15:34:21

人狼物語 三日月国


38 【身内】それから【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 噂好き はなこ



  ――それから…
(0) 2020/08/01(Sat) 12:46:47
― 宿屋 ―

[自分がとった部屋は、空いている時期だったらしく、そこそこの値段で割合いい部屋だった。
角部屋で、隣は開いていて、日中でも雨戸を閉めれば部屋の中は暗闇になる。
店から届けられた行燈は、宿の気遣いもあって既に部屋に置かれていた。
元々部屋に置いてあった行燈から油や燐寸を抜き取り、そちらのものに付け替えて。

闇の中に浮かぶ幽玄の世界。

この提灯は、遊郭の女人を美しく染めるものだという。
彼女が作っただろう提灯は大切に床の間に飾り順繰りに火を灯していく。そして、その萬屋で買い求めていた香を焚き始める。
そして彼女と買った縄と布を丁寧に机の上に置き。

彼女が提灯を持って現れるのを待った*]

― 宿屋 ―

[残りの提灯を持ち、急いで宿に訪れる。
宿の人に、提灯のお届けと言えば、先ほど一度店の者が届けに来ているので、部屋の場所を聞き、そちらに。
部屋の前まで来ると、廊下に膝をつき]

お客様、提灯のお届けに参りました。

[声をかければ、襖を開ける。
部屋の中は、暗く先ほど買った、提灯や行燈がその部屋を淡く照らしている。
それだけでも、まるで別世界なのに、何かが香。
何の匂いかまでは、判別できないが、ここに居てはいけないような気がし]

こちらが残りの品になります。

[残りをすっと部屋の中に差し入れる。
失礼しますと、さっさと後にしたいが、もし気に入らなければ、また持ってこないといけない。
だからと言って、部屋に入るのはいけない気がして、この位置で男がどうするかを待っているのであった*]

ああ、ありがとう。

[いらっしゃい、と彼女を招き入れて。
残りは床の間にまで持ってきて下さい、と既に部屋になじむかのように、部屋に幽玄を誘うかのように色を付けくわえている一角を見せる。
すでに6個の灯りがぼうっとそこを照らして。

彼女が持ってきてくれた提灯をさらに点けてほしいと声をかける]

人の肌が美しく見えると噂のものでしょう?

[彼女に1つ、1つとまた提灯に火を入れてもらえば、部屋はさらに明るくなる。
しかし、どんなに光を集めても、太陽の光1つには敵わない。
彼女を招き入れて襖をしめれば、廊下にはほとんど人もこないだろう]


……無防備ですよ?お嬢さん。
躰、どうですか?

[そんな無防備で、自分がいない間、どうやって身を守れたの?
遊郭という殻が彼女を守ってくれていたのだろうけれど、彼女を誰かが見つけていたら毒牙にやられていただろうに。

――このように。

香を焚いている傍で彼女は作業している。
自分のように慣れているもの、そして鼻腔にのみ作用して口呼吸していれば作用しない薬も世の中にあるというのに。
これは護身用に持っている薬だけれど、このように使うこともできるし、女性ならばなおさら気を付けないといけないもの。
もっとも自分は薬などに頼ることなく女人を口説ける自信はあるのだけれど。

痺れ薬を飲まされたように動けなくなっているだろうツリガネを見下ろしてほほ笑むと、彼女を思うがままに抱きしめた]

なるべく痛くないようにはするけれど、あまり動くと傷がつくから気を付けてね。

[そう優しく囁いて。
先ほど買ってきた縄で彼女の浴衣の上から縛り上げていく。
彼女の腕は、少し伸縮する柔らかい布で固定して。

床をのべさせれば彼女が怪しむと思ってできなかったから、畳の上に、そっと彼女を押し倒した*]

………。

[招かれると、迷う。ここには足を踏み入れてはいけない。
だけど、仕事と見た場合、足を踏み入れないといけない。

灯りをつけるだけ…そう自分に言い聞かせ、部屋に踏み入る。

並べられた提灯と同じように置いて火をつけようとすると、かけられる声にびくりと身体が大きく跳ねる。
どうしてそれを知っているのだろうか?
噂でもあるのだろうか――。

なぜ、どうしてと驚きが広がるが、これだけ暗い部屋である。
平然としていれば気づかれないだろう。
そう思い、一つ、また一つ灯りをつけていくが、どうしても手が震えてしまう。
手が震えれば、灯りが揺れる。
気づかれないと思いたいのに、やすやすと気づかれる事をしている事に気づけぬくらい動揺しているのであった]

………っ

[すぐ近くで囁かれたよう。
男を見ない様にしていたため、部屋のどこにいるのか把握していなかったせいでもある。

それよりも、躰…とは?
動揺して、手が震えているのに気づかれていたのだろうか…。

違う…気づけば躰に力が入らない。
その場に崩れ落ちてしまう。

どうして、なんで…いつのまに…何が起きたのか――
恐る恐る、男を見上げると妖しく見える笑みが暗がりの中に浮かんでいる。
それはとても妖しきもの。人ではないモノの笑みに見えてしまう。
罠にかかった哀れな獲物を捕まえるようにまわされる腕から逃れようともがいても、うまく体が動かない]

――ゃ…ゃめ、てっ……っ

[逃げないとと思うのに、身体が上手く動かない。
そのせいで、浴衣の上から縛り上げられる。
彼から貰い、会う時にきていて欲しいと言われた、浴衣。

それを知らぬ男の縄で穢されたようで、恐怖もあるが申し訳なさがこみ上げてしまう]


ど、どうして…このような、事を?

[押し倒され、見上げはしない。
それでもせめてもの抵抗とばかりに、問いかけるのであった*]

どうして?
そりゃ、貴方を見た時からずっとこうしたいと思っていたからですよ。

[久しぶりに会った恋人なんだから、当たり前だ。
確かに会えなかった時間を埋めるように色々と語らいたいのもあるけれど、彼女をもっと感じたいし。

会えなかった期間分の禁欲もあるし、それに自分に気づいてもらえなかったという拗ねたようなふてくされたような気持ちもある。
まさか彼女が自分に自分を重ねていると思わず、自分以外の男にもあんな笑顔を見せるのかと思うと嫉妬もあって。

ひどくはしたくないけれど、いじめたくなる気持ちは当然ある。
彼女は薬が効く体質のようでよかった。
もし薬が効かずに下手にあばれでもされたら怪我をされてしまうかもしれなかったから。
そうなったらもうお仕置きなんかしてられず、正体をばらすしかなかったから]

ご無沙汰みたいですね。


[裾を割り、震える彼女の脚を撫でる。
分かり切っていることをまるで今発見したかのように囁く。
ツリガネは自分と関係するまで生娘だった。
その後に男を通わしたりしていなかったらご無沙汰なのは当然だ。
稲荷神社での水盤で見たものや、そしてこの浴衣を見れば、彼女が身を清らかに保ったまま自分を待ち受けていたなど容易に推測できる。

答えを分かっているクイズを囁いて、彼女の操を散らされるということを意識させよう。
縛っているから浴衣を脱がせにくい。最初から脱がしておけばよかったとも思うけれど、でも、自分が選んだ浴衣を着る彼女を堪能したかった。
彼女の裸体を堪能するのは後でいい。

彼女の唇を避けるように頬に、鼻先に、と口づけをしながら、彼女の大事なところに指を這わせる。
そのまま大きく足を開かせると、大事なところをじっくりと提灯を近づけて見て。

自分が気持ちよくなるより、彼女を思い切り蕩けさせたくて喘がせたくて、それがなにも罪を犯していない彼女への罰な気がして留飲が下がる思いだった*]

――…。

[言葉が出なかった。
見た時からって、どういうことなのか。
初めて会ったはずである。それなのに、どうしてと。

今日…普段と違ったところと言えば――

久しぶりに会えると思い、浮かれていた事。
それ以外考えられない。

その様子が、何か引っかかったのかもしれない。
旅の方だと…だとしたらこの人にも待っていた人が居る…居たのかもしれない。
その誰かと重なって見えたから……。

それならば納得は出来るが、だからと言って、受け入れる事が出来るものでもない]

…… ――、…っ

[触れられると、ぞくりと身体が震える。
それだけで解るものなのか…。

男の喜ばせ方なんて言うのはよく聞くが、それ以外の知識は全くない。
だからどうして解ったのかが解らないし、それについて何か言う言葉も持っていない。
ただ、これからどうするか、それだけがやたらと意識させられる]

ぁ……ゃぁっ……っ

[唇には触れない、顔を近づけて、様子を見るような口づけから逃れるように顔を背ける。
顔を背けても、秘する所に触れられると自然と目が丸くなってしまう。

その様子に満足したのか、顔が離れてほっとしたのは一瞬。
足を大きく開かされから、浴衣のあわせが乱れて帯から下はあられもない姿に。
躰が動けば抵抗しただろう。だが、抵抗したのに出来ない。

そればかりか足元に熱さを感じるが視線を向ければ、天井に大きな影が見えるだけ。
大体どの位置に、提灯があるのか推測できる。

――みられている。

そこを見た事がある人は、一人だけ。
彼の姿が浮かぶと言っても、浮かぶのは、狐の面だが……。
それでも浮かぶから、申し訳なさとかいろいろ渦巻いてしまう]



み、ないでっ……

[躰は動かない。動けたとしても、きっと動けなかっただろう。
動けば縄が擦れて、浴衣を傷つける気がして…。

だから些細な抵抗として、口にするのであった*]


 

ああ、すごく綺麗……ですね


[感嘆の入り混じった思いを口にしてしまって、思わず口調がいつものようにほどけそうになる。
彼女の恥ずかしがる声を無視して、その箇所をしげしげと見入る。
最後に彼女と別れる前に抱いた時もそう思っていたけれど。
男をほとんど知らない躰は自分にはまぶしくて。

神聖なものを見るかのように、そっと指先でそこに触れ、そして恐る恐るというように舌先で触れる。

ああ、彼女の香り、彼女の味。
それを思いだしながら夢中になってそこに舌を這わす。
割れた箇所の、隠れた感じやすい場所を剥きだしにして。舌先でくすぐるようにして。
まだ男に慣れてない娘はここが一番感じるという。
そこに口づけ舌で遊ばせながら、きつい中をまず小指でほぐしていこう。

前に抱いた時はどうだっただろうか、と思うが大丈夫、覚えている。
彼女の感じる箇所、感じる場所、全部。

彼女がゆっくりと思いだすように、じんわりと、じっくりと、丁寧に躰をほぐしていこう]

こっちからも、ちゃんとほぐしておかないといけないですね。


[手荷物の中から印籠を取りだし軟膏を取り出す。
簡易な薬函になっているそこは、旅に必須な塗り薬や傷薬などが入っている。
新鮮な馬の油で作られた軟膏は、人の熱で溶けて躰をほぐす。
女陰の潤い具合から、そちらは不要とは思うけれど、でもこちら側は濡れない箇所だから、と指先にのせた軟膏で、彼女の不浄の穴の方に触れていく。

両手で二つの穴を犯し、唇では彼女の花芯を愛撫する。
彼女の抵抗がいつしか喘ぎになり、達して蜜をこぼすようになるまで、その責めは終わらない*]

――……っ

[そんな事を言われても、知らない。
それよりも見ないでほしい…。
見られたくないのに、視線を感じるからだろうか、躰の奥が熱を持ち始めるよう。

そんなのは嫌…嫌と気持ちは抵抗するのに、躰はと言うと――

そっと触れられるだけで、泡立つよう。
ねっとりした感触にぞくりとしたものが駆け上がるから、そのままに声を上げそうになるが唇を噛んで耐えている]


 ――んっ… ンッ ……ふっ……ぁっ……


[舌が這うたびに、隙間からくぐもった声が漏れる。
耐えようと、耐えようとしているのに、感じる場所を遊ばれるから、耐え切れず声が漏れてしまう。
一度漏れたら、感じる場所に触れられるたびに、甘い声を漏らしてしまう。
違う。だめと思うのに、なぜか懐かしいものも感じて、どうしてと混乱してしまう]

 はぁ…っ……んっ、はぁぁ……。

[一度、男が離れると呼吸を整えようと、深呼吸をする。
感じてはいけない。感じたくはない。

他の男の手で――と思うのに、躰の方は淫らに感じてしまう。
だから、まだ会えぬ愛しい人への申し訳なさと、知らなかっただけで自分がとても淫らなものだった事の恐怖を感じてしまう。

その時聞こえた、こっちと言う言葉…どういうことなのか――
恐る恐る視線を男の方に向けようとした時、誰も触れた事がない場所に触れられ目を丸くする]

 なっ…ゃ……ゃめ……ゃぁぁっ……

[そちらは彼も触れていない場所。
その場所を触れられる恐怖に、頭を激しく振るう。

嫌だ。いや……と思っているのに、二つの穴を攻められるだけではない。
秘めた果実までも弄られるから、おかしくなりそう。
動ければ、躰を激しくゆすったり逃げようとしただろうが、それも出来ないでただただ与えられるものに身を焦がすのみ]

 ゃぁぁ…だっ……ぁぁん…ゅ、ゅる…ぁぁぁっ…

[同じ拒絶の言葉を口にしているが、含むものは拒絶ではなく、甘いもの。
感じずて、おかしくなりそうではなく、なっているようで、もうこれ以上はと言う哀願。

それを口にする頃には、前の口からは、ぐじゅぐじゅと激しくも淫靡な水音を響かせるほど。
淫靡なら水を溢れさせるだけではなく、内側は戦慄き差し入れられる指をきつく食いつくすように。

攻め立てられて、ついには達してしまったのであった*]

気持ちよさそうですね、よかった。

[拒絶の動きをしているだけだったツリガネが、いつしかねだるような声をあげるようになる。
そして最後には自分の指を咥えて締め付けて、達してしまう。
愛液でぬるついた指と、軟膏で汚れた手を彼女から離して、手ぬぐいで手を清める。
達した余韻でひくつきながら、先ほどより鮮やかな赤に染まるその箇所を、灯火の助けも借りてじっと見つめて]

ああ、私の魔羅が貴方を求めて止まらないようですね。

[あまり男に慣れてない躰だから、十二分にほぐさないといけないだろう。
でも、あまりイかせすぎると疲れてしまうだろう。
それならば、とあわただしく着物の下をたくし上げ、褌を解いていく。彼女も自分も秘部のみを露わにした姿だ。
固く凝った屹立を取り出すと、彼女の淫靡な蜜を讃えた箇所に据えて。
躰の力が上手に抜けているのを確認すると、どこか陶然とした表情を確かめて、ぐずぐずの中を固いもので押し込んでいく。

彼女の両脚を両腕で掴み、彼女が驚きで正気を取り戻す前に、気持ちよくしてしまおうと腰を突き入れ揺さぶっていく。
彼女が拒絶を口にのせよものなら、それすらまた喘ぎに変えさせて。
しかし、その喘ぎ以外が見えなくなれば、ツリガネの顔に顔を寄せ、その唇を優しく吸う。

舌を絡めて吸い、唾液をすすり味わい頤をくすぐり。
まるで愛し合う恋人同士のように、腰を優しく打ち付け、接吻を交わせば、彼女の中に愛する男を裏切る気持ちと、体から落とされる悦びは共存するのだろうかと思ってしまう]


私と貴方の体の相性は最高のようですね。

[そう、耳元で囁きながら、子宮の入り口に届くがごとく強く雄を突きこむ。
感じて子宮が下りてきたのだろうか。
雌の匂いをまき散らして、禁欲生活を送っていたこともあって、その汗と女の香にも幻惑されてしまう。

ああ、やはり、ツリガネは最高だ。

彼女の内側が蠢き締め付け、もっと欲しいとばかりに腰が揺れている。
縛られて無理やり犯しているというのに、背徳の悦びなのだろうか、一度目のあの時より感度がいいような気がする。
いや、元々こういうシチュエーションが好きなのかもしれない。
香の効き目は長続きしないもので、もう今は、彼女は自由を取り戻せるはずだ。
しかし、その事実に気づかずに男の動きに合わせて雌の欲望を露わに、美味しそうに貪っているように見える]


今度は中だけで達っすることができますか?

[大丈夫、好きなだけ感じてください、と耳元で甘く囁く。
自分が達するより彼女を優先する優しい抱き方。
感じる箇所をこねてつぶして快感を助長させれば、強引にでも彼女をイかせられたのだろうけれど。
でも、彼女のペースで優しく抱いて、まだ未成熟な中の感度を開いてあげたくて。
この角度がいいかな?それとも?と色々と中の具合を確かめ続けてどれくらい経ったろうか。
彼女が腕の中で痙攣をおこしたように震えて声をあげて鳴き、中が再度、きゅうきゅうと締め付けてくる]

ああ、気もちいいな……。一緒にイきましょう。

[彼女を優しく抱きしめると、彼女にキスをして、膣壺の中に精を放った*]

 はぁ……はぁ……っぅ……っ

[達した余韻で、荒い息を漏らしている。
囁かれる声が聞こえると、息を飲む。

――違う。そんな事はない。

そう言いたいのに、言葉にできない。
もし違うと言えば、もっとされる気がして言えない。
それは、きっと建前。

感じて達してしまった今の気だるげな躰は、確かなもの。
知らぬ男に感じた事実を認めたくないから自身の中で言い訳をするのであった]

――ぇっ…

[何が…求めて……?
考えられないくらい、散漫な思考。

衣擦れの音がする意味すら理解できないでいる。
理解するのは、淫口に熱の楔が触れてから。
いまだ余韻が抜けなく、どこか夢うつつな表情をむけてしまうが、楔が差し込まれるとその意味を理解する。
理解するからこそ、改めて目を丸くしてましう]

 ――ぃ……ぁぁっ…んっ……ぁん、 …ぁっん

[いやと言いたいのに、気持ちと逆で躰は喜び、叫春をあげてしまう。
抑えられ、脚の間から見える男の顔から顔を背けても、揺さぶられるたびに、ちらちらと見つめてしまう。

ふと、影が落ちたようで改めて見つめると、すぐ近く男の顔がある。
逃れるように瞳を伏せれば、重なり合う唇。
顔を背けて、逃げたいのに、舌を絡めとられたからそれも出来ない。
口内を我が物顔で楽しむだけではない。
下からも優しく突き上げられている。

僅かに残る理性は、絶望を感じ、いけないと思うのに
それすらも快楽が塗りつぶしていくよう]

そ…ぁぁ……ぁんっ……

[そんな事はないと思う。思いたい。
きっと、躰が動かなくなった、あの何かには、淫蕩作用をするものも含まれていたのだ。
だからこそ今、こんな風になっているのだと――。

が、そんな風にうすらぼんやり思っても、躰の方はそうだよと言わんばかりに咥えている雄を締め付けてしまう。

突き上げられるたびに、もっと欲しいと腰が揺れてしまう。
薬が切れているから、感じて身を捩ったりも自然とおこなってしまう。
もう浴衣がなんて思う余裕はどこにもなくなるほど。

もっと、もっとと、浅ましく男を求めて嬌声をあげるのであった]

 ――こん…ど……?

[どういう事なのか、考えたいのに囁かれる甘い毒が思考を奪っていくようである。

突き上げていたのが、探る動きに変わる。
それに合わせるようにか、自然と自分の腰の動きも変わってしまう。
――そして…]

 ……っ、ぁぁあっ…

[今まで感じた事のない、何かが駆け抜ける。
それと合わせるように、中は男を貪るようにきつく締め付けている]



 ……んっ…んんんんっ……

[さらにそこを擦られれば、締め付けはきつくなる
と同時に何かが弾けるよう。
躰が跳ねない様に抱きしめられ、あげる声は唇に遮られる。

それでも熱い何かが収まるまで、躰は震え続けてしまう。
しばらくして収まると、感じすぎたためか…それとも、他の男に抱かれ達した罪の意識からか、瞳からつうっと涙が一筋零れ落ちるのであった*]


 

[彼女の中を自分で染め上げることに満足する。
凌辱されたことへの衝撃か、彼女の眦から涙がこぼれていく。
その美しい涙に罪悪感を感じながらも、追い詰めた背徳感にぞくぞくとしてしまう]

何を泣いているんですか?

[いまさらなことを彼女に囁いて、その涙を舌で掬って舐める。
不思議と甘い気がするのはなぜだろう。
すっかり大人しくなった彼女の縄をほどいていく。
彼女が唐突に我に返って暴れだしたとしても、中を深く抉ったままで、そして帯を解いて裸にしてしまえば肌を露わにして逃げることもできないだろう。
彼女の手をまだ縛ったままで帯を解き、浴衣の前を開いて。
彼女の白い肌が、提灯の下で淡く艶めいて光る。

その状態で改めて、彼女の腕の布をほどき、同時に自分の帯も解く。
二人の肩から布をぱさりと取り去れば、二人とも丸裸だ]

こんなところで乱暴にいたしてしまって、肌が痛みませんか?

[彼女の白い肌を確認するように余すところなく見ていく。
謝るべきなのはそこではないと思われるかもだけれど、自分は謝るつもりはないのだから。
そのまま両手は彼女の胸へと赴き、愛撫の形へと変わっていく。
先ほどは浴衣が邪魔をして彼女の肌に存分に触れることができなかった。
灯の中の彼女の裸を記憶に焼き付けるように見ながら、そしてその胸に顔をうずめる。

面の呪いの時期が長くて、こうして面なしで人と話せるようになったのだって、ここ1月ぶりのこと。
そして彼女を面越しでなく話せたのなんて僅かな時間だけだった。
こうして素顔を晒して彼女と話せるだけでも嬉しいのにこうして抱き合えるのも嬉しすぎて、調子にのっている自分がいる。

大体、自業自得だったこの呪いを解いてくれたのは、結局は彼女のおかげだったのに]



あの日頼んだ、本を読むための灯りはもうできてるかな、ツリガネ。

 

[言われて初めて涙が流れたのだと…。
確認したくて、縛られた手ではうまく確認する事も出来ず]

 ――泣いて…ま…せっ……っ

[泣く事はないというより、泣けるような立場ではない。
それに感じて、感じすぎて、溢れてしまったものかもしれないが、それはそれで認めたくない。
どちらにしても、認められないから、泣いていた事を否定する。

否定したいのに、男の舌が頬をかすめるから嫌でも涙を零した事を印象付けられる。
印象付けられるだけならいい…。
感じ過ぎていた躰は、その余韻が抜けきらず、頬を掬われただけでも、小刻みに躰を揺らと、小さな吐息が漏れてしまう。

息を飲み、落ち着こうとしていると、しゅるりと戒めが解かれていく。
それだけではない。しゅるりと帯まで解かれて行く。
それはと身を捩ろうとするが、繋がったままな為か、躰の方が反応してしまい、抵抗らしい抵抗ができないでいる。

浴衣が開き、男の前に肌を晒すのは顔を背けてしまう。
淡い、灯りの下に晒される肌は、行為の後な事もあり、ほんのり色づきを浮き彫りにしているようである]