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人狼物語 三日月国


123 【身内RP】夜見の城で夢を見る【R18G】

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視点:


? え?
ら、ラサルハグーーー!?!?

『金魚』
『……金魚?』

呼んでも、呼んでも。返事はありません。
泳いで探しても見つかりません。

『……金魚……』

鯨はここでもひとりきりでした。

【人】 酔吟 ミズガネ

>>2:29 イクリール

「失格だ。」

「誰が言おうと、それに費やした俺が俺を許せない。

 それだけ費やして成し遂げなかった事もだし、
 それだけ見てきて何も言わなかった奴らもだし、

 ……不得意、で済めば生きられたのかもな」

貴方の「いっしょがいい」の返答を聞いてから少しの時間の後、
その手をグイと引いてズカズカと歩いてから、突き放すように、投げ捨てるように広間の向こうへ手を離して去って行く。
(0) 2022/01/19(Wed) 23:16:58

【人】 酔吟 ミズガネ

>>2:35 ウミ

「本当に異星人かよ……適当に言ったのに……」


お前宇宙人?のノリで言ったのに肯定されたので、思わず固まった。固まっても目の前の彼女の大きさも変わる訳もなく、ふわふわ浮いている長髪の原理だって分からない。
まあ、この城だって理屈も原理もわからないが、一人だけ異質すぎるのだ。

「知らねえよお前の星も……いや、どうなんだ?
 名前くらいは聞いた事あんのか?……なんて星だよ」

簡単な星座なら、知識がなくはない。

「…………もしかして俺らの星の山は全部お前らの死体とか言わないよな……?」


そう言う巨人の物語をどこかで聞いた気がする。
さておき、紹介された料理に適当にふーんとだけ返して料理を見ている。見て、貴方の言葉を聞いて、不意に尋ねた。

「──腐るとか新鮮とかの概念がある星なんじゃねーか。
 なんでわざわざこっちまで出て来たんだ?
 ……いや、拉致られたんだっけか?」
(2) 2022/01/20(Thu) 0:14:00

【人】 酔吟 ミズガネ

>>4 ウミ

「あ?なんつって?……ダメだ、さっぱりわかんねぇ。異星語、とかなのか?……まあ、俺の全く聞き覚えのない星なのはわかった」

ひとつやふたつはあるかもと聞いて、表情が凍る。流石に人からできた山は、異星人とは言え想像するとホラーすぎる。
特に彼女は子供っぽい、つまり子供でこのサイズと今は勝手に想像、あるいは誤解をしてるので、一瞬身震いをした。

「あー…?滅びた、とかそう言うのか。なんで滅びたんだよ。戦争か?星の寿命か?……まー、それならお前はいいタイミングだったのかね、この拉致は。」

「俺は、俺も……無理やり、にしては拐われた記憶がなさすぎてなんともな。
ただ自分から行きたいなんて思った記憶はなんもねえよ。そう言う意味で拉致だろうよ」

男にしては、迷い込む、とするには世界が違いすぎて、それこそ魔法で変に閉じ込められた方が納得できるようだ。なおこの間に勧められた魚料理は食べた。カルパッチョ派らしい。
(13) 2022/01/21(Fri) 22:47:11
ミズガネは、爆乳をようやく直視した。
(a4) 2022/01/21(Fri) 23:24:08

【人】 酔吟 ミズガネ

 
 
バキッ、ベキバキッ


アマノが失踪したと騒ぎになる頃。
人気のない庭で、ひたすら何かを叩きつけ、割れて欠けるような破壊音が響く。
その勢いと言えば手加減の一つもない物だから、誰かが音を聞きつけてもおかしくない。

  
……が、……ば、…………たんだ


男が、ミズガネが。
ひたすら己の楽器を地面に叩きつけて破壊している。

破片は飛び散り身体に刺さり、既に一部の手首の血管を切ったのか、足元に血が滴るどころか、血だまりができている。

 
ガンッ、ボキボキッ


なのにやめる事はない。やめられもしない。
何かをブツブツと呟いているが、己が傷付く事に気にした様子は一切ない。ただ、とにかく楽器を壊そうとしているのは明確だ。

しかし、破壊する速度よりほんの僅かに遅れる程度で楽器は永遠に再生する。
しかし、それでも破壊は出来ているから、それを男は止める事ができない。


 
ベキベキッ、ガコッ


城壁に反響して、ひたすら破壊音だけが断続的に続く──。
(14) 2022/01/22(Sat) 0:51:09
酔吟 ミズガネは、メモを貼った。
(a5) 2022/01/22(Sat) 1:05:37

【人】 酔吟 ミズガネ

>>+1 アマノ

何も聞こえない。何も聞こえない。何も聞こえない。

  『
俺は、ここに居るんだぞ


貴方が何を言っても、男の耳に届かない。
何を言っても貴方は居ないのだ。
何を言ってもお前は居ないだろ。

「──こんな事なら──」

守ろうと、してくれてたのに。
聞くのだって、情に厚い男だ。
何か、言うつもりがあったかもしれないのに、

──何の言葉も聞かぬまま、全部、自分の手で壊した。


 
「なんで生きてるんだよ」


「俺の演奏が、魂がクソだって言うなら、
 
俺を、俺を殺せよ、殺せよ、なあ!!
 一度もろくな音出さないお前が!お前が!!」


また振りかぶった。
何でこいつは壊れないんだ?
何で俺の心ばかり壊すんだ?

楽器は一人一人に渡される専用のもの。相棒にすら近い。じゃあ、俺、こいつに裏切られてばかりだ。

「俺を殺さないなら、
 お前が死んじまえッッ!!」
(17) 2022/01/22(Sat) 14:22:49

【人】 酔吟 ミズガネ

>>16 イクリール

「……ぇ……、ぁ、……あ、……く、リール……」

『お前が死んじまえ』

そう叫んで、また叩きつけようとした時、貴方の声が聞こえて。
動きは止まった。ただ、貴方の顔を見つめて何かに怯えたように、男はじり、と後退りをする。

「……く、来るな。……いい、俺はいいから……」

手首から流れる血が手をつたって楽器を
に染める。
──それすら、いつか消えるのだ。
そんな存在と当然知っていて、でも壊そうとせずにはいられなかった。

「……も、……いやなんだ。……触れただけで呪うかもで、……それでもし、お前まで、殺したら。俺は、もう……だから、来ないでくれ、頼むから……」

貴方がそばに寄ろうとするならそれを制止して、そう言う。
何かに怯えるように、触れられるのを恐れるように、意地でも貴方と己の体が接触しないようにしようとするだろう。
(18) 2022/01/22(Sat) 14:35:00

【人】 酔吟 ミズガネ

>>19 イクリール

「……そうだと、俺も、思って……
 でも、でも『想定外』が起きたんだ、何ももう、」

貴方の手を払いたくはない。傷付けるのはわかりきってる。だからその手を払わないし、受け入れないけれど、その薬だけは自分でやるとばかりに受け取る。

「……今までがどうとか、信じられねえよ……」

指先ひとつ触れるのすら、今は怖いから。
乱雑に出血がひどいところからハンカチで拭って、押さえて、そうしてポツポツ、目線を逸らしたまま話し出す。

「……何より、『人殺し』の手でお前に触れたく、ない。俺は何もない男だから、唯一、……腐っても、そう言うのだけは、……しないでおこうって、決めてたのに……全部、全部終わりだ……

 ……俺が、アマノを、殺したんだ」
(20) 2022/01/22(Sat) 16:31:03
ミズガネは、ひたすらに「ごめん、」と謝り続けている。殺した彼か、目の前の彼女か、あるいは両方に、ずっと。
(a6) 2022/01/22(Sat) 16:32:24

【人】 酔吟 ミズガネ

>>21 イクリール

「……お前と同じくらい、馬鹿で、お人好しで、……優しくしてくれた奴だったよ。……だから、俺の殺しの依頼、受けときゃ……少なくともてめぇは死ななかった、のに……」

言い草から、貴方は覚えているだろうか。
貴方に毒薬を作って欲しいと依頼した時、もう一つ「殺してもらう」と言っていたのを。その相手と推測も容易だろう。

しかも最終的には断られるほど、この臆病な男は懐いていたし、恐らく父性を重ねていた。……貴方に母性を重ねているかはまだ、わからないが。

「……音を、」

「聞いてみたいって言われたから、聞かそうとしたんだ。当たり前だが最後までじゃない。ほんの触りで、ひでぇし、聞くだけで苦しくなるだろって……ほんと、いつもなら、平気だった短さなのに、……血、吐くし、慌てて止めても、悪化して、……」

手の中のハンカチが強く握りしめられる。
その後どうなったか、この様子で、殺したと言い切ったなら、何が起こって何を見届けて、『原因』を許せない心理は、貴方にはわかるだろうか。
(22) 2022/01/22(Sat) 17:20:28

【人】 酔吟 ミズガネ

>>23 イクリール

「……そうだよ。だから、俺より、もっと、……?」

彼の職を知っていると、完全にいい人か、それは主観になるのかもしれない。それでも男は、情に厚い彼をいい人と即答する。主観なら、男の答えはそれしかないから。

「……なんとかって、どういうことだ?
 死体も、目の前で消えちまったのに……」

けれど、次に聞こえた貴方の言葉に訝しむ。励ましや慰めの言葉ではなく『何とかしてみる』とは、死者に対して何かできる手段があるとミズガネにはてんで想像ができない。

尤も、厳密にはここの人間は神隠しに近い状態にはなってもイコール死ではないのだが、そんな仕組みを男は知らないから一層だ。
(24) 2022/01/22(Sat) 18:04:07

【人】 酔吟 ミズガネ

>>25 イクリール

ふわりとかけられたストールを軽く握る。血で汚すわけにもいかないから、クシャクシャにしてしまったハンカチで薬を改めて塗るついでに血を拭う。

「……何とかって、いや、良い子にって……」

その間にも、時間が経ったせいで楽器は元のまま、完全に戻ってしまって。慰められたりするだけならまだ収まらなくて暴れていたかもしれないが、『何とかする』と言われれば、冷静さが僅かに戻る。

「……くそ、
……誰かに世話になってばっかじゃねーか……」


情けない、不甲斐ないの気持ちが溢れかえるも、何もできる事もなく。言われた通り、良い子に……はさておき、すくなくとも悪い事はしないように、楽器を捨て置きたいのを堪えて、引き摺るようにどこかに去っていった。
(26) 2022/01/22(Sat) 19:28:32