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【人】 焔の魔術師 ベアトリス女子生徒が犯されるのをショーとして眺めても良かったが、つい手助けをしてしまった。 自分の行動に華夜は驚く。 きっと、知らない生徒二人ならただの面倒事だしニヤニヤ覗いて知らぬ振りをしたはず。 橋本彩綾を助けようと思ったのは何故だろう… お尻が可愛かったから?わからない。 ともかくお尻を火傷した男子生徒はひいひい泣きながら逃げていった。前の大事なイチモツを燃やさないでやっただけ有り難く思って欲しいものだ。 彩綾は口からハンカチを吐き出したが流石に縄を解くのは無理か。 座り込み咳き込んでいたから、華夜は背後に周り結び目をほどいてやる、 精霊は使わない。 「変な薬?そうねえ、男はみんな 狼というし、あんなものじゃない?」 まるっきりの偏見を適当に呟く。 (2) 2023/10/19(Thu) 8:15:29 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスこうして縄に縛られた少女を見つめていると嫌がおうにも昨日の出来事を思い出した。 あの魅惑的な魔法少女はどうしているのだろう。 この少女が違うとするなら、残り二人、つまり姫宮千秋か岸咲里津子なのだろうか。 「魔法?そんなものあるわけないでしょ。 最近アムにゃんにゃんだかなんだかって 仔猫の集団が活躍してるみたいだけど、 多分手品かCGの類いだと思うわよ?」 ハラリと縄がほどけた。これでもう、教師としての華夜の仕事は終わりな訳だがーー。 「橋本彩綾さんよね? さっきお尻を見ちゃったんだけど、 綺麗な肌をしてるのね。 私、あなたをモデルに絵を描いてみたいの。 放課後に少し付き合ってくれないかしら?」 後に華夜はベアトリスとして考える。そんな遊びをしている暇はないと。しかし、昨日捕らえた魔法少女にエッチな尋問をしようとして肩透かしを食らい、欲求不満になっていたのだ。 (3) 2023/10/19(Thu) 8:15:53 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス今日のところはイーリスの捜索及び魔法少女候補への詰問はユスターシュに任せて、そんなプライベートな時間を過ごすのも悪くない。 美術教師を仮初めに選んだのは、絵によって発展したドローイグの血をベアトリスが色濃く受け継いでいるからである。 絵を描くのが好きなのだ。 とはいえ、彼女が断る可能性もあるだろう。助けた事で恩を着せるのも出来るだろうが…。 (4) 2023/10/19(Thu) 8:16:10 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスベアトリスはドローイグ帝国の貧民街に生まれ育った。 劣悪な環境の中、幼くしてすぐ、両親が病死するという悲劇にみまわれる。 しかし、ベアトリスは独りではなかった。 ーー双子の弟がいたから。 弟と二人、両親が唯一遺してくれたほったて小屋に住み、ベアトリスはなんとか生きようと足掻いた。 靴磨きやゴミ拾いといった子供にも出来る仕事をするだけでなく、たまには盗みもーー。 弟にお腹いっぱいご飯を食べさせてやりたいと思いながら、毎日を堪えていた。 そんなある日ーー 弟が独りでぶつぶつ呟きながら地面にしゃがみこんで遊んでいた。 ついにおかしくなったかと見ると、彼はなんとーー水の精霊を召喚し、地面に水溜まりで絵を描いて遊んでいたのだ。 ベアトリスは弟の隠された才能の開花に驚く。 (6) 2023/10/19(Thu) 8:23:58 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスこの才能を埋もらせておいていいのか? そんな風に考えあぐねていた折、悲劇は起こる。 ある晩、小屋を見知らぬ大人達が襲ったのだ。彼らはドローイグの者ではない。ミュジークの近衛騎士団であった。 弟の才能はミュジークの密偵に目撃されていたのだ。 『離せよッ!姉さん、姉さんッ!』 弟はまだ精霊を戦闘に使った事はなかった。大人の力に敵うはずもなく。 なんで弟を拐う? 力を利用するため? 私と弟を引き裂かないで! ベアトリスは悲痛に叫ぶ。 こんな事が赦されてたまるか。 弟と私は貧しいながらも二人で頑張って生きてきたのに。 こんな仕打ち。赦せない! そしてーー。 (7) 2023/10/19(Thu) 8:29:58 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス彼らは弟を無理やりに連れ去る。 赦せない!赦せない! 返せ、返せッ ベアトリスの怒りはーー深紅の焔と化した。 それは壁を這い上がり、カーテンを飲み込み、黒煙を上げてたちまち小屋を包みこんだ。* (8) 2023/10/19(Thu) 8:33:27 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス連れ去られた弟は、記憶を無くしていた。そして、すっかり敵国の者と成り果てていた。 ミュジークの姫を護る近衛騎士? 馬鹿な。 ユスターシュ、貴方は私の双子の弟。 私達はドローイグに産まれた。 ーー忘れなさい。ミュジークで過ごした日々など。 ーー思い出して。私達が血を分けた姉弟であることを。 でも、ユスターシュは思い出さなかった。 私との大切な記憶を。 寂しくて、苦しくて。 この胸にぽっかり空いた空白は、 埋まることがないーー。 (23) 2023/10/19(Thu) 22:34:34 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス 「いらっしゃい、橋本さん。 待ってたわ。」 放課後、華夜はウキウキと橋本彩綾を美術室に迎え入れた。 彼女が華夜の正体に気付いているなど知らぬまま。 昨日魔法少女を犯そうとしたソファーには新しいシーツが掛けられている。 その前にはキャンバスと椅子が。 「そのソファーに座っていくつか ポーズを取ってみて?」 まずはポーズを決めよう。出来たらヌードを描きたいが、彼女は了承するか。 「リラックスして、好きなポーズでいいわ。 絵のモデルは初めてかしら?」 可愛らしい娘だ。男子生徒が悪戯したくなる気持ちはわかる。 ーー抱き締めたら、どんなに柔らかであろうか。 昨日はベアトリスとして魔法少女に悪戯をしたが、あれは尋問も兼ねた行為であったから、逃げられてしまった。 この少女ならーー。 (24) 2023/10/19(Thu) 22:35:12 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスそんな下心を透かさぬようにニッコリ笑ってキャンバスに向き合った。 「ねえ、橋本さん。あなたは、 どうしても叶えたい願いとか、 ある?」 他愛ない話をしながら、彼女の緊張を解こう。実は緊張などしていないとか、華夜は気付いていない故に。* (25) 2023/10/19(Thu) 22:35:18 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス 「知ってるわよ。私のクラスの岸咲さん、 一年の姫宮さんと一緒に活動してるのよね? 有馬先生から聞いてるから。」 最後の一言は余計だったがポロリ。 様々なポーズを取る彼女は、自分がどんな格好をしたら色っぽく見えるか熟知しているようだ。これでは嫌がおうにも脱がせたくなるが。 「ご両親はどんなお仕事?」 華夜ことベアトリスは幼くして親を亡くしている。彼女は恵まれた家庭に育ったようだ。少しだけ羨ましく、眩しい。 つまらない質問だったかもしれない。 親を思い出したから、こんな事を聞いたのか。自分自身に嘆息を漏らす。 「家族を失ったの。たった一人の家族は 私を忘れてしまった。 思い出して欲しいけど、私の力では。」 もっと魔力が強かったら、出来たろうか。 弟とせっかく再会を果たしたのに、彼はーー。 (30) 2023/10/20(Fri) 7:59:45 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス 「今に満足している、というのは素敵ね。 でも退屈だったりしない? 欲しいものもなく、叶えたい事もないなら。」 そんな風に話つつ構図を決めた。 彼女の事を何も知らないのに随分話し込んだようにも感じる。 「ごめんなさい、つまらないわね、こんな話。 ポーズは今の格好でいいわ。でも、ちょっと刺激が 足りないのよね。 橋本さん、脱いでくれない? 貴女の綺麗な肌を描いてみたいの。 ……貴女を知りたい。」 (31) 2023/10/20(Fri) 8:04:18 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス橋本彩綾はヘラヘラした感じの今時ギャルに見えたが、どうやら馬鹿ではないらしい。 返答はのんべんだらり、肝心な事は語ろうとしなかった。 隙がないというかーー 華夜を警戒しているのだろうか。 主導権を握り続けるつもりだが、下手すると喰われそうだ。 ーー面白い。 真っ赤な唇を歪めて嗤う。 ーー彼女は私の心の穴を埋めてくれるんじゃない? 心の奥底から声がしたが打ち消した。 遊びよ、ただの遊び。 そう言い聞かせて誘う。 まるで狐と狸の化かしあいだ。 (46) 2023/10/20(Fri) 22:13:40 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス 「ふふ、いいじゃない、 ケチケチしなくても。 助けてあげたでしょ?」 男子生徒の事を引き合いに出す必要はあったか、なかったか。 細い指先がボタンを外す様を食い入るように見つめた。 まろび出た膨らみと、その二つが作る谷間。見せ方を熟知している。 「橋本さんだって…そんな脱ぎ方して。 凄くセクシーよ? 先生、きゅんとしちゃう。」 何処がきゅんとするのか? 椅子から立ち上がり、華夜はスカートを内股に挟み腰をくねらせた。これで通じるはずだ。 彼女は全てを脱ぐことはせず、絵のためだと言わんばかりにポーズを取る。 (47) 2023/10/20(Fri) 22:13:59 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリスやれ、こんな風に誘惑されたらどうするか。華夜は筆をキャンバスの上に置いて近付いた。 ソファーの上に膝で乗り彼女の元へ。垂れたネクタイを右手で掴むと緩く引いてーーそこに、口づけを。 「悪い子ね。」 ネクタイを上へ、上へ。唇で辿っていく。そのまま彼女が抵抗しないのならわっか部分の首筋に到達するはず。 生暖かい息を肌に吹き掛けながら。 そのまま、彼女をソファーに押し倒すつもりである。 果たして蜘蛛の巣にかかったのはどちらか。* (48) 2023/10/20(Fri) 22:14:21 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス 「……貴女、可愛いからね。 自分で自分の魅力は わかってるんじゃないの?」 あの男子生徒との時も、実は彼女がこうして誘ったのだろうか? いや、違う。あれは本気で嫌がっていた。 嫌いな相手だから? 知らない相手だから? それともーー男だから? 「ええ。悪い子にはお仕置きして あげるわ。 でも、私はがさつな男みたいな真似はしないから、 安心して?」 華夜はーーベアトリスは、男たちに弟を連れ去れた。 あの時からすべての男を憎んでいる。 男は乱暴で、強引で身勝手だ。 宮廷魔術師となってからも言い寄ってくる男はいたが、みんな下心しかなかった。 男なんてーー。 (61) 2023/10/21(Sat) 9:38:31 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス彼女の白い首筋を唇で捉える。 滑らかな美しい肌だ。 両腕に迎え入れられたら互いの顔は見えないだろう。 だから、その声だけが耳に届く。表情は見えない。 きっと平気な顔をしているのだろうが、どこかその言葉の響きには寂しさが漂っていた。 ーーこの子は何処か私と似ている。 誰かといても、肌を重ねても、 寂しいんじゃないかしら。 「ーーだったら、手放したらいいわ。 貴女の思考を全て、私が奪ってあげる。 快楽に沈みなさい。身を委ねなさい。 よがり声だけあげたらいいわ。」 首筋から耳朶へ。かぷ、と優しく噛んだら囁きを落とす。 (62) 2023/10/21(Sat) 14:23:11 |
【人】 焔の魔術師 ベアトリス右手で胸の膨らみをまさぐり、衣服の乱れを大きくしていった。 前をはだけさせ、下着を露出させる。 そうしながら華夜は、変身を遂げる。 ベアトリスの姿に。 彼女は驚くだろうか。 構わない。プレイは実行する。 このまま堕としてやろう。 「おいで、サラマンダー。 ……さあ、この焔を見つめなさい。 身も心も溶かして、身体を開いて 私のものになりなさい。 ーー気持ちいいお仕置きをあげるから。」* (63) 2023/10/21(Sat) 14:23:44 |
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