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【神】 エースオブ―― ヴィオレッタ【アルバアジト】 昨日、取り乱していた女はいつも通り現れた。 そしていつもの通り会議を聞いて、掃除をして、 最後にいつもと違う行動を取る。 いつも静かに聞いているだけのアンダーボスの元に行き、 二言三言口を開く。 エルネストは驚き、溜息を零した。 そして、女はボスの元に連れていかれた。 部屋を出る時にすれ違った男には、目線で挨拶だけして。 (G4) 968. 2022/08/20(Sat) 23:22:46 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* 生き残った → 報告したものの、各人(※)の死亡との 関連性が認められず処分は保留。 カジノ勤務はそのままに、 監視下で対外諜報の仕事が追加される。 ※アウグスト、ロッソ、サルヴァトーレの各氏 死んだ → 事実はともかく、裏切り者として処分される。 特に手を煩わせることなくすべての情報を吐いた。 齎した情報がその後役立てられたかは不明。 死に顔はどこか穏やかだったようだ。 こんな方向で? ハピエンにしようがないね……。 (-90) 968. 2022/08/20(Sat) 23:36:39 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン>>フラン 「妹さんを?」 思わぬ理由に、首を傾げた。 そしてまたくすくすと笑う。 「ふふっ、ではお兄ちゃん、と呼んだ方が? それともお兄様?どちらがよろしいですか?」 笑いながら尋ねる声は少し楽し気で。 こんな夜だというのに、と自嘲する自分がいながらも。 「いえ、謝らなくても……そのお気持ちは嬉しいです。 お気遣いも」 気遣わし気に微笑んで、甘いひとくちを。 次いでホットミルクをまたひとくち。 それらは空っぽの心にも優しい味がした。 (-110) 968. 2022/08/21(Sun) 1:36:50 |
【人】 エースオブ―― ヴィオレッタ>>4:+14 マウロ 「左様でございましたか。失礼いたしました。 お楽しみいただけているのでしたら、幸いです」 ディーラーは申し訳なさげに丁寧に頭を下げ、微笑む。 ”お連れ様”はたまに無茶な掛け方をするので心配だが、 この青年がそんな無茶をするのは見たことがない。 店としては上客とはいえないが、 個人的にははらはらせずに済むので好感が持てる。 不機嫌そうな態度も素直さの表れと思えば どうということはない。 だから、さっきの問いもただのコミュニケーションだ。 何事もなかったように前のゲームのカードを回収。 小気味よい音を立ててカードを切り始める。 「そうですね、夜も勝負もまだまだこれから。 お客様のツキもここからは上向きとなるやもしれません。 よろしければ次のゲームのベットをどうぞ」 (0) 968. 2022/08/21(Sun) 2:12:26 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカ>> ビアンカ あなたの口癖に、諦観と厭世の混じった弱音に 女はいつも困ったような微笑を返していた。 肯定はできず、否定もできず、慰めもできず。ただ曖昧に。 幾度目かのそれを聞いた晩から、見るようになった夢がある。 海辺のレストランで働く夢だ。 故郷の旧友が、ファミリーのみんなが、憧れの人が、笑顔で訪れてくれる。 作った料理を”おいしいよ”と言ってくれる、そんな夢。 夢に現れる人はさまざまだったけれど、あなたは必ず現れた。 時にお客さんとして、時に同僚として、時にオーナーとして。 夢はいつも唐突に終わったけれど、 私は……そしてあなたは笑っていた。潮風と陽光の入る店で。 そんな夢を見た日は、いつも支度に時間がかかる。 目元を冷やさないと化粧すら始められないから。 だから、こんな風に弱音を聞いたのは初めてじゃない。 それでも、投げ出すような言葉が使われたのは初めてだった。 ……なので、つい。 本音が零れてしまった。 [1/3] (-126) 968. 2022/08/21(Sun) 9:55:27 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカ色んな愚痴を聞いたけれど、 拾い子の話を聞くのは、好きだった。 自分の事で精いっぱいなはずなのに、 子供を育てるあなたを密かに尊敬していた。 ――あのガキ、また飯も食わないで…… 心配させないで、って言ってあげれば良いのに ――だから、また借金を…… そうやって負い目を負わないようにしているのでしょう? 簡単に命を投げ出さないようにも 言ったら拗ねてしまうだろうから、黙って聞いていたけれど。 どう見ても心配する母親の顔で愚痴るあなたが、好きだった。 固まり始める卵をフォークでほぐして、整える。 耳慣れた調理の音に聞こえる筈のない言葉が、交じった。 はっと顔上げて、瞬きをひとつ、ふたつ。 胸を締め付けるような微笑を浮かべるあなた。 けれど、聞き間違えかと視線を手元に戻した瞬間にもう一度。 聞き間違えじゃないとで言うように、言葉が届く。 ”私だって愛称で呼ばれる相手くらいは選びます” 売り言葉に買い言葉で返したのは、いつだったか。 いつからだろう、それを許すようになったのは。 いつからだろう―― そう呼んで欲しいと、願うようになったのは。 [2/3] (-127) 968. 2022/08/21(Sun) 10:02:46 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカとんとん 半熟に固まった卵をフライパンの端に寄せ、形を作る。 紡がれる言葉に耳を傾けながら。 出来上がったものを皿に移して、 赤ワインをフライパンの火にかける。 アルコールの香りと歌うように紡がれる戯言に酔って 心地よさげに目を細める。 「えぇ、いいですよ。あなたを偲んで泣いて、 Pollo Neroの子たちを慌てさせてあげます」 煮詰めたワインにケチャップを足しながら、冗談を返す。 ――ほんとうは冗談ではないのだけれど。 そういう事にでもしないと ソースの塩気がきつくなりそうから。 出来上がったソースをふわふわのオムレツに。 「……でも、その前に、もう一度うちに来てください。 しっかり用意してあげますよ。BiancaVignaの白を」 ことん、机に突っ伏すあなたの目の前に皿を置いて。 じゃれあいと小さな約束をあなたへ。 [3/3] (-128) 968. 2022/08/21(Sun) 10:07:37 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* 明日まで誰も探さなかったらビアンカさん探そうかな……。 R18Gの描写は……だいぶ自信ないけれども。。 Pollo NeroのRPもしないとね。 ……推し、なんで死んでしまうの……? 死ぬにせよ、生きるにせよ、先輩の弔いRPもしたいなぁ。 でも、エピローグかな、これは。 万一蘇生になった時に大変なことになるので。 (-131) 968. 2022/08/21(Sun) 10:19:46 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* 幸いにも推し……ビアンカさんも先輩も処刑なので、 見当違いの恨みを持たなくて良いのは良かった、かな。。 いや、幸いではないけれど。辛いけれど。 (-132) 968. 2022/08/21(Sun) 10:24:14 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* 推しはただのPL感情だよばかー! 親しいひと。大切な友達と憧れの先輩。間違えないでね?ハイ (-133) 968. 2022/08/21(Sun) 10:25:36 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン>>フラン 「あなたが、」 くすり、くすくす また小さく笑って。 つい、あなたを揶揄う事が楽しくて。 「フランが”お兄ちゃん”というのが、 なんだかとてもお似合いで、つい。失礼しました」 きっと優しい兄なのだろうなと想像して。 きっと穏やかな家庭なのだろうなと想像して。 タルトへ向けた穏やかな瞳は きっと、あなたと同じ色をしていただろう。 「はい、お気遣いありがとうございます。 ……でも、しっかりだなんて、全然ですよ? 今日も、ずっと良くしていただいた先輩が、 遠くへ行くことになってしまって……」 それがショックで、つい。 そう言って情けなさそうに眉を下げて苦笑。 じくり疼く、まだ新鮮な胸の痛みは、 ホットミルクだけでは癒されない。 (-162) 968. 2022/08/21(Sun) 19:48:00 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* あーーーーーービアンカさん〜〜〜!!!!!! あ〜〜〜〜!! if時空あったら、絶対太陽の下に連れてくんだ……。 一緒に浜辺デートするんだ……ぐすん。 (-163) 968. 2022/08/21(Sun) 19:52:32 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* たぶん、私これ自分で自分の傷口広げてるんだろうな〜、 と思いつつも止められないぱっしょん。パッションではない。 乗ってくれるビアンカさん、ホント好き。 ありがとうございます。 (-169) 968. 2022/08/21(Sun) 20:25:08 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* 先輩から許可出ちゃった……。 本当に大丈夫かな〜〜と思いつつ、もうちょっとお話考えよ。 没案棄てなければよかった〜〜〜! (-174) 968. 2022/08/21(Sun) 21:24:37 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカ>> ビアンカ そう。夜でしか生きられない二人の”Se”。 ありえない夢――ありえて欲しかった、夢。 だからいつも目覚めては、現実に帰って来ては、泣いていた 夢でなら、誰もが笑って過ごせるのに。 夢でなら、あなたに口癖なんて言わせずに済むのに。 しあわせで、ざんこくな、ゆめ―― 「……。」 空気に溶けるような声に、僅かに頷く。 すこし困ったような微笑を湛えて。 「……はい。待っています」 今度は確かに、頷く。 その時は、もっと色々作りましょうか。 材料も手間もかかりますが、とっておきのコース。 アレであなたお驚く顔を見てあげます 青い顔を、湛えた涙を、”次”の時は別の色に変えたくて。 遠く離れるあなたの門出を祝う計画を。 それが叶う事がないなんて思いもせずに―― [1/2] (-180) 968. 2022/08/21(Sun) 22:30:52 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカ「どうぞ召し上がれ」 この言葉もいつぶりだっけな、なんて思いながら あなたの食事を見守る。 少しでも、元気が戻ると良いのですが 次の料理に掛かる前に、またワインを傾ける女に とんでもない計画の話。 咳き込みそうになるのを何とか堪えて。 「それを私に言わないでくださいよ。 店総出で夜逃げだなんて、知れたら騒ぎですよ」 呆れた声と視線で返す。 下っ端でもマフィアの一員だ。 そんなことを看過するわけにはいかない。 「……多少なら、手伝いますよ。おいくら必要ですか?」 ――のに。 口をついて出るのはそんな言葉。 自分に対しても苦笑が漏れる。 少々”臨時収入”もありましたし、ね 一瞬の後ろめたい苦笑はすぐに隠して。 甘えられているなんて、頼られてるだなんて ちっとも気付かない女はいつもの通りに淡々と答える。 [2/2] (-181) 968. 2022/08/21(Sun) 22:32:48 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン>>フラン 掛けられた優しい言葉に、口元に力が入る。 つい重い吐息をを零してから、 両手でホットミルクを包んで話し始めた。 「えぇ。尊敬できる方ですから。 まだ仕事に慣れない私を気遣ってくださり、 期待して成長を祈ってくださった。 素敵な方、でした」 カチャリ テーブルとカップの間で小さな音が鳴る。 動揺はそこまでに留めたけれども。 「……どう、でしょうか? 仕事柄、異動が多いですから。 案外、私も遠くないうちに あちらへ行くことになるかもしれません」 少し寂し気に微笑んだ。 この状況では明日なんて見えない。自分も―― ……その時、この青年には伝える方法はないだろう。 でも、それで良い。それで良いと、思う。 彼には普通の生活を、送って欲しいから。 ――私なんかと関わり合いのない世界で。 (-182) 968. 2022/08/21(Sun) 22:54:49 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン>>フラン あなたの溜息に、また小さく笑って。 「すぐに、というわけではないので、 そんなにしんみりとなさらないでください。 私の勤め先がどうなるかは上次第。 まだ決まっているわけではないですよ」 惜しんで貰えることは嬉しい、なんて本音は口にしない。 この人にとって、私はバーですれ違っただけの いつか記憶に埋もれてしまう女で良いのだから。 「……そうですね。 またあの方の下で働きたい、という気持ちはあります。 ですが、勝手はできませんから」 本音を見透かされているとは露にも思わず。 それらしい返事をする。 明るい世界にも暗い話はあるだろうに、それに気づかずに。 「……?預け物ですか?」 タルトを口に運んだフォークを持ったままに、首を傾けた。 (-292) 968. 2022/08/22(Mon) 20:17:00 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタソロール下書きの合間の今日のレビューだよ、いえーい。 いえーいじゃないってば。今日も、推しが、推しが……。エン >>+0 >>+1 ビアンカさん……………………。 怪我の心配に行こうかな、とか お話中で不穏出しちゃったな、とか 思っている最中の吊りで呆然としました。 泣きました、本当に。 ちょくちょく書いてますが、最初から。 自己紹介ひとことからあなたが好きでした。 強いあなたも、甘えるあなたも、その在り方の美しさも。 今も好きです(お話くださりありがとうございます)。 ifがあったら『幸せにしたい』人。 >>+2 >>+3 >>+4 ヴェネリオさん。 絡みがなかったのもあって若干ぼんやりした印象ですが、 自己紹介ひとことが恰好良かったな〜、 と”ダメに見えて実は切れ者”な感じのイメージ。 その最後が…………とても、切ない……。 こういうの、弱いです。 >>+6 ハイパー生真面目マン リカルドさん。 スプシの段階からきっと好きだなーと思ってた。 やっぱり絡みはなかったけれど、 あなたの不器用さと真面目さが愛おしかったです。 (-307) 968. 2022/08/22(Mon) 21:31:07 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタちょっと番外レビュー。 >>アウグスト様 勝手に性格描写しちゃった、てへ。てへではない。 The悪役の雰囲気。特に……思うところはない、かな。 >>クリスティーナさん 前も書いたきがするのですが、可愛いんですよ、設定が。 話してるの見たかったな〜〜。動いてるの見たかったな〜〜。 お散歩でレオくんひっぱり回されているのとか、 街を歩いている最中に可愛いものを見つけて 立ち止まるけれど、はっとして慌てて離れるのとか。 ……勝手に二次創作しない。ハイ >>フランさん 絶対死なないマン。 秘話に切り替わった時に若干どきどきしていました。 というか、この時点でバレているのを確信してた。 毎日お仕事RPしてるの、好きです。 何か闇抱えてて怖い。幸せになって。なりなさい。 >>エルネストさん 溜息つきがち苦労人のNo.2って美味しいですよね(?) 個人的には結構好きな設定です。 それもあって少しだけ使わせていただいている感じの。 >>ドナートさん 参謀型No.2?顔が良い。顔が!良い! リカルドさんもそうですが、 かっちり系のスーツ似合う人好きなんですよね。。 (-311) 968. 2022/08/22(Mon) 21:43:49 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタえ?先輩のレビューシンプルだったのに ビアンカさんのレビューが濃くないかって? 先輩は……匿名で色々零してたので……。 それに、手加減していたので(?) 手加減なしで良いのですか?よーし! >>1:10 まずね、まずね。最初から眼鏡なし差分なのですよ。 完・全・に、不意を討たれました、最高です。恰好良い。 >>1:83 >>2:G3 これとかめさめさ可愛くないですか? 前にも書きましたが、成人男性×ぬいって新境地では? 最高では?可愛い、好き。 >>2:33 リカルドさんとの絡み。心の中でめっさ団扇振ってました。 推し×推し最高ですか?最っ高です。 サルヴァトーレさんやヴェルデくん、テンゴさん。 後ソロールのモブとのやりとりもそうなのですが 全部人懐っこさと穏やかさが出てて好きです。 >>4:+3 ちょくちょく書いてた手帳の内容が 此処で明かされるのずるくないですか?泣きました。 話の流れがあまりにあまりでしんどかったな〜〜。 完全にメンタル使い果たしてました。これが死アリの重さ。。 (-314) 968. 2022/08/22(Mon) 22:03:07 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ先輩に関してはもう一つ。 最初、事務員予定にしていたのを 世界観を読み直してディーラーに変えたのですよね。 その時は気付かなかったのですが、先輩と被ってて。。 被り嫌がられるかな〜、どうしよう〜〜〜〜って思いながら、 同僚で既知打診したところあっさりの快諾。 しかも密かに後輩がいいな〜と思ってたら 先輩になってくださって……めさめさ嬉しかったです。 あと、呼び名も出来れば愛称で呼んで欲しいな〜、 と思ってのふんわり打診にもあっさりOK貰えて……。 これも実はめさめさ嬉しかったです。 片想いに関しては後輩OK貰った時点から考えてはいました。 ただ、出すかは……結構かなり迷いました。 (ほかの既知を見て)報われない恋は確定だったので。。 それでも強硬したのは……まぁ、抑えられなくて、つい。 ……一つ?既に三つでは?? 語りだすと止まらないのでここまでで!!!! (-316) 968. 2022/08/22(Mon) 22:13:48 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* えーーーー!これ、受け取らないの、アリ? なし……だよ、ねぇ……。。 でも、受け取ったら……。。 重い、重いよ!!!! なるほど、先輩の気持ちがちょっと、分かりました。苦しい。 (-338) 968. 2022/08/22(Mon) 23:09:07 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* あのね。すき。 そういうの、めさめさ刺さります。 素直じゃない家族への愛情って、もう、もう!! そんなのチラ見せされたらもう!!!! 自分にしか見せない表情っていうのも、そそりますよね。 ぞくぞくします。最高です。 (-384) 968. 2022/08/23(Tue) 9:28:47 |
【独】 エースオブ―― ヴィオレッタ/* ソニーさんも苦しんでるっぽいな〜〜。 止めてあげるべきだったのかな……。 命を握るって怖いですね、めさめさ悩む。 悩むのも嫌いじゃないのが困るところですが。 (-385) 968. 2022/08/23(Tue) 9:34:39 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 郵便切手 フラン>>フラン あなたのそんな覚悟には気付かずに。 あなたのそんな想いにも気付かずに。 フォークを置いて、手の中の鎖へ手を伸ばす。 しゃら、と小さな音を立ててネックレスを持ち上げて、 困ったように、笑う。 「素敵なお守り、ですね。 ですが……少々。受け取り辛いですね」 二度。そうたったの二度だ。彼と話したのは。 礼として受け取るには重すぎて、 想いとして受け取ることはできない。 くるくると回る翠玉。 その裏に刻まれた名は、自分のものではない。 それを見て小さく頷く。 ……私を誰かと重ねたのですね、きっと 苦笑とも溜息ともつかない吐息を零して、 そっとあなたの手の中に戻した。 「こちらはあなたの大切な方へ、差し上げてください。 今でなくても、いつか」 鎖を零した手をあなたの手に重ね、微笑む。 今度はあなたへの気遣いと感謝を込めた笑みには 僅かな寂しさの色が混じっていた。 (-444) 968. 2022/08/23(Tue) 19:50:55 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカ>> ビアンカ 一夜の夢を見せる。 そんな騙し文句を、女はよく口にした。 ディーラーはそうやって客に夢を見せ、 客から夢を奪う仕事だ。 そう、見せられるのは一時の夢だけ。 いくら己の仕事に誇りを持っていても、 夢破れて去る背中を見送るのは、いつになっても苦しかった。 だから目の前の女にだけ、その言葉を零していた。 自らを嫌悪して、嘲る様に。 くすり、小さく笑いを零す。 ヴィオレッタはその下手な笑い方が、好きだ。 男には決して見せない微笑み。 そこにあなたの”ほんとう”を見た気になって。 いつもは少しずつしか見れないあなたの素直。 今日はそれがたくさん見れることに、 少し驚いて、楽しくて、とても嬉しくて。 だから、見逃してしまったのかもしれない。 助けを求めるサインなんて、たくさんあったのに―― [1/2] (-460) 968. 2022/08/23(Tue) 20:47:43 |
【秘】 エースオブ―― ヴィオレッタ → 墓場鳥 ビアンカ「そこは否定しませんけれどね」 少々のお行儀の悪さを咎める事はなく、ただ頷く。 ノッテのような伝手があれば、違ったのかもしれない。 でも、それは逃がしてあげられないということで―― だから、アルバが外は弱かったのは、良かったのだろう。 自分が逃げられないからこそ。 逃げる事をとっくに諦めていたたからこそ、 せめてこの美しい鳥には空で自由を得て欲しかった。 似た者同士の、でも抗い続けるあなたにこそ。 言い淀んだ答えの続きを待たずに、 オムレツを切り分けて、小さく口を開く。 ぽとり 手元の皿にケチャップが落ちた。 それにも気付かずに、口へとオムレツのかけらを運ぶ。 数度の咀嚼は口の端が緩んだままで。 「料理学校ならわかるのですが、大学ですか。 正直なところ、総額は分かりません。 ……が、入学費用くらいなら、工面できると思いますよ」 にまにまと緩んだままの口元を傾けたワイングラスで隠す。 水面に映りこんだ緑の瞳も楽し気に細められていた。 [2/2] (-465) 968. 2022/08/23(Tue) 20:52:26 |
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