【人】 千早 結──処置室── あると嬉しいとは思ったけれど、 20年経って荒れ果ててる筈…の割には… まあでも良かった 四谷くん、手貸して [室内は思っていたより荒れてはいない ───どころか 諸処埃などはあるものの、20年もの月日を過ごした廃墟とは思えない医療器具の残り方をしている、ような気がする。 室内を照らすつもりでフリックしていたスマホの懐中電灯マークは押す必要はなさそうだ。狐(幽霊?)につままれた気持ちさながら、個包装の止血ガーゼや未使用のアルコールを見つけ。 まずは四谷くんの傷の手当てを済ませようと、古い机に医療道具を並べて彼の手を簡単に治療した。 古い記憶、保健医が手当をしてくれた程度の知識で] ふふ、だって本当に「いる」のなら 死後の世界がある事が事実になるでしょう? どんな世界か…それがぼくにとって 「悪くない環境」なら、死を恐れる必要もなくなるから [興味津々と示唆されて、自然と笑みが溢れた>>47] (54) 2022/08/09(Tue) 17:20:56 |
【人】 千早 結[ぞくッッ、と背に冷たい何かが走る 怖いとか、恐ろしいとか そういった感情的なものではない 生物学的な意味で、耳元から首筋を伝い 脊中に至るような 氷柱からこぼれ落ちた「冷たい何か」に身体の感覚が持っていかれる、そんな反応を感じて ぼくは目の前の四谷くんから視線を外して 処置室の扉の方、背後を振り返った] (57) 2022/08/09(Tue) 17:27:08 |
【人】 千早 結すぐ耳元で、こどもの声が聞こえた [四谷くんの拳の治療を終えたその寸分違わぬ状況で、 ぼくの手はまだ彼の甲に触れている。 ひや汗のようなしとりとした感覚を共有出来ているかは定かではないものの、泡立つ皮膚の感覚はふるりと震えた指先から伝わっているかもしれない] さっき聞こえた気がした こどもの声とは違った [ぽつり エントランスで感じた声の質感との違いを溢して] (58) 2022/08/09(Tue) 17:36:44 |
千早 結は、メモを貼った。 (a18) 2022/08/09(Tue) 17:43:35 |
【人】 陶酔 カナ―精神病棟― [陶酔したように細められた鳶色の瞳。 微笑を含んだ女の唇は、呪いのように同じ言葉を繰り返している。 上掛けと薄手のカーディガンで隠れているが、その手や足は拘束されていた。 かつてこの病室に居た時のように、”この病室にいる時には人形のようにそこに居る。” まるで生前をなぞるように。 女は自身の死を認識していない怨霊だ。] (61) 2022/08/09(Tue) 18:25:27 |
【人】 陶酔 カナどうして? 私を愛してるって言ったじゃない! [それは両親を早くに亡くし、親族の元で肩見の狭い生活を送っていた女がようやく手に入れられた幸せの筈だった。 けれど女の愛は重く、相手が抱えられるものではなかった。 二十数年前、自分を捨てた男と無理心中を図ろうとした女はその場で取り押さえられ、思いを遂げる事が出来ず、数日後に自宅で自殺未遂を起こした。 当時の医療で女は命を取り留める事は出来たが、心を留める事は出来ず。 壊れてしまった女の処遇に困った親族によって噛志野医院に送られた。 ──そうして、女は ] (62) 2022/08/09(Tue) 18:26:44 |
【人】 陶酔 カナ――♪ [口ずさむのは二十年前に流行った曲のメロディだ。 男との思い出の曲。 生者を見つけたならば、自分が愛した相手と認識する事だろう。]** (63) 2022/08/09(Tue) 18:28:43 |
陶酔 カナは、メモを貼った。 (a19) 2022/08/09(Tue) 18:44:01 |
【人】 水子たちの霊 ヒルコ─処置室 四谷、千早と─ 揶揄われた方が、自身を追いかけてきても>>59、笑い声は止まず。 むしろ、彼らからつかず離れず、誘い込むように、地下室への階段の奥から、そして地下廊下の向こう側から、最後はとある部屋の中から。 そこまで至って、ようやく止まった。 ーー…『堕胎室』。 部屋のプレートには、部屋の名前が刻印されていた。 部屋の入るかどうかは、彼らの自由。 もっとも、彼らが部屋に踏み入ったとして、自分はそこには居ないがーーもしかしたら、別の住人はいるかもしれない。 (64) 2022/08/09(Tue) 18:45:56 |
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。 (a20) 2022/08/09(Tue) 18:53:03 |
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。 (a21) 2022/08/09(Tue) 18:53:42 |
【人】 名坂愛子―― 病院入り口 [そうして踏み込んだ廃病院入り口。気付いたのは、暑い外と比べて随分と過ごしやすい気温な事。 もっとも、心地よい涼しさというよりは――背筋が震える肌寒さを覚えるのだけれど] ……だ、誰かいますかー? なんて……お邪魔しますよー……?[反応は期待していない。それでも自分がこの場所への不躾な侵入者と思えたから。 まぁ、本当にこの場所に住人達がいるだなんて思ってもいなかったのだけれど] ……廃病院なのに電気は来てるんだ 涼しいのはクーラー……? いや、こんなボロボロな見た目で機能してるのもある意味ホラーっぽいけど [廊下の電気はついていて、廃墟というにはまだ施設が生きている感じがする。 もしかしたら、使えるものとかいろいろ残っているのかもしれない] (66) 2022/08/09(Tue) 19:51:16 |
【人】 名坂愛子これなら、もしかしたら家出した後も生活できなくはなさそう……? ――いやいやまさかそんな [ふと、妹がまだこの廃病院にいるかもなんて不安のこもった期待もしたけれど、それは振り払う。 いくらオカルト好きな妹でも、こんな不気味な場所で寝泊まりしてるとは考えたくはなかった] さて、どこから探索しようかな。 地図とかあれば助かるけどさ [暗かった時の為に持っていた懐中電灯をリュックにしまって、案内図を探していろいろ歩き回ってみようと。とりあえず1Fから行けるところ。別の病棟もあるらしいから、そっちに行ってみるのもありだろうか]** (67) 2022/08/09(Tue) 19:52:38 |
名坂愛子は、メモを貼った。 (a22) 2022/08/09(Tue) 19:53:19 |
【人】 不審死の元凶 ???ーー病院内のどこか >>名坂ーー [入り口から伝わると気配>>52に、覚えがあった。 正確には、似た気配に触れたことがある。 数ヶ月前に病院に訪れた、1人の少女。 ーー…それが、今まさに院内に踏み入ろうとする少女の肉親なのか、それとも他人の空似なのか。 それはわからない。] (68) 2022/08/09(Tue) 20:02:02 |
【人】 不審死の元凶 ???[この病院で行方不明になったのなら、可能性は二つ。 怪異に襲われて、肉体すら残らなかった者。 これが、大多数の者が辿る結末。 そして、もう一つは 「まだ生きてこの病院にいる」 可能性だ。ただし、風が吹けば消えてしまう様な、砂をかき集めて形にした様な希望であるけれど。 病院内は、現実の時間の流れからは切り離されている。 例えば、過去への回帰を願った者や、永遠の時を欲した者。 その様な者達の影響下であれば、現実と比べて時間の影響が極端に少ない場合がある。 もし、目的の人物がその様な状況にいれば、数ヶ月を生き延びている可能性はある。] (69) 2022/08/09(Tue) 20:03:17 |
【人】 不審死の元凶 ???[といっても、生きていたところで、異界化が解かれるまでこの病院内から出ることはできず、その間に命を落とす事もあり得る。 もしくは、生きていると思い込んでいるだけ、といった場合も考えられる。 彼女達の結末がどのような末路を辿るかは、未だ闇のまま。]** (70) 2022/08/09(Tue) 20:03:55 |
不審死の元凶 ???は、メモを貼った。 (a23) 2022/08/09(Tue) 20:06:36 |
【人】 四谷 隆史― 病院1階>>44 ― そりゃあ、病院なんだから電気だって つく…… [と、言いかけて。ここは20年くらい前に 廃院になった場所だと思い至る。 LEDでも20年は持たないだろう。 じゃあ、どうしてだろうか。 雨風に晒されるからこそ外観には 漆喰などの錆止め踏まえて塗装は塗られているはずだ それがあの惨状ならば、中は相当朽ち果てているはず なのに。 歩いてもなんともないような廊下。 いや、普通の病院と比べては古めかしくはあるけれど。 ライフライン、電気が通っているし ゆら、ゆらとはしているけれど そこを病院と定義しても良い位には。その場所は。 ―――それが一層不自然さや不気味さを際立たせる。 だが、それよりも。 俺が肩をびく、と少しだけ震わせたのは 「処置室」という名前を見たからだ。] (73) 2022/08/09(Tue) 20:43:47 |
【人】 四谷 隆史[産婦人科には付き添う人間がいる場合「処置室」の入り口を潜る それを潜れば「分娩室」或いは「外科室―― 堕胎室 」それらに母親だけが通される 男は待つばかり。 痛みに呻く声も。泣き叫ぶような苦痛を孕む悲鳴も。 聞こえるだけ。 見てない。耳だけが知っている。] (74) 2022/08/09(Tue) 20:44:25 |
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