40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】
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[ 尋ねられたことに、今にも溢れそうなほど、
いっぱいに涙を溜めた下瞼を
やわく撓ませて、頷く。
ぼろ、とまたこぼれてシーツを濡らした。
水音が響く。
もうそれがどこから聞こえているのか、
わからないくらい頭がぼうっとする。
一度絶頂の淵に立たされた体は、
簡単に熱くなっていくから。
離れた唇を追うように見つめ。
くりくりと指で捏ねられるそこも
また、温度があがる。]
そこ、ッぁぅ、好き、ッんん、
[ そう伝えて。
広げていた足を折って、その背筋に
足先でつつ、と這わせ、
ぐ、と引き寄せる。]
おく、もッすき、
[ 自分で軽く腰を動かして、
いいところにその傘の窪みが
当たるようにして。]
ここッも、すき
[ そう示してみる。
だが本当はその上の方が、
より一層弱い、なんてこと、
彼はもしかしたら知っているかも
しれないけれど。]*
─休憩所─
きゃっ!?
[押し倒されて小さく悲鳴を上げる。
そこまで早急に此方を求める相手と思わなかったのだ。
けれどただ驚いただけ。
そこに拒絶の意思はもちろんない。
それどころかそれだけでじわ、と蜜が滲んで
これから行われる事に期待する身体になってしまっている。
首筋に何度も落とされる口付けに身を捩らせ
唇からは甘い吐息。
手首がまだ彼に畳へと縫い付けられたままなら
どうしようにもなかったけれども
開放されていたなら、彼の腕に縋り付いていたか。
どちらにしろ白い首筋、特に
首輪のあった箇所に唇が、舌先が触れるたび。]
んん……っ、ア、ふ………っ!
[どうしようもなく身悶えては、顔を逸らす。
しかし浴衣を割られれば現す
つるりと無防備な丘にぎくんと膝頭を跳ねさせた。
下着はない。無意味だと思えたし、替えは尽きた。
だから直に入り口に指がいく。
清めてはいたから白はこぼれない。
けれど、一度乾き閉じたはずのそこが
くに、と入り口に触れられ、ノックされ、
ぬる、と新たな蜜を産み彼の指に纏わり付く。]
ん、んん………っ、
えっ……と………。
[どうして欲しい? そう改めて問われると。
一瞬答えに惑い、そうしてから瞳を伏せる。
抱いて欲しい…は。この状態からはそのままだ。
好きにして良い…? それは確かにそうだけれど
彼の場合、此方に問うている訳で。
頬を染め彼の瞳を見つめ返し、
わずかなささやきを返そうか。]**
──休憩所──
[首筋へのキスと、秘部に軽く触れただけで指に纏わりつくほどの蜜が溢れてきた。
思った通り、いやそれ以上に慣れているのか。]
ずいぶん感じ易いんだな。
[それなら遠慮はいらないとばかりに指先は蜜を湛えるそこへと侵入を果たす。すでに受け容れる準備を始めているそこは指ぐらいなら簡単に飲み込むだろうか。]
[微かに見える痕。
それをなぞるように唇と舌を這わせていく。
何の痕だろうか、位置的にはチョーカーか何か、まさかそれが首輪だとは思わず。]
声、遠慮しなくていいんだぞ?
[漏れる甘い声は押し殺したように。
喉仏のあたり、男と違ってハッキリと隆起してい?わけではないそこへ強く吸い付く。
同時に深く中へと入り込んだ指がクイと動き始める。*]
─休憩所─
アッ! ん、そう、です、か?
……そう、かも……あ、んん……っ。
[この宿にいる間は、そうなのかもしれない。
感じやすく、女であると分からせてもらえて。
自分の劣等感を薄めて忘れさせてくれるから。
再び蜜で潤い始めた蜜孔は
彼の指を締め付けながらも容易くそれを呑み込んだ。
ぐ、と指先を曲げられ内壁を押されれば
微かな痼りを帯びたそこを押されて、
ひ、と小さげ悲鳴があがる。
チリ、と喉元に感じた微かな痛みも相まって
畳に爪先を立たせながら、微かに腰を浮かしてしまう。]
んっ、 ………いっ、ふぁ、あ……!
そ、そこ、そこ、は……ぁ……っ!
[むずがる赤子の動きで首を横に振ってしまうのは
心地よいのだけど、そうではなくて。
気持ち良いのだけれど、尿意が頭をもたげるような。
その感覚に慣れなくて戸惑いを示しながらも
拒絶というにはあまりにも弱い。
ひゅ、と鋭く息を吸い込んで、
ぴくぴくと体を震わせまぶたを下ろしていた。]**
−向日葵
[ 1本目でまだ彼女の様子を見ている頃。
中の動きは、どちらかというと拒否。
異物は許さないというような感じがした。
口づけの合間に漏れる彼女の吐息。
離さないと言いたげな抱きしめよう。
異物を許されたのは、それから暫くして。
2本目を入れ、唇を離した頃。 ]
ここか……
[ 彼女が声を上げたところを
何度か集中的に指を当てていく。
腹側。彼女は指の動きに合わせて
声を漏らしていく。
本当に熱持ったものを受け入れたら、
どうなってしまうのだろうか。 ]
[ そんな少し後の話を考えていると、
そのときは来てしまったようだ。
中の締め付けが一段と強くなり、
彼女の体が強張る。
エクスタシーの波に、彼女がのまれた。
ずっと密着していた2人の体は、
さらに密着して離れない。 ]
初めての経験だった?
……何回か経験したら、気持ちいいって思うのかもね。
[ 中の指を抜けば、
胸の下で荒く呼吸をあげる彼女の前で、
指に絡んだ蜜液を舐めるだろう。
その行動は、彼女に見られていないだろうが。
彼は、動くかどうか悩んで
彼女が落ち着くまで待つことにした。
溢れる涙を見てしまえば、
顔全体に口づけを落として、
気持ちが落ち着くだろうか、と
思うことだろう ]
[ それから、一瞬だけ彼女から離れる。
彼も最後の1枚を脱いでしまうと、
そばに脱いでいたニットベストのポケットから
避妊具をとりだして、
『離れないで』と視線で訴える彼女の上へ
戻ることだろう。
ふふ、と笑い彼は軽く唇を重ねていく。
己の熱持った欲を受け入れる準備が、
彼女の体は出来ている。
しかし、心はどうだろうか。
避妊具を袋から取り出せば、
彼は慣れた手つきでつけることだろう。 ]
侑紗、……ちゃんと、呼吸をするんだよ?
[ 呼吸が浅くなりがちな彼女だから、
挿入する前にはこう言っておかないと。 ]*
[余裕が剥がれ落ちた彼女の顔は、存外幼く
感情が全部表情に出るものだから。
静かにその大きな瞳から雫を溢れさせる姿は、
声もださずに泣く子供みたいに見えて。
離した唇で、幾度も目元に口づけた]
ん……かわいい声
ほかには、 ッ……ふ
[不意打ちで背筋をくすぐられ、びくっとなり。
誤魔化す間もなく、脚が絡んだ分だけ深く飲みこまれ
呼吸が跳ねた。
ぽたりと汗が白い肌に落ちる]
ふぅん、ここか……
そのまま、つかまってろよ
[彼女の首裏と背中へ両腕を回し、
抱きすくめる形で腰を浮かせたまま、大きく揺さぶれば
暴れる穂先が、教えてくれたところより上に逸れ。
そこに一際彼女の反応がいい部分を見つけたなら
微かに口端を上げ、弱い場所をぐりぐりと押し上げ]
は…… 熱すぎて溶けそ……
[繋がって、抱き合って。
刹那互いの境界がだんだん曖昧になっていくそれは
酩酊感に似た心地よさがあって。
荒い息遣いを彼女の耳元で繰り返しながら
幾度となく彼女の奥を穿ち、
我慢させ続けた絶頂を促そうと*]
──休憩所──
[反応がいい。
指の腹でそこばかりをなぞるが、決して刺激を強めたりはしない。もどかしげな様子の千秋を楽しむように。]
本当に感じやすいんだな。
[女であることをそんなにも意識しているのに、そんな必要がないほどそこは十分すぎるほど女として役割を全うしている。]
こういうのは?
[責める箇所をずらす。
千秋の反応探りながら、やはり微かな刺激を繰り返し繰り返し、千秋の反応が高まればまた別の場所へ。]
[イカせない。
最後の一押しはせずに緩やかな波を断続的に送り続ける。]
どうしようもなく女だな。
[指を締め付ける膣も、艶かしい声も、快楽に震える身体も。どんなコンプレックスがあるのか知らないが、こんなにも女なのに。
だから、官能ばかりを募らせて、だけど決してイカせない。昂るところで指はその動きを止めてしまう。]
どうして欲しい?
[改めて尋ねたその答えはさっきと同じか、それとも違ったものか。*]
ー 向日葵 ー
[何度か経験したって、こんなすごいの
慣れるとは思えませんでした。
指が抜かれてなお身体がびくつくのが
どうしても、止まらなくって。]
は…は……っ、初めて、って
言ってる、じゃないですか……。
[荒い息のまま、問い掛けに答えて
私は瑛史さんからの口付けの雨に
濡れた睫毛を伏せました。
その口が、先程まで私の恥部を愛して、
たった今蜜を舐めとったものだ……とか
そんなの、どうでも良くなるくらいの忘我の淵で
私は少しずつ、息を収めていったでしょう。]
[そうして、束の間瑛史さんの体温が遠のいて
すぐにまた私の上へと戻ってきてくださいました。
暗がりでよく見えませんでしたが、
腿の辺りに当たる、熱の塊の正体に
またお腹が、きゅう、となるのです。
アレが、私の中に入る。
中に入るだけじゃなくて、さっきみたいに
気持ちいいところを擦りたててしまう。
何度も、何度も、何度も。
想像しただけで、また蜜がじゅん、と溢れて
私は唾を飲み込みました。]
瑛史、さん…………
[蜜壷への入口に先端を食ませたまま
私は、私の初めての人の名を呼びました。]
ちゃんと息もします、し
ちゃんと、気持ちもつたえます、から……
[怖くないと言ったら、嘘になります。
本当は、逃げ出したいような、
でも、もっと知りたいような気持ちが
入り乱れていて……どうにも表しきれません。
私は震える脚で、柔く瑛史さんの腰を抱いて
ぐっと近くへ引き寄せました。]
きて、ください……
[熱を帯びた視線で、そう強請って。]*
[ 目元に落ちる唇が熱い。
柔らかくて、心地いい。
好きな場所を彼につたえれば、
玉の汗が滴って落ちた。
中で質量を増し、硬くなるそれに、
また体は喜びに打ち震える。
つかまっていろ、と言われて
腕の力をその通りに強めた。
強く打ち付けられる腰に、
また声が溢れる。
だがそれが、より一層弱い場所を
かすめれば、詰まった。
ふ、と息が耳元にかかる。
笑ったような気がした。]
ま、ッて、そこ、ゃ、だ
だ、っめぇ──…ッ!!!
[ ぞく、として。嫌な予感に変わり、
だがそれでとどこかで期待して。
静止をかけるも止まってくれることはなく、
狙ったようにごりごりと責め立てられれば、
目をぎゅっと瞑って。
押し寄せる快楽の波に抗えなくて。]
ぁ゛ッや、だめ、そこ、ッ
おかし、なる、変なる、ぅッ!
きもちぃ、 ッきもちぃ、い
ああぅ、っは、はぁッぁ、は、ぁっ
[ がくがくと体が震える。
喉がひゅ、と鳴って息ができない。
足先からビリビリと迫るものに、
抗おうとその背に力を込めれば、
思わず爪が食い込んでしまう。
けれど、それに気づくこともなく。]
アッぅ、っ───んんッ!!!
[ そのままびくんッと大きく体が
弓形にしなって、布団に落ちた。
肩で息を繰り返す。
腕の力をすこし緩め、彼の瞳を見つめる。
できるなら体をすこし持ち上げて、
触れるだけの口づけを。]*
──柳の間──
[部屋の前、オートロックを解除する前に侑紗を扉に押しつけてキスをした。
すこし強引なキス。
唇を強く押しつけて侑紗の唇を開かせて舌を挿し入れる。唇を舐めて、歯列をなぞって、だけどそこから先には進まず侑紗の舌を待つ。
キスの仕方を教えるような、それでいて抗うことを許さないように。
まだ部屋に入る前の、だれが通るかもわからない廊下で。*]
そっちも駅で見た時より
いい顔してる
[彼女の脇に腕をつき
鼻先が触れそうな距離で、顔を覗き込みながら。
浴衣の合わせを拡げて、直接胸に触れる。
現れた乳房に残る跡をに指を添わせて揉みあげる手つきは
あくまで優しく、焦らすように]
ここでリフレッシュしたから?
ああでも、今すぐシたいんだっけ
[彼女の疼く場所を探して、胸からゆっくり手を下ろしていき
浴衣の帯をほどいてしまおう。
身体を覆うただの布になった合わせを更に広げて
臍を爪先でくすぐり下腹を撫ぜた*]
ー 柳の間の前 ー
[部屋の前について、黎哉さんの手が
カードリーダーへと通る前─────
急に、壁へと押し付けられて
いきなり唇を重ねられてしまいました。
抵抗するまもなく、唇の間から舌を差し込まれて
咄嗟に肩を押し返そうとしましたが
ねろりと歯列をなぞられて、
舌先を吸い上げられれば、いつしか
押し返す手の強さは弱まっていき
却って浴衣の襟にしがみつかねば
立っていられなくなるでしょう。
なのに、もっと、と強請るように
黎哉さんの二の腕に指を這わせた矢先、
じんと震えるような快楽はぱたりと止んで
代わりに視線の先、意地悪な瞳があるでしょうか。]
……ん、ぅん……、
[こんな、人がいつ起きてくるかも
分からない場所で、なんて。
ご無体なことを為さる非道に
けれどほんの少し、被虐心をくすぐられて。]
[私は合わせたままの唇から
舌を差し込み返しました。
濡れてざらつく舌の感触を味わうように
ねっとりと舌の平で愛して、
流し込まれた唾液を逃がさぬように
目を細めてその甘露を喉へ流し入れて。
ですが、焦るあまりか、彼がしてくれたみたいに
じんと腰の辺りをしびれさせるような、
……呼気と舌とで犯されるような、
あの快楽には程遠いのではないでしょうか。
私は焦れて、すんすんと鼻を鳴らしながら
唇を離すと、黎哉さんの腰へ縋って]
……あまり、意地悪しないで。
[そう、お願いしたでしょう。
私には知らないことだらけ。
だから「先生」にお頼りしておりますのに。]
−向日葵
ごめんごめん。
全部初めてだったね。
[ 荒い息はしばらく収まることがなかった。
彼女の弱々しい発言に
彼はくすっと笑いながら、
汗で顔にひっついてる彼女の前髪を
指でそっと整えるだろう。
暫くして落ち着く彼女の息遣い。
よかった、と思って彼は次のステップの準備を。 ]
[ 彼女とひとつになるまであと一歩。
そんな最中に名前を呼ばれると、
どうした?なんて言葉を返すだろう。 ]
………………ふっ。
[ 彼女の脚が腰の方に絡まって、
彼女との距離感は更に縮まることだろう。
彼女の言葉に、彼は笑みを見せることしか
できなかった。
健気な、いい子。
先端を、先程の指のようにまずは
何度か挿れては抜く。
一気に押し込んでは、彼女はもう
耐えられないだろうから、
その距離を詰めるのもゆっくりと。 ]*
男にもなり切れなくて、
女にもなり切れなくて。
でも、女性の喜ばせ方を知っている。
女性の喜びも、知っている。
……そんな私が、私であると
いつか胸を張っていきたいと思うのに
私にはまだ、それができない。
[吐息の交わる距離で語って笑んで、
ちゅ、と音を立てて彼女の唇をまた啄んだ。
空いた手は逃さないように腰に回されたまま
あくまで口付けは軽いまま
源泉を探り、湿り気を得たならそこを執拗に擦る。
掌全体で丘を包み、手首に近い場所の骨で
花芯をグッと抑え込みながら。]
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