17:35:58

人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ

視点:

全て表示


[ 可愛いなんて母以外に久々に言われた。
 母に一瞬意識が向きかけて一気に萎みそうになる気持ちを
 可愛いの言葉だけに向けて引き戻す。
 今この人に俺は可愛く見えてるのか。
 昔の印象のまま固定されているにしても
 昔だってそう幼くはなかった筈なのに。
 如何して大の大人の男が可愛く見えるやら
 なんともおかしな話だと思うのに
 何故だか悪い気はしなかった。

 嫌な気分ではなかった。
 どんな評価であれどんな見解であれ
 彼に与えられるものなら、なんだって。

 あの頃も今も変わらず彼が好きな証明なんて
 それだけで足りるだろう。
 あと男に抱かれてるのも。
 こんなに気持ちいいって知ってたとしても
 彼以外になんて、考えるのも嫌なのだから。 ]

[ 興奮の滲む彼の荒く艶やかな呼吸の音。
 潤いも足さずに交わる結合に女を抱く時のような水音はなく
 汗に湿る肌同士が当たる音と軋むベッドの音が耳についた。

 馴染みのある分かり易い快感を以て
 欲望の弾ける瞬間へと向け急速に駆け上がりながら
 覚えたばかりのまだ不慣れで、
 それなのに強烈な心地よさを同時に味わわされて
 頭が、混乱する。
 男として生きてきた自分の体を作り替えられるような
 おかしな錯覚に酔い痴れて。

 あとを追うように限界を訴える彼の声にぞくぞくと
 絶頂の余韻とは違う法悦が駆け抜けて
 熱いものを吐き出すさなかの体を休む間もなく
 断続的に攻められ、声にならず吐息の音だけで喘いだ。

 気遣いや手加減を取り払ったような力強い抽挿に
 彼が彼だけの快感を求めて動いているんだと理解して
 彼の欲をこの身にぶつけられ受け止めているんだと思えば
 訳のわからない感情が込み上げてきて堪らなくなった。

 愛おしさと呼ぶには如何にも狂暴で酷く淫らな。
 言い表す言葉は見つけられる気がしない。

 過去に抱いた女が興奮を煽る為紡いだ言葉が頭に浮かんで
 「なかにだして」と強請った気がする。
 彼を悦ばせるためではなく純粋に自分がそうされたくて。
 きちんと言葉になった自信はない。 ]

[ 元より入口の皮膚以外殆どが感覚を持たない内臓での交わりだ
 中で震える感触も、吐き出された実感もまるでない。

 けれど抱きしめられ重なる身体の震えと
 生々しい呻き声に彼の絶頂を知る。

 体はすっかり疲弊しきって重力が倍に感じるし
 ぜぇぜぇと繰り返す呼吸の音は耳障りで息苦しく
 もう指一本動かしたくないのに、興奮が醒めない。

 熱くて、暑くて。
 張り付く重たい身体が苦痛なのに心地よくて
 離れがたくて背中の後ろに体重を預けようとすれば
 未だ繋がったままのものが角度を変えて小さく呻いた。

 え?萎えてないの?何故?
 いや、俺もだな?俺もだったわ。何故。

 もうなにを考えるのもだるくて
 疑問は浮かぶ傍から投げ出した。
 重力倍増しに感じるクソ程重たい腕を死ぬ気で持ち上げて
 首筋にじゃれついてくる頭をベタつく手で構わず撫でた。
 何も考えない頭で、理由もなくそうしたかったから。 ]

[ 気遣いの戻ったやり方で、すっかり弛緩した体を
 シーツの上に横たえられる。
 死ぬほど疲れていたので逆らわず手伝わず体を預けた。
 気遣うならまず抜けとは思ったが言わなかった。
 離れたくなくて、言いたくなかったので。

 予告通りに汗だくになった身体に
 乾いたシーツの感触が心地よくて
 もぞもぞと蠢き湿っていない場所を探す ] 


 ​────、…───……、……っ、……
 ……しにそ、……むちゃくちゃ、きもちよかった。


[ 遅れた返事を漸く紡げば、緩みきった口から涎が垂れかけて
 垂らしてももう今更どうでもよかったけど
 死ぬほど喉が渇いていたので無理やり飲み下す。

 みずほしい。けど、いいたくない。
 動きたくも離れたくもなかった。 ]

[ 動きたくも離れたくもない、けれど
 顔を見るためのろのろ体を捻れば
 彼が出した分だけ多少の滑りを取り戻した中から
 ずるりと半端に彼が腹圧で押し出されて
 強制的に味わわされる排泄と殆どおんなじ原始的な快感に
 ぞわぞわして戦慄きながら、ぅ゙あ゙とか色気の欠片もない
 なかなかにひどい悲鳴をか細く溢れた。

 ぜんぶ抜けてないから
 まだこれを味わう事になるのがわかってしまう。
 離れたくない以上の嫌を突きつけられて
 はふはふ喘ぎながらも
 当初の目的を成し遂げるべく彼の顔を見る。

 ひどく疲弊しきった顔はそのままに目だけギラギラしてる。
 これは徹夜が過ぎて疲弊し過ぎたが為に分泌された
 脳内麻薬でおかしなテンションになってる顔だ。  ]


 せんせぇも……誠丞さんも、きもちよかった?

 満足したならねなよ。
 ひっどいかおしてる。

 

[ 抜いて離れるのも、抜ける感覚も嫌だけど
 半端な今の状況が、なかなかやばいとこを押してることに
 ばきばきに勃起しだす自身でもって察して、
 意を決してずるりと完全に引き抜いた。

 ずるりと内臓を道連れにするみたいに出ていくのが
 気持ち悪くて気持ちよくて
 え゙だかあ゙だかわからない音で呻いて
 謎の情けなさに泣き出しそうになりながらも
 重い体を引きずって完全に向き直る。

 どろっと産み出された直腸温度にほかほかになった
 彼のやつを、そのままでは気持ち悪かろうと
 その辺のシーツを手繰ってかなり適当に拭いてやった。
 自分の尻も気持ちわるいけどこっちは
 シーツで拭くのが流石に躊躇われてそのままに。

 布団でもかけてやるべきだけど
 これ以上一切動きたくないし暑いので
 寄り添うだけにしておいた。

 いろいろ考えなきゃいけない面倒なことが
 かなり、だいぶ、残っている気がする
 けれど、眠って起きたあとの自分に
 ぜんぶ押し付けることにして。

 ねなよ、おやすみ、を繰り返し
 彼が目を閉じるのを見守ってから、自分も目を閉じて
 泥のような眠りにずぶずぶと沈んでいった。* ]



[ 少し怖かった潮音の口調が
  ちょっとだけ いつものに近づいた。

  相変わらずシチュエーションは
  なんというか、そう、
  日常の舞台なのになんだかそう、


  ……えっちなかんじにみえちゃう。


  夢の潮音は願望なの?って聞いても
  そうだよ、って言わなかった。

  否定も肯定もないところが
  妙に現実的で、……だから余計に混乱する。 ]


  


[ 潮音が願ってくれてるの?
   ……ねえ、ほんと?

  恥ずかしい。死んじゃいそう。

  夢の中だからきっと、こんなことしちゃうんだ。
  怖い。
  
  ……こわい、潮音が、
  ……こわい、わたしが



  どうして泣いてるかわかんない。
  ううん、恥ずかしすぎて死にそうなことはわかる。


  くちびるが涙を拐ってく。
  だから私、目をとじたの、――





  もっと、

 
 Wピーポーピーポーー……



 


[ 眠る時にパジャマの下にはブラ付けない派だから
  少し捲れば簡単に肌は露出してしまう。


  夢でみたもののように、
  夢の続きのように、パジャマをゆっくり捲り上げた。
  夜風に晒された胸の先はつんと上を向いてる。

  お風呂に入ったり着替えたりするし
  自分の裸なんて見慣れてるし、……何もない。
  筈なのに。

  どうしよう、すごくイケない事してる気がする。
  壁を隔てた隣の部屋は潮音が居る。
  ……よね、さっき見たのは潮音、じゃないよね。


  ブレスレットを身につけた手で、
  自ら露出させた場所を隠すように触れた。 ]




  潮音……っ



[ 窓開けて、浚いに来てくれないかな、
  ……動かしたつもりなかったのに、少し指が動いたら
 変な気持ちになってきちゃった。


 ……潮音、私と、えっちなことしたい、って
 ほんとに思ってくれるのかな?



 ブレスレットの無い方の手で、ぱんつ越し
 少し濡れてる場所に、触れる。 ]

 そんなこと、しなくていいわよ!


[彼の気遣いっぷりに驚きながら、慌てて首を振る。

 風呂と一緒にシーツを洗い、片付けようと思っていたのだけれど。
 彼がしてくれようと思っていること自体に驚いたのだ。

 きっとそれは自分のためなのだろう。

 彼は夫が浮気していることを知らない……はず。
 自分と彼の仲はあくまでも不倫で、 自分が浮気をしていることがばれたら立場が悪くなる私のことを思い、体力が尽きてしまった私を思いやって、提案してくれてるんだと思えば、彼の気持ちに心が温かくなった。

でも、彼がどこか引け目のようなものを感じているかのようにも思えて、じゃあ、シーツの汚れだけお願いしていいかしら? とお願いすることにした]


 えっと、風呂場はこっちよ。
 覚えておいてね。


[この先、何度も来るかもしれないから。
 そう暗に伝えるかのように。

 脚が震えてうまく立ちあがれなかったことを、心配になったのか彼が自分をエスコートしてくれる。
 一度立ち上がってしまったらもう大丈夫なのだけど、彼に甘えたくて、彼に抱き寄せられたままになったまま、風呂場に到着したのだけれど。
寝室に戻る際に置き去りにされた言葉に、心がわしづかみにされた]



 好きになってもらうって……。



[浴室のドアの向こうに消えた彼に、一人で動揺してしまう。
 もう、十分に彼のことを好きになっているのに。
 伝わってないのだろうか。
 そう思えば、ちゃんと言葉にして言ってなかったような気がする。
 彼は思いを口にして言ってくれているのに。
 でも、真剣な顔をしていた彼に言っても信じてもらえるかどうか。
 周回遅れどころか、ぶっちぎりトップの好感度を稼いでいる男だというのに。

 そのわかっていない感が彼らしくて………愛しい]


 ああ、もう……。


[シャワーの雨の中に頭を突っ込む。
頭は先ほど洗ったから洗わなくていいというのに。
ただ、もどかしくて。年下の彼に翻弄されているの自分が歯がゆくて。
ただただ、顔が熱い]
 


 ヤスヒサくん、ありがとう。
 よかったら浴びてきて? 


[バスローブを持ってくるのを忘れてて、バスタオルを巻きつけながら部屋に戻る。
 彼が風呂に入ったなら、その間に食事の準備をすればいいだろうか*]

 

  (……、……流歌……?)


[ヒトより良い耳がその声を拾った気がして
 壁にそっと手を当てた。
 気になるけれど、
 ここからは見えないし、それ以上は聞こえなかった。

 寝言かな。

 ……でも、切実な響きを含んでいた気がして。
 妙にドキドキしたまま、
 長いような短いような夜を越えたのだと思う。]
 

【人】 甲矢 潮音

 
[流歌が体調不良なんて珍しくて>>48
 連絡受けたまま暫し固まってた。

 途中からでも快復したら行く気があるのか
 先にいっててねとあるけど

 ……、い、行きたくない……。

 流歌のいない学校なんて……、
 流歌のいない学校、なんて……、

 ハンバーグと目玉焼きとご飯のない
 ロコモコにも劣るなにか、だ。

 ファミレスで、ハワイフェア開催中。
 ……辞めたからもういいんだった。]
 
(52) 2022/05/23(Mon) 19:56:58

【人】 甲矢 潮音

 
[窓閉め忘れたことを思い出す。僕のせい?
 でも、暖かくなってきてるから
 それだけで風邪ひいたりはしないはず。

 ボタン開けっぱで出歩いてたから?
 いやいや、もっと暖かい時刻だったし。

 ぐるぐる。

  ──────────────
   何かあれば連絡して。
   ノートやプリントは任せて。
   しっかり休んでね。お大事に。
  ──────────────

 そう送って、(渋々)一人で学校に向かった。

 その日はずっと心配してた。
 前の席と胸の中がぽっかり空いてて
 物憂げに溜め息を吐いたりなんかして。]
 
(53) 2022/05/23(Mon) 19:58:45

【人】 甲矢 潮音

 
[流歌が来ることがなければ、
 下校までそんな時間が続いたのだろう。

 面接がてら寄ったコンビニでは
 口当たりの良いプリンをふたつ買って、
 お見舞いを口実に部屋に行こうと考えるも。

 かわいい娘が心配で早めに帰ってきたのか
 おば様とマンションの入り口で遭遇し
 挨拶しつつエレベーターをご一緒して
 様子を聞けば熱はなかったから大丈夫よ、と
 肩を叩かれ、漸くホッとして。
 
今後ともよろしくね、と改まって言われれば首を傾げ。


 となれば母娘の時間を邪魔するのも悪いような。
 ……めちゃくちゃ会いたいけど。
 何かあれば呼んでくれるはず……、だよな。
 流歌さんお大事に、これはお二人でどうぞ、と
 コンビニの袋はおば様に託して。

 流歌に見せるためだけに珍しく真面目に取った
 ノートの写メと、くどいようだけど、
 お大事にってメッセージをまた送った。]
 
(54) 2022/05/23(Mon) 19:59:48

【人】 甲矢 潮音

 
[すぐ隣にいるのに、遠いなぁ。
 
きみは大半、ずぅっと高いところで過ごすから

 
これでも全然、近いんだけれど。
*]
 
(55) 2022/05/23(Mon) 19:59:58

【人】 甲矢 潮音

 
[月が一巡りし、衣替えが済んだ。
 校内を半袖の生徒達が歩いている。
 熱中症になったら困るから
 二の腕が覗いてしまうことは許そう。
 
厭らしい目で見た奴は殺す。

 
(56) 2022/05/23(Mon) 21:42:02

【人】 甲矢 潮音

 
[あれから夢に入るのをぴたりとやめた僕はいま
 ジャケットとネクタイを外したかわりに
 黒のノースリーブのベストを着ていて。
 ついた黒板の粉をハンカチで叩くと
 スクールバッグを肩に掛けた。

 日誌はもう出したしさあ、流花と帰ろう。]


  やっと明日だね、覚えてた?


[昇降口に向かいながら訊ねたのは
 もちろん二つのお祝いをする日のこと。

 暑くても手は当たり前のように繋いでて、
 ブレスレット同士はたまにカチンとぶつかる。
 流歌がわざと当てようとしたときは
 かわいいなぁと思いつつ、ス、と避けちゃう時もある。
 反応が見たくて、つい。]
 
(57) 2022/05/23(Mon) 21:43:38

【人】 甲矢 潮音

 
[自分の靴箱の蓋を開ければ……、止まる。
 中に入れられてた紙をぐしゃりと握って
 靴は出さずに踵を返した。]


  ……ごめん、流歌
  ちょっとだけ待っててくれる?
  すぐ済ませるから
  一人では帰らないでね


[詳しい説明もなしに駆け出してしまう。

 人の出入りが激しい時間だし
 ここはグラウンドで部活やってる生徒や
 顧問の教師からは丸見えだ。

 流歌もノコノコ怪しい奴について行ったりしないし。
 ……大丈夫なんて軽く考えてた。]
 
(58) 2022/05/23(Mon) 21:45:25

【人】 甲矢 潮音

 
[流歌が一人になってすぐ。
 大人しげな女の子が話しかけてくるだろう。
 前髪が長めで、眼鏡をかけてて、
 モジモジした動きで、如何にも隠キャな感じの。
 特別仲良かったことはないが、
 クラスが一緒になったことがあるのを覚えているか。]
 
(59) 2022/05/23(Mon) 21:45:51

【人】 甲矢 潮音

 
[少女は今にも泣きそうな顔で助けを求める。]


  「た、助けて下さい、乙守さん……!」


[自分は生物部で、
 借りてきた動物の子供が逃げ出してしまったと。
 緊急で人手がいるのだと。
 ……兎に角来て欲しい、と。
 裏庭に向けて腕を引く手はよく見れば震えていた。*]
 
(60) 2022/05/23(Mon) 21:46:28
甲矢 潮音は、メモを貼った。
(a5) 2022/05/23(Mon) 21:50:03

[そろそろお互い体力的に問題だろうし、自分が勃たなくなるのでは……と思っていたが。まだ臨戦体勢のままでいる事実に驚きながら、引き抜いてしまうのが惜しくて後回しにする。今日初めて抱き合ったのに、元々私の一部だったかのように馴染んでいるのが心地良くて。物理的な相性というより、精神的な充足が大きいのかもしれない。

彼の返事が無くても、疲労や喉の酷使の所為で声が出ないのだろうと思った。重いだけの腕を回し、背後にくっついて人肌を享受していると、時間差で返事を貰う。
「良かった」と溢すと同時に、比喩表現に小さく笑う。死にそう、なんて。彼が言うとどうしても悪い冗談に聞こえ、軽い拒絶反応を覚えてしまいそうな単語だが。
……今は不思議と笑える。

感想を言葉にしようとして、彼が身体を捩った拍子に頭から抜け落ちた。少し腕を浮かせて待てば、今の動作で疲弊したらしい彼と目が合う。重い瞼が繰り返し瞬く]


 気持ち良かった。性欲だけじゃなくて、
 ……満たされた、と言えばいいのか。

 大丈夫、寝る。
 ただ今は目が冴えてるだけ…………、うん。
 

[セックスがこんなに気持ち良いのだと、私は知らなかった。今までの行為は目的でしかなく、短絡的な欲望を発散する以外の意味を持たなかったから。

埋めた一部を引き抜こうとして呻く様子に、腰を引いて手伝おうとするが、思った程身体が動かなかった。ずるりと粘膜に擦られる感覚に身構え、栓の外れた入り口から滴る残滓を視線で追う]


 ありがとう……、?

[外気に晒された熱を拭う面倒見の良さに、若干の疑問系を含んだお礼を言って]

 そういえば君に名前を呼ばれると、不思議な感じだ。
 先生って呼ばれ慣れてるからかな。


[昔の知り合いの名前まで覚えていないだろう、という勝手な推測が生んだ驚きだ。おそらくは。
半ば独り言のように呟いた後、「る い」と意味もなく彼の名前を呼んだ。
さっきまで何を話したら良いのか、と考えていたのが嘘みたいに]

[一度は彼の言いつけ通り瞼を閉じた。けれど眉間に皺を寄せ、いまいち眠気に身を委ねられずに時々目を開ける。何かをやりっ放しで放置したまま睡眠を優先する、……という状況が少し落ち着かないだけだ。きっと。

そっと目の前を窺うと、寝たと思っていた彼が此方を見ていて視線を泳がせる]


 寝る、……寝るよ、おやすみ。


[わしゃりと長い前髪を乱し、緩やかに撫でる。ベタついた手だからと先程は躊躇したけれど、……まあいいだろう。
そのうち指先すら重いような睡魔に引き摺られ、大人しく眠りに沈んだ]

[──近くの体温に擦り寄り、眠りの浅瀬を揺蕩う。
やけにリアルに感じる人肌。はっと目を覚ます]


 ────……、


[寝ぼけ眼に、見慣れない景色が広がっている。
そういえば此処は孤島病院で、眠る前の出来事を朧げに思い出す。意識がはっきりして一番最初に気になるのは彼の居場所だ。それから今は何時なのかと部屋を見回すが時計が無い。左手にも当然腕時計はない]

[隣の彼の様子を窺う。
まだ眠っているなら、そのまま寝かせておく。

あちこちベタついた身体を起こし、病室を見渡す。
……喉が渇いた。

そういえば患者の世話も担当医の仕事なのだから、ここでじっとしていたら干からびてしまう。ベットの端で半分ずり落ちているシーツを彼の素肌に掛け、外を出歩けない格好のまま水を探しに行くだろう。

色々話さなきゃならない事もあるのだけれど*]