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人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

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    ん゛ッ…ゥ……っ!



[ 背中が丸まるようにして、耐える。
だが、自分のものではない、
太くてしなやかな指。
ぞく、としたものが背筋を走り、
下腹部に熱をもたらした。
甘い息を吐き、そちらを潤んだ瞳で
見つめて、唾を飲む。]



   …ん、 ッわか、った、


   ───も、はじめて、みたいに、
   っ…かたく、なってて、…ッ

   時間、ッかかるかも、


[ そう困ったように笑って。]

 


[ 首筋に顔を埋めた。
しっとりと濡れた肌から、
より一層彼の匂いがする。
すぅ、と吸い込んで、舌先で肌を舐めた。

喉を上下して、飲み込む。]



   ッン、 ぁッ…はぁ、



[ 体温があがる。]



   雅治の、におい……すき、



[ 小さく落として、首に回した
手のひらを髪に差し入れて握った。]

 



[ どれくらい時間が経ったのだろう。
己と彼の指、一本ずつが根元まで埋まり、
少しずつ柔らかくなってきた頃。]



   も、一本、 …ふやして、



[ とねだって。
増やしても大丈夫そうなら、そのまま
己の腰を軽く揺らして動かし。]

 

[中に指を潜らせると
 目の前の由人の眉根がきつく寄せられる。
 首筋を苦しげな吐息が掠めていって
 俺は耳元へキスを落とす。]


  ─────ッ、はは、

  ……じゃあ処女と同じくらい、
  優しくしなきゃね。


[硬く閉ざした後孔も、すっかり雄の味を忘れて
 異物に慄いていると思えば可愛らしい。
 軽く含ませた指先を出し入れしながら
 俺は由人の唇へ何度も唇を落とした。

 困ったように笑うその目と
 睫毛が絡む距離で見つめ合うと、
 俺は空いた手で由人の背を撫で摩る。]

[苦しげに息をつく唇が、
 唇を離れて、俺の首筋へと落ちる。]


  ……匂いだけ?


[喉で笑いながら、中を拓く指で
 腸壁をやわやわと擦り上げて。
 入口はきつく異物を食むくせに
 ふわふわとした雄膣は、ワセリンのぬめりを借りて
 優しく指先を咥え込んでいる。]


  俺は、由人の匂いも好きだけど
  生意気なとこも、健気なとこも
  全部、好き……だいすき。


[途中、腸壁にご無沙汰なしこりを見つけたら
 雄の味を思い出させるように
 其処をしつこく指で擦り立てて。

 大好き。静かな声音で、由人の鼓膜を揺らす。
 大好き。痛みに耐えていても、
 例え、はしたなく乱れていても。]

[由人が指を引き抜く頃には、多少は
 この狭隘な入口も解れていただろうか。
 一枚しかないコンドームの封を口で噛み切って
 手早く装着すると、俺はじっと由人の顔を見つめる。
 無理してそうかな、とか
 痩せ我慢してないかな、とか。
 辛そうなら、慣れるまでもう少し
 三本に増やした俺の指で拓こうとするだろうし
 それでも「大丈夫」と言われるのなら
 それを信じる他はない。]


  二人で、なんだろ?
  痛かったら、言って。


[その時は踏みとどまるよう、善処しよう。

 由人に俺の膝を跨がせた姿勢のまま
 少し腰を浮かせるようにお願いすれば
 拓いた菊輪の下に、俺の猛りが来る。]

[ゆっくり、由人に腰を落としてもらえば
 先端がキツく輪に戒められて
 俺は思わず顔を顰めた。

 男を忘れた穴が、処女みたいに拒んでいるのか
 それともただ久しぶりの雄に
 少し逸っているだけなのか。

 少しでも楽になれば、と
 由人の茎に慰めを与えて、
 瞼や額に、啄むようなキスを落としながら
 時間をかけて其処を俺の形に押し広げていこう。]



  俺たち、男同士だし……俺、ゴムしてるし
  意味も無い行為かもしれない、けど。


[ほんの少し、声が震える。
 それでもいい、ひとつになりたい。
 由人の背中へ回した腕に力を込めて
 心臓の鼓動までもひとつにしようと。]


  それでも、今此処で由人とひとつになれて
  ……これ以上に嬉しい事って、ないや。


[恍惚を湛えた顔でうっそりと微笑むと
 「あいしてるよ」と由人の鼓膜を震わせる。]*



[ 背をさする手のひらが優しくて、
心地いい。圧迫感を忘れられるよう、
息を吐きながらその手の感触に酔う。

耳をくすぐった、かすかに喉で笑う音。
こく、と飲み込んだ唾。
甘言にまた余計眉を下げて、
回した手に力を込め、肩口に頬をすり寄せた。]

 




    ……ん。

   ───おれも、…っ、
   全部好き、 …雅治が、好きだよ、



[ 小っ恥ずかしいセリフを吐いたのは、
正直WらしくWないなとは思うのだけれど、
それでも今、伝えるべきだと思った。
彼の全てが好きだ。]

 



[ しこりを見つけられれば、
腹が収縮して震える。
そこが知っている旨味を
引き出されるように刺激されて、
誘われるように、囁かれ。
耳朶を食まれたら、また跳ねた。]



   ッン、 ……ぁ゛っあっ

   ……そこ、っ…い、ッ…ぃ、

  うぁ、ンッ…は、ふ、ぁっァ


[ 弱い場所ばかりを弄られて、
はじめよりもずっと、声が漏れてしまう。
───それは、彼の包み込むような
優しい声色のせいだったかもしれない。]

 



[ ほぐれた、と思う。
指を引き抜くと、ひくひくと
開いた其処は続きを待ちわびるだろう。

すっかり潤んで紅潮した表情を
じっと窺うように見つめられれば、
こてりと首を倒して、見つめ返し、
言葉の代わりに問いかける。

歯で噛んだ袋を破くのが見える。
こく、と生唾を飲み込む。
雄がはっきりとそこに見えた気がした。

不安げに言われた言葉に、
大丈夫、といわんばかりに微笑んで、
「わかった」と頷くと、腰を上げる。
膝立ちで少し前にずれれば、ひた、と
入り口に当てられた感触に、唇を結んだ。

少し、腰を落とす。
先端を埋める前に、数度キスするように
ちゅ、ちゅ、と上下させて、馴染ませ、
そのままゆっくりとおろしていく。]

 




   ッん゛っ…ぁッぁ゛、ぅゔ、



[ 濁った声が漏れる。
不安げにそちらを見つめると、
苦しげに寄せられた眉根が目に入る。]



   ごめ、ッ…ほぐした、のに、
    ひさびさすぎ、ッて、

   ァッぁ゛…ッ



[ 濁った声が漏れる。]

 



[ そればかり、なのに。
入り口は、指とは比べ物に
ならないその質量の熱をどうか
はやく、はやくと急かすように
吸い付いて離そうとはしない。

茎に落とされる刺激。
優しく繰り返される口づけに、
両手を彼の背に回して強く抱きしめ、
開かれていくナカの違和感と圧迫感に
なんとか耐えていく。

汚い声しか口からは漏れ出ないけれど、
その熱の固さが衰えることはなくて、
ほんの少し安心した。

彼のものが完全に中に入ってしまえば、
深く息を吐く。同時に強く抱きしめられた。]

 



[ そのまま落とした口づけ。
口内の甘さを堪能しながら、
ほんのすこし腰を揺らす。
びくっと腹が跳ねる。]



   …ゆっくり…うごいて、


[ と囁いた。]*

 

[先端をやわやわと肉の輪が食んで、
 中への侵入を果たした瞬間
 腕の中から甘さのない悲鳴が上がる。]


  あ、やまんなくて、良いから……っ!


[傷付けているのは俺の方。
 だけど俺に出来ることは、慰めるだけ。
 出来ることなら小さくしてやりたいけど
 飲み込まれた先からじわりと押し寄せてくる
 快楽に、むしろ欲は高まるばかり。

 全部が由人の中に収まった頃には
 お互い汗に肌を濡らしていて
 湿った肌同士がまるでキスでもするように
 ぺたりと張り付いていたろうか。]

[最初はきつく締め付けるだけだった其処は
 抱き合って過ごすうちにほんの少しずつ
 口を開けてきてくれていた。

 由人の中が、俺の形に開いている。
 嬉しくて、がっつきそうになるのを抑えて]


  ……ん、でも、無理はさせたくないからさ。


[甘く囁く唇にキスを落とすと
 由人の背を、つぅ、と指先でなぞった。

 埋めた杭は動かさないまま
 汗の滲んだ首筋へと舌を這わせて、
 ひとつ、洟を啜る。]



  も少し、このまま。


[楽器でも奏でるように、気侭に
 由人の身体へ手を這わせながら、
 ひくひくと収縮を繰り返す
 ナカの感触を楽しんで。

 唇を重ねたまま、乳首を爪の先で引っ掻いては
 指の腹でくりくりと固く育て直したり、
 先走りの涙を流す由人の茎の先端を
 親指の腹で何度も擦ってみたり。]

[そうして、由人の様子を見て
 俺は漸く腰を動かすだろう。]


  動く、から。


[一言断った上で、もう一度唇を重ねると
 ほんの少し腰を引いて、ずん、と
 隘路を掻き分け、突き上げる。

 絡み付く内壁が、搾り取るように茎を嬲る。
 離れなくないっていうくせに、
 踏み込むと口を閉ざす……
 なんか、「由人を抱いてる」って感じがして
 俺はうっかり笑ってしまうんだ。]

[くすくす、口付けの合間に笑みを漏らすと
 少しずつ動きを逸らせていくべく
 由人の腰を支え直して。]*



[ 全部、隠して生きるしかないって。
死ぬ勇気も、なかったから。

離されたら俺はW死ぬWよ、
なんて口には出せないけれど、
離さないと言ってくれるのだから、
今はそれを信じたくて、頷いた。

動いて、と言ったのに、
無理はさせたくないから、と
口づけを落としてくれた
彼の瞳がいくらか、潤んでる気がして。
背をなぞる指先に、首筋に這う舌に、
鼻母音を漏らして、
きゅっとまた中が収縮する。

小さく洟をすする音が聞こえれば、
ふ、と少しだけ笑った。]

 





   ───なに?……泣いてんの?



[ そんな意地悪を小さく落として、
軽く腰を動かして彼の上に座り直せば、
笑んだ唇を重ねて食んだ。

キスの合間、肌を撫でる手に、
時折体を震わせながら
中に入ったままの怒張を
締め付け、緩めて、やわやわと
包むように刺激するだろう。]

 



[ その圧迫感に慣れ、息ができるように
なった頃、漸く一言告げられた言葉に
こくりと頷いた。]



   っゔン、ッ… !ふ、

   っぁ゛………んっ は、



[ ずん、と奥を突く昂りが熱い。
ゆさぶられると、また息が詰まるし、
痛みもないわけではないけれど、
それよりも、なによりも、
離した口づけの合間、
撓んだ瞳を見つめる。
笑ったその、彼の顔が、愛おしくて
より一層眉尻を下げて、
つられたように笑ってしまうのだ。]
 




   …ッ な、に? 


[ 甘さの滲んだ声で小さく問いかけると、
返ってきた答えに、口を開くよりはやく、
体が返事をしてしまう。
きゅぅ、と締め付けて、体温が上がった。

唇を噛んで、ふにゃ、とした笑みに
変われば、触れるだけのキスをひとつ。]

 


[ セックスでこんなふうに、
満たされて、たまらない気持ちに
なったことなんてなかった。

惣菜屋を継ぐ前。
都心にいた頃はそれなりに体を重ねて
遊んだりもしていたし、固定で、
何度も会っていた人もいた。
なんとなく、付き合っているような
そんな気がしていた人もいたけれど。

───あれは、恋なんかじゃなかった、
今確かにそう言える。

だって、こんな多幸感は、
あの日々になかったから。

酒や熱に浮かされているだけ?
いいや、違う。
…この人だから。

唯一の、人だから。]

 





   ───奥、突いて、…いいっ

   も、平気だから、……
   雅治で、いっぱいに、してくれ、


[ そんな言ったこともないような
誘い文句だって言えてしまうのだ。

ほんとうに、欲しいと思えるから。]

 





   …は ぁ゛ッ…ぅ……ン、



[ 聳り立つ自身が彼の腹に擦れる。
指では届かなかった場所まで
拓かれて、突かれると、
中はもっと、とねだるようにうねった。

その腰の動きに合わせて動かす。
徐々にそこで得る快楽を思い出してきた
身体は、下腹部から確かな熱を上げて。

ぞくぞくする。]
 


[ 肌を重ねて、言葉だけじゃない、
すべてで彼の熱を知って、
たぶん今もまた、どんどん
好きになっている気がする。

───そんなこと、言えないけど。

高まっていく。
ベッドの軋みと、二人の息遣い、
粘度のある液体が混ざる音。]



    き、もちいッ…?



[ 短く、問いかけて。]*

 


  [ お風呂の中で行われた行為は
   ほら、イチャイチャという行為に匹敵致します。

  湯煙のなか、初夜を……初夜?
  初夜を迎える前かもしれなかったけれど!

  キスをして、
ち、ちょっとえっちなこともして

  お風呂の温度以外でものぼせた二人が

  ひっついて
  ……ふく、着せてもらって。

  二人並ぶお布団の中。
  気怠さが身体を支配するこのお布団は
  ……お布団は素晴らしい文化です。

  おいでって、誘われたら
  なんの迷いもなく、尊龍の腕の中へ滑り込むの。 ]