「中に入ったら、極力相手が動くに合わせろ。
早まる必要はない――…
―――と、言いたいが。
今回はそうではない。
」
一息に、腰を突き上げる。
禊は、容易く彼女の最奥を突いて、子宮を押し込む。
そのまま腰を揺すって、何度も突き込む。
周囲に、肉と肉がぶつかる高い音が響いた。
「ちゃんと段階を踏んで教えたかったが、今回は順序を変える。
今から教えるのは、咲夜様のような「仕立てられた雛」をお相手する場合だ。
なるべく大きく腰を引いて、なるべく勢いをつけて奥を突き込む。
まずはそれだけでいい。」
先ほどまでの緩やかな動きとは一転して、激しい交わり。
容赦なく責め立てて、艶声をあげる度に下腹に紋を刻み付ける。
だが、一しきり責めた後で、おもむろに腰を引いてしまう。
立ち上がり、彼女の眼前に禊を突き出す。
「奉仕せよ。」
言葉少なに命じた。
そうすることが当然であるように。