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人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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 って、いうかー!


 そんな、ひとを犯罪者みたいに。
 いや、この世界だと違うのかもしれないけど。
 十二歳から結婚できたりするとか。

[ その辺までの設定は知らない、というか場所が変われば
 法とか慣習も違うだろうし。ましてここはメイベルの国なのだ。
 そういった感覚自体がないかもしれない。]

 小さい女の子は、可愛いって思うけど、
 なんかメイベルが言ってる「好き」の言い方って、
 そういうんじゃない感じするよ??

[ 両手を掴まれてベッドに押し付けられつつも、
 そこの否定だけはしておかないとまずい気がしていた。

 アリアの身体が、じゃなくて、
 アリアみたいな身体、っていうのが
 とっても不穏な感じがするのだ。
 それじゃまるで私がロリコンみたいじゃない!]

[ だけど、その後のひとことで、杞憂だったのかなって
 そんな感じにもなっていった。
 それなら?? どう繋がるのかすぐには理解できてなくて、
 ぱちくりと目ばたきしてしまっって。
 メイベルの声がすぐ近くで聞こえるのに意識を向けきれず。]


 ……身体、だけ……?


[ 彼女の言い方に目ばたく疑問がもうひとつ増えた。
 でもそれ以上問うことは、重なる唇に遮られる。
 この日になってから、だけどもう三度目か四度目のキス。

 
「恋人同士がするみたいな」
それ。
 手は頭上に押さえつけられて、抱きしめようとも出来ないけど。

 瞼を薄く開いては、
 頭を上げて求めたり、逆に引いて誘ったり。
 そうするうちに、私の頭は枕へ沈んで。]

[ 抑える手を振りほどこうとするとぎゅっと力が返ったけれど、
 もっと逃げようとしてみると何故だか、
 抑える力は少し弱まった。]


 …………♪


[ 本気で抗うなら、逃げてもいいよ。
 その意志が伝わってくるみたいで、私の頬には笑みが浮かぶ。
 メイベルと瞳を合わせようと見上げて、ゆるく力を抜いた。

 重なった唇を開くと舌を伸ばして、彼女のそれを探す。
 唇の向こうにあるのなら、割り開いて求めていこう、って
 思って、そのように眼差しで伝えていくのだった。]*

──寝所──


  犯罪者……?

[彼女の言葉には
何を言ってるの?と言う顔を隠さなかった。
そも彼女の世界の常識というものに今は疎く
それ故に引っかかるものが私にはわからない。]
 

  ??
  何言ってるのよ。
  好きになるって言うのはその生き物の身体に
  惹かれるって事でしょ。


[あるいは能力に。
とは言え私と彼女は同系統の能力で
そもそも惹かれるほどの優劣は無いはず。

だとすれば残るのは身体……というか外見しかない。
好き、と言うのは
そこに惹かれるものじゃないの。]



  そうよ。
  あんたが好きな身体、外見でしょ?



[彼女の言葉には
当然でしょう、と言うふうに応えた。
恋人同士……とは、少なくとも
相手が好ましいから、そうなるのだと思ってる。

相手をベッドに押し付けるようにして口付けをしてれば
彼女は途中から合わせてくる。
柔らかなベッドの上でゆっくりと動き続けていた。

彼女と瞳があった気がすると
唇よりも弾力のある存在が私の唇に触れる。
彼女の舌だと気付いて、それを受け入れようとして

けれど少しだけ顔を引いて唇を離すと
目線が合った彼女を見つめ、やはり同じように至近で声を落とす。]



  好きって、そう言う事でしょ。

  …………違うの?



[と、私はポツリと零した。]*

――寝所――

 むむ、む。

[ メイベルが語る「好き」のきっかけに、
 反論は浮かんだけれど上手く伝わるかの自信がなかった。
 彼女が言うのは身体や外見、目で見たり触れたりして
 確かに実感を捉えられるもの。だけど――]

 ……ええと、ね、メイベル。
  だけどメイベルも、
「恋人同士がするように」
って言われて。

 ……私の、見た目だけを欲しいって思った?

[ 改めて彼女を見る。
 挿画やイメージイラストだけでしか知らなかった彼女。
 こうして、私の目の前で、私の手を押さえつけている彼女。
 いまそこに居る、って実感する。] 

 
 メイベルの姿形、も。
 好き、って言えるよ。
 でも、それだけじゃない……と思う。

[ 口づけを交わしながら、私の中に生まれてる感覚は
 いったい何なのか、探ろうと目を閉じて。
 私の中にある彼女のイメージ。
 こっちに来る前と、来てからと。
 その違い。]

 
 「 好きって、そう言う事でしょ。 」

[ 間近で囁かれた声にそっとかぶりを振った。
 否定の度合いが強くなりすぎないように、そっと。]

 メイベルの中にある気持ち、もっと知りたい。
 私に分けてほしい。

 できたら、私のものにしたい。
 それから、私のも同じように。

[ 押さえつけられてる手を片方、抜いていく。
 もう片方の手は動かそうとはしない。
 見上げる眼差しはメイベルを捉えたまま、
 自由にした手で彼女の頭を後ろから押さえた。]

 
 ……そういうのが、
「好き。」
って、
   ことかなって、私は思うの。

[ 脚を動かしてメイベルの脚に絡める。
 膝の後ろへとふくらはぎを触れさせ、引いて、
 彼女の身体を私の上に誘なうように。
 両足で挟み込むのは彼女の左脚。
 太ももで捉え、擦りあげ、横に身体を倒せるならば
 そのようにして見つめようと視線を向けていった。]**

【人】 魔王 ウロボロス



[患者が今も横たわる寝台と清潔で冷たい床の間、
室内を照らす明かりの届ききらない細やかな闇の中に、
赤光が一対、いつの間にか灯っていた。

実体は無い、只揺らがぬ眼光が其処にあるだけ。

常ならば己が城で気配を消すなどは有り得ず、
この手段で現われるのはもっぱら誰かを驚かす為だが。
今は存在を示す行動を何一つ起こさずにいる。]
(181) 2020/10/24(Sat) 1:28:22

【人】 魔王 ウロボロス



[漆黒の竜尾が音もなく寝台の輪郭をなぞり死角から現れて。

無防備に横たわる男の懐から何かを引き抜いたことも、また。
聞き手と語り手となり答えの見えない問題に意識を向ける二人には、
気付けるようなことでは無かった。]
(183) 2020/10/24(Sat) 1:28:56


[ オルフェウスの語った内容はこうだった。

 定期的な輸血という手段での安定した
魔素
の取り入れは、
 かつて異形になりかけていた俺の身を救った。
 それは陛下の成長を見守り、新しい時代を作り上げる補佐と働く為
 十分に作用し続けていた筈だ。

 しかし、
 以前問われた50年前からは勿論、ここ百年程度
 緩やかながら、あの頃に近い状態になりつつある。

 より高位の魔族、もしくは人間に出来る限り近い者。
 或いは俺の力に似通ったものを持つ存在。
 魔素の提供者の変更、鎮静効果のある術や血に施す魔除けなど
 様々な方法を試し続けているが、効果がない。 ]



  「最期まで最善を尽くすが、……」

[ 果たせなければ、辿る先は他の勇者と同じだろう。
 戦いで倒れなかった代わり、力に呑み込まれ異形となった彼らと。
 
……そう、あの額に御印を持った魔物のように。


 そんな方法があるのかも分からないが、
 魔素そのものを取り除いたとしても、意味するのは死である、と。 ]



[ ────「魔素」
 切り崩すことなど出来ないこの世界の構築物
 旧き時代の負の遺産そのもの。
 今尚明確な解析、対処は我々には出来ていない常識の先にあるモノ。

 魔族と魔物が生まれた原因であり、彼らの血液の中に存在する。
 それぞれの正式名称は、魔素種族、魔素生物。
 また魔王は魔素種族統一王と呼ぶのが正しい。

 人類から一部ながら魔法の素質を持つ者が誕生するのは、
 異形にはなり得なかったが魔素を取り入れてしまった者達を
 祖先とする人々が時折隔世遺伝を起こすから。

 其れは目に見えぬまま、いつでも傍に在る。
 聖木と呼ばれたかの木により、隅々にまで行き渡っているのだ。 ]

[ 寄生木の実とは、魔素の濃縮物に等しい。
 故に人間に魔王を倒す可能性すらある強大な異能を授ける。

 聖木の根の周辺に強い魔物が多いのは、
 濃い魔素がそこから放出されているせいだ。

 実を授かり、根を巡る勇者は
 濃縮物された魔素に侵される身体を力の増幅と引き換えに、
 不安定なものへと変えてしまう。

 教会は全てを理解し、操っていた。
 遠き過去に自分達が生み出し迫害した、魔の者達を滅ぼす為。
 死体が見つかれば分かりやすい、消息不明でも大して変わらない。
 根は世界のあらゆる場所に張り巡らされている、
 どれかは与えた力を亡骸から取り戻すだろう。

 また都合の良い民を見つけて、“神託”を執行すればいいだけ。
 若く逞しい年頃の、身寄りの無い孤児や貧民
 誇れるものを持たない代わり、素直で従順な────

 そう。御印とは、新たな贄の目印に過ぎない。 ]



[ その話を魔王から聞かされ、幾つかの証拠を見せられた時。
 既に両者で命の取り合いは終わり、
 落ち着いた話し合いが進められていたが。

 あまりの内容に声を荒げ、結局は認めざるを得なく嘔吐した記憶。

 自身が助かる方法を除けば全てを知っている今は、
 表情一つ動くことはなく、ただ受け入れていた。 ]



「生きたいのか死にたいのか分からない奴だ。」



────俺はただ、あの方を支えたいだけだ。


「……それが生きたいということで、あってほしいがね。」

[ そんな去り際のやり取りを除いては、だが。 ]

【人】 魔王 ウロボロス


[二人が一人になった頃、赤い目も既に闇の中に無い。
何も語らないまま、よく見知ったどちらの名も呼ばぬまま。

どんな表情で会話を聞いていたのか、誰も知らぬまま。]
(187) 2020/10/24(Sat) 1:33:45

【人】 魔王 ウロボロス

──寝室──


[ 閉ざされた天幕の向こう側、微かに布の擦れるような音がする。
 術を行使していた者の意識が肉体へ戻ってきた証だ。
 しかしそれも少しの間だけであり、すぐに静寂が場を満たす。

 明かり一つ無い室内は闇一色であるが、外はどうやら雪模様
 窓の向こうの広いバルコニーにまで白色が侵食している。
 月の見えない空から真っ直ぐに降り注いでいるわけではなさそうだ。

 様々な種の魔族を統べる王の城が、
 少しの風などで震え眠りを妨げることなどはありはしないが
 大切な日の訪れに超えるべき夜はまだ長い。

 少しづつ、少しづつ────時間を掛けて強まっていけば
 やがては吹雪にもなるだろうか。
 その先の朝は、どんな光景だろうか。** ]
(188) 2020/10/24(Sat) 1:34:33

[許せないものがあったとしたら。

話の内容でも、配下でも研究員でもなく。
いつか告げた主の言葉を、
彼があまり心に置いていないらしいことでもなくて。
ましてや、秘された紙片の内容でも
秘密を作っていることでもありはしなく。]



[気づかないと思われていることだろう────**]

――酔い潰れて数日後・ゲイバー――

[たまには顔見せろと友人から連絡が来て
その日数カ月ぶりに馴染みの店へと出かけた。
そう言えば異動になってから行っていなかった。

店に入るとマスターにも心配されていて
仕事が忙しかっただとか適当に理由を付けておいた。
実際には慣れない仕事で忙しかったのは最初だけで
後はあの人に絡むので忙しかったんだけど。]

恋人?

あー、好きな人は出来たかな。

[どうやら友人の方は俺に男が出来たと思ってたらしい。
まあ確かに、恋人がいた時に足が遠のいた時期はある。
飲みに出かけると浮気を疑われたから。
そんな事実はなかったし、面倒ですぐ別れたけど。]

[俺に好きな人がいるってのが関心を惹いたらしく
しばらくその人の事を話す事になった。
所謂ノロケ話だ。
他人のを聞く分には退屈だけど、
友人はその手の話が大好きらしくて飽きる様子がない。

けれどしばらくすると話を遮られて
「虚しくなんねえの?」と言われた。

何でって返したら呆れ顔が返ってきた。
その後しばらく恋愛初心者ってネタにされたけど
結局最後まで何が虚しいのかは分からずじまいだ。

取り敢えず俺はめっちゃハッピーですけど。
人を好きでいられるって最高じゃん、と思うわけです。]*

──寝所──


  …………。

  でも、恋人同士がすることなんて
  それぐらいしか思いつかないわ。


[見た目だけを求めたと言われれば
それは違う気がする。
けれど恋人と言われるとそれを求めるものだと
私の知識がそう言ってくる。

今回は元々強い強制を持ったものでは無かったから
無意識にメイベルは知識の方に従っていた。]


  
  それ以外、何があるのよ。


[ベッドに彼女の手を縫い付けながら
その答えが出るのを私は待った。]


  ……分からないわよ。
  そんなの具体的じゃない。


[押さえつける手が片方になれば
私も片手をベッドから離す。

押さえつけていた片手はアリアの手首から
上に上がり、手を繋ぐようにする。

空いた片手は彼女の背中に回り
脚のほうに絡みつく彼女と対照的に
小さな胸を押し潰すように彼女とくっついた。]


  今の気持ちが何なのか……言葉に出来ない。

  でも知って欲しいと、思う。
  それから……知りたいって……。


[は、む、と彼女の唇を
弱く食みながら、伺うようにして
彼女の顔を見ながら。]