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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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[ だって、『太陽』の死は、事故だったのだから。 ]




 

【人】 [『 力 』 フォルス



  
――売店:シャルと



[ ひどい、と彼女は言う>>82
 その通りだと思う

 あの時死なないでほしいと言ったのは
 きっと、シャルであってシャルじゃない
 俺がどうしたって証に囚われるように
 あの言葉はシャルの証がそうさせたのだろうと

 そんな事をずっと、思っていた

 だからと言って
 軽視していい理由にはならないのに ]
 
 
(134) 2022/12/20(Tue) 23:28:09

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ひどい、ともう一度言うシャルに
 気付けば視線をあげていた ]


   え 、 ……


[ その声は あくまでも軽く
 いつものやりとりのような音で
 だから、 ]



    …――――ありがとう



[ そんな言葉をこぼすだけで精一杯で
 こんな時だというのに浮かれそうになる自分もどこかに居て
 ほんの少し、心が軽くなったような気がした ]
 
(135) 2022/12/20(Tue) 23:30:09

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ただでさえ顔色の良くないシャルに
 せめてこれ以上心労をかけさせたくなくて
 冷静さを取り戻せた気がして 言えると思った


 なのに、どうして
 事ここに至って装えない
 肝心な時に格好一つつけられない

 もっと強ければ
 ――…『力』だったら


 彼女の憂いに寄り添って
 声を 心を尽くして、晴らせたのだろうか ]
 
(136) 2022/12/20(Tue) 23:30:59

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
    [ ――引き戻したのは
      軽い衝撃と 柔らかな感触 ]
 
 
(137) 2022/12/20(Tue) 23:31:15

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ いつの間に席を立っていたのか
 気付けば隣にシャルが居て>>83 ]


   …………   シャ ル


[ 小さな呟きに、
 いつものようにおどける事も
 上手い言葉も何も やっぱり出てこないまま ]
 
(138) 2022/12/20(Tue) 23:31:49

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  [ きっと、伝わってしまったろう
   こんなにも傍に居られたら
   あたたかさに触れてしまったら
   言葉を、かけられてしまったら>>84 ]
 
 
(139) 2022/12/20(Tue) 23:32:30

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 少しだけ形を変えた あの日の約束
 二人の隙を埋めるように身体を向けて
 言葉の代わり 背に回した手に力を込める ]



    ………………。



[ 今言葉にしてしまえば
 だめなものがこぼれてしまいそうで
 だからただ、小さく何度か頷いて ]



     いたいよ 俺も
         …………一緒に 




[ ようやく言えたのは そんな言葉だった ] *
 
(140) 2022/12/20(Tue) 23:33:05


[『嫉妬してるとハッキリ言うなんて、キミもやるじゃないか。
 別に悔しくはないよ』


     そんな声が聞こえた、気がした*]


  


[ 愛したものを理不尽に叩き壊された。
 それが他でもない彼女自身の手であったから、
 もはや責めることさえもできなかった。

 仮にそうはならなかったとして、遠からず
 『正義』や『教皇』の手が下っていたのかもしれない。
 けれど、けれどそれでも、
 誤りも罪も罰も背負ってでも
 きみが生きてさえいてくれれば僕はそれでよかったのだと

        
―― 狂おしいほどの恋を水底に沈めて


 考えて考えて、行き着いた思考の果てで、
 彼女が選択した永遠の闇に救いを求めた。

 もうすべて壊れればいいと思った。
 
もう止まれない僕を誰かに止めて救ってほしかった。
]
 

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 心の内が騒がしい
 誰かの叫びがせり上がる

 どうしたってどうしようもない
 わかっていた最初から
 程度の差こそあれこうなる事は

 触れない事が一番だと思っている
 触れれば触れるだけ傷ついていく

 どれだけ願われようと
 己には彼を治す力も術も無い
 痛みを増やす事は容易いのに減らす事はあまりに難しい

 だから触れなかった ]
 
(169) 2022/12/21(Wed) 2:36:28

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ それでも
 いたいのはかなしいと言う少女が居た
 いたいのをなおしてあげてほしいと
 彼を想う声があった

 こんなにも無力で、どうしようもない
 くだらない男の袖をひく小さな声に

 最期なら せめて報いる努力はしたいと
 そんな使命感に自己満足を潜ませた ]
 
(170) 2022/12/21(Wed) 2:37:13

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ ――叫ぶ心は
 怒りとも 悲しみともつかない
 今尚あまりにも心の底から此の身をざわつかせる

 崩壊して行く中にあって尚
 『力』が最期まで狂わなかったのは、ただ
 最期まで『女帝』の傍に在る事を決めたからだ

 お前と刃さえ交えなければ
 『力』はもう少しの幸福を引き延ばせた
 『女帝』を悲しませる未来を避けられたかもしれない
 幾度と繰り返してもやまない雨を防げたかもしれない

 なのに、お前が、『正義』がそれをさせなかった

 『正義』など斬り捨てて
 『女帝』の元へ帰るはずだったのに

 気付いてしまった
 斬り捨てる事もできなくなった
 ならば結局あの死は必定だった ]
 
(171) 2022/12/21(Wed) 2:40:37

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ この叫びを知るからこそ
 わかりたくもないのにわかる事がある

 一太刀一太刀重ねるごとに
 狂える『正義』の叫びに耳を心を傾け
 救いたいと願ってしまった『力』の事が


 相打ち?
 ――ただの心中だ。
 この心こそがそれを示している


 馬鹿で愚かで優柔不断な『力』は
 『女帝』を独りにしたくないと願いながら
 『正義』を独りで逝かせたくないと願いながら

 そうして最後の最期、『友』と共に逝く事を選んだ ]
 
(172) 2022/12/21(Wed) 2:43:01

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 申し訳程度の処置は
 時間にすれば ほんの少しの間。

 お茶会の終わりには不釣り合いな挨拶としても
 去り際に降る声を聞きながら消毒液を箱の中へしまう ]


     マドカ。


[ 引き留めるには弱い力だ
 故に止まらずとも、その背を見て ]
 
(173) 2022/12/21(Wed) 2:43:40

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  君がそれで少しでも救われるなら
  不幸に酔う事を止めはしないし
  贖罪ごっこにだっていくらでも興じるよ

  ――けど、
  マドカが自分を傷つける度
  心を痛めている子がここには居る。

  君が育てた 君を慕ってるヒナギクやクロの声も
  その心にはもう何も届かない?

  向き合う事さえ受け入れられなくなったら
  本当に救いようのない人間になってしまうよ


  ………。

  マドカはまだ間に合うよ
  本当に望むなら――末吉分くらいね


[ 木箱をしめた ] *
 
 
(174) 2022/12/21(Wed) 2:44:17
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a39) 2022/12/21(Wed) 2:51:33



[ わたしは教皇にたずねました。
  愛とはなにかを。

  教皇はこたえてくれました。
  いとしいとおもうこころ。

  いとしいとはなんでしょう。
  わかりません。

  けれど ]

 





  この花はうつくしいとかんじます
  けんめいに 生きるさまが

  朽ちるさいごのすがたまで うつくしい


  これが 『 いとしい 』 なのでしょうか



 






[ わたしがいのれば
  この花もまたうつくしくさきほこる
  かがやくすがたにもどれるかもしれません。

  けれど わたしは
  もうおわりをつげようとする そのままを
  その 在り方に こころをよせました。 ]

 




[ わたしにはわかりません。

  じゅんすいとは、やさしいとは
  どんなもののことを いうのでしょう

  
 

  わからない――


  ――どうしてか ときおり
  あなたが くるしげなのかも
  わたしには わかりませんでした。



  あのとき まで  *]





[  吊るされた男はいつもわらっています。

  となりにすわっているわたしに
  ときおりもうしわけなさそうに、わらいます。


  ――わかりません。
  どこかいたいのですか。
  くるしいのですか。


  たくさんかんがえるあなたは、
  やはりわらっていました。


  わたしはあなたのそばに はなをそえます。
  『 いとしい 』を知ったから。


  いつのまにか吊るされた男のまわりは
  ひつぎのなかのように
  いとしいでいっぱいに なりました。


  おせわをやく、ただしいのでしょうか。
  ――わかりません。 ]




 
[ ――わかりません。
  わたしはどうしたら おだやかなやすらぎを
  あなたにも わけることができますか? ]





[ それから。
  愚者がころされました。

  ひとつのこうきしんによって。

  なにもわからなかったわたしのこころに
  かなしみがたくさんあふれました。

  かなしくて、かなしくて。
  ずっとなきつづけて。
  
  
  吊るされた男はわらっていました。 


  くるしそうなこえをきいて
  わたしはようやく かおをあげます。


  わらっています。
  くるしそうに。


  いつのまにか吊るされた男のまわりに
  たくさんあったはずの
  花はかれていました。 ]




  
[ ――いけない。
  わたしは、花をさがしにいこうとしました。

  ちかごろのあなたは
  とてもおもいつめているように みえました。


  だから、すこしでも、 ]
  
 


  え?
  

[ 吊るされた男が つぶやくことばを
  りかいするまえに

  そのくびもとからは あかいちが
  あふれだしました。  ]




[  それでも
   それでも あなたは わらっていました。 ]




[ どうして どうして どうして


  わたしの いのりは とどかないのですか
  きのうまで 癒えたはずの きずぐちから
  ちをとめることは できないのですか 


  ――わかっています。
  わたしはあなたに、ちからを つかっていないから。

  いま、きずをとめることはかなうでしょう。
  けれど きずがすべていえるまで
  あなたはずっとくるしむことに なります。


  わたしはそれをかなしいとおもいました。
  もう、……もう、いい。
  いやです。よくはありません。

  あいはんするふたつのおもいをかかえながら
  わたしは あなたのあたまを なでるのでしょう。  ]





 わたしはまだ そばにいたかったです。


 



[ わたしはわらいかたをしりません。
  かなしいしか しりません。

  だからあなたのまねごとをして
  つくったえがおは
  とてもふしぜんです。

  でもはじめて あなたのために
  つくったえがおです。
  

  かなしくて、くるしいとき
  わらうのでしよう?
  だれもかなしませたくないから
  わらうのでしょう? ]