15:54:39

人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

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【人】 偽冒険者 キンウ

 ──城下町〜『MiraggiO』──

[点々と咲く青い花に導かれるまま暫く歩いた。

辺りが
急に
暗くなって
きている。


もうそんなに時間がたったのか?
東の国に比べて西の国は日没が遅いというが
どうしたことだろう。
ほの光る薔薇は残照を集めていたのだろうか?

と、一つの薔薇から蝶が飛び立った。
飛び立つ先を目で追うと、街灯が、ぽっと灯った。>>n0

──故郷の
誘蛾灯
に似ている


そんなことを思ってから、ふと、後ろを振り向いた]
(81) 2022/05/23(Mon) 18:43:39

【人】 偽冒険者 キンウ

[少し前から薄霧がかかっているのには気づいていたが、
……霧が濃度を増している。
ずっとずっと濃い。辺りが急に昏くなったのはこのせいか。

 
行きはよいよい 帰りは怖い


子供の頃
耳に馴染んだ童謡が脳裏を過った。

一瞬、恐さと海鮮料理を秤にかけたさ
]
(82) 2022/05/23(Mon) 18:45:24

【人】 偽冒険者 キンウ

[けれども、前方には、一際強く道を示すような街灯の列>>n1
街に不案内な自分が引き返しても、濃霧の中で道に迷うだけ。

そう考えて一歩踏み出す。

『MiraggiO』の扉にたどり着くまでに
誰かと合流することはあっただろうか]
(83) 2022/05/23(Mon) 18:46:52

【人】 偽冒険者 キンウ


 ──……待っていた?

[『MiraggiO』の前に静かに佇む男性に向かって問い返す。
青い薔薇を胸元に刺していたから、
自分達をここへ呼んだのは彼なのだろう>>69]

 
アタシで何人目?
     お兄さん、客引きが上手だね?


[冗談めかして、ついそう付け加えてしまったのは
この状況が、ちょっとだけ怖かったから。
逆に強がりの気持ちが頭をもたげてしまった結果だ。
声に力が入らなくて、小声になってしまったから、
聴こえたかどうかわからないけどね。


だって、噂が……噂を思い出したから。

でも、『青い薔薇の人』の返事がどんなものだったとしても
店の中に足を踏み入れたんだ。
……店の中からいい匂いが漂ってきて、お腹がぐぅと鳴ったからね]**
(84) 2022/05/23(Mon) 18:52:29
 
― 三年前 ―



 頼む! 俺の娘が病にかかったんだ!
 金ならある! 
頼むから薬をくれ!


 ……材料が切れている?
 それで今ギルドに依頼が出ている?

 分かった、俺が行って来る!


[家を買う為に貯めた金を惜しみなく、医者の目の前に差し出しながら必死に縋った。

 その日は少し危険な依頼に身を投じていた。帰って、アイシャの様子を知った時にはもうあちこちボロボロで、魔力も大分なくなっていた。
 それでも、迷わなかった。

 出立前に彼女の顔を見に行って、手を握りしめた。
 彼女は凄い発熱をしていて
 息も荒く、こっちを呆けた視線で見た。]

 

 

 ……アイシャ、ダメな父親で
 ゴメンな、いつも、
いつも……


 
[泣きそうになる父の手を、娘はぎゅうと握った。
 そうして首を振って笑った。]


 「ううん、お父さんは……駄目じゃない、よ
  私の、自慢の……お父さん。

  お父さんだけは、私を見捨て、なかった…
  ありがとう……無理しないで……ね」



[涙が零れた。]

 

 

 誓う。
 何があってもアイシャ、俺はお前を守る。

 俺は、必ずお前の元に帰るからな。



[そう言えば、娘は安心したように目を閉じた。
 覚悟は決まった。]

 

 
[ギルドで依頼を受け、男は飛び出した。
 ギルドで彼を見かけられたこれが、最期の姿である。

 
 その薬草がある地帯は暗くなると危険だ。
 それでも、身を隠し、ギリギリの魔力を駆使して敵の足だけ削る等々工夫して先に進んだ。

 崖が近くにある薬草地帯。
 目的の物を焦りながら探した。
 探すために使わざるを得れないライトの魔力分の体力が減るのすら鬱陶しい。]


 ……頼む、頼む……あってくれ!!
 アイシャが、あいつが危ないんだよ!



[半分泣きそうになりながら必死にかき分けた。
 その前から残ってる傷に
 途中で受けた攻撃から流れる血。
 手は土まみれ。
 顔は涙でぐしゃぐしゃ。
 それを両手で叩いて落ち着け、と
 自分をコントロールしようとする。

 探す事暫し。それは運よく見つかった。]

 

 

 ……あった。
 これがあれば……!


[その流行り病は対処方がもう見つかっていた。
 薬さえあれば治る。元気になる。
 気が抜けそうになるのを首を振って叱咤した。]

 

 
[ 荒い息がどんどん乱れる。
  体のあちこちから流れ出る血が
  体をどんどん死に追いやって。

  それでも、歩みを止めない。
  帰らなければならない。必ず。

  約束したのだから!!! 

 


  なぁ、破滅をもたらす程のイイ女ってさ
  どうしてタイミングに
  恵まれているんだろうなぁ。 

              本当に、さ * 



[ 青薔薇が導き
  蝶が光となって幻想的に舞い
  出迎えの挨拶と鼻をくすぐる食べ物の匂い


  ここが霧の夜にだけ開く噂の酒場


  噂を知っているのなら。
  当然知っているだろう。
  立ち寄ればどうなるかを。
  どうして引き留める人がいるのかを


            足を踏み入れたら
            
どうなっても知らねぇぞ 


 



[ 霧の深い夜は全てを覆い隠すように
  辺りを染める。
  その中でも光る街灯に違和感はないか?

  その先に進んで大丈夫か?

  ほら、聞こえるだろう


       導く者の声が……
。 




【人】 偽冒険者 キンウ

──『MiraggiO』入口〜店の中へ──

[自分が全き清廉の士であれば。
あやかしの類は怖れなくて良いはずなのだ。そう、思う。

けれど幾多の屍を越えてきた。
三年前までは

死体の数だけ、恨みつらみを踏み台にしてきたはずだ。

後ろ暗いことがあるから、少し──
怖い


ゴーストが店をやっている>>0:n4
とは、半信半疑…というより、そこまで信じていなかった
今のところは。
魔法が飛び交う世の中だし、何かが歪んで伝わったのでは?
例えば、とても陰気な酒場だとか……]
(130) 2022/05/23(Mon) 22:26:07

【人】 偽冒険者 キンウ

[けれども扉を開いた途端
店内は思いの外、アットホームな雰囲気が感じられて]


 わあ、何だろう、魔法かなぁ……綺麗。

[小さく淡い光がひらひら舞い踊る>>52

そして店の中から聞こえてくるのは元気な声だ>>46
店内は思いの外、アットホームな雰囲気が感じられて。

セーラ服…セーラー服というやつだな!
……海鮮料理があるっていうのは、嘘じゃなかったんだ。


店員が一人も手が空いていないのなら、
まずはどこかに腰を下ろさせてもらおうと
店内をきょろきょろと見回す]**
(133) 2022/05/23(Mon) 22:29:00

【人】 偽冒険者 キンウ

 ──『MiraggiO』店内──

 ……あ!エアハートさん!

[この国でたった二人の知り合いのうちの一人、
知った顔を見つけて、声をかけた。

目上の人は姓で呼んだ方がいいのかな?
でも、オルグレンっていう発音が咄嗟に出て来なかった。

お話しやすい口調でいいって言ってたから>>0:306
多分、大丈夫だよね?
]*
(140) 2022/05/23(Mon) 22:54:40

【人】 偽冒険者 キンウ

[ターバンの男性の褐色の肌が気になって、ちらりと見ていた。
お国はどちらですか、と聞こうかと思っていた所だった。>>122


なので、ターバンの男性と、先程のセーラー服っ子のやり取りが耳に入った>>136]*

 
ゴースト………ウソでしょ
(142) 2022/05/23(Mon) 22:56:54
偽冒険者 キンウは、メモを貼った。
(a21) 2022/05/23(Mon) 23:07:24

【人】 偽冒険者 キンウ

 え、ええ!奇遇ですね>>144

 
あ、あの……あっちの方で“ゴースト”って聞こえて。>>142

 あっちからも“死なない”とかなんとか不穏な言葉が聞こえてくるんですけど…>>147


[ちょっとだけ、怖くなって

ここ、普通じゃないのかな?なんてエアハートに耳打ちする]


 うー、でも、アタシ、このメニューにある“船盛のお刺身”頼みたい。

[食欲は、ある]

 
 
あの店員さんは、普通の人、なのかな?


[手招きされたのを見つけて>>1:154]

 一緒に行きませんか?エアハートさん。
 ……あの、一人より二人で……

[怖気づいている]*
(161) 2022/05/23(Mon) 23:32:39

【人】 偽冒険者 キンウ

……えっ!
おごり!!!


[反応するのはまずそこかと>>1:162
自分ながらツッコミを入れたくなりつつ
笑みが零れてしまった]
(164) 2022/05/24(Tue) 0:14:29

【人】 偽冒険者 キンウ

 そうですね、せっかくだから。
 い、行きます、行きますね。

[席には先ほどの店員が案内してくれたのだったか。
とにかく、エアハートとは一緒の席につくことになっただろう]

怖気づいていたためギクシャクとしていた動きも
しばらくすると落ちついてきて]


 “船盛のお刺身”をお願いします!>>1:155

[欲望のまま、遠慮せず高そうなヤツを頼んでしまった]

 取り合えず取り皿、二つお願いします。


[それから、店員に向かって]

 ちなみに貴方は……
いい
ゴーストさんですか?

[エアハートの質問に、続けるように聞いてみた]
(165) 2022/05/24(Tue) 0:26:51

【人】 偽冒険者 キンウ

[敬語のエアハートに倣って
いつの間にか下手くそな敬語を使ってしまっている。

……実は少ししゃべりづらい。
そのうちお酒が入れば、崩れてくるだろう。


──故郷には、悪霊や怨霊の伝説がある。

ゴーストとは……
ここへ来るまでそれに近いイメージを持っていたのだが。
今のところは、それとはかけ離れた雰囲気だったので。

でもそれでいけば、
いい
悪霊というのもおかしな字面ではある。

美味しい料理を出してもてなしてくれるのなら
いいゴースト……そんなうまい話があるはずが…
というよりも、普通に考えて
初対面の人(?)に聞くには唐突で不躾だったかも]

 あ、いえ、変なこと聞いちゃった…ごめんなさい。

[頬をかいて、下を向いた]** 
(166) 2022/05/24(Tue) 1:05:07
偽冒険者 キンウは、メモを貼った。
(a27) 2022/05/24(Tue) 1:24:06





   もう、触れることも叶わないんだ




 

【人】 偽冒険者 キンウ

 ──『MiraggiO』店内──

[一度怖いと思ってしまったせいなのか
店員が両手をひらひらと振る様子は>>174
おちゃめというよりは……威嚇にも見えて。

彼がエアハートと言葉を交わしている間も
しばらくは猫が毛を逆立てるような
緊張状態にあったのだが……]
(207) 2022/05/24(Tue) 13:04:49

【人】 偽冒険者 キンウ

  
 え?笑われた?>>179
 
ゴーストって笑うの?


[しかも、ちらりと盗み見た彼の笑顔は
伝説の怨霊の、不気味に高笑いする姿とは程遠く。

それから、飲み物がお茶かと聞かれれば]


 
どぶろく!

 ……は、多分ないと思うから焼酎を!

[東洋系というのは
西洋の人からみると童顔に見えるようで。
勿論、残念ながら個人差はある…!

故郷にいた頃には、少しばかり高めと思っていた身長も
このへんで見る限りでは、平均的といってもいいようだ。
旅の途中で、実際より年下に見られたことは、何度もある。

フィアンメッタは、こっちでは小さい方なのかな?
もっともWリスペタWの平均身長はわからない


だから、さほど気にしていたわけではない。
ないはずなのだが、咄嗟に見栄をはってしまった]
(208) 2022/05/24(Tue) 13:08:43

【人】 偽冒険者 キンウ

 
 ……焼酎を、何かお勧めの果汁と炭酸で割ってくれる?

[しかし、見栄を張り切れなかった。

昼間の崖での出来事がふと頭を過って
──正体がなくなる程飲むわけにはいかないと
思い直したのだ]
(209) 2022/05/24(Tue) 13:10:52

【人】 偽冒険者 キンウ

 
 いいヤツばかり……>>181

[さっきの彼の笑顔、
それに少し前に見えたセーラー服っ子の笑顔の敬礼>>167

それらを思い合わせてみれば、本当なのだろう、と思う。
扉の前にいた青薔薇の人の、
どこか厭世的な表情は気になるけれど。

 
綺麗なオッドアイをしていた。
 綺麗な瞳の人って、迫力があるよね。


……
『深みに嵌まらなければ』
というのも心に留める]
 
[合ったばかりで不躾だったかと思い謝罪した、その質問に。

彼は多分、できる限りの誠意で応えてくれた。
そう思い至れば、視線は自ずと上へ>>182>>183


彼がゴーストでも、人でも、何だとしても。
──とにかく、
この国での知り合いが増えた
 >>175

店を出るまでには名前を聞いて、覚えておこう。

通りゃんせ──帰りも通してもらえるならば
]*
(210) 2022/05/24(Tue) 13:16:53

【人】 偽冒険者 キンウ

 
[──扉が開いた>>206

入ってきたのがフィアンメッタだと気づくのはもう少し後。
彼女は誰に案内されて店内に入ってきたのだろう。

店内に案内したのが背の高い人なら
彼女はその陰になっていたかもしれないしね?


フィアンメッタの姿に気が付いたなら、
あるいはあちらが自分に気付いてくれたら、
ぶんぶんと手を振る。

まずはお礼を言わなくてはと気がはやり
こっちこっちと手招きし、同じ席へと誘う。

彼女の同意を得られたら
その時誰か傍にいた店員に
取り皿をもう一枚、頼んだはずだ]**
(211) 2022/05/24(Tue) 13:39:32
 ― 3年前 ―

[出会いたくない奴に
 出会いたくない時に出会う。

 そんが運命ってやつならどぶに捨ててやりたいものだ。]


 「久しぶり」


[月を背負って現れた女は、
 妖艶という言葉がよく似合った。]


 ……お前っ!

 
よくもまぁ、今頃顔を出せたなぁ



[流石にヘラヘラ笑うだけの余裕はない。
 娘を俺に預けたあの女が、
 アイシャを捨てた母親が目の前にいた。]

 

 

 「今までありがとう
  私ね、再婚が決まったの。

  アイシャも育てる余裕がやっと出来たの
  だから迎えに来たわ」


[ギラリ、と刃が光った。
 今のユスターシュなんて片手間で倒せると油断しきってる。実際力なんてもうほぼなくて、立っているだけでやっとだった。]


 ふざけんな!
 あの子がどんだけ傷付いたか
 苦しんだのかわかんねーのか!

 お前はもうあの子の母親の資格はない!
 アイシャは俺の娘だ!!!
 去れ!!!!



[彼女は実に楽しそうに、笑った。]