【人】 生物学者 アマノ【〜昨日か今日かのどこかの休憩時間〜】 [チャンドラが貸してくれた >>2:236 『はじめての一人暮らしごはん』を開きつつ、俺は唸っていた。 どこが?どこが"はじめての"なんだ? いや、まあ、説明自体は細かに記されていて、それは確かに"はじめて"向けではあったわけだが。] "少々"は親指人差し指でつまんだ量……、 "ひとつまみ"は更に中指を加えた3本指でつまんだ量……、 "適量"は好みの量で加減するが入れる事が前提…… "適宜"は好みの量で加減しつつも、入れずとも良い…… なんだこの非合理的な記述は! [3mlなら3mlと、5gなら5gと書け。 入れても入れなくてもいいとか、書くな。悩むだろうが! 自室で一人、吠える俺。] (26) 2022/07/15(Fri) 6:24:59 |
【人】 生物学者 アマノ[なるほど調味料のパッケージに記載されていた謎の語句はこういう意味なのかと合点はいったが、野菜の切り方一つにとっても多岐に渡り、調理方法自体も焼きに炒めに揚げに蒸しと数多な種類があると知った。 それは、まあ、そうだよな。 揚げ物は煮物の手法では作れない。俺の好物の焼いた魚も同様だ。 なんとなく頭の片隅で認識していた事を、具体的にその工程を学びつつ照らし合わせるのは、実際、面白い事ではあったけど。 "料理は材料切って焼いて水入れて調味すれば良いんだろ"くらいに思っていた俺は、この1冊の本で脳天をぶん殴られたような衝撃を受けたのだった。] (27) 2022/07/15(Fri) 6:25:45 |
【人】 生物学者 アマノ────ああ、これか。 [チャンドラが食べたがっていた"スパイスカレー"のページを辿る。 幸い、その近くには米飯という共通項ゆえか、スピカが食べたがっていた"ハヤシライス"の文字もあった。] まあ、これは分類としては"煮物"だし、なんとかなる、か? [しかしな、こいつらこのリクエストして、3食これが続いても文句はないということなんだろうか。ハヤシライス3食連続とか、胃もたれしそうな気しかしないが。] ……でも、葉野菜もけっこう大量にあるんだよな……。 [サラダも作って脇に置いとけばいいのか?なんて思い始めている俺は、俺が思う以上にきっちりと料理人の責務を全うしつつあった…………みたいだ。**] (28) 2022/07/15(Fri) 6:27:11 |
【人】 操縦士 ダビー[ん?] ……待て。 お前、それは…意味がわかって言っているのか。 [さすがにここまで言われれば鈍くても察する。 しっかりしているように見えて意外に寂しがりというか感情的に脆いところがあるのは知っていたが、咄嗟にかけるべき言葉に詰まり] と、とりあえず拭け。泣いているとその…対応に困る。 [ハンカチを取り出し、差し出した。 というよりは自分でスピカの顔を拭った] ‘ (29) 2022/07/15(Fri) 6:28:24 |
【人】 操縦士 ダビー[その上で] …多分、勘違いでなければお前は俺に好意を持ってくれているのだと思う。 そのことは、そうだな。とても嬉しく思う。 …応えないといけない。 ただ、急なことで気持ちの整理がまだついていない。 少しだけ時間をくれ。 どちらかが凍結されるまで… いや、明日には答えを出したいと思う。 ……それでも構わないか。 [泣き顔には少しきまり悪そうに、けれど顔を見てスピカに告げたら、彼女は何と言っただろうか*] (30) 2022/07/15(Fri) 6:34:58 |
【人】 メカニック ゾズマ【とある記録】 [S138銀河系に属する惑星L-Deltaにおける致死性有毒ガスの噴出。 20年程前に発生したこの大災害により、惑星の住民の殆どが死亡もしくは行方不明。 惑星住民からの通報を受け、他銀河の軍を含む惑星外部からの部隊による救助活動も行われたが、星外へ脱出した住民も含め、確認された生存者は20人足らず。] (32) 2022/07/15(Fri) 6:42:51 |
【人】 メカニック ゾズマ[生存者への聞き取り調査及び、後日の無人機による探査の報告内容から、次のように推定されている。 **暦****年**月**日、L-Delta政府が新規の開発計画に伴い国有化した**地区――先住民による呼び名は「怪物の口」――の岩盤の掘削作業中に、地中から高濃度のガスが噴出。 その後、**地区外の惑星上各地で同様にガス噴出が発生。 このガス噴出について、発生初期に政府が情報を隠蔽していたこと、及びガス噴出の判明に伴う混乱が避難の遅れにつながり、壊滅的な被害につながったのでは、とのこと。 当時のL-Delta国家元首は災害発生から少なくとも2日後には星外に逃亡したとみられるが、現在に至るまで行方不明。 **地区での掘削作業の、他区域でのガス噴出への影響の有無については調査中。 L-Delta大気中のガスの除去作業はアンドロイド作業員によって現在も続いているが、除去完了の見通しは20年を経ても未だ立っていない。 現在もなお、L-Deltaへの立ち入りは厳しく制限されている。*] (33) 2022/07/15(Fri) 6:43:19 |
【人】 メカニック ゾズマ【モノクロームの夢】 [ゾズマが物心ついた時から既に、母と自分が“わたしたちの民”であると扱われていることは認識していた。 “わたしたちの民”の星のことは、幼過ぎたこどもの記憶には断片的で曖昧で、まるであたかもはかない夢の如くしか残らなかった。 星についてのろくな記憶も残らなかったまま、その星の外で、たくさんの人々の声を聞いた。 ある人は、生活の支援を手厚くしてくれた。 ある人は、ひどい国に居たんだねと同情した。 ある人は、星の滅亡の件について調査しに来た。 ある人は、独自の言語を教えてくれと押しかけてきた。 ある人は、結局はテロリスト、逆賊だと嘲ってきた。 ある人は、失われ滅びゆく悲しき民だと嘆いた。 ある人は、誇り高く美しい民だと褒め称えた。] みんなウザい。 [星の外の人々は、ゾズマやその母を“わたしたちの民”だと知った途端に、ふたりを“わたしたちの民”としてしか見なくなった。] (34) 2022/07/15(Fri) 6:45:02 |
【人】 メカニック ゾズマ[それでも、惑星統一国家の圧政に抗する闘士であった母は、故郷の話について口を閉ざすことはなかった。 たったひとりの子供であるゾズマにも、繰り返し、昔から伝えられてきた教えを、物語を、その生を生き切った人々のことを、かつてあった星の景色を、語り伝えてきた。] ママ、そんなのより。 [ゾズマは、“わたしたちの民”に限らない分野のほうに、強い関心を示していた。 母自身、己の子が“そういう性質”なのであると見抜いていたからこそ、その子は闘士には向いていないと断じたのだろう。 その母は、己の子を自分のコピーにはせず、ただ好きなことをやらせることにした。 ゾズマの関心――機械いじり。 初等教育機関への在籍時、昼休みにたまたま手作りしていた獅子型ロボットがとある教員の目に留まり才能を見出されたことで、その後の進路は決まった。] (35) 2022/07/15(Fri) 6:45:29 |
【人】 メカニック ゾズマだって、メカ作ってる時が 一番落ち着かない? [それは純粋にメカが好きだったから、というのも勿論あったけれど。 優秀なメカニックになれば、自身に求められるのはただ“メカニック”であることだけだから、という意識もあった。 幼い日々と、その延長線上にある学生時代、“わたしたちの民”であることからまるで逃げるかのように、ゾズマは機械工学に打ち込んでいた。 そして自分が人の感情の機微に疎いのをいいことに、人と敢えて交わらない孤独を好んで選びもした。 その気質の所為か、同級生の方から近づいて来られることも、なかった。 そんな幼心のままのゾズマが高等教育機関に在席していた頃、ある転機があった。] (36) 2022/07/15(Fri) 6:46:13 |
【人】 メカニック ゾズマ【色のついた夢】 [それはゾズマが覚えている限り、高等教育機関での学園祭での出来事。 宇宙開発の分野にも力を入れていたその学校では、とある企業に協力を依頼し、最新の宇宙開発用機材の出展ブースを学園祭の出し物として設けていた。そのブース内でのこと。] うん? アナタ、もしかして、例の留学生? [それはただの勘違いだったか、或いは本当に星間留学生>>1:418だったのか。 とにかくゾズマは、見かけた“留学生”だと思った子――スピカに声を掛けていた。ゾズマの記憶の中では、これがスピカに初めて自分から声を掛けた瞬間だ。 そして、何がゾズマにそう思わせたのか、スピカが“同士”であるらしいと考えて] (37) 2022/07/15(Fri) 6:46:38 |
【人】 メカニック ゾズマアレ、やっぱりすごく良いよね! 見てたでしょアレ! アームの可動域面白いやつ!! 内部構造もめちゃくちゃスマートで回路の繋ぎ方半端なくて限界まで無駄なく小型化してパーツの組み込み方そう来たかって面白いやつで最新型ここまで来たのかって感じで―― [5歳児ばりの勢いで身を乗り出し、キラキラとした眼差しでスピカの顔を覗き込んだ。 (繰り返すが、この当時のゾズマは高等教育機関の学生――俗にいう高校生だ) 実に無遠慮甚だしいこの有様は、通常の初対面の一般人であればドン引きするレベルだっただろうが、スピカはどうだったか。 ただひたすらに、がむしゃらに、機械に携わる者であり続けて。母ならぬ他者との関わりも、ろくに持たずに生きてきた身。 これは、そんなゾズマという人間がはじめて“友”を持つ切欠となった、そんな出会いだった。 ……自分から“わたしたちの民”について口にすることは、相変わらず、ほとんど無いままだったけれども。 それでもこの頃から、少しずつ自分のルーツについて意識できるようになるくらいには、心の余裕や成熟は進んでいたのかもしれない。] (38) 2022/07/15(Fri) 6:47:36 |
【人】 メカニック ゾズマ[――過去を振り返る夢に、“いま”の記憶が混ざる。 そう、自分が“わたしたちの民”であると打ち明けたならば、その他者はたいていが「あの災害の生き残り」だとかそんな辺りの認識だけで接してくるものだと思い込んでいて。 互いに正直に言いたいことをぶつけられる仲>>2:232でもない限り、そういう認識で付き合われるのはやっぱり面倒で。 つい最近だって、丁度そんな反応>>0:248を聞いたもので――。 でも、その後もその人は、変わらずこちらを“ゾズマ”だとして接してきていて。この艦の中ならもう出自について伏せなくてもいいや、という判断は正しかったんだなとぼんやりどこかで思って。 ――それから、彼と何を話したんだっけ? 何を――] ……あれ? [夢から覚める時、ゾズマには未だに理由のわからない涙が、零れた。 程なくして、アンテナから、コールドスリープ対象の告知に自分が含まれていることを知ることになる。**] (39) 2022/07/15(Fri) 6:48:40 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a9) 2022/07/15(Fri) 6:57:02 |
メカニック ゾズマは、メモを貼った。 (a10) 2022/07/15(Fri) 7:20:34 |
【人】 管制官 スピカ[答えを出したい>>30と言われ、いささか冷静になる。 またやってしまったとと思ったのだ。 相手の気持ちも考えない、自分の意見の押し付け。 ゾズマにバレたらまた叱られるだろう、なのでゾズマには隠し通すことにした(色々と恥ずかしいので)] そ、そうだよね。 ごめん……、なんか……なんだろう、疲れてるのかな、ぐちゃぐちゃの心の中ぶちまけたくなったっていうか……。 [時に無神経と言われることもあり、言葉を選びながら返す] うん……。 そ、その、あくまでもこれは私の意見というか、考えっていうか、なんか……そういう感じのだから。 いつも言ってるけど、嫌ならちゃんと嫌って言ってくれよ。 [これ以上この場にいると何を言い出すかわからない。 また感情が暴走しないようにと、スピカは逃げるようにコックピットを出た**] (41) 2022/07/15(Fri) 7:34:19 |
【人】 管制官 スピカ【自室/日付が変わった直後】 [仮眠を取るつもりでいたが思った以上に眠っていたようだ、アンテナの次のコールドスリープの対象者を告げる端末の通知で目を覚ます] ……え? [本日の対象者の名が二つ。 もう一度端末を見る。 ゾズマ ダビー 並ぶ名に眩暈がした] なん……で……。 [自分の思っていた覚悟というやつは、思ってた以上に薄っぺらいものだったようだ。 昨日ダビーに言われた>>2:525 多分お前は、一人残された後の孤独に耐えられないのではないか という言葉を思い出し、胸に突き刺さった] [どうやら自分よりも、自分ではない誰かの方がスピカのことを理解しているようだった**] (42) 2022/07/15(Fri) 7:41:14 |
天のお告げ(村建て人)【業務連絡】 墓下からのまだ生存時のRPについては、 村建てがナレーション枠で拾って落としていきます。 ただ、時間がかかる場合もありますので、ご了承ください。 またスリープ後でも直接対話ではなく、情景に関するもので希望があればナレーション枠で落とします。(例えば部屋に遺書が残っているなど) よろしくお願いします。 (#1) 2022/07/15(Fri) 7:52:40 |
アマノは、見た。[溜息] (a11) 2022/07/15(Fri) 7:55:35 |
【人】 生物学者 アマノ【メインデッキへ】 [昨日のうちにラサルハグには領域個性の選定 >>2:461 に必要なデブリ情報は伝えてある。 ただ、より深く詳細な情報をと機材まかせに一晩動かしていた解析が、今朝、漸く出揃った。 いくつかは顕著にXX星系のXX惑星という部分にまで特定できたデブリもあったから、その小惑星の飛来物の飛来可能範囲と併せれば、現状位置特定はもう少し絞れることだろう。] ────誰か、いるか。 [スピカが居てくれるならば彼女に。 声を挙げればコックピットのダビーが応えてくれるかもしれないし、あるいはゾズマが居たかもしれない。 俺は会えた奴にデータを収めたチップを渡し、"雑談"とまでは言えないかもしれないが、いくらかの会話はしたことだろうと思う。**] (43) 2022/07/15(Fri) 8:00:10 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 (a12) 2022/07/15(Fri) 8:04:02 |
アマノは、お、おう……[なんかお告げがだんだん可愛くなってきたんだが]了承した (a13) 2022/07/15(Fri) 8:18:39 |
【人】 生物学者 アマノ【昨夜、スリープ室で】 ────ちっとも大丈夫じゃねえよ、馬鹿。 [平静を繕うチャンドラはともかく、ルヴァあたりは"すっごい面白いものを見た!"みたいな顔で俺らを見ているのかもしれないが。 蛇口がぶっ壊れたみたいに、零れる涙は止まりやしない。] 何を話せっつーんだ。 お前、俺の話なんか、聞きやしないだろ。 [掠れた声で突き放すように告げる。 今更だ。実に実に、今更。 お前は既に"次の宇宙"を諦めている。 俺は、"飛びたくないわけない" >>0:256 と告げてきたお前の言葉に縛られている。 "呪い"?上等だ。 俺はお前のその願いを叶えると決めた。お前が望もうと望むまいと。 俺が頑固なのは誰よりお前が知ってるくせに。] (44) 2022/07/15(Fri) 8:30:14 |
【人】 生物学者 アマノ[深い深い深い深い溜息、一つ。] ここまで来ちまったんだ、お前が眠るまでここに居る。 だけど話すのは、お前の方だ。 [あえてあからさまに視線は向けなかったが、ラサルハグの右膝から下は、あるべきものがない──ただのがらんどう、になっている──のがちらりと見て取れる。 初めて体感をもって感じた、"不在の在"。 そのちっぽけな空間が、こいつの情熱全てを奪っていったのかと思うと、歯噛みしたい気分になった。**] (45) 2022/07/15(Fri) 8:30:32 |
生物学者 アマノは、メモを貼った。 (a14) 2022/07/15(Fri) 8:32:42 |
【人】 管制官 スピカ【メインデッキに向かう廊下】 [体を動かしていないと気がどうにかなりそうだった。 脳は空腹を空腹を訴えているのに、体が食べ物を受け付けない。 よって食堂には寄らずにメインデッキに直行した] 今日は……ゾズマに解析作業を叩き込む……、これはゾズマのコールドスリープ解除後のため……。 [ゾズマは今日眠ることが確定している、ならば今日の予定に何の意味が? 昨日別れた時にゾズマは「続きは明日お願い」と言っていた、だから今日もゾズマは来てくれる、ゾズマは自分から言ったことは絶対に守るから] (46) 2022/07/15(Fri) 8:32:56 |
管制官 スピカは、メモを貼った。 (a15) 2022/07/15(Fri) 9:02:41 |
【人】 操縦士 ダビー[次の凍結者が自分であることを知り、深夜とも言える時間、すぐにメッセージを打つ。 返信を確認し、据付のベッドから起き上がる。ドアを開け、ついでに厨房から拝借したポットで紅茶を入れ、訪問を待つことにした*] (48) 2022/07/15(Fri) 9:02:54 |
操縦士 ダビーは、メモを貼った。 (a16) 2022/07/15(Fri) 9:04:24 |
【人】 生物学者 アマノ明日はダビーとゾズマだそうだな。 [端的に告げる。 それはつまり、このデッキに通常在席しているパイロットとメカニックが不在になるということだ。 スピカを除き、他の面々は船の運航についてはド素人ばかり(バーナードをド素人に入れてしまうのは少し申し訳ない気もするが)、明日以降、スピカの負担が数段増すのは、いやが上にも予想できた。] 手伝えることがあれば言って欲しい。 数値計算の類なら、おそらく俺が一番役に立つ。 [分野は違えど研究者なのだし、"分析"の類は専門でもある。 相変わらず、"雑談"の類が己の口を衝いて出てくることはないけれど、それでも以前のいつかよりは、スピカへと、言葉を素直に紡げたと思う。**] (50) 2022/07/15(Fri) 9:12:57 |
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