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人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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【人】 三ノ宮 緋雁

─ 自室へ ─

[雷恩としばらく話し込んだあと、オレは彼の元を去った。
 それから行先に悩んで、少し歩いているうち、羅生の言葉を思い出した。
 
 旧人類の罪は『自らは自由に空すら飛べるのだ』と思い込んだこと。>>15
 心を旧人類のままに保ったら、またそういう個体が生まれるはず。
 
 そして新人類は──少なくともオレたちの新人類は、そうはならないよう生み出されている、らしい。>>17
 どうやって実現しているのか、そこまではオレにはわからないけれど。
 
 そんな風に考えるとやっぱり、どうしてもあの所長が頭に浮かぶ。また会いに行ってみようか、羅生も自分で見定めてもいいんじゃないかって言っていたし。>>64
 
 そう思った末、
 
 オレは自室に足を向けた]
 
(125) 2023/11/24(Fri) 13:19:28

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレはここに留まるようになってから、自室に得物を置きっぱなしにしている。

 槍と薙刀。
 どちらもオレの背丈より長くて、屋内で持ち歩くには不自由するから。
 
 あの所長に会う前に、なんとなくそれを持ちたかった。
 殺しに行くために持ったわけではない、つもり。
 
 いつもの得物があれば戦いのときみたいに平常心を保てるかもしれないと思った。
 
 どちらにするかは少し悩んで、手に取ったのは──槍]
 
(126) 2023/11/24(Fri) 13:19:46

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[改めて病棟の自室を出てあの所長を探そうとし始めたのは、時刻にしたら昼下がりぐらい。あと少しで夕暮れになるかもしれない。

 ひとまず真っ直ぐ研究棟へ向かうつもりだったけど、槍なんか持って歩いてたら呼び止められるかな?
 そのときは話をするよ、別に戦う気はないよって。逃げる気はない]**
 
(127) 2023/11/24(Fri) 13:19:57
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a40) 2023/11/24(Fri) 13:22:34

三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a42) 2023/11/24(Fri) 13:35:06

三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a47) 2023/11/24(Fri) 15:36:12

[部屋に戻って、ありったけの痛み止めを流し込む。

もう色んなところがひたすらに痛くって苦しくって、何も分からない。

そのままベッドへと横たわり投げかけられた言葉を反復する。


「思い遣ってください」


そんな事を言われても、困るよ。]


…………僕の感情そのものが不必要だったとしたら…………どうしたって、無理じゃないか…………
**

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 通路(ウキクサ) ─

[病棟を出てすぐに、あの所長に声をかけられた。>>164
 言ってることは理解できる。もっともだ。オレもそう思うからずっと持ち歩いてなかったんだし]
 
 
  誰も襲う気はないよ。みんな“殲滅対象じゃない”し。

  それより、いいところにいるね。
  聞いてみたいことがあったんだ。

  ウキクサ、人類はどうして自殺するの?
  
  
[槍はどう持ったら攻撃する意志がないのが伝わるのかわからない。少し考えた末、逆さにして石突き付近を軽く持った。
 これで、戦おうと思えば持ち替える手間がかかる。
 床は少し傷ついたかもしれないけど]
 
(169) 2023/11/24(Fri) 20:50:30

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[今日再びここで会うまでは、オレはこの所長の姿を避けて通っていた。遠くに見かけたらすれ違わずに済むように。>>163

 けど今は、もう言った通りで尋ねてみたいことがいくつかあった。
 
 このひとが人類なのは間違いないと、前に会ったとき思えたから]*
 
(170) 2023/11/24(Fri) 20:50:45
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a57) 2023/11/24(Fri) 20:51:54

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─


  あんたと話すときは『お守り』が要るの。
  
  
[槍を持ち歩く理由が解せないらしいのを聞いて、理由を伝えてみた。理解が得られるとは思っていないけれど。>>171>>126

 そして質問をしたら、所長は応じてくれた。>>172
 その解説を聞いて、オレは知りたかったことに近づけた気がした]
 
 
  ……心の欲求に従いすぎる。
  そういうの、なのかもね。
  
  自殺でしょ。
  旧人類が“旧人類の殲滅”のためにAIを造るのって。
  
  
[あのときは冷静に話せなかった話が、今はできる。>>1:159
 それはいくつか情報を得られたおかげだ]
 
(184) 2023/11/24(Fri) 22:00:32

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  あのさ。前に「設計者に訊いて」って言ったけど。
  たぶんもう、いないんだ……オレの設計者。

  機体の、はまだいるかもしれないけど……
  AIの、はいないと思う。
  
  オレが初めて殺したのが、たぶん、そのひとだから。
  
  
[言いながら、少し気分の悪さを感じる。前にこのひとと相対したときに感じたような混乱を、かなり弱めたもの]


  ……嬉しそうだったんだよ。
  「やっと正しく動いた」って。
  あれも、……自殺でしょ。


[結局、オレが思い出せたのは断片だけ。それが完全なものになる感覚はしない。
 初めはこの記憶自体が怖かったけれど、あのひとがオレたちの唯一の親というわけでもなさそうだから、だいぶ落ち着いて思い返せるようになった>>20>>42
 
(185) 2023/11/24(Fri) 22:00:59

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[罪を自覚した一部の旧人類が、“自分たちの死を含めた”旧人類の殲滅を望んだ結果、生み出された戦闘AI。それがオレたちなんだろうと思う。
 
 その是非を問う気はオレには無い──というより不可能だ。
 オレはそれを是とするしかない。
 他の思考は実行できないから。
 
 ともあれ“旧人類”は自らの死を望むことがあって、ときにはそれは多くを巻き込むことがあって、広い視野で考えれば大地を穢し続けたことも自滅行為であって。
 
 オレが教えられた『旧人類の罪』って、より正確にはこういう話だったんじゃないか。>>1:114
 オレはずっと表面上のことしか解釈していなかったけれど、今となってはそんな気がするんだ]*
 
(186) 2023/11/24(Fri) 22:01:15

【人】 三ノ宮 緋雁

─ ある日:温室(桜花) ─

[ある日、温室を歩いていたオレに、桜花ちゃんが声をかけてくれた>>182
 
 
  あ、桜花ちゃん!
  今日は……そうだなあ、考え事してた、かな?

  桜花ちゃんは?
  
  
[ここに来るたび、桜花ちゃんは声をかけてくれる。
 けれど今日は、いつもと違ってオレが歩み寄る前に駆け寄ってきた。
 
 背中を押されて、歩き続けたいのだと察して、隣同士並んで歩くことにする。
 一緒に外をのんびり散歩なんてここにいる間でもないとできないことだろうし、桜花ちゃんがそれを望んでくれるのはとても嬉しいことに感じた]**
 
(196) 2023/11/24(Fri) 22:29:06
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a60) 2023/11/24(Fri) 22:31:10

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 温室(桜花) ─


  うん、そう。しばらく戦ってないなぁとか。


[軽い問い返しに、他愛もない考え事だったかのように装う。>>201
 それから桜花ちゃんが言っていいのか迷う姿に首を傾げて]
 
 
  ──え、廃棄……?
 
 
[その先で聞いた言葉はあまりにも衝撃的で、その上、それを言う桜花ちゃんはやけに平気そうに見えて。>>202
 オレは何が起きてるのかわからなくなった]
 
(220) 2023/11/25(Sat) 8:35:19

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレは笑いながら旧人類を殺す。それは桜花ちゃんも当然見ていることだけど。>>203
 それが怖くないのかな、って不思議に思ったことが何度かある。だって旧人類はオレを見てものすごく怯えるからね。

 それが笑ってるせいなのか、武器を持って殺意を向けてるせいなのか、オレにはよくわからないけれど。
 抵抗しようとする旧人類は、大抵、苦しそうな表情をしている。思い詰めたような。決死の覚悟ってああいうのかも、とか。
 
 楽しそうに笑いながらやることじゃないんだろうな、“人殺し”って。
 あちこち出向いて旧人類を殺すたび、何度も思った。
 でもオレは、他のやり方を知らない]

 
(221) 2023/11/25(Sat) 8:35:31

【人】 三ノ宮 緋雁

 

  ……桜花ちゃんは、見たいものを見ていいと思ってたよ。
  だから、オレこそ邪魔しないようにしなきゃと思ってた。
  
  
[オレはそう思ってたけど、他の戦闘AIはどう思ってたんだろうか。どうやらオレはちょっと異端みたいだから。>>14
 ともかくオレは新人類の二人には見たいものを見て、やりたいことをやってもらうのがいいと思ってた。
 
 でも、その結果が廃棄なんだろうか]
 
 
  ……それって、……変わらないの?
  変えられないの?
  
  警告を受けただけでしょう?
  何がいけなかったのかわかれば、
  まだ……戻れるんじゃない?
  
  
[廃棄。人間で言う『死』。実行してしまったら、元に戻せないもの。
 替えがいくらでも利くAIと違って、桜花ちゃんは期待をかけて生み出した新人類。だからこそ、そんな簡単には決行しないはず、とオレは思っていた]
 
(222) 2023/11/25(Sat) 8:35:50

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[覚悟ができたと言う桜花ちゃんは淡々として見えるけど。>>204
 オレの背中に触れる手は、形を確かめて覚えようとする動きに思えて>>202
 
 
  ……桜花ちゃん、……諦めないでほしい。
  
  
[進んで死にたいわけじゃないんだろう、って思えたから。
 少し前に雷恩に聞いた言葉が頭の中に浮かんで、そのまま言葉に出した。>>60
 
 だけど一度不適格と見做されかけた新人類がどうやったら適格と判断されるに至るのか、オレには雲を掴むような話で、アドバイスなんて一言もできやしない。
 今ほど戦闘AIとして生み出された現実にやりきれなさを感じたことはなかった]**
 
(223) 2023/11/25(Sat) 8:36:03
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a72) 2023/11/25(Sat) 8:37:19



 僕が否定しているんじゃない。
 お前が、お前を、否定しているんだ。

 ……どうしてわからない?

[敢えて身体の自由は奪わずに、視線の威圧だけを与える。頬をひとつなぞり、釦に指を掛けた。]

 「生命じゃない」?

 だから損なわれても良いと、
 それが使命の遂行に必要だと、
 擲ってそれで満足か。

 その"満足する"という感情を、
 お前は何だと思っているんだ?

[露わになれば、その鎖骨に歯を立てる。]

 それが逃げではないとお前は言えるのか。


 ────羅生。
 お前は、

 何故、記憶を自ら消去している?

*

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 温室(桜花) ─

[オレが言葉をかけたら、桜花ちゃんは考えた末、笑った>>224
 そして吹っ切れたように前向きな言葉をくれる。>>225
 その姿が、とても好ましく思えた]


  ……そっか、……そっかあ。


[正しいとしか思えない道を歩んで、何度繰り返しても他の道には進めないと思えて。
 それでいてその道が誤っているのだとしたら、それは“設計の誤り”だ。
 何度試行しても正解に辿り着けないものを“作るほうが悪い”。

 それはオレが自分を『人間に造られた道具』だと思っているせいなのかもしれない。
 オレを造り出したのも、オレを稼働させたのも、オレじゃない他の誰か。それでもしオレが誤るのなら、それは創造主の過ちだと]
 
(232) 2023/11/25(Sat) 14:42:12

【人】 三ノ宮 緋雁

 

  桜花ちゃんが正しいのか間違ってるのか、
  判断する基準をオレは持ってないけど……

  歩んで来た道に胸を張れるのは、いいことだと思う。


[桜花ちゃんは気持ちよさそうに呼吸をした。>>226
 それもオレには味わえない感覚だ。

 こうやって言葉を交わせても、オレたちの間には絶対に越えられない壁がある。
 オレはその壁を越える気も壊す気もないけれど、ちょっと寂しいような気はやっぱりするんだ]


  どうして正しい道と間違ってる道があるんだろうね。
  全部そのまま認められたらいいのに。


[『旧人類は罪深き存在』──オレはそう刷り込まれて、信じている。
 でももし罪なんかなかったら、正しいも間違いもなくそれぞれの生き方が認められたら。そのときは命の奪い合いなんかしなくてもよかったのかもしれない]
 
(233) 2023/11/25(Sat) 14:42:37

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[もっとも、もし世界がそんな風だったなら、

 オレはここに存在しない造られなかった

 
(234) 2023/11/25(Sat) 14:43:41

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[桜花ちゃんに話したいことがこれ以上なさそうなら、オレもそろそろ話を切り上げて他の場所へ向かうつもり。

 一度自分の部屋に帰ろうかな。
 その先どうするかは、道中で考えることにして]**
 
(235) 2023/11/25(Sat) 14:44:04
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a78) 2023/11/25(Sat) 14:46:29




──『何故』?



[

違う。逃げるなと言われているのか。記憶の消去が逃げであると。膚に疾る甘い流れを両腕で押し退ける。筋力くらい同等であってくれ。

]


 …………あなたが恐いから
 
侵食をされる心地 それは呑み込めない泥濘

 ……あなたの『言葉』が俺を破壊する
 
咲けない 咲けなく なってしまう

 

 いやだ。嫌です。見放されたくない──!

 
父なる天から
 命も魂も宿らなくても

 



 っ、……おまえ、なに…………!?
 


[

視界が僅に朱に染まる。涙腺を通した廃熱は『弱さ』の象徴に思えて好きに成れない。それでもマシだった。

──何と、比べてる?

]


 知らない、擲つなんてどうしてそんな解釈が出るんだ
 くるってる、壊れてる、『メンテナンス』が必要なのはおれじゃない!


*




 ────そうして、お前は、




 から逃げるのか。


*


[

切れそう。回路が。灼かれる、この温度に覚えがある。
肯定を返したいのに主張出来なくなっている、のは、何故。

いっそ笑った。

]


 
 …………逃げるなら
 あなたに態々指示を乞いに来てない。

*




 ……フ……
指示
を?


[やはりどうにも笑いの発作を刺激される。
感情を動かされる


脱力し、肌蹴させた羅生の衣服をそのままに、
ひとりベッドにふらり腰を下ろした。]

 …………。

 ……
がそれで安定するのであれば、
 記憶など保持しなくて構わない。

 そうでないならば、思い出しなさい。


 君が咲くことは「まだ」許可しない。
 桜花の処分もだ。

 …………君たちは、生きようとしているだろう。

[絞り出す声音になった。]



 苦しさから逃れたいだけならば、
 それは甘えだ。

 甘やかされたいか?

 甘やかされたいのか、君は、僕に。
 


[

 それは俺からお前を奪うことだというのに。

]
 



 怖がるばかりで本質を見失っている。
 君の仕事は、使命は、
 咲かせることだけではないよ。

 それが出来なくなるなんて不安、
 どうしてそこまで育ててしまったんだ。



 ………………ねえ、羅生。

 本当は何が欲しいの。


[


 それを、"言葉"にしてくれ。


]

*


 

 ────…………。


 はは……、


[

何一つ響かない。何も分かって無いのはおまえの方だろ。もう疲れた、って力なくへたり込む。永遠にわかりあえない明白を何度無駄に擦り合わせるのか。非合理。

]


 …………直青君の、せいでしょ
 
誰よりも理解をしながら

 直青君が、咎めないから、おれを
 
利用するだけしつくして。

 
 

 苦しいよ。稼働し続ける事を『生きる』というなら苦しいよ。
 なけなしの存在価値、なんだよ……


 

 




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