170 【身内RP村】海鳴神社の淡糸祭
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
o 。.゚ .゚.。. 。o゚
。゚ ゚ o
。o゚.゚.。. ゚
[── 暗闇に、波の音が聞こえる ]
o .゚.。.
.゚.。o... ゜。
o 。゚ ゚
―――……
おやおや、珍しいですねえ
貴方が贄の名を忘れてしまうなんて
繋がる事が縁であれば、
また断ち切ることも縁
如何用にも出来た筈の客人の絆とやら
血や痛哭や快楽よりも美しく感じでもしました?
憧れや劣情があるのならば、
戯れに人間の真似事でもしてさしあげましょうか?
[クク、と可笑しそうな『声』を漏らす。
その生い立ちに全く興味は無いけれど
誂うのは楽しそうだと、ふわり、近づき
管を『糸』の唇になぞらせて。直ぐに離れる]
………まぁ、
私は所詮ただの海月火ですから
切るも繋ぐも出来ませんし
干渉するなら、そも、どちらかの好意を
我々か神にでも向かせて―――おや、
なんですか、何か文句でも?
[先程まで浮かんでいただけの二つの光が、
その動きを激しくさせて、ぽこぽこと頭を叩く
海月の感触など、無いに等しいのだけれど]
だから友達が居ないと言われるって?
何を滅相な 私達は主従の縁でありながら、
皆家族みたいなものでしょう?
いいじゃあありませんか
『糸』の言う通り、
あの二人に真の繋がりがあるとしたら
落とし子が歌を辞めるとは思いません
届いていたじゃあありませんか
この海の中にも、貴方達の元へ
o .゚.。.
.゚.。o... ゜。
o 。゚ ゚
貴方達の「願い」は、
きちんと叶えて下さった神なんです
任せましょう、頼りましょう
私達は「今」を揺蕩っていればいいのです
**
| ― 肆 ― ………。 ………………。 ………………………。 [藻掻き、勢いづいて浮上した様な、 一気に目が覚める感覚があったのに、 身体は鉛のように重たくて、 目も開いているのか 閉じているのかわからなかった。 けれど意識がある、という自覚だけは―― 遠くで聞こえる、花火の音のせいだろうか。 >>0:n3] (0) 2022/08/26(Fri) 21:24:30 |
| ………………ッ……ん、う?
[次に、ぐらり、と身体が揺すられる。 ぐらり、ぐらり。その度頭も揺られて、 どこかにぶつかる位の痛みにも感じた]
イッ………痛ぅー…… ……あ、れ、 何処、ここ……浜…??
[痛みが他の神経にも効いてきたのか、 漸く身体の筋肉も目覚めたか。 ひどい頭痛を伴っていたが、俯せの身体は、 ようやく上体を起こすことに成功した。]
な、に。なんで俺、浜……? ………。 …………かい、と?
[右手でこめかみ辺りを押さえながら、 隣に映るのは昨日今日で見慣れた姿。
ただどうしてだか――自分もなのだが、 レンタルの浴衣ごと身体はずぶ濡れで、 『どうしてだか』、それすら気に留めないとばかりに 必死な形相の友人の姿ががあったのだ。] (1) 2022/08/26(Fri) 21:24:59 |
|
…あれ、お れたち。 ……確か、
昨日、飲んで、お前のホテル部屋泊まって、 その後、祭りで、軽く遊んで、
それで……――― それで? それでどうして、浜いるんだっけ…??
(2) 2022/08/26(Fri) 21:26:43 |
| [ただ惰性の心地で、 それでも久しく会えた海音に対して、 内心で浮かれてでもいたのか。 それとも、昨日あれだけいっておきながら、 俺のほうが酒で記憶、飛ばしたのか?
……肝心な所が虫食い。いや。もっとひどい。 ほぼ何も覚えてないと来た。 飲んだ酒すら覚えてないとは相当だ。 ……薬無しで酒で失敗したのはこれで初めてか?
思い出そうとすると、頭の痛みも激しくなる。 虫歯をつついた時みたいだ。暫く後引くかもしれない] (3) 2022/08/26(Fri) 21:27:15 |
| 海音、俺たち、祭り抜けたのか…? まさか酔って泳いでた? この歳になって大人げなさすぎるだろ… せめて着替えてから、……つか、 一緒ってことは、海音、どこまで覚えて…? [とにかく、自分一人では 記憶に穴がありすぎて、話にならない。 海音に問いかけるようにしながらも、 自分でも一番記憶の新しい所を手繰る。 (その間、お前の表情は辿れなかった) 痛みでままならなくて、それでも、 波に削られたかのような記憶の断片を辿って、 潮風に乾いた頬を誤魔化すように拭い。 (4) 2022/08/26(Fri) 21:28:02 |
| ………………………………。 ………………………………。 …………………………………… あ 。 [記憶の断片を捉えた。 かと思えば顔から蒸気が溢れて、真っ赤になる。 ……思わず、口元を押さえた。 ]** (5) 2022/08/26(Fri) 21:29:57 |
……なんか、
すげー、告った、きが、するん、だけど
お
まえ、
おぼえて …る?
[ 言い伝え通りであれば。願いを叶えた者は、
隠り世の出来事は忘れてしまう
それが、叶わなかったのだ
隠り世に囚われた儘でもおかしくなかった
本来なら、覚えて残る記憶になる筈だった
それでも、男の「願い」…「欲」は、
神の贄を奪い去るに等しく
願いとは別に――神へ代償を支払った]
[ 彼の者の願いは、彼にとっての幸福の護持 ]
[ 代償は、「幸福」に纏わるもの以外の記憶 ]
[ 好ましき感情を見つけた海から、
それを収奪したのだ。
それ以外の全てを犠牲にしても、
男にとってそれは望むもの、だったらしい ]
[そして、あの男の人生は。
男の言葉通りのまま――その人生の殆どは、
並大抵、想い人を想う感情のお陰で、幸せだった。
故に、『殆どの記憶は残ったまま』でした。
この世界で結ばれたと思わしき繋がりも、
否、それこそ明らかな「形」だった
故に、我々の存在のみを忘れ、
都合よく「幸せだった記憶」ばかり残っている
それは奇しくも、願いを叶え、
この世界から去った人間と大差なかったようです]
[ ただ。
『糸』の言う通り、であれば。
『声』を失った贄のように。
繋がりが保てていれば、
何れ戻る記憶なのかもしれない
―――さて
どこまで、どんな記憶が残ったのか
それは本人のみぞ知る、といった所でしょうか
] *
うわ、……うわぁ、
いや、なんか、すごい、
…………引く程告った、気がするんだけど
わ、 忘れてたり、しない か
……いや、………いや
忘れちゃあ、欲しく、ねーんだ、けど
あ、無理だ 恥ずい 死ぬか…
[海から打ち上がって、寒い筈なのに、
顔の火照りが収まらない。
誤魔化すように目を泳がし、パタパタと片手を仰いで
覚醒と同時にぽつぽつ思い出す
あれやこれやそれや……に俯いて。
ああ、そりゃこんな盛大にやらかせば、
海音も卒業式に脱兎するよな、そうだな。
…今更逃げようとは、俺も思わねえけど]
………?
かい、と?
[そうして、自分の記憶の整頓が
(2割くらい)ついた頃に、ようやく。
ずっと、必死そうなお前の形相に気づく。
…それまでは溺れて気を失ってた俺に対して、
平気かどうかを、気にしてたのかと思ったけど。]
海音、声………?
[なんだか、表情に対して、
声量が割に、合わないような。]
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