―隠り世・奥の院―
子供たちに胸を触れられて、彼女の声が艶を帯びる度、紋の数は増えていく。
右に五個、左に四個――…といっても、数を数える事に意味はない。
どうせ、これから増えていくのだから。
次の手解きへと移ると、子供たちの手が引いていき、また興味に満ちた視線が彼女へと注がれる。
白濁交じりの蜜に、息を飲む音が聞こえた。
「秘所に触れる時は、決して指を突き入れようとはするな。
撫でるように力を入れれば、自然と指が中に沈む。
指を抜く時も同様、無理に引き抜こうとはするな。
指を動かすのではなく、腕ごと引けば咲夜様の負担も少ない。」
彼女の秘裂へ指を添わせて、ゆっくりと中指と人差し指が沈んでいく。
そのまま二本の指で、ゆるやかに内側を掻く様に動かす。
そうして、ひとしきり彼女の中を掻き終わると、肘を引いて抜き去った。