[二本指の腹が押し付ける場所は
見事に私の気持ちいいと感じてしまう場所。
良い所から離れてしまうと、腰を揺らして抗議する。
快感の強い場所を的確に当てられたら
肩を掴む手に力が入り、唇から艶やかな声が漏れる。
……は、ぁ……、と漏れる吐息が彼に掛かり
善がる女の身体に
ちう、と乳房に吸い付く男。
上と下を丁寧に責められれば
自分の胸を弄っていた手も止まり、顎を引いて
何かを我慢するような赤い顔。]
きもち……いいよ……
[男の言葉に、私は微かな声で返す。
動きが早くなり、刺激の波が絶え間なくなれば
びくん、っと一際大きく身体を跳ねさせ
私は身体を丸める。
お腹の辺りがひく、ひくと痙攣し
肉壺の中に入り込んだ彼の指はぎゅう、と強く締め付けられる。]