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人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

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視点:


【人】 勢喜 光樹

[俺に部屋なんてなかった。
寝る場所はいつも、この汚い居間か台所。

両親アイツらにはあった。
穢れたベッドのシーツ上。毎晩、事に及んでいる。

己の存在など無いかのように振舞う日もあれば、
己をゴミを見るような目で視認し、罵る日もあった。]
(114) 2022/08/18(Thu) 1:45:07

【人】 勢喜 光樹

[分からなかった。

何故こんな所に居なければならないのか。
何故両親アイツらは俺を縛るのか。

少しでも反抗しようとすれば
ガムテープで口を塞がれた。

少しでも抵抗しようとすれば
麻紐で身体中を括り付けられた。

少しでも歯向かおうとすれば
結束バンドで手足を絡げられた。

身動きの取れなくなった己は、
この汚い場所で、寝転がされるだけ。]
(115) 2022/08/18(Thu) 1:46:08

【人】 勢喜 光樹

[何かしたい。

そんな欲求すら抱く事を赦されない。

何故、俺は生まれて来た?
何故、俺は生きている?
何故、そんな目で見る?
何故、そうやって貶す?

何故、俺は……………


   何故………………何故………………]
(116) 2022/08/18(Thu) 1:47:47

[だが、そんなのは………

         もう、"どうでも良い事"だ。]

[───"想い"。

お前隆史の色に染まりゆく事を
己は拒みはしない。
寧ろ、其れは悦びとすら感じる。

そして己は、お前隆史をこの鳥籠の中へ
永劫、閉じ込め続けて行く。]


["記憶過去"は、お前現在で埋め尽くされるのだから。*]

   
   
[もちろんいつものきみも、どんな姿をしているきみも愛しい。なにより見目を飛び越えて君が見せてくれる一つ一つの表情や反応を慈しんでいる。それでいて、ぼくが思いも付かない事を提案してくれたり、ぼくが言えなかった素直な言葉を紡いでくれるきみだからこそぼくもどんどん変化していける。

とはいえ男の性とでも言うのだろうか、好きな子の華やかな姿というかドストライクという好みのゾーンが存在する事も事実で。

そしてそんな今日のきみをぼくの手で、その、あれこれしたいという不穏な欲があるのも確か]

【人】 勢喜 光樹

─後日、願いは空に─


[隆史の我儘にはもう慣れていた。>>136
傍に居たいのは己も同じだったし、
温もりが欲しければいくらでも応えた。
どんなに疲れていても、切羽詰まっていても。
いつも己を想い考えてくれているのを知っていたし>>117
帰ればお前が、笑顔で迎えてくれるから。>>118

だが今日は、そういう日常の事とは違う。
お前にとっては特別で、大切な日。

"まなぶ"を想うお前父親にとって
大切な行事である事も知っている。

贖罪を見届ける共に生きよう>>2:-22
そう約束をしたのだから、己が快諾しないはずはなく。]
(143) 2022/08/19(Fri) 0:16:36

【人】 勢喜 光樹


ん………。分かっている。

? 美術館………?

[故にそれは唐突感もあり、想定外でもあった。
頷いた後は目を丸くしながら、小首を傾げる。

だがきっと、何か理由あっての事なのだろう
そう思って深くは問わないまま
隆史と共に、とある美術館の個展へと赴いていた。>>134]
(144) 2022/08/19(Fri) 0:17:47

【人】 勢喜 光樹


………ああ、それは。

[あの廃病院で見つけた端末を>>137
お前に手渡したのが最後だったろうか。>>34
久しく、それを目にした時
あの日の出来事が、一瞬脳裏に蘇る……。

泣いてばかりのお前。死のうとしていた自分。
深い闇。錆びた鉄格子と拘束具。
埃被ったシーツ。血の滲む床。大嫌いな歌。
真っ暗な影と消えゆく人。壊れ朽ちて行く廃墟。


           
そして────…
"
青空
"]
(145) 2022/08/19(Fri) 0:20:16

【人】 勢喜 光樹

[それは、この端末に映っていた"色"と同じ。

────"千早 要">>135

それは、見つけられなかった探し人と同じ名。

彼の下の名前は知らない。
だからこの絵の作者本人かは分からないが。]

………そうだな。
それが、良いと思う。

[お前の「したい事」が、チハヤの元へ届けば良い。

あの時、初めて見た青空に
何の感想も抱けなかったけれど。

今なら、少しだけ分かるような気がした。]
(146) 2022/08/19(Fri) 0:21:42

【人】 勢喜 光樹

[互いの指を絡め合い、そして微笑む。>>138

あの日の出来事を、決して忘れやしないだろう。
そして今日という日が、お前にとっても
己にとってもどんな日であるかを、胸に刻む。


 あの日出来た"
結び付き
"が────

        いつか、あの
へ届く事を、願った。*]
(147) 2022/08/19(Fri) 0:22:15