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人狼物語 三日月国


185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】

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【人】 「passione」のバーテン エース

[バーテンはただ静かに、バーの片隅で酒を提供している。
今日はそこかしこから喧騒が響いている。
ひとりぐらい、静かに過ごしていてもいいだろう。]
(0) 2022/11/24(Thu) 4:00:00
─ 寝室 ─

[広い部屋。
煌びやかではないが調度品の一つ一つが『美』を備えた芸術品の様。それから大きな窓には美しいカーテンがかけられている。

男はやや乱暴に突き飛ばすようにして女をベッドへと寝かせると、大きく柔らかなそれは女の体を優しく受け止める。
男はジャケットを脱が捨てる。]


 嗚呼、随分と待たされたぞ。


[男は女の太ももの辺りに跨たり、鋭く熱く燃える様な瞳で女を見下ろした。]

[滾る熱が行き場を求めて渦を巻く。
昨夜の女の音を耳にしてからというもの、『美』への渇望が、飢えが、収まらず、呼び起こされた獣性は体の内側で未だ強く強く押さえつけられているが、今すぐにでも爆発してしまいそうになっていた。

熱い指先が女の頬に触れ、滑らかな女の肌を撫でる。
それは紛れもなくあの指先。

耳を擽り、昨夜奏でた音を思い出させる。
忘れてはいまいか、忘れたのなら思い出させようと。
指先は首筋をなぞりながら喉元へと届く。

子猫をあやす様に喉元から顎先へと優しく撫で付ける。
何度も、往復しながら、女の情欲に火を灯していく。

何も違わないようでいて違う。
それは確かに実を伴い、決して幻想でもなんでもない。
そして、感触は同じでも、女に伝わる熱は昨夜よりもずっとずっと熱い。*]

― 寝室 ―

[広いその部屋は、華美ではないものの
整えられたもの1つ1つが美しく、部屋の主の審美眼を彷彿とさせる。

ベッドへと寝かせる際の手際は性急、とは申しますまい。
女もまた、普段はフードを被ったままのかんばせを晒し
自身の躰を柔らかく受け止めた寝具に背を預けたまま
男がジャケットを脱ぎ捨てる様を眺めていた

ベッドに倒れ込むように背を預けることになった際に
乱れたスカートの裾から覗く穢れもなき白の肌
半ば肌蹴た腿の上、見上げる女の黄昏色の眼差しには
恐怖も、怯えもなく

落とされた男の影をそのまま
調べを奏でながら触れられた夢のような、されど熱く
指の感覚を思い返し乍ら、女は再度吐息を零す。


待っていたのは、何方なのか。


熱が確かに其処に在ると示した手が重なり
其れを握る暇も惜しみながら案内されて
嗚呼、今の私の胸の内はどうすれば伝わるのでしょう。]

[熱い指先を、視線が追う
肌に触れながら、撫でながら
音と重なったものと遜色ないどころか、ずっと熱いもの
食んで、喰らって啜り上げてしまいたいとまで思うたものは
最早幻ではないのだ。

耳を擽ったものも覚えている
奥まで嬲るようなものも
肌に触れて、首筋に触れて、双丘を揉みしだくものを
命すら、奪わんとするような鋭くも熱いもの

或いは、優しくも激しい、ものを]


 ―― ……  ぁ。


[漏れた吐息に混じる音は、
最前席にて捉えたものよりもより近く、鮮明に
貴方の耳に奏でられる、ことでしょう。

指先の優しい愛撫と触れる熱のアンバランスさ
其れに焦れるかのように、再び灯された情欲が身を巡る。

女の手は、己に跨る男の腿へと伸び
その逞しい筋肉を服越しに撫でる。
それは男という楽器を奏で、鳴らさんとするかのように。
或いは、其処にある熱が現であるということを
確かめ、自身に知らしめるかのように。]

[何度か其れを撫でながら、女の唇は弧を描き
あやすかのような男の指に目を細める
男に、昨夜の一幕忘れておらじと、教えて

――幻とは違う実に、期待を孕ませて。
*]

[零れた吐息に男は満足そうに笑みを浮かべる。
リュートなどなくともこの女は美しい音色を奏でるのだ。]


 いや、待たせたのは私の方か。


[腿を撫でる感触。
擽ったさえ感じるような触れ方。
女が自ら手を伸ばし熱を確かめようというのか。
それは硬く、逞しく、女の柔らかな肌と肉の感触とは違う。
だが、それは女の肌に負けぬ熱さを纏っている。]

[女の肌に触れる指先。
感じるこの熱は決して己のものだけではない。
女もまた確かに覚えていたのだ、触れた指先の感触を。]


 熱く、なっているな。


[指先は喉元から顎先へ、それから再び頬を一撫ですると甘い吐息の漏れ出るその唇を軽く摘んで、親指で下唇をなぞる。ゆっくりと、女の唇を、外と内の境界線をなぞっていく。

男の内なる獣はすでに鎖を引きちぎらんとしているのに、それを男は容易く抑え込む。

緩やかな、愛撫とも呼べぬ触れ方。
だが、その熱は男の情欲を確かに女へと伝えていく。]

 
 
 ……疼くか?


[唇をなぞり、頬に触れ、首筋から喉元を撫でる。
ゆっくりと肌の柔らかさを味わうように、女の熱を育てるように。
あるいは、焦らす様に。*]

[何時も手に持っていたリュートは、
半ば倒れ込むように沈んだ褥の端にある

――今の私の、奏でる音は私自身なのでしょう。
或いは、彼の熱なのでしょう。

確かめるための拙い触れ方は、やがて
其処に在ると理解すれば柔らかくもどこか焦がれるように
硬く、逞しいそれをなぞりて、熱をまた女の胎に生まれさせる]


 お待ちして、いましたの。
 ――……耐え症のないと、思われるかもですが。


[女は肯定する。
其れに再びまみえるを待っていたのだと。
幻ではないのだと知りたかった。喰らいたかった。

男の待ちかねたという言葉と、触れる指先の戯れさ
女の眼差しと、触れる手の動き
其々が、互いに待っていたのだと知らしめる。]

――円柱の部屋――

[円柱の部屋は本来白で統一されているが天窓のステンドグラスにより差し込む陽の光が時刻により色合いが変化するようになっている。
今の時刻であれば新緑から次第に蒼に変じていく時間帯。
部屋の中は林の中にいるかのように優しい緑色に染まっている。
また、小川のせせらぎの様な水音も聞こえ自然の中にいるかのような感覚を受けるようにしていた。
自動演奏を用意できなかった代わりだがこれはこれで悪くない。

部屋の中は既に魔薬を溶かした水を沸かして生じた蒸気があり肌に程よい湿度であり室温も脱いでも肌寒くない快適な温度となっている。

部屋の中央にはベッドが二つ並んでおりどちらも身体が沈み込む程に柔らかなものだ。

更衣室からブランシュとリュディガーが現れれば男はベッドの方へとエスコートを行おう]

どうぞ、こちらへ。
先ずはブランシュお嬢様でしたね。
いつものようにガウンを脱いで、
ベッドにうつ伏せになって頂けますか。

リュディガー様もそちらのベッドの上へどうぞ。


[着たばかりのガウンであるが短い距離でも寒さを感じさせないためのものでしかない。

ブランシュがうつ伏せになる間その姿態に視線を送るが男の視線に性的な光はなく、豊かに盛り上がった胸元や尻の形状を見てはなるほどと頷いている。
うつ伏せになる間に男はシャツの袖を捲り落ちて来ないようにバンドで止めた]

それでは"始めましょうか"。


[男の言葉と共に部屋に魔力が循環し始め、男が終わりを告げるまでの間扉は開かず音も漏れないようになってしまう。
そんな絡繰りの一つが動作を始めれば男はブランシュの横に立ち琥珀色の液体が入った瓶を手に取ると中身を自らの掌の上にのせていく。
液体は瓶の外にでても琥珀色でまるで琥珀をそのまま溶かしたかのようである。
ブランシュに調合してもらった魔薬を溶かしたオイルを掌で温めてから彼女自身の背筋へと垂らしていく。
腰元から首元まで、折り返して足先までたっぷりと過不足なくオイルを垂らすと男は掌をブランシュの腰へと触れた。

男の手は温かで心地好い温度である。
また肌が吸い付くように肌理が細かく触れると肌同士が密着し隙間なく触れていく。
まるで自分の肌がそうなっているかのような錯覚を最初は受けるだろうが術が終わればその肌を手に入れていることになる]


どこか気になるところはありますかね。


[背筋を掌で撫でオイルを馴染ませながら男は問いかける**]

 ぁ、 
あ。


[感嘆。

―――啄まれた唇は濡れてはいないのに艶めき。
なぞる指に邂逅の終を思い出させて、また1つ
奏でる音に混じる、色。

なぞる指に期待を孕んで、甘く食む仕草。
無作法とお思いかしら。とばかりの双眸は
何処か甘やかに、されど激しさを湛えたままに

緩やかだからこそ、それはゆっくり、ゆっくりと
私に灯った熱を全身に巡らせ、また熱さを増させるもの。

ゴブレットよりも強く酩酊させる。
貴方の

        欲]

 聞かずとも。
 
 わかって、いらっしゃるの、でしょう?


[なぞる指が触れる肌は、あの日よりも熱を孕み
染まる薄紅はしっとりと吸い付くような感触を男に伝え
されど若さを示す弾力と、柔らかさを併せ持ったもの。

味わうような指の動きに、
素直にはい、ではなく。触れることで奏で、
そして知って欲しいと女は言葉ではなく視線で訴える。

焦れて、疼いて。それでも
それすら己の最上の美を得られるピースの1つになると
確信めいたものがあった。

もっと。貴方の欲を伝えて。その獣性を。
理性という絡められた鎖の鳴る音で。或いは

此れから私に刻む、貴方だけの「美」で。*]

[この時を互いに待ち焦がれていた。
交わしあった内なる熱と『美』への想い。
情動はいつしか情欲へと変わるのは二人にとっては自然なことだったか。]


 それは悪いことをしたな。


[甘く食む指はそのままに。
男は笑みを湛えたまま女の瞳を見つめる。

その目に映るのは互いの姿。
互いの熱、互いを食らわんとする獣、それは未だ牙も爪も隠したまま。]

[今すぐにでも喰らい尽くしたい情動に抗い、男は女へと触れる。

指の背で頬を撫でればそれが再び首筋を通り、だけど今度は喉元へは向かわずにそのまま下へと降りていく。
指先も掌で鎖骨の形を確かめる様に触れ撫でる。
掌は指先に劣らぬほど熱く、それは更に下へと降りて二つの膨らみに触れた。]


 ああ、わかっている。
 お前も……そうだろう?


[服の上から弄るように撫で付ける掌。
小さく円を描くように、それは徐々に圧を増していき、いつしか双丘は男の手によって揉みしだかれる。]

[双丘の柔らかさ、男にはないものを堪能しながら。] 


 よい感触だ。


[男は顔を女へと近づける。
その目をじっと見つめながら徐々に近づいていくと、耳の下あたり、顔と首の境目に唇を押し付けると強く吸い付いた。
チュルと吸う音が女の耳に響くだろう。そして、それは少しずつ場所を変えながら、女の首筋に何度も同じ様に吸い付き、やがて舌を這わせて肌の味を確かめはじめた。

首筋に這う舌はあの時と同じ感触のまま。
いや、今はそれ以上に熱を帯びているし、確かに触れる実体の分だけ女の神経を敏感に刺激するだろう。*]

[互いに持ち得る己の「美」を交合した瞬間から
情動を、情欲へと変化し。なおも一層燃え広がる火種

体を熱く、昂らせていきながらも
其処には果てしない飢餓がある。
後から後から湧き出るであろう希求を。
互いに孕んでいるのだと知らせる視線が混ざり合い
浮かべた笑みは鏡合わせのよう。

牙と爪。ひとたび振るえばどこまで魂を抉るものになるのかしら。
ひとたび噛みつけば、止められない程啜りあげてしまいそう。

だがそれも美を探求する者のもつ、
喪えばそこで潰えてしまう輝きなれば。
それが望むに任せるもまた、正しいことだと
女は本能で、理解していた。

きっと、あなたも。]

[即座に欲のまま求めてしまうには孕む熱は激しすぎる。
それでも決して、唯焦らしているだけではないのだと
触れる指が教えてくれる。

1つ1つ、確かめるように私に触れる貴方。
私の手も、逞しい腿からゆるりと上に遡り。
ジャケットを脱ぎ捨てた腰へ。そして背筋へと触れて。]

 ――ええ。

    私も。そう。

[そうなのです。と
あの日の幻よりずっと実を伴い、己の胸に服越しに触れる手に
女は燻る熱が燃え広がる前兆を潜ませた言葉を紡ぐ。

下着と、胸を覆う布で隔てているというのに。
その手管1つ1つ1つが体を疼かせ、より官能を刺激していく
形をかえる双丘に、あがる声はリュートの弦が爪弾かれるよう。

己にはないものを堪能するのは女も同じ。
鍛えられ、刃を降りぬく芸術的な躰に触れて。
熱を帯びた男の指に、揉みしだかれて。
また1つ。艶という名の美を女に教えてくれるのだ。

鼓膜を響かせる。肌を吸う水音。
何度も触れる唇の感触が、背筋に甘い痺れを齎す]

 は、 ぁ。

  ――― ぁん、 そ、れ。

[やがて唇ではなく、触れるは舌へとかわる。
その動きはあの日に耳の奥を。肌を嬲られたときのよう。
実際は受け取ったイメージ、ではあったのだけど
その日斬り結んだものと同じか、それ以上の感覚が
女の雌の部分を煽ってやまない。

刺激にびく、と組み敷く女の腿が震える。
回した腕、背筋に触れる指先に力が入る

身を僅かに捩れば、さらりと長い髪がシーツに散らばり波となり
されどそれは拒絶ではなく。誘い水であることを
貴方なら、理解してくださるでしょう?*]

ーー円柱の部屋ーー

通された部屋はいつもの場所だが、感じる雰囲気は毎回異なる気がする。
今回は、新緑の優しい、小川のせせらぎの聞こえる森の中という雰囲気だった。蒸気が程よく満ちて肌を潤わせる温度と湿度。やはりと感心するプロ意識。これもまた美しい。

そう思いつつ、通されたベッドに体を沈ませる。リュディガーも隣にいるだろうか。絵を描く間があるかは彼女次第だが。

「それじゃあ、失礼して…」

ガウンを脱いで側に置き、チューブトップ姿のまま、ベッドにうつ伏せになる。
施術者の視線は気にしない…性的な視線で見ていたとしてもそれはそれとむしろ喜んで受け入れたかもしれないが。

「ええ、始めてくださいな。……っ、ふう。」

うつ伏せだから、施術者がが何をしているかは見えない。
ただ、オイルが背筋に垂らされると、少々ひんやりとした感触が下から上、腰から首元まで触れ、心地よさそうに一声。

男の手が腰のあたりに触れると、暖かな手で滑らかなオイルが肌に伸ばされていく。自分の渡している魔薬の効果もあって、すべすべとした感触が自分の肌に染み込んで、肌質が変わっているようにも感じた。

「気になる場所ね。強いて言うなら、やはり腰骨のあたりかしら。
座っていることが多いから、腰やお尻のあたりはどうも痛くなりがちで…後は少し肌が乾燥しがち…かしらね。」

うっとりと目を閉じたまま、問いかけに答えた*

[それが誘いならば、喜んで誘いに乗ろう。
例えそれが毒を含む罠であっても、その選択は変わりはしない。

散らばったその長い髪を一房手に取って、それを己の口元へと運ぶ。
鼻を鳴らして匂いを嗅ぐと芳しき女の香り。

また一つ箍が外れていく。

胸元の布に両手を差し入れると、ビリっと乱暴に左右に広げて破り広げた。
そして露わになった下着も乱暴に引きちぎり、その豊かな双丘を晒す。

その光景に男はククっと笑う。
するとおもむろに双丘の片側にしゃぶりついた。
しゃぶりつき、吸い付き、舌で捏ね回す。
もう片方も掌で揉みしだき転がして指先が頂きを弄ぶ。

先ほどとは打って変わる激しい愛撫。
乱暴なほどであるのにその舌使いと指使いは老練なもので、女の感度に合わせて敏感に強弱をつけ、激しい官能を与えていく。]

[執拗な責め、しゃぶりつく膨らみは交互に変わる。
まるで女の体を知り尽くしているように。

熱が触れる。
昨夜の演奏のように熱が女に悦びを与える。
それだけでなく実際に男の下と指が女の肌に快楽を刻む。

喰らいながら、育む様に火を灯す。

身を捩って逃れようとも逃れることは叶わない。
男は絶え間なく快感の波を呼び起こし続ける。
休みなく昂らせ高めていく。

そうして漏れ出る女の甘い声は男の獣性をさらに呼び起こす。
それはまるでリュートが奏でた美しき音のように。*]

[ 案内された施術室は、以前来た時とは全く違う雰囲気だった。魔力で装飾された部屋は、当然『綺麗』なものだったけれど。]


ちょっと、これじゃ絵描き辛い。


[ ベッドが柔らかすぎて、描画には不向きである。一応抗議はしたが後の事の関係上、しかたなくそこに腰掛けて姿勢を整える。

一瞬たりとも見逃すつもりはない、この部屋の空気感も、彼らの視線も行為も。余す事なく全部。]

[ 「施術」が始まる。

部屋中に満ちていく魔力に、終わるまでは戻れないと、そう覚悟を決めさせられる。……少なくとも、おれにとってはそうだった。


充分な魔力の籠った液体が、魔女の身体へと垂らされて、

男の手が、女の『綺麗』な肌の上に触れていく。]


(ぁ……)



[見ているだけ、なのに。
妙な感覚に陥ってしまう。施術中の男の姿は、あの時よりもずっと、なんだか、艶めいているようで。

女の反応も相まって、己の内側に「何か」が注がれていく。]

[奇妙な熱に思考を溶かされそうになりながら、それでも絶対に見逃してはいけないと、「施術行為」をじっと見ていた。


頭の中を侵食するモノは、クロッキー帳へとぶつけて。]*

[貴方なら毒すら美酒に変えてしまうでしょう。
――毒よりも激しい熱を灯させ、燃えさせた男が
口元へ運ぶ己の髪

それもまた、彼の熱を燃やす薪となったのでしょうか

力に任せ破られる服は、まるで先日喪った雛の殻のよう
外気に触れた其れが寒さを感じないのは、
より熱い口に、舌に触れられているから。]


 ぁ。―― ぁ。
 んん、っ…… ―― 、


[零れ落ちる音は、甘露よりも艶やかなもの
そこには痛みはない。乱暴ななかの細やかさ。
数多の美を喰らった男の指と舌が、女の柔らかな胸を蹂躙する。

無意識に揺れる腰は、強弱に合わせてシーツに皴を作り
唇に吸われ、舌で捏ねられた頂きは。指で弄ばれるものと合わせ
芯を持ちながら赤く色づいていく。
染めてゆく官能が、女の淫らを花開かせんとするかのように。

それに応える己もまた、敏感に反応しながらそれを受け入れ
蕩け始めた瞳は、匂いたつ色香を孕む。]