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人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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[しばらくシャワーの流れる音をさせた後
相手よりもずっと身軽な格好で戻り
さて、とベッドに腰かけて足元の鞄を漁る。

取り出した歯磨き粉のような黒いチューブを
ベッドの中央近くに投げ置いて]

じゃあ、いいですか?

[嬉しそうな満面の笑みで彼の頬に手を伸ばした。]*

[欠片のそれらしさも残さなかったのは
あんまり張り切ってるみたいだと居た堪れないという
ほんの少しの照れ隠しと
こんなもんは日常の延長だろうと
こいつに言ってやりたかったのもある。

ムードなんてなくて、特別なんかじゃなくて
気紛れにじゃれつくようなキスをするのと
然程大差ないこれは日常の延長だ。

俺に差し出せるのは其処が限界だと思う。

抱かれてもいいといった時の俺の心境なんて
寒くなってきたからそろそろ鍋くいたい程度の感覚だ。
おまえが今になって抱かれたいと言い出したところで
俺にとっては、土鍋の用意めんどくせぇ程度で
ぼやくだけで発言すること自体を拒みはしない。

そこ迄のこだわりも、そこまでの興味もない。

今迄の相手が如何だったかは知らないが
そこに愛があるかと問われればないなと応えられる程度に
わりと冷静な侭事に及ぼうとしている訳で。

欲に流されるわけでもなく、熱に浮かされる訳でもなく。
正気の侭、実験的に
生々しい行為が可能であるか試そうとしている。]



 変ってなんだよ、失礼なやつだな。

 体毛気を遣うのは最低限の身嗜みだと思ったんだが。
 男同士だと違うのかね。
 ボーボーの方が男らしくていいのか?
 その辺よくわかんねぇけど…


[胸毛とかないんだけど、って
ふざけて胸元を掌で隠していたら
耳を食まれて良く解らない悲鳴が零れた。
色気があるない以前の普通に驚いただけのやつ。

100%驚きだけでばくばくしてる心音を持て余して
不満を訴える言葉が出てこずにいたら

急にきりっとしだした面が見えて思わず笑う]



 あー。なるほど?
 格好つけたくなるタイプかぁ。
 おもしれぇなぁこういうの……


[知りもしなかった一面をこんな場面で垣間見るとは
思ってもいなかったのでちょっと楽しい。
下着くらい置きっぱなしのがあるだろうに
勝負下着なんだろうか、とか考えたら笑える。

別に馬鹿にしたい訳じゃない。
純粋に、たのしいきもちなだけだ。
俺の知らない誰かは知っていたかもしれない
俺の知らないあいつが増える。

なんだ、わりと悪くないもんだと
ベッドに転がって、戻るのを待ちながら
しあわせ、と、形容しても違和感のない気持ちを噛みしめた]

 あーーー……その、なんだ。
 最中に、今はここまでが限界だ……って
 俺が言い出してもへこむなよ。


[シャワー浴びてる間に如何なる
モチベーションの劇的変化があったやら
やたら張り切って見えるいきいきした顔に
一応、念のため、注釈をいれておく。

先言っといてもどうせ
この世の終わりみたいに凹むんだろうな。
それは面倒くさいので限界までは頑張りたい。
それ以上は頑張るもんでもないだろう。

放り投げられたものを手に取る。
なるほど、気に入りのがあったのか。

取り合えず暖めとくかなぁと背中の下に挟み込んで
ひんやりとしたチューブの温度に鳥肌が立ったが
あんまり気にせず此方からも手を伸ばす。]



 すきなのあるなら先いえよな。
 なんか、余計な事した気がする。

 中にジェル仕込んであんだけど……


[混ざると微妙かもなぁなんてぼやきながら
体を起こして唇を迎えに行く。
それが相手にとってどれだけ予想外で
爆弾発言になり得るなんて自覚もなく
無防備な唇に勝手にキスをした*]


[ 痣に熱を感じることがあるのは、殆どは精神的要因の所為。
 先代が語ったように、それは勇者候補に付けられた目印に過ぎない。
 お前の人生に大きな影響を及ぼしたから、
 今でも意味があるように心の何処かで思ってしまっている。

 しかしその精神的要因に問題がある。
 体内の魔素が不安定となる理由は異能の使用過多が多く、
 恐らくは心の乱れも多少関わってきている。

 “だからお前には軍を辞めてほしかった“
 そんなことを話の最後に呟いたオルフェウスは、
 今回ばかりは暴力も罵声も浴びせてこなかった。 ]



ぐっ……

[ あっさり突き落とされる。此処は無慈悲な蛇の胃袋の中である。 ]

それは……かつて勇者だったと思われる魔物の目撃情報です。
以前から陛下に黙って部下に調べさせて……倒しに行っていました。
反省しておりますので、返していただけませんか。

[ 目前の二つの青紫を見下ろし、最後まで視線を逸らさないまま
 絞り出すような声で全てを打ち明けた。

 どうしても、彼らを楽にするのは自分でありたかった。
 同類の成れの果て達は、他の魔物と比べ物にならない程強い。
 心配をさせず、出来る限り早く向かうことで被害を抑える。
 いつでも心は王に在るつもりでも、
 やはりそれは裏切りの一つであったのだろう。 ]



 よく出来ました。
 まあずっと前から知っていたし、これからは許さないけどね

[満足げに両眼を細める。
更に奈落へ追い詰めんとばかりの支配者の言葉。

しかし、それは表面上は戯けただけのつもりだった。
故に彼の様子を見てすぐに引っ込め、真意を伝える。]

 ああ、……そんな顔をして
 分かっているさ、それが君にとってどれだけ大切なことだったのか。
 だから今まで望むようにさせてあげていたじゃないか。

 許さないと言ったのは一人で行くことだよ。
 これからは軍から一人同行者を必ず用意するんだ。いいね?
 
[ほら、と言えば宙を舞って紙片がその手の上へと落ちてくる。]



[ 五指の内二本が、動かなくなり金属の光沢を保っている右手へと。 ]



陛下……

[ ああ、なんと愚かな間違いをしたものか。
 王は秘匿を裏切りと認識し憤っていたのではない。
 ただただ自分を心配し、話してほしいと思っていたのだろう。

 今までの我慢を解いたのは物的証拠を手に入れただけではなく、
 きっと、この結局戻らなかった手を想ってのことでもあるのだ。 ]

はい、ここで誓います。
もう陛下に隠し事など決して致しません。

そして……他の者を頼り行動します。
最期の時まで、貴方に抱かせてしまう憂いは少なくあるように

[ 左手でそれを取り、側にある小さなテーブルの上に置いた。
 今度こそ忘れないようにしよう、覚えていよう。
 大切なただ一人の心を。 ]

[改めて告げられる補足に浮足立った気持ちが
急に冷静に現実味を持って落ち着いてくる。

ああ、そうだった。
この人は別に同性愛者じゃないし
男とのセックスって行為自体に興奮したりしない。
俺を受け入れる行為の一環として
コミュニケーションとして応じてくれるだけなのだ。

頭で理解したらムラムラした気持ちよりずっと
この人を愛おしく思う気持ちが強くなる。]

大丈夫です。
上手くいかなくても拒まれたんじゃないって
今はちゃんと分かるから。

その代わり、俺が下手でも笑わないで下さいね。
こっち側は…その、初めてなので。

[迎え入れられるように距離を詰めて
どさくさに紛れて黙っておくつもりだった告白を。]

え――

[何か、聞こえた気がした。
聞き直そうとした声は相手の唇で塞がれて
耳に残る言葉を思い出しながらぐるぐる考える。
唇を離すのはもったいないから
角度を変えながら黙らされているふりをしておく。

中に、ジェル。
準備をしていたって事だろうか。
そりゃ痛い思いするのは彼の方だし
予防って意味じゃ範疇ではあるかも知れない、けど。
そこまでするか普通。
アナルセックスやりたくて仕方ない訳でもないのに。

それこそ適当なとこで痛いから無理とか言えば
一応は頑張った体は保てるだろうのに。]

自惚れだったら笑って欲しいんですけど、

……聡さん、俺のこと好きなんですか?


[好きだ愛してるなんて言われた記憶はない。
恋人でもないこの関係を何と呼ぶのか分からない。
俺自身、好きの経験が乏しいし
分かるのは今まで自分に向けられた『好き』が
彼からは感じないって事くらいだ。

けどこれって受け入れる、の範疇だろうか。
優しい人、で括れるものなんだろうか。
義理や俺が嫌いじゃないってだけで
ここまで真剣に向き合えるものなんだろうか。

俺だったら無理だ。
どう考えたって度を超えている。
外向けの彼だったらあり得なくもなさそうだけど
生憎目の前にいるのは面倒くさがりで
はっきりやりたくない事は嫌だという素の彼で。

だったら考えられるのは
義理や優しさや憐憫とかじゃなく
俺への愛情みたいなもんなんじゃないかって。]

あー、うそうそ!忘れて下さい!

[言ってから余計な事だったって気付く。
うやむやにしようと彼をベッドに押し倒して
覆い被さるように首筋に唇を触れた。

誤魔化したい気持ちが強すぎて
スウェットの裾から差し入れた手は
愛撫というには性急で色気なく彼の胸に触れた。]*

[は?って一瞬聞き返し掛けて。
うわあり得そう、って思ったから黙った。
そうだよなこいつそこそこお綺麗な顔してるもんなぁと
一人勝手に納得する。

同性愛だろうと異性愛だろうと
綺麗な顔したのを抱きたいと思うのは道理だろう。
そしてこいつは望まれれば望まれたまま受け入れそうだ。

男らしい男を抱きたいと思う趣向は理解できないし
存在自体認識していないので
女性的な男、が抱かれる側なんだと思っている。

ならなんで今俺なんだという謎は
初恋フィルターで全て解決する。
目が曇ってりゃそう見えることもあるだろう。しらんけど。

なら順番はこれで良かったのかもしれない。
自分を抱いた男の模倣として
俺の真似をされちゃ溜まったもんじゃない。
自分の要らん癖に気付かされそうだ。そんなの知りたくない。]


 いやぁ、それは笑うだろう。
 腹を抱えて爆笑してやるから安心しろ。

 むしろ、笑われて、「笑うな」って
 怒鳴ってるくらいがちょうどいいと思うぞ。
 慰められると逆にしんどくないか?

 
[それらしいことを言いながらもにやにや笑いで
揶揄う気全開なので信憑性は薄い。

ほんと馬鹿だねおまえは。
手際の悪さくらいはめにつくかもしれないが
男を抱く手管的な意味合いならば、
もしもおまえが下手だろうとなんだろうと

俺はどうせおまえ以外しらないのに。]

[唇が性感帯なことくらいは理解している。
けれどこいつとキスするようになってから
唇がやたら敏感になった気がする。

多分気が抜けてるんだと思う。
感じさせるとか、その気にさせるとか、格好つけるとか。
全部如何でもよくて、肩の力を抜いたまま
重ねて、擦り合わせて、自分が気持ちいいのだけ追いかける。

こいつのからだつかって自慰でもしてる気分だ。
けどこいつは俺の何だから、それで何の問題もない。

もっと、って解けた唇を重ねようとしたら
喋り出すから仕方なく待ってやる。
何言ってんだ、今更。
やっぱばかだろ、おまえ。

なんだか可笑しくって喉の奥を震わせて笑いだせば
返事を聞くのが怖くなったか、騒ぐ犬に飛びつかれた。
違うな、押し倒されたのか。
天井が背景に変わった景色でじゃれついてくる犬の頭を撫でる。

ほんとうになんにもわかっていない。
伝えなくたってわかるだろうことが見えていない。]

[触診でもされてるみたいな触り方だとか
考えながらも好きにさせて
こっちも好き勝手に背中を撫で廻す。

そっち側が初めてでも
そっちじゃねぇのなら経験あるだろうに
ほらもっとえろい触り方しろと教師にでもなったつもりで
浮きあがった筋肉の先を、背骨の感触を
性器でも嬲るみたいな手付きで撫で摩ってやった]


 ………言わせたいのか?
 こんな状況じゃ何言わせても
 最中のリップサービスにしかならねぇだろうに。


[ばかだな、ほんとに。
気に入って無きゃこんなこと赦すかよ。

そんな簡単な答えがわからず怯えているのが可笑しくって
意地の悪い言い方ではぐらかす。

ちがうな、嘘でもいいから言ってくれと懇願されたいのか。
自分の腹の内の性根のねじ曲がった部分と目が合って
なんだか愉快で、機嫌よく笑い出した。]

[女を抱くときにほんの少し乱暴な気持ちになる。

どっちが強者でどっちが弱者だなんて
普段はそんなことはどうでもいいと思って生きている癖に
ベッドの上でだけはいつも違った。

くだらないと自分でも思いながらも
そう感じるまま振舞った方が喜ばれたので
特に気にせず思うままに振舞ってきた。

捻じ伏せて、辱めて、跪かせて。
支配と屈辱で征服する。

そこまで乱暴なことをする訳でもないし
拒まれることを無理強いしたことも無い。

性器を押し込むだけの行為を征服に例えるなど
時代錯誤の感覚だと、頭では理解しながらも
ただの性行為にそんな幻想を抱いては、浸るのが癖だった。]

[なんだ、かわらねぇじゃねぇか。

支配と屈辱に例えた性器を受け入れると
覚悟を決めて来たくせに。
何をされるかは嫌という程理解している。
差し出す為に支度をしたのだから。

なのに心の内はこれから女を抱くときと
然程大差はなかった。

自分の支配下である犬と見下して
欲しがってみろとせせら笑って

求められることを人一倍求めてるのは
自分だと気付いてしまう事に怯えて
真実に目を塞ぐために。

なるほど、本当にたいしたことではなかった。
下準備は死ぬほど面倒くさかったけれど。
それだけといってしまえば、ほんとうにそれだけだった。

だから普段通りに、少し歓ばせてやろうと
欲しがっていそうな言葉を紡ぐ。]



 ばかだな、ほんとうに…

 すきでもないやつに、こんなこと
 させるわけないだろう?


[……普段と、すこしだけ、ちがうのは
気分良くさせてただこの場を盛り上げるためだけの
口先だけで躍らせる薄っぺらな嘘ではなくて

本心からの、言葉だということだけれど。

そんな違いばかなこいついにはきっとわかりはしないだろう。

作りもしなくても、ひどく甘く切ない声が出た。
もし俺にも誰かを慈しむ事ができるのなら
きっとそんな音になるんじゃないかなんて、
自分の声に他人事みたいに考えながら、

もっと、と寄越せと蹂躙する心地で口付けを強請った。*]

[白けるような事を言った自覚があった。
だから慌てて誤魔化そうとしたのだけれど
返ってきたのは存外優しい声色で。
白けるどころか煽るみたいに背をなぞる指に顔を上げる。

…言ってほしい。
そう期待したから馬鹿みたいな想像も
心の中だけに留めないで声に出してしまった。
すぐに失敗したと後悔したけど、
願ってしまうのは今だって変わらない。

お預け食らったみたいな切ない顔で
彼の笑いが治まって言葉が続くのを待って、]

俺の妄想じゃなかった。

[希望通りに与えられた言葉に
心底嬉しそうに笑って促されるまま顔を近付けた。]

[リラックスさせるつもりの柔いキスで
自分の緊張の方が解れていくのを自覚する。
薄く開いた唇の隙間から突き出された舌が
探る動きから相手を求めて追うようになるまで
そんなに時間は掛からなかった。

徐々に戻ってくるセックスの感覚が
どっちが上だとか関係なく性感を求めていく。
耳から伝わる僅かな呼吸の違いを確かめながら
どこがいいのか探して指先が肌を這った。

裸なんて風呂上りに見慣れているはずなのに
急に特別なものみたいに思えてくるから不思議だ。
色気のない上衣に隠された場所が見たくて
腕を上げるように促してスウェットを引き抜いて
視界に映る景色を現実だって確かめるように
指でなぞって少しだけ膨らんだ粒を舐め上げた。]

[男女のあれそれは全く分からないが
男同士だと性器じゃない場所で感じるってのに
興奮を感じる人が割と多いような気がする。
だから行為中は言葉攻めというか、
受けがどんな風に感じてるか実況する人が多かったけど
この人はそういうのどうなんだろう。

少しだけ想像して、
あ、ないなってすぐに却下した。
なんか殴られそうな気がする。
お尻で感じるなんてーとか言った日には
本気で怒られる気しかしない。
そもそも感じられるのかどうかは置いておいて。

かと言って、沈黙の中っていうのも
なんかちょっと微妙な気がした。
道具でオナニーしてるんじゃあるまいし。]

…心配しなくても大丈夫みたいですよ。
ほら、ちゃんと固くなってきた。

[結果、馬鹿な頭で導き出したのは
俺の方の実況で沈黙を打破するって方法。

言葉の通り血が集まって質量が増した股間を
ぐいと彼の同じ場所に押し当てた。]*



 …───やれやれ。

   これはちと……、焦らし過ぎたか?


[そう、笑みを噛み殺す俺の顔も
今や欲の色に染め抜かれて。

夕餉の間中後孔を貫き
裏側から散々突き上げ済みの膣壁は
どうやら十全に準備万端だったらしく。

包み込む様にとろとろと潤い、
それでいて切なく締め付けてくる。


 ……そして、それ以上に]

[耳を融かす琴羽の喘ぎ声が、
何時になく乱れたその表情が、
熱い程に感じる彼女の全身の体温が。

愛おしさを、いや増していく。


そう。
普段の琴羽がどれだけ真面目で貞淑で、
古式ゆかし過ぎる程に清廉潔白で、
極度の恥ずかしがり屋であるかを知っているからこそ、
今のこの、熱に浮かされた彼女が
より一層愛らしいのだ。


 あんなにも色事を忌避する巫女であったのに。
 はじめての時は、あれ程までに嫌がっていたのに。



俺という異形を受け入れ、
男女の交わりを重ねた結果の
この────…、
感じやすく淫らな琴羽なればこそ。


俺は、愛おしくて堪らぬのだ]

[そんな訳で、俺もつい、
そのまま理性を手放しかけたのだが……


再び聞こえた入口からのノックの音に
なんとかギリギリ我に返り]


 …────ン、っ…


  あ、あぁ、良いぞ。 頼む……


[と、僅かに掠れた声で
外で待つ仲居を呼びやったのだった。

そのまま返しても良かったが、
ほら、なんだ……
布団は敷いてもらっておいた方が良かろうと思ってな?]