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人狼物語 三日月国


184 【R-18G】ヴンダーカンマーの狂馨

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一日目

村人:4名、狂人:3名、人狼:1名

【人】 銀鷹公 バルドゥイン


 ……修復師が、水晶宮の封鎖区域に侵入したと。
 そうか。なら普段の手筈通り、港を封鎖なさい。
 協力者を洗い出して捕縛後に種族を同定。
 血液、体毛を採取し、尋問にて
 所属するコミュニティと………


 ────待て、  この においは、 なん、
 
(0) 2022/11/07(Mon) 0:00:00

【人】 略奪者 ラシード

─ 水晶宮:屋上展望台 ─


 水晶宮って、生物の保存って役割から
 温度湿度の管理、みたいなものが
 いっとうに徹底された施設…なんだって。
 ……締め切った金庫の多いこの島で、
 いちばんに『呼吸』を必要とする施設だとか。
 
 後天的ではあるんだけれども、
 大気の流れは此処を中心に渦巻いてるんだ。
 だから都合が良かった。
 君をコレクションとして迎え入れて貰うのにも、
 都合が良かった。


[職人の分厚い革手袋をした手に締め上げられ、
ブクブクと泡を吹く蛇の頸から滴り落ちた鮮血が。
銀の香炉の中の火のついた香、煙の中に一滴
────ぱたりと音を立てて、堕ちた。
細く立ち上る白い煙が、沸き立つように赤黒く変色する。
僅かに立ち込めていた甘ったるく腐った果実のような匂いが
質量を持ち、大気を犯す猛毒、否、呪毒へと転じる。]
 
(1) 2022/11/07(Mon) 0:01:26



【人】 略奪者 ラシード



 悪く思うなよ。
 島全体に行き渡らせるには
 きみの血は残さず搾り取らなきゃ、なんだ。

 呪うなら、ぼくと一緒にこの島を呪って。
 血の誇りを口先で称えながら
 “蒐集品”に貶める、この島を。


 ぼくのために、ぼくらの誇りのために、
 “祖”の毛皮を取り戻す為に────
んでおくれ。



[鼻と口を紅で覆った若き首魁の声に祈りは無く。
鉄のように、硝子のように、  その表情は冷たい。]
(2) 2022/11/07(Mon) 0:05:36




【人】 略奪者 ラシード


[呪いを孕んだ腐臭は、狂馨は、
まるで泡が弾けたかのように急激に質量を増し、
潮風に乗って島の四方八方へと拡散していく。
赤い呪布を身に付けた略奪者たちが
各所の保存施設の窓に投石や矢を放って砕く。
だが、それを衛士に報せる市民は居ない。
駆け付ける衛士も、警備員も居ない。
長い歴史が作り上げた宝箱の中に、
赤を纏った賊は次々と侵入し───誰も止めることができない。

呪いは、腐臭は、火をつけたのだ。
人々の───自身の中から身を焦がす欲望の炎に。
表層に顕れたそれは理性を蝕み、喰い殺し。
キュラステルという楽園は風上から、
北からじわじわと狂い始めた。
]*
 
(3) 2022/11/07(Mon) 0:13:40
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/11/07(Mon) 0:20:51

略奪者 ラシードは、メモを貼った。
(a0) 2022/11/07(Mon) 0:25:59

【人】 給仕 シロタエ

―― とある民家にて ――

 ケイリーさーん、いますかー?

[コンコンコン、決して控えめとは言えない勢いでノックをして声をかける。
それくらいしないと気付かないことが多々あるからだ
でも幸い、今日はすぐ気づいてくれたらしくすぐにドアは開かれた]

 あ、良かった無事だったぁ
 「あぁ、仔狐亭の……ってことはまあ心配させたか、すまないね」
 いいんですよそれくらい、ちゃんとご飯食べてました?

[返事がない、ただの屍……じゃなくお察しということだった]

 ですよね、というわけでお届け物です

[600コルドでーす、などと言いながらお弁当を渡すとすぐにその場で払ってくれる
ついでにこそっと部屋を覗き込めば、案の定混沌が広がっていた]
(4) 2022/11/07(Mon) 1:39:22

【人】 給仕 シロタエ

 ケイリーさぁん、さすがにこれは体に悪いですよ
 「えぇ……この方が落ち着くんだけどなぁ」
 だーめーでーすぅ、第一借り物を汚したらどうするんですかぁ

[とりあえず床と台所だけは片付けます、と部屋に突入する
めぼしいものを片付けて床を拭くだけでだいぶ違うはずだ]

 「シロタエちゃん」
 はぁい?
 「仕事続けてていいかな?」
 
その前にご飯食べてください!


[はあ、とため息を吐く。
どうして言ってもわからない人ばかりなのか

明らかにゴミとわかる物だけを拾って袋に詰め台所を覗く

不意に、何か甘いものが腐ったような臭いがした>>3]
(5) 2022/11/07(Mon) 1:41:07

【人】 給仕 シロタエ

[きっと食べ残しの何かが腐っているんだろう、でも

ああ、なんだろう、なんかちょっと
イラつくな
?]
(6) 2022/11/07(Mon) 1:42:10

【人】 給仕 シロタエ

 「……シロタエちゃん」

[声を掛けられて振り返る
いつもと変わらない……いつも以上の
イラつく
笑みを浮かべてケイリーが立っていた]

 「ちょっとね、今調べてる件の証明をしたくて……実験台になってくれるかな?」

[は?何を言っているんだこの人は]

 無理ですよ
 「いいじゃないか、ほんのちょっと、ちょっとだけ犠牲になってくれればいいんだから」
 だから無理だって言ってるじゃないですか!

[無理、というのを意に介さないように手を引いて奥へと連れ込もうとするのを振り払う
ああ、
イラつく
]

 「何でだい?僕は実験がしたいんだ、協力してくれても……」

[忌々しいくらいの笑みで懲りずに手を伸ばすのに、娘の中で何かが切れた]
(7) 2022/11/07(Mon) 1:44:25

【人】 給仕 シロタエ

 
無理だって言ってるでしょうが!!


[そう言いざまにテーブルの上にあった分厚い本を取り上げて
その背の部分をケイリーの頭に叩きつけた
ロクに食事もしていなかったらしい男は床に倒れる
その頭部に二度、三度と本を叩きつけると床に
赤いもの
を散らしてケイリーは動かなくなった]

 あーあ、言っても聞かないからこうなるのよ

[罪悪感なんか感じない、むしろ、そうむしろ気分がいいくらいだ
今まで、
なんで我慢してたんだろう!
]
(8) 2022/11/07(Mon) 1:47:00

【人】 給仕 シロタエ

 
言ってもわからないような奴らなんか
 力づくで黙らせればよかったんだわ
(9) 2022/11/07(Mon) 1:49:15

【人】 給仕 シロタエ

[気分がいい、そう娘は今までになく気分がよかった
いう事を聞かないロクデナシは、
殴り倒せなよかったの


だって、向こうが悪いんだもの、ねえ]

 アタシは、なぁんにも悪くないわ

[だから、そう

もっと世の中のロクデナシを片付けちゃいましょう!
娘は朗らかな顔でケイリーの家を出る

何故か外に置いてあった角材一つ手に取って**]
(10) 2022/11/07(Mon) 1:51:01
給仕 シロタエは、メモを貼った。
(a1) 2022/11/07(Mon) 1:55:38

【人】 娼婦 セツナ

 
>>3その機会の訪れを知ったのは、以前から持つ魔具の報せだった。

 
 
彼らから知らされたわけではない。
けど、その時が来た時に判るようにと事前に準備していた、所謂借り物の魔具。
それが、ピリリと自分の身体にその訪れを知らせるように痺れを齎した。
ぴくり。
体を反応させ、仕事の準備をしていた私は急いで>>3口に布を巻く。
狂うことの無いように。
目的の物を得る為に準備していた、理性を保つ為の品。
風邪を引かないように。
埃で喉を痛めないように。
そんな風に、仕事のない時は普段からも使っていた物だ。
だからきっと、今着けていてもそんなに怪しまれない。
そう願う。
しかし、欲に塗れたこの店では。
その腐臭に、欲の内側のさらに闇に潜んだ欲を燃え上がらせる。
身を潜めながら店を抜けるが、聞こえてくる音はそれはひどい物だった。
 
(11) 2022/11/07(Mon) 5:41:43

【人】 娼婦 セツナ

 
男の悲鳴。その内容から、魔羅を食いちぎられたのだろう。
女の悲鳴。相手の男に殴られているのだろうか。
男の哄笑。女の髪を引き、濡れてもいないのに尻の穴に捩じ込んで。
女の哄笑。男の顔の上に跨り、奉仕を強要する。
 
実際に見えた物、察してしまった物。
一先ずここから逃げようと。逃げて目的の物を得ようと。私は店を後にする。
店の中は血の匂いもあれば糞尿の匂いも酷くて、例の腐臭より更に臭って眉を顰めた。
あの人の為に。
愛しいあの人の為に。
体も魂も売り渡しても。
手に入れなければならない物がある。
その場所の検討はもうついている。
だから、店をそっと抜け出ると私は街中へと繰り出した。**
 
(12) 2022/11/07(Mon) 5:42:03
娼婦 セツナは、メモを貼った。
(a2) 2022/11/07(Mon) 5:43:35

【人】 住職 チグサ

 ──現在:慈厳寺──

ぼぉ……ん
          ぼぉ……ん


[龍龍たる体躯の修行僧が、夕刻の鐘をつきました。
 秋色に染まった梢を、夕陽がさらに赤く染めています。]

 ……お勤めご苦労様でした。
 あなたはもう寺院にお戻りなさい。
 私もまもなく。

[修行僧を見送りながら、私はしばらくの間ひやりとした夕方の風に身を晒していました。
 袈裟の下には、例の赤布を忍ばせています。

 枯葉の香りの中に、粘りつくような甘い腐臭を感じた気がしました。
 深いため息を、秋風にひとつ交えました。]

   我昔所造諸悪業
   皆由無始貪瞋痴
   従身口意之所生
   一切我今皆懺悔

我れ昔より造る所の諸の悪業は、
皆な無始の頓・瞋・痴に由る、
身・口・意従り生ずる所なり。
一切、我れ今皆な懺悔したてまつる。

[懺悔文を三回。唱え終えるころには、香りははっきりと強く為っていました。
 渾沌の時が来ます。己の罪を、見つめましょう。]**
(13) 2022/11/07(Mon) 6:29:26
住職 チグサは、メモを貼った。
(a3) 2022/11/07(Mon) 6:33:23

【人】 医者 ノーヴァ




   医師は、大切なものを守るもの。

   果たして、大切なものとは
   真に守られるべきものなのだろうか?



 
(14) 2022/11/07(Mon) 16:22:52

【人】 医者 ノーヴァ



  遥か遠い昔、物心がついた時から。
  実にさまざまなものを壊してしまってきた。
  誕生日にもらった表本箱、買い与えられた玩具、
  はたまた家族写真のフレームまで。

  家族に友人、近しい人々。
  その惨状を見た者たちはいつも怒り、悲しみ、
  さまざまな感情を見せてくれたものだけど、
  なんやかんやで今まで看過されてきたのは
  ひとえに自分が“直す”術を持っていたからだ。

  壊して、直して、直して、壊して。
  ワンパターンな作業工程と、色とりどりの表情変化。

  それらは実に壊れやすいのに
  みんながみんな、さぞ大切そうにして
  自分に見せたり与えたり、
  手の届くところに置いておく。
  大事なくせに、矛盾しているその行動が
      
■■■とさえ思ったものだ。

  どうにも理解できなかったことを覚えている。


 
(15) 2022/11/07(Mon) 16:23:05

【人】 医者 ノーヴァ



  「大事なものには、願いが込められているの」

  壊れたオルゴールを掌で包みながら、
  悲しそうな顔をして母はそう言った。

  「これを作った人、受け取る人、
   沢山の人の魂が集まって、いつまでも宿り続けるの。
   今回は仕方ないけれど、
   壊さないように気をつけてちょうだいね。」

  ならどうして、って問い返そうとした口をつぐんだ。
  母はそれ以上をいうつもりはなさそうだったから。


 
(16) 2022/11/07(Mon) 16:23:37

【人】 医者 ノーヴァ





[狂者というのは、生まれた頃から定義つけられた悪癖というものがひとつはある。
最初はただの興味本位、何れは其れが悪しき欲望へと変わり。
常識を解さず、境界線を乗り越えて、思うがままに歪み続けて。
その軌跡は時に、新たな「信仰者」を生み出すこともある。

世界のどこかで、そんな負の循環構造が存在しているらしい───────……]


 
(17) 2022/11/07(Mon) 16:23:50

【人】 医者 ノーヴァ








「ノーヴァ。
  あなたはそうなってしまってはダメよ。
  誰かの大切を、理解できる人になりなさい。
  それを守ってあげられる人になりなさい。」


      (………………ごめんよ、母さん。)



 
(18) 2022/11/07(Mon) 16:24:03

【人】 医者 ノーヴァ







(閉ざしていたけれど
 隠していたけれど

                 ………僕には。



        その気持ちが分かる気がするんだ。 )

 


 
(19) 2022/11/07(Mon) 16:25:13