123 【身内RP】夜見の城で夢を見る【R18G】
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パーティ会場に、彼女が辿り着くより前のこと。
「そして、この声が聞こえるのは誰かな?」
城主より直々に“悪戯”の権利を授かった共犯者。
どうやらこの不可思議な城では、互いにしか聞こえない声があるらしい。
あなたの声に応じる声。
『聞こえる。聞こえる』
『一緒にいたずらするあなた』
『なんと、呼べばいい?』
あなたの応答に、満足そうに微笑むと。
会場へと足を運びあなたの姿を見かけると、すぐに声をかけることにした。
「──呼び名は、好きにするといい。
キミの呼びやすい名が、私は嬉しいよ」
| 「あはっ! 帰り道、無いんだ!」
くすくすと、無邪気に少女は笑う。 卓上に広がる料理に手を伸ばし、遠慮なく齧り付いた。
「それって、ベンキョーとかお手伝いとか めんどくさい事全部しなくて良いって事だよね! おかーさんの小言も聞かなくて良ーいっ。 あたしずーっとここに居よっかなあ!」 (@0) 2022/01/15(Sat) 22:11:09 |
| >>3 スピカ 「ねーねー、お姉さん。 さっきのおじさんも帰りたがってたね。 おねーさんも、帰りたいの〜?」 料理を手にしたまま貴方に近付いて、 ぐるっと場内を見回す。 「こんなに良いとこなのに、 おっきー声出しちゃうぐらい帰りたいの? どうしてどうして?」 (@1) 2022/01/15(Sat) 22:18:30 |
| (t0) 2022/01/15(Sat) 23:29:30 |
| 「皆、帰りたいんだ? 変なの! ここには何でもあるし、きっと楽しいよ! つまんない日常から脱してる感じ!」
状況をろくに考えもせず ただただ非日常に胸を躍らせるばかり。
「でも、タバコは煙たいからやだな、おじさん。 お父さんもよく吸ってたなあ……。」 (@2) 2022/01/15(Sat) 23:55:15 |
ふむふむ。
呼びやすいお名前。似合っているお名前。
どちらがいいかな?
『あなたは金魚』
『鯨は、鯨』
『ねぇ、誰にイタズラしようか?』
| >>15 アルレシャ 「もくもく? あのおじさんの? タバコだよ。大人が吸う、良くないやつ。 おかーさんがダメって言ってたもん。」 やだねえ、とわざと眉を顰めて ぱたぱた手を振ってみせる。 非日常を欲しがるくせに、 タバコは普通に嫌らしい。 「ねーねー、それなあに? ピクニックするの? あたしも一緒に混ぜてよ!」 そうしてめざとく貴方のバスケットを見つけては どこまでも気楽に喋るのだ。 (@3) 2022/01/16(Sun) 0:09:31 |
| (t1) 2022/01/16(Sun) 0:12:29 |
「金魚か。ふふ、いいね。
……それで、鯨くん」
「悪戯の相手だね。
まずは城主の身を隠すのを望まれているそうだ。
その続きはまだ考えてはいないよ」
辺りを、見回して。
「今、誰に悪戯をしようかと見定めているところさ」
「キミも誰か、気になる相手ができたら教えてほしい。
せっかく賜った特権だからね。
2人で楽しく、やっていこうではないか」
『赤くてひらひら、華やかだったの』
『あなたにぴったり』
にこりと鯨は笑う。
『城主さんにはどんな悪戯がいいかな』
『……ふふ。そっか』
『鯨もしたい人、見つけないと』
『もちろん教える』
『金魚の気になる人も、教えてね』
少し高く浮いて、ホールと人々を見回します。
『いっしょにやれば、きっと楽しいよ』
| >>23 スピカ 小娘は、貴方の呟きに気付かずに ただ、頬を赤らめる様子だけを認識した。 「ふーん? カンリとかオムカエとか、めんどーそう。 そんなのより、あたしと遊ぼうよ! ねえねえ、何して遊ぶ?」 貴方の日常をWそんなものW呼ばわりして 腕を引き、楽しそうに遊びに誘う。 ……勿論、振り払われなれけば、の話だが。 (@4) 2022/01/16(Sun) 0:58:26 |
「ふふ、そう言われるのは嬉しいよ。
ありがとう、鯨」
あなたの笑顔を見て、綻ぶように笑い。
「どんな悪戯……そうだね。
ガッカリされてしまわないよう、誠心誠意やらせてもらわなくてはね。
鯨はどんな悪戯ができるんだい?」
| >>36 スピカ 「オヤシキ? ツマ? ツトメ? ここには美味しいご飯もあるし、 学校もお手伝いも無いんだよ。 おねーさんも、つまんない事より好きな事しなきゃ勿体無い!」 小娘は、己の価値観を押し付ける。 幼さ故に貴方の意志を軽視し、踏み躙るのだ。 「やったあ! ばっくぎゃもん?とか、ちぇす?ってのは分かんないよ〜。 …… そうだっ! こんなに広いんだから、鬼ごっこね!」 言うや否や、貴方の眼鏡を引ったくって走り出そうとする。 勿論これも貴方に腕なり何なり掴まれれば、簡単に阻止されるだろうが。 「お絵かきなんてやーだよ! あたしは走り回るのが好きだもん!」 貴方に止められなければ、 (90)1d100ぐらいの速さで場内を走るだろう。じきに飽きて止まる。 (@5) 2022/01/16(Sun) 10:50:58 |
| ブラキウムは、持っていた料理はちゃんと完食しました。 (t2) 2022/01/16(Sun) 11:01:37 |
| ちら、と飴を一瞥。 >>28己が子供だ、との自覚がある為だ。 「えー、いらなーい。 ここには飴なんかより美味しいもの、もーっとあるし。 それ貰ったら大人しくしないといけないなら、 尚更そんなのいらないや!」 もう一人の子供──アルレシャにも、ねっ!と同調圧力をかけ 言葉を吐くだけ吐いた小娘は、さっとアマノの近くを通り過ぎた。 (@6) 2022/01/16(Sun) 11:06:33 |
| >>40 アルレシャ 「体に良くないし、高いし、煙たいし! またネアゲしてる〜っておかーさん言ってた。 だからあんたも、めっ!だよ。」 大人がするのを真似するように、 貴方に人差し指をさして、注意する素振り。 「友達が居るの? ふうん……じゃ、あたしも手伝ってあげる! ねえ、あんた名前は? あたしはブラキウム!よろしくねっ!」 それから、指さした手をそのまま貴方へ差し向けた。 貴方の手がバスケットで塞がっているというのに、全く気にせず、握手をしようとしているらしい。 (@7) 2022/01/16(Sun) 11:48:57 |
| >>41 スピカ 暫く走り回り──机の物なんか落としたりして──家具を蹴り倒し──食器の割れる音を無視して、小娘は駆けた。 人の迷惑なんてお構いなしだ。 じきに飽きたのでぴたりと止まり、貴方へ向き直る。 貴方があちこちぶつけていたのは察したので、 視線は心配そうにうろうろと揺れている。 「おねーさん、遅っ。 かけっこがはしたなくて、嫁いでて、 ツトメがあって、大人だからそんなに遅いの? だったらあたし大人になりたくないなぁ。」 小娘の言葉に、全く悪意はない。 けれど貴方の耳にはどう聞こえるだろうか。 「おねーさん、大丈夫? 怪我しちゃった? 痛い?」 (@8) 2022/01/16(Sun) 11:58:15 |
| >>42 スピカ 「えっ! そんなに痛かった?」 貴方に駆け寄れば、傍で膝を付いた。 涙が溢れるなら手の甲で拭い、声を漏らすなら背中を摩る。悪意はまったく無いのだ。 全てが自分のせいだなんて、小娘はちっとも考えない。 「泣かないでよう、泣いちゃヤだよう。 どこ怪我したの? あたし救急箱持って来よっか?」 (@9) 2022/01/16(Sun) 12:39:58 |
| >>44 >>45 >>46 スピカ 「わひゃ!?」 頬を掴まれる。 貴方の顔を覗けば、涙なんて嘘ではないか。 「ず、ず、ずるい!酷い! あたしほんとにっ、心配、心配したのに……!」 状況なんて関係ない。暇かどうかも関係ない。 ただ、小娘の心には、貴方に裏切られた記憶だけが刻まれた。 今度はこちらが、心からの涙を見せる番。 ぼと、ぼと、雫が貴方の眼鏡を濡らしていく。 「鬼ごっことかいいもん!なし! なんで酷い嘘つくのお!?」 子供らしく、責任転嫁。 貴方はこれを無視しても良いだろう───所詮子供の、移ろいやすい感情のひとつだ。 (@10) 2022/01/16(Sun) 13:38:17 |
| >>48 アルレシャ 「わあっ! 凄いね、ま、魔法……?」 瞳をぱちくり。 あまり見慣れていないのか、珍しそうに口を開けてバスケットを見つめていた。 が、己の手に両手がしかと重なれば、 にっこり笑顔でぶんぶん振った。 「アル、アルレシャ……うん、 呼びやすいから、あたしもアルって呼ぶね! アルは魔法使い?なんだから、 こういう力でパパッと友達見つけちゃえば?」 短絡的な発想を口にしながら 空いた手で、自分よりも小さな貴方の頭をわしわしと撫でた。 (@11) 2022/01/16(Sun) 18:39:11 |
『鯨はたかいたかいができるよ』
『ぐーんと高いところに行ったら、
皆びっくりしないかな?』
そう言って、宙で一回転。
この浮遊は他者にも効くようです。
『金魚はどんな悪戯ができる?』
「高いところ、か。
それは確かに、皆びっくりするだろうね」
素敵な悪戯だ、と笑いかけ。
「私の悪戯は──そうだね。
少し怖い夢を見てもらう、くらいだよ。
だから、あまり子ども相手には使いたくなくてね」
朝から泣かせてしまっては可哀想だろう?
そう肩を竦める。
| >>52 スピカ 小娘は貴方を拒絶しない。 眼鏡は返却され、涙を拭って貰う。 けれども顔を顰めて、今だに首を横に振るばかりだ。 「う、う〜………!」 言っている意味を理解できない程子供でも無いが、 素直に受け取れるほど大人でも無かった。 「やだ!あたし大人にならない! ずーっと今のままが良い!ここの子になる! おとーさんもおかーさんもいらないっ!」 それは勿論、感情的になったが故の発言だ。 けれども非日常に微睡んだこの場所では、小娘にいらぬ勇気を持たせてしまう。 「 あたし、今からこのお城の子! おねーさんは勝手に帰っちゃえ!」 するり、と貴方の腕の下──はたまたそれ以外のどこかをすり抜けて、 小娘は貴方の側を離れ、何処かへ駆けていってしまった。貴方の足では到底追い付けないのだろう。 (@12) 2022/01/16(Sun) 19:14:44 |
| >>59 アルレシャ 「すっごーい! 魔法使いじゃなくて、空飛ぶお馬さんなんだ!」 目を輝かせて、貴方を見つめる。 ペガサスを見るのは初めてらしい。 「乗ってもいいの? あたし、ちょっと重いかも? おやつ沢山食べちゃうから………。 でも、うん。凄く良いアイデア!飛んで探そう!」 小娘は、うんうんと頷いた。 貴方が許可するならば、ひょいと背に跨るだろう。 夜だから見えにくいなんて発想は頭にない。 探索よりも、完全に私情を優先させて。 (@13) 2022/01/16(Sun) 19:33:46 |
| >>60 アルレシャ 「お〜〜〜っ! 凄い凄い!魔法の絵本で見たみたい!」 ペガサスに跨がれば、 貴方の腰にぎゅっと抱き付いた。 駆け出す瞬間は目を閉じてしまったけれど、 一度闇の中を飛び立てば、その目を輝かせて空を眺める。 「アルってば凄い! これなら友達もすぐ見つけられちゃうね! 目印とか、特徴とか、何かないの?」 (@14) 2022/01/16(Sun) 22:07:34 |
『そうでしょう?』
景色がいいのにびっくりするかもと、鯨はにこにこと笑う。
『怖い夢』
『真っ暗なところで、ばぁ!って脅かすような?』
泣いちゃうかもしれない夢なんて、いったいどんな夢なのかな?
『──なら、小さい子に悪戯するときは鯨が行くね』
可哀想な事は、したくないものね。
| >>65 アルレシャ 「金色の髪ー、白い髪ー。 うーん、暗いからよく見えないなあ……。」 月や星はうんと輝いている。 故に、人影なんてちっとも見えない。 淡い光をじーっと見つめてみても、髪の色なんて分からない。 それに何より、 今はこの空の散歩に、胸がドキドキしているのだから! 景色を堪能する方に意識が持っていかれてしまう。 「アル、見える? あたし分かんないや。」 (@15) 2022/01/16(Sun) 22:58:34 |
「そうだね……。
そうやって暗闇で、おばけに驚かされるようなものさ」
助かるよ、と金魚は鯨に微笑んだ。
夜眠るのが怖くなって、子どもが夜更かししてしまっては大変だ。
「となると、城主に悪戯をするのはどちらにしようか。
どう見ても子どもではないからね。
私が言っても構わないが ──」
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