![]() | 【人】 外国語学部3年 天音 和花― ギリギリ午前中な部室にて>>108 ― ワイロ!! あざっす! [ おやつのことを言われれば、 キランと瞳を輝かせて、ビニール袋の中を覗いた。 昨日、残した飲み物もあるし、食べながら観よう。 とウキウキ度は、あがっていた。] 冷凍庫の奴、 冷蔵庫に移したりするくらいなんで [ 鍋を洗っておいておくとか。 本格的に準備するのは、 午後になってからでいいだろう。 もしくは、可愛い後輩ちゃんと来たり、 さっちゃんが顔を出したくらいでも、 いいんじゃないかと思ってる。 待っててくれるらしい先輩は、 やはり、優しいなと、思っていた。 すぐに終わらせますと、言って ちゃっちゃか、動けば、DVDを観始めたかな*] (120) 2020/11/11(Wed) 19:55:31 |
![]() | 【人】 外国語学部3年 天音 和花― 現実に、ヒーロなんていないんです ― [ ヒーローは、物語の中にしかない。 だって、現実では、助けを求めて声を出しても 助けに来てくれる人なんていないでしょ。 ――ごく稀にいるかもしれないけど 私の地獄から、私を救ったのは、私自身だったから。 あさぎり 私は、かつて朝霧和花でした。 家族の幸せな想い出は、小学校まで。 中学に上がった頃から、元々忙しかった母の仕事が さらに忙しくなって、家にいる時間が減った。 外でバリバリ働く母は、格好良くて好きだったけど 幼い私は寂しかった。だから、少し反抗期になった。 家の手伝いをしないで、友だちの家に遊びに行って 映画を観たり、ゲームをしたり、遊んでいた。 帰ってくるのは、いつも遅い時間だったり そのまま帰らないこともあった。 ――連絡はしてたけど。 ] (121) 2020/11/11(Wed) 20:15:35 |