118 【身内】光の向こう側【R18】
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| [これを最後の一杯にするつもりで頼んだカクテル。
赤味がかったそのカクテルは アルファベット最後の三文字。 特徴的な名前には確か―――究極、とか、そんな意味があった。]
……ん、綺麗、だね…
[頼んだジューシーなソーセージと共に ゆっくりと味わうように堪能した。 帰る時間を少しでも遅らせたくて。
すっきりとした大人の味のカクテルは 確かな甘さを口の中に残していく。] (0) 2021/12/27(Mon) 23:05:39 |
| [それでも、終わりは来てしまうから。 お会計をし、名残惜しく思いながらも BARを後にしただろうか。
彼の表情に寂しそうな色は窺えたかな。 自分もきっと離れがたそうにしていて、 出る足はやや重たかった。]
今日は会えて良かった。 …今度は、カウンターの外でね。
[帰る前にはそんな風に言い残して。**] (1) 2021/12/27(Mon) 23:08:33 |
| [立ち上がると足元がくらりとした。 知らない間に結構酔いが回っていたのかもしれない。 夜のひんやりとした風が火照った頬に気持ちいい。 もう少し、居ても良かったかな。 でも、居れば居るほど別れ辛くなりそうだし… ふるりと首を振り、息を吐いて歩きだす――] ―――ん、えっ?? 仁志くん!? [後ろから駆け寄って来る足音。 何事かと振り向けば彼の姿があって。 どうしたの?店に忘れものでもした? 頭にはてなマークを浮かべて口にしかけたものの 追いつくや否やぎゅっと抱きしめられて狼狽する。] (4) 2021/12/28(Tue) 10:30:42 |
| え、ちょ、あの、 ………んん、………っ [ここは往来で、ちらちらと人の視線だって感じるのに。 触れ合う唇に、一瞬で頭の中が桃色に染まる。 抗うことなんてできる筈もなく、なすがまま暫しキスを重ね。 唇が離れる頃には彼を見る瞳も とろんと色めいて潤んでいた。] はぁ、… …… も、もぉ……… [抗議の声は弱弱しくて形だけ。 誘いにアルコールで火照った顔が更に赤くなって。 ――離れたくないのがばれてしまっていたのだろうか。 それとも彼もそう思ってくれていたのだろうか。両方かな。 何にせよ、酷く嬉しくて。 一気に心が弾んでしまうのだから単純だ。] (5) 2021/12/28(Tue) 10:32:42 |
| ― 自宅 ―
[彼が家に来るのであれば、だ。 待っている間に明日の分の朝食を作っておこう。
ニンジン玉ねぎブロッコリーにキャベツ、 余った野菜をざく切りにしてオリーブオイルで炒め トマト缶と水を投入。 コンソメと塩胡椒で味付けし、 チーズウィンナーを入れてコトコト煮る。
具材に火が通ったのを確認し、 後は温めて食べるだけの状態にして 鍋に蓋をして置いておく。
その間にゼラチンをふやかし、 インタスタントコーヒーと砂糖を入れて溶かす。 カップに流し入れて粗熱を取り、冷蔵庫へ。 牛乳と練乳を混ぜ、こちらも器に入れて冷やしておく。] (9) 2021/12/28(Tue) 13:15:39 |
| [こういう時、料理は良い。 手を動かしていれば待つ時間も苦にならない。
下準備を終えたら風呂に入ってメイクを落とし ボディミルクを塗った後に 薄くファンデーションだけし直した。
ゆったりしたシャツとズボンの カジュアルなルームウェアに着替え 寝室を片付けたりしながら。
どことなくそわそわと落ち着きなく彼を待っていた所 真夜中のチャイムが鳴る。] (10) 2021/12/28(Tue) 13:18:02 |
| [一応のぞき窓で確認し、 彼の姿を見てチェーンを外した。
息を切らした彼は、本当に急いで 駆けて来てくれたのだろうか。 そう思うとじんわりと胸が温かくなる。]
どーぞ、いらっしゃい。 寒かったでしょ。
[あがって、と促し前と同じように彼を部屋に招き入れる。 キッチン内にはふんわりとトマトの匂いが漂っていたことだろう。**] (11) 2021/12/28(Tue) 13:28:20 |
|
ひゃっ、…もー 仁志くんは冷たいなあ。
[彼を招き入れた後に鍵とチェーンを再び閉める。 ぴたりと冷たい手が頬に当てられて、 咄嗟に身を竦めた。
そのままじっと双眸が此方を見つめて、 まるで見透かされるようで ドキドキと心臓が早くなる。
きみの考えてることは読めないけれど、 ―――もしもあたしと同じだったら嬉しい。]
(14) 2021/12/28(Tue) 18:43:52 |
| ン………
[そっと唇が寄せられて目を閉じた。
そこもひんやりしてて、柔らかくて、 自分の体温と熱が混じりあって溶けていく。]
…仁志、くん………
[ぼうっと見つめ合い、熱に浮かされたように名を呼んだ。 先程は店だったし、往来だったけど。 今なら誰も咎める者はいない。 彼の微笑みも、声も、自分だけに向けられたもの。]
(15) 2021/12/28(Tue) 18:44:35 |
ん、ふ……あたし、も…… んんっ……
[両手が捕まり、押し付けられるように唇を塞がれて。
咥内を舌が這い回り、
じっくりと貪るようなキスに
たちまち身体の芯が熱を帯びていく。]
すき、
仁志くん、……すき……
ンンンっ………
[会いたくて、顔を見たくて。
顔を見たら触りたくなって。
…触ってほしくなって。
欲望は際限ない底なし沼のようだ。
こちらからも首に腕を回して抱きつき
舌を絡めて深いキスを交わせば
もう我慢なんて出来なくて。
はあ、と切なげな吐息が零れる。]
[上着を脱いで、首を振りながネクタイを緩め、シュルリと取り去って床に放る。ベストを脱いで、それからシャツも。
パンツも、下着も脱ぎ去って全部を晒け出す。]
羽衣恵さんも、脱いで。
[どうしてこの人はこんなにも自分を惹きつけるのだろう。
既に猛った自分のそれにゴムを着ける。]
キスだけで……もう準備できてるの?
[意地悪く尋ねた。
顔を見ればわかる。熱に浮かされて、蕩けた顔。
すごく官能的でかわいくて、とても素敵だ。]
脚……開いて。
[羽衣恵をベッドに横たえて覆いかぶさる。
彼女が恥ずかしがり躊躇うなら、やや強引にでも足を開かせてしまおう。そうして身体を入れて、先端を押し付ける。]
お店で見たとき、綺麗だって思ったよ。
でも、今もすごく綺麗。
[キスだけで、碌な愛撫もしていない。
それでもきっと準備はできているだろうから。
ぬぷっと先端が沈み込む。熱くて火傷しそう。]*
[少し強く手を引かれ、寝室の方へ。
促されるままシャツのボタンを外し、ズボンを脱いで。
ブラジャーはつけていない。
すっかり濡れて濃く色づいたショーツを脱げば
女の匂いが辺りに漂う。]
......な......っ、それは、......だって......っ
仁志くんのキス、きもちいいから......っ
[意地悪い響きにもごもごと言い淀み、
顔を更に赤くする。
本当はキスの前。
彼がここに来るのを待っていたときから
期待に身体を熱くしていた。
あの夜ここで抱かれた日から、
変なスイッチが入ってしまった気がする。]
あ、ちょっ......、
した、あんまり、見ないで......
は、 恥ずかしい、から......
[仰向けの体勢でベッドに寝そべったものの
足を開くように言われて少し惑った。
もじもじしていると強引に手がかかり、
太股を大きく開かされたか。
下生えの方まで
愛蜜でどろどろに濡れた花弁は
ひくりと震えて媚肉を覗かせていた。
抱かれたかったのだと雄弁に語る下肢に
うう、と小さくうめきつつ。]
うん、仁志くん、も......
お店の姿もかっこよかったけど......でも、
やっぱりいまのほうが、
......どきどきする、
[セックスの時の顔もそうだけれど。
目の前で見せてくれるいろんな顔。
それらひとつひとつを知るたび、すきだなと思う。
自分だけの、特別な彼が。]
っ、
あぁんんっ......!!
[と。ぬぷりと先端が沈み、
甘い声をあげて腰が浮いた。
媚肉がやわやわと収縮し、
彼を誘い込むように蠢く。**]
[全部を納めきる瞬間に、ズンと、突き入れた。
────強くされるの好きでしょ?]
入った、……よ
[繋がった、深く。
ぎゅっと羽衣恵を抱きしてめて、唇を繋げる。
そうして、奥の方をゆっくりとグリ、グリと押し付けながら、唇と舌を絡めあう。抱きしめてふれあう肌。上も下も繋がってひとつになったみたいに思う。]
[甘い声、甘い顔。自分にだけ見せる顔、聞かせる声。]
羽衣恵さん、可愛い。
[誘い込まれる、引き摺り込まれる様な感覚。
一気に突き込みたくなるのを抑えてゆっくりと。]
俺を、感じてください。
[絡みつく肉襞、熱い柔肉に包まれて、熱が混ざり合う。]
[腰の動きは緩やかに。]
もっと?
激しい方が好き?
[あえて聞くのは少し意地悪したいから。
入り口近くまで引きぬいて、浅いところを緩めに摩った。]*
んあぁああんっ……!!!
[ずん、と強い衝撃が走って、大きく声をあげた。
とろとろになった膣壁が震え、満ちる彼の熱を歓迎する。]
ぅ、うんっ……あぁあっ……♡
はぁぁん、き、きもち、ぃぃ…っ♡
ひとし、くぅん…… あ、ぁぁ
[腕を伸ばして彼を抱きしめ
再びキスを交わしあう。
ぴったりと肌を密着させながら
奥をぐりぐりと穿たれると
心も身体もひとつになった気がして。
身体の一番芯から多幸感が広がって
頭がぼうっとしてしまう。]
はああ、…んっ、すきぃ、……っ♡
ひとしくん、すきっ…… ひとしくん…!
ちゅる、……んんんっ、ふ、はぁぁぁ♡
[ぐりっと性感を抉るゆっくりした動きに
じわじわと底から炙られていく。
全身で彼を受け入れて、感じて、
甘い泥の中に沈んでいくような心地だった。
戻ってこれなくなってしまう気がして怖いのに
それ以上にこの熱を逃したくなくて。
甘い声で何度も名を呼びながら舌を絡めれば
柔らかな膣肉が性器全体に絡みつく。]
[こうして緩やかに彼を感じているのも気持ちいい。
気持ちいいけれど、次はもっと強い刺激が欲しくなってしまう。そわりと腰を揺らめかせ、]
ん、ぁっ…!!
[入り口近くまで引き抜かれて眉を寄せる。
追いすがる様に襞が痙攣した。]
な、なんでぇ………んんっ………
[空洞を埋めるものがないのが切なくて堪らない。
お預けされた胎の奥がもっと強く彼を感じたいと
きゅうきゅう疼いて抗議する。]
ぁぅぅぅ……………う、うう
[羞恥に顔を赤くしながら小さくねだり
モジモジと腰を振っていた。**]
[小さなおねだりに応えて奥まで突き入れた。
締め付ける、いや、きゅうと締め上げるような羽衣恵の中を、熱い猛りが一気に奥まで貫いた。
それだけで達してしまいそうなほどの快感。]
……っ……は、ぁっ……っ……
[苦悶にも似た表情を浮かべて。
その実は、頭が真っ白になりそうな快感の渦。]
う……いぇ……さ…ん……っ
[同じ勢い、強さで引き抜いて。また、貫く。
繰り返す抽送は力強く、お互いの気持ちいいところを擦り合わせる。]
[両足の膝裏を掴んで、ぐっと押し付け更に開かせると、羽衣恵の腰が浮き上がり、さらに奥を突き易くなる。]
……いい、です…っ…
ういえさ…んの……なかっ……
[絶え間なく与えられる締め付けに、生まれる摩擦が痺れにも似た快感が、腰から全身へと広がる。その強い快感に思わず腰が止まりそうになるが、それよりも羽衣恵への欲が勝って、より一層激しく責め立てた。]
イキ……そうっ…っ
[息も途切れ途切れに、それでも腰の動きは止めない。
もっと快感が欲しくて、もっと快感を与えたくて。]
…どうっ、ういえ…さんっ、は……
[もっともっと、まだまだ。
でも、押し寄せる快楽はそれを許してくれない。]*
あああぁんっ!!!♡♡
[おねだりを聞き届けるように
ずぐりとまた強く貫かれてぞわわっと腰が跳ねた。
きゅんきゅんと待ち侘びたように肉棒に膣肉が絡みつく。
とろとろに焦らされた所を擦りあげられれば堪らず
視界がちかちかと点滅し
それだけで気をやってしまいそうだった。]
ひとし、くんっ、あああっ、!!
すきっ、そこ、そこぉっ♡…っはぁぁあん!
おくぅっ♡ あんっ!ほし、かったのぉっ!ああん!
[見れば彼もどこか耐えるような表情を浮かべていて、
ずちゅ、ずちゅ、と重く力強い突き入れに
子宮が揺らされるような快楽が走る。]
んぁぁぁあ!!!
あ゛ーーーっ♡あ゛ーーーーーっ♡
んんん、それぇ、ぁぁぁ…ッ♡♡
[足を大きく開かされ、
ごちゅ、と更に一段奥まで犯されて
ほぼ絶叫に近い喘ぎが響き渡る。
彼の動きは次第に速まり、激しくこちらを責めたてる。
律動に合わせて両足を彼の腰に回し、
自分からも気持ちいい所を擦り付けるように
ぐりぐりと揺らして快楽を貪っていた。]
んん゛っ♡ひとし、くんっっ!
き、きもち、いっ、 ああ゛ぁぁぁっ♡
すご、きもちい、……よぉぉっ!
やあぁ、もっとぉ、あっあ……!!
まだ、いきたく……ない、のにぃっ!
[もっとこのまま、彼を中で感じていたい。
イきたくないのに、終わってほしくないのに
容赦なく迫りくる絶頂の予感に耐えながら
息を荒くし身悶えていた。**]
だめ……イかせちゃう……
[激しく身体を揺さぶりながら、呟く。
でも,何回でもイかせてあげるから。だから。一番可愛い声を聞かせて、一番可愛い顔を見せてほしい。]
……だからっ、……まず……いっかいめっ
[羽衣恵の動きに合わせるようにして、ちょうどいいタイミングで突けば、さらに奥へと突き刺さるように入り込む。]
[ぐりぐりと奥を擦り付けて、蜜を掻き出し、肉襞を引き摺るように入り口まで後退しては、また奥へ。]
ね……俺もっ……一緒に…っ!
[羽衣恵を責めれば責めるほどに、こちらも絶頂へと向かう。
腰に絡まる脚が逃げることを許さなくて。
快楽を貪るように擦り付けられる腰と、締め付ける中に捕らえられる。]
ういえ、……さん……っっっ!!
[目の前がチカチカと瞬いて、ピクンと腰を跳ねさせながら、ゴム越しに羽衣恵の中で精を吐き出した。]
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