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【人】 ミア[ ゆる と、瞼を持ち上げた。 何処、と気付くまで数分、日付もよく分からない。 窓から射す淡い光があれど、 月の欠けたよな、夜であったのは確かだ。 重たい身体を起こして、声の元を辿る。 ……なんで、寝ていたのだったか、 覚えてるような、覚えていないよな、 窓の外だと分かれば、すこぅし爪先を引っかけつつも、 音も無く庭へと降り立った。 草の感触がくすぐったい。] (261) 2020/05/23(Sat) 22:20:24 |
【人】 ミア[ 何時か噛んだ牙は、 今度は甘く、部屋着の裾を引っ張るよで。 ─── 多分、ずっと 寝てたんだけどな。 掠れた声を落として、それでも、 四つ足についていくから、……慣れたのだなあ、と思う。 犬だけでは無くって、多分、自分自身も、で。 ] (262) 2020/05/23(Sat) 22:20:55 |
【人】 神置 穂村多分、俺が知る可愛いって パンダの可愛いしかないんだと思う だから…ユージンのいう俺が可愛いが ぶっちゃけ、未だによく分からない [かなりどころか、最初に戻っている その自覚はしったりあったけど 智恵子のいう空がないの理由と どこか繋がっているような気がしてしまう 気になると、どうしても突き詰めたくなる 自分も大概頑固なものだなと 内心呆れながらも、そう告げる 少し温くなったホットの抹茶ラテは 猫舌にはちょうどよく、ゆっくりひと口飲んだ] (267) 2020/05/24(Sun) 1:16:41 |
【人】 神置 穂村[それを何というものなのか 今の自分には掴みきれないものである それがどうにももどかしい] なんか口にするの難しいな やっぱり、これで少し話してみたい …長くなるけど、勘弁な [抹茶ラテをもうひと口飲んでから しばらく考えながらも スマホに指を滑らせ言葉を繋げた*] (269) 2020/05/24(Sun) 1:20:01 |
【人】 神置 穂村[抹茶ラテはそろそろ半分を飲み終えたか ユージンをチラリと見るが どんな顔をしていただろう 気にはなりつつも、再び画面に集中する] (270) 2020/05/24(Sun) 1:23:29 |
【人】 神置 穂村[これで、多分終りになる そう思ってユージンをじっと見つめた] …ゆっくり、考えてからでいいよ 答えるの面倒っていうなら 今、はっきりいってくれていい それならそれで…話はやめる こんな話をしなくても友だちはやれる [目と目が合ったなら、にっこり微笑んで**] (272) 2020/05/24(Sun) 1:34:30 |
【人】 部隊長 シュゼット[>>224ルークの声に、肩がびくりと震える。 ゆっくり、ゆっくり、後ろを振り返って。 >>225悪い笑顔を見て、勢いよく首を振る。] そ、そんなつもりじゃ、 確かに見た目じゃわからなかったけど、 …………あ。 [しまった、と口を押えるがもう遅い。 これでは、控えめだと言ってしまってるようなものだ。 もう何を言い訳するにも無理だろう。 >>226医務室で、ルークに苦い薬を飲むよう脅されるような そんな恐ろしい気持ちで耳と尻尾を震わせる。 ……でも、こんな状況だって言うのに。 僕は懐かしさや嬉しさを感じていた。 懐かしいのは、こういうやりとりに対して。 嬉しいのは……ルークが元気を取り戻してきていることと 僕に向ける言葉や、笑顔の中に、 彼……いや、彼女の感情がよくみえるようになったこと。] (273) 2020/05/24(Sun) 1:36:17 |
【人】 世界の中心 アーサー──“彼処”の男を。 久しぶりに仰々しく用意された紙には、 整った文字と簡潔な“依頼”。 結局この紙なんか、 灰も残さぬよう焼べられるのだけれど。 形に拘るおとこだった。 理由なんか、それだけ。 (274) 2020/05/24(Sun) 1:37:55 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 暖炉の火を顔に受け、 揺れる炎を薔薇色に宿す。 ──この時期に暖炉は暑過ぎる。 誰に向けるわけでない薄いだけの笑みを、 唯、 炎に向けていた。 此処最近の、 ひとりの記憶。*] (276) 2020/05/24(Sun) 1:41:36 |
【人】 世界の中心 アーサー[ リドルであった父は、若くして死んでいる。 二十年は昔、現リドルの僕はまだ10に満たない頃、 リドルの名を継いでいた。] (277) 2020/05/24(Sun) 1:43:07 |
【人】 部隊長 シュゼット[『もし、あなたの感情を取り戻す 助けになれているなら、僕はとても嬉しく思います。』 タブレットの返事に書いたあの言葉が 今、実現していると。そう思っていいのだろうか。 前は、ルークが僕と話すとき、 もう少し声の調子は平坦だったと思う。 昔は機械のようだったけれど、 今はこうして皆と同じように話せる自分と、 昔は情緒面も感覚も正常だったはずなのに 事故で己の感情を上手く認識できなくなった、ルーク。 できればこれからも近くで、できれば、ずっと。 彼女の助けになりたいと思う。 そんな風に思うのは、 ルークが僕と逆の状況のようだからとか、 沢山のものを貰い、助けられてきたからだとか。 きっと、それだけじゃあ、ないんだろう。] (278) 2020/05/24(Sun) 1:43:42 |
【人】 部隊長 シュゼット[ここまで、わかっているっていうのに。 僕はまだ、日記をやりとりしている先がルークだろうと 本人に確認する勇気が持てなかった。 僕が、取り返しのつかないことになる前に。 できることは全部するべきだし、 もしかしたら何か取れる対策が無いか、 相談するべき相手は、 どう考えても、日記に返事をくれた相手なのに。 >>230あと一押しが、僕には必要だった。 臆病な兎は、自分から踏み出すことはできそうにない。 そんなことができるなら、はじめから。 この先誰もみないかもしれないタブレット端末に 誰かに相談したいと思いながらもできていない、 自分の記憶に関わるかもしれない内容など 書くわけが無かったのだ。] (281) 2020/05/24(Sun) 1:44:44 |
【人】 世界の中心 アーサー* [ ある日の日記は、随分荒れている。 庭で見つけた、“今にも堕ちてしまいそうな” おんなの姿をした、 …… 先ず駆け寄ったのが、執事で良かったと思う。 もし、最初に見つけていたなら、 すぐに医者を呼ぶなんて気の利いたことは 出来なかったろうし、 握り込んだ銀色を、“何処”に向けていたやら。] (282) 2020/05/24(Sun) 1:45:21 |
【人】 部隊長 シュゼット うぅぅ……それで、許してくれるなら。 [>>227彼女の手の動きは、 きゅっと一つに結ぶような、そんな仕草。 僕はげんなりとため息をつき立ち上がると、 帽子の隙間から垂れ下がったロップイヤーを 両手でふにふにと触ってみる。 胸のあたりまで垂れているふわふわの兎耳は、 結ぼうと思えば結べそうな長さだった。 結んだら、結び目は顔の前に来る感じだろうか。 そうなったら喋りにくくなりそうだなあ。 ……なんて、場違いなことを考えていたら。] うん?開けて、中を見れば、いいのか? [>>230戸棚の中、と言われ、 頭の上にはてなマークが浮かぶ。 ペンギンは中に何があるか知ってるんだろう。 嬉しそうに渡してくるその子から鍵を受け取って、 わからないまま戸棚の方へと向かった。] (283) 2020/05/24(Sun) 1:46:11 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 文字の最後に強く滲む、インク溜まりを作っていた。 …手が止まっていたようだった。 このまま閉じては次にも染みてしまう。 繊維を辿るよに広がっていく紺色を見下ろし、 再度、己の記した“日記”を読んでいる。 普段よりもずっと読みにくい、崩れた字体だ。 日記なんて読ませるものではないとは思うけれど… たったひとことまで、遡り、 指先で筆跡を辿る。] (284) 2020/05/24(Sun) 1:46:52 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 咥内にアルコールの香が広がる。 此処の所、ブランデーの消費が増えていた。 今日は…誰が気を使ったのだか、赤色の其れ。 ──どうにも 味がしていない。 数日前から小食を極めている。 つまらない、 退屈だ、 ……心配? たぶん、そう言ったこと。] (285) 2020/05/24(Sun) 1:47:26 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 犬の声に、再度瞳を上げた。 薄く開いた窓に、欠けた月のみ映り、 僅かに掻き混ぜられる室内の空気に、 燭台の灯りが揺らいでいる。 …悪くない、夜だと思った。今日ばかりは!] (286) 2020/05/24(Sun) 1:48:29 |
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