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人狼物語 三日月国


40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】

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【人】 三谷 麗央

―― 翌朝 ――
>>8

[ 目覚めの後、露天でさっと汗を流して部屋を出た。
 黒のスキニーにグレーのサマージャケットという服装。
 しばらく館内をそぞろ歩き、やがて中庭の見える廊下で>>8
 求めていた姿に足を止める。]


 ……千秋。ここに居たんだ。


[ 俯き、詰めていた息を吐いて近寄っていく。
 彼女が今も首輪を着けていると気づけば小さく目を見開いて。]
(22) 2020/08/17(Mon) 19:15:01

【人】 恋塚 暎史

―明け方・ラウンジ

 そんなに離れてたんだ、僕たちって。

 [ 彼的には2歳くらいのものだろうと思っていたから、
   彼女が言った年齢差に少し驚いていた。

   たまに働くくらいがちょうどいい。
   馬車馬になるのは、ごめんだと
   よくバーテンの同僚と話をしている。
   女将や支配人の耳にも入っているかも。  ]

 おっとりしてるようには見えないから、
 キャリアウーマンで頭がキレキレだと思ってた。

 ……そうだね、仕事なら飲まないと。

 [ 笑みを向けてきた彼女が、突拍子もなく
   一緒に飲もうと言ってくる。

   本来であれば、断らなければいけないところだが、
   彼女の感覚が鈍いことを考慮するならば、
   彼女にシャンパンの感覚を伝えることは、

   仕事である。  ]

 
(23) 2020/08/17(Mon) 19:15:37

【人】 三谷 麗央

 

 それ。
 ……返しましょうか、なんて、言うなよ。


[ 抜けるように青く晴れた空を一度だけ見上げて、
 千秋の顔をまっすぐに見つめた。]*
(24) 2020/08/17(Mon) 19:15:39

【人】 恋塚 暎史

[ いただきます、と彼女よりも先にひとくち。 
   口の中ではじける気泡。
   眠っていた思考も、それにより明るくなるだろう。 ]

 そうだな……
 あっさりした、白ブドウの味。それに、気泡があって
 すごく、口の中ではじけるよ。

 [ 彼女のほうを向いて、
   彼はシャンパンの説明をしていくだろう。
   彼女が興味を示して、そのまま一緒に飲んでくれるかは、
   彼の説明次第なのだろうと、思いながら。  ]

 飲んでみる?*
(25) 2020/08/17(Mon) 19:16:02

【人】 舞戸 黎哉

── 百日紅 ──

[月子の提案に頷いてその身を離す。
腰を落ち着ければお茶が出てくるのを待った。]


  …………


[艶というのだろうか、色気ともまた違う月子の立ち居振る舞いを眺めながら、いい女だなと心の中で呟く。

美人というなら、もっと美人はいるだろう。
いい身体というなら、もっとナイスボディはいるだろう。
床上手というなら、もっと上手い女はいるだろう。

でも、今一番抱きたいと思うのはこの女。]
(26) 2020/08/17(Mon) 20:16:56

【人】 舞戸 黎哉

[色んな女と寝てきた。
恋もした、遊びもした、そういう催しにも参加した。
女は抱いてみてからと冗談で口にすることはあっても、それを実感することはなかったが。]


  月子は、旅館の娘だったよな。


[京都の老舗、美雲居。
跡取り娘というわけではなさそうだけど。]


  俺の家も事業をやってて。
  跡取りなんだ、気楽なボンボン。


[気がつけば自語り。
というわけではないが、語り出したのはきっと、知って欲しかったからか、それとも。]
(27) 2020/08/17(Mon) 20:17:35

【人】 舞戸 黎哉

 
  でも、こういう遊びはもう終わりだ。
  来年の今頃には結婚してるだろうし。


[だからと言って、遊びを咎めるような舞戸の家ではないけれど。それはそれとして、嫁を迎えても今まで通り遊び歩くという気にはなれない。]


  ……月子は?


[そう、聞きたかった。
語りたかったわけではなくて、本当は聞きたかった。
もう結婚してる?それともこれから?

「───子供ができたら、困るから」

それは確かに普通は困ることなのだけど、でもそこにはそれとは違う響きがあったから、気になっていた。]
(28) 2020/08/17(Mon) 20:18:25

【人】 舞戸 黎哉

[───違う。
いつからそんな言い訳をするようになっていたのか。]


  もし旦那とか婚約者が居たら……


[だけど。
居たら何だというのか。
居なかったらなんだというのか。
未来とはいえ、自分にあるのは先の決まった未来。]


  そいつは幸せ者だな。


[作った笑みが、燻る想いに蓋をする。]*
(29) 2020/08/17(Mon) 20:20:02

【人】 和宮 玲

──桜の間──

[針が、刺さっていくのを見る。
彼女の指で使用される器具によって
身体に穴が開けられていく。

だと言うのに、その痛みは訪れない。

きっと突き刺さった針を無理やり引きちぎっても
痛みはないだろう。

眉を下げる。
分かっていた。

それでも、彼女がしてくれたこと。
この光景を私は覚えておく。
これから胸に通すであろうピアスを触る度に
思い出そう。片方だけついたアシンメトリーのピアス。]
(30) 2020/08/17(Mon) 20:31:39

【人】 和宮 玲

 分かったわ。
 
 ……ふぅ、ちょっと緊張するわね。

[けれど私には良くても
痛感のある彼女にやるとなると、途端に胸がドキドキとする。
興奮ではなく、緊張で。

先ほど見た行為は、そう難しいものではない。
マーキングをして、ニードルを出来る限り清潔にし
軟膏を塗り、反対側に消しゴムを置く。
それをすれば良い。

私は始め、彼女の左胸につけようとして
けれど、右胸にすることにした。

おしぼりを手に持って
歯を食いしばる為に噛む?と聞いてみる。

そうして準備が整えば針を当てる。]


 いい?
 いくよ……。深呼吸して……
 3……2……1……。

[そうして一気に針を押し進め貫通させる。
肉の感触というのはわからない。
けれど、針の先端が反対側に出て
ゴムに突き刺さるのが見えると、ほぅ……と息をついた。]*
(31) 2020/08/17(Mon) 20:31:58

【人】 和宮 玲

──明け方・ラウンジ──

 そうかしら?
 むしろ、暎史君はあと1.2歳若そうに見えてたわ。

[>>23お互いに見えているものが違うらしい。
共通してるのは互いに相手を若く見てることか。]

 ふふ、そうよ。
 お仕事、だから。

[そう、仕事。
……なんて、勿論それは屁理屈。
私の為に、頼んでる。

そんな我儘を聞いてもらってる。]

 さっぱりしてそうね。
 しゅわしゅわして……目が覚めそう。

 うん、飲んでみるわね。
 ……いつもありがとう。

[いつも、なんて会ってるわけではないけれど。
あの日、赤い風車の味を教えてくれたことを感謝して。

こくり、と飲む。]
(32) 2020/08/17(Mon) 20:46:07

【人】 和宮 玲




…………あぁ。


[やっぱり味は]
(33) 2020/08/17(Mon) 20:46:31

【人】 和宮 玲


[ぱちぱち。]


 ────ん。

[口の中で
何か、弾けたのを、感じた。]


 ……しゅわしゅわ?


[私はそれに首を傾げた。]*
(34) 2020/08/17(Mon) 20:47:36

【人】   卯月 侑紗

  ー 数ヶ月後 ー

[あの時と変わらない様子のラウンジには
 朝酒の一杯を求めた宿泊客らで
 賑わっていたことでしょうか。

 出発の準備を整えた旅装の群れの中、
 白いシャツとニットの彼を見つけたなら>>13


  あーきふーみさーん!


[私は足早にそちらへ向かいました。

 手を振った時、ニットの下、黄色と紫に
 歪に色付く肌が覗いたかもしれませんし
 近くに寄れば、笑みを浮かべた左頬に大きく
 絆創膏が貼っているのが見えるでしょうか。

 でも、そんな痛々しげな風体とは裏腹に
 あはは!と歯を見せて笑いましょう。
 何せ、全部やっと吹っ切れましたので。]
(35) 2020/08/17(Mon) 20:53:50

【人】   卯月 侑紗



  あんなこと言っといて来るとか、
  ほんと、なんか、みっともないですが……
  結局、私、フラれちゃいましたっ!


[とりあえず、カウンターに一席頂戴しましたら
 あの日の白ワインよりほんのり渋い
 キールをお願いしようかしら。]
(36) 2020/08/17(Mon) 20:55:29

【人】   卯月 侑紗



[まあ、聞いてくださいよ。]*

 
(37) 2020/08/17(Mon) 20:56:16

【人】 空閑 千秋

   
─不思議な晩から、─
 
[あの、不思議な出会いの晩から日常に帰り
 二ヶ月程が経過しようとしていた。
 私は普段の多忙極まる生活に戻っていて、
 それでも私はほんの少しだけ
 自分が自分であることに自信を持てるようになっていた。
 男扱いされても、以前より塞ぎ込む事はなく
 穏やかな心持ちで仕事に臨むようになっていた。


 そんなある日のこと。
 当直上がりの定時帰りの日。
 最近調子が悪いな、と病院を目指して
 欠伸を噛み殺しながら急ぎ足。
 先ず目にしたのは道路に飛び跳ねてくるボール。
 それを追いかけてくる小さな子。
 はしゃぐ声、誰かの悲鳴、そして。]
 
(38) 2020/08/17(Mon) 20:59:27

【人】 空閑 千秋

 
   
危ないッ!!!

 
 
[反射的に叫びながら飛び出していた。
 車のクラクションにブレーキ音。
 子供を抱えて転がって、
 幸い車にはねられることなく済んだ。
 泣き叫ぶ子供。
 駆けつけてくる大人達。
 ほっとするとともに私は顔を顰めて
 お腹を抱え込んでその場に蹲っていた。]
 
(39) 2020/08/17(Mon) 21:00:21

【人】 空閑 千秋

 
 
          [………それから。
           わたしは少しだけ入院して、
           いつもの生活に戻っていく。]*
 

 
(40) 2020/08/17(Mon) 21:00:58

【人】   卯月 侑紗

  ー わたしと、先輩・結 ー

[あの後宿を後にした私は
 すぐさま先輩に告白しました。
         ……この宿でのことは
         何一つ口にはしませんでしたが。

 そしたら!なんと!
 OKがいただけたんです!
 たった5人のスタッフしかいないバイト先には
 絶対内密に、というお約束付きで。
 憧れの先輩とお付き合いできるなら
 なんのその、とその条件を飲んで
 晴れて私は先輩の「特別」の座を
 手に入れたのでした。

 いつものバイトの間、人目を忍んで口付けしたり
 お店を閉めたら二人で手を繋いで帰ったり。
 そんな密やかな日々を手に入れることが出来て
 ─────私、心底嬉しかった。
 努力が全部報われて、
 やっと幸せになれたんだって。]
(41) 2020/08/17(Mon) 21:07:29

【人】   卯月 侑紗

[そうして、ある日。
 先輩のアパートにお邪魔することになって……
 たった二人の空間で、抱き合った。
 それだけじゃ足りなくて、
 舌を絡めて口付けて、
 身体を隔てる服も全部脱ぎ去って。


 そして
 見てしまったんです。


 先輩のパンツの中から
ぴょこん
と現れた
 ワインコルクほどの大きさの、何かを。]
(42) 2020/08/17(Mon) 21:08:39

【人】   卯月 侑紗

[人の身体は人それぞれ、とは言いますが
 あの夜見たものとは一線を画した
 その斬新なコンパクトさと、
 張り出した傘もなく、
 噛んだガムをくっ付けたような
 伸びた皮に包まれたビジュアル。

 ……いや、それでも愛しい先輩だったので
 その全てを受け入れようと思って
 私は、最大限、知恵を振り絞りまして]



  ……先輩、もしかして、
  事故か、何かで……?



[にょん、と上を向いたそれを直視したまま
 真剣な顔で、聞いてしまったのです。

 結果、この一言の方が大事故だったわけで。]
(43) 2020/08/17(Mon) 21:09:43

【人】   卯月 侑紗

[思い返せば私が100%悪かったのですが。

 でもあの時はすごく必死で
 怒り狂う先輩に追いすがって謝りました。
 なのに、結局、口論になってしまって。
 そして、先輩に思い切り頬を張られ


 ── ぷっつん ──


 気が付けば、手元にあるものを投げ合う
 大喧嘩になってしまって。
 先輩のワインコルクに六法全書が直撃した隙に
 家を出て……私たちの関係は、それっきり。


 頑張って、何もかも捧げて手に入れた恋は
 そんなくだらない終わり方をしました。
 処女も非処女も、セックスの手管も関係ない、
 ただただお互いに張った見栄の下から
 しょうもない本性が現れてしまったような。]
(44) 2020/08/17(Mon) 21:10:33

【人】   卯月 侑紗



[ああ、本当に馬鹿みたい。

 恋なんか、するんじゃなかった。]*

 
(45) 2020/08/17(Mon) 21:11:31

【人】 空閑 千秋

   
─翌朝、桜の間の後で─
 
   ……麗央さん。
 
 
[名前を呼ばれて、そちらに顔を向ける。>>22
 そちらに向き直ると何故か彼の視線は
 彼が私に渡した首輪へと向けられていて
 目を瞠り、驚いているようだった。


 ああ、もう朝なのに。
 まだ夢の中の試用期間を続けていることに
 驚かれたのかもしれない。
 そう思って首輪に指をかけて声を出そうとした瞬間。]
 
 
   ……………え?
 
 
[たった今、返そうと思っていたところだ。
 今度はこちらを射抜くように真っ直ぐに視線が向けられる。
 ぱちくり、目を瞬かせて困惑を示した後。]
 
(46) 2020/08/17(Mon) 21:34:04

【人】 空閑 千秋

 
   ……使用済みだから、捨てる? とか?
 
 
[人肌に触れるものだし、
 衛生面がどうかは分からないが
 そう言われれば仕方がないかもしれないと。
 とにかく、わたしは首輪の金具に手をかけて
 その留め具を外そうとしていた。]*
 
(47) 2020/08/17(Mon) 21:34:28

【人】 空閑 千秋

   
─桜の間─
 
   ……ん、みぎにするの?
 
 
[自分の中に消えない傷を穿つ。
 そのことに緊張しながら、用意された手順に
 パチパチと目を瞬かせていた。
 どうしてだろう。
 どちらが良いなどはなかったが、
 もし理由があるなら何となく知りたくて。

 でもそれよりも針があてがわれれば緊張する。
 お絞りはありがたく受け取って噛み締めた。
 必然的に鼻呼吸になって、
 ふ、ふ、と少しばかり煩く感じたかも。
 深呼吸して、彼女のカウントダウンを聞く。
 つぷ、と皮膚を破る感覚にぎり、とお絞りを噛み締めた。]
 
(48) 2020/08/17(Mon) 21:47:34

【人】 空閑 千秋

 
   ッ、…………つ、ぅ…………!
 
 
[耳よりも厚く、硬い皮膚。
 貫通する距離も長いからなかなかに痛いし
 その痛みも引かない。
 ジンジンよりもズキズキ、と
 心臓の動きに合わせて痛みが響く。
 じわ、と涙が滲んできたのを感じては
 矢張り彼女はそれも感じなかったのか、と。]
 
 
   ふ……、これで、お揃いですね。
   落ち着いてきたら、可愛いのつけましょうね。
 
 
[誰かとお揃いなんて、なんだか擽ったい。
 だからふふ、と笑いながら彼女にピアスを渡す。
 ストレートバールのそれがファーストピアス。
 もし頼まれればつけてあげるし、
 それで飾られた彼女は今までよりもほんの少し、]
 
(49) 2020/08/17(Mon) 21:47:52

【人】 空閑 千秋

 
   ……エッチに見えますね。
 
 
[豊かな胸の先を彩る金属。
 陽の光にきらりと煌めいて、
 なんだか非日常が続いているようだった。]*
 
(50) 2020/08/17(Mon) 21:48:13

【人】 和宮 玲

──桜の間──

 ……抱き締めると、ぶつかるでしょ?

[>>48それは思い付きだったけど
言葉にするとむず痒いものがあった。
変なことを口走ってないだろうかと思ったけれど
今はその恥ずかしさは置いておく。

もっと集中しないと、危ないから。]

 

────────────


 やっぱり、痛いよね。

[>>49その息が詰まった音も。
瞳に浮かんだ涙も。
耳や目で、彼女の痛みが伝わってくる。

私はそれを見て、そっと胸に触れる。
これは痛いもの。

……目を閉じてその暗闇の中
ずきり、としたものを感じた…………
ような、気がする。]

 
(51) 2020/08/17(Mon) 21:59:33