124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】
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―それは夢ではなく―
……お。
えっ。……ええっ?
[処暑域にちょっと顔を出しに行ったら、そこに居たちまい幼子。スルーしかけて、二度見した。居るはずのない者がそこに居た。
なんと、冬至は米を作っていたのだという。
たまたまその日まで訪れておらず、初耳であった。
雪の世界から出てきただけでも驚きだというのに、日に当たっていた?雪うさぎがこんがりして茶色うさぎになっている?
何はともあれ、お誘いには応じて。
無論、働かざる者食うべからず。
収穫の手伝いに大中小の使い魔を連れて出かけた。
なお、小はキャッチボールに適したサイズなので、収穫の役には立たなかったが、いい匂いで場を癒やした。]
炊きたては美味しいね。
でも、冬至たちの努力の結果だねー。
もしかして米作りの才能あるのかな?
冬至、農家に転職しちゃう?
[冗談ではあるが、意外と本当にイケるかもと思っている。
味噌汁は合わせ味噌が好きな立秋。
米の一粒まで残さずきっちり食べて、ごちそうさま。**]
[ ――その日の私は、仕事場で資料と向き合っていた。
変わらぬ日常の光景だ。
過ごしやすい季節だったので、少しだけ窓を開けていた。
外から入り込んでくる風もなく、心地良い季節だった。
と、その時だ。
突然強い風が吹いて、机の上の書類を巻き上げる。
この風は知っている――ユラの“風”だ、と。
思った時には走り出していた。
彼の“風”は、優しい秋風のようなものだった。
けれどその時は、台風のような荒んだものだったから。
[ 当時の処暑の領域の入り口は、奥地の平原にあった訳ではなく、処暑域の中の色々な場所に点在していた。
職場から一番近い入り口に辿り着く頃には息が上がっていたけれど、それも構わずに、“扉”を開けた。
“外”がどうであろうと、深く焼けた夕空は何時ものこと。
ユラが灯守りであった頃は、処暑の領域は殆どが夕景だった。
田畑の合間、人を迎えるための道を走って、和洋の折衷になっている家へと飛び込んだ。
――――私が見たのは、客間で倒れるユラの姿だった。
しかしそんな時ですら、私は叫ぶことが出来なかった。
言葉を失って、その場に立ち尽くすこと、しか。
様々な感情が過って、どうすれば良いのか、分からなくて。 ]
「 ……カナ……? 」
[ 畳に倒れ伏すユラの目が開く。
そんな状況で尚、何時ものように穏やかな顔をして、私の名を呼んだ。
口の端から、
赤
を流して、尚。 ]
「 あはは……来てくれて、良かった、…… 」
[ 星の如くの風は、矢張り私を呼んでいた、らしい。
彼を抱き起こすけれど、彼が自分で起き上がる事すら出来ないという現実を、ありありと突きつけられてしまう。 ]
[ 非常に遅れて、人を呼ばなければならない事に思い当る。
傍から離れようとするのを――彼は引き留めた。
もう間に合わないのだ、と彼は言う。
灯守りとしての人間より強い身体。
それによってこうして今、喋ることは出来ているけれど、緩やかとは言え、死へ向かうことが変えられない状態なのだと分かる、と。
げほ、と彼が急き込む。私の胸に
赤
が散る。
その鮮烈さを見て、私は血の気が引いた。 ]
「 ……ごめんね、カナ 」
[ それでも尚、此方をあやすように笑う彼が私の名を呼ぶ。
先代の蛍達に謀られてしまったのだと彼は言う。
この時の彼が、冬至の彼女の言葉を思い出していたとは、私は知らないが。
彼を信じたのが自分の弱さ、だから、死ぬのは仕方ない、と。
……こんな時ですら、憎しみなんて感情はない。そういう人だ。そういう人であることが、今は悔しい。 ]
「 ごめんね……ずっと、側にいるって、言ったのに 」
[ だけど、カナは良くないよね、と。
私の内心を先回りして、彼は言う。
自分が死ぬのは仕方がないと彼は言うけれど、私には全くそう思わない。
どうして、と、黒い感情はが犯人へと向く。
それに、彼自身が良くても私は、私の事は。
私を置いていく事さえも彼にとっては“仕方がない”と思われているのだろうか、と過った。
私の事を見限ったならば、離れていく事も“仕方ない”と受け入れる事が出来る。
けれど、私を愛したまま離れてしまわれては、困る。……困る、以外に適切な言葉が見つからない。
……彼は本当に、私の事をよく解っている。
ここで「いいんだよ」と首を振れるような健気な
女
でない私を結局最期まで見捨てなかった。
――更に泣いたら面倒くさい
女
でしかないのに、彼は手を上げて、私の涙を拭う。
頬に触れる彼の手が驚く程に冷たい。
それを感じる度に、私の心が一欠片ずつ千切れていくようだった。 ]
「 ねえ、カナ
最後に我儘、聞いてくれる?
……僕、きみに我儘を言ってばっかりだったけど 」
[ ……彼は自分がずっと我儘を言っていたというけれど、これは違う。
彼は何時も私の意思に寄り添って、素直に言えない私の代わりに、口に出していただけ。
だからこれは、初めての彼の我儘だ。 ]
「 僕の代わりに、“灯守り”になってほしい 」
[ 彼の最期の願いならば、出来る限り叶える意思はあったけれど、告げられた願いは流石に予想もしていなくて驚きを隠せなかった。 ]
「 ……カナがこういう事に向いてないことは、分かってるんだけど 」
[ またしても私の思うことを彼に先回りして口に出される。
そう、大きな問題としては、まず、どう考えても、向いていない。
彼みたいに出来る訳がない。
それでも彼がつらつらと続ける。
世界には、この犯人のように、悪い人間もいる。
だから知らない人間に渡すよりは、“次”の処暑はカナが良い、と。
……それは正しく、彼の“我儘”だった。 ]
「 処暑域の皆は、絶対助けてくれるから
それに、他の灯守りも、絶対優しくしてくれるから 」
[ 大丈夫、と安心させるように彼は言った。
……もしかしたら彼は、私を独りにしないように、我儘を装ったのだろうか、と、今になって思う。
それならば、住民に寄り添い愛した彼が、ひとりの人間として私欲のために立場を使ったことになる。
立派な灯守りであった彼の、唯一の“失策”。
……そんなことはしてほしくなかった。私なんかのために、穢れて欲しくはなかった。
]
[ ふわふわと、彼の灯りが此方へ飛んでくるのが見えた。
夕焼けのような、深みのある
橙
は、今は薄まり、今にも消えそうな程に小さくなっていた。
黙ったまま、返事をしなかった私に彼はもう一度微笑んで――自分の灯りを、私の心臓の辺りに押し込んだ。
まるで口付けを落とされるようだ、と何故か感じた。
吸い込まれて見えなくなった灯り。代わりに――自分の
灯り
が強く燃え上がるのが分かる。
灯守りの『証』の受け渡しは、基本的に灯守りの意思ひとつ、であるから。
]
ユ、ラ、
[ 彼の名前を呼ぶことしか出来なかった。
自分が後戻り出来なくなった事ぐらいは分かる。
彼はその声に満足そうに微笑んで。 ]
[ 最期に告げて、目を閉じた。
ここで初めて、彼を強く抱きしめた。
声を上げることは出来なくて、ただ静かに泣くだけだった。 ]
[ 滑り落ちた私の長い髪の色が染まっていくのに気付いたのは暫く後だ。
稲穂
の色から、
宵
の色へと。彼と同じ、色へと。
何があったかは分からない。灯守りは理では測れない。
それは彼がずっと私の側にいたい、と願ったからかもしれないし、
私が彼の姿をここに繋ぎとめたから、かもしれない。
]
[ どれくらい時間が経ったのか分からない。もしかしたら、短い時間だったのかもしれない。
領域の“扉”を叩く気配がする。
――それが“分かった”し、開き方も“分かった”。
それからは先述の通りだ。
当初は私が先代を殺したのではないか、と真っ先に疑われたけれど、
灯守りの『証』が受け渡されていたことによって、職員らは私を一応信用し、証言を聞いてくれた。
そして捕まった元蛍達があっさりと自供したことで、そういう意味で事件は解決した、のだけれど。
――それが、処暑域の“不幸”の始まりだったのだろう。 ]
[ 灯守りに“成って”暫くしてから鏡を見た。
――その姿は“彼”によく似ていた。
私から見れば、彼本人には見えないけれど、もしかしたら、彼と同じ雰囲気を感じる人もいるかもしれない程に。
残酷な事だと思う。
此処に彼がもう居ないことを突き付けられるようだし、永遠に、彼を思い出す事を止められないだろう、と。 ]
―― “灯守り”としての記憶・1 ――
[ “灯守り”として、私がまず関わる事になったのは、今も灯守りとして位にある立秋の灯守りたる彼だった。
統治域が隣であった事と、私が『鍵』を彼から受け取る側であった事、それから彼の快活な性格から、
逆隣の白露の灯守りよりも、頼る相手として相応しい、と処暑域の行政職員に判断された、らしい。 ]
「 立秋の灯守り様は知っているよね?
聞こえているように、朗らかで大らかな太陽みたいな人だよ 」
[ 当時の私も、隣の灯守り様の顔ぐらいならば知っていた。
年若い、可愛らしい姿。しかしこれでそれなりの歳なのだから、灯守りとは不思議なものだ、と。
……当時は彼と言うべきか、彼女と言うべきかは迷う程だったのだけれど、元が男性であると知ってからは、彼と称している。これは余談だ。
そして、そろそろ引退を考え始めていた時期だった事は、後々知ることとなる。
彼の統治の様子は処暑域にも届いていた。
先代の彼のように、自分の足で統治域の様子を見て回るような統治者である、と。
実際に関わっていると夏に活発になる太陽のよう、と、それが先代の彼の評だった。
実際、「カリーユさん」と呼んで、隣人故に気軽に足を運んだり、雑談をしたりしていたようだ。
彼は後輩という意識が強かったようだから、年若い姿であっても流石に、可愛がるというようではなかったようだが。 ]
[ これは私の知らないことだけれど、
彼が統治者として頼るなら、と思っていた相手は小雪の彼女であり、
“灯守り”として頼るなら、と思っていた相手が立秋の彼だった。 ]
[ そんな、身軽に振る舞う彼が“灯守り”としてしっかりした人物であるという事は、私ははっきりと理解することとなった。
私に会いに来た彼の朗らかな挨拶に、私が向けた目は無機質であったと思う。
彼は私の姿を見て、少し驚いたようだった、のは覚えている。
当時は、理由を考える余裕もなかったけれど。
そんな無気力な私に対しても、彼は色々と教えてくれた。
……が、あまり頭に入っていなかったのもまた現実。
それでも彼は、私に理由を問いただすことはしなかった。
当時はそこまで頭が回っていなかったけれど、今考えると有り難いことであったと思う。
ある時、私は彼に引っ張られて立秋の領域に足を踏み入れた。
彼に悪意を向けた
“外”が怖くて、私は領域から出られない状況ではあったけれど、
彼の根気強い勧誘の末、怯えて震えながらもなんとか辿り着いたのだったか。
処暑の領域とはまた違うその景色に、緩やかに視線を動かしながら、言われるままに椅子に座った。 ]
[ ――そこで初めて、“灯守り”の真髄とも言えるものを見た。
彼の静かな声、集う魂、祈りを経て生まれる『赤トンボ』。
隣故……否、学者故、かもしれないけれど、立秋域の『赤トンボ』の話は知っている。
その話の理由はこういうことであったのか、と腑に落ちた。
彼の髪のような夕焼け空に、赤トンボ達は舞って、それから飛んでいった。
その光景は――美しいと、そう思った。
彼を失ってから初めて、心が動いたかもしれない。
涼しい風が心にも吹き込むような、そんな感覚を覚える。 ]
………………見せていただき、ありがとうございました
……“灯守り”が尊い理由が、解りました
[ 当時、殆ど口を開くことがなかった私が、ここまで喋ったのは初めてのことだったかもしれない。
恐らく、私の目には、微かな光が宿っていたと思う。 ]
……………ありがとうございます
[ 優しい彼の助言を素直に受け止めて、自然と微笑が溢れた。
――この出来事があったからこそ、私は“灯守り”としての仕事はきちんと行っている、のだろう。
だから、最低限、“灯守り”の形を保っていられる。
立秋の彼が、居たからこそだ。
尤も、現状の“ちょっと”どころでない怠惰加減と、それから彼に対しての一周回ったような淡白な反応に、彼は呆れているかもしれない、が。*
]
―― “灯守り”としての記憶・2 ――
[ “灯守り”という仕事に向き合う気力は湧いてきて、
行政に関しても、必要な事程度は処理出来るように徐々になっていった。
だからといって、傷が癒える訳ではない。
私自身に灯守りの自覚が湧く度に、“彼”は居ないのだと突きつけられて心を刺す。
相変わらず、灯守りとしてでない“私”の心は荒んでおり、感情を失っていた。
失わないと耐えられなかった、というのもある。
会合に初めて参加したのはそんな頃であり、小雪の彼女と初めて顔を合わせたのもその時だった。
故に、余計に、彼と容姿が似ている事を指摘されて動揺してしまったのだろう。 ]
…………いえ……
[
彼女は、私がこの容姿に対し何を思っているかということを知る由もないだろうし、仕方がない。
それでも律儀に謝られて矢張り優しい人だな、と思った。
処暑域の行政職員に、日々何気なく触れられていたから、謝られないことに慣れており、少し驚いたのもある。
しかしその時の私には、それだけ返すのが精一杯だった。
だから彼女は、私を傷つけぬように、と離れていったのだろう、と思う。 ]
[ 先代の彼が尊敬していた彼女。
彼女に“風”が引かれたのは、もしかして、彼の導きだったのかもしれない。……とは、根拠のない、馬鹿馬鹿しい話だが。
彼女の様子を“観測”すると、確かに彼女は理想的な統治者の姿に見えた。
やや堅い、けれど、彼が彼女を尊敬するのはよく分かる。
……故に、私には出来そうにもなかった。
但、彼女のその姿は、見ていて心地の良いものではあったから、参考にするのを止めた後も、彼女の様子を“見て”いた。
その彼女が、人間味を見せる瞬間も、日常の端々に見えた。
先代に……縛られている、とも言えるような姿。
もしかしたら私は、彼女が泣くところも、見ていたかもしれない。
――その姿が、少々私と重なるようで、私の心も共振するように痛くなった。
普通の人でない存在でありながら、普通の人間と変わらないような姿を見て、“灯守り”にも、色々な事情があるらしい事を知った。
だからこそ、“灯守り”を知り“見守る”事に、した。 ]
[ 小雪の彼女は……虚しいのだろうか、と感じる事がある。
とはいえこれは、唯の推測でしかないし、彼女に言った事もない。
会合に定期的に参加するようになり、彼女と言葉を交わすようになり、時に一人の時の彼女との差異を興味深く“観察”し、
そんな事を重ねれば、彼女も私の気質を分かってきたようだった。
……だからこそ、問題のある統治者としても、苦言を呈されることもなく、許されているのかもしれない。
……本当の彼女の思いには気付かない。私は“見える”ものしか分からない。
]
[ 彼女に贈り物するのは……彼のある意味“特別な人”であったから。
――そう私は、何時までも彼から離れられない。
彼女から送られた清酒を、彼が嬉しそうに飲んでいた姿を思い出す。
……普段は酒を飲む人ではないけれど、アルコール耐性は驚く程ある人でもあったから、彼女からの贈り物はいつも喜んでいたようだ。
……そんな彼を、私は彼女に忘れて欲しくないのかもしれない。
彼が『処暑の灯守り』であったことを、ずっと残したいのかもしれない。
私の弱さに彼女を巻き込んでいる事。それはともすれば、嫌がらせと相違ないのだろうけれど。
つい、凭れかかってしまっている。
彼女から返されるのは、何時も檸檬と、それから山茶花の花。
彼女と同じ名の花が何を意味するのか……はっきりとは分からないけれど。
枯れてしまうまでは、一輪挿しに飾って、時折、眺めている。* ]
―― “灯守り”としての記憶・3 ――
[ さて、灯守りになった当初の私は憔悴していた、というのは先述の通りであるけれど、
先代の雨水と顔を合わせたのは、もしかしたら暫く後だったかもしれない。
どうやら彼と“友人”であった事、それから――“私”を知っているらしい事を知った。
彼が“カナ”の話を親しい人にしていたらしい事を知ったのは、先代雨水の彼の言からであったと思う。
その本人かと言われたら、否定する事はしなかった。
見守られているのは、終ぞ気付かなかった。
構われる間、ブドウの話に熱心だな、と思っていたら、先代処暑の彼との深い繫がりがあった事を知って驚いた。
墓前に供えられたワイン。
そういうことであったのか、と、ここで初めて理解する。
彼の事は、眩しすぎて苦手意識はあったけれど、
彼から先代処暑の彼の話を聞けるのは、嫌いではなかったし、
……彼の目が不思議な程に優しかった事は、とても印象に残っている。* ]
[ 彼の『能力』は知っていても、それが私に作用した事があるとは知らなかった。
もしかしたら、彼と私しか知らないことも、知られているのかもしれないことも。
無邪気で自分に正直な灯守りが、自分にはどうすることも出来ないと悟っている事も。
彼が私を見守り、その変化を嬉しく思っている事も。
実際に、周りの助けもあって、私は今心の平穏を大方取り戻しているし、それなりに楽しく過ごしている、と言えるから。
小満の彼が思う事は、事実間違いではない。 ]
[思い返すのは引きこもっていた時期。
独りで、母親にろくに見て貰えなくて。食事もパンとか母親の手が一切加えられていないものしか見なくて久しかった。
引き取られてから、村雨に手料理を貰った時ぼろぼろ泣いたのは今でも覚えている。
誰かの為に料理をして貰えるのは当たり前じゃない。
ぼくはそれを知っている。それだけ。
でもそれは、わざわざ言わないし表にも出さない。]
[さて、当の村雨と言えば小満の希望なんてなんのその。勿論
ばっちり
覚えている訳である。
彼の先代とも気が合ってよく下らない話をしたし
彼が連れてくるようなってからはよく絡んだ。
元から好きに動くやつだったから、最初にそっけなくされた時はそういう気分か? 程度にしかとらえなかった。
だけど明らかに逃げられてしまえば気づくわけで。
そう逃げられたら期待に応えない訳にいかないよなぁ? とにやりと笑って ]
「おーい、こっち来いっての。てめぇ、このこの」
[笑いながら捕まえては不機嫌な顔をされたものだった。その度頭を無理矢理にでもぐしゃぐしゃ、と癖のある髪のボリュームを増やしてやろうとしたものだった。]
[誰にだってある。子供の部分は否定するもんじゃない。
反抗も何も、可愛げのあるものだった。
自分に子どもがいたらこんな事もあったのだろうか
そう思えて
村雨は確かに
幸せ
だった。]
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