11:56:08

人狼物語 三日月国


267 冬暁、待宵の月を結ぶ

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 幸阪結月



[ 君に聞こえるかどうか分からないほど
  小さな恨み言は掠れて冬の風に溶けていく。 ]


   
(23) 2024/06/15(Sat) 22:39:24

【人】 幸阪結月



   
…………、
じゃあ、それまでに

   行きたいところ……、行かないとね


[ 目は合わせないまま、これからの話をすると
  私からは転校の話をするのはやめた。

 
 君の前で冷静でいられる自信もなかったから。 ]


  
(24) 2024/06/15(Sat) 22:39:47

【人】 幸阪結月



[ いつもより長く感じた学校までの距離。
  くらくらするのを誤魔化しながら
  教室まで行ったけど君が自分の教室へ行ったのを
  確認したとたん、席について机に突っ伏した。]


   「 大丈夫?気分悪い?? 」


[ 流石に顔色が悪く見えたのか
  クラスメイトが声をかけて来たけれど
  大丈夫、寝不足なだけ、と言えば
  すぐに納得されて、楽し気に雑談に戻っていく。

  ……頭が重い。
  楽しそうなクラスメイトの声が毒だ。

  いるだけで、心が削られてしまいそう。 ]


  
(25) 2024/06/15(Sat) 22:40:20

【人】 幸阪結月



[ 突きつけられた現実が重い。
  なんでこんなに好きになってしまったんだろう。


  君じゃなければダメなのに。
  宮崎暁じゃなければ、ダメなのに。



  何処で私は間違えたんだろう。
  本当に、最初はただのごっこ遊びのはずだったのに


                
どこで…………。 ]


 
(26) 2024/06/15(Sat) 22:41:03

【人】 幸阪結月

      


    
Wもっと、したい………。W


             
W暁のことが大好きW



  
(27) 2024/06/15(Sat) 22:41:37

【人】 幸阪結月




[ あの日、私があんなこと言わなければ…………。 ]



 
(28) 2024/06/15(Sat) 22:42:04

【人】 幸阪結月



[ 気づけば三限目の終わり。
  教室の外が騒がしくて、廊下の方をみた。
  A組は移動教室だったっけ。

  
君がいるかどうか探そうとして、やめた。 ]



   ……すみません、体調が悪いので帰ります。


[ 授業が始まる直前、既に教室に来ていた先生に
  帰ることを伝えると、荷物を持って教室を後にした。

  いつも帰りは君と帰ってるんだから
  君へ伝言を残すべきだったのに
  私は周りに何も伝言は頼まなかった。


  いつも君に声をかけていた顔馴染みの女子は
  もし君が来たら、
朝から体調悪そうだったよ

  とか伝えたかもしれないね。 ]

  
(29) 2024/06/15(Sat) 22:42:40

【人】 幸阪結月



[ 一人で帰るのは久しぶり。

  …………指先が冷えていく。寂しい。

  君がいなくなったら、また独りになっちゃうんだ。]


 
(30) 2024/06/15(Sat) 22:43:00

【人】 幸阪結月



[ どうすればよかったんだろう、なんて
  答えが出るはずないことをぐるぐると考えて
  自分の部屋にたどり着くと。
  荷物をその場におろして、
  写真たてが飾ってある棚へと目を移す。


  いつだったか、二人で遊園地に行った時の写真。
  楽しそうにこちらを向く恋人二人と目が合った


  写真たてを手に取ると
  それを床に投げつけようとして―――――。 ]


  
(31) 2024/06/15(Sat) 22:43:36

【人】 幸阪結月



[ やっぱり、出来なかった。
  振り上げていた腕を力なく下ろして。
  
  大切な思い出を捨てられるほど
  割り切れるなら苦労なんてしていない。 ]


 
(32) 2024/06/15(Sat) 22:43:56

【人】 幸阪結月



[ 簡単に想いを捨てられるなら
  今こうして一人で泣いてない。 ]


 
(33) 2024/06/15(Sat) 22:44:14

【人】 幸阪結月



[ 写真たてを伏せて棚に戻すと
  現実から逃げるように
  ベッドへと身を投げて目を閉じた。 ]


 
(34) 2024/06/15(Sat) 22:44:41

【人】 幸阪結月



[ 早退した日から二日は学校を休んだ。
  君と顔を合わせたら泣いてしまいそうで
  君に会いたくなかった。

  学校には体調不良だと連絡したけれど
  恋人の君にはなんにも伝えない。
  スマホの電源は切って、
  仮に家の前に来ても知らないふりをして。 ]


 
(35) 2024/06/15(Sat) 22:45:27

【人】 幸阪結月



[ 全然傷ついてないよ、って顔をするために
  少しだけ、時間が欲しいだけだから。

  休んだ後は、何事もなかったみたいに
  気持ちを全部誤魔化して
  君の隣に立つから、それまでは…………。

         誤魔化す時間が欲しいんだ。 ]*


  
(36) 2024/06/15(Sat) 22:45:55

【人】 宮崎暁



  [   転校が決まったのは、昨日。   ]



(37) 2024/06/16(Sun) 8:16:06

【人】 宮崎暁



 [ いつものように幸阪との時間を堪能して
   家に帰ってくると
   珍しく父さんが早く帰ってきていた。

   嫌な予感が胸中をよぎる。
   この空気感、もう何度目だろう。


   リビングに入ると
   父さんと母さんが飛行機のチケットの
   予約をしているところだった。

   次は今の場所から飛行機じゃないと行けない
   かなり離れたところらしい。
   海外じゃないだけいいって
   母さんは言うけれど

   悪気がないといっても
   二人でヘラヘラと楽しそうに笑う姿に
   僕は耐えることが出来なくて。        ]


(38) 2024/06/16(Sun) 8:16:51

【人】 宮崎暁



   あんたはいっつもそうだよ!

   あんたの都合で振り回されて!
   僕の大事なものは
   いつだっめあんたのせいで壊れる!

   家族のために仕方ないんだって
   育ててやったなんて
   そう言ったら僕も母さんも
   何も言えなくなるの知ってて

   僕がどんな思いで
   いままで生きてきたと思って…!



(39) 2024/06/16(Sun) 8:20:11

【人】 宮崎暁



  [ 僕は初めて、父さんの胸ぐらを掴んだ。]


(40) 2024/06/16(Sun) 8:20:53

【人】 宮崎暁



 [ 頭では分かっている。

   こんなの僕の責任転嫁なんだって。

   それでも僕は
   この現実を受け入れられなくて。  ]


(41) 2024/06/16(Sun) 8:22:14

【人】 宮崎暁



 [ 今日に至るまで
   僕は、両親と一度も口を聞いていない。  ]**

(42) 2024/06/16(Sun) 8:24:41

【人】 宮崎暁



   ……………ごめん、幸阪。


 [ 彼女の前では僕は被害者の顔をしたらいけない。

   彼女を巻き込んだのは僕で
   始めたのだって僕だ。

   風に飲まれて消えてしまった小さな棘は
   耳に届くことはない。

   受け止めてくれた彼女に
   僕はただ、謝ることしか出来なかったんだ。  ]

(43) 2024/06/16(Sun) 15:17:45

【人】 宮崎暁



 [ あれから二人でいつものように登校して
   そらからはいつもと同じなのに空気が重い。
   学校の授業にも集中出来ないし
   なんだか落ち着かなくて、

   今朝の凍りついた空気と
   幸阪の顔が頭から離れない。

   どんな顔をして
   僕は彼女に会いに行けばいいんだろう。
   そんなことばかり考えてしまう。   ]


(44) 2024/06/16(Sun) 15:18:54

【人】 宮崎暁



     "僕だけは、結月の味方…だから。>>27"



(45) 2024/06/16(Sun) 15:19:34

【人】 宮崎暁



 [ 一体どの面下げて、会いに行けばいいんだろう。 ]



(46) 2024/06/16(Sun) 15:20:04

【人】 宮崎暁



 [ 心に大きな蟠りを残したまま
   放課後、僕は幸阪のクラスに顔を出す。
   目的はもちろん、彼女に会うため。

   ここで逃げたらもう会えない。
   それが分かっていたから
   自分の面目よりも彼女のことを考える。
   こんなの、当たり前だ。


   でも、そこに幸阪は、いなかった。>>29  ]


(47) 2024/06/16(Sun) 15:20:43

【人】 宮崎暁



 [ 何故か王子様とあだ名をつけられている事も
   今は反応している余裕がなくて

   事情を知らないかクラスの人に聞いてみると
   幸阪は今日、体調不良で早退しているらしい。

   その理由なんて明らかだ。
   だって、彼女からは何も、連絡がなかったから。 ]


(48) 2024/06/16(Sun) 15:21:05

【人】 宮崎暁



 [ 心配になって電話をかけても
   繋がることは無かった。>>35

   『体調、大丈夫?』と一本のLINEも
   既読になることは無く

   一か八かで家に行ってみるも
   その結果は言うまでもなく惨敗だ。  ]



(49) 2024/06/16(Sun) 15:21:43

【人】 宮崎暁



 [ 思い知る。

   この学校にいる間
   僕にとって、幸阪は僕の全てで。

   幸阪のいない学校は
   また昔みたいに息苦しいだけ。

   どうせ三月にはさよならだと余計に。
   彼女のいない場所なんて
   いても辛いだけ、なんだって。     ]


(50) 2024/06/16(Sun) 15:22:30

【人】 宮崎暁



 [ 幸阪に送った一本のLINE。
   家に帰った僕は父さんはおろか
   母さんのことすら無視をして

   携帯をベッドに投げ捨てながら
   不貞寝をするように飛び込んだ。

   その時が来たら昇華しよう。
   いつか来るサヨナラのとき
   二人で思い出にするために。


   僕達が結んだ盟約は
   地に堕ち、涙を流していた。   ]*


(51) 2024/06/16(Sun) 15:23:45

【人】 幸阪結月



   転校するのは君のせいじゃないでしょ?

         前から、分かってたことだから。


  
(52) 2024/06/16(Sun) 21:03:32