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人狼物語 三日月国


147 【ペアソロRP】万緑のみぎり【R18G】

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[悲鳴をあげ、真っ赤なマニキュアを纏って、
 僕のワイシャツを綺麗な色で染め上げて、
 痛みに震えだすきみは。
 ……信じられないくらいかわいかった。]


  (かわいい……流歌……大好き……)


[剥がした白く小さな爪を口に咥えたまま
 うっ……とりと見つめていた。

 こんなことして嫌われるんじゃないか。
 隣り合わせの恐怖が興奮を一層煽る。]
 

 
いつもすごく大事にしてきて、

 
こんな風に愛したのはきみだけかな。

 
小さい頃の事件が僕を変えたから。


 好きなんだ。大好きなんだ。

 僕の目の前できみの口許が笑みの形を取る。]


  …………、うん、なぁに、流歌?


[かわいくて、美味しそうで。
 唾液が溢れてきて、流歌の爪と一緒に飲み込んだ。

 両手が広げられて。]
 

 

  …………、ああ、……もぉ……
はぁ
……


[甘い甘い、誘惑だった。
 恍惚の表情のまま、欲と理性の天秤が揺れる。
 本当にきみは。覚悟まで出来てるっていうの?
 前髪をぐしゃりとかき上げて甘い息を漏らした。
 留まるところを知らぬ愛おしさに狂いそうだよ。]
 

 
[メスほど鋭利ではない爪は激しい痛みを伴って
 流歌の清らかな胸の中心を引き裂いていく。
 傷つけたところから溢れる血は、温かかった。

 ヒトならざる膂力は皮膚だけでなく
 大事な臓器を守る鎧の役割の胸骨すら割り
 バキ、メキャリと音を立てながら降りて
 残っていたブラはその過程で裂けて飾りとなった。

 万力も必要としない。
 真っ直ぐに引いた美しく赤いラインを
 片手でメリメリとこじ開けてしまう。]


  ……っきれい。すごく。きれいで、かわいいよ流歌


[守るものを失った脈打つものが、
 きみの生きる証が、目の前に晒されている。

 僕は、真っ白な流歌から出るもので
 流歌とともに赤黒く染まりながら、
 ずっと夢中になって、流歌を見てた。
 僕だけのきみから目を離せる気がしないよ。]
 

 

  
愛してる



[あーんと口を開き、長い牙を立てた。
 どくん、どくん、と脈を打つのにあわせて
 口腔に勢い良く雪崩れ込んでくる。
 流歌との、はじめてのキスと同じ味。
 細い腰を折らぬ勢いで抱き締めて、逃がさない。
 うっとりと、啜り続けた。最期の一滴を飲み干すまで。*]
 

【人】 甲矢 潮音

 
[そして現実。]


  ────…きて、……起きて、流歌


[僕は夢の中と同じように胡座の姿勢で
 腕の中にいる流歌を起こそうとしている。
 瞼が持ち上がれば伝えるだろう。

 誕生日おめでとう、これからもよろしく、……と。]
 
(14) 2022/05/26(Thu) 8:44:42

【人】 甲矢 潮音

 
[あそこでの痛みはなくなっているが
 指にはかわりにきらりと光るものがあった。

 模様が刻まれた銀色の指輪。
 僕の左手にあるのと重ねると
 ト音記号や五線が完成する二つで一つのものだ。*]
 
(15) 2022/05/26(Thu) 8:45:20
甲矢 潮音は、メモを貼った。
(a0) 2022/05/26(Thu) 12:38:57



[ 男の人たちに囲まれて、叩かれて
  お腹蹴られて、……裸まで見られそうになって

  でもそんなものに比べものにならないくらい
  目の前の出来事は恐ろしかった。 

  あんなに幸せそうに

  潮音は見たことがなかったよ ]



 あああああ、がはっ、ぁあああ! 

 げはっ、あ゛っ、あ




[ 刃物は切れ味わるいといいものよりも凄く痛いんだって。
  私痛いのやだな、

  痛みを想像してしゅんってしたのを、おもいだす。


  潮音の爪が引き裂くたびに、

  息の代わりに苦痛と逆流してくる、
  胃液みたいなものと、赤い血がふきだして
  口の中が真っ赤なキャンディたべたみたい。 


  ごめんね、痛くて苦しくて
  潮音のなまえをじょうずによべない ]



 ぉ、あ  あ、ん、

  ぢ、  


    お、



[ これでも女の子なのにな、
  見せられたものじゃないね、きっと。

  涙と、涎の他にも漏れだしちゃいけないところから
  いろんなものが流れでて
  
  潮音のシャツが赤く黒く染まってく。
  染めてるのは私。しあわせ。

  身体からなるはずのない音がなる。
  でもだんだんね、
  痛いのか苦しいのかわかんなくなってくる。
  音がちょっとだけ遠くなってゆく。
  その度に潮音の爪が新たな痛みをつれてきて
  意識はまた引き戻されて、
  くるしくてくるしくて、泣き叫ぶ。

  なのに視界だけはずっとクリアにうつるんだよ。
  潮音が私のことを ずっと愛してくれてる ]


 ぁ   でう、


[ 誰にも見せたことのない場所まで
  誰も見たことのない鼓動まで
  好きでいてくれるの? ]



  ぉ、 ん、


   ぃ、て、う、



[ 嬉しい、でもちゃんといえない。
  だから顔だけはせめてね、笑ってるの
  みてくれる?


  あいしてる、しおん。
  私がほんとの白になるまで、
  二人がひとつに染まるまで、



  ―――ずっと、みつめて   *]

【人】 乙守 流歌

― 現在 ―


 ( ん…… )



[ ねむったままのおひめさまが
  ゆるやかに瞼をあけるみたいに、
  ゆっくりと世界の光をうけいれた。


  ……んー、んー? ]

 
(16) 2022/05/26(Thu) 17:45:11

【人】 乙守 流歌


[ 覗き込む潮音の顔。
  実は一番好きな角度はここから見るもの。]


 いきてる?


[ ぺたぺた。潮音の頬を触る。
  熱はわかる。あついのも。

  耳も聞こえるみたい。


  ついでに自分の胸元も確認して
  ……うん。 


 ……うーーん??


 昨日と今日の境界線がいまひとつ。
 パパやママに挨拶をした記憶があるような、
 ないような。

 潮音の部屋に来た記憶も曖昧。 ]
(17) 2022/05/26(Thu) 17:46:49

【人】 乙守 流歌


[ ……夢だったのかな。
   ……愛してる、っていってくれたのも。 ]



  あ、ありが……



[ 痛かったけど、今痛くないっていっても
  死ぬかと思うくらい痛かったんだよ?指とか!

  ゆび?  ]
(18) 2022/05/26(Thu) 17:47:30

【人】 乙守 流歌



 と。。。




[ 確かにあった痛みの代わり。
  指先にひかる音のかけら。


  ゆびわだ、ペアリング。
  交互に見る。指先、潮音、指先、潮音。 



  何度も瞬いてたら誕生日プレゼントって
  教えてくれたかな? ]

 
(19) 2022/05/26(Thu) 17:48:46

【人】 乙守 流歌




 わあああ、
   わああああ


 ありがとう、ありがとう、ありがとうーー!
 潮音だいすきーー!!!


[ 話したいことはいっぱいある。
  いっぱいあるけど、あるけど、


  嬉しいんだもん!
  身体が二人でいっこになるくらい、抱きついた。


  だいすき、だいすき。

  例え何があったとしても。
 ]
(20) 2022/05/26(Thu) 17:54:15

【人】 乙守 流歌




[ 私は潮音のもの。潮音は私のもの。  **]



(21) 2022/05/26(Thu) 17:55:50
乙守 流歌は、メモを貼った。
(a1) 2022/05/26(Thu) 18:11:19

[まだ若い。という言葉に食べるのを一度止め。
それから、若い男ってどうですか。と首傾げただろう。彼女とのやり取りを重ねれば、いけないことを口にする。触れた手のぬくもりは離されることなく。

駄目、と言われることはない。
そう思っていたけど]

 ……そうっすね。
 ふっ、残念だなあ。
 一緒に出掛けたりしたかったけど。


[ぽつり。
食事を見てそれから、ほんの少しだけ残念だと伝えた。気づかれれば、周りの想像通りの関係を自分たちは行うのだ。改めて考えるとひっそりとやるのは難しそうで。
でも彼女に迷惑をかけたくない。

だったらやめればいいのに。
やめたくない。
だから、彼女を悦ばせる。
この関係を続けてもらえるように頑張ろうと思い]



 …可愛いっすね、ナナミさん。
 楽しみにしておいてください。


 …


[連絡先を交換し合うことのない関係。
自分たちの繋がりはとても、危うくいやらしいものだと意識させる。真っ赤になった彼女だけど、こういうところはしっかりしていて、慎重に考えてくれる。

それが、自分との関係を続けようとしてくれているという意思を伝えてくれるから]



 …ナナミさんが求めてくれるのなら。
 俺は、貴女に呼ばれたら

   飛んで向かいそうですし。


[貴女の方がきっと考えている。
実際問題、両親が店にいるから、難しいかもしれない。けど、彼女が会いに来てくれるのならなんとかしたい。なんとかする。

未だって指だけじゃなく体を包み込み、抱きしめたいのだから。ひと時も放したくない。ずっと抱きしめていたい。その柔らかな肌を独り占めしたい。

そんな思いを抱えながら
食事は、デザートへ向かうだろうか*]

 若い男が好きなのなくて、泰尚くんが好きなのよ?

[そうさりげなく言ってのければ、彼はどんな顔をしただろうか。
でも、彼が自分より年下だったからこそ最初は警戒しなかったのだから、彼が年下だからこそこの仲になれたのかもしれない。

一緒に出掛けたい、とポツリという彼に切なくなった。
彼にそんな些細な夢を諦めさせるのは自分のせいなのだ。
自分が結婚さえしていなかったなら、人目を憚ることをしなくて済んだのに。
一刻も早く離婚を成立させよう。
そう彼を前にして決意をする]


 無理しないでいいんだからね?
 お仕事の邪魔なんてしないわよ。買い物もちゃんとするし。
 ただ、顔を見たいとか……それだけだから。


[慌てて彼の言葉に不安だ、と笑って。
 少し多いかな、と思った食事量だったけれど、彼が片っ端から平らげてくれたのが嬉しかった。
自分の方はデザートは入りそうにない]



 はい、デザート。
 よかったら残ったのを持って帰らない?
 ほとんど1ホールあるし。
 

[一切れ切ったアップルパイの上にバニラアイスとさらにその上にミントをのせて、彼の前に皿を置く。
銀色のデザートフォークはもうすでに彼の前に置かれていた。

 彼の前でリーフから淹れた紅茶を二人前注ぎ。

 ワインを飲みながらの食事だったけれど、やはり最後はお茶を一服したかった。
 そして紅茶を2つのカップで注いでいる途中で、あっと声をあげた]


 泰尚くん、バイク乗ってきてないよね?!


[彼はいつもバイクで配達をしている。
彼がワインを飲むことを考えて、あらかじめ徒歩で来ていることに気づかず、一人でおろおろとしてしまったが。
 彼がそう教えてくれたのなら、その落ち着きに感心しただろう。

 二人でこうして差し向かいで話しているだけでも楽しくて。落ち着いて。
 こんなに楽しい思いをしたのは久しぶりなことを思い出した]



 ―――そろそろ、帰らなきゃダメよね。


[いつまでも彼を引き留めておくわけにいかない。
 こういう時は自分の方から言わないと、と名残惜しい気持ちを押し殺して見送ろうと立ち上がる……が、いざ離れようとすると寂しくて仕方なくなって、胸の前で拳をぎゅっと握った]


 寝るのにはちょっと早いけど、お休みのキス……して?


[彼が靴を履いて外に出ようとした瞬間を見計らって声をかける。
 そんなおねだりをするが、彼は応えてくれたかどうか*]



 え?……。


[俺が好き。
その言葉に何も言えなくなった。若い男が好きじゃなく、自分が好きだと彼女は言う。自分、泰尚が好き。その好きは自分が思い描く好きなのだろうか。

疑念をその場で確かめるのは怖く
彼女の決意に気づかず
食事を進めた。]

[彼女は優しい。
顏を見たいだけ、だと言ってくれる。自分だって同じだ。とそれは自分だって同じだから、俺も。とナナミさんに告げた。彼女の顏が見たい。

同じですね。なんて笑い。
それから彼女の用意してくれたデザートを食べただろう。出されたアップルパイは、とても美味しそうでそこにバニラアイスものるのだから、豪華絢爛。

自分が子どもであれば目を輝かせ
ほっぺにクリームをつけただろう]

 
 いいんっすか?

  ……こんな素敵なもの。


[ありがとうございます。と
彼女に改めてお礼を言い、紅茶を持った。柔らかな動きに慣れているんだなと目を細めて、心配にはもちろん。と答えただろう。料理をいただく予定だったから、元々歩きできたのだ。もっとも、料理以外もおいしくいただいたのだけど。

食べた其れは甘く、腹によく染みた。心のどこかで甘いものを欲していたみたいだ。
穏やかな時間。

和やかな談笑。
ずっと続けばいいと思うのに
わかれの時間は訪れて]


 ……そうっすね。

  あ、…


[名残惜しい。
其れが彼女からも伝わってくる。自分の思いは伝わるだろうか。お土産のパイを手に、胸の間で拳を握り彼女に見送られ、去ろうとしたところで

お願いをされれば瞬き]


 ……はい。
 今日はありがとうございました。
  また、次を楽しみに待っていますから。


[おやすみなさい。と
彼女の唇にキスを落とし。それと同時に抱きしめて、良い夢を。と告げただろう。俺の事、夢に見てください。とそんな思いを込めて、名残おしくも離れ。

一目につかぬようにと
マンションを後にした。*]


[その日は一睡もできなかった。
というのは流石に若すぎたか。いただいたアップルパイは父に見つかって食べられる前に全部胃の中へ収め、それから、次の日にはいつも通り。

あの夜が嘘であった気さえもする。
そんな日常があった。

けれど、一日、一日と次の配達の日は近づいた。
連絡先も交換していない。けれど、配達日はくる。

好きと告げてくれた唇を思い出す
あの好きはどういう意味なのか


悶々として]

[それでその日。
いつもの仕事、仕事を装って

店を出ただろう*]



[ 懸命な懇願じみた演説が、弱い語気と共に途切れ
  引き攣る口許と、静かな空間で鮮明過ぎる程目立つ呼吸の乱れ
  それら一つ一つを、味わうように五感で眺めたその後に

  地獄へ垂れ落ちる細い糸を一息で断切る如く、
  再び口を開いた主はたった一言を彼へと向ける。 ]

もう、そんなものは要らないよ

[ 表面上で装われる、主への敬意と生への安堵も。
  見透かされ捕われて尚紡ぐ愚かな嘯きも。
 
  そして逸れた道を正しく直した彼が運び続ける魂すらも。

  内に含む懇願を、唯一形として示せた添えられた手は
  針に刺されたような鋭い痛みを感じることとなり、
  彼の意識の外で反射として悪魔の手から離れてしまう。 ]