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人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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視点:


鏡沼 創! 今日がお前の命日だ!



 バック…? 多分バックの派生の体位でヤられていました。詳細はエピ突入後! 現場からは以上です。



 机に体重を預けての立ちバックでヤられてました。詳細はエピ突入後! 現場からは以上です。



 詳細はエピ突入後! 現場からは以上です。だめ? 後で真面目に書きますがとりあえずヤられたし不機嫌の原因はこの件です。


側位?とも思ったけど違いますもんね なんなんでしょうねあれ(?)

/*
当方はこの窓、主に普川にフォーカスが当てられてるカメラ映像を端末で見られるようになったくらいのノリで普川の行動を流しています。PCが見られていて大丈夫です。アーカイブとかあるでしょう、よろしくお願いします。

/* 
なんだろうね……詳細はエピ後!!

 一度目の投票を終えて、どこかの時空。
 舞台裏の光景。
(これもレンズ越しの目に晒されているのだけど。)


「靖史」

 いつぞやと同じように端末を放り投げる。パス。
 投票先、どうぞ。

 

 不機嫌なまま端末をぽちぽちといじっていた。誰かにメッセージを送ったようだ。

/*
この窓が見えてるよいこの皆へ。

【回想】とついているものは貴戸の過去ソロールなのでPCは見えないものとして扱っていただけると嬉しいです。
ついていないものは貴戸中心カメラとして楽しんでね。


「────」

ライトのない舞台裏。役者じゃない。▓▓でもない人間が、
面倒臭そうに黒塚の端末を一瞥する。

「今それを私が預かっても、貴方と同じ行動しかしないので。
“アレ”が“起動”してから改めて渡してくれませんか」


貴方に端末を放り投げる。

貴方が取り落としてそれが壊れようが何だろうが、
心底興味が無いと言う加減のなさで。
例え音が鳴ろうがそれすら視界に映さなかった、
そう思える程に。

普段のここ数年留置中に貴方に見せていた顔とも、
舞台で道化を演じている顔ともまるで違う別人レベルの表情──
目も表情も、そこにはあらゆる気怠さしか存在しない。


いつもの聖句が聞こえないから、何かしらを誰かに言われて考え込んでいるのか。まことに不服ながら、“私も”思う事があった故に今の有様になったのか。嗚呼、心底──



時系列は普川と某所(>> 2:$7)で過ごした直後。
企画開始直後に赴いた時と同じ、自室から随分遠く離れた場所のトイレに足を運んだ。

ネクタイを取り去り、シャツのボタンを少し外してから鏡を覗き込む少年が映し出されている。
指を這わせた鎖骨や首筋。触れなくても未だかすかな熱が残っている。外してシャツをずらせば、きっと噛んだような痕の上から"爪で引っ掻いたような痕"がついているのだろう。

普川が付けたものじゃない。彼はただひたすら横向きに転がり事が済むまで大人しくしていた。

じゃあ一体誰が?そんなもの、一人しかいない。

首筋をしきりに撫でる。相手を揺さぶる途中から「何かが足りない」と気付いたけれど、半分無意識のうちに己の首を引っ掻き始めたのは自分でも思ってもみなかった。

考えを振り払うように頭をゆるく振って、ネクタイを再び結び始める。着衣に乱れがないことを確認してから、少年は何もなかったかのように平然と歩き始めたのだった。

【回想】

兄と目があった。
同じ血が流れているはずで、顔つきもそこまで違っていない筈なのに、感情豊かに顔が変化する彼をどこか羨ましいと思っていた。泣くことは許されていなかったし、責務を果たそうと努力するうちにどうやって笑えばいいのかも忘れてしまっていたから。

兄は俺と目が合っただけで泣くように笑い、笑うように泣いて、時折火がついたように喚き散らして怒っていた。器用な人だと場違いな感想が浮かんだ。

俺は無実だ。この女とは別れた筈。それでも迫ってきたのはあちらのほうだ。
そもそもお前は何故ここに来た。俺を馬鹿にしにきたのか。良いよな、お前は何でも手に入って。

"完璧なお前に俺の苦労が分かるか"。

そんな事を言っていた気がする。もう正確に内容を覚えていない。
人は他人の存在を「声」から忘れていくのだという。実際、内容も声も忘れてしまった。ここにいると決めた時から、たいていの物は不要だと脳が認識してしまっていたからだろうか。
あれだけ過ごした屋敷の細部が、ところどころ陽炎のようにぼやけてしまっている。

閑話休題。
捲し立てる兄へ一歩踏み出した。大量に血を飲み込んだ畳の感触がやけに気持ち悪かったような気がする。
あれだけ言葉を吐き出し続けていた兄は「ひ」と短く悲鳴を上げて黙り込んだ。そちらのほうが都合が良い。

全てを投げる選択をするというのに、頭も心も冷め切っていた。
ああ、むしろ、熱を帯びていた時間など、"俺"には一体どれだけあったというのだろう。

「兄様。俺に協力してくれますか?」

ただそれだけを告げた。
今まで積み上げてきたものを捨てるにしては実にあっけない別れの言葉だった。


結局、俺にとって"俺"という時間の価値なんてそんなものだったのだろう。

【回想】

流石に死体を綺麗に処理する方法は勉強してこなかった。

今から調べるにしても時間が足りないし、そもそも屋敷の人間に自分の動向は常にチェックされ続けている。今日は父も祖父も不在で、普段より屋敷にいる人間の数も少ない。俺が離れにいると気付いている者もいない筈だ。それでも、必要な道具を取ってくるのは難しいだろう。
自分の状況を振り返って、兄はいったい自分の何を見て羨ましいのかと疑問に思ってしまった。

兄によって既にあちこち千切れそうになっていたり、欠損していたりする女性の遺体を離れに備え付けられている浴室に運んだ。
それから仕方がないのでまず整理箪笥から裁ちばさみを持ってきた。兄が殺した女性と、兄の二人分の服を裂いた後、自分が作業をする間に兄にそれらを細かく刻んでもらうように頼んだ。それらはまとめて自分が持ち帰り、後で処理をする。
次に兄が女性を殺すのに使った三徳包丁を丁寧に洗って、素手のまま運んで物置の奥に捨てた。そのまま物置内を物色する。剪定鋸が見つかった。これと裁ちばさみ一本で出来ることをやるしかない。

それからどれくらい時間がかかったのかは分からない。女性を出来るだけ傷つけた。

不思議と気持ち悪さは起きなかった。ただただ、作業を無心で行っていた。

【回想】

兄の犯行現場に手を加え、自分がいた証拠を複数撒き散らした後。今度は異能への対策を行った。とはいっても、これはすぐに解決した。
兄の異能は"他者の異能の無効化"であった。それも対象は自分自身だけでなく、場所さえも指定できるもの。異能を使った離れの記憶念写などは兄のお陰でどうにかなるだろう。
自分への介入は己の異能による遮断でどうにかするしかないが、今こうして少年院にいる事ができるのだから上手く切り抜けられたはずだ。

何もかもが惜しい人だと思う。兄に対する気持ちはそれだけだった。稀有な力を持っていることを誇ればいいのに、彼は随分と勿体ないことをしていた人だ。

その後も屋敷を出ようとする兄の根回しをしたり、身辺整理をしたり、思いつくことを済ませてから然るべき場所へ連絡を入れた。出来ることをしたといっても、所詮は管理され続けている高校生の行いだ。父や祖父が動けば逃げ出した兄などすぐに見つかるかもしれないが、今はもう関わりのない話だ。

連絡を入れる時のことは今でもよく覚えている。
手が震えていた。あの感覚はきっと恐怖ではない。高揚だ。
あの時確かに胸が高鳴っていた。瞳に薄い水の膜が張られ、視界がぼやけた。泣きたくなる気持ちはこういうことを言うのかと感慨深ささえ抱いた。

ようやく心が息を吹き返した気がした。


外から隔離されれば、自分に向けられていた鎖も重圧も何もかもが無くなる。
やりたいことをやっていい。感じたことをそのまま表に出していい。
もう我慢しなくていいんだ。楽になれるんだ。

俺はようやく、自由になれる。

食堂から自身の部屋に戻ってきていた。

端末をテーブルに投げ出して一人本を読んでいる。が、貴戸ただ一人にだけ焦点を当てたこのカメラには本人はきちんと文章を読んでいない様子が映し出されていた。

小豆色の視線が動いていないのだ。読むために文字を追いかけていたのであれば、少なからず瞳は上下に忙しなく動くはずなのに。

ただ本を読むふりをして、何かを考え続けている。

【回想】

最初はただの好奇心と、かすかに芽生えた欲求からだった。

迷彩、鏡沼。彼らは相手を愛称で呼びたがる。特別な名前を付けたがる。
その気持ちがあまり理解できなかったけれど、だからこそ興味があった。

だから、いつからか闇谷を暁と呼ぶことにした。最初はただの好奇心と、かすかに芽生えた欲求からだった。

暁は良いルームメイトだ。
まっとうな価値観を持っていて、真っ直ぐで。共に過ごす時間がたまらなく穏やかで、温かくて。

彼と過ごす時間は俺にとって一番落ち着くものになっていた。
外であれだけ苦痛に感じていた眠る時間も、その上隣に人がいても、もう何も感じない。
人の視線が心地よいと感じる日が来るなんて思ってもみなかった。


暁。
たった一人、そう呼ぶことで俺がどれだけお前に心を許しているか、分かってくれるだろうか。



 下腹部を撫でられた少しの刺激で過剰に跳ね、床に転げ落ちた。湿った布が吐精を示している。必死な様子でずりずりと床に頭を押し付けて、なんとか目隠しを外せば、勃ち上がりかけていた彼のモノは途端に萎えた。

 ほどなくしてレザー製の簡単には外せない目隠しをされ、ベッドに戻される。スラックスと下着をずり下ろす刺激にもまた達していた。

 あとはされるがままヨがってヨがって。何度イかされていたかもわからない。

 
反抗心からだろうか、床にぐったりとしながらも鞄で顔を隠し──


 あの時
の様子と合わせれば、答えを出すのはそう難しくない。視界がない時、普川は快楽を感じる。

/* 
感覚操作を喰らってなおのことお雑魚をプレイしていました。現場からは以上です。たすけてくれ。たすからないよ。おしまいです。どうして。

 ハメ撮り発表の翌日、食堂を出た所で素崎に声を掛ける。そのまま医務室のひとつへと向かって行った。

 清潔感のあるその場所は、普段の医務室と違い、学校の保健室や病院の診察室に近い配置になっていた。白衣や聴診器、実験用のプラスチック注射器なんかの、それらしい物も分かりやすい位置にある。

 普川がナース服を見つけ、元の場所に戻した。ぶかぶかの白衣を纏い、袖を遊ばせながら素崎を見ていたりいなかったりする。たのしそうでもなんでもなく、虚無をプレイしていた。

 投げ返された端末を掴み損ねる。
 ごと。指先で弾かれて、床へ落とされた。

「――……何かあったか。良い事でも」

 拾い上げ、画面を確認しながら尋ねる。
 視線も寄越さずに放られたそれは、どう考えても皮肉だった。

 
現場からは以上ですのつもりが思ったより続いていました。


 この後食堂に行って、一緒に飲み物を飲みながらお話していたわよ。リョウちゃんが普川の分のコーヒーを淹れたけど、フィルタはお湯を素通しするだけになっていました。つまりそういうことです
(カップに直接全てのコーヒー粉が入れられたコーヒーが爆誕した)
。リョウちゃんはココア。

 段々コーヒーの味に疑問を持っていって、最終的に粉でむせる普川の姿がそこにあった。それ以外は終始穏やか和やかな平和風景でしたのわよ。



「んー……?」

 インスタント、ドリップするだけのやつ、豆を挽くとこからするやつ。それらを飲み比べて、普川は首を斜めに傾けた。

「美味しいんだろうけど、なんかちがう・・・・・・・・・・・」

 普川がこれまでに水筒に入れてきたコーヒーはずっと、インスタントコーヒーだった。知識としては、豆から淹れる方が普通は美味しいはずなのだが。

「…元々別に、好きくはなかったしなぁ………慣れかぁ…………」

 一応、その日は豆を挽いたコーヒーを冷やし、翌日水筒に入れていた。飲んでやっぱり、インスタントが好きなんだなと再認識した。

自分の意思で決めたことなど、一体幾つあるというのだろう。

自分はまだ18年しか生きていない。大人からすれば鼻で笑われるような、青くさい少年でしかない。
けれど自分にとってはそれが全てだ。

某日、消灯時間さえも過ぎた頃。
談話室に居座って、端末の明かりだけを頼りにディスプレイの文字を追いかける少年が一人。

風情も何もない白い光に濡れる涼やかな顔は、相も変わらず生真面目さを押し出したかのような仏頂面のままだ。けれどよくよく見ればその眉間には少し皺が刻まれているし、唇は普段よりも固く引き結ばれている。

指先と視線は幾度となく端末の中の文字をなぞり続ける。

その殆どは、"報酬"の欄。

「…………」

おもむろに瞳が緩く細められる。睨むような鋭い眼差しで穴があきそうなほどに端末を注視した。

彼は全てを放り投げてまで隣を選んでくれた。
無実を証明できる機会を、太陽のもとで大手を振って歩く機会を。ありとあらゆる自由の可能性を。

自分は相手に何を返せているだろうか?
自分は相手にどれだけ負担をかけてしまっているだろうか?

尽きない悩みがぽたぽたと心に降り注ぐ。昔は殆ど揺らぐことのなかった水面が波紋を生んではぐらぐらと乱れた。

心情を表すかのように端末を持つ手が小さく震えた。みし、と機器が小さく悲鳴を上げてもお構いなしだ。

「……きっとお前は、気にするなと言ってくれるだろうけれど」

"何処でも、お前が居たら幸せだと思う。 "


鮮やかに甦る声。
声だけじゃない。肌を刺す空気も、その前に口にした甘味の味も、あの時間を形成する何もかもが脳と心に刻まれている。

「…………暁。俺も」

俺も、お前がいてくれたなら、きっと。

「──何処でも、幸せだと思う」