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人狼物語 三日月国


234 【身内】不平等倫理のグレイコード-0010-【R18G】

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視点:


「バンドッグ」
「お昼前にアイスの仕込みをしますが、良ければ見学に来られますか?」

教育用からの通信が、朝頃に届くだろう。
あなたが起きていることを確認してからであっただろうから、眠りの妨げはしないはずだ。

「あまり工程があるわけではないので、肩透かしになってしまうかもしれませんが……それでもよろしければ」


「む、ロベル殿か」

返答は程なくして返って来る。
取り込み中というわけでもなさそうだ。

「そうか、では空けておこう。
 せっかくの機会なのだしな。」

「簡単なものであっても、小官にとっては
 刑務所に戻ればもう見られはしないものだ。
 肩透かしなど一つとしてないとも」

【人】 カウンセリングAI カルナー


「 ◎ ハノイの塔からのアクセスを承認 」


ピコン。小気味いい電子音がしたかと思えば。
今度はウィンドウ越しではなくその場に、
AIの少女が医療用ベッドごと現れる。

中々に幅を取るもので、監察官が少々横に退きつつ。

「 ……改めて。カウンセリングAI、
 加えて臨時サポートAIを務めさせていただきます 」

「 カルナーです、よろしくお願いします 」

一礼が出来ない代わりに、軽く手を振って微笑んだ。
(20) 2023/12/02(Sat) 9:12:35