ぼさないのだろう。 壊れたものを治す力か、それともバケツにあたる不慣れな撫でか。少し暖かく、くすぐったく感じる。 悪い気分ではない。 「んふふふ。」 穏やかな笑い声。少しだけいつものような時間。モノオキはこんな日々が好きだ。 (-125) axyu 2022/07/22(Fri) 2:14:43 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ触れられず、触れてもらうことも出来ず。 ずっと我慢して、でも。…それが嫌だった。 差し伸べられた手を握ることが出来たら。 そしたらもっと、違った未来が見れた? …もしもを語ったところで、今は変わらない。 ほんの僅かな力の行使でさえ、やっぱり 体は痛むから。 少ししてから、撫でるのを止め。離れた。 心配させないように、できる限り笑顔を見せて。 「……モノ、ありがとうございます」 満足感。…他者へ触れられることは、幸せだ。 例え自身の力が牙を向こうとも。リディは今を後悔しない。 (-129) sinorit 2022/07/22(Fri) 7:00:59 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエあなたに首を傾げた。 「うん、ふふ」 あなたの痛みはわからないけれども、子供は笑顔が好きだから、笑い声を出した。バケツのほっぺたを触って揺らしている。それだけで幸せを表している。 「あー、ふふ。」 満足したからこそまた掃除に戻る。ピッカピカとはいわない、いつもの部屋になるはずだ。モノオキが好きな平穏とともにあった部屋へ。 (-142) axyu 2022/07/22(Fri) 19:30:51 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 包帯 タンジー子供にとっては石になるのが怖いのは、自分の気持ちの拒絶と同義ではあった。 なぜなら怖くなければ石になるとききっと笑顔のままでいてくれるから。そうしたらモノオキもみんなも笑顔でずっと生活できるんだ でも、それでも自分を怖がらないでくれるのは、とっても嬉しいことだとも知っている。 「あ、がとう」 怖くないでいてくれてありがとう。そう言いたかったが、うまく伝わったかわからなくて首を傾げた。 「おあ」 初めて見た肌の下の石をみて、わあと、少し嬉しそうな声をあげる。壊れてないままちゃんとあることが嬉しい。 「ふふ」 秘密ね。にはっと小声になって、頷いて。 その石になったところをそっと小さな手で触ろうと。その石はどんな表情をしているだろうか。笑顔でいてくれるかな。なんて モノオキが怖くないなら大丈夫だよ。死んで腐る前にモノオキが止めてあげるからね。 何れモノオキは掃除をし終わってこの部屋から出ていくだろう。見送られながら。 /*だいじょうぶですわ!こんな突撃ロールにお付き合いいただきありがとうでしたわ! (-143) axyu 2022/07/22(Fri) 20:09:27 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキやっぱり貴方は、思う以上にしっかりしていて。 言葉を紡げない代わりに、素敵な表現を有している。 だから、貴方の幸せはちゃんと伝わる。 そうして笑みを深くして、掃除に戻る貴方を見つめるのだろう。 ずっとこの時間が続けばいいのにと、願いながら。 いつもの部屋になれば、お礼をひとつ。 「いつも通り、綺麗ですね。…モノ、"ありがとうございます"」 人との縁の中で大切な言葉。伝えられるときに、伝えるべきこと。 あと何度、貴方に告げることが叶うだろうか。 (-149) sinorit 2022/07/22(Fri) 21:51:21 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー次の犠牲者が出た後。あなたの部屋にまたモノオキが戸を叩く。 それはいつものような掃除用具を持ったモノオキだ。 (-179) axyu 2022/07/23(Sat) 5:05:47 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキしばらくすれば、ガチャリ。 扉が開く。 「……やぁ、モノオキ。お掃除かい?」 此度の青年は、やんわりとした笑顔だった。 やんわりとした………何もかも諦めたような、 壊れたような、あるいは。 なにか、目的に専念しているような、笑顔だった。 (-185) arenda 2022/07/23(Sat) 16:33:17 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリーモノオキはあなたの言葉に、首を横に振った。 あなたが今回の事件について何が知っているのか聞きに来た。 それはそれとして、お掃除は始めた。家具も汚れもなくとも、それが必要というように。 (-191) axyu 2022/07/23(Sat) 19:13:28 |
【人】 ガラクタ モノオキ>>37 フィラメントの部屋 汚れた血の跡を見る。遺体を見る。また死体が出てきてしまった。 「うぅ、」 子供は冷静だが、何も思わないわけではない。ただそれは言葉にならないままズボンを握りしめた。 焦げた跡が文字であることはわかったが、その内容はわからない。読み上げたところしかわからない。 自分が違うというのには「うん」と肯定するように頷いた。ユングフラウが違うことにも、自分ほどではないがバケツはうなずいただろう。 <xsmall>託されたから、多分ユングフラウも違うね。</small> リーディエが遺体を何処かへとするのは、見送るだろう。 頭はわからないけど最後には腐る体だ。墓を作る方がいいのだろう、死んでしまったからには。 もう限界かもしれない。もし次も終わらないなら…… (38) axyu 2022/07/23(Sat) 19:23:09 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ「……フィラメント、死んじゃったね。」 貴方の心を知ってか知らずか、青年はそう口に出す。 「でも、生きてても苦しいだけだから………」 「きっと、これでよかったんだと思う。」 きっと、きっと。 何度も言う。 これがよかった。これでよかった。 何度も、何度も、何度も。 「また、俺はなんにもできなかったけど。」 「また、やってもらったんだ。」 「今度は俺も、頑張らなきゃかな。」 (-192) arenda 2022/07/23(Sat) 19:41:47 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「ううん、うあー。」 首を振る。そんなことはない。死んで良いことは一つもない。 悪臭を放ち、どろどろになり、捨てるしかなくなる。それがどんなに愛しい者だったとしてもそう。だからモノオキは死ぬのが大嫌いだ 「ううー。」 首を振る。あなたが言い聞かせるたびに。 伝わるかはわからないけれど。もう伝わらないのかもしれないけど。 (-197) axyu 2022/07/23(Sat) 21:07:55 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ「どうしたの、モノオキ。」 「外は、とっても怖いだろう?」 「怖いんだよ。」 知ってる、外の怖さを。 もう戻りたくない、皆を戻したくない。 死ぬより辛い現実が、口を開けて待っている。 「俺が」 「俺が皆を助けないと。」 「いけないんだよ………」 ぽろぽろ、涙を流して。 それでも顔だけが、笑顔のままだった。 「……モノオキも、あとで」 「助けてあげるからね………」 今、ではないのは。 ほんのわずかに残った、心のせい。 (-199) arenda 2022/07/23(Sat) 21:13:30 |
【神】 ガラクタ モノオキそのとおりに、大広間へと託された、焦げた文字の残る紙を持ってくる。 そこにいる、信頼できる人間を探す。 ……信頼できる人とは誰だろう? (G1) axyu 2022/07/23(Sat) 21:17:07 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「……ううん。うん、ううん。」 否定して、肯定して、否定する。 外は怖い。だから物置にいた。 掃除をしてなんとか認めてもらっていた。 そんな生活も続かず、救いになったのはここだった。 でもこの空間での生活も続かないのか。もう終わるんだな。 「……あ、と……」 首を振っていたが、その顔が笑顔なのに気がついた。 首を降って否定するのをやめ、涙をそっと手を伸ばし、拭おうと。 (-202) axyu 2022/07/23(Sat) 21:35:56 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ外の怖さを知っている。 生まれてから9年、外で過ごしてきたのだ。 そこで過ごした地獄の日々を、忘れたことなど一度もない。 ………幸せを残すためには。 ここで全部、終わらせないと。 「……?…あれ、俺……なんで泣いてるんだろう。 あはは…おかしいね。皆を助ける為なのに……」 「俺……俺、皆を苦しいとこ、行かせたくないよ」 「モノオキ、お願い。」 「お兄ちゃんと一緒に、死んでくれる?」 家族の中でも、一際可愛がった貴方。 貴方を外に連れて行かせたくないから。 どうか、一緒に。 (-206) arenda 2022/07/23(Sat) 21:49:53 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「ううあ!」 首を振る。涙を拭けば、そこにあるのはあなたの笑顔だけ、だろうか。 「ああ、う!」 モップで床を拭く。あなたから離れるようにあなたの部屋を拭く。 モノオキを殺してみんな死んだら、一体誰がみんなの部屋を片付ける?誰が腐り落ちるのが幸せか! それならモノオキがやる。 そうして掃除もそこそこに、逃げるように離れていくのだ。この瞬間は。 (-207) axyu 2022/07/23(Sat) 21:55:34 |
【置】 ガラクタ モノオキモノオキはここに来るまで、ずっと物置にいた。 みんなから嫌われていた。だけど、叩くいじめる程ではなくて。ただバケツを被せられて、たまにご飯が運ばれてきたりした。 モノオキは物置の掃除用具を持って、ほかの人の部屋の掃除をした日から、少しだけ家にも行けるようになった。たまに撫でてくれる女もいた。 でも全部死んだ。強盗だったか、または他の原因か、モノオキは全くわからない。 全員死んで、モノオキは彼らが嫌いな人たちじゃなかったから残していたのに、どんどん腐って、嫌な匂いがして。顔も手も足もなくなった。 だから後悔している。モノオキが自分の力を使えなかったことを。彼らの怖がる顔も、たまに見せる笑顔も、もうない。 (L1) axyu 2022/07/23(Sat) 21:59:53 公開: 2022/07/23(Sat) 22:00:00 |
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