18:21:43

人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ

視点:

全て表示


 
[命もない、魔法も使えない一人の子供が、
 目的を果たすためには、ここに居る他なかった。
 あれから5年ほど経つ、時が経てば経つほど、
 運命的な再会を果たす可能性は低くなる。

 正直、焦っている。
 でも僕はこの店に運よく相手が来ることを願い、
 待ち続ける以外に出来ることはない。

 会いたいだけなら、探しに行けばいい。
 世界中を探すのは簡単な事ではないけれど、
 ただここで待っているよりは、まだ希望がある。
 でも厳密に言うと、会う事が目的ではない。




        
僕が本当に果たしたいのは―――――……。]

 

 
[僕だって気付いている。
 一寸先は闇。未来はどう転ぶか分からない。

 問題の先延ばしをしているだけかもしれない。

 運命を変えたはいいが、より悲惨な末路を辿るかもしれない。

 知ってしまったからこそ、悲劇が生まれるかもしれない。

 占い自体は当たっているのに、
 それを伝えることで未来の展開にずれが生じて、
 占いが外れてしまったような形になるかもしれない。]
 

【人】 ウーヴェ



  ─ 過去回想:約束 ─


   いいか、指切りを破ったら
   針千本を飲むことになる
 
   おそらくすごく痛い……はずだ


[ それは腕が千切れることよりも
  もう会えない悲しみよりも
  一人置いて行かれた寂しさよりも




      果たせない約束があることが
               痛かった。  ] 
 


 
(8) 2022/05/27(Fri) 4:32:37

【人】 ウーヴェ



[ 指切りの続きの話をしたのは
  いつだったかな

  また物騒な物言いをして
  驚かせてしまうような物言いになったのは
  前の反応が年相応で嬉しくなったから>>1:57

  針千本はお互い飲むことになるなんて
  この頃は想像もしていなくて。


  いや、冒険者なんていつ死んでもおかしくはない。
  ノアのように強ければ生存確率は高いだろうが

  俺は────……。

              まあ、この通りだ。  ]


 
(9) 2022/05/27(Fri) 4:32:48

【人】 ウーヴェ



[ 絆の巻き方を間違えいてたのか
  幕どころか途中から切られていたものを
  手繰り寄せて確かめることなく

  まだ繋がっているものだと信じて
  辿った先に何もないことに気が付いても
  そこにはまだ見えないモノがあると自分を騙して。

  諦めが悪かったんだ。  ]


 
(10) 2022/05/27(Fri) 4:32:57

【人】 ウーヴェ



[ ノアの夢を近くで応援したかった>>1:61
  剣だって教えてやりたかった>>1:62
  成長して、立派な青年となった彼と

  二つの約束を果たせる日がくると
  信じていた。

  その時にはまた俺の仲間と一緒に
  大きな依頼をこなしたりするのも
  楽しそうだななんて呑気なことを考えて。 ]


 
(11) 2022/05/27(Fri) 4:33:13

【人】 ウーヴェ



[ 手紙出してくれてたんだな>>1:65
  仲間たちのこと
  あの後の俺は知らないんだ。
  手紙を管理するのも俺の仕事だった。
  今は違う誰かがやってるのだろうな。


  なあ、その手紙には何を書いたんだ?
  きっと届いてたのなら
  仲間と読んで、俺が返事を書くはずだ。

  そんなやりとりが始まる未来だって
  あったのにな……。


           届けられなかった言葉



  もしかして悩みとかあったんじゃないのか?
  それとも新しい技を覚えたという報告か?

  相談できる奴はいたか?
  孤独じゃなかったか?


          聞きたいことは山ほどあれど
          どれも届くことのない文字達。 ]


 
(12) 2022/05/27(Fri) 4:33:22

【人】 ウーヴェ



[ それならいっそのこと
  俺のことは忘れている可能性に賭けたかった。
  そんな薄情な奴じゃないことなんて
  とっくに知っているのに。 ]




[ お互いに謝ってさ>>0:-146>>1:-10
  そのための約束じゃないはずだった


       いつか会えるための約束。 ]


 
(13) 2022/05/27(Fri) 4:33:59

【人】 ウーヴェ



[ ここで会うことになるなんてな。
  今度はこっちの姿も
  バッチリ見つかるわけで。 ]


  (まだ、気付かれてない……だろ)



[ 開店から一体どれだけ時間が経っていると
  思っているのかと言われそうだが

  
俺は動揺していたんだ。

  ユスターシュと親しげに話している相手の姿が
  ノアだったことに。


  また”酒場”ここに来たのかと。

  
そうだ俺は怒っているんだった。

  
怒ってやろうと思った。



  でも最後に見た時から
  また年を重ねたノアの姿を見て
  安心したのも事実である。 ]


 
(14) 2022/05/27(Fri) 4:35:49

【人】 ウーヴェ




   
あちらのお客さまからです



[ 変装用の眼鏡なんてなかったから
  前髪を崩して
  声色を少し変えて見せれば

  
バレはしない。
そうだろ?


  ちなみにあちらと指した方向には
  目を凝らしても誰もいない空間だ。


  お酒を一緒に飲めなくとも
  俺の好きなお酒を飲んでもらいたくて
  一口分の「ギムレット」を

  ノアが一人になった頃に
  そっと差し出すのだ。

  これは俺の奢りだから、
  一口分許してくれよなマスター。 ]


 
(15) 2022/05/27(Fri) 4:38:32

【人】 ウーヴェ



  ─ 残ったモノ ─



   結局残っちまったな


[ 明けの時間が近付いた頃、
  鍋の中の肉じゃがを見て>>0:207
  思わず乾いた笑いが出る。
  メニューに載せてないんだ、当たり前だ。
 

  一口、口に含めば。 ]


   ……冷たい



[ 冷めてしまった料理。
  塩分が控えめの薄味で

  最初は俺の仲間も良い味だと言って食べてくれた。
  けれどいつしか俺の食べる量が増えて
  そして作る場所すら無くなってしまった。 ]


 
(16) 2022/05/27(Fri) 4:45:23

【人】 ウーヴェ





   また食べるのは俺だけだけど
   無駄にはしないから



[ 旅をしていれば
  食べきれなくて捨ててしまうこともあった。
  それはとても悲しかったから
  この姿になってでも食べることができて
  良かったと思う。 ]**


 
(17) 2022/05/27(Fri) 4:45:36
 
回想:僕たちの船が沈んだ理由


[ウルティマ・トゥーレへと向かう途中に、
 僕たちは救援信号を出している船を発見した。
 近づいて双眼鏡を覗けば、
 船の甲板にがりがりに瘦せ細って、
 最早服とは言えないぼろぼろの布を纏った青年が、
 膝を抱えているのが見えた。


 勿論、僕たちは救助に向かった。
 父さんをはじめとした乗組員たちが船を移り、
 青年に気をとられている隙に、
 
僕たちの船に待機していた賊が侵入した。]

 

 
[初めに人質に取られたのは、僕より幼い乗客の少女。
 そして少女を盾にして、人質は増えていった。
 
当然、僕もその中に含まれた。



           「私たちはどうなってもいい。
            どうか乗客の命だけは助けて欲しい」



 最後まで懇願する父を無視して、
 下卑た笑みを浮かべながら、父の首を撥ねる光景を、
 僕の瞳はしっかりと映した。
 それを皮切りに、大人の男性は乗組員・乗客を問わず、
 一人残らず命を刈られた。



 僕はもうこの時点で、
 後生だからいっそ今すぐ僕も殺して欲しいと思ったよ。
         
けれど、地獄の宴は終わらなかった。]

 

 
[次に狙われたのは女性。

        「クルーの皆さんが噂しているのを聞いたの。
         貴方がとってもお料理上手だって。
         プロのお料理も良いけれど、
         貴方の作った料理も食べてみたいわ」


 どこかで僕の境遇を知って、
 優しく接してくれた乗客の奥さんが……。



         「私は途中で下船して、恋人の元へ行くの。
          二人暮らしが安定したら、結婚するわ。
          ハネムーンで、再会できると良いわね」


 
幸せを約束されていた筈の、乗客のお姉さんが……。]

 

 
[他にも船に乗っていた花は一輪残らず、
 海賊どもに踏み荒らされた。



 奴らが何をしたのか、子供には分からない。
 彼女たちが何をされたのか、子供には分からない。



 でも、死んだ方がマシな事をされているだろうことは、
 分かってしまった……。]

 

 
[こんな所に最高にイイ女など居ようものなら、
 どんな酷い目に遭ったことか、子供の僕にも知れたこと。

 既にこの世に存在しないものを盗むことは出来ない。


         だから僕は心の底から、
         母さんが生きていなくて良かったなどと、
         罰当たりなこと思ったんだ。]

 

 
[希望と愛を乗せていた船から、
 幸福宝物は残らず奪われた。
 最後に僕たちの船は油を撒かれて火をつけられ、
 夕日みたいに沈んでいった。



 僕たち女子供は、そのまま海賊のアジトへ拉致された。
 最早暴れて抵抗する元気を持つ者も、
 泣き叫ぶ元気のある者もいなかった。


 アジトには他にも何処かで僕たちのように
 拉致されてきたのであろう、
 女性や子供たちが沢山いた。]
 

 
[そして今度は、僕たちを奴隷として売るために、
 船で奴隷市場のある場所へと移動する。


 不衛生な船室には、絶望に塗れた子供たちが、
 ぎゅうぎゅうに犇めき合っていた。



 一日に一度、魚に餌をやるように、
 パンくずが僕たちの押し込められた船室牢獄にばら撒かれる。
 それをわれ先にと、奪い合いながら貪った。
 最早、人としてまともに生きているとは、
 到底言えない有様だった。]

 

 
[いつしか狭い船室内で、しきりに咳をする子供が出てきた。
 人数はどんどん増えていき、死者も出始める。
 海賊は子供がこと切れているのを確認すると、
 面倒くさそうに船室の外へ運んでいった。
 まともに葬ってくれるような連中じゃない。
 船外へと子供たちの屍は投げ捨てられていたのだろう。



 当然医者が診ることなどありえないから、
 これは僕の推測だけれど、
 
あれは恐らく肺結核だったのだと思う。



         生きているだけで満身創痍な子供たちに、
         病は翼を開く様に軽やかに蔓延した。
         当然僕も、同じ病気を患った。]

 

 
[高熱に、止まらない咳、血痰……。
 最初はすし詰めだった船室内に、
 ぽつりぽつりと穴が開いていく。
 「助けて」と、声にならない叫びをあげた時、
 僕の瞳が捉えたのは、幸せだったころの幻。



 助けて欲しいのは、皆の方だったと思う。
 僕は今の今まで、のうのうと生きてしまった。]
             
助かってしまった

 

 
[高熱で痛む節々に無理をさせ伸ばした手は、
 何も掴むことなく沈んでいった。



      
を叶えることもできず、

        
を守ることもできず、

          
に一矢報いることもできなかった。



 
悪寒で震える体に、熱に浮かされ燃える憎悪。]

 

 
 
 
[その最期は、さながら沈んでいった僕達の船の様だった。**]

 
 
 

【人】 ウーヴェ



   ─ 回想:恋しさと明日 ─


   そうか
   あるんだな、恋しいモノ

   故郷じゃないのなkら
   人か、物か、思い出か


[ ”故郷”そのものではなければ>>2:170
  そこであった出来事や物
  可能性として大きいのは人だろう。と推測して。 ]


 
(69) 2022/05/28(Sat) 16:46:41

【人】 ウーヴェ



   帰りたいと思うか?
   今でも、その場所に

   生きてるんだから

   恋しいのなら
   確かめに行ったら良い

   その足は飾り物か?
   動ける足があるじゃねぇか    


[ なんて、今でも逃げ続けている俺が
  言えたことではないのだけれど。
  俺とは違う意志の強さが見えたから。


  窓の外、霧で先は見えないけれど
  きっと彼女には何かが見えてるのだと思う。 ]


 
(70) 2022/05/28(Sat) 16:46:48

【人】 ウーヴェ



  
   人の足は
   前に進むために在ると思う

   後ろに戻るのだって
   進む、って使うだろ?

   戻るのだって前に進んでいるんだ

   同じ道にはもう戻れない
   同じ場所には帰れない


   だからこそ前に一歩踏み出せ

   未来に明日に進むためにな **

 
(71) 2022/05/28(Sat) 16:46:55

【人】 ウーヴェ



   ─ 回想:残す物と待ち人 ─


 [ どうやら残された物に心当たりが
   あるような反応する彼女>>2:225

   死後の会える可能性を伝えれば
   彼女はそのまま道を選択しそうだから

   彼女の求めている人が
   待ってるかもしれないという可能性は
   告げなかった。
   魂だけの存在には時の流れは無限だから
   彼女が自分の生を納得して終わらせて
   その先に、彼女の願う人が待っている。

   再会を俺は望むよ
   でもそれは”今”ではない。 ]


 
(72) 2022/05/28(Sat) 16:47:07

【人】 ウーヴェ



    見つかるものなら
    誰でも良いと思ってた

    でもきっと
    誰か知ってる奴が見つけてくれたら……と
    思っていたのかもしれないな

    俺はむしろ殺した奴
    原因を作った奴らに
    持っていてもらいたいね


    懺悔の念でも
    後悔でも
    忘れないでいてくれる奴に


 
(73) 2022/05/28(Sat) 16:47:14

【人】 ウーヴェ



    見つかるものなら
    誰でも良いと思ってた

    でもきっと
    誰か知ってる奴が見つけてくれたら……と
    思っていたのかもしれないな

    俺はむしろ殺した奴
    原因を作った奴らに
    持っていてもらいたいね


    懺悔の念でも
    後悔でも
    忘れないでいてくれる奴に


 
(74) 2022/05/28(Sat) 16:47:14

【人】 ウーヴェ



    死者ってさ
    生者が冥福を祈る、その人数で
    生きている時の罪を秤に掛ける
    なんて思われている国があるみたいだな

    死んでからは審判ばかりらしいぜ
    俺なら死んでもごめんだね
    死んでんだけど


    俺はさ、誰も冥福を祈ってくれるやつ
    いなかったし丁度良かったんだ


    生者でいるときに縁のあるやつしか
    出来ないことだからさ
    お嬢ちゃんは祈ってやってくれ

    願いは届くよ

 
(75) 2022/05/28(Sat) 16:53:05