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人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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視点:


楢崎大地! 今日がお前の命日だ!

【人】 神谷 恵太

>>13 鑑沼(昨日)

──嫌な感じがする。

彼の、いや、目の前にいるナニカの感情が知覚できる。
『分からない』けど『解る』。
自分の中にあるよく分からない機構が、発信されている情報を正確に受信している。
自分を『見間違えた』誰かの五感にそれを撃ち込むために。

つまりそれは、自分の異能が効き始めている、ということ。


「……い、のう、を。
 …………制御、……できるなら、」

言葉が出にくい。いつも通り、出にくくなっている。
震える手でピルケースを取り出す。
折角作ったカバーストーリーの意味はほぼなくなってしまうが仕方ない。そもそも鑑沼先輩に隠す理由もあんまりないし。

ただ。

「…………協力の、内容にも、よります。
 けど。
 ……何か、……できるなら、……お願い、したい」

そのためには、異能の蓋をしない方が都合が良いかもしれない。何をするつもりかは分からないけど。
ケースの中から薬を取り出す前に、じ、と相手の目を見る。
(19) 2021/11/07(Sun) 0:25:47
 鏡沼(昨日)

ああ。

気持ち悪い。
気持ち悪い。
気持ち悪い。
気持ち悪い。気持ち悪い。
気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。
気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。


生物は通常、生存のためにその体を変化させる。
異能が人間という生命の進化の一端として生まれたものだとしたら、そこには何か目的がある。自己を守るための何かが。
……その機構に機能不全が起こっていたりしなければ、の話だが。

他者が好意を向ける相手、会いたいと思う相手への偽装。
自分がどれだけ他者から敵意を向けられていたとしても、これを無視できる。特定の場面においては凶悪な異能。
これの天敵は『偽装を看破するもの』。
これの天敵は。
今。
目の前に。



【人】 神谷 恵太

>>21 >>!0 鏡沼(昨日)

だからと言って。
瞬間的に都合よく、複雑に絡み合った異能の要素、
その一端のみを紐解いて扱えるわけがない。

神谷 恵太の能力でできることは

「1.周囲の人間の情報を読み取って」
「2.眼前の人間が会いたい相手を取捨選択して」
「3.読み取った情報を元に偽装情報を相手の五感に送る」

ことだけである。
思い描いた何かを都合よく送る、なんてことはできない。
いつかはできるかもしれないが、少なくとも今はできない。


だが。
瞬間的に膨れ上がった生存本能は、この異能を
次のように歪めた形で起動させた。


「1.周囲の人間の情報を読み取って」
「2.眼前の人間が会いたい相手を取捨選択
せずに全部

「3.読み取った情報を元に偽装情報を相手の五感に送る」


有効範囲内には少なく見積もっても十数人の人間がいる。
それらの情報が鏡沼の五感に伝達される。
視覚だけで言っても相当気持ち悪いことになるだろう。
常時変化するモザイク状態の人間が映し出されるのだから。
(22) 2021/11/07(Sun) 1:29:38

【人】 神谷 恵太

>>23 鏡沼(昨日)

「え」

最初に認識したのは、鏡沼の声。
次に認識したのは、鏡沼が消えたこと。
その次は、異能が機能していること。
その次は、
頭痛。

その次にようやく、自分が異能を……
どうにかして鏡沼に向けたのだと察する、が。

「い、っ、てぇ…………」

強引に抉じ開けたパスは、抑制剤を飲んでもそのままで。
異能こそ押さえ込めても、頭痛は治まらず。

結局、この日の神谷にできたことは……
これ以上波風を立てないよう早退することだけ、だった。
(24) 2021/11/07(Sun) 2:13:58
その光景()を、鏡沼は少し離れた所で見ていた。

偶々“消えて”いる時に、自分を探すさして親しくもない
人物を見掛け、しかもその手に怪しげなボトルがあれば。
例の薬を自分に飲ませようとしてるのは、容易に察せらせた。
自分はどうあっても
飲む気は無いし、飲む訳にもいかない。

一度は、そのまま立ち去ろうとしたが。
けれど逃げれば逃げる程、ああいう輩は手段を選ばなくなる。
どうすべきか考えていた所に、ちょうど通り掛かった女生徒。
鏡沼が異能を使ったのは、彼女ではなく追手の方。

その認識を書き換えて『彼女は“鏡沼創”だ』と誤認させた。
彼女は随分と素直な様で、さして揉めるでもなくそれを
受け取ってくれた。

「……あんな渡し方をして、僕が飲むと本気で思ってやがるん
 ですかね?」

発された言葉さえ、誰にも認識される事はなかった。
幸い受け取った彼女も不審に思った様で、口にする様子は無い。
後で、巻き込んだ事を謝罪しに行くべきかもしれない。
彼女が風紀委員に届けるにしろ、生徒会に届けるにしろ、
先生に届けるにしろ、自分の耳には入るだろうから。

【人】 神谷 恵太

「………………くっそ」

反省文を記すための紙を眼前にして、神谷は頭を抱えていた。
だって書けることが「良くわからない薬が机に入っていても今後は飲まないようにします」しかない。
幼稚園児か??

「誰か…………
 代わりに…………
 書いてくれない…………かなあ…………」
(26) 2021/11/07(Sun) 11:04:43